JP2005314333A - ジアミノピリジニウム誘導体塩および導電性樹脂 - Google Patents
ジアミノピリジニウム誘導体塩および導電性樹脂 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005314333A JP2005314333A JP2004136302A JP2004136302A JP2005314333A JP 2005314333 A JP2005314333 A JP 2005314333A JP 2004136302 A JP2004136302 A JP 2004136302A JP 2004136302 A JP2004136302 A JP 2004136302A JP 2005314333 A JP2005314333 A JP 2005314333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- diaminopyridinium
- chemical formula
- conductive resin
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Polyamides (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
Abstract
【課題】 ばらつきがなく安定して半導体以上の導電性を有し、表面の疎水性および親水性を制御することができる導電性樹脂およびその形成原料となるジアミノピリジニウム誘導体塩を提供する。
【解決手段】 ジカルボン酸、トリカルボン酸一無水物およびテトラカルボン酸二無水物からなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物と、ジアミノピリジニウム誘導体塩とを重縮合させて得られる導電性樹脂。特に、テトラカルボン酸二無水物とジアミノピリジニウム誘導体塩とを重縮合させて得られる導電性樹脂。
【選択図】 なし
【解決手段】 ジカルボン酸、トリカルボン酸一無水物およびテトラカルボン酸二無水物からなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物と、ジアミノピリジニウム誘導体塩とを重縮合させて得られる導電性樹脂。特に、テトラカルボン酸二無水物とジアミノピリジニウム誘導体塩とを重縮合させて得られる導電性樹脂。
【選択図】 なし
Description
本発明は、導電性を有するジアミノピリジニウム誘導体塩および導電性樹脂に関する。
近年、電子機器の高機能化、高性能化、小型化が進んでおり、それらに伴って用いられる電子部品に対する小型化、軽量化が求められてきている。そのため半導体素子パッケージ方法やそれらを実装する配線材料または配線部品も、より高密度、高機能、かつ、高性能なものが求められるようになってきた。特に、COL(チップ オン リード)パッケージおよびLOC(リード オン チップ)パッケージ、半導体パッケージ用基板、MCM(マルチ チップ モジュール)用基板、フレキシブルプリント配線板、TAB(テープ オートメイテッド ボンディング)などの層間絶縁材、接着剤として好適に用いることができる、優れた加工性、低吸水性、高接着性、耐環境性等を示す材料が求められている。
あるいは、今日のコンピュータの高性能化、インターネットの普及などに伴い印刷需要が増大し、小ロット、短納期、低コスト印刷版に対する要求が増大している。この様な流れに応えるために、デスクトップパブリッシング(DTP)画像データから直接印刷版を作製する方法が検討されており、直接描写型の印刷版についても低コスト、短納期などの特徴に加えてより高解像度、高品質な印刷版への要求が高まっている。この様な直描型印刷版の例として、フォトポリマーを用いた版(たとえば、特許文献1〜3参照)、熱化学反応を用いた版(たとえば、特許文献4〜6参照)、マーキング法を用いた版(たとえば、特許文献7、8参照)、レーザアブレーション法を用いた版が提案されている。しかし、いずれの方法も一長一短でありまだ多くの問題を抱えている。
レーザアブレーション法を用いる方法、つまり、アブレーション法としては、通常レーザによって金属を直接アブレーションする事による版の作製が行なわれている。しかし、金属材料では、穴の形成に強いレーザ光を必要とし、レーザアブレーション法によって形成された穴の周りでの金属の盛り上がりが生じる。このため、実際のプロセスでは、レーザアブレーションの後に盛り上がり部分を切削することが行なわれる。しかし、この切削加工は煩雑であるばかりでなく、切削時に削りかすが穴に入り込み印刷の品質を低下させるという問題がある。
