JP2005311633A - 受信機、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】AMラジオの音声信号の復調処理とFMラジオの音声信号の復調処理とアナログTV放送の映像信号の復調処理とを同じ受信機で行う場合であっても、復調処理部のサイズの増大、製造コストの増大及び受信機の消費電力の増大を避けることができる受信機等を提供する。
【解決手段】ソフトウェア無線技術の利用により共通化した復調処理部100を、放送モードBと音声モードVとを含む指示情報Rに基づいて選択されたIF信号に放送モードB及び音声モードVを含める処理を行うモード処理部5、AM検波部6、FM検波部20、切替部30、低域通過フィルタ40および音声出力制御部50のみで構成する。受信機のコンピュータに本発明の復調処理部のコンピュータ・プログラムを実行させることにより、AMラジオの音声信号の復調処理と、FMラジオの音声信号の復調処理と、アナログTV放送の映像信号の復調処理とを同じ受信機で行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、AMラジオ放送の音声信号の復調処理と、FMラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン放送の映像信号および音声信号の復調処理とを行なう受信機等に関する。
図16は、従来のAM(Amplitude Modulation : 振幅変調)ラジオ放送の音声信号の復調処理部のブロック図を示す。AMラジオ放送については非特許文献1等に記載されている。図16において、符号80は入力したAMIF(Intermediate Frequency : 中間周波数)信号をAM音声信号へ復調するAM検波器、8はAM検波器80に入力したAMIF信号の帯域制限を行なう帯域制限フィルタ、10は帯域制限フィルタ8と接続され、入力した信号の搬送波成分の周波数と位相とに同期した同期搬送波を作成するPLL(Phase Locked Loop)回路、9は帯域制限フィルタ8から出力された信号とPLL回路10により作成された同期搬送波とを混合するミキサ、11はミキサ9から出力された信号から不要成分を取り除くローパスフィルタである。図16に示されるように、従来のAMラジオ放送の音声信号の復調処理部は他の処理部とは独立して構成されていた。
図17は、従来のFM(Frequency Modulation : 周波数変調)ラジオ放送の音声信号の復調処理部のブロック図を示す。FMラジオ放送については非特許文献1等に記載されている。図17で図16と同じ符号を付した要素は同じ機能を有するため説明は省略する。図17において、符号90は入力したFMIF信号のFM検波を行なってコンポジット信号を出力するFM検波器であり、FM検波器90内の帯域制限フィルタ23はFM検波器90に入力したFMIF信号の所望の帯域制限を行ない、PLL回路24は帯域制限フィルタ23から出力された信号の同期搬送波を作成する。符号80はコンポジット信号のAM検波を行なって音声出力信号を出力するAM検波器、77はコンポジット信号内にあるステレオ放送の有無を示す19KHzのパイロット信号を検出するためのローパスフィルタ、78はAM検波器80から出力された音声出力信号およびローパスフィルタ77により検出されたパイロット信号の有無により音声出力制御を行ない、復調されたFMステレオ音声(左右)を出力する音声出力制御回路である。図17に示されるように、従来のFMラジオ放送の音声信号の復調処理部は、図16に示されるようなAMラジオ放送の音声信号の復調処理部とは独立して構成されていた。
図18は、従来のアナログTV(Television)放送の映像信号および音声信号の復調処理部のブロック図を示す。テレビ放送については非特許文献2等に記載されている。図18で図16および図17と同じ符号を付した要素は同じ機能を有するため説明は省略する。図18において、符号80aおよび80bは図16と同様の構成を有するAM検波器であり、90aおよび90bは図17と同様の構成を有するFM検波器である。図18に示されるように、TVIF信号の映像中間周波信号はAM検波器80aで映像検波されてカラー映像信号(NTSC:National Television System Committee方式の信号)が取り出される。テレビジョンの音声信号は、一部の方式を除き周波数変調(FM)方式で送られているため、基本的に上述のFM復調と同様である。TVIF信号の音声中間周波信号はFM検波器90aで1回目のFM検波が行なわれ、コンポジット信号がFM検波器90b(2回目のFM検波)へ送られてFM検波され音声出力信号が出力される。一方、コンポジット信号はAM検波器80bとへ送られてAM検波され副音声信号の有無が検出される。音声出力制御回路78は上記音声出力信号および副音声信号の有無に基づき音声出力の制御を行なう。図18に示されるように、従来のアナログTV放送の映像信号の復調処理部と音声信号の復調処理部とは、図16に示されるようなAMラジオ放送の音声信号の復調処理部および図17に示されるようなFMラジオ放送の音声信号の復調処理部とは独立して構成されていた。
NHKラジオ技術教科書、日本放送協会編集、平成5年10月25日発行、日本放送出版協会発行。 NHKテレビ技術教科書(上)、日本放送協会編集、平成15年1月30日第15刷発行、日本放送出版協会発行。
上述のように、従来、AMラジオの音声信号の復調処理部、FMラジオの音声信号の復調処理部、アナログTV放送の映像信号の復調処理部と音声信号の復調処理部は、各々独立して別の処理部として構成されていた。このため、AMラジオの音声信号の復調処理、FMラジオの音声信号の復調処理およびアナログTV放送の映像信号の復調処理を同じ受信機で行う場合、復調処理部のサイズの増大および製造コストの増大を招くことになり、さらに受信機の消費電力の増大も招くという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、AMラジオの音声信号の復調処理、FMラジオの音声信号の復調処理およびアナログTV放送の映像信号の復調処理を同じ受信機で行う場合であっても、復調処理部のサイズの増大、製造コストの増大および受信機の消費電力の増大を避けることができる受信機等を提供することにある。
この発明の受信機は、振幅変調(AM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、周波数変調(FM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン(TV)放送の映像信号及び音声信号の復調処理とを選択的に行う受信機であって、AMラジオ放送、FMラジオ放送又はTV放送の種別を示す放送モードと音声の種別を示す音声モードとを含む指示情報に基づいて選択された中間周波信号に該放送モード及び該音声モードを含める処理を行うモード処理部と、入力信号のAM検波を行なうAM検波部と、入力信号のFM検波を行なうFM検波部と、入力信号を第1ないし第5切替端子へ出力する切替部と、入力信号の周波数の低域部分を通過させる低域通過フィルタと、入力信号に含まれる音声モードに基づき音声出力信号の出力制御を行なう音声出力制御部とを備え、前記モード処理部の出力側は、放送モード及び音声モードを含む各中間周波信号を出力するAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子及びTV中間周波信号出力端子を有し、前記音声出力制御部の入力側は、音声モードを識別可能な信号を入力する音声モード信号入力端子及び音声出力信号を入力する音声出力信号入力端子を有し、前記AM検波部の入力側は、前記モード処理部のAM中間周波信号出力端子、TV中間周波信号出力端子及び前記切替部の第1切替端子と接続されたAM検波部入力端子を有し、出力側はAM音声信号の出力端子、TV映像信号の出力端子、前記音声出力制御部の音声モード信号入力端子と接続された出力端子及び前記低域通過フィルタの入力端子と接続された出力端子を有し、前記FM検波部の入力側は、前記モード処理部のTV中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子及び前記切替部の第2切替端子と接続され、出力側は前記切替部と接続されており、前記切替部の第3切替端子は前記音声出力制御部の音声出力信号入力端子と接続され、第4切替端子は前記音声出力制御部の音声モード信号入力端子と接続されており、前記低域通過フィルタの入力側は前記切替部の第5切替端子と接続され、出力側は前記音声出力制御部の音声出力信号入力端子と接続されており、前記モード処理部は、放送モード及び音声モードを含む指示情報を入力する指示情報入力手段と、前記指示情報入力手段により入力した放送モードに基づき、受信したAM中間周波信号、FM中間周波信号及びTV中間周波信号の内のいずれかの中間周波信号を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した放送モード及び音声モードを含めさせた後、該中間周波信号に応じてAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子又はTV中間周波信号出力端子のいずれかの出力端子から出力させる識別部設定手段とを備え、前記AM検波部は、AM検波部入力端子から入力された入力信号のAM検波を行なうAM検波回路と、前記AM検波回路により復調された信号の識別部に含まれる放送モードがAMラジオ放送モードを示す場合は復調された信号をAM音声信号の出力端子から出力させ、該放送モードがTV放送モードを示す場合は復調された信号をTV映像信号の出力端子から出力させ、該放送モードがFM検波後TV放送モードを示す場合は復調された信号を前記音声出力制御部の音声モード信号入力端子と接続された出力端子から出力させ、該放送モードがFMラジオ放送モードを示す場合は復調された信号を前記低域通過フィルタの入力端子と接続された出力端子から出力させる判定回路とを備え、前記切替部は、入力信号の識別部に含まれる放送モードの内容を判断する放送モード判断手段と、前記放送モード判断手段によりFMラジオ放送モードを示すと判断された場合、該入力信号を第1切替端子、第4切替端子及び第5切替端子から出力させるFMラジオ放送モード切替手段と、前記放送モード判断手段によりTV放送モードを示すと判断された場合、該放送モードの内容をFM検波後TV放送モードへ変更した後の入力信号を第1切替端子、第2切替端子及び第5切替端子から出力させるTV放送モード切替手段と、前記放送モード判断手段によりFM検波後TV放送モードを示すと判断された場合、該入力信号を第3切替端子から出力させるFM検波後TV放送モード切替手段とを備え、前記音声出力制御部は、音声モード信号入力端子からの入力信号の識別部に含まれる音声モードと該入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断する音声モード判断手段と、前記音声モード判断手段により2つの音声モードが同じであると判断された場合、音声出力信号入力端子から入力された音声出力信号を該音声モードに基づき出力させる音声制御手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、この発明の受信機において、前記FM検波部は、入力信号の帯域制限を行なう帯域制限フィルタと、該帯域制限フィルタから出力された信号の同期検波を行なう同期検波回路と、該同期検波回路から出力された信号の高周波を抑制する高周波抑制フィルタとを備えることができる。
ここで、この発明の受信機において、前記モード処理部は音声モードを出力する音声モード出力端子をさらに備え、前記音声出力制御部は該音声モード出力端子と接続された音声モード入力端子をさらに備え、前記識別部設定手段は、前記選択手段により選択された中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した放送モードを含めさせた後、該中間周波信号に応じてAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子又はTV中間周波信号出力端子のいずれかの出力端子から出力させ、前記指示情報入力手段により入力した音声モードは音声モード出力端子から出力させるものであり、前記音声モード判断手段は、音声モード入力端子から入力された音声モードと音声モード信号入力端子からの入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断することができる。
ここで、この発明の受信機において、前記AM検波部のAM検波部入力端子は前記モード処理部のAM中間周波信号出力端子と接続されたAM中間周波信号専用入力端子と、TV中間周波信号出力端子及び切替部の第1切替端子と接続された他の入力端子とに分かれ、前記モード処理部の識別部設定手段は、前記選択手段によりAM中間周波信号が選択された場合、受信したAM中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した音声モードを含めさせた後、AM中間周波信号出力端子から出力させ、前記AM検波部のAM検波回路は、AM中間周波信号専用入力端子から入力された入力信号のAM検波を行なって、復調された信号をAM音声信号の出力端子から出力させる第1AM検波回路と、他の入力端子から入力された入力信号のAM検波を行なう第2AM検波回路とを有し、前記判定回路は、前記第2AM検波回路により復調された信号の識別部に含まれる放送モードがTV放送モードを示す場合は復調された信号をTV映像信号の出力端子から出力させ、該放送モードがFM検波後TV放送モードを示す場合は復調された信号を前記音声出力制御部の音声モード信号入力端子と接続された出力端子から出力させ、該放送モードがFMラジオ放送モードを示す場合は復調された信号を前記音声出力制御部の音声出力信号入力端子と接続された出力端子から出力させることができる。
ここで、この発明の受信機において、前記音声制御手段は、前記音声モード判断手段により2つの音声モードが同じであると判断されなかった場合、音声出力信号入力端子から入力された音声出力信号を所定の音声モードに基づき出力することができる。
この発明のプログラムは、振幅変調(AM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、周波数変調(FM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン(TV)放送の映像信号及び音声信号の復調処理とを選択的に行う受信機における、AMラジオ放送、FMラジオ放送又はTV放送の種別を示す放送モードと音声の種別を示す音声モードとを含む指示情報に基づいて選択された中間周波信号に該放送モード及び該音声モードを含める処理を行うモード処理部の処理を行うためのプログラムであって、前記モード処理部の出力側は前記受信機においてAM検波を行なうAM検波部と接続されたAM中間周波信号出力端子、前記受信機においてFM検波を行なうFM検波部と接続されたFM中間周波信号出力端子及び前記AM検波部と前記FM検波部とに接続されたTV中間周波信号出力端子を有しており、コンピュータを、放送モード及び音声モードを含む指示情報を入力する指示情報入力手段、前記指示情報入力手段により入力した放送モードに基づき、受信したAM中間周波信号、FM中間周波信号及びTV中間周波信号の内のいずれかの中間周波信号を選択する選択手段、前記選択手段により選択された中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した放送モード及び音声モードを含めさせた後、該中間周波信号に応じてAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子又はTV中間周波信号出力端子のいずれかの出力端子から出力させる識別部設定手段として機能させるためのプログラムである。
ここで、この発明のプログラムにおいて、前記モード処理部は音声モードを出力する音声モード出力端子をさらに備え、該音声モード出力端子は入力信号の所定の識別部に含まれる音声モードに基づき音声信号の処理を行う音声出力制御部と接続されており、前記識別部設定手段は、前記選択手段により選択された中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した放送モードを含めさせた後、該中間周波信号に応じてAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子又はTV中間周波信号出力端子のいずれかの出力端子から出力させ、前記指示情報入力手段により入力した音声モードは音声モード出力端子から出力させることができる。
