JP2005313179A - 入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法 - Google Patents

入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】母材への入熱制御によって鉄鋼薄板を高品質に溶接することが目的である。
【解決手段】本発明は、直流アーク溶接とパルスアーク溶接とを低周波で切り換える入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法において、直流アーク溶接期間Tmが開始すると溶接電圧を短絡移行溶接に適した第1の値Vmrに設定し、第1遷移期間Tma中は溶接電圧を前記第1の値Vmrよりも高くVmarに設定してアーク長を適正値よりも長くし、パルスアーク溶接期間Tnが開始すると溶接電圧をパルスアーク溶接に適した第2の値Vnrに設定し、第2遷移期間Tna中は溶接電圧を前記第2の値Vnrよりも低いVnarに設定してアーク長を適正値よりも短くし、直流アーク溶接とパルスアーク溶接との切換時の溶接状態を安定化させる入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄鋼材の薄板溶接において母材への入熱制御を行うことによって高品質な溶接結果を得るための入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法に関するものである。
鉄鋼材の消耗電極アーク溶接には、炭酸ガスアーク溶接、マグ溶接等の直流アーク溶接又はパルスアーク溶接が一般的に使用される。しかし、母材の板厚が1.6mm程度以下の薄板を溶接する場合には、下記のような問題がある。直流アーク溶接によって薄板溶接を行った場合、母材への入熱が小さいために、ビード断面が凸形状となりビード外観が悪くなりやすい。他方、パルスアーク溶接によって薄板溶接を行った場合、母材への入熱が大きいために、溶け落ちが発生しやすい。このように溶接方法によって入熱が異なる理由は以下のとおりである。図6は、直流アーク溶接及びパルスアーク溶接において各溶接電流Iwに対する適正溶接電圧値を示す図である。同図は、シールドガスに両溶接方法共にアルゴンガス80%と炭酸ガスと20%との混合ガス(以下、マグガスという)を使用した場合である。溶接ワイヤには直径1.2mmの軟鋼ワイヤを使用した場合である。曲線L1が直流アーク溶接(短絡移行溶接)の場合であり、曲線L2がパルスアーク溶接の場合である。同図から明らかなように、適正溶接電圧値は、曲線L1の直流アーク溶接のときが曲線L2のパルスアーク溶接のときよりも小さくなる。入熱は溶接電流Iwと溶接電圧との乗算値となるので、直流アーク溶接の入熱はパルスアーク溶接の入熱よりも小さくなる。上述したように、板厚1.6mm程度以下の薄板をどちらの溶接方法によっても高品質に溶接することは困難であった。
特許文献1に記載する従来技術1では、母材への入熱を制御することができる交流パルスアーク溶接方法が開示されている。図7は、この交流パルスアーク溶接の電流波形図である。電極プラス極性EP時の溶接電流Iwと電極マイナス極性EN時の溶接電流Iwとでは溶接ワイヤ及び母材への入熱が異なる。これを利用して、従来技術1では、電極プラス極性EP時の電流積分値と電極マイナス極性EN時の電流積分値との比率を制御することによって、入熱を制御する。母材がアルミニウム材であるときには、この入熱制御によって母材への入熱を正確に制御することができる。しかし、母材が鉄鋼材であるときには、上記の入熱制御の効果は小さくなる。すなわち、電極プラス極性EPのみの通常のパルスアーク溶接の入熱を100%とした場合、鉄鋼材の交流パルスアーク溶接では95〜100%程度の狭い範囲しか入熱を調整することができない。この理由は以下のとおりである。鉄鋼材の交流パルスアーク溶接では、シールドガスにマグガスが使用される。他方、アルミニウム材の交流パルスアーク溶接ではシールドガスに100%アルゴンガスが使用される。また、溶接ワイヤの抵抗値も、鉄鋼ワイヤとアルミニウムワイヤとでは大きく異なる。これらシールドガス及び溶接ワイヤの抵抗値が異なるために、鉄鋼材の交流パルスアーク溶接では電極極性によって入熱があまり差がない。この結果、極性比率を変化させても入熱はあまり変化しない。したがって、交流パルスアーク溶接によって入熱制御を行い鉄鋼材の薄板溶接を高品質に行うことは難しい。
