JP2005313632A - 新規ジアザポルフィリン系化合物、および該化合物を用いた光学記録媒体 - Google Patents

新規ジアザポルフィリン系化合物、および該化合物を用いた光学記録媒体 Download PDF

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篤弘 大須賀
Yuki Tanaka
由紀 田中
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Abstract

【課題】溶剤、特に、メチルシクロヘキサン、ジクロロメタン、ジブチルエーテルのように光学記録媒体の記録層の成膜で用いる溶媒に対する溶解性に優れる新規のジアザポルフィリン系化合物および該化合物を用いた青色レーザー光対応の光学記録媒体を提供する。
【解決手段】立体パラメータ0.5以上の置換基を有する芳香族性基を有するジアザポルフィリン系化合物及び該化合物を記録層に含有してなる光学記録媒体。特に2つのアリール基が、ジアザポルフィリン系化合物のメゾ位に接合しているジアザポルフィリン系化合物及び該化合物を記録層に含有してなる光学記録媒体。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規のジアザポルフィリン系化合物および該化合物を用いた光学記録媒体に関するものである。また、特に、青色レーザー光対応の光学記録媒体に関するものである。
近年、高密度で情報の記録保存/再生が可能なことから、レーザー光を用いた光学記録についての開発が取り進められている。このような光学記録媒体の一例として、光ディスクを挙げることができる。
一般に、光ディスクは、円形の基体に設けられた薄い記録層に、1μm程度に収束したレーザー光を照射し、高密度の情報記録を行うものである。中でも最近注目を集めているものに、書き込み型コンパクトディスク(CD−R)がある。CD−Rは通常、案内溝を有するプラスチック基板上に色素を主成分とする記録層、金属反射膜及び保護膜を順次積層することにより構成される。情報の記録は、照射されたレーザー光エネルギーの吸収によって、その箇所の記録層、反射層又は基板に、分解、蒸発、溶解等の熱的変形が生じることにより行われる。また、記録された情報の再生は、レーザー光による変形が起きている部分と起きていない部分の反射率の差を読み取ることにより行われる。従って、光学記録媒体としてはレーザー光のエネルギーを効率よく吸収する必要があり、レーザー吸収色素が用いられる。
レーザー吸収色素として有機色素を利用した光学記録媒体は、有機色素溶液の塗布による簡単な方法で記録層を形成し得るため、安価な光学記録媒体として益々普及することが期待されており、高密度化のため、記録に用いるレーザー光を従来の780nmを中心とした半導体レーザーから、青色光領域にまで短波長化することが検討されている。
青色及び赤色レーザー光による記録・再生が可能な光記録媒体としては、記録層にモノ、ジ、トリアザポルフィン系化合物を含有してなる光記録媒体が提案されており、その中で具体的に、以下の一般式(2)のように、2つのフェニル基がジアザポルフィリン化合物のメゾ位に結合したものが記載されているが、より一層、記録・再生特性の向上が望まれている(特許文献1参照)。
Figure 2005313632
光ディスクの記録層は、一般的に、溶剤に溶解した色素をスピンコーターで塗布して作成する。ここで、色素の溶解性が悪いと成膜途中で結晶が析出してしまい欠陥となることから、色素の溶解性を向上させることは極めて重要であり、溶解性の高い色素開発が望まれている。しかしながら、一般式(2)の化合物は、クロロホルムに10g/L溶けたと記載
があるのみで、溶ける限界濃度の記載はなく、溶解性の点で問題があると思われる。
特開2002-86925号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、溶解性の高いジアザポルフィリン系化合物、およびこれを記録層に用いた青色レーザー光に対応な光学記録媒体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、立体パラメータ0.5以上の置換基を有する芳香族性基を有するジアザポルフィリン系化合物が高い溶解性を示し、かつこれを記録層に用いた光学記録媒体が、青色レーザー光で良好に記録できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明に係るジアザポルフィリン系化合物は、溶解性に優れており、これを用いた光学記録媒体によれば、安価で、耐光性、耐熱性に優れた高密度記録媒体が提供されることが期待される。
以下、本発明の代表的な内容を具体的に説明するが、この発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更して実施することができる。
本発明に係るジアザポルフィリン系化合物は、立体パラメータ0.5以上の置換基を有する芳香族性基を有している。
アザポルフィリンは、ポルフィリン骨格において、2つの5員環を連結させている炭素
原子が窒素原子になった化合物のことをいい、ジアザポルフィリンは、このような窒素原子が2つある化合物のことをいう。また、本発明におけるジアザポルフィリン系化合物とは、ジアザポルフィリン骨格を有する化合物のことをいう。一般的に、ポルフィリン化合物は、溶解性が低い。溶解性に影響を及ぼす因子としては、溶媒親和性の官能基の存在などが考えられるが、本発明は、2次元的に広がっているポルフィリン構造に嵩高いバルキーな置換基を導入したところ、溶解性の向上に成功したと推定される。
立体パラメータは、置換基の立体的嵩高さを表すパラメータであり、文献(J.A.MACPHEE, et al, Tetrahedron, Vol.34, pp3553〜3562, 藤田稔夫編、化学増刊107構造活性相関とドラックデザイン、1986年2月20日発行(化学同人))に示されている値(表1)を用いてる。本発明の化合物は、嵩高いバルキーな置換基を有することから溶解性が向上したと推定されることから、立体パラメータが低すぎるものは、溶解性の向上の点で好ましくなく、本発明に係るジアザポルフィリン系化合物は、立体パラメータが通常0.5以上、中でも1.00以上の置換基を有する芳香族性基を有しているのが好ましく、特に、t-Bu基(立体パラメ
ータ1.43)が好ましい。
なお、立体パラメータが高い置換基は、1つの芳香族性基に複数結合している方が好ましく、6員環の芳香族性基に複数結合している場合、メタ位に結合しているのが好ましい。また、立体パラメータが高い置換基を有する芳香族性基としては、フェニル基の2つの各メタ位にt-Bu基が結合しているものが、特に好ましい。
Figure 2005313632
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立体パラメータの高い置換基を有する芳香族性基の芳香族性基としては、5又は6員環の、単環又は2〜6縮合環からなる芳香族炭化水素環又は芳香族性を有する複素環が挙げられる。芳香族性基は、芳香族性基の芳香族性を大幅に損なったり、ジアザポルフィリン系化合物の電子密度に大幅な影響を及ぼすものでなければ、更に置換基を有していてもよい。更に置換基を有する場合の置換基の炭素数は、10以下のものが好ましい。また、芳香族性を有する複素環である場合、この複素環を構成するヘテロ原子としては芳香族性基の芳香族性を大幅に損なったり、ジアザポルフィリン系化合物の電子密度に大幅な影響を及ぼすものでなければ、特に制限はないが、通常、O、S、Se、N、P、Siなどの各原子、好ましくはO、S、N、特に好ましくはNが挙げられる。これらのヘテロ原子を2個以上含む場合、そのヘテロ原子は同じ原子であっても異なる原子であってもよい。芳香族性基の具体例としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、フルオレン環、ピリジン環、チオフェン環、ピロール環、フラン環、ベンゾチオフェン環、ベンゾフラン環、ベンゾピロール環、イミダゾール環、キノリン環、イソキノリン環、カルバゾール環、チアゾール環、ジベンゾチオフェン環等が挙げられ、単環が好ましく、特に好ましくはベンゼン環等の6員環の芳香族炭化水素環である。
本発明のジアザポルフィリン系化合物は、ジアザポルフィリン骨格上の10個の炭素原子に置換基を有しうる(後述のR1〜R10)。立体パラメータの高い置換基を有する芳香
族性基は、このうちのどれか1つに結合していればよいが、複数ある方が好ましく、2つある場合は、特にメゾ位に結合していることが溶解性向上の点で好ましい。
ジアザポルフィリン骨格上の置換基を有しうる炭素原子で、立体パラメータの高い置換基を有する芳香族性基が結合していないものは、共役系が長い、電子供与性や電子吸引性が大きいなどの理由でジアザポルフィリン系化合物の電子密度に極端な影響を及ぼすものでなければ、どのようなものと結合していてもよい。具体例としては、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、アルキル基、アラルキル基、アリール基、アルケニル基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルケニルオキシ基、アルキルチオ基、アラルキルチオ基、アリールチオ基、アルケニルチオ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アシルオキシ基、ヘテロアリール基を有するものとの結合等が挙げられる。これらの官能基は、更に置換基を有していてもよく、また、各官能基は、隣接する官能基と環構造を形成してもよい。
これらの官能基が有機基の場合、炭素数は、置換基も含めて15以下が好ましい。但し、ピロール基には、立体障害の点から嵩高い置換基を多く入れられないことから、嵩高い置換基を導入する場合は、メゾ位の方が好ましい。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
置換又は無置換のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブチル基、ネオペンチル基、1,2−ジメチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、3−エチルブチル基、2−エチルブチル基、1−エチルブチル基、1,2,2−トリメチルブチル基、1,1,2−トリメチルブチル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、5−メチルヘキシル基、2,4−ジメチルペンチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、2,5−ジメチルヘキシル基、2,5,5−トリメチルペンチル基、2,4−ジメチルヘキシル基、2,2,4−トリメチルペンチル基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、4−エチルオクチル基、4−エチル−4,5−メチルヘキシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、1,3,5,7−テトラエチルオクチル基、4−ブチルオクチル基、6,6−ジエチルオクチル基、n−トリデシル基、6−メチル−4−ブチルオクチル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、3,5−ジメチルヘプチル基、2,6−ジメチルヘプチル基、2,4−ジメチルヘプチル基、2,2,5,5−テトラメチルヘキシル基、1−シクロペンチル−2,2−ジメチルプロピル基、1−シクロヘキシル−2,2−ジメチルプロピル基などの炭素数1〜15の無置換の直鎖、分岐または環状のアルキル基;
クロロメチル基、クロロエチル基、ブロモエチル基、ヨードエチル基、ジクロロメチル基、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル基、ノナフルオロブチル基、パーフルオロデシル基等のハロゲン原子で置換した炭素数1〜10のアルキル基;
ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル基、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピル基、2−ヒドロキシ−3−エトキシプロピル基、3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルオキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシデカリル基などのヒドロキシル基で置換した炭素数1〜10のアルキル基;
