JP2005311163A - リフロー処理装置 - Google Patents

リフロー処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005311163A
JP2005311163A JP2004127982A JP2004127982A JP2005311163A JP 2005311163 A JP2005311163 A JP 2005311163A JP 2004127982 A JP2004127982 A JP 2004127982A JP 2004127982 A JP2004127982 A JP 2004127982A JP 2005311163 A JP2005311163 A JP 2005311163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
load lock
reflow processing
reflow
lock chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004127982A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryusuke Kawakami
隆介 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2004127982A priority Critical patent/JP2005311163A/ja
Publication of JP2005311163A publication Critical patent/JP2005311163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、リフロー処理の低温化のために処理室の圧力を高くする場合に、スループットを下げることなく処理雰囲気の圧力を高くし、処理温度を低温にしてリフロー処理を行うことができるリフロー処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 昇圧及び降圧に時間がかかる容積の大きいリフロー処理室4の圧力を高圧に維持しておく。1枚の基板1を収容可能な小さい容積のロードロック室8を設ける。第1ゲート18を通して外部から基板1をロードロック室8へ搬入する。次に、ロードロック室8を密閉して、ロードロック室の圧力をリフロー処理室4と同じ圧力まで加圧する。このあと、第2ゲート12を開いて、基板1をリフロー処理室へ搬送する。このように、1枚ずつ基板1をロードロック室8を通してリフロー処理室4へ搬送する。その後、リフロー処理室4でリフロー処理を行う。搬出は上述したのと逆の手順を行う。ロードロック室8は複数個設けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリコン等のウエーハ上に多数のICチップを作り込む技術に関する。特に、本発明は、ウエーハ上に多数のICチップを作り込むための過程で行われるリフロー法に関する。
集積回路(IC)等の半導体装置の基板(ウエーハ、半導体基板)上に形成された層間絶縁膜を平坦化するのにリフロー法が用いられる。この層間絶縁膜は、一般的にPSGやBPSG等のガラス系絶縁膜である。
層間絶縁膜を平坦化するのは、例えば次の理由による。例えば図8に示されるようにコンタクトホール上に合金膜を形成するときに、コンタクトホール内にボイドが発生する可能性がある。このため、リフロー処理を行い合金膜を流動化させてコンタクトホール内に流し込んで、コンタクトホールを合金膜で完全に埋め込む。
また、リフロー処理は、例えば次のような層間絶縁膜の平坦化のためにも行われる。基板上にICチップを作成するプロセスにおいてMOSFETのゲート電極がウエーハの上に突出して形成されることによりそれらの隣接するゲート電極間に凹部ができゲート電極とそれらのゲート電極間とによって凹凸・段差ができる。この段差が大きくなると、露光により配線パターンを描画する際の焦点ずれが生じる。また、段差が大きいことにより、配線を交差して形成する場合に、交差部のラップ部分が薄くなり断線を引き起こす原因になる。このように、段差が大きいことは、ICの欠陥につながる。そのため、基板上に生じた凹凸を平坦化させるために、絶縁膜を凹凸の上に形成して、この絶縁膜を平坦化させる。この絶縁膜の平坦化を行うのにリフロー法が用いられる。
リフロー法は、例えば不活性ガス又は水蒸気等の雰囲気中に基板を置き、一般に800℃以上の高温に加熱して行う。このとき、高温で基板を熱処理すると不純物の拡散が起こりICの特性に悪影響を及ぼすこととなるため、温度は低い方が好ましい。