図8は、特許文献2に記載する従来技術2における直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法の電流波形図である。この従来技術2では、同図に示すように、予め定めた直流アーク溶接期間Tm中はスプレー移行の直流アーク溶接を行い、予め定めたパルスアーク溶接期間Tn中はスプレー移行のパルスアーク溶接を行う。これによってアーク長を周期的に変化させて溶融池を攪拌し、ビード外観の良好化、ブローホールの低減化等の溶接品質の向上を図ることができる。この溶接方法を鉄鋼材の薄板溶接に適用した場合、上記の直流アーク溶接期間Tm中にスプレー移行溶接にするためには、溶接電流Iwは臨界電流値280A以上である必要がある。このために、上記の溶接方法によって鉄鋼材の薄板溶接を行うことは困難である。
特開2002−86271号公報 特許第2993174号公報
上述したように、板厚1.6mm程度以下の鉄鋼材の薄板を高品質に溶接することが本発明の課題である。上述した従来技術1の交流パルスアーク溶接では、極性比率を調整しても母材への入熱をほとんど制御することができないために、薄板を高品質に溶接することができない。また、上述した従来技術2の直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法では、スプレー移行の直流アーク溶接を行うために溶接電流値が約280A以上である必要があり、薄板溶接に適用することはできない。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、予め定めた直流アーク溶接期間中は消耗電極直流アーク溶接を行い、予め定めたパルスアーク溶接期間中は消耗電極パルスアーク溶接を行い、以後低周波で交互に繰り返し行い、前記直流アーク溶接期間及び/又は前記パルスアーク溶接期間を調整して母材への入熱を制御する入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法において、
前記直流アーク溶接期間が開始すると溶接電圧を短絡移行溶接に適した第1の値に設定し、第1所定期間経過後から前記直流アーク溶接期間が終了するまでの第1遷移期間中は溶接電圧を前記第1の値よりも高く設定してアーク長を適正値よりも長くし、前記パルスアーク溶接期間が開始すると溶接電圧をパルスアーク溶接に適した第2の値に設定し、第2所定期間経過後から前記パルスアーク溶接期間が終了するまでの第2遷移期間中は溶接電圧を前記第2の値よりも低く設定してアーク長を適正値よりも短くし、前記直流アーク溶接と前記パルスアーク溶接との切換時の溶接状態を安定化させることを特徴とする入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法である。
また、第2の発明は、前記第1遷移期間中に電極と母材との短絡が解除された後のアーク期間が第1基準期間よりも長くなった時点で前記直流アーク溶接期間を終了して前記パルスアーク溶接期間に移行し、前記第2遷移期間中に電極と母材との短絡期間が第2基準期間よりも長くなった時点で前記パルスアーク溶接期間を終了して前記直流アーク溶接期間に移行することを特徴とする第1の発明記載の入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法である。
上記第1の発明によれば、短絡移行溶接(直流アーク溶接)とパルスアーク溶接とを低周波で切り換えることによって、母材への入熱を制御することができる。さらに、直流アーク溶接期間の終了前にアーク長を適正値よりも長くし、パルスアーク溶接期間の終了前にアーク長を適正値よりも短くすることによって、切換時のアーク長の変化を円滑にして溶接状態を安定化することができる。このために、板厚1.6mm程度以下の薄板の鉄鋼材を高品質に溶接することができる。