ヒドロキシメトキシメチル基、ヒドロキシエトキシエチル基、2−(2'−ヒドロキシ−
1'−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−(3'−フルオロ−2'−ヒドロキシ
プロポキシ)エチル基、2−(3'−クロロ−2'−ヒドロキシプロポキシ)エチル基、ヒドロキシブトキシシクロヘキシル基などのヒドロキシアルコキシ基で置換した炭素数2〜10のアルキル基;
ヒドロキシメトキシメトキシメチル基、ヒドロキシエトキシエトキシエチル基、[2'−
(2'−ヒドロキ−1'−メチルエトキシ)−1'−メチルエトキシ]エトキシエチル基、
[2'−(2'−フルオロ−1'−ヒドロキシエトキシ)−1'−メチルエトキシ]エトキシエチル基、[2'−(2'−クロロ−1'−ヒドロキシエトキシ)−1'−メチルエトキシ]エトキシエチル基などのヒドロキシアルコキシアルコキシ基で置換した炭素数3〜10のアルキル基;
シアノメチル基、2−シアノエチル基、3−シアノプロピル基、4−シアノブチル基、2−シアノ−3−メトキシプロピル基、2−シアノ−3−クロロプロピル基、2−シアノ−3−エトキシプロピル基、3−ブトキシ−2−シアノプロピル基、2−シアノ−3−シクロヘキシルプロピル基、2−シアノプロピル基、2−シアノブチル基などのシアノ基で置換した炭素数2〜10のアルキル基;
メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、ブトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、n−ヘキシルオキシエチル基、(4−メチルペントキシ)エチル基、(1,3−ジメチルブトキシ)エチル基、(2−エチルヘキシルオキシ)エチル基、n−オクチルオキシエチル基、(3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ)エチル基、(2−メチル−1−iso−プロピルプロポキシ)エチル基、(3−メチル−1−iso−プロピルブチルオキシ)エチル基、2−エトキシ−1−メチルエチル基、3−メトキシブチル基、(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)エチル基、(3,3,3−トリクロロプロポキシ)エチル基などのアルコキシ基で置換した炭素数2〜15のアルキル基;
メトキシメトキシメチル基、メトキシエトキシエチル基、エトキシエトキシエチル基、プロポキシエトキシエチル基、ブトキシエトキシエチル基、シクロヘキシルオキシエトキシエチル基、デカリルオキシプロポキシエトキシ基、(1,2−ジメチルプロポキシ)エトキシエチル基、(3−メチル−1−iso−ブチルブトキシ)エトキシエチル基、(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)エチル基、(2−ブトキシ−1−メチルエトキシ)エチル基、2−(2'−エトキシ−1'−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)エトキシエチル基、(3,3,3−トリクロロプロポキシ)エトキシエチル基などのアルコキシアルコキシ基で置換した炭素数3〜15のアルキル基;
メトキシメトキシメトキシメチル基、メトキシエトキシエトキシエチル基、エトキシエトキシエトキシエチル基、ブトキシエトキシエトキシエチル基、シクロヘキシルオキシエトキシエトキシエチル基、プロポキシプロポキシプロポキシエチル基、(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エトキシエトキシエチル基、(2,2,2−トリクロロエトキシ)エトキシエトキシエチル基などのアルコキシアルコキシアルコキシ基で置換した炭素数4〜15のアルキル基;
ホルミルメチル基、2−オキソブチル基、3−オキソブチル基、4−オキソブチル基、2,6−ジオキソシクロヘキサン−1−イル基、2−オキソ−5−t−ブチルシクロヘキサン−1−イル基等のアシル基で置換した炭素数2〜10のアルキル基;
ホルミルオキシメチル基、アセトキシエチル基、プロピオニルオキシエチル基、ブタノイルオキシエチル基、バレリルオキシエチル基、(2−エチルヘキサノイルオキシ)エチル基、(3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ)エチル基、(3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ)ヘキシル基、(3−フルオロブチリルオキシ)エチル基、(3−クロロブチリルオキシ)エチル基などのアシルオキシ基で置換した炭素数2〜15のアルキル基;
ホルミルオキシメトキシメチル基、アセトキシエトキシエチル基、プロピオニルオキシエトキシエチル基、バレリルオキシエトキシエチル基、(2−エチルヘキサノイルオキシ)エトキシエチル基、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)オキシブトキシエチル基、(3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ)エトキシエチル基、(2−フルオロプロピオニルオキシ)エトキシエチル基、(2−クロロプロピオニルオキシ)エトキシエチル基などのアシルオキシアルコキシ基で置換した炭素数3〜15のアルキル基;
アセトキシメトキシメトキシメチル基、アセトキシエトキシエトキシエチル基、プロピオニルオキシエトキシエトキシエチル基、バレリルオキシエトキシエトキシエチル基、(2−エチルヘキサノイルオキシ)エトキシエトキシエチル基、(3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ)エトキシエトキシエチル基、(2−フルオロプロピオニルオキシ)エトキシエトキシエチル基、(2−クロロプロピオニルオキシ)エトキシエトキシエチル基などのアシルオキシアルコキシアルコキシ基で置換した炭素数5〜15のアルキル基;
メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、メトキシカルボニルエチル基、エトキシカルボニルエチル基、ブトキシカルボニルエチル基、(p−エチルシクロヘキシルオキシカルボニル)シクロヘキシル基、(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシカルボニル)メチル基、(2,2,3,3−テトラクロロプロポキシカルボニル)メチル基などのアルコキシカルボニル基で置換した炭素数3〜15のアルキル基;
フェノキシカルボニルメチル基、フェノキシカルボニルエチル基、(4−t−ブチルフェノキシカルボニル)エチル基、ナフチルオキシカルボニルメチル基、ビフェニルオキシカルボニルエチル基などのアリールオキシカルボニル基で置換した炭素数8〜15のアルキル基;
ベンジルオキシカルボニルメチル基、ベンジルオキシカルボニルエチル基、フェネチルオキシカルボニルメチル基、(4−シクロヘキシルオキシベンジルオキシカルボニル)メチル基などのアラルキルオキシカルボニル基で置換した炭素数9〜15のアルキル基;
ビニルオキシカルボニルメチル基、ビニルオキシカルボニルエチル基、アリルオキシカルボニルメチル基、シクロペンタジエニルオキシカルボニルメチル基、オクテノキシカルボニルメチル基などのアルケニルオキシカルボニル基で置換した炭素数4〜10のアルキル基;
メトキシカルボニルオキシメチル基、メトキシカルボニルオキシエチル基、エトキシカルボニルオキシエチル基、ブトキシカルボニルオキシエチル基、(2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニルオキシ)エチル基、(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルオキシ)エチル基などのアルコキシカルボニルオキシ基で置換した炭素数3〜15のアルキル基;
メトキシメトキシカルボニルオキシメチル基、メトキシエトキシカルボニルオキシエチル基、エトキシエトキシカルボニルオキシエチル基、ブトキシエトキシカルボニルオキシエチル基、(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エトキシカルボニルオキシエチル基、(2,2,2−トリクロロエトキシ)エトキシカルボニルオキシエチル基などのアルコキシアルコキシカルボニルオキシ基で置換した炭素数4〜15のアルキル基;
ジメチルアミノメチル基、ジエチルアミノメチル基、ジ−n−ブチルアミノメチル基、ジ−n−ヘキシルアミノメチル基、ジ−n−オクチルアミノメチル基、ジ−n−デシルアミノメチル基、N−イソアミル−N−メチルアミノメチル基、ピペリジノメチル基、ジ(メトキシメチル)アミノメチル基、ジ(メトキシエチル)アミノメチル基、ジ(エトキシメチル)アミノメチル基、ジ(エトキシエチル)アミノメチル基、ジ(プロポキシエチル)アミノメチル基、ジ(ブトキシエチル)アミノメチル基、ビス(2−シクロヘキシルオキシエチル)アミノメチル基、ジメチルアミノエチル基、ジエチルアミノエチル基、ジ−n−ブチルアミノエチル基、ジ−n−ヘキシルアミノエチル基、ジ−n−オクチルアミノエチル基、ジ−n−デシルアミノエチル基、N−イソアミル−N−メチルアミノエチル基、ピペリジノエチル基、ジ(メトキシメチル)アミノエチル基、ジ(メトキシエチル)アミノエチル基、ジ(エトキシメチル)アミノエチル基、ジ(エトキシエチル)アミノエチル基、ジ(プロポキシエチル)アミノエチル基、ジ(ブトキシエチル)アミノエチル基、ビス(2−シクロヘキシルオキシエチル)アミノエチル基、ジメチルアミノプロピル基、ジエチルアミノプロピル基、ジ−n−ブチルアミノプロピル基、ジ−n−ヘキシルアミノプロピル基、ジ−n−オクチルアミノプロピル基、ジ−n−デシルアミノプロピル基、N−イソアミル−N−メチルアミノプロピル基、ピペリジノプロピル基、ジ(メトキシメチル)アミノプロピル基、ジ(メトキシエチル)アミノプロピル基、ジ(エトキシメチル)アミノプロピル基、ジ(エトキシエチル)アミノプロピル基、ジ(プロポキシエチル)アミノプロピル基、ジ(ブトキシエチル)アミノプロピル基、ビス(2−シクロヘキシルオキシエチル)アミノプロピル基、ジメチルアミノブチル基、ジエチルアミノブチル基、ジ−n−ブチルアミノブチル基、ジ−n−ヘキシルアミノブチル基、ジ−n−オクチルアミノブチル基、ジ−n−デシルアミノブチル基、N−イソアミル−N−メチルアミノブチル基、ピペリジノブチル基、ジ(メトキシメチル)アミノブチル基、ジ(メトキシエチル)アミノブチル基、ジ(エトキシメチル)アミノブチル基、ジ(エトキシエチル)アミノブチル基、ジ(プロポキシエチル)アミノブチル基、ジ(ブトキシエチル)アミノブチル基、ビス(2−シクロヘキシルオキシエチル)アミノブチル基等のジアルキルアミノ基が置換した炭素数3〜20のアルキル基;
アセチルアミノメチル基、アセチルアミノエチル基、プロピオニルアミノエチル基、ブタノイルアミノエチル基、シクロヘキサンカルボニルアミノエチル基、p−メチルシクロヘキサンカルボニルアミノエチル基、スクシンイミノエチル基などのアシルアミノ基で置換した炭素数3〜10のアルキル基;
メチルスルホンアミノメチル基、メチルスルホンアミノエチル基、エチルスルホンアミノエチル基、プロピルスルホンアミノエチル基、オクチルスルホンアミノエチル基などのアルキルスルホンアミノ基で置換した炭素数2〜10のアルキル基;
メチルスルホニルメチル基、エチルスルホニルメチル基、ブチルスルホニルメチル基、メチルスルホニルエチル基、エチルスルホニルエチル基、ブチルスルホニルエチル基、2−エチルヘキシルスルホニルエチル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルスルホニルメチル基、2,2,3,3−テトラクロロプロピルスルホニルメチル基などのアルキルスルホニル基で置換した炭素数2〜10のアルキル基;
ベンゼンスルホニルメチル基、ベンゼンスルホニルエチル基、ベンゼンスルホニルプロピル基、ベンゼンスルホニルブチル基、トルエンスルホニルメチル基、トルエンスルホニルエチル基、トルエンスルホニルプロピル基、トルエンスルホニルブチル基、キシレンスルホニルメチル基、キシレンスルホニルエチル基、キシレンスルホニルプロピル基、キシレンスルホニルブチル基などのアリールスルホニル基で置換した炭素数7〜12のアルキル基;
チアジアゾリノメチル基、ピロリノメチル基、ピロリジノメチル基、ピラゾリジノメチル基、イミダゾリジノメチル基、オキサゾリル基、トリアゾリノメチル基、モルホリノメチル基、インドーリノメチル基、ベンズイミダゾリノメチル基、カルバゾリノメチル基などの複素環基で置換した炭素数2〜13のアルキル基;
フェロセニルメチル基、フェロセニルエチル基、フェロセニル−n−プロピル基、フェロセニル−iso−プロピル基、フェロセニル−n−ブチル基、フェロセニル−iso−ブチル基、フェロセニル−sec−ブチル基、フェロセニル−t−ブチル基、フェロセニル−n−ペンチル基、フェロセニル−iso−ペンチル基、フェロセニル−2−メチルブチル基、フェロセニル−1−メチルブチル基、フェロセニルネオペンチル基、フェロセニル−1,2−ジメチルプロピル基、フェロセニル−1,1−ジメチルプロピル基、フェロセニルシクロペンチル基、フェロセニル−n−ヘキシル基、フェロセニル−4−メチルペンチル基、フェロセニル−3−メチルペンチル基、フェロセニル−2−メチルペンチル基、フェロセニル−1−メチルペンチル基、フェロセニル−3,3−ジメチルブチル基、フェロセニル−2,3−ジメチルブチル基、フェロセニル−1,3−ジメチルブチル基、フェロセニル−2,2−ジメチルブチル基、フェロセニル−1,2−ジメチルブチル基、フェロセニル−1,1−ジメチルブチル基、フェロセニル−3−エチルブチル基、フェロセニル−2−エチルブチル基、フェロセニル−1−エチルブチル基、フェロセニル−1,2,2−トリメチルブチル基、フェロセニル−1,1,2−トリメチルブチル基、フェロセニル−1−エチル−2−メチルプロピル基、フェロセニルシクロヘキシル基、フェロセニル−n−ヘプチル基、フェロセニル−2−メチルヘキシル基、フェロセニル−3−メチルヘキシル基、フェロセニル−4−メチルヘキシル基、フェロセニル−5−メチルヘキシル基、フェロセニル−2,4−ジメチルペンチル基、フェロセニル−n−オクチル基、フェロセニル−2−エチルヘキシル基、フェロセニル−2,5−ジメチルヘキシル基、フェロセニル−2,5,5−トリメチルペンチル基、フェロセニル−2,4−ジメチルヘキシル基、フェロセニル−2,2,4−トリメチルペンチル基、フェロセニル−3,5,5−トリメチルヘキシル基、フェロセニル−n−ノニル基、フェロセニル−n−デシル基、コバルトセニルメチル基、コバルトセニルエチル基、コバルトセニル−n−プロピル基、コバルトセニル−iso−プロピル基、コバルトセニル−n−ブチル基、コバルトセニル−iso−ブチル基、コバルトセニル−sec−ブチル基、コバルトセニル−t−ブチル基、コバルトセニル−n−ペンチル基、コバルトセニル−iso−ペンチル基、コバルトセニル−2−メチルブチル基、コバルトセニル−1−メチルブチル基、コバルトセニルネオペンチル基、コバルトセニル−1,2−ジメチルプロピル基、コバルトセニル−1,1−ジメチルプロピル基、コバルトセニルシクロペンチル基、コバルトセニル−n−ヘキシル基、コバルトセニル−4−メチルペンチル基、コバルトセニル−3−メチルペンチル基、コバルトセニル−2−メチルペンチル基、コバルトセニル−1−メチルペンチル基、コバルトセニル−3,3−ジメチルブチル基、コバルトセニル−2,3−ジメチルブチル基、コバルトセニル−1,3−ジメチルブチル基、コバルトセニル−2,2−ジメチルブチル基、コバルトセニル−1,2−ジメチルブチル基、コバルトセニル−1,1−ジメチルブチル基、コバルトセニル−3−エチルブチル基、コバルトセニル−2−エチルブチル基、コバルトセニル−1−エチルブチル基、コバルトセニル−1,2,2−トリメチルブチル基、コバルトセニル−1,1,2−トリメチルブチル基、コバルトセニル−1−エチル−2−メチルプロピル基、コバルトセニルシクロヘキシル基、コバルトセニル−n−ヘプチル基、コバルトセニル−2−メチルヘキシル基、コバルトセニル−3−メチルヘキシル基、コバルトセニル−4−メチルヘキシル基、コバルトセニル−5−メチルヘキシル基、コバルトセニル−2,4−ジメチルペンチル基、コバルトセニル−n−オクチル基、コバルトセニル−2−エチルヘキシル基、コバルトセニル−2,5−ジメチルヘキシル基、コバルトセニル−2,5,5−トリメチルペンチル基、コバルトセニル−2,4−ジメチルヘキシル基、コバルトセニル−2,2,4−トリメチルペンチル基、コバルトセニル−3,5,5−トリメチルヘキシル基、コバルトセニル−n−ノニル基、コバルトセニル−n−デシル基、ニッケロセニルメチル基、ニッケロセニルエチル基、ニッケロセニル−n−プロピル基、ニッケロセニル−iso−プロピル基、ニッケロセニル−n−ブチル基、ニッケロセニル−iso−ブチル基、ニッケロセニル−sec−ブチル基、ニッケロセニル−t−ブチル基、ニッケロセニル−n−ペンチル基、ニッケロセニル−iso−ペンチル基、ニッケロセニル−2−メチルブチル基、ニッケロセニル−1−メチルブチル基、ニッケロセニルネオペンチル基、ニッケロセニル−1,2−ジメチルプロピル基、ニッケロセニル−1,1−ジメチルプロピル基、ニッケロセニルシクロペンチル基、ニッケロセニル−n−ヘキシル基、ニッケロセニル−4−メチルペンチル基、ニッケロセニル−3−メチルペンチル基、ニッケロセニル−2−メチルペンチル基、ニッケロセニル−1−メチルペンチル基、ニッケロセニル−3,3−ジメチルブチル基、ニッケロセニル−2,3−ジメチルブチル基、ニッケロセニル−1,3−ジメチルブチル基、ニッケロセニル−2,2−ジメチルブチル基、ニッケロセニル−1,2−ジメチルブチル基、ニッケロセニル−1,1−ジメチルブチル基、ニッケロセニル−3−エチルブチル基、ニッケロセニル−2−エチルブチル基、ニッケロセニル−1−エチルブチル基、ニッケロセニル−1,2,2−トリメチルブチル基、ニッケロセニル−1,1,2−トリメチルブチル基、ニッケロセニル−1−エチル−2−メチルプロピル基、ニッケロセニルシクロヘキシル基、ニッケロセニル−n−ヘプチル基、ニッケロセニル−2−メチルヘキシル基、ニッケロセニル−3−メチルヘキシル基、ニッケロセニル−4−メチルヘキシル基、ニッケロセニル−5−メチルヘキシル基、ニッケロセニル−2,4−ジメチルペンチル基、ニッケロセニル−n−オクチル基、ニッケロセニル−2−エチルヘキシル基、ニッケロセニル−2,5−ジメチルヘキシル基、ニッケロセニル−2,5,5−トリメチルペンチル基、ニッケロセニル−2,4−ジメチルヘキシル基、ニッケロセニル−2,2,4−トリメチルペンチル基、ニッケロセニル−3,5,5−トリメチルヘキシル基、ニッケロセニル−n−ノニル基、ニッケロセニル−n−デシル基、ジクロロチタノセニルメチル基、トリクロロチタンシクロペンタジエニルメチル基、ビス(トリフルオメタンスルホナト)チタノセンメチル基、ジクロロジルコノセニルメチル基、ジメチルジルコノセニルメチル基、ジエトキシジルコノセニルメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)クロムメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロモリブデンメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロハフニウムメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロニオブメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ルテニウムメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)バナジウムメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロバナジウムメチル基などのメタロセニル基で置換した炭素数11〜20のアルキル基;
フェロセニルメトキシメチル基、フェロセニルメトキシエチル基、フェロセニルメトキシプロピル基、フェロセニルメトキシブチル基、フェロセニルメトキシペンチル基、フェロセニルメトキシヘキシル基、フェロセニルメトキシヘプチル基、フェロセニルメトキシオクチル基、フェロセニルメトキシノニル基、フェロセニルメトキシデシル基、フェロセニルエトキシメチル基、フェロセニルエトキシエチル基、フェロセニルエトキシプロピル基、フェロセニルエトキシブチル基、フェロセニルエトキシペンチル基、フェロセニルエトキシヘキシル基、フェロセニルエトキシヘプチル基、フェロセニルエトキシオクチル基、フェロセニルエトキシノニル基、フェロセニルエトキシデシル基、フェロセニルプロポキシメチル基、フェロセニルプロポキシエチル基、フェロセニルプロポキシプロピル基、フェロセニルプロポキシブチル基、フェロセニルプロポキシペンチル基、フェロセニルプロポキシヘキシル基、フェロセニルプロポキシヘプチル基、フェロセニルプロポキシオクチル基、フェロセニルプロポキシノニル基、フェロセニルプロポキシデシル基、フェロセニルブトキシメチル基、フェロセニルブトキシエチル基、フェロセニルブトキシプロピル基、フェロセニルブトキシブチル基、フェロセニルブトキシペンチル基、フェロセニルブトキシヘキシル基、フェロセニルブトキシヘプチル基、フェロセニルブトキシオクチル基、フェロセニルブトキシノニル基、フェロセニルブトキシデシル基、フェロセニルデシルオキシメチル基、フェロセニルデシルオキシエチル基、フェロセニルデシルオキシプロピル基、フェロセニルデシルオキシブチル基、フェロセニルデシルオキシペンチル基、フェロセニルデシルオキシヘキシル基、フェロセニルデシルオキシヘプチル基、フェロセニルデシルオキシオクチル基、フェロセニルデシルオキシノニル基、フェロセニルデシルオキシデシル基、コバルトセニルメトキシメチル基、コバルトセニルメトキシエチル基、コバルトセニルメトキシプロピル基、コバルトセニルメトキシブチル基、コバルトセニルメトキシペンチル基、コバルトセニルメトキシヘキシル基、コバルトセニルメトキシヘプチル基、コバルトセニルメトキシオクチル基、コバルトセニルメトキシノニル基、コバルトセニルメトキシデシル基、コバルトセニルエトキシメチル基、コバルトセニルエトキシエチル基、コバルトセニルエトキシプロピル基、コバルトセニルエトキシブチル基、コバルトセニルエトキシペンチル基、コバルトセニルエトキシヘキシル基、コバルトセニルエトキシヘプチル基、コバルトセニルエトキシオクチル基、コバルトセニルエトキシノニル基、コバルトセニルエトキシデシル基、コバルトセニルプロポキシメチル基、コバルトセニルプロポキシエチル基、コバルトセニルプロポキシプロピル基、コバルトセニルプロポキシブチル基、コバルトセニルプロポキシペンチル基、コバルトセニルプロポキシヘキシル基、コバルトセニルプロポキシヘプチル基、コバルトセニルプロポキシオクチル基、コバルトセニルプロポキシノニル基、コバルトセニルプロポキシデシル基、コバルトセニルブトキシメチル基、コバルトセニルブトキシエチル基、コバルトセニルブトキシプロピル基、コバルトセニルブトキシブチル基、コバルトセニルブトキシペンチル基、コバルトセニルブトキシヘキシル基、コバルトセニルブトキシヘプチル基、コバルトセニルブトキシオクチル基、コバルトセニルブトキシノニル基、コバルトセニルブトキシデシル基、コバルトセニルデシルオキシメチル基、コバルトセニルデシルオキシエチル基、コバルトセニルデシルオキシプロピル基、コバルトセニルデシルオキシブチル基、コバルトセニルデシルオキシペンチル基、コバルトセニルデシルオキシヘキシル基、コバルトセニルデシルオキシヘプチル基、コバルトセニルデシルオキシオクチル基、コバルトセニルデシルオキシノニル基、コバルトセニルデシルオキシデシル基、ニッケロセニルメトキシメチル基、ニッケロセニルメトキシエチル基、ニッケロセニルメトキシプロピル基、ニッケロセニルメトキシブチル基、ニッケロセニルメトキシペンチル基、ニッケロセニルメトキシヘキシル基、ニッケロセニルメトキシヘプチル基、ニッケロセニルメトキシオクチル基、ニッケロセニルメトキシノニル基、ニッケロセニルメトキシデシル基、ニッケロセニルエトキシメチル基、ニッケロセニルエトキシエチル基、ニッケロセニルエトキシプロピル基、ニッケロセニルエトキシブチル基、ニッケロセニルエトキシペンチル基、ニッケロセニルエトキシヘキシル基、ニッケロセニルエトキシヘプチル基、ニッケロセニルエトキシオクチル基、ニッケロセニルエトキシノニル基、ニッケロセニルエトキシデシル基、ニッケロセニルプロポキシメチル基、ニッケロセニルプロポキシエチル基、ニッケロセニルプロポキシプロピル基、ニッケロセニルプロポキシブチル基、ニッケロセニルプロポキシペンチル基、ニッケロセニルプロポキシヘキシル基、ニッケロセニルプロポキシヘプチル基、ニッケロセニルプロポキシオクチル基、ニッケロセニルプロポキシノニル基、ニッケロセニルプロポキシデシル基、ニッケロセニルブトキシメチル基、ニッケロセニルブトキシエチル基、ニッケロセニルブトキシプロピル基、ニッケロセニルブトキシブチル基、ニッケロセニルブトキシペンチル基、ニッケロセニルブトキシヘキシル基、ニッケロセニルブトキシヘプチル基、ニッケロセニルブトキシオクチル基、ニッケロセニルブトキシノニル基、ニッケロセニルブトキシデシル基、ニッケロセニルデシルオキシメチル基、ニッケロセニルデシルオキシエチル基、ニッケロセニルデシルオキシプロピル基、ニッケロセニルデシルオキシブチル基、ニッケロセニルデシルオキシペンチル基、ニッケロセニルデシルオキシヘキシル基、ニッケロセニルデシルオキシヘプチル基、ニッケロセニルデシルオキシオクチル基、ニッケロセニルデシルオキシノニル基、ニッケロセニルデシルオキシデシル基、ジクロロチタノセニルメトキシメチル基、トリクロロチタンシクロペンタジエニルメトキシエチル基、ビス(トリフルオロメタンスルホナト)チタノセンメトキシプロピル基、ジクロロジルコノセニルメトキシブチル基、ジメチルジルコノセニルメトキシペンチル基、ジエトキシジルコノセニルメトキシメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)クロムメトキシヘキシル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロハフニウムメトキシメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロニオブメトキシオクチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ルテニウムメトキシメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)バナジウムメトキシメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロバナジウムメトキシエチル基、オスモセニルメトキシエチル基などのメタロセニルアルキルオキシ基で置換した炭素数12〜30のアルキル基;
フェロセンカルボニルオキシメチル基、フェロセンカルボニルオキシエチル基、フェロセ
ンカルボニルオキシプロピル基、フェロセンカルボニルオキシブチル基、フェロセンカルボニルオキシペンチル基、フェロセンカルボニルオキシヘキシル基、フェロセンカルボニルオキシヘプチル基、フェロセンカルボニルオキシオクチル基、フェロセンカルボニルオキシノニル基、フェロセンカルボニルオキシデシル基、コバルトセンカルボニルオキシメチル基、コバルトセンカルボニルオキシエチル基、コバルトセンカルボニルオキシプロピル基、コバルトセンカルボニルオキシブチル基、コバルトセンカルボニルオキシペンチル基、コバルトセンカルボニルオキシヘキシル基、コバルトセンカルボニルオキシヘプチル基、コバルトセンカルボニルオキシオクチル基、コバルトセンカルボニルオキシノニル基、コバルトセンカルボニルオキシデシル基、ニッケロセンカルボニルオキシメチル基、ニッケロセンカルボニルオキシエチル基、ニッケロセンカルボニルオキシプロピル基、ニッケロセンカルボニルオキシブチル基、ニッケロセンカルボニルオキシペンチル基、ニッケロセンカルボニルオキシヘキシル基、ニッケロセンカルボニルオキシヘプチル基、ニッケロセンカルボニルオキシオクチル基、ニッケロセンカルボニルオキシノニル基、ニッケロセンカルボニルオキシデシル基、ジクロロチタノセニルカルボニルオキシメチル基、トリクロロチタンシクロペンタジエニルカルボニルオキシエチル基、ビス(トリフルオロメタンスルホナト)チタノセンカルボニルオキシメトキシプロピル基、ジクロロジルコノセンカルボニルオキシブチル基、ジメチルジルコノセンカルボニルオキシペンチル基、ジエトキシジルコノセンカルボニルオキシメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)クロムカルボニルオキシヘキシル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロハフニウムカルボニルオキシメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロニオブカルボニルオキシオクチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ルテニウムカルボニルオキシメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)バナジウムカルボニルオキシメチル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロバナジウムカルボニルオキシエチル基、ビス(シクロペンタジエニル)オスミウムカルボニルオキシエチル基などのメタロセニルカルボニルオキシ基で置換した炭素数12〜30のアルキル基;等が挙げられる。
置換または無置換のモノ置換アミノ基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するモノ置換アミノ基であり、好ましくは、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、ヘプチルアミノ基、オクチルアミノ基、(2−エチルヘキシル)アミノ基、シクロヘキシルアミノ基、(3,5,5−トリメチルヘキシル)アミノ基、ノニルアミノ基、デシルアミノ基などの炭素数1〜10のモノアルキルアミノ基;
ベンジルアミノ基、フェネチルアミノ基、(3−フェニルプロピル)アミノ基、(4−エチルベンジル)アミノ基、(4−イソプロピルベンジル)アミノ基、(4−メチルベンジル)アミノ基、(4−エチルベンジル)アミノ基、(4−アリルベンジル)アミノ基、〔4−(2−シアノエチル)ベンジル〕アミノ基、〔4−(2−アセトキシエチル)ベンジル〕アミノ基などの炭素数7〜10のモノアラルキルアミノ基;
アニリノ基、ナフチルアミノ基、トルイジノ基、キシリジノ基、エチルアニリノ基、イソプロピルアニリノ基、メトキシアニリノ基、エトキシアニリノ基、クロロアニリノ基、アセチルアニリノ基、メトキシカルボニルアニリノ基、エトキシカルボニルアニリノ基、プロポキシカルボニルアニリノ基、4−メチルアニリノ基、4−エチルアニリノ基、フェロセニルアミノ基、コバルトセニルアミノ基、ニッケロセニルアミノ基、ジルコノセニルアミノ基、オクタメチルフェロセニルアミノ基、オクタメチルコバルトセニルアミノ基、オクタメチルニッケロセニルアミノ基、オクタメチルジルコノセニルアミノ基など、炭素数6〜10のモノアリールアミノ基;
ビニルアミノ基、アリルアミノ基、ブテニルアミノ基、ペンテニルアミノ基、ヘキセニルアミノ基、シクロヘキセニルアミノ基、シクロペンタジエニルアミノ基、オクタジエニルアミノ基、アダマンテニルアミノ基などの炭素数2〜10のモノアルケニルアミノ基;
ホルミルアミノ基、メチルカルボニルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、n−プロピルカルボニルアミノ基、iso−プロピルカルボニルアミノ基、n−ブチルカルボニルアミノ基、iso−ブチルカルボニルアミノ基、sec−ブチルカルボニルアミノ基、t−ブチルカルボニルアミノ基、n−ペンチルカルボニルアミノ基、iso−ペンチルカルボニルアミノ基、ネオペンチルカルボニルアミノ基、2−メチルブチルカルボニルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、メチルベンゾイルアミノ基、エチルベンゾイルアミノ基、トリルカルボニルアミノ基、プロピルベンゾイルアミノ基、4−t−ブチルベンゾイルアミノ基、ニトロベンジルカルボニルアミノ基、3−ブトキシ−2−ナフトイルアミノ基、シンナモイルアミノ基、フェロセンカルボニルアミノ基、1−メチルフェロセン−1'−カルボ
ニルアミノ基、コバルトセンカルボニルアミノ基、ニッケロセンカルボニルアミノ基などの炭素数1〜16のアシルアミノ基等が挙げられる。
置換または無置換のジ置換アミノ基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するジ置換アミノ基であり、好ましくは、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジ−n−ヘキシルアミノ基、ジシクロヘキシルアミノ基、ジオクチルアミノ基、ビス(メトキシエチル)アミノ基、ビス(エトキシエチル)アミノ基、ビス(プロポキシエチル)アミノ基、ビス(ブトキシエチル)アミノ基、ジ(アセチルオキシエチル)アミノ基、ジ(ヒドロキシエチル)アミノ基、N−エチル−N−(2−シアノエチル)アミノ基、ジ(プロピオニルオキシエチル)アミノ基などの炭素数2〜16のジアルキルアミノ基;
ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基、ビス(4−エチルベンジル)アミノ基、ビス(4−イソプロピルベンジル)アミノ基などの炭素数14〜20のジアラルキルアミノ基;
ジフェニルアミノ基、ジトリルアミノ基、N−フェニル−N−トリルアミノ基などの炭素数12〜14のジアリールアミノ基;
ジビニルアミノ基、ジアリルアミノ基、ジブテニルアミノ基、ジペンテニルアミノ基、ジヘキセニルアミノ基、ビス(シクロペンタジエニル)アミノ基、N−ビニル−N−アリルアミノ基などの炭素数4〜12のジアルケニルアミノ基;
ジホルミルアミノ基、ジ(メチルカルボニル)アミノ基、ジ(エチルカルボニル)アミノ基、ジ(n−プロピルカルボニル)アミノ基、ジ(iso−プロピルカルボニル)アミノ基、ジ(n−ブチルカルボニル)アミノ基、ジ(iso−ブチルカルボニル)アミノ基、ジ(sec−ブチルカルボニル)アミノ基、ジ(t−ブチルカルボニル)アミノ基、ジ(n−ペンチルカルボニル)アミノ基、ジ(iso−ペンチルカルボニル)アミノ基、ジ(ネオペンチルカルボニル)アミノ基、ジ(2−メチルブチルカルボニル)アミノ基、ジ(ベンゾイル)アミノ基、ジ(メチルベンゾイル)アミノ基、ジ(エチルベンゾイル)アミノ基、ジ(トリルカルボニル)アミノ基、ジ(プロピルベンゾイル)アミノ基、ジ(4−t−ブチルベンゾイル)アミノ基、ジ(ニトロベンジルカルボニル)アミノ基、ジ(3−ブトキシ−2−ナフトイル)アミノ基、ジ(シンナモイル)アミノ基、コハク酸イミノ基などの炭素数2〜30のジアシルアミノ基;
N−フェニル−N−アリルアミノ基、N−(2−アセチルオキシエチル)−N−エチルアミノ基、N−トリル−N−メチルアミノ基、N−ビニル−N−メチルアミノ基、N−ベンジル−N−アリルアミノ基、N−メチル−フェロセニルアミノ基、N−エチル−コバルトセニルアミノ基、N−ブチル−ニッケロセニルアミノ基、N−ヘキシル−オクタメチルフェロセニルアミノ基、N−メチル−オクタメチルコバルトセニルアミノ基、N−メチル−オクタメチルニッケロセニルアミノ基など等の置換または無置換のアルキル基、アラルキル基、アリール基、アルケニル基より選択した置換基を有する炭素数3〜24のジ置換アミノ基が挙げられる。
置換または無置換のアラルキル基の例としては、前記にあげたアルキル基と同様な置換基を有するアラルキル基であり、好ましくはベンジル基、フェニルエチル基などの炭素数7〜30の直鎖または分岐のアラルキル基があげられる。
置換または無置換のアリール基の例としては、前記にあげたアルキル基と同様な置換基を有するアリール基であり、好ましくはフェニル基、ナフチル基、メタロセニル基などのアリール基があげられる。
置換または無置換のアルケニル基の例としては、前記にあげたアルキル基と同様な置換基を有するアルケニル基であり、好ましくはビニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基などの炭素数2〜20の直鎖又は分岐のアルケニル基があげられる。
置換または無置換のアルコキシ基の例としては、前記にあげたアルキル基と同様な置換基を有するアルコキシ基であり、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、tert−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、n−ペントキシ基、n−ヘキシルオキシ基などの炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルコキシ基があげられる。