この発明のプログラムは、振幅変調(AM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、周波数変調(FM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン(TV)放送の映像信号及び音声信号の復調処理とを選択的に行う受信機における、AMラジオ放送、FMラジオ放送又はTV放送の種別を示す放送モードに基づき、該放送モードを所定の識別部に含む入力信号を第1ないし第5切替端子へ出力する切替部の処理を行うためのプログラムであって、前記受信機は、入力信号のAM検波を行なうAM検波部と、入力信号のFM検波を行なうFM検波部と、入力信号の周波数の低域部分を通過させる低域通過フィルタと、入力信号に含まれる音声モードに基づき音声出力信号の出力制御を行なう音声出力制御部とを備えており、前記切替部の入力側は前記FM検波部の出力側と接続され、第1切替端子は前記AM検波部の入力側と接続され、第2切替端子は前記FM検波部の入力側と接続され、第3切替端子は前記音声出力制御部の入力側における音声出力信号を入力する音声出力信号入力端子と接続され、第4切替端子は前記音声出力制御部の入力側における音声モードを識別可能な信号を入力する音声モード信号入力端子と接続され、第5切替端子は前記低域通過フィルタの入力側と接続されており、コンピュータを、入力信号の識別部に含まれる放送モードの内容を判断する放送モード判断手段、前記放送モード判断手段によりFMラジオ放送モードを示すと判断された場合、該入力信号を第1切替端子、第4切替端子及び第5切替端子から出力させるFMラジオ放送モード切替手段、前記放送モード判断手段によりTV放送モードを示すと判断された場合、該放送モードの内容をFM検波後TV放送モードへ変更した後の入力信号を第1切替端子、第2切替端子及び第5切替端子から出力させるTV放送モード切替手段、前記放送モード判断手段によりFM検波後TV放送モードを示すと判断された場合、該入力信号を第3切替端子から出力させるFM検波後TV放送モード切替手段として機能させるためのプログラムである。
この発明のプログラムは、振幅変調(AM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、周波数変調(FM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン(TV)放送の映像信号及び音声信号の復調処理とを選択的に行う受信機における、入力信号の所定の識別部に含まれる音声の種別を示す音声モードに基づき音声出力信号の処理を行う音声出力制御部の処理を行うためのプログラムであって、前記受信機は、入力信号のFM検波を行なうFM検波部により1回FM検波されたFM中間周波信号を出力するFMラジオ放送用切替端子と、該FM検波部により2回FM検波されたTV中間周波信号を出力するTV放送用切替端子と、該FM検波部により1回FM検波されたFM中間周波信号またはTV中間周波信号を出力する共用切替端子とを有する切替部と、前記FM検波部により1回FM検波されたTV中間周波信号のAM検波を行なったTV放送側パイロット信号を出力するTV放送側出力端子と、該FM検波部により1回FM検波されたFM中間周波信号のAM検波を行なったFMラジオ放送側出力信号を出力するFMラジオ放送側出力端子とを有するAM検波部と、前記切替部の共用切替端子及び前記AM検波部のFMラジオ放送側出力端子と接続され、入力した信号の周波数の低域部分を通過させる低域通過フィルタとを備えており、前記音声出力制御部の入力側は、前記低域通過フィルタの出力側に接続された音声出力信号入力端子と、前記切替部のFMラジオ放送用切替端子と前記AM検波部のTV放送側出力端子とに接続された音声モード信号入力端子とを有しており、コンピュータを、音声モード信号入力端子からの入力信号の識別部に含まれる音声モードと該入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断する音声モード判断手段、前記音声モード判断手段により2つの音声モードが同じであると判断された場合、音声出力信号入力端子から入力された音声出力信号を該音声モードに基づき出力させる音声制御手段として機能させるためのプログラムである。
ここで、この発明のプログラムにおいて、前記音声出力制御部は音声モードを入力する音声モード入力端子をさらに備え、前記音声モード判断手段は、音声モード入力端子から入力された音声モードと音声モード信号入力端子からの入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断することができる。
ここで、この発明のプログラムにおいて、前記音声制御手段は、前記音声モード判断手段により2つの音声モードが同じであると判断されなかった場合、音声出力信号入力端子から入力された音声出力信号を所定の音声モードに基づき出力することができる。
この発明の記録媒体は、本発明のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
AMラジオの音声信号の復調処理部と、FMラジオの音声信号の復調処理部と、アナログTV放送の映像信号の復調処理部とを、ソフトウェア無線技術の利用により共通化した復調処理部を設ける。復調処理部は、放送の種別を示す放送モードと音声の種別を示す音声モードとを含む指示情報に基づいて選択されたIF信号に放送モード及び音声モードを含める処理を行う1個のモード処理部、1個のAM検波部、1個のFM検波部、1個の切替部、1個の低域通過フィルタおよび1個の音声出力制御部のみで構成することができる。受信機のコンピュータに本発明の復調処理部のコンピュータ・プログラムを実行させることにより、AMラジオの音声信号の復調処理と、FMラジオの音声信号の復調処理と、アナログTV放送の映像信号の復調処理とを同じ受信機で行うことができる。この結果、AMラジオの音声信号の復調処理と、FMラジオの音声信号の復調処理と、アナログTV放送の映像信号の復調処理とを同じ受信機で行う場合であっても、復調処理部のサイズの増大、製造コストの増大および受信機の消費電力の増大を避けることができるという効果がある。
以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の受信機等の特徴は、従来技術においてAMラジオの音声信号の復調処理部、FMラジオの音声信号の復調処理部、アナログTV放送の映像信号の復調処理部を独立して個別に用意していたのに対し、上記3種類の復調処理部をソフトウェア無線技術の利用により共通化した点にある。
図1は、本発明の実施例1における受信機の復調処理部100のブロック図である。以下では、まず復調処理部100の各要素の接続関係について説明し、次に各要素の機能の詳細について説明する。図1において、符号5はモード処理部であり、入力端子InからAMラジオ放送(AM)、FMラジオ放送(FM)又はTV放送(TV)の種別を示す放送モードBと、モノラル音声(M)、ステレオ音声(S)、主音声(Main)又は副音声(Sub)の種別を示す音声モードVとを含む指示情報Rを入力する。モード処理部5はAMIF信号入力端子2aからAMIF信号、TVIF信号入力端子2bからTVIF信号、FMIF信号入力端子2cからFMIF信号を各々入力する。モード処理部5は指示情報Rに基づいてIF信号を選択し、選択したIF信号のタグ(所定の識別部)に放送モードB及び音声モードVを含める処理を行って、AMIF信号を選択した場合はAMIF信号出力端子3a、TVIF信号を選択した場合はTVIF信号出力端子3b、FMIF信号を選択した場合はFMIF信号出力端子3cから各々出力する。
図1において、符号6はAM検波部入力端子13に入力した信号のAM検波を行なうAM検波部である。AM検波部入力端子13はモード処理部5のAMIF信号出力端子3a、TVIF信号出力端子3b及び切替部30(後述)の第1切替端子31と接続されている。AM検波部6の出力側はAM音声信号出力端子14、NTSC方式のカラーTV映像信号出力端子15、音声出力制御部50(後述)の音声モード信号入力端子51と接続されたAM検波部出力端子17及び低域通過フィルタ40の入力端子と接続されたAM検波部出力端子16を有している。
符号20はFM検波部入力端子22に入力した信号のFM検波を行うFM検波部である。FM検波部20のFM検波部入力端子22は、モード処理部5のTVIF信号出力端子3b、FMIF信号出力端子3c及び切替部30の第2切替端子32と接続されている。FM検波部出力端子26は切替部30と接続されている。FM検波部20はコンポジット信号をFM検波部出力端子26から出力する。FM検波部20は、入力したIF信号の所望の帯域制限を行う帯域制限フィルタ23と、帯域制限フィルタ23から出力された信号の同期検波を行なう同期検波(PLL)回路24と、PLL回路24から出力された、FM復調処理に生じる搬送波の2倍周波数となる高調波信号を抑制するための高調波抑制用フィルタ25とを有している。
