JP2005313675A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】助手席の定位置以外に着座している子供等の乗員に対して、エアバッグの膨張による乗員への傷害を最小限にとどめる。定位置に着座している大人の乗員に対しては、エアバッグが適正な形状に展開膨張し乗員を確実に保護・拘束する。
【解決手段】エアバッグ30はテザーを備えており、展開時にテザー下部42の前端はエアバッグケース10に接続され、テザー上部41の後端41aはエアバッグ上部に接続される。連結部43の下端はエアバッグ下部に接続されているように配置され、テザー上部41前端とテザー下部42後端の縫製部50は、連結部43に連結されており、エアバッグ30が展開し、連結部43の下端と縫製部50との相対的距離が、連結部43の長さより長くなると縫製部50がほつれて、テザー上部41とテザー下部42とが離れるように構成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアバッグ装置、特に自動車の助手席側のエアバッグ装置に関する。
自動車の助手席側のエアバッグ装置としては、例えば特開2000−71911号公報に開示されているように、助手席の定位置以外に着座している子供等の搭乗者を保護するために、時間差で動作する第1のインフレータと第2のインフレータとからなる2段インフレータとなし、第1のインフレータの起動作に対して遅れて起動作する第2のインフレータの外筒にテザーの一端を当接係止させると共に、該テザーの他端をエアバッグの内部に縫着せしめ、テザーの一端が第2のインフレータの起動作に伴い、所定値以上の引張り力がテザーに作用したときに、テザーが切断されて2段インフレータとの当接係止が解除されることを特徴とするエアバッグ装置が知られている。
しかしながら、前記従来のエアバッグ装置は、テザーの一端が引張り力により切断されるため、引張り力及びテザーの引張り強度のバラツキによりテザーの切断時期が確定されないので、自動車が衝突した際に、助手席の定位置に着座している大人の乗員を確実に保護・拘束できないという問題があった。
特開2000−71911号公報
本発明は、このような従来のエアバッグ装置の問題点に鑑みてなされたものであり、インストルメントパネルの直前のような助手席の定位置以外に着座している子供等の乗員に対しては、エアバッグの膨張による乗員への傷害を最小限にとどめることができ、また助手席の定位置に着座している大人の乗員に対しては、バッグが適正な形状に展開膨張し乗員を確実に保護・拘束することとができるエアバッグ装置を提供することを課題とする。
そのために、本発明のエアバッグ装置は、エアバッグケースに折り畳まれて収納され、インフレ−ターからのガスを流入させて展開膨張するエアバッグを備えるエアバッグ装置であって、
前記エアバッグはテザー上部、テザー下部及び連結部を含むテザーを備えており、
前記エアバッグの展開時に前記テザー下部の前端は前記エアバッグケースに接続され、前記テザー上部の後端は前記エアバッグ上部に接続され、前記連結部の下端は前記エアバッグ下部に接続されているように配置され、
前記テザー上部前端と前記テザー下部後端の縫製部は、前記連結部に連結されており、
前記エアバッグが展開し、前記連結部の下端と前記縫製部との相対的距離が、前記連結部の長さより長くなると前記縫製部がほつれて、前記テザー上部と前記テザー下部とが離れるように構成してあることを特徴とする。
そして、前記縫製部と前記連結部は連続する二重環縫いで縫製され、前記縫製部にほつれ可能な二重環縫い終了部を有することが望ましい。
また、前記ほつれ可能な前記縫製部の二重環縫い終了部は、その上糸が切断されていることが望ましい。
さらに、エアバッグ展開初期状態において前記テザー上部の後端が、インストルメントパネルの後端に子供が前傾姿勢で接触する場合の頭部位置とフロントウィンドウとの間に位置することが望ましい。
そして、前記縫製部は、前記テザー上部の前端と前記テザー下部の後端とが重ね合わされてなることが望ましく、また、前記テザー下部の前端が、前記エアバッグケースの前後方向に対して中心から後の領域で接続されていることが望ましい。
なお、本発明において前端等における「前」とは乗員が通常乗車時におおむね自然に乗員が向くような主に車両の進行方向前方を指し、後端等の「後」はおおむねその反対方向を指す。上部等の「上」とは、当該乗員の通常乗車時におおむね体の中心から見て頭部方向を指し、下部等の「下」はおおむねその反対方向を指す。
本発明によると、適正乗車位置以外に乗車中の乗員に対して、エアバッグが展開するような近接展開では、テザーが作用し乗員への傷害を最小限にとどめることができ、また、エアバッグが通常展開する状態では、テザー上部とテザー下部の縫製部が開放され、エアバッグが適正な形状に展開膨張し、乗員を確実に拘束することができる。
本発明の実施の形態の一例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるエアバッグ装置が近接展開している状態を示す断面図、図2はテザー上部とテザー下部の縫製部の詳細図、図3はエアバッグが通常の適正な形状に展開膨張した状態を示す断面図、図4は本発明の実施の形態におけるエアバッグ装置の断面図、図5は図4のY矢視図、図6は二重環縫いを説明するための側面図及び裏面図、図7は本発明において前傾姿勢の子供が居る場合にエアバッグ装置が近接展開している状態を示す断面図である。
図1〜図5において、10はエアバッグケースであり、助手席側のインストルメントパネル20の内部に配設される。エアバッグ装置は、前記エアバッグケース10に折り畳まれて収納され、インフレ−ター11からのガスを流入させて展開膨張するエアバッグ30を備える。
前記エアバッグ30は、展開膨張時の突出を抑制するテザー上部41、テザー下部42及び連結部43を含むテザー40を内部に備える。前記テザー上部41、テザー下部42及び連結部43は、例えば帯状のナイロンで形成され、図4に示すように2本の帯を重ねて用いられる。