置換または無置換のアラルキルオキシ基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアラルキルオキシ基であり、好ましくは、ベンジルオキシ基、ニトロベンジルオキシ基、シアノベンジルオキシ基、ヒドロキシベンジルオキシ基、メチルベンジルオキシ基、トリフルオロメチルベンジルオキシ基、ナフチルメトキシ基、ニトロナフチルメトキシ基、シアノナフチルメトキシ基、ヒドロキシナフチルメトキシ基、メチルナフチルメトキシ基、トリフルオロメチルナフチルメトキシ基、フルオレン−9−イルエトキシ基などの炭素数7〜15のアラルキルオキシ基等が挙げられる。
置換または無置換のアリールオキシ基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアリールオキシ基であり、好ましくは、フェノキシ基、2−メチルフェノキシ基、4−メチルフェノキシ基、4−t−ブチルフェノキシ基、2−メトキシフェノキシ基、4−iso−プロピルフェノキシ基、ナフトキシ基、フェロセニルオキシ基、コバルトセニルオキシ基、ニッケロセニルオキシ基、オクタメチルフェロセニルオキシ基、オクタメチルコバルトセニルオキシ基、オクタメチルニッケロセニルオキシ基などの炭素数6〜18のアリールオキシ基が挙げられる。
置換または無置換のアルケニルオキシ基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアルケニルオキシ基であり、好ましくは、ビニルオキシ基、プロペニルオキシ基、1−ブテニルオキシ基、iso−ブテニルオキシ基、1−ペンテニルオキシ基、2−ペンテニルオキシ基、2−メチル−1−ブテニルオキシ基、3−メチル−1−ブテニルオキシ基、2−メチル−2−ブテニルオキシ基、シクロペンタジエニルオキシ基、2,2−ジシアノビニルオキシ基、2−シアノ−2−メチルカルボキシルビニルオキシ基、2−シアノ−2−メチルスルホンビニルオキシ基、スチリルオキシ基、4−フェニル−2−ブテニルオキシ基、シンナミルアルコキシ基などの炭素数2〜10のアルケニルオキシ基が挙げられる。
置換または無置換のアルキルチオ基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアルキルチオ基であり、好ましくは、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、iso−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、iso−ブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、iso−ペンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、2−メチルブチルチオ基、メチルカルボキシルエチルチオ基、2−エチルヘキシルチオ基、3,5,5−トリメチルヘキシルチオ基、デカリルチオ基などの炭素数1〜10のアルキルチオ基が挙げられる。
置換または無置換のアラルキルチオ基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアラルキルチオ基であり、好ましくは、ベンジルチオ基、ニトロベンジルチオ基、シアノベンジルチオ基、ヒドロキシベンジルチオ基、メチルベンジルチオ基、トリフルオロメチルベンジルチオ基、ナフチルメチルチオ基、ニトロナフチルメチルチオ基、シアノナフチルメチルチオ基、ヒドロキシナフチルメチルチオ基、メチルナフチルメチルチオ基、トリフルオロメチルナフチルメチルチオ基、フルオレン−9−イルエチルチオ基などの炭素数7〜12のアラルキルチオ基等が挙げられる。
置換または無置換のアリールチオ基の例としては前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアリールチオ基であり、好ましくは、フェニルチオ基、4−メチルフェニルチオ基、2−メトキシフェニルチオ基、4−t−ブチルフェニルチオ基、ナフチルチオ基、フェロセニルチオ基、コバルトセニルチオ基、ニッケロセニルチオ基、オクタメチルフェロセニルチオ基、オクタメチルコバルトセニルチオ基、オクタメチルニッケロセニルチオ基等の炭素数6〜10のアリールチオ基などが挙げられる。
置換または無置換のアルケニルチオ基の例としては前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアルケニルチオ基であり、好ましくは、ビニルチオ基、アリルチオ基、ブテニルチオ基、ヘキサンジエニルチオ基、シクロペンタジエニルチオ基、スチリルチオ基、シクロヘキセニルチオ基、デセニルチオ基等の炭素数2〜10のアルケニルチオ基などが挙げられる。
置換または無置換のアシル基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアシル基であり、好ましくは、ホルミル基、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、iso−プロピルカルボニル基、n−ブチルカルボニル基、iso−ブチルカルボニル基、sec−ブチルカルボニル基、t−ブチルカルボニル基、n−ペンチルカルボニル基、iso−ペンチルカルボニル基、ネオペンチルカルボニル基、2−メチルブチルカルボニル基、ベンゾイル基、メチルベンゾイル基、エチルベンゾイル基、トリルカルボニル基、プロピルベンゾイル基、4−t−ブチルベンゾイル基、ニトロベンジルカルボニル基、3−ブトキシ−2−ナフトイル基、シンナモイル基、フェロセンカルボニル基、1−メチルフェロセン−1'−カルボニル基、コバルトセンカル
ボニル基、ニッケロセンカルボニル基などの炭素数1〜16のアシル基が挙げられる。
置換または無置換のアルコキシカルボニル基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアルコキシカルボニル基であり、好ましくはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、iso−プロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、iso−ブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、n−ペントキシカルボニル基、iso−ペントキシカルボニル基、ネオペントキシカルボニル基、2−ペントキシカルボニル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニル基、3,5,5−トリメチルヘキシルオキシカルボニル基、デカリルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシカルボニル基、クロロエトキシカルボニル基、ヒドロキシメトキシカルボニル基、ヒドロキシエトキシカルボニル基などの炭素数2〜11のアルコキシカルボニル基;
メトキシメトキシカルボニル基、メトキシエトキシカルボニル基、エトキシエトキシカルボニル基、プロポキシエトキシカルボニル基、ブトキシエトキシカルボニル基、ペントキシエトキシカルボニル基、ヘキシルオキシエトキシカルボニル基、ブトキシブトキシカルボニル基、ヘキシルオキシブトキシカルボニル基、ヒドロキシメトキシメトキシカルボニル基、ヒドロキシエトキシエトキシカルボニル基などのアルコキシ基が置換した炭素数3〜11のアルコキシカルボニル基;
メトキシメトキシメトキシカルボニル基、メトキシエトキシエトキシカルボニル基、エトキシエトキシエトキシカルボニル基、プロポキシエトキシエトキシカルボニル基、ブトキシエトキシエトキシカルボニル基、ペントキシエトキシエトキシカルボニル基、ヘキシルオキシエトキシエトキシカルボニル基などのアルコキシアルコキシ基が置換した炭素数4〜11のアルコキシカルボニル基;
フェロセニルメトキシカルボニル基、フェロセニルエトキシカルボニル基、フェロセニルプロポキシカルボニル基、フェロセニルブトキシカルボニル基、フェロセニルペンチルオキシカルボニル基、フェロセニルヘキシルオキシカルボニル基、フェロセニルヘプチルオキシカルボニル基、フェロセニルオクチルオキシカルボニル基、フェロセニルノニルオキシカルボニル基、フェロセニルデシルオキシカルボニル基、コバルトセニルメトキシカルボニル基、コバルトセニルエトキシカルボニル基、コバルトセニルプロポキシカルボニル基、コバルトセニルブトキシカルボニル基、コバルトセニルペンチルオキシカルボニル基、コバルトセニルヘキシルオキシカルボニル基、コバルトセニルヘプチルオキシカルボニル基、コバルトセニルオクチルオキシカルボニル基、コバルトセニルノニルオキシカルボニル基、コバルトセニルデシルオキシカルボニル基、ニッケロセニルメトキシカルボニル基、ニッケロセニルエトキシカルボニル基、ニッケロセニルプロポキシカルボニル基、ニッケロセニルブトキシカルボニル基、ニッケロセニルペンチルオキシカルボニル基、ニッケロセニルヘキシルオキシカルボニル基、ニッケロセニルヘプチルオキシカルボニル基、ニッケロセニルオクチルオキシカルボニル基、ニッケロセニルノニルオキシカルボニル基、ニッケロセニルデシルオキシカルボニル基、ジクロロチタノセニルメトキシカルボニル基、トリクロロチタンシクロペンタジエニルメトキシカルボニル基、ビス(トリフルオロメタンスルホナト)チタノセンメトキシカルボニル基、ジクロロジルコノセニルメトキシカルボニル基、ジメチルジルコノセニルメトキシカルボニル基、ジエトキシジルコノセニルメトキシカルボニル基、ビス(シクロペンタジエニル)クロムメトキシカルボニル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロハフニウムメトキシカルボニル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロニオブメトキシカルボニル基、ビス(シクロペンタジエニル)ルテニウムメトキシカルボニル基、ビス(シクロペンタジエニル)バナジウムメトキシカルボニル基、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロバナジウムメトキシカルボニル基、ビス(シクロペンタジエニル)オスミウムメトキシカルボニル基などのメタロセニル基で置換した炭素数11〜20のアルコキシカルボニル基;等が挙げられる。上記記載はすべてメタロセニル基の具体例です。
置換または無置換のアラルキルオキシカルボニル基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアラルキルオキシカルボニル基であり、好ましくは、ベンジルオキシカルボニル基、ニトロベンジルオキシカルボニル基、シアノベンジルオキシカルボニル基、ヒドロキシベンジルオキシカルボニル基、メチルベンジルオキシカルボニル基、トリフルオロメチルベンジルオキシカルボニル基、ナフチルメトキシカルボニル基、ニトロナフチルメトキシカルボニル基、シアノナフチルメトキシカルボニル基、ヒドロキシナフチルメトキシカルボニル基、メチルナフチルメトキシカルボニル基、トリフルオロメチルナフチルメトキシカルボニル基、フルオレン−9−イルエトキシカルボニル基などの炭素数8〜16のアラルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。
置換または無置換のアリールオキシカルボニル基の例としては、前記に挙げたアリール基と同様な置換基を有するアリールオキシカルボニル基であり、好ましくは、フェノキシカルボニル基、2−メチルフェノキシカルボニル基、4−メチルフェノキシカルボニル基、4−t−ブチルフェノキシカルボニル基、2−メトキシフェノキシカルボニル基、4−iso−プロピルフェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基、フェロセニルオキシカルボニル基、コバルトセニルオキシカルボニル基、ニッケロセニルオキシカルボニル基、ジルコノセニルオキシカルボニル基、オクタメチルフェロセニルオキシカルボニル基、オクタメチルコバルトセニルオキシカルボニル基、オクタメチルニッケロセニルオキシカルボニル基、オクタメチルジルコノセニルオキシカルボニル基などの炭素数7〜11のアリールオキシカルボニル基が挙げられる。