上記第2の発明によれば、上述した効果に加えて、切換時のアーク長の変化を円滑にするための遷移期間を適正値に自動設定することができるので、遷移期間の設定の手間が省ける。このために、遷移期間が常に適正値となるので、溶接品質がさらに向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法を示す波形図である。同図(A)は溶接電流Iwの、同図(B)は溶接電圧Vwの、同図(C)は溶接方法切換信号Tcの、同図(D)は溶接電圧Vwの平均値を設定する電圧設定信号Vrの時間変化を示す。溶接電圧Vwの平均値はアーク長と略比例するので、上記の電圧設定信号Vrはアーク長を設定することになる。以下、同図を参照して説明する。
(1)時刻t1〜t2の直流アーク溶接期間Tm
同図(C)に示す溶接方法切換信号TcがHighレベルとなる予め定めた直流アーク溶接期間Tm中は、シールドガスにマグガスを使用した短絡移行溶接の直流アーク溶接を行う。したがって、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは、短絡期間中は増加しアーク期間中は減少する。また、同図(B)に示すように、溶接電圧Vwは、短絡期間中は数V程度の短絡電圧値となりアーク期間中は数十V程度のアーク電圧値となる。同図(D)に示すように、電圧設定信号Vrは、短絡移行溶接に適した第1の値Vmrに設定される。
(2)時刻t11〜t2の第1遷移期間Tma
上記の直流アーク溶接期間Tmの開始時点(t1)から第1所定期間T1が経過した時点(t11)から直流アーク溶接期間Tmが終了(t2)するまでの期間(t11〜t2)を第1遷移期間Tmaとする。この第1遷移期間Tmaを予め設定し、上記の第1所定期間T1はT1=Tm−Tmaとして設定する。この第1遷移期間Tma中は、同図(D)に示すように、電圧設定信号Vrは上記の第1の値Vmrよりも高い値Vmarに設定する。このようにする理由は以下のとおりである。時刻t1〜t11の期間中のアーク長は、短絡移行溶接であるために短い状態にある。これに対して時刻t2から開始するパルスアーク溶接のアーク長は短絡移行溶接よりも長い。したがって、短絡移行溶接からパルスアーク溶接への切換時におけるアーク長の変化を円滑にして溶接状態を安定化するために、第1遷移期間Tma中のアーク長を長くする目的で電圧設定信号Vrの値をVmrからVmarへと高くしている。したがって、上記の電圧設定値Vmar及び第1遷移期間Tmaは、短絡移行溶接の短いアーク長からパルスアーク溶接の長いアーク長へと円滑に変化する値に設定する。
(3)時刻t2〜t3のパルスアーク溶接期間Tn
同図(C)に示す溶接方法切換信号TcがLowレベルとなる予め定めたパルスアーク溶接期間Tn中は、シールドガスにマグガスを使用しマグパルス溶接のパルスアーク溶接を行う。したがって、同図(A)に示すように、溶接電流Iwは、ピーク電流Ip及びベース電流Ibがパルス周期Tpbごとに通電する電流波形となる。また、同図(B)に示すように、溶接電圧Vwは、ピーク電流Ip及びベース電流Ibの通電に対応した電圧値となる。同図(D)に示すように、電圧設定信号Vrは、パルスアーク溶接に適した第2の値Vnrに設定される。
(4)時刻t21〜t3の第2遷移期間Tna
上記のパルスアーク溶接期間Tnの開始時点(t2)から第2所定期間T2が経過した時点(t21)からパルスアーク溶接期間Tnが終了(t3)するまでの期間(t21〜t3)を第2遷移期間Tnaとする。この第2遷移期間Tnaを予め設定し、上記の第2所定期間T2はT2=Tn−Tnaとして設定する。この第2遷移期間Tna中は、同図(D)に示すように、電圧設定信号Vrは上記の第2の値Vnrよりも低い値Vnarに設定する。このようにする理由は以下のとおりである。時刻t2〜t21の第2所定期間T2中のアーク長は、パルスアーク溶接であるために長い状態にある。これに対して時刻t3から開始する短絡移行溶接のアーク長はパルスアーク溶接よりも短い。したがって、パルスアーク溶接から短絡移行溶接への切換時におけるアーク長の変化を円滑にして溶接状態を安定化するために、第2遷移期間Tna中のアーク長を短くする目的で電圧設定信号VrをVnrからVnarへと低くしている。したがって、電圧設定値Vnar及び第2遷移期間Tnaは、パルスアーク溶接の長いアーク長から短絡移行溶接の短いアーク長への変化が円滑になる値に設定する。