符号30はFM検波部20のFM検波部出力端子26と接続され入力信号を第1切替端子31、第2切替端子32、第3切替端子33、第4切替端子34、第5切替端子35へ切替る切替部である。切替部30の第1切替端子31はAM検波部6のAM検波部入力端子13と接続され、第2切替端子32はFM検波部20のFM検波部入力端子22と接続され、第3切替端子33は音声出力制御部50の音声出力信号入力端子52と接続され、第4切替端子34は音声出力制御部50の音声モード信号入力端子51と接続され、第5切替端子35は低域通過フィルタ40(後述)と接続されている。
符号40は入力側が切替部30の第5切替端子35及びAM検波部6のAM検波部出力端子16と接続され、出力側が音声出力制御部50の音声出力信号入力端子52に接続された、入力信号の周波数の低域部分を通過させる低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)である。一般に、周波数変調では周波数に比例して増大する雑音を防ぐために予め高域の変調度を強調して送信するプリエンファシス(pre-emphasis)処理を行っている。プリエンファシス処理を行う回路の時定数(プリエンファシス量)は、FMラジオ放送の音声信号に対しては50μs、TV放送の音声信号に対しては75μsと定められている。そこで低域通過フィルタ40により、FMラジオ放送またはTV放送の各音声信号に対して高域を弱めるデエンファシス(de-emphasis)処理を行なっている。後述するように、切替部30によりFMラジオ放送モード(FM)またはTV放送モード(TV)を示すと判断された場合、切替部30は上記第5切替端子35から低域通過フィルタ40へ信号を出力する。低域通過フィルタ40は当該信号の低域を通過させて、FMラジオ放送モード(FM)またはTV放送モード(TV)の主音声出力を音声出力制御部50の音声出力信号入力端子52へ出力する。さらに低域通過フィルタ40は、AM検波部6により放送モードがFMラジオ放送を示すと判定されてAM検波部出力端子16から出力されたFMラジオ放送側出力信号の低域を通過させて、FMラジオ放送モード(FM)の副音声出力を音声出力制御部50の音声出力信号入力端子52へ出力する。以上のAM検波部6、FM検波部20および低域通過フィルタ40において、前処理及び後処理のいずれのフィルタ23、25、40等またはPLL回路24のパラメータについては、上記タグに基づきその処理に適切なものを選択する。これは、同じAM検波、FM検波処理であっても搬送周波数、パイロット信号の周波数は各々の処理毎に異なり、FMラジオ放送とTV放送とではプリエンファシス特性が異なるため、AM検波部6、FM検波部20および低域通過フィルタ40においてタグに対応した処理を行う必要があるためである。
符号50は入力信号に含まれる音声モードに基づき音声出力信号の出力制御を行なう音声出力制御部である。音声出力制御部50の入力側は、音声モードVを識別可能な信号を入力する音声モード信号入力端子51及び音声出力信号を入力する音声出力信号入力端子52を有している。音声出力制御部50の出力側はTV音声(左右)出力部56とFM音声(左右)出力部55とを有している。
次に、復調処理部100の各要素の機能について説明する。復調処理部100のモード処理部5、切替部30および音声出力制御部50の機能は、受信機のコンピュータ(後述)により実行されるコンピュータ・プログラムとして実現することができる。モード処理部5は上記コンピュータを後述する指示情報入力手段、選択手段、識別部設定手段として機能させるためのプログラムとして実現することができる。図2は本発明の実施例1におけるモード処理部5のプログラムの機能をフローチャートで示す。図2に示されるように、放送モードB及び音声モードVを含む指示情報Rを入力する(ステップS2。指示情報入力手段)。ステップS2(指示情報入力手段)により入力した放送モードBに基づき、受信したAMIF信号、FMIF信号及びTVIF信号の内のいずれかのIF信号を選択する(ステップS4。選択手段)。ステップS4(選択手段)により選択されたIF信号のタグ(所定の識別部)にステップS2(指示情報入力手段)により入力した放送モードB及び音声モードVを含めさせる(ステップS6)。この後IF信号に応じて,AMIF信号であると判断された場合(ステップS8)、AMIF信号出力端子3aから出力させ(ステップS10)、FMIF信号であると判断された場合(ステップS12)、FMIF信号出力端子3cから出力させ(ステップS14)、いずれでもない場合はTVIF出力端子3bから出力させる(ステップS16。ステップS8ないしS16が識別部設定手段)。
AM検波部6はミキサ、フィルタ、PLL等を用いた通常の構成によるAM検波回路と以下で説明する判定回路とにより実現することができる。図3は、本発明の実施例1におけるAM検波部6の一構成例を示す。図3で図1と同じ符号が付された箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図3に示されるように、AM検波部入力端子13からの入力信号は帯域制限を行なう帯域制限フィルタ8を通され、PLL回路10により入力信号から搬送波に同期した信号を生成し、この生成した信号と入力信号とをミキサ9で混合する。ミキサ9からの出力信号はローパスフィルタ11により高周波成分を除去される。以上の帯域制限フィルタ8、PLL回路10、ミキサ9およびローパスフィルタ11により、AM検波回路が構成される。次に、ローパスフィルタ11から出力された信号はタグ判断部12(判定回路)に入力される。タグ判断部12は、AM検波回路により復調された信号のタグに含まれる放送モードBがAMラジオ放送モード(AM)を示す場合は復調された信号をAM音声信号出力端子14から出力させ、放送モードBがTV放送モード(TV)を示す場合は復調された信号をカラーTV映像信号出力端子15から出力させる。タグ判断部12は、放送モードBがFM検波後TV放送モード(TV/FM)を示す場合、復調された信号(パイロット信号)を音声出力制御部50の音声モード信号入力端子51と接続されたAM検波部出力端子(TV放送側出力端子)17から出力させる。タグ判断部12は、放送モードBがFMラジオ放送モード(FM)を示す場合、復調された信号を低域通過フィルタ40の入力端子と接続されたAM検波部出力端子(FMラジオ放送側出力端子)16から出力させる。以上の図7に示される構成は一例であり他の構成であってもよいことはもちろんである。
上述のAM検波部6におけるPLL回路10は、通常の構成により実現することができる。図4は、本発明の実施例1におけるPLL回路10の一構成例を示す。図4に示されるように、帯域制限フィルタ8から信号が入力されると、位相比較器46は当該信号とVCO(Voltage Controlled Oscillator : 電圧制御発信器)48からの信号との位相差に応じた電圧を発生する。この電圧はアンプ47を介してVCO48の制御電圧となり、帯域制限フィルタ8から入力された信号とVCO48からの信号との周波数の差が小さくなるようにVCO48が制御される。VCO48の発振周波数が帯域制限フィルタ8から入力された信号と同じになったところで安定する。
切替部30は上記コンピュータを後述する放送モード判断手段、FMラジオ放送モード切替手段、TV放送モード切替手段、FM検波後TV放送モード切替手段として機能させるためのプログラムとして実現することができる。図5は本発明の実施例1における切替部30のプログラムの機能をフローチャートで示す。図5に示されるように、入力信号のタグに含まれる放送モードBの内容を判断する(ステップS20、S24、S28。放送モード判断手段)。放送モード判断手段によりFMラジオ放送モード(FM)を示すと判断された場合(ステップS20)、入力信号を第1切替端子31、第4切替端子(FMラジオ放送用切替端子)34及び第5切替端子(共用切替端子)35から出力させる(ステップS22。FMラジオ放送モード切替手段)。放送モード判断手段によりTV放送モード(TV)を示すと判断された場合、放送モードの内容をFM検波後TV放送モード(TV/FM)へ変更した後の入力信号を第1切替端子31、第2切替端子32及び第5切替端子35から出力させる(ステップS26。TV放送モード切替手段)。放送モード判断手段によりFM検波後TV放送モード(TV/FM)を示すと判断された場合、入力信号(TV放送の副音声出力)を第3切替端子(TV放送用切替端子)33から出力させる(ステップS29。FM検波後TV放送モード切替手段)。