この様な問題を克服するために高分子材料を版材料として用いることが検討されている。このような高分子版材の代表的な例はポリエチレン樹脂であり、そのインク濡れ性を改善するために、疎水性のポリエチレン樹脂に親水性物質を添加する方法が提案されている(たとえば、特許文献9参照)。また、レーザ光の吸収効率を高めるために熱可塑性樹脂にカーボンを添加する方法が提案されている(たとえば、特許文献10参照)。他の高分子材料の例としては、シリコーン樹脂を高エネルギーのレーザ光により熱アブレーションする技術が開示されている(たとえば、特許文献11参照)。この技術は書き込み前後での現像の必要がないという特徴を持つが、分解物除去のために洗浄工程を必用とする欠点を有している。また、ベースポリマー上にメラミン系硬化剤およびウレタン系硬化剤の両方を塗布して印刷版シートを作製する方法が開示されている(たとえば、特許文献12参照)。しかし、これらの提案にもかかわらず、高分子印刷版が具備すべき多くの条件をバランス良く実現できるような材料が見当たらず、レーザアブレーション法による高分子印刷版はまだ実用化には至っていない。
一方、高分子材料のレーザアブレーションはプリント配線板の分野では広範に検討されており、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂はその代表的な高分子材料である。微細な孔形成のためにUVレーザによるポリイミド樹脂をアブレーションする技術についての開示がなされている(たとえば、特許文献13および非特許文献1参照)。しかし、プリント配線板の場合とは異なり、レーザアブレーション用ポリイミド樹脂印刷版では重合温度が高いという課題、加工性が低いという課題、親水性・疎水性の制御が難しいという課題、電気伝導性(以下、導電性ともいう)制御が難しいという課題がある。
グラビア印刷では、レーザで窄穴された凹部に印刷インクを充填した後、凹部以外の余分のインクをスキージでかきとる。インク充填の工程では十分にインクが凹部に充填されることが、スキージでのかき取り工程ではインクのかき取り残りが無いことが重要で、そのためには版材表面の親水性・疎水性を制御することが必要となる。さらに、この様な工程ではスキージと印刷版の間で静電気が発生し、周辺のごみが印刷版に引き付けられ、印刷品質が低下するという問題があった。このため、印刷版用樹脂には、静電気を逃すために半導体以上(1.0×10-8S/cm以上)の程度の導電性を持つことが必要である。
通常は絶縁体である有機高分子(以下、絶縁性樹脂という)に半導体以上の導電性を付与するための一般的な方法は、絶縁性樹脂に導電性カーボンブラックや金属粉末、金属繊維、炭素繊維などの導電性充填材を配合する方法である。しかしながら、絶縁性樹脂に汎用の導電性充填材を配合した導電性の樹脂組成物は、(1)導電性充填材の充填量の僅かの変化でも体積抵抗率が大幅に変化する、(2)体積抵抗率の分布が均一ではなく場所による体積抵抗率のバラツキが大きい、と言う問題を抱えていた。
このような問題が生じる主たる原因は、絶縁性樹脂に比べて汎用の導電性充填材の体積抵抗率が極めて小さいこと、ならびに導電性の発現が樹脂組成物中での導電性充填材の分散状態に大きく依存していることである。体積抵抗率が大きい絶縁性樹脂中に導電性充填材がバラバラに独立した状態で分散していると、樹脂組成物の体積抵抗率が所望の程度にまで小さくならず、絶縁性樹脂中に導電性充填材の多くが連結状態で分散した時点で体積抵抗率は急激に小さくなる。また、絶縁性樹脂中に導電性充填材が均一に分散していないと、樹脂組成物の場所による体積抵抗率のバラツキが大きくなる。一方で、導電性充填材は一般に凝集しやすく、導電性充填剤を絶縁性樹脂中に均一に分散させることは極めて困難であることが知られている。さらには、上記導電性充填材の分散状態は、絶縁性樹脂に対する導電性充填材の種類、形状、充填量、樹脂組成物の成形条件などにも大きく依存する。それゆえ、105〜1015Ω・cmの体積抵抗率を持つ導電性の樹脂組成物を安定的に再現性よく製造することは、非常に困難であった。
上記問題を回避する方法として、絶縁性樹脂中にLiClなどの導電性の無機塩を含有せしめることで抵抗値制御を行なう方法が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。しかし、無機塩は一般に水に溶解し易いため、無機塩の添加により抵抗値制御を行なったポリイミド樹脂は、外気湿度の影響によりその抵抗値が大きく変化するという問題があった。
さらに導電性充填材を配合する方法によって得られた導電性の樹脂組成物をレーザアブレーション法による印刷版として使用する場合には、レーザアブレーションの際に導電性充填材が飛び散り印刷版を汚染すると言うことも大きな問題であった。
特開平04−219756号公報
特開平06−295061号公報
特開平08−220758号公報
米国特許第5372907号
特開2002−229212号公報
特開2003−11316号公報
特開平09−11655号公報
特開平09−581144号公報
特開平05−246165号公報
特開昭55−41297号公報
米国特許第5632204号
特開平08−25824号公報
米国特許第4568632号
特開2001−354782号公報
K.Jain et al,"Ultrafast Deep UV Lithography with Excimer Lasers"IEEE Electron Device Letters vol,EDL−3,No.3,Mar.1982,pp53−55.