上述した直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法では、短絡移行溶接とマグパルス溶接とを周期的に切り換えて溶接する。溶接方法の切換比率をRmn[%]=100×Tn/(Tm+Tn)として定義する。図2は、本発明において切換比率Rmnを変化させたときの母材への入熱[J/cm]の変化を示す図である。同図は、溶接ワイヤに直径1.2mmの軟鋼ワイヤを使用し、シールドガスにマグガスを使用し、平均溶接電流150A、溶接速度60cm/minの場合である。また、電圧設定信号Vrの各値は、Vmr=Vnar=17V、Vnr=Vmar=22Vに設定した。溶接方法の切換周波数は3Hzに設定した。切換比率Rmn=0%のときが直流アーク溶接のみの場合となり、切換比率Rmn=100%のときがパルスアーク溶接のみの場合である。同図に示すように、切換比率Rmnを調整することによって母材への入熱を広い範囲で制御することができる。さらに、第1遷移期間Tma及び第2遷移期間Tnaを設けることによって、溶接方法の切換時のアーク長の変化を円滑にして溶接状態を安定化することができる。切換周波数は、数Hz〜数十Hzの低周波に設定する。切換周波数がこの下限よりも低いと母材の溶け込みがこの周波数で変化することになり品質が悪くなる。他方、切換周波数が上限よりも高くなると溶接方法の切り換えが円滑でなくなり品質が悪くなる。
図3は、上述した実施の形態1に係る入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法を実施するための溶接電源のブロック図である。以下、同図を参照して各ブロックについて説明する。
電源主回路MCは、商用交流電源(3相200V等)を入力として、後述する駆動信号Dvに従ってインバータ制御、チョッパ制御等の出力制御を行い、溶接電流Iw及び溶接電圧Vwを出力する。溶接ワイヤ1は送給装置の送給ロール5の回転によって溶接トーチ4を通って送給されて、母材2との間にアーク3が発生する。
切換タイマ回路TCは、予め定めた直流アーク溶接期間設定値Tmr、第1遷移期間設定値Tmar、パルスアーク溶接期間設定値Tnr及び第2遷移期間Tnarを入力として、上記の直流アーク溶接期間設定値Tmrによって定まる期間中はHighレベルになり上記のパルスアーク溶接期間設定値Tnrによって定まる期間中はLowレベルになり以後繰り返す溶接方法切換信号Tcを出力する。さらに、この切換タイマ回路TCは、上記の直流アーク溶接期間が開始すると1になり、第1遷移期間が開始すると2になり、パルスアーク溶接期間が開始すると3になり、第2遷移期間が開始すると4になり以後繰り返す電圧設定切換信号Tvrを出力する。電圧設定回路VRは、上記の電圧設定切換信号Tvr=1のときはその値がVmrとなり、Tvr=2のときはその値がVmarとなり、Tvr=3のときはその値がVnrとなり、Tvr=4のときはその値がVnarとなる電圧設定信号Vrを出力する。
電圧検出回路VDは、溶接電圧Vwを検出して電圧検出信号Vdを出力する。電圧誤差増幅回路EVは、上記の電圧設定信号Vrと上記の電圧検出信号Vdとの誤差を増幅して電圧誤差増幅信号ΔVを出力する。パルス周期タイマ回路TPBは、上記の電圧誤差増幅信号ΔVを入力としてピーク期間中はHighレベルとなりベース期間中はLowレベルとなるパルス周期信号Tpbを出力する。ピーク電流設定回路IPRは、予め定めたピーク電流設定信号Iprを出力する。ベース電流設定回路IBRは、予め定めたベース電流設定信号Ibrを出力する。電流設定切換回路SIは、上記のパルス周期信号TpbがHighレベルのときはa側に切り換わり上記のピーク電流設定信号Iprを電流制御設定信号Icrとして出力し、Lowレベルのときはb側に切り換わり上記のベース電流設定信号Ibrを電流制御設定信号Icrとして出力する。電流検出回路IDは、溶接電流Iwを検出して電流検出信号Idを出力する。電流誤差増幅回路EIは、上記の電流制御設定信号Icrと上記の電流検出信号Idとの誤差を増幅して電流誤差増幅信号ΔIを出力する。
