JP2005314535A5 - - Google Patents
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本発明の目的は、以下の構成により達成される。
(1)水溶性合成ポリマーが化学架橋されてなることを特徴とする架橋生分解性粒子。
(2)水膨潤時の体積膨潤率が50〜700%であることを特徴とする(1)に記載の架橋生分解性粒子。
(3)水溶性合成ポリマーがポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリレートおよびポリビニルピロリドンのうち少なくとも1種を含有することを特徴とする(1)または(2)に記載の架橋生分解性粒子。
(4)水溶性合成ポリマーが、多価アルコールの全ての水酸基にポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールが結合した分岐ポリマーであることを特徴とする(1)〜(3)に記載の架橋生分解性粒子。
(5)多価アルコールがグリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトールから選ばれることを特徴とする(4)に記載の架橋生分解性粒子。
(6)水溶性合成ポリマーが多価カルボン酸で架橋されていることを特徴とする(1)1〜(5)に記載の架橋生分解性粒子。
(7)多価カルボン酸が、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、グルタール酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アジピン酸、セバシン酸から選ばれる少なくとも1種またはポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリブチロラクトン、それらのブロック共重合体、それらのランダム共重合体から選ばれる少なくとも1種の生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸であることを特徴とする(6)に記載の架橋生分解性粒子。
(8)生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸が、無水コハク酸を用いて生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸であることを特徴とする(7)に記載の架橋生分解性粒子。
(9)水溶性合成ポリマーの重量平均分子量が2000〜50000であることを特徴とする(1)〜(8)に記載の架橋生分解性粒子。
(10)生分解性ポリマーの重量平均分子量が3000〜100000であることを特徴とする(7)または(8)に記載の架橋生分解性粒子。
(11)平均粒子径が20〜2000μmであることを特徴とする(1)〜(10)に記載の架橋生分解性粒子。
(12)粒子径分布が、平均粒子径±100μmであることを特徴とする(1)〜(11)に記載の架橋生分解性粒子。
(13)形状が37℃において球状粒子であることを特徴とする(1)〜(12)のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
(14)37℃のリン酸緩衝生理食塩水浸漬28日後における残存重量が、浸漬前の重量の80%以下であることを特徴とする(1)〜(13)のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
(15)生体内の管状の器官を塞栓するための粒子であることを特徴とする(14)記載の架橋生分解性粒子。
(16)血管を塞栓するための粒子であることを特徴とする(15)記載の架橋生分解性粒子。
(17)(1)〜(16)のいずれかに記載の架橋生分解性粒子を少なくとも含むことを特徴とする血管塞栓材料。
(1)水溶性合成ポリマーが化学架橋されてなることを特徴とする架橋生分解性粒子。
(2)水膨潤時の体積膨潤率が50〜700%であることを特徴とする(1)に記載の架橋生分解性粒子。
(3)水溶性合成ポリマーがポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリレートおよびポリビニルピロリドンのうち少なくとも1種を含有することを特徴とする(1)または(2)に記載の架橋生分解性粒子。
(4)水溶性合成ポリマーが、多価アルコールの全ての水酸基にポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールが結合した分岐ポリマーであることを特徴とする(1)〜(3)に記載の架橋生分解性粒子。
(5)多価アルコールがグリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトールから選ばれることを特徴とする(4)に記載の架橋生分解性粒子。
(6)水溶性合成ポリマーが多価カルボン酸で架橋されていることを特徴とする(1)1〜(5)に記載の架橋生分解性粒子。
(7)多価カルボン酸が、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、グルタール酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アジピン酸、セバシン酸から選ばれる少なくとも1種またはポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリブチロラクトン、それらのブロック共重合体、それらのランダム共重合体から選ばれる少なくとも1種の生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸であることを特徴とする(6)に記載の架橋生分解性粒子。
(8)生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸が、無水コハク酸を用いて生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸であることを特徴とする(7)に記載の架橋生分解性粒子。
(9)水溶性合成ポリマーの重量平均分子量が2000〜50000であることを特徴とする(1)〜(8)に記載の架橋生分解性粒子。
(10)生分解性ポリマーの重量平均分子量が3000〜100000であることを特徴とする(7)または(8)に記載の架橋生分解性粒子。
(11)平均粒子径が20〜2000μmであることを特徴とする(1)〜(10)に記載の架橋生分解性粒子。
(12)粒子径分布が、平均粒子径±100μmであることを特徴とする(1)〜(11)に記載の架橋生分解性粒子。
(13)形状が37℃において球状粒子であることを特徴とする(1)〜(12)のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
(14)37℃のリン酸緩衝生理食塩水浸漬28日後における残存重量が、浸漬前の重量の80%以下であることを特徴とする(1)〜(13)のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
(15)生体内の管状の器官を塞栓するための粒子であることを特徴とする(14)記載の架橋生分解性粒子。
(16)血管を塞栓するための粒子であることを特徴とする(15)記載の架橋生分解性粒子。
(17)(1)〜(16)のいずれかに記載の架橋生分解性粒子を少なくとも含むことを特徴とする血管塞栓材料。
Claims (19)
- 水溶性合成ポリマーが化学架橋されてなることを特徴とする架橋生分解性粒子。
- 水膨潤時の体積膨潤率が50〜700%であることを特徴とする請求項1に記載の架橋生分解性粒子。
- 水溶性合成ポリマーがポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリレートおよびポリビニルピロリドンのうち少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の架橋生分解性粒子。
- 水溶性合成ポリマーが、多価アルコールの全ての水酸基にポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールが結合した分岐ポリマーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
- 多価アルコールがグリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトールから選ばれることを特徴とする請求項4に記載の架橋生分解性粒子。
- 水溶性合成ポリマーが多価カルボン酸で架橋されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
- 多価カルボン酸が、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、グルタール酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アジピン酸、セバシン酸から選ばれる少なくとも1種またはポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリブチロラクトン、それらのブロック共重合体、それらのランダム共重合体から選ばれる少なくとも1種の生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸であることを特徴とする請求項6に記載の架橋生分解性粒子。
- 生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸が、無水コハク酸を用いて生分解性ポリマーの末端水酸基にカルボキシル基を導入したジカルボン酸であることを特徴とする請求項7に記載の架橋生分解性粒子。
- 水溶性合成ポリマーの重量平均分子量が2000〜50000であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
- 生分解性ポリマーの重量平均分子量が3000〜100000であることを特徴とする請求項7または8に記載の架橋生分解性粒子。
- 平均粒子径が20〜2000μmであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
- 粒子径分布が、平均粒子径±100μmであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
- 形状が37℃において球状粒子であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
- 37℃のリン酸緩衝生理食塩水浸漬28日後における残存重量が、浸漬前の重量の80%以下であることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の架橋生分解性粒子。
- 生体内の管状の器官を塞栓するための粒子であることを特徴とする請求項14記載の架橋生分解性粒子。
- 血管を塞栓するための粒子であることを特徴とする請求項15記載の架橋生分解性粒子。
- 請求項1〜16のいずれかに記載の架橋生分解性粒子を少なくとも含むことを特徴とする血管塞栓材料。
- 水溶性合成ポリマーと多価カルボン酸誘導体を良溶媒に溶解した溶液を貧溶媒中に、撹拌下で滴下して液滴を作り、液滴中で架橋反応を行う架橋生分解性粒子の製造方法。
- 多価カルボン酸誘導体がジカルボン酸誘導体であることを特徴とする請求項20記載の架橋生分解性粒子の製造方法。
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