レーザアブレーション法に用いられる高分子印刷版としては、印刷を繰り返したときにスキージによるインクのかき取りなどによる版の摩耗や変形が生じにくい耐印刷性に加えて、上記のように、スキージとの摩擦で発生する静電気をスムーズに除去するために半導体以上の導電性を持つこと、多様なインクに対応してすぐれたインクの充填性や転写性を実現するために高分子材料表面の親水性や疎水性を制御することが必要とされる。
本発明は、ばらつきがなく安定して半導体以上(1.0×10-8S/cm以上)の導電性を有し、表面の疎水性および親水性を制御することができる導電性樹脂およびその形成原料となるジアミノピリジニウム誘導体塩を提供することを目的とする。
本発明は、化学式(1)で示されるジアミノピリジニウム誘導体塩である。
(化学式(1)中、Rは、アルキル基、フルオロアルキル基またはフェニル基を表わす。また、Xは、対アニオンを表わす。)
また、本発明は、化学式(2)、化学式(3)および化学式(4)で示される繰り返し単位からなる群から選ばれる少なくとも1つの繰り返し単位を含む導電性樹脂である。
また、本発明は、化学式(2)、化学式(3)および化学式(4)で示される繰り返し単位からなる群から選ばれる少なくとも1つの繰り返し単位を含む導電性樹脂である。
(化学式(2)〜(4)中、Q2は2価の芳香族基または脂肪族基を表わし、Q3は3価の芳香族基または脂肪族基を表わし、Q4は4価の芳香族または脂肪族基を表わす。また、Rは、アルキル基、フルオロアルキル基またはフェニル基を表わす。また、Xは、対アニオンを表わす。)
さらに、本発明は、化学式(4)で示される繰り返し単位を含む導電性樹脂である。
さらに、本発明は、化学式(4)で示される繰り返し単位を含む導電性樹脂である。
(化学式(4)中、Q4は4価の芳香族または脂肪族基を表わす。また、Rは、アルキル基、フルオロアルキル基またはフェニル基を表わす。また、Xは、対アニオンを表わす。)
上記のように、本発明によれば、ばらつきがなく安定して半導体以上の導電性を有し、表面の疎水性および親水性を制御することができる導電性樹脂およびその形成原料となるジアミノピリジニウム誘導体塩を提供することができる。
本発明にかかるジアミノピリジニウム誘導体塩は、化学式(1)で示される。
ここで、上記化学式(1)において、Rは、アルキル基、フルオロアルキル基またはフェニル基を表わす。アルキル基およびフルオロアルキル基の炭素数に特に制限はないが、導電性および耐熱性に優れる観点から、炭素数は1以上16以下が好ましい。具体的には、アルキル基として、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、デシル基などが挙げられ、フルオロアルキル基として、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、オクチフルオロペンチル基などが挙げられる。また、Xは、対アニオンを表わす。対アニオンには、特に制限はないが、導電性に優れる観点から、ハロゲン化物イオン、PF6 -、BF4 -、(CF3SO2)2N-、アルキル硫酸アニオン、アルキルスルホン酸アニオン、フルオロアルキル硫酸アニオン、フルオロアルキルスルホン酸アニオン、芳香族スルホン酸アニオンなどが好ましく挙げられる。
また、上記対アニオンの選択により、ジアミノピリジニウム誘導体塩の親水性および疎水性を制御することができる。ここで、親水性の塩とは、室温(25℃)で純水と混合した後、12時間放置しても水から析出しない塩をいう。また、疎水性の塩とは、室温(25℃)で純水と混合した後、12時間放置すれば水から析出する塩をいう。ジアミノピリジニウム誘導体塩を親水性にする対アニオンとしては、ハロゲン化物イオン、BF4 -、アルキル硫酸アニオン、アルキルスルホン酸アニオン、芳香族スルホン酸アニオンなどが挙げられる。ジアミノピリジニウム誘導体塩を疎水性にする対アニオンとしては、PF6 -、(CF3SO2)2N-、フルオロアルキル硫酸アニオン、フルオロアルキルスルホン酸アニオンなどが挙げられる。
化学式(1)で示されるジアミノピリジニウム誘導体塩は、たとえば、N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムブロマイド、N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸、N−ブチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸、N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムヘキサフルオロリン酸、N−ブチル−2,4−ジアミノピリジニウムトリフルオロスルフォニルイミド、N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムエチル硫酸、N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムペンタフルオロエチル硫酸、N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムベンジル硫酸などが挙げられる。