音声出力制御部50は上記コンピュータを後述する音声モード判断手段、音声制御手段として機能させるためのプログラムとして実現することができる。図6は本発明の実施例1における音声出力制御部50のプログラムの機能をフローチャートで示す。図6に示されるように、音声モード信号入力端子51からの入力信号のタグに含まれる音声モードVと当該入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断する(ステップS30。音声モード判断手段)。具体的には、音声モード信号入力端子51からの入力信号のタグに含まれる放送モードBがFMである場合、当該入力信号のタグに含まれる音声モードVと当該入力信号を所定のFMラジオ放送用のバンドパスフィルタ(不図示)を通して検出されたパイロット信号による音声モードとが同じであるか否かを判断する。所定のFMラジオ放送用のバンドパスフィルタは、ステレオ(S)放送識別のための19KHzのパイロット信号が重畳されている点を考慮したフィルタを用いればよい。一方、音声モード信号入力端子51からの入力信号のタグに含まれる放送モードBがTV/FMである場合、当該入力信号のタグに含まれる音声モードVと、当該入力信号(パイロット信号)により示される音声モードとが同じであるか否かを判断する。当該入力信号(パイロット信号)は音声多重(Main、Sub)放送の場合は922.5Hz、ステレオ(S)放送の場合は982.5Hzの正弦波信号であるため、音声モードを識別することができる。
ステップS30(音声モード判断手段)により2つの音声モードが同じであると判断された場合、音声出力信号入力端子52から入力された音声出力信号を当該音声モードVに基づき出力させる(ステップS32。音声制御手段)。
図7は、上述の本発明のコンピュータ・プログラムを実行する受信機のコンピュータの内部回路60を示すブロック図である。図7に示されるように、復調処理部100等(復調処理部100の他は後述の実施例で説明)、CPU61、ROM62、RAM63、画像制御部66、コントローラ67、入力制御部69および外部インタフェース(I/F)部71はバス72に接続されている。例えばAM信号はアンテナ1aにより受信し、FM信号はアンテナ1bにより受信し、TV信号はアンテナ1cにより受信する。受信部4には、図示していないがアンテナ1a等により受信した信号を増幅するアンプ、アンプの出力をVCOからの信号と混合してIF信号へ変換するミキサ等があり、このIF信号が復調処理部100等へ入力される。
本発明のコンピュータ・プログラムは、ROM62、ディスク68aまたはCD−ROM68n等の記録媒体(脱着可能な記録媒体を含む)に記録されており、ROM62からバス72を介し、またはディスク68a若しくはCD−ROM68n等の記録媒体からコントローラ67を経由してバス72を介しRAM63へロードされる。CPU61がRAM63へロードされた本発明のコンピュータ・プログラムを実行することにより、受信機のコンピュータに本発明の復調処理部100等のコンピュータ・プログラムを実施させることができる。
入力操作部70は受信機に所望のデータを入力するためのマウス、テンキー等の入力装置(不図示)であり、入力操作部70と接続された入力制御部69は、入力操作部70の入力制御を行なう。画像メモリであるVRAM65は受信機の表示部(不図示)の少なくとも一画面分のデータ容量に相当する容量を有しており、画像制御部66はVRAM65のデータを画像データへ変換して表示部64へ送出する機能を有している。外部I/F部71は受信機が外部の装置等と接続する際の入出力インタフェース機能を有する。
本発明のコンピュータ・プログラムは上述のようにCD−ROM68n等の記録媒体の形態でコンピュータCPU61に供給することができ、当該コンピュータ・プログラムを記録したCD−ROM68n等の記録媒体も同様に本発明を構成することになる。当該コンピュータ・プログラムを記録した記録媒体としては上述された記録媒体の他に、例えばメモリ・カード、メモリ・スティック、DVD、光ディスク、FD等を用いることができる。
以上より、本発明の実施例1によれば、従来の受信機のAMラジオの音声信号の復調処理部とFMラジオの音声信号の復調処理部とアナログTV放送の映像信号の復調処理部とを、ソフトウェア無線技術の利用により共通化して本発明の復調処理部100を設けることができる。復調処理部100は、1個のモード処理部5、1個のAM検波部6、1個のFM検波部20、1個の切替部30、1個の低域通過フィルタ40および1個の音声出力制御部50のみで構成することができる。受信機のコンピュータに本発明の復調処理部100のコンピュータ・プログラムを実行させることにより、AMラジオの音声信号の復調処理と、FMラジオの音声信号の復調処理と、アナログTV放送の映像信号の復調処理とを同じ受信機で行うことができる。この結果、AMラジオの音声信号の復調処理、FMラジオの音声信号の復調処理およびアナログTV放送の映像信号の復調処理を同じ受信機で行う場合であっても、復調処理部のサイズの増大、製造コストの増大および受信機の消費電力の増大を避けることができる復調処理方法等を提供することができる。
実施例1では、モード処理部5は選択したIF信号のタグに放送モードB及び音声モードVを含める処理を行って、各IF信号出力端子3a等からIF信号を各々出力した。本実施例2では音声モードVを音声出力制御部50へ直接出力する例について説明する。図8は、本発明の実施例2における受信機の復調処理部120のブロック図を示す。図8で図1と同じ符号を付した箇所は同じ機能を示すため説明は省略する。以下、実施例1の復調処理部100と本実施例2の復調処理部120との相違に重点をおいて説明する。図8に示されるように、本実施例2ではモード処理部5に音声モードVを出力する音声モード出力端子3dをさらに設け、音声出力制御部50に音声モード出力端子3dと接続された音声モード入力端子53をさらに設けることにより、音声モードVを音声出力制御部50へ直接出力している。このため、図8に示されるように各タグには音声モードVを含めないで済ませることができる。
図9は本発明の実施例2におけるモード処理部5のプログラムの機能をフローチャートで示す。図9で図2と同じステップS番号を付したブロックは同じ機能を有するため説明は省略する。図9に示されるように、ステップS7でステップS4(選択手段)により選択されたIF信号のタグにステップS2(指示情報入力手段)により入力した放送モードBのみを含めさせた後、IF号に応じてAMIF信号出力端子3a、FMIF信号出力端子3c又はTVIF信号出力端子3bのいずれかの出力端子から出力させる。ステップS2(指示情報入力手段)により入力した音声モードVは音声モード出力端子3dから出力させる(ステップS17)。
図10は本発明の実施例2における音声出力制御部50のプログラムの機能をフローチャートで示す。図10で図6と同じステップS番号を付したブロックは同じ機能を有するため説明は省略する。図10に示されるように、ステップS31(音声モード判断手段)において、音声モード入力端子53から入力された音声モードVと音声モード信号入力端子51からの入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断する。具体的な処理は実施例1と同様であるため説明は省略する。ステップS31(音声モード判断手段)により2つの音声モードが同じであると判断された場合、音声出力信号入力端子52から入力された音声出力信号を当該音声モードVに基づき出力させる(ステップS32。音声制御手段)。
以上より、本発明の実施例2によれば、モード処理部5に音声モードVを出力する音声モード出力端子3dをさらに設け、音声出力制御部50に音声モード出力端子3dと接続された音声モード入力端子53をさらに設ける。この結果、選択されたIF信号のタグに放送モードBのみを含めさせた後、IF号に応じていずれかのIF信号出力端子3a等から出力させることができる。音声モードVはモード処理部5の音声モード出力端子3dから音声出力制御部50へ直接出力させるため、実施例1と同様の効果を有しつつ、タグの長さを音声モードVの分だけ短くすることができる。