置換または無置換のアルケニルオキシカルボニル基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアルケニルオキシカルボニル基であり、好ましくは、ビニルオキシカルボニル基、プロペニルオキシカルボニル基、1−ブテニルオキシカルボニル基、iso−ブテニルオキシカルボニル基、1−ペンテニルオキシカルボニル基、2−ペンテニルオキシカルボニル基、シクロペンタジエニルオキシカルボニル基、2−メチル−1−ブテニルオキシカルボニル基、3−メチル−1−ブテニルオキシカルボニル基、2−メチル−2−ブテニルオキシカルボニル基、2,2−ジシアノビニルオキシカルボニル基、2−シアノ−2−メチルカルボキシルビニルオキシカルボニル基、2−シアノ−2−メチルスルホンビニルオキシカルボニル基、スチリルオキシカルボニル基、4−フェニル−2−ブテニルオキシカルボニル基などの炭素数3〜11のアルケニルオキシカルボニル基が挙げられる。
置換または無置換のモノ置換アミノカルボニル基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するモノ置換アミノカルボニル基であり、好ましくは、メチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、ブチルアミノカルボニル基、ペンチルアミノカルボニル基、ヘキシルアミノカルボニル基、ヘプチルアミノカルボニル基、オクチルアミノカルボニル基、(2−エチルヘキシル)アミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、(3,5,5−トリメチルヘキシル)アミノカルボニル基、ノニルアミノカルボニル基、デシルアミノカルボニル基などの炭素数2〜11のモノアルキルアミノカルボニル基;
ベンジルアミノカルボニル基、フェネチルアミノカルボニル基、(3−フェニルプロピルアミノカルボニル基、(4−エチルベンジル)アミノカルボニル基、(4−イソプロピルベンジル)アミノカルボニル基、(4−メチルベンジル)アミノカルボニル基、(4−エチルベンジル)アミノカルボニル基、(4−アリルベンジル)アミノカルボニル基、〔4−(2−シアノエチル)ベンジル〕アミノカルボニル基、〔4−(2−アセトキシエチル)ベンジル〕アミノカルボニル基などの炭素数8〜11のモノアラルキルアミノカルボニル基;
アニリノカルボニル基、ナフチルアミノカルボニル基、トルイジノカルボニル基、キシリジノカルボニル基、エチルアニリノカルボニル基、イソプロピルアニリノカルボニル基、メトキシアニリノカルボニル基、エトキシアニリノカルボニル基、クロロアニリノカルボニル基、アセチルアニリノカルボニル基、メトキシカルボニルアニリノカルボニル基、エトキシカルボニルアニリノカルボニル基、プロポキシカルボニルアニリノカルボニル基、4−メチルアニリノカルボニル基、4−エチルアニリノカルボニル基など、炭素数7〜11のモノアリールアミノカルボニル基;
ビニルアミノカルボニル基、アリルアミノカルボニル基、ブテニルアミノカルボニル基、ペンテニルアミノカルボニル基、ヘキセニルアミノカルボニル基、シクロヘキセニルアミノカルボニル基、オクタジエニルアミノカルボニル基、アダマンテニルアミノカルボニル基、などの炭素数3〜11のモノアルケニルアミノカルボニル基等が挙げられる。
置換または無置換のジ置換アミノカルボニル基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するジ置換アミノカルボニル基であり、好ましくは、ジメチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基、メチルエチルアミノカルボニル基、ジプロピルアミノカルボニル基、ジブチルアミノカルボニル基、ジ−n−ヘキシルアミノカルボニル基、ジシクロヘキシルアミノカルボニル基、ジオクチルアミノカルボニル基、ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、モルホリノカルボニル基、ビス(メトキシエチル)アミノカルボニル基、ビス(エトキシエチル)アミノカルボニル基、ビス(プロポキシエチル)アミノカルボニル基、ビス(ブトキシエチル)アミノカルボニル基、ジ(アセチルオキシエチル)アミノカルボニル基、ジ(ヒドロキシエチル)アミノカルボニル基、N−エチル−N−(2−シアノエチル)アミノカルボニル基、ジ(プロピオニルオキシエチル)アミノカルボニル基などの炭素数3〜17のジアルキルアミノカルボニル基;ジベンジルアミノカルボニル基、ジフェネチルアミノカルボニル基、ビス(4−エチルベンジル)アミノカルボニル基、ビス(4−イソプロピルベンジル)アミノカルボニル基などの炭素数15〜21のジアラルキルアミノカルボニル基;
ジフェニルアミノカルボニル基、ジトリルアミノカルボニル基、N−フェニル−N−トリルアミノカルボニル基などの炭素数13〜15のジアリールアミノカルボニル基;
ジビニルアミノカルボニル基、ジアリルアミノカルボニル基、ジブテニルアミノカルボニル基、ジペンテニルアミノカルボニル基、ジヘキセニルアミノカルボニル基、N−ビニル−N−アリルアミノカルボニル基などの炭素数5〜13のジアルケニルアミノカルボニル基;
N−フェニル−N−アリルアミノカルボニル基、N−(2−アセチルオキシエチル)−N−エチルアミノカルボニル基、N−トリル−N−メチルアミノカルボニル基、N−ビニル−N−メチルアミノカルボニル基、N−ベンジル−N−アリルアミノカルボニル基等の置換または無置換のアルキル基、アラルキル基、アリール基、アルケニル基より選択した置換基を有する炭素数4〜11のジ置換アミノカルボニル基が挙げられる。
置換または無置換のアシルオキシ基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するアシルオキシ基であり、好ましくは、ホルミルオキシ基、メチルカルボニルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、n−プロピルカルボニルオキシ基、iso−プロピルカルボニルオキシ基、n−ブチルカルボニルオキシ基、iso−ブチルカルボニルオキシ基、sec−ブチルカルボニルオキシ基、t−ブチルカルボニルオキシ基、n−ペンチルカルボニルオキシ基、iso−ペンチルカルボニルオキシ基、ネオペンチルカルボニルオキシ基、2−メチルブチルカルボニルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、メチルベンゾイルオキシ基、エチルベンゾイルオキシ基、トリルカルボニルオキシ基、プロピルベンゾイルオキシ基、4−t−ブチルベンゾイルオキシ基、ニトロベンジルカルボニルオキシ基、3−ブトキシ−2−ナフトイルオキシ基、シンナモイルオキシ基、フェロセンカルボニルオキシ基、1−メチルフェロセン−1'−カルボニルオキシ基、コバルトセンカルボニ
ルオキシ基、ニッケロセンカルボニルオキシ基などの炭素数2〜16のアシルオキシ基が挙げられる。
置換または無置換のヘテロアリール基の例としては、前記に挙げたアルキル基と同様な置換基を有するヘテロアリール基であり、好ましくは、フラニル基、ピロリル基、3−ピロリノ基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、1,2,3−オキサジアゾリル基、1,2,3−トリアゾリル基、1,2,4−トリアゾリル基、1,3,4−チアジアゾリル基、ピリジニル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピペラジニル基、トリアジニル基、ベンゾフラニル基、インドーリル基、チオナフセニル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾトリアゾ−ル−2−イル基、ベンゾトリアゾール−1−イル基、プリニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、クマリニル基、シンノリニル基、キノキサリニル基、ジベンゾフラニル基、カルバゾリル基、フェナントロニリル基、フェノチアジニル基、フラボニル基、フタルイミド基、ナフチルイミド基などの無置換ヘテロアリール基;
あるいは以下の置換基、即ち、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;シアノ基;
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、メトキシメチル基、エトキシエチル基、エトキシエチル基、トリフルオロメチル基等のアルキル基;ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基;フェニル基、トリル基、ナフチル基、キシリル基、メシル基、クロロフェニル基、メトキシフェニル基等のアリール基;
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペントキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、3,5,5−トリメチルヘキシルオキシ基、フェロセンメトキシ基、コバルトセンメトキシ基、ニッケロセンメトキシ基等のアルコキシ基;ベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基などのアラルキルオキシ基;
フェノキシ基、トリルオキシ基、ナフトキシ基、キシリルオキシ基、メシチルオキシ基、クロロフェノキシ基、メトキシフェノキシ基等のアリールオキシ基;
ビニル基、アリル基、ブテニル基、ブタジエニル基、ペンテニル基、シクロペンタジエニル基、オクテニル基等のアルケニル基;
ビニルオキシ基、アリルオキシ基、ブテニルオキシ基、ブタジエニルオキシ基、ペンテニルオキシ基、シクロペンタジエニルオキシ基、オクテニルオキシ基等のアルケニルオキシ基;
メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基、ヘプチルチオ基、オクチルチオ基、デシルチオ基、メトキシメチルチオ基、エトキシエチルチオ基、エトキシエチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基等のアルキルチオ基;ベンジルチオ基、フェネチルチオ基などのアラルキルチオ基;フェニルチオ基、トリルチオ基、ナフチルチオ基、キシリルチオ基、メシルチオ基、クロロフェニルチオ基、メトキシフェニルチオ基等のアリールチオ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基等のジアルキルアミノ基;
アセチル基、プロピオニル基、ブタノイル基、フェロセンカルボニル基、コバルトセンカルボニル基、ニッケロセンカルボニル基等のアシル基;
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、フェロセンメトキシカルボニル基、1−メチルフェロセン−1'−イルメトキシカルボニル基、コバルトセニルメトキシカルボニ
ル基、ニッケロセニルメトキシカルボニル基等のアルコキシカルボニル基;
ベンジルオキシカルボニル基、フェネチルオキシカルボニル基等のアラルキルオキシカルボニル基;フェノキシカルボニル基、トリルオキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基、キシリルオキシカルボニル基、メシルオキシカルボニル基、クロロフェノキシカルボニル基、メトキシフェノキシカルボニル基等のアリールオキシカルボニル基;
ビニルオキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、ブテニルオキシカルボニル基、ブタジエニルオキシカルボニル基、シクロペンタジエニルオキシ基、ペンテニルオキシカルボニル基、オクテニルオキシカルボニル基等のアルケニルオキシカルボニル基;
メチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、ブチルアミノカルボニル基、ペンチルアミノカルボニル基、ヘキシルアミノカルボニル基、ヘプチルアミノカルボニル基、オクチルアミノカルボニル基、ノニルアミノカルボニル基、3,5,5−トリメチルヘキシルアミノカルボニル基、2−エチルヘキシルアミノカルボニル基等の炭素数2〜10のモノアルキルアミノカルボニル基や、ジメチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基、ジプロピルアミノカルボニル基、ジブチルアミノカルボニル基、ジペンチルアミノカルボニル基、ジヘキシルアミノカルボニル基、ジヘプチルアミノカルボニル基、ジオクチルアミノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、モルホリノカルボニル基、4−メチルピペラジノカルボニル基、4−エチルピペラジノカルボニル基等の炭素数3〜20のジアルキルアミノカルボニル基等のアルキルアミノカルボニル基;
フラニル基、ピロリル基、3−ピロリノ基、ピロリジノ基、1,3−オキソラニル基、ピラゾリル基、2−ピラゾリニル基、ピラゾリジニル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、1,2,3−オキサジアゾリル基、1,2,3−トリアゾリル基、1,2,4−トリアゾリル基、1,3,4−チアジアゾリル基、4H−ピラニル基、ピリジニル基、ピペリジニル基、ジオキサニル基、モルホリニル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピペラジニル基、トリアジニル基、ベンゾフラニル基、インドーリル基、チオナフセニル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、プリニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、クマリニル基、シンノリニル基、キノキサリニル基、ジベンゾフラニル基、カルバゾリル基、フェナントロニリル基、フェノチアジニル基、フラボニル基等の複素環基;
フェロセニル基、コバルトセニル基、ニッケロセニル基、ルテノセニル基、オスモセニル基、チタノセニル基などのメタロセニル基;などの置換基により置換したヘテロアリール基が挙げられる。
各官能基が、隣接する官能基と環構造を形成する場合は、それぞれ併せて環を形成する際の連結基としては、窒素原子、酸素原子、硫黄原子、リン原子、金属原子、半金属原子などのヘテロ原子および炭素原子を適宜選択して組み合わせてなる基であり、好ましい連結基の例として、−O−、−S−、−C(=O)−、または置換されていてもよいメチレン基、イミノ基、金属原子などが挙げられ、適宜組み合わせて所望する環を得ることができる。連結基により形成する環としては、連結基により連結して鎖状、面状、もしくは立体状の環が挙げられる。連結した骨格の好適な例としては、−CH2−CH2−CH2−C
2−、−CH2(NO2)−CH2−CH2−CH2−、−CH(CH3)−CH2−CH2
CH2−、−CH(Cl)−CH2−CH2−、等の脂肪族縮合環;
−CH=CH−CH=CH−、−C(NO2)=CH−CH=CH−、−C(CH3)=CH−CH=CH−、−C(CH3)=CH−CH=CH−、−C(CH3)=CH−CH=C(CH3)−、−C(OCH3)=CH−CH=C(OCH3)−、−C(OCH2CH2
CH(CH3)−(OCH3))=C(Cl)−C(Cl)=C(OCH2CH22CH(C
3)−(OCH3))−、−C(OCH2CH2CH(CH32)=C(Cl)−C(Cl)=C(OCH2CH2CH(CH32)−、−CH=C(CH3)−C(CH3)=CH−、−C(Cl)=CH−CH=CH−、−C{OCH〔CH(CH322}=CH−C
H=CH−、−C{OCH〔CH(CH322}=C(Br)−CH=CH−、−C{
OCH〔CH(CH322}=CH−C(Br)=CH−、−C{OCH〔CH(CH322}=CH−CH=C(Br)−等の芳香族縮合環;
−O−CH2−CH2−O−、−O−CH(CH3)−CH(CH3)−O−、−COO−CH2−CH2−、−COO−CH2−、−CONH−CH2−CH2−、−CONH−CH2−、−CON(CH3)−CH2−CH2−、−CON(CH3)−CH2−等の鎖状連結した
複素環、あるいは
Figure 2005313632
(M'は、Fe、Ru、Co、Ni、OsまたはM"R'2(M"はTi、Zr、Hf、
Nb、Mo、Vを表し、R'は、CO、F、Cl、Br、I、及び上述の本発明のジアザ
ポルフィリン系化合物がジアザポルフィリン骨格上の炭素原子に有しうる置換基と同様の置換基を示す。)を表す。)等の金属錯体残基;等の複素環等が挙げられる。
本発明のジアザポルフィリン系化合物は、中心に金属元素を有していてもよく、この中心金属は、更に配位子を有していてもよい。中心金属原子としては、遷移金属が好ましく、特に、2価の無置換または配位子を有する金属原子、配位子を有する3価の金属原子または半金属原子、配位子を有する4価の金属原子または半金属原子、オキシ金属原子が挙げられる。このうち、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Pt、Mn、Sn、Mg、Pb、Hg、Cd、Ba、Ti、Be、Ca等の2価のものが好ましく、特に、第4周期 が好ましい。
配位子を有する2価の金属原子の具体的な例としては、Cu(NH32、Fe(NH3
2、Fe(ピリジン)2、Fe(γ−ピコリン)2、Fe(トシルメチルイソシアニド)2、Fe(ベンジルイソシアニド)2等の含窒素化合物が配位した2価の金属原子が挙げら
れる。
配位子を有する3価の金属原子の具体的な例としては、Al−F、Al−Cl、Al−Br、Al−I、Ga−F、Ga−Cl、Ga−Br、Ga−I、In−F、In−Cl、In−Br、In−I、Ti−F、Ti−Cl、Ti−Br、Ti−I、Al−C65、Al−C64(CH3)、In−C65、In−C64(CH3)、Mn(OH)、Mn(OCH3)、Mn(OC65)、Mn〔OSi(CH33〕、Fe−F、Fe−Cl、
Fe−Br、Fe−I、Ru−F、Ru−Cl、Ru−Br、Ru−I等の1置換の3価金属原子が挙げられる。
配位子を有する4価の金属原子の具体的な例としては、CrCl2、SnF2、SnCl2、SnBr2、SnI2、ZnF2、ZnCl2、ZnBr2、ZnI2、GeF2、GeCl2、GeBr2、GeI2、TiF2、TiCl2、TiBr2、TiI2、Sn(OH)2、Ge(OH)2、Zr(OH)2、Mn(OH)2、TiA2、CrA2、SiA2、SnA2
GeA2、Ti(OA)2、Cr(OA)2、Sn(OA)2、Ge(OA)2、Ti(SA
2、Cr(SA)2、Sn(SA)2、Ge(SA)2〔Aは、前述のアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基と同様の置換または無置換のアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基を示す。〕等の2置換の4価金属原子が挙げられる。
配位子を有する3価または4価の半金属原子の具体的な例としては、B−F、B−Cl、B−Br、B−I、B−A、B(OH)、B(OA)、B〔OSi(CH3)3〕〔Aは、前述のAを意味する。〕等の1置換の3価の半金属原子;
SiF2、SiCl2、SiBr2、SiI2、Si(OH)2、SiA2、Si(OA)2
Si(SA)2〔Aは、前述のAを意味する。〕等の2置換の4価半金属原子が挙げられ
る。
オキシ金属原子の具体的な例としては、VO、MnO、TiO等が挙げられる。
以上のうち、中心金属として好ましいものとして、Pd、Cu、Pt、Ni、Co、Rh、Zn、Fe、Fe(ピリジン)2、Fe(γ−ピコリン)2、Fe(トシルメチルイソシアニド)2、Fe(ベンジルイソシアニド)2、Fe−F、Fe−Cl、Fe−Br、Fe−I、VO、TiO、TiA2、SiA2、SnA2、RuA2、RhA2、GeA2、SiA2、Si(OA)2、Sn(OA)2、Ge(OA)2、Si(SA)2、Sn(SA)2、Ge(SA)2〔Aは、前述のAを意味する。〕が挙げられる。
本発明のジアザポルフィリン系化合物として、好ましい化学式の一例として、以下の一般式(1)で表される化合物を挙げる。
Figure 2005313632
(式中、R1〜R10はそれぞれ独立に、水素原子又は任意の置換基を表し、Mは2価の金
属原子、R9又はR10の少なくとも一方は、立体パラメータ0.5以上の置換基を有する
芳香族性基であるが、溶解性の点からは、好ましくはR9及びR10両方が立体パラメータ
0.5以上の置換置を有する芳香族性基である。)
1〜R10が各々隣接する置換基と連結基を介して連結している場合に好適な連結の組
合せは、R1とR2、R3とR4、R5とR6、R7とR8、R2とR10、R10とR3、R6とR9
9とR7、等が挙げられる。
また、本発明のジアザポルフィリン系化合物として、特に好ましい化学式の一例として、以下の一般式(3)で表される化合物を挙げる。
Figure 2005313632
(式中、R1〜R8及びR11〜R16それぞれ独立に水素原子又は任意の置換基を表し、Mは2価の金属原子を表し、R11〜R16の少なくとも何れか一つは、立体パラメータ0.5以上の置換基である。溶解性の点からは、好ましくはR12又はR15の少なくとも何れか一方は、立体パラメータ0.5以上の置換基である。)
1〜R8及びR11〜R16の任意の置換基は、上述の本発明のジアザポルフィリン系化合物が有する置換基と同様である。
本発明のジアザポルフィリン系化合物の具体例として以下の構造のものを例示するが、本発明のジアザポルフィリン系化合物は、これに限定されるものではない。
一般式(3)において、R1〜R8、R11〜R16、およびMが表2の通りのものを好ましい例として挙げる。
Figure 2005313632
本発明のジアザポルフィリン系化合物は、例えば、ピロール誘導体を原料として公知の方法により合成することができる。また、中心金属の導入は、無金属ポルフィリン系化合物を酢酸、N,N−ジメチルホルムアミド、ベンゼン、エーテル、クロロホルム、ピリジン等の有機溶媒中で、ハロゲン化物、酢酸塩、金属アセチルアセトナート錯体、金属カルボニル錯体等の金属塩と加熱することにより行うか、またはポルフィリンの環化反応の際に、上述の金属塩を共存させて加熱することにより行うことができる。なお、本発明のジアザポルフィリン系化合物のように芳香族環を有するポルフィリン系化合物は、無金属のジアザポルフィリン系化合物の合成収率が低いため、金属錯体を得るのが困難といわれていたが、金属塩を共存させて環化させることにより銅以外の金属錯体も得ることができる。
本発明の光学記録媒体は、本発明のジアザポルフィリン系化合物を記録層に含有している。含有されているのは、本発明のジアザポルフィリン系化合物1種だけでもよいし、2種以上でも構わない。
本発明のジアザポルフィリン系化合物が含まれていることは、液体クロマトグラフィー、質量分析法(特にMALDI−ToF−MS(マトリックス支援レーザーイオン化飛行時間分解型質量分析)法)、核磁気共鳴スペクトル法、などの分析法により分析可能である。
本発明のジアザポルフィリン系化合物のうち好ましいものは、溶剤、特に、メチルシクロヘキサン、ジクロロメタン、ジブチルエーテルのように光学記録媒体の記録層の成膜で用いる溶媒に対する溶解性が良好なものである。ここで溶解性が良好であるとは、室温(15〜30℃)で、溶媒1000cm3に対して、12g以上溶解(目視で沈殿が無い)
することをいう。
本発明の光学記録媒体は、基本的には、基板と前記ジアザポルフィリン系化合物を含む記録層とから構成されるものであるが、更に、必要に応じて下引き層などを設けていてもよい。
前記基板としては、使用するレーザー光に対して透明なものが好ましく、ガラスや種々のプラスチックが用いられる。プラスチックとしては、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ニトロセルロース、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられるが、高生産性、コスト、耐吸湿性の点から射出成型ポリカーボネート樹脂基板が好ましい。
本発明の光学記録媒体におけるジアザポルフィリン系化合物を含有する記録層の膜厚は、特に限定されないが、通常、100Å〜5μm、好ましくは700Å〜3μmである。
記録層の成膜に当っては、必要に応じてバインダーを使用してもよい。バインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ケトン樹脂、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート等既知のものが用いられる。この場合、本発明に係るジアザポルフィリン系化合物は、バインダー樹脂中に10重量%以上含有されていることが好ましい。