上記化学式(1)で示されるジアミノピリジニウム誘導体塩は、良好な導電性を示し、2以上のカルボキシル基を有する化合物と重縮合させることにより、導電性の高い高分子が得られる。
本発明にかかる導電性樹脂は、以下に示す化学式(2)、化学式(3)、化学式(4)からなる群から選ばれる少なくとも1つの繰り返し単位を含む。
ここで、上記化学式(2)〜(4)において、Q2は2価の芳香族基または脂肪族基を表わし、Q3は3価の芳香族基または脂肪族基を表わし、Q4は4価の芳香族または脂肪族基を表わす。また、化学式(1)の場合と同様に、Rは、アルキル基、フルオロアルキル基またはフェニル基を表わし、Xは、対アニオンを表わす。
化学式(2)で示される繰り返し単位を含むポリアミド部分は、化学式(1)で示されるジアミノピリジニウム誘導体塩と、ジカルボン酸とを重縮合させることにより得られる。重縮合に用いられるジカルボン酸には、特に制限はなく、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ヘキサメチレンジカルボン酸、シクロヘキシルジカルボン酸などが挙げられる。ここで、化学式(2)における2価の芳香族基または脂肪族基Q2は、ジカルボン酸から2つのカルボキシル基を除いた残基に相当する。
化学式(3)で示される繰り返し単位を含むポリアミドイミド部分は、化学式(1)で示されるジアミノピリジニウム誘導体塩と、トリカルボン酸一無水物とを重縮合させることにより得られる。重縮合に用いられるトリカルボン酸一無水物には、特に制限はなく、トリメリット酸一無水物などが挙げられる。化学式(3)における3価の芳香族基または脂肪族基Q3は、上記トリカルボン酸一無水物から3つのカルボキシル基(詳しくは、1つのカルボキシル基と1つの酸無水物の環)を除いた残基に相当する。
化学式(4)で示される繰り返し単位を含むポリイミド部分は、化学式(1)で示されるジアミノピリジニウム誘導体塩と、テトラカルボン酸二無水物とを重縮合させることにより得られる。重縮合に用いられるテトラカルボン酸二無水物には、特に制限はなく、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジフタル酸無水物、3,3’,4,4’−ジメチルジフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−フランテトラカルボン酸二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルプロパン二無水物、4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリデンジフタル酸無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、p−フェニレンビス(トリメリット酸モノエステル無水物)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジベンゾエート−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物、p−フェニレンジフタル酸無水物」などが挙げられる。化学式(4)における4価の芳香族基または脂肪族基Q4は、上記テトラカルボン酸二無水物から4つのカルボキシル基(詳しくは、2つの酸無水物の環)を除いた残基に相当する。
また、上記導電性樹脂において、化学式(2)〜(4)において、対アニオン(X)の選択により、導電性樹脂表面の親水性および疎水性を制御することができる。ここで、導電性樹脂表面が親水性であるとは、表面に滴下した水滴が樹脂表面上に広がることを目視で確認できることをいう。また、疎水性であるとは、表面に滴下した水滴が樹脂表面上で水滴として残存することを目視で確認できることをいう。導電性樹脂表面を親水性にする対アニオンとしては、ハロゲン化物イオン、BF4 -、アルキル硫酸アニオン、アルキルスルホン酸アニオン、芳香族スルホン酸アニオンなどが挙げられる。導電性樹脂表面を疎水性にする対アニオンとしては、PF6 -、(CF3SO2)2N-、フルオロアルキル硫酸アニオン、フルオロアルキルスルホン酸アニオンなどが挙げられる。
本発明にかかる導電性樹脂を構成する上記のポリアミド部分、ポリアミドイミド部分およびポリイミド部分において、導電性および耐熱性の観点からは、ポリイミド部分がより好ましい。したがって、導電性樹脂は、化学式(4)で示される繰り返し単位のみを含むポリイミド樹脂から構成されることが好ましい。
さらに、本発明にかかる導電性樹脂を形成するために、上記のジカルボン酸、トリカルボン酸一無水物、テトラカルボン酸二無水物と重縮合させるジアミンとして、上記化学式(1)で示されるジアミノピリジニウム誘導体塩以外のジアミンを用いることが可能である。併用されるジアミンには、特に制限はなく、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノフェニルメタン、4,4’−ジアミノフェニルスルフォン、4,4’−ジアミノベンズアニリド、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]メタン1,1−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]エタン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホンなど、各種のジアミンが挙げられる。