溶接方法切換回路SMは、上記の溶接方法切換信号TcがHighレベルのときはa側に切り換わり上記の電圧誤差増幅信号ΔVを誤差増幅信号Eaとして出力し、Lowレベルのときはb側に切り換わり上記の電流誤差増幅信号ΔIを誤差増幅信号Eaとして出力する。したがって、溶接方法切換信号TcがHighレベル(直流アーク溶接期間)のときは定電圧特性となるので短絡移行溶接となり、Lowレベル(パルスアーク溶接期間)のときはピーク電流及びベース電流が通電するパルスアーク溶接となる。駆動回路DVは、上記の誤差増幅信号Eaに従ってインバータ制御、チョッパ制御のための駆動信号Dvを出力する。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係る入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法を示す波形図である。同図(A)は溶接電流Iwの、同図(B)は溶接電圧Vwの、同図(C)は溶接方法切換信号Tcの、同図(D)は電圧設定信号Vrの時間変化を示す。同図は上述した図1と対応しており、時刻t11〜t2の第1遷移期間Tma及び時刻t21〜t3の第2遷移期間Tnaの動作のみが異なりそれ以外の期間の動作は同一である。以下、異なる動作の部分について説明する。
(1)時刻t11〜t2の第1遷移期間Tma
時刻t11において第1遷移期間Tmaが開始すると、同図(D)に示すように、電圧設定信号Vrは短絡移行溶接の適正値である第1の値Vmrよりも高い値Vmarに設定を変更する。これに伴ってアーク長が長くなり短絡解除後のアーク期間Taが予め定めた第1基準期間よりも長くなった時点(t2)で第1遷移期間Tmaを終了してパルスアーク溶接期間Tnに移行する。上記の実施の形態1では、この第1遷移期間Tmaは予め定めた値であったが、実施の形態2ではアーク期間Taが第1基準期間よりも長くなりアーク長が長くなったことを判別できた時点(t2)でパルスアーク溶接期間Tnに移行する。このために、アーク長の変化が円滑になることに加えて、溶接方法の切換周波数及び切換比率に応じて第1遷移期間Tmaを適正値に設定し直す必要がなく手間が省ける。結果的に実施の形態2では、第1遷移期間Tmaを適正値に自動設定していることになる。
(2)時刻t21〜t3の第2遷移期間Tna
時刻t21において第2遷移期間Tnaが開始すると、同図(D)に示すように、電圧設定信号Vrはパルスアーク溶接の適正値である第2の値Vnrよりも低い値Vnarに設定を変更する。これに伴ってアーク長が短くなり短絡期間Tsが予め定めた第2基準期間よりも長くなった時点(t3)で第2遷移期間Tnaを終了して直流アーク溶接期間Tmに移行する。上記の実施の形態1では、この第2遷移期間Tnaは予め定めた値であったが、実施の形態2では短絡期間Tsが第2基準期間よりも長くなりアーク長が短くなったことを判別できた時点(t3)で直流アーク溶接期間Tmに移行する。このために、アーク長の変化が円滑になることに加えて、溶接方法の切換周波数及び切換比率に応じて第2遷移期間Tnaを適正値に設定し直す必要がなく手間が省ける。結果的に実施の形態2では、第2遷移期間Tnaを適正値に自動設定していることになる。
図5は、上述した実施の形態2に係る入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法を実施するための溶接電源のブロック図である。同図において上述した図3と同一のブロックには同一符号を付してそれらの説明は省略する。以下、図3とは異なる点線で示す第2切換タイマ回路TC2について説明する。
第2切換タイマ回路TC2は、予め定めた第1所定期間設定値T1r、第2所定期間設定値T2r及び電圧検出信号Vdを入力として、第1所定期間設定値T1rによって定まる期間(図4の時刻t1〜t11の期間)及び電圧検出信号Vdによってアーク期間Taが第1基準期間よりも長くなるまでの期間(時刻t11〜t2の期間)は直流アーク溶接期間TmとしてHighレベルになり、続いて第2所定期間設定値T2rによって定まる期間(図4の時刻t2〜t21の期間)及び電圧検出信号Vdによって短絡期間Tsが第2基準期間よりも長くなるまでの期間(時刻t21〜t3の期間)はパルスアーク溶接期間TnとしてLowレベルになる溶接方法切換信号Tcを出力する。さらに、この第2切換タイマ回路TC2は、上記の直流アーク溶接期間Tmが開始すると1になり、第1遷移期間Tmaが開始すると2になり、パルスアーク溶接期間Tnが開始すると3になり、第2遷移期間Tnaが開始すると4になり以後繰り返す電圧設定切換信号Tvrを出力する。