実施例1および2では、AM検波部6の入力側はAM検波部入力端子13のみであった。本実施例3では入力端子を2つに分けたAM検波部7としている。図11は、本発明の実施例3における受信機の復調処理部130のブロック図を示す。図11で図1と同じ符号を付した箇所は同じ機能を示すため説明は省略する。以下、上述の実施例1等のAM検波部6と本実施例3のAM検波部7との相違に重点をおいて説明する。図11に示されるように、AM検波部7ではモード処理部5のAMIF信号出力端子3aと接続されたAMIF信号専用入力端子18と、TVIF信号出力端子3b及び切替部30の第1切替端子31と接続された他の入力端子13とに分けている。
図12は本発明の実施例3におけるモード処理部5のプログラムの機能をフローチャートで示す。図12で図2と同じステップS番号を付したブロックは同じ機能を有するため説明は省略する。図12に示されるように、ステップS4(選択手段)によりAMIFが選択された場合(ステップS8)、受信したAMIF信号のタグにステップS2(指示情報入力手段)により入力した音声モードVを含めさせ(ステップS9)、その後AMIF信号出力端子3aから出力させる(ステップ10)。ステップS4(選択手段)によりAMIFと異なる他のIF信号が選択された場合は、実施例1と同様にステップS4(選択手段)により選択されたIF信号のタグにステップS2(指示情報入力手段)により入力した放送モードB及び音声モードVを含めさせる(ステップS6)。この後IF信号に応じて、FMIF信号であると判断された場合(ステップS12)、FMIF信号出力端子3cから出力させ(ステップS14)、いずれでもない場合はTVIF出力端子3bから出力させる(ステップS16。ステップS8ないしS16が識別部設定手段)。
図13は本発明の実施例3におけるAM検波部7の一構成例を示す。図13で図3と同じ符号が付された箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図13に示されるように、AM検波部7は、帯域制限フィルタ8a、ミキサ9a、ローパスフィルタ11a、PLL回路10aより構成される第1AM検波回路と、帯域制限フィルタ8b、ミキサ9b、ローパスフィルタ11b、PLL回路10bより構成される第2AM検波回路とを備えている。第1AM検波回路はAMIF信号専用入力端子18から入力された入力信号のAM検波を行なって、復調された信号をAM音声信号出力端子14から出力させる。一方、第2AM検波回路は他の入力端子13から入力された入力信号のAM検波を行なって、復調された信号をタグ判定部12(判定回路)へ出力する。タグ判定部12は、第2AM検波回路により復調された信号のタグに含まれる放送モードBがTV放送モード(TV)を示す場合は復調された信号をカラーTV映像信号出力端子15から出力させ、放送モードBがFM検波後TV放送モード(TV/FM)を示す場合は復調された信号をAM検波部出力端子17から出力させ、放送モードBがFMラジオ放送モード(FM)を示す場合は復調された信号をAM検波部出力端子16から出力させる。
以上より、本発明の実施例3によれば、AM検波部7の入力端子をモード処理部5のAMIF信号出力端子3aと接続されたAMIF信号専用入力端子18と、TVIF信号出力端子3b及び切替部30の第1切替端子31と接続された他の入力端子13とに分け、AM検波部7内にAMIF信号専用入力端子18と接続された第1AM検波回路を別途設ける。この結果、モード処理部5ではAMIFが選択された場合、受信したAMIF信号のタグに音声モードVのみ含めさせればよいことになるため、実施例1と同様の効果を有しつつ、タグの長さを放送モードBの分だけ短くすることができる。
上述の実施例1ないし3では、音声出力制御部50の処理において図6(実施例1)のステップS30または図10(実施例2)のステップS31(音声モード判断手段)により2つの音声モードが同じであると判断されなかった場合、そのまま処理は終了していた。本実施例4では、音声出力信号入力端子52から入力された音声出力信号を所定の音声モードに基づき出力させることができる。
図14は本発明の実施例4における音声出力制御部50のプログラムの機能をフローチャートで示す。図14で図6と同じステップS番号を付したブロックは同じ機能を有するため説明は省略する。図14に示されるように、ステップS30(音声モード判断手段)により2つの音声モードが同じであると判断されなかった場合、音声出力信号入力端子52から入力された音声出力信号を所定の音声モードに基づき出力させる(ステップS33)。所定の音声モードとしてはデフォルトとしてのモノラル(M)または主音声(Main)を用いることができる。
図15は本発明の実施例4における音声出力制御部50のプログラムの機能をフローチャートで示す。図15で図10と同じステップS番号を付したブロックは同じ機能を有するため説明は省略する。図15に示されるように、ステップS31(音声モード判断手段)により2つの音声モードが同じであると判断されなかった場合、音声出力信号入力端子52から入力された音声出力信号を所定の音声モードに基づき出力させる(ステップS34)。所定の音声モードとしては上述と同様にデフォルトとしてのモノラル(M)または主音声(Main)を用いることができる。
以上より、本発明の実施例4によれば、音声出力制御部50の処理において2つの音声モードが同じであると判断されなかった場合であっても、音声出力信号入力端子52から入力された音声出力信号を所定の音声モードに基づき出力させることができる。
本発明の活用例として、AMラジオの音声信号の復調処理部と、FMラジオの音声信号の復調処理部と、アナログTV放送の映像信号の復調処理部とを共通化して構成したソフトウェア無線機を挙げることができる。
本発明の実施例1における受信機の復調処理部100のブロック図である。 本発明の実施例1におけるモード処理部5のプログラムの機能を示すフローチャートである。 本発明の実施例1におけるAM検波部6の一構成例を示す図である。 本発明の実施例1におけるPLL回路10の一構成例を示す図である。 本発明の実施例1における切替部30のプログラムの機能を示すフローチャートである。 本発明の実施例1における音声出力制御部50のプログラムの機能を示すフローチャートである。 本発明のコンピュータ・プログラムを実行する受信機のコンピュータの内部回路60を示すブロック図である。 本発明の実施例2における受信機の復調処理部120のブロック図である。 本発明の実施例2におけるモード処理部5のプログラムの機能を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における音声出力制御部50のプログラムの機能を示すフローチャートである。 本発明の実施例3における受信機の復調処理部130のブロック図である。 本発明の実施例3におけるモード処理部5のプログラムの機能を示すフローチャートである。 本発明の実施例3におけるAM検波部7の一構成例を示す図である。 本発明の実施例4における音声出力制御部50のプログラムの機能を示すフローチャートである。 本発明の実施例4における音声出力制御部50のプログラムの機能を示すフローチャートである。 従来のAMラジオ放送の音声信号の復調処理部のブロック図である。 従来のFMラジオ放送の音声信号の復調処理部のブロックである。 従来のアナログTV放送の映像信号および音声信号の復調処理部のブロック図ある。
符号の説明
1a,1b,1c アンテナ、 2a AMIF信号入力端子、 2b TVIF信号入力端子、 2c FMIF信号入力端子、 3a AMIF信号出力端子、 3b TVIF信号出力端子、 3c FMIF信号出力端子、 3d 音声モード出力端子、 4 受信部、 5 モード処理部、 6,7 AM検波部、 8,8a,8b,23,40 帯域制限フィルタ、 9,9a,9b ミキサ、 10,10a,10b,24 PLL回路、 11,11a,11b,40,77 ローパスフィルタ(低域通過フィルタ)、 12 タグ判断部、 13 AM検波部入力端子、 14 AM音声信号出力端子、 15 カラーTV映像信号出力端子、 16,17 AM検波部出力端子、 20 FM検波部、 22 FM検波部入力端子、 25 高調波抑制用フィルタ、 26 FM検波部出力端子、 30 切替部、 31 第1切替端子、 32 第2切替端子、 33 第3切替端子、 34 第4切替端子、 35 第5切替端子、 46 位相比較器、 47 アンプ、 48 VCO、 50 音声出力制御部、 51 音声モード信号入力端子、 52 音声出力信号入力端子、 53 音声モード入力端子、 55 FM音声(左右)出力部、 56 TV音声(左右)出力部、 60 内部回路、 61 CPU、 62 ROM、 63 RAM、 64 表示部、 65 VRAM、 66 画像制御部、 67 コントローラ、 68a ディスク、 68n CD−ROM、 69 入力制御部、 70 入力操作部、 71 外部I/F部、 72 バス、 78 音声出力制御回路、 80,80a,80b AM検波器、 90,90a,90b FM検波器、 100,120,130 復調処理部。