また、上記のジカルボン酸、トリカルボン酸一無水物、テトラカルボン酸二無水物と重縮合させるジアミンとして、アミノ基以外の反応性官能基、たとえば水酸基、カルボン酸基を有するジアミンを併用することにより、本発明にかかる導電性樹脂と、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂との架橋を促進させ、耐熱性および耐温湿度変化性に優れた接着剤が得られる。かかるアミノ基以外の反応性官能基を有するジアミンとしては、3,3’−ジヒドロキシ−4,4’−ジアミノビフェニル、3,5−ジアミノ安息息酸などを挙げることができる。
ここで、化学式(4)で示される繰り返し単位を含むポリイミド樹脂からなる導電性樹脂の製造方法について、詳細に説明する。ポリイミド樹脂は、ジアミンとテトラカルボン酸二無水物とを実質的に等モル反応させてポリアミド酸重合体を生成させた後、このポリアミド酸重合体を脱水閉環(イミド化)することにより得られる。
ポリアミド酸重合体の生成反応に用いられる有機極性溶媒としては、たとえば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなどのホルムアミド系溶媒、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなどのアセトアミド系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドンなどのピロリドン系溶媒、フェノール、o−、m−、またはp−クレゾール、キシレノール、ハロゲン化フェノール、カテコールなどのフェノール系溶媒、あるいはヘキサメチルホスホルアミド、γ−ブチロラクトンなどを挙げることができる。更に必要に応じて、これらの有機極性溶媒に、キシレン、トルエンのような芳香族炭化水素溶媒を組み合わせて用いることもできる。上記有機溶媒中で、ジアミンとテトラカルボン酸二無水物とを等モル混合撹拌することにより、ポリアミド酸溶液が得られる。この反応の際の原料の添加順序、反応時間および反応温度は、特に限定されない。
ポリアミド酸重合体をイミド化する方法には、通常、熱的に脱水する熱的方法、脱水剤を用いる化学的方法があるが、本発明におけるポリアミド酸重合体には、減圧下で加熱してイミド化する方法が好ましく適用される。このイミド化の方法によれば、イミド化によって生成する水を積極的に系外に除去できるので、ポリアミド酸重合体の加水分解を抑えることが可能で高分子量のポリイミドが得られる。またこの方法によれば、原料のテトラカルボン酸二無水物中に不純物として存在する片側または両側開環物が再閉環するので、より一層の分子量の向上効果が期待できる。
減圧下で加熱イミド化する方法における加熱条件は80〜400℃が好ましい。イミド化が効率よく行なわれ、しかも水が効率よく除かれる観点から、100℃以上がより好ましく、更に好ましくは120℃以上である。最高温度は、目的とするポリイミドの熱分解温度以下が好ましく、通常はイミド化の完結温度である250〜350℃程度に設定される。
減圧する圧力の条件は、小さいほうが好ましい。具体的には、好ましくは10〜10000Pa、より好ましくは10〜1000Paである。
(実施例1)
<N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩>
塩化カルシウム管およびジムロート冷却器を取り付けたよく乾かした200cm3の丸底フラスコに攪拌子を入れ、11.5g(53.8mmol)のイミダゾリウムブロマイドと100cm3のアセトニトリルとを入れ、よく攪拌した。9.04g(82.3mmol)の4フッ化ホウ素ナトリウムを30cm3のバイアルに量りとり、すばやく滴下した。5日間攪拌を続けた。白色の残渣をろ過で取り除いたあと、アセトニトリルをエバポレーターで飛ばした。残った液体に100cm3の塩化メチレンを加えて、残っていた固体塩を析出させ、ろ過後、さらに、エバポレーターで塩化メチレンを飛ばした。真空中90℃で乾燥し、9.20gの無色固体(N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩)を回収した。また、得られた固体粉末を、直径1mm×厚さ50μmのスペーサを配した白金電極間に充填し、Schlumberger社製インピーダンスアナライザーSolartron model 1260によるコンプレックスインピーダンス法で電気伝導度測定を実施したところ、9.3×10-3S/cmの電気伝導率を示し、半導体以上(1.0×10-8S/cm以上)の導電性を示した。
<N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩>