また、記録層の安定性や耐光性向上のために、一重項酸素クエンチャーとして遷移金属キレート化合物(例えば、アセチルアセトナートキレート、ビスフェニルジチオール、サリチルアルデヒドオキシム、ビスジチオ−α−ジケトン等)等や、記録感度向上のために金属系化合物等の記録感度向上剤を含有していてもよい。ここで、金属系化合物とは、遷移金属等の金属が原子、イオン、クラスター等の形で化合物に含まれるものをいい、例えばエチレンジアミン系錯体、アゾメチン系錯体、フェニルヒドロキシアミン系錯体、フェナントロリン系錯体、ジヒドロキシアゾベンゼン系錯体、ジオキシム系錯体、ニトロソアミノフェノール系錯体、ピリジルトリアジン系錯体、アセチルアセトナート系錯体、メタロセン系錯体、ポルフィリン系錯体のような有機金属化合物が挙げられる。金属原子としては特に限定されないが、遷移金属であることが好ましい。
金属には、更に必要に応じて他系統の色素を併用することもできる。他系統の色素としては、主として記録用のレーザー光波長域に吸収を有し、照射されたレーザー光エネルギーの吸収によって、その箇所の記録層、反射層又は基板に、分解、蒸発、溶解等の熱的変形を伴いピットが形成されるようなものが好ましい。また、CD−Rのような770〜830nmから選ばれた波長の近赤外レーザー光やDVD−Rのような620〜690nmから選ばれた赤色レーザー光での記録に適する色素を併用して、複数の波長域のレーザー光での記録に対応する光学記録媒体とすることもできる。他系統の色素としては、具体的には、含金属アゾ系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素、シアニン系色素、アゾ系色素、スクアリリウム系色素、含金属インドアニリン系色素、トリアリールメタン系色素、メロシアニン系色素、アズレニウム系色素、ナフトキノン系色素、アントラキノン系色素、インドフェノール系色素、キサンテン系色素、オキサジン系色素、ピリリウム系色素等が挙げられる。
記録層は、真空蒸着法、スパッタリング法、ドクターブレード法、キャスト法、スピンコート法、浸漬法等一般に行われている薄膜形成法等で成膜することができるが、量産性、コスト面からスピンコート法が好ましい。スピンコート法による成膜の場合、回転数は500〜5000rpmが好ましく、スピンコート後、必要に応じて、加熱又は溶媒蒸気に当てる等の処理を行ってもよい。
ドクターブレード法、キャスト法、スピンコート法、浸漬法、特にスピンコート法等の塗布方法により記録層を形成する場合の塗布溶媒としては、基板を侵さない溶媒であれば良く、特に限定されない。例えば、ジアセトンアルコール、3−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノン等のケトンアルコール系溶媒、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ系溶媒、n−ヘキサン、n−オクタン等の炭化水素系溶媒、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、n−ブチルシクロヘキサン、t−ブチルシクロヘキサン、シクロオクタン等の炭化水素系溶媒、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル等のエーテル系溶媒、テトラフルオロプロパノール、オクタフルオロペンタノール、ヘキサフルオロブタノール等のパーフルオロアルキルアルコール系溶媒、乳酸メチル、乳酸エチル、イソ酪酸メチル等のヒドロキシエステル系溶媒等が挙げられる。
また、記録層上に金、銀、アルミニウム又はそれらの合金のような金属反射層及び保護層を設けて高反射率の媒体としてもよい。この場合の反射層としては金、銀、アルミニウム等が挙げられるが、本発明で使用する530nm以下の波長のレーザー光での反射率から、金やアルミニウムより、銀の方が好ましい。金属反射層は、蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法によって成膜される。ここで、金属反射層と記録層との間に層間の密着力を向上させるため、又は、反射率を高める等の目的で中間層を設けてもよい。
保護層としては、例えば、紫外線硬化型樹脂組成物などが挙げられる。
更に、接着層を介して貼りあわせ、両面記録型光学記録媒体としてもよいし、記録層を基板の両面に設けてもよいし、片面に設けてもよい。
上記のようにして得られた光学記録媒体への情報の記録は、通常、基板の両面又は片面に設けた記録層に0.4〜0.6μm程度に集束したレーザー光を当てることにより行う。レーザー光の照射された部分は、レーザー光のエネルギーの吸収により、分解、発熱、溶融等の記録層の熱的変形が起こる。記録された情報の再生は、レーザー光により、上記熱的変形が起きている部分と起きていない部分の反射率の差を読み取ることにより行う。
高密着度記録のためには、使用するレーザー光の波長が短いほど好ましく、特に、波長350nm〜530nmのレーザー光が好ましい。かかるレーザー光の代表例としては、例えば、中心波長405nm、中心波長410nmなどの青色レーザー光、中心波長515nmの青緑色の高出力半導体レーザー光が挙げられる他、(a)基本発振波長が740〜960nmの連続発振可能な半導体レーザー光又は(b)半導体レーザー光によって励起されかつ基本発振波長が740〜960nmの連続発振可能な固体レーザー光のいずれかを第二高調波発生素子(SHG)により波長変換することによっても得ることができる。
上記のSHGとしては、反射対称性を欠くピエゾ素子であればいかなるものでもよいが、KDP、ADP、BNN、KN、LBO、化合物半導体などが好ましい。第二高調波の具体例としては、基本発振波長が860nmの半導体レーザーの場合は、その倍波の430nm、また半導体レーザー励起の固体レーザーの場合は、CrドープしたLiSrAlF6結晶(基本発振波長860nm)からの倍波の430nmなどが挙げられる。
ポルフィリン系化合物の吸収波長と吸光度は、ポルフィリン骨格の共役系の長さなどの電子状態に依存する。本発明に係るジアザポルフィリン系化合物のうち好ましい置換基を有するものは、波長350〜530nmの青色光領域にモル吸光係数が大きく、シャープな吸収(Soret帯)を有し、青色レーザー光での記録に適している。また、ポルフィリン系化合物の中では合成が比較的容易であることから、安価な光学記録媒体を提供することができる。更に、高い光安定性、耐熱性を付与しやすいことから、安定性が要求される光学記録媒体に好適である。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
表2の化合物1の合成
(a) 3,5-ジ-t―ブチルフェニル-ビス(5−エトキシカルボニル−4−エチルー3
−メチルピロールー2−イル)メタン(1a)の合成。
3,5−ジ-t−ブチルベンズアルデヒド1.75g、2−エトキシカルボニルー3−エチル−4−メチルピロール2.9gとp−トルエンスルホン酸(0.8g)を100mlのベンゼン中に溶解後、4時間加熱環流し、共沸により生成した水を取り除いた。放冷後、炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を取り出し硫酸ナトリウムを加え乾燥後、溶媒を減圧下で留去した。シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーで白色固体4.3g(収率は95%)を得た。
(b) 3,5−ジ−t−ブチルフェニル−ビス(4−エチル−3−メチルピロール−
2−イル)メタン(2a)の合成。
(1a)3.38gを100mlのエタノールに溶解させた。そこへ30mlの水に水酸化ナトリウム2.4gを溶解させたを加えた。6時間還流後、常圧下エタノールを留去した。反応溶液をされにオートクレーブで200℃、4時間加熱した。有機層をジエチルエーテルで抽出後、食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下溶媒を留去後、シリカゲルを用いたカラムクロマグラフィーで白色固体2.32g(収率は92%)を得た。
(c) 3,5―ジ−t−ブチルフェニル−ビス(5―ブロモ−4−エチル−3−メチルピロール−2−イル)メテン(3a)の合成。
(2a)2.32gを乾燥ジクロロメタン30mlに溶解後、溶液を―20℃に冷却した。臭素0.9ml加えた乾燥ジクロロメタン10mlを滴下した。反応溶液を−20℃に保ち2時間攪拌した。アンモニア水を加えた後、ジクロロメタンで抽出し、亜硫酸ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムを加え乾燥させた。減圧下溶剤を留去後、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(展開液ベンゼン:ヘキサン=1:1)で黄色い結晶350mg(収率11%)を得た。
(d) 10,20―ビス(3,5―ジ−t−ブチルフェニル)−3,7,13,17−テトラエチル−2,8,12,18−テトラメチル−5,15−ジアザポルフィリン銅(4a)の合成。
(3a)144mg、銅アセチルアセナート66mgとアジ化ナトリウム163mgを乾燥ジメチルホルムアミドに溶解させた。反応溶液を加熱し2時間還流させた。放冷後、25mlの水を加えた。反応物をジクロロメタンで抽出後、有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(展開液ジクロロメタン)で紫色の固体を得た。ジクロロメタン−メタノールで再結晶を行い青紫色の固体64mg(収率56%)を得た。マススペクトル(FAB)m/z:917.5(C58H74N6Cuの計算値917)であった。メチルシクロヘキサン、ジクロロメタンジブチルエーテルへの溶解性をテストしたが良好であった。即ち、いずれの溶媒を用いたときにも室温(15〜30℃)で溶媒1000cm3に対して12g以上溶解した。
記録媒体の作成
(4a)のメチルシクロヘキサン1.0重量%溶液を調製し、濾過して、溶解液を得た。この溶液を直径120mm、厚さ1.2mmの射出成型ポリカーボネート樹脂基板上に滴下し、スピンコート法により塗布し、塗布後、80℃で30分間乾燥した。この塗布膜の塗布膜の可視部吸収スペクトルを図1に示す。最大吸収波長(λmax)は、396.5nmでこのピークの裾が光波長側に480nm近辺まで延びていた。
光記録
上記光学記録媒体に、中心波長405nmの半導体レーザー光を照射したところ、良好な
記録ピットを形成することができた。
本発明に係るジアザポルフィリン系化合物は、溶解性に優れており、これを用いた光学記録媒体によれば、安価で、耐光性、耐熱性に優れた高密度記録媒体が提供されることが期待される。
10,20―ビス(3,5―ジ−t−ブチルフェニル)−3,7,13,17−テトラエチル−2,8,12,18−テトラメチル−5,15−ジアザポルフィリン銅(4a)の吸収スペクトルを表す図である。

Claims (5)

  1. 立体パラメータ0.5以上の置換基を有する芳香族性基を有するジアザポルフィリン系化合物。
  2. 2つのアリール基が、ジアザポルフィリン系化合物のメゾ位に結合していることを特徴とする、請求項1に記載のジアザポルフィリン系化合物。
  3. ジアザポルフィリン系化合物が一般式(1)で表される化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のジアザポルフィリン系化合物。
    Figure 2005313632
    (式中、R1〜R10はそれぞれ独立に、水素原子又は任意の置換基を表し、Mは2価の金
    属原子、R9又はR10の少なくとも一方は、立体パラメータ0.5以上の置換基を有する
    芳香族性基を表す。)
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のジアザポルフィリン系化合物を記録層に含有してなる光学記録媒体。
  5. 書き込み及び読み取りに用いるレーザー光の波長が350〜530nmであることを特徴とする、請求項4に記載の光学記録媒体。
JP2005099048A 2004-03-31 2005-03-30 新規ジアザポルフィリン系化合物、および該化合物を用いた光学記録媒体 Pending JP2005313632A (ja)

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