Claims (12)

  1. 振幅変調(AM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、周波数変調(FM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン(TV)放送の映像信号及び音声信号の復調処理とを選択的に行う受信機であって、
    AMラジオ放送、FMラジオ放送又はTV放送の種別を示す放送モードと音声の種別を示す音声モードとを含む指示情報に基づいて選択された中間周波信号に該放送モード及び該音声モードを含める処理を行うモード処理部と、入力信号のAM検波を行なうAM検波部と、入力信号のFM検波を行なうFM検波部と、入力信号を第1ないし第5切替端子へ出力する切替部と、入力信号の周波数の低域部分を通過させる低域通過フィルタと、入力信号に含まれる音声モードに基づき音声出力信号の出力制御を行なう音声出力制御部とを備え、
    前記モード処理部の出力側は、放送モード及び音声モードを含む各中間周波信号を出力するAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子及びTV中間周波信号出力端子を有し、
    前記音声出力制御部の入力側は、音声モードを識別可能な信号を入力する音声モード信号入力端子及び音声出力信号を入力する音声出力信号入力端子を有し、
    前記AM検波部の入力側は、前記モード処理部のAM中間周波信号出力端子、TV中間周波信号出力端子及び前記切替部の第1切替端子と接続されたAM検波部入力端子を有し、出力側はAM音声信号の出力端子、TV映像信号の出力端子、前記音声出力制御部の音声モード信号入力端子と接続された出力端子及び前記低域通過フィルタの入力端子と接続された出力端子を有し、
    前記FM検波部の入力側は、前記モード処理部のTV中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子及び前記切替部の第2切替端子と接続され、出力側は前記切替部と接続されており、
    前記切替部の第3切替端子は前記音声出力制御部の音声出力信号入力端子と接続され、第4切替端子は前記音声出力制御部の音声モード信号入力端子と接続されており、前記低域通過フィルタの入力側は前記切替部の第5切替端子と接続され、出力側は前記音声出力制御部の音声出力信号入力端子と接続されており、
    前記モード処理部は、
    放送モード及び音声モードを含む指示情報を入力する指示情報入力手段と、
    前記指示情報入力手段により入力した放送モードに基づき、受信したAM中間周波信号、FM中間周波信号及びTV中間周波信号の内のいずれかの中間周波信号を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した放送モード及び音声モードを含めさせた後、該中間周波信号に応じてAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子又はTV中間周波信号出力端子のいずれかの出力端子から出力させる識別部設定手段とを備え、
    前記AM検波部は、
    AM検波部入力端子から入力された入力信号のAM検波を行なうAM検波回路と、
    前記AM検波回路により復調された信号の識別部に含まれる放送モードがAMラジオ放送モードを示す場合は復調された信号をAM音声信号の出力端子から出力させ、該放送モードがTV放送モードを示す場合は復調された信号をTV映像信号の出力端子から出力させ、該放送モードがFM検波後TV放送モードを示す場合は復調された信号を前記音声出力制御部の音声モード信号入力端子と接続された出力端子から出力させ、該放送モードがFMラジオ放送モードを示す場合は復調された信号を前記低域通過フィルタの入力端子と接続された出力端子から出力させる判定回路とを備え、
    前記切替部は、
    入力信号の識別部に含まれる放送モードの内容を判断する放送モード判断手段と、
    前記放送モード判断手段によりFMラジオ放送モードを示すと判断された場合、該入力信号を第1切替端子、第4切替端子及び第5切替端子から出力させるFMラジオ放送モード切替手段と、
    前記放送モード判断手段によりTV放送モードを示すと判断された場合、該放送モードの内容をFM検波後TV放送モードへ変更した後の入力信号を第1切替端子、第2切替端子及び第5切替端子から出力させるTV放送モード切替手段と、
    前記放送モード判断手段によりFM検波後TV放送モードを示すと判断された場合、該入力信号を第3切替端子から出力させるFM検波後TV放送モード切替手段とを備え、
    前記音声出力制御部は、
    音声モード信号入力端子からの入力信号の識別部に含まれる音声モードと該入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断する音声モード判断手段と、
    前記音声モード判断手段により2つの音声モードが同じであると判断された場合、音声出力信号入力端子から入力された音声出力信号を該音声モードに基づき出力させる音声制御手段とを備えたことを特徴とする受信機。
  2. 請求項1記載の受信機において、前記FM検波部は、入力信号の帯域制限を行なう帯域制限フィルタと、該帯域制限フィルタから出力された信号の同期検波を行なう同期検波回路と、該同期検波回路から出力された信号の高周波を抑制する高周波抑制フィルタとを備えたことを特徴とする受信機。
  3. 請求項1または2記載の受信機において、前記モード処理部は音声モードを出力する音声モード出力端子をさらに備え、前記音声出力制御部は該音声モード出力端子と接続された音声モード入力端子をさらに備え、
    前記識別部設定手段は、前記選択手段により選択された中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した放送モードを含めさせた後、該中間周波信号に応じてAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子又はTV中間周波信号出力端子のいずれかの出力端子から出力させ、前記指示情報入力手段により入力した音声モードは音声モード出力端子から出力させるものであり、
    前記音声モード判断手段は、音声モード入力端子から入力された音声モードと音声モード信号入力端子からの入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断することを特徴とする受信機。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の受信機において、前記AM検波部のAM検波部入力端子は前記モード処理部のAM中間周波信号出力端子と接続されたAM中間周波信号専用入力端子と、TV中間周波信号出力端子及び切替部の第1切替端子と接続された他の入力端子とに分かれ、
    前記モード処理部の識別部設定手段は、前記選択手段によりAM中間周波信号が選択された場合、受信したAM中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した音声モードを含めさせた後、AM中間周波信号出力端子から出力させ、
    前記AM検波部のAM検波回路は、
    AM中間周波信号専用入力端子から入力された入力信号のAM検波を行なって、復調された信号をAM音声信号の出力端子から出力させる第1AM検波回路と、
    他の入力端子から入力された入力信号のAM検波を行なう第2AM検波回路とを有し、
    前記判定回路は、