塩化カルシウム管およびジムロート冷却器を取り付けたよく乾かした200cm3の丸底フラスコに攪拌子を入れ、11.5g(53.8mmol)のイミダゾリウムブロマイドと100cm3のアセトニトリルとを入れ、よく攪拌した。9.04g(82.3mmol)の4フッ化ホウ素ナトリウムを30cm3のバイアルに量りとり、すばやく滴下した。5日間攪拌を続けた。白色の残渣をろ過で取り除いたあと、アセトニトリルをエバポレーターで飛ばした。残った液体に100cm3の塩化メチレンを加えて、残っていた固体塩を析出させ、ろ過後、さらに、エバポレーターで塩化メチレンを飛ばした。真空中90℃で乾燥し、9.20gの無色固体(N−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩)を回収した。また、得られた固体粉末を、直径1mm×厚さ50μmのスペーサを配した白金電極間に充填し、Schlumberger社製インピーダンスアナライザーSolartron model 1260によるコンプレックスインピーダンス法で電気伝導度測定を実施したところ、9.3×10-3S/cmの電気伝導率を示し、半導体以上(1.0×10-8S/cm以上)の導電性を示した。
(実施例2)
容量2000cm3のガラス製フラスコに、ジメチルホルムアミドとN−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌溶解した。さらにフラスコ内を窒素置換雰囲気下、このN−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩のジメチルホルムアミド溶液を氷水で冷却しつつ撹拌し、テトラカルボン酸二無水物として1当量の3,4’−オキシジフタル酸無水物を添加して、ポリアミド酸重合体溶液を得た。なお、ジメチルホルムアミドの使用量は、モノマーの仕込み濃度が30質量%となるようにした。
容量2000cm3のガラス製フラスコに、ジメチルホルムアミドとN−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌溶解した。さらにフラスコ内を窒素置換雰囲気下、このN−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩のジメチルホルムアミド溶液を氷水で冷却しつつ撹拌し、テトラカルボン酸二無水物として1当量の3,4’−オキシジフタル酸無水物を添加して、ポリアミド酸重合体溶液を得た。なお、ジメチルホルムアミドの使用量は、モノマーの仕込み濃度が30質量%となるようにした。
このポリアミド酸溶液300gを、テフロン(R)コートしたバットにとり、真空オーブンで、200℃×180分間、665Paで減圧加熱し、80gの樹脂粉末を得た。得られた樹脂粉末について、赤外分光光度(IR)測定を行なったところ、IR吸収スペクトルにおいて1780cm-1にイミド結合を示す吸収ピークが確認され、この樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末の電気伝導率は、2.3×10-5S/cmであり、半導体以上の導電性を示した。
また、上記で得たポリイミド樹脂粉末をジオキソランに溶解し、濃度が10質量%のポリイミド溶液を作成し、このポリイミド溶液をPETフィルム上に塗布して乾燥することにより、厚さ25μmのフィルムが得られた。
(実施例3)
3,4’−オキシジフタル酸無水物をテレフタル酸とした以外は、実施例2と同様にして、樹脂粉末を得た。得られた樹脂粉末について、赤外分光光度(IR)測定および1H−NMR測定を行なったところ、IR吸収スペクトルにおいて1690cm-1にアミド結合を示す吸収ピークが確認され、1H−NMRスペクトルにおいて11.5ppmにアミド結合を示すピークが確認され、この樹脂粉末がポリアミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリアミド樹脂粉末の電気伝導率は、2.9×10-7S/cmであり、半導体以上の導電性を示した。
3,4’−オキシジフタル酸無水物をテレフタル酸とした以外は、実施例2と同様にして、樹脂粉末を得た。得られた樹脂粉末について、赤外分光光度(IR)測定および1H−NMR測定を行なったところ、IR吸収スペクトルにおいて1690cm-1にアミド結合を示す吸収ピークが確認され、1H−NMRスペクトルにおいて11.5ppmにアミド結合を示すピークが確認され、この樹脂粉末がポリアミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリアミド樹脂粉末の電気伝導率は、2.9×10-7S/cmであり、半導体以上の導電性を示した。
(実施例4)
3,4’−オキシジフタル酸無水物をトリメリット酸二無水物とした以外は、実施例2と同様にして、樹脂粉末を得た。実施例1と同様にして、得られた樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末の電気伝導率は、8.4×10-6S/cmの電気伝導率であり、半導体以上の導電性を示した。
3,4’−オキシジフタル酸無水物をトリメリット酸二無水物とした以外は、実施例2と同様にして、樹脂粉末を得た。実施例1と同様にして、得られた樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末の電気伝導率は、8.4×10-6S/cmの電気伝導率であり、半導体以上の導電性を示した。
(比較例1)