図9は、2.0MPaと0.1MPaの異なる圧力の700℃の水蒸気雰囲気におけるガラス中の水分子濃度を表している。図示されるように、圧力が高い方がガラス中の水分子濃度が高い。従って、処理雰囲気を高圧の水蒸気にすると多量の水分が絶縁膜であるガラス中に拡散し、粘性が低下するので低い温度(例えば700℃)でリフローを行うことが可能になる。このように処理雰囲気の圧力が高い程、絶縁膜の粘性が低下する効果が大きい。また、図10に示されるように同じ粘性率を得るためには、水分のより多いほうが温度が低くてよい。
図11は、従来のリフローを行うための縦型の高圧水蒸気炉を示す。この高圧水蒸気炉に一度に数十枚の基板1を搬入する。搬入に際し、数十枚の処理対象の基板1を石英ボート34に設置し、石英ボート34を上昇させて図11に示される位置に基板を反応室42の中に配置する。図11において、清浄雰囲気を保つために反応室42の周りは石英容器32で密閉されている。図11に示されるように、基板1が配置された反応室42が密閉された後、水蒸気を炉内の反応室42に導入して反応室を昇圧する。一般的には、反応室(炉)の内容積が大きいので昇圧には数十分かかる。反応室の内面に付着している塵埃が散乱してウエーハ上に落下するのを防ぐためである。炉内を昇温するために、反応室42の周りに配置したヒータ36によって反応室42を昇温する。昇温してウエーハを熱処理した後に、大気を解放して処理を終える。このようなリフロー処理は、例えば特許文献1及び2に記載されている。また、特許文献3には、ウエーハを加熱処理する加熱炉の例が記載されている。
特表2002−530886 特開平10−189581 特開平5−74757 特開平10−172972
従来においてリフローを行うための炉は、常圧雰囲気のもとで基板を加熱する場合には、高温が必要であり、ICの性能に悪影響を与える可能性がある。一方、上述したように高圧水蒸気炉でリフロー処理を行う方法があるが、この場合には、ウエーハを高圧水蒸気炉で処理した後に、高圧水蒸気炉を常圧まで圧力を落とす必要がある。なぜならウエーハの出し入れの際に、外部圧力との差によりウエーハが損傷する可能性があるからである。従って、連続処理をするには、昇圧と降圧を繰り返すことになる。昇圧を行う時間は圧力を高くするほど大きくなり、スループットを低下させる。即ち、リフロー処理を低温で行うためには、スループットを犠牲にしなければならない。
このスループットの低下の問題を解決するために、特許文献4ではロードロック室を用いることが提案されている。しかし、高圧水蒸気炉において、基板の周囲は石英容器で密閉されているため、処理中に基板を取り出すことは困難である。
また、水蒸気雰囲気を用いた処理において、層間絶縁膜中に拡散した水分は、BPSG中のPと反応して、燐酸を生じて電極を腐食するので、リフロー処理後はすみやかに絶縁膜中から水分を取り除く必要がある。これは、不活性ガス中で基板をベーキングすることによって実現できる。図12は、ベーキング処理による絶縁膜中の水分子の濃度を示している。図中において、縦軸は絶縁膜中の水分子の濃度を示し、横軸は絶縁膜の深さを示している。しかしながら、従来の高圧水蒸気炉により脱水を行うには水蒸気雰囲気を一旦降圧した後に、これを不活性ガスに置換する必要がある。従来のごとく大きな装置ではこの置換作業に時間がかかり、スループットが低下する原因となる。また、別に脱水装置を用意すると装置がより大型化してしまう。
本発明の目的は、リフロー処理の低温化のために処理室の圧力を高くする場合に、スループットを下げることなく処理雰囲気の圧力を高くし、処理温度を低温にしてリフロー処理を行うことができるリフロー処理装置を提供することである。
本発明によると、内部に半導体基板を収容し、該半導体基板にリフロー処理を行うためのリフロー処理室と、該リフロー処理室と外部との間で半導体基板の搬送を行うために、外部と連通する状態とリフロー処理室と連通する状態とにできるロードロック室とを備え、前記リフロー処理室内には加圧された処理用雰囲気が存在し、前記ロードロック室は、内部圧力が、ロードロック室がリフロー処理室と連通する時に、リフロー処理室内の圧力と同程度になるように制御されることを特徴とするリフロー処理装置が提供される。 これにより、前記ロードロック室は、内部圧力が、ロードロック室がリフロー処理室と連通する時に、リフロー処理室内の圧力と同程度になるように制御されるので、リフロー処理室を常に高圧状態にしておくことができ、さらに、ロードロック室とリフロー処理室との間の基板の搬送において圧力差による基板の損傷を防ぐことができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記ロードロック室は1枚若しくは少数枚の半導体基板を収容するのに必要十分な容積を有する。この構成により、速やかにロードロック室内をリフロー処理室内と同じ高圧雰囲気状態にでき、またすばやく外部と同じ圧力状態にできる。