本例では前記テザー下部42の前端は前記エアバッグケース10の中央に対して後方に固定される。このようにテザー下部42がケース10の後方に取り付けられると、展開時にエアバッグ上部を後方から引っ張ることとなり、適正展開でないときに、よりフロントガラスに沿って展開させることができる。またエアバッグ展開時に、前記テザー上部41の後端41aは前記エアバッグ上部31に縫製により当該エアバッグ最上端となる位置に固定され、同様にエアバッグ展開時に前記連結部43の下端43aは前記エアバッグ下部32に縫製によりインストルメンタルパネルの後端に子供が前傾姿勢で接触する場合の、子供の顔の位置にあたる場所に固定される。
前記テザー上部前端41bと前記テザー下部後端42bの縫製部(41b+42b)は、前記連結部43の上端43bに連結されている。本発明のエアバッグ装置は、エアバッグ展開初期状態において前記テザー上部41の後端41aが、インストルメントパネルの後端に子供が接触する場合の頭部とフロントウィンドウとの間に位置する。これによりエアバッグ上側がフロントウインドウに沿って展開させることができ、この場合の子供の頭部上方に位置するエアバッグの突出量が規制され、この時における子供の首の傷害、特に後傾モーメントを低減することができる。このように前記エアバッグ下部32が適正に展開しない近接展開では、テザー40が正規に作用し乗員Cへの傷害を最小限にとどめることができ(図1参照)、前記エアバッグ下部32が適正に展開した際に前記縫製部(41b+42b)がほつれ、前記エアバッグ30が適正な形状に展開する(図3参照)。
具体的には、前記縫製部(41b+42b)と前記連結部43の上端43bは連続する二重環縫い50で縫製されている。二重環縫い終了部51は、前記縫製部の中に含まれており、その終了部は上糸を切断してあるので、その部分からほつれ可能としてある。すなわち、前記縫製部は、前記テザー上部の前端41bと前記テザー下部の後端42bが上下に重ね合わされてなり(図4)、前記連結部43の上端43bと連続して二重環縫い50で縫製される(図5)。
二重環縫いは、ミシン縫い等で、普通に採用されている縫い方であり、図6に示すように、上糸と下糸からなる環縫いの一種であり、二重環縫い終了部SEがほつれ可能状態にあるため、この二重環縫い終了部SEを図6の矢印の方向に引くと、二重環縫いされた縫製部が、ほつれることになる。
したがって、前記エアバッグ下部32が適正に展開し、前記連結部43が下方に移動することにより二重環縫い50がほつれ、テザー上部41とテザー下部42が開放される(図3)。本例では、二重環縫いを例示しており、特に明示はしていないがその他、引っ張ることにより縫い目がほつれる縫い方を本発明では採用可能である。
図7に例示するように、エアバッグ展開初期状態において前記テザー上部41の後端41aを、インストルメントパネル20の後端に子供Cが前傾姿勢で接触する場合の頭部とフロントウィンドウWとの間に位置するように、エアバッグ上部31の最上端に縫製等により固定する。そして、エアバッグ30の上側をロール状に折り畳み、蛇腹状に折り畳んだエアバッグ30の下側の直上に収納することにより、より深い前傾姿勢で、例えば子供Cがインストルメントパネル20に接触していてもフロントウインドウWに沿ってエアバッグ上部31が展開膨張する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらに何ら限定されるものでもなく、特許請求の範囲に示された技術的思想において変更可能である。
本発明の実施の形態におけるエアバッグ装置が近接展開している状態を示す断面図である。 テザー上部とテザー下部の縫製部の詳細図である。 エアバッグが通常の適正な形状に展開膨張した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるエアバッグ装置の断面図である。 図4のY矢視図である。 二重環縫いを説明するための側面図及び裏面図である。 本発明において前傾姿勢の子供が居る場合にエアバッグ装置が近接展開している状態を示す断面図である。
符号の説明
10 エアバッグケース 11 インフレーター
20 インストルメントパネル 30 エアバッグ
40 テザー 41 テザー上部
42 テザー下部 43 連結部
50 二重環縫い

Claims (6)

  1. エアバッグケースに折り畳まれて収納され、インフレ−ターからのガスを流入させて展開膨張するエアバッグを備えるエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグはテザー上部、テザー下部及び連結部を含むテザーを備えており、
    前記エアバッグの展開時に前記テザー下部の前端は前記エアバッグケースに接続され、前記テザー上部の後端は前記エアバッグ上部に接続され、前記連結部の下端は前記エアバッグ下部に接続されているように配置され、
    前記テザー上部前端と前記テザー下部後端の縫製部は、前記連結部に連結されており、
    前記エアバッグが展開し、前記連結部の下端と前記縫製部との相対的距離が、前記連結部の長さより長くなると前記縫製部がほつれて、前記テザー上部と前記テザー下部とが離れるように構成してあることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記縫製部と前記連結部は連続する二重環縫いで縫製され、前記縫製部にほつれ可能な二重環縫い終了部を有することを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 前記ほつれ可能な前記縫製部の二重環縫い終了部は、その上糸が切断されていることを特徴とする請求項2記載のエアバッグ装置。
  4. エアバッグ展開初期状態において前記テザー上部の後端が、インストルメントパネルの後端に子供が前傾姿勢で接触する場合の頭部位置とフロントウィンドウとの間に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエアバッグ装置。
  5. 前記縫製部は、前記テザー上部の前端と前記テザー下部の後端とが重ね合わされてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のエアバッグ装置。
  6. 前記テザー下部の前端が、前記エアバッグケースの前後方向に対して中心から後の領域で接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のエアバッグ装置。
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