ジアミン成分のN−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩をビス(4−アミノフェノキシ)フェニルとした以外は、実施例2と同様にして、樹脂粉末を得た。実施例1と同様にして、得られた樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末は電気伝導度を示さず、絶縁性であった。
ジアミン成分のN−エチル−2,4−ジアミノピリジニウムテトラフルオロホウ酸塩をビス(4−アミノフェノキシ)フェニルとした以外は、実施例2と同様にして、樹脂粉末を得た。実施例1と同様にして、得られた樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末は電気伝導度を示さず、絶縁性であった。
(比較例2)
ジアミン成分のN−エチル−2,4−ジアミノピリジンテトラフルオロホウ酸塩をビス(4−アミノフェノキシ)フェニルとした以外は、実施例3と同様にして、樹脂粉末を得た。実施例1と同様にして、得られた樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末は電気伝導度を示さず、絶縁性であった。
ジアミン成分のN−エチル−2,4−ジアミノピリジンテトラフルオロホウ酸塩をビス(4−アミノフェノキシ)フェニルとした以外は、実施例3と同様にして、樹脂粉末を得た。実施例1と同様にして、得られた樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末は電気伝導度を示さず、絶縁性であった。
(比較例3)
ジアミン成分のN−エチル−2,4−ジアミノピリジンテトラフルオロホウ酸塩をビス(4−アミノフェノキシ)フェニルとした以外は、実施例4と同様にして、樹脂粉末を得た。実施例1と同様にして、得られた樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末は、電気伝導度を示さず、絶縁性であった。
ジアミン成分のN−エチル−2,4−ジアミノピリジンテトラフルオロホウ酸塩をビス(4−アミノフェノキシ)フェニルとした以外は、実施例4と同様にして、樹脂粉末を得た。実施例1と同様にして、得られた樹脂粉末がポリイミド樹脂粉末であることを確認した。得られたポリイミド樹脂粉末は、電気伝導度を示さず、絶縁性であった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
上記のように、本発明にかかる導電性樹脂は、半導体以上の導電性を示し、各種電子材料やグラビア印刷版などのレーザアブレーション法による印刷版用材料として有用である。
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004136302A JP2005314333A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | ジアミノピリジニウム誘導体塩および導電性樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004136302A JP2005314333A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | ジアミノピリジニウム誘導体塩および導電性樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005314333A true JP2005314333A (ja) | 2005-11-10 |
Family
ID=35442123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004136302A Withdrawn JP2005314333A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | ジアミノピリジニウム誘導体塩および導電性樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005314333A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007194370A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Arisawa Mfg Co Ltd | フレキシブルプリント配線板用ポリアミドイミド樹脂、並びに該樹脂を用いた金属張り積層板、カバーレイ、フレキシブルプリント配線板、及び樹脂組成物 |
CN113903520A (zh) * | 2021-10-09 | 2022-01-07 | 趵突泉电缆集团有限公司 | 一种高导电性高压电输送专用电缆 |
-
2004
- 2004-04-30 JP JP2004136302A patent/JP2005314333A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007194370A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Arisawa Mfg Co Ltd | フレキシブルプリント配線板用ポリアミドイミド樹脂、並びに該樹脂を用いた金属張り積層板、カバーレイ、フレキシブルプリント配線板、及び樹脂組成物 |