    前記第2AM検波回路により復調された信号の識別部に含まれる放送モードがTV放送モードを示す場合は復調された信号をTV映像信号の出力端子から出力させ、該放送モードがFM検波後TV放送モードを示す場合は復調された信号を前記音声出力制御部の音声モード信号入力端子と接続された出力端子から出力させ、該放送モードがFMラジオ放送モードを示す場合は復調された信号を前記音声出力制御部の音声出力信号入力端子と接続された出力端子から出力させることを特徴とする受信機。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の受信機において、前記音声制御手段は、前記音声モード判断手段により2つの音声モードが同じであると判断されなかった場合、音声出力信号入力端子から入力された音声出力信号を所定の音声モードに基づき出力することを特徴とする受信機。
  6. 振幅変調(AM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、周波数変調(FM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン(TV)放送の映像信号及び音声信号の復調処理とを選択的に行う受信機における、AMラジオ放送、FMラジオ放送又はTV放送の種別を示す放送モードと音声の種別を示す音声モードとを含む指示情報に基づいて選択された中間周波信号に該放送モード及び該音声モードを含める処理を行うモード処理部の処理を行うためのプログラムであって、
    前記モード処理部の出力側は前記受信機においてAM検波を行なうAM検波部と接続されたAM中間周波信号出力端子、前記受信機においてFM検波を行なうFM検波部と接続されたFM中間周波信号出力端子及び前記AM検波部と前記FM検波部とに接続されたTV中間周波信号出力端子を有しており、
    コンピュータを、
    放送モード及び音声モードを含む指示情報を入力する指示情報入力手段、
    前記指示情報入力手段により入力した放送モードに基づき、受信したAM中間周波信号、FM中間周波信号及びTV中間周波信号の内のいずれかの中間周波信号を選択する選択手段、
    前記選択手段により選択された中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した放送モード及び音声モードを含めさせた後、該中間周波信号に応じてAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子又はTV中間周波信号出力端子のいずれかの出力端子から出力させる識別部設定手段として機能させるためのプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムにおいて、前記モード処理部は音声モードを出力する音声モード出力端子をさらに備え、該音声モード出力端子は入力信号の所定の識別部に含まれる音声モードに基づき音声出力信号の処理を行う音声出力制御部と接続されており、
    前記識別部設定手段は、前記選択手段により選択された中間周波信号の所定の識別部に前記指示情報入力手段により入力した放送モードを含めさせた後、該中間周波信号に応じてAM中間周波信号出力端子、FM中間周波信号出力端子又はTV中間周波信号出力端子のいずれかの出力端子から出力させ、前記指示情報入力手段により入力した音声モードは音声モード出力端子から出力させることを特徴とするプログラム。
  8. 振幅変調(AM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、周波数変調(FM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン(TV)放送の映像信号及び音声信号の復調処理とを選択的に行う受信機における、AMラジオ放送、FMラジオ放送又はTV放送の種別を示す放送モードに基づき、該放送モードを所定の識別部に含む入力信号を第1ないし第5切替端子へ出力する切替部の処理を行うためのプログラムであって、
    前記受信機は、入力信号のAM検波を行なうAM検波部と、入力信号のFM検波を行なうFM検波部と、入力信号の周波数の低域部分を通過させる低域通過フィルタと、入力信号に含まれる音声モードに基づき音声出力信号の出力制御を行なう音声出力制御部とを備えており、
    前記切替部の入力側は前記FM検波部の出力側と接続され、第1切替端子は前記AM検波部の入力側と接続され、第2切替端子は前記FM検波部の入力側と接続され、第3切替端子は前記音声出力制御部の入力側における音声出力信号を入力する音声出力信号入力端子と接続され、第4切替端子は前記音声出力制御部の入力側における音声モードを識別可能な信号を入力する音声モード信号入力端子と接続され、第5切替端子は前記低域通過フィルタの入力側と接続されており、
    コンピュータを、
    入力信号の識別部に含まれる放送モードの内容を判断する放送モード判断手段、
    前記放送モード判断手段によりFMラジオ放送モードを示すと判断された場合、該入力信号を第1切替端子、第4切替端子及び第5切替端子から出力させるFMラジオ放送モード切替手段、
    前記放送モード判断手段によりTV放送モードを示すと判断された場合、該放送モードの内容をFM検波後TV放送モードへ変更した後の入力信号を第1切替端子、第2切替端子及び第5切替端子から出力させるTV放送モード切替手段、
    前記放送モード判断手段によりFM検波後TV放送モードを示すと判断された場合、該入力信号を第3切替端子から出力させるFM検波後TV放送モード切替手段として機能させるためのプログラム。
  9. 振幅変調(AM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、周波数変調(FM)ラジオ放送の音声信号の復調処理と、アナログテレビジョン(TV)放送の映像信号及び音声信号の復調処理とを選択的に行う受信機における、入力信号の所定の識別部に含まれる音声の種別を示す音声モードに基づき音声出力信号の処理を行う音声出力制御部の処理を行うためのプログラムであって、
    前記受信機は、
    入力信号のFM検波を行なうFM検波部により1回FM検波されたFM中間周波信号を出力するFMラジオ放送用切替端子と、該FM検波部により2回FM検波されたTV中間周波信号を出力するTV放送用切替端子と、該FM検波部により1回FM検波されたFM中間周波信号またはTV中間周波信号を出力する共用切替端子とを有する切替部と、
    前記FM検波部により1回FM検波されたTV中間周波信号のAM検波を行なったTV放送側パイロット信号を出力するTV放送側出力端子と、該FM検波部により1回FM検波されたFM中間周波信号のAM検波を行なったFMラジオ放送側出力信号を出力するFMラジオ放送側出力端子とを有するAM検波部と、
    前記切替部の共用切替端子及び前記AM検波部のFMラジオ放送側出力端子と接続され、入力した信号の周波数の低域部分を通過させる低域通過フィルタとを備えており、
    前記音声出力制御部の入力側は、前記低域通過フィルタの出力側に接続された音声出力信号入力端子と、前記切替部のFMラジオ放送用切替端子と前記AM検波部のTV放送側出力端子とに接続された音声モード信号入力端子とを有しており、
    コンピュータを、
    音声モード信号入力端子からの入力信号の識別部に含まれる音声モードと該入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断する音声モード判断手段、
    前記音声モード判断手段により2つの音声モードが同じであると判断された場合、音声出力信号入力端子から入力された音声出力信号を該音声モードに基づき出力させる音声制御手段として機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムにおいて、前記音声出力制御部は音声モードを入力する音声モード入力端子をさらに備え、
    前記音声モード判断手段は、音声モード入力端子から入力された音声モードと音声モード信号入力端子からの入力信号により検出された音声モードとが同じであるか否かを判断することを特徴とするプログラム。
  11. 請求項9または10記載のプログラムにおいて、前記音声制御手段は、前記音声モード判断手段により2つの音声モードが同じであると判断されなかった場合、音声出力信号入力端子から入力された音声出力信号を所定の音声モードに基づき出力することを特徴とするプログラム。
  12. 請求項6ないし11のいずれかに記載されたプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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