本発明の実施の形態1に係る入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法を示す波形図である。 本発明の実施の形態1における溶接方法の切換比率Rmnと母材への入熱との関係図である。 本発明の実施の形態1に係る溶接電源のブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法を示す波形図である。 本発明の実施の形態2に係る溶接電源のブロック図である。 従来技術における短絡移行溶接(L1)及びパルスアーク溶接(L2)の溶接電流Iwに対する適正溶接電圧を示す図である。 従来技術の交流パルスアーク溶接の電流波形図である。 従来技術の直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法の電流波形図である。
符号の説明
1 溶接ワイヤ
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
DV 駆動回路
Dv 駆動信号
Ea 誤差増幅信号
EI 電流誤差増幅回路
EN 電極マイナス極性
EP 電極プラス極性
EV 電圧誤差増幅回路
Ib ベース電流
IBR ベース電流設定回路
Ibr ベース電流設定信号
Icr 電流制御設定信号
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
Ip ピーク電流
IPR ピーク電流設定回路
Ipr ピーク電流設定信号
Iw 溶接電流
MC 電源主回路
Rmn 切換比率
SI 電流設定切換回路
SM 溶接方法切換回路
T1 第1所定期間
T1r 第1所定期間設定値
T2 第2所定期間
T2r 第2所定期間設定値
Ta アーク期間
TC 切換タイマ回路
Tc 溶接方法切換信号
TC2 第2切換タイマ回路
Tm 直流アーク溶接期間
Tma 第1遷移期間
Tmar 第1遷移期間設定値
Tmr 直流アーク溶接期間設定値
Tn パルスアーク溶接期間
Tna 第2遷移期間
Tnar 第2遷移期間設定値
Tnr パルスアーク溶接期間設定値
Tpb パルス周期(信号)
TPB パルス周期タイマ回路
Tpb パルス周期信号
Ts 短絡期間
Tvr 電圧設定切換信号
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
Vmar 電圧設定値
Vmr (電圧設定値の)第1の値
Vnar 電圧設定値
Vnr (電圧設定値の)第2の値
VR 電圧設定回路
Vr 電圧設定信号
Vw 溶接電圧
ΔI 電流誤差増幅信号
ΔV 電圧誤差増幅信号

Claims (2)

  1. 予め定めた直流アーク溶接期間中は消耗電極直流アーク溶接を行い、予め定めたパルスアーク溶接期間中は消耗電極パルスアーク溶接を行い、以後低周波で交互に繰り返し行い、前記直流アーク溶接期間及び/又は前記パルスアーク溶接期間を調整して母材への入熱を制御する入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法において、
    前記直流アーク溶接期間が開始すると溶接電圧を短絡移行溶接に適した第1の値に設定し、第1所定期間経過後から前記直流アーク溶接期間が終了するまでの第1遷移期間中は溶接電圧を前記第1の値よりも高く設定してアーク長を適正値よりも長くし、前記パルスアーク溶接期間が開始すると溶接電圧をパルスアーク溶接に適した第2の値に設定し、第2所定期間経過後から前記パルスアーク溶接期間が終了するまでの第2遷移期間中は溶接電圧を前記第2の値よりも低く設定してアーク長を適正値よりも短くし、前記直流アーク溶接と前記パルスアーク溶接との切換時の溶接状態を安定化させることを特徴とする入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法。
  2. 前記第1遷移期間中に電極と母材との短絡が解除された後のアーク期間が第1基準期間よりも長くなった時点で前記直流アーク溶接期間を終了して前記パルスアーク溶接期間に移行し、前記第2遷移期間中に電極と母材との短絡期間が第2基準期間よりも長くなった時点で前記パルスアーク溶接期間を終了して前記直流アーク溶接期間に移行することを特徴とする請求項1記載の入熱制御直流アーク溶接/パルスアーク溶接切換溶接方法。

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