CN113903520A (zh) * | 2021-10-09 | 2022-01-07 | 趵突泉电缆集团有限公司 | 一种高导电性高压电输送专用电缆 |
CN113903520B (zh) * | 2021-10-09 | 2024-04-09 | 趵突泉电缆集团有限公司 | 一种高导电性高压电输送专用电缆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5708676B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物の製造方法 | |
US7928154B2 (en) | Methods of preparing polymer-organoclay composites and articles derived therefrom | |
JP4996841B2 (ja) | 選択的メタライゼーションを受容するための、光活性化可能なポリイミド組成物ならびにそれに関する方法および組成物 | |
JP5276324B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物並びにその用途 | |
US9161440B2 (en) | Articles comprising a polyimide solvent cast film having a low coefficient of thermal expansion and method of manufacture thereof | |
US8568867B2 (en) | Polyimide solvent cast films having a low coefficient of thermal expansion and method of manufacture thereof | |
US20080044639A1 (en) | Polyimide solvent cast films having a low coefficient of thermal expansion and method of manufacture thereof | |
US20070009751A1 (en) | Polyamic acid resin composition modified with laminate nanometer silica sheet and polyimide prepared therefrom | |
JPH10182820A (ja) | ポリイミド前駆体組成物及びポリイミド膜 | |
JP2016121295A (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド成形体、及びポリイミド成形体の製造方法 | |
KR20090122495A (ko) | 방향족 폴리이미드 및 그 제조방법 | |
JP6056512B2 (ja) | ポリイミド成形体の製造方法、液晶配向膜の製造方法、パッシベーション膜の製造方法、電線被覆材の製造方法、及び接着膜の製造方法 | |
JP2015117258A (ja) | ポリイミド前駆体組成物の製造方法 | |
JP2014214213A (ja) | 絶縁接着剤組成物ならびにそれを用いたペースト、未硬化絶縁接着剤シートおよび絶縁シート | |
CN101044189B (zh) | 耐热性树脂 | |
KR100362544B1 (ko) | 폴리이미드와니스 | |
TWI596185B (zh) | 附突起電極之半導體裝置製造用接著劑片及半導體裝置之製造方法 | |
JP6427905B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド成形体の製造方法、及びポリイミド成形体 | |
JP2018119122A (ja) | ポリイミド前駆体組成物、及びポリイミド成形体の製造方法 | |
JP6496993B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド前駆体の製造方法、ポリイミド成形体、及びポリイミド成形体の製造方法 | |
JP6007809B2 (ja) | ポリイミド成形体の製造方法、ポリイミド成形体、液晶配向膜、パッシベーション膜、電線被覆材、及び接着膜 | |
JP5768926B2 (ja) | ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド前駆体組成物の製造方法、ポリイミド成形体の製造方法、ポリイミド成形体、液晶配向膜、パッシベーション膜、電線被覆材、及び接着膜 | |
JP2005314333A (ja) | ジアミノピリジニウム誘導体塩および導電性樹脂 | |
CN116063676A (zh) | 聚酰亚胺膜 | |
JP2007099842A (ja) | 新規なポリイミド樹脂 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070703 |