また、本発明の好ましい実施形態によると、一度に複数の基板が前記リフロー処理室でリフロー処理され、リフロー処理を行うために前記ロードロック室を通して外部から1枚若しくは少数枚ずつ基板が前記リフロー処理室に搬入され、リフロー処理後に前記ロードロック室を通して1枚若しくは少数枚ずつ基板が外部に搬出される。1セットが複数の基板からなる多数のセットの基板のリフロー処理を連続的に行う場合に、1セットの基板のリフロー処理毎にリフロー処理室の昇圧、降圧を行う必要がなく、リフロー処理室を常に高圧状態にしておくことができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記ロードロック室の内部は、ロードロック室が前記リフロー処理室と連通する時に、リフロー処理室内の前記処理用雰囲気と同じ雰囲気にされる。この構成により、ロードロック室内をリフロー処理室と同じ雰囲気にしてから、ロードロック室をリフロー処理室に連通させるので、リフロー処理室の雰囲気の質を低下させることを防止できる。
また、本発明の好ましい実施形態によると、前記処理用雰囲気は水蒸気を含み、リフロー処理された半導体基板を外部に搬出する前に、ロードロック室で該半導体基板に脱水処理を行う。この構成により、リフロー処理後にすみやかに基板の脱水処理をロードロック室で行うことができるので、基板に形成された電極の水分による腐食等の悪影響を防止できる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記ロードロック室は、内部圧力が、ロードロック室が外部と連通する時に、外部の圧力と同程度になるように制御される。この構成により、ロードロック室と外部との圧力差とにより基板が損傷するのを防ぐことができる。
また、本発明の好ましい実施形態によると、前記ロードロック室が複数個設けられている。これにより、基板の搬入・搬出の速度を向上させることが可能なので基板のスループットを向上させることができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記処理用雰囲気は水蒸気を含み、前記リフロー処理室は、リフロー処理された半導体基板に脱水処理を行うための脱水処理室をさらに備え、リフロー処理された半導体基板がリフロー処理室からロードロック室を通して前記脱水処理室に搬入される。
本発明の好ましい実施形態によると、前記リフロー処理装置は、脱水処理された半導体基板に化学的機械的研磨を行うための研磨室をさらに備える。脱水処理された半導体基板がロードロック室から前記研磨室に搬入される。または、脱水処理された半導体基板が脱水処理室からロードロック室を通して前記研磨室に搬入される。この構成により、リフロー処理による基板上の絶縁膜や合金膜の平坦化が不十分である場合には、化学的機械的研磨により完全に平坦化できる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記リフロー処理装置は、前記ロードロック室及び研磨室を複数備える。または、前記リフロー処理装置は、前記ロードロック室、脱水処理室及び研磨室を複数備える。この構成により、基板の搬入・搬出の速度を向上させ、脱水処理、化学的機械的研磨処理の速度を向上させることが可能なので基板のスループットを高めることができる
本発明の好ましい実施形態によると、前記リフロー処理装置は、半導体基板を搬送するためのスペースを与えるプラットフォームと、複数の半導体基板を収容するカセットチャンバとをさらに備え、前記複数のロードロック室は、前記外部の代わりに前記プラットフォームと連通でき、該プラットフォームは、さらに前記カセットチャンバと、前記複数の研磨室とに連通でき、リフロー処理される複数の半導体基板が前記カセットチャンバから前記プラットフォームと複数のロードロック室を通してリフロー処理室に搬入され、前記脱水処理された半導体基板がロードロック室からプラットフォームを通して研磨室へ搬送され、前記化学的機械的研磨された半導体基板が研磨室からプラットフォームを通してカセットチャンバに戻される。この構成により、搬送のスペースがプラットフォームにより与えられるので、一度に複数の半導体基板の搬送する場合にも、プラットフォームを使用することで円滑な基板搬送を行うことができる。
ロードロック室は1枚若しくは少数枚の基板を収容するのに十分な小さい容積を持つので、短時間で昇圧及び降圧を行うことができ、このロードロック室に昇圧及び降圧により大容積を持つリフロー処理室を、リフロー処理を連続して行う場合に、常時高圧水蒸気状態にしておくことができる。これにより、リフロー処理の低温化のために圧力を高くすることを考えたときに、スループットを下げることなく水蒸気圧を高くすることができる。また、複数のロードロック室を設けることに、よりさらにスループットを向上させることができる。
以下において添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
層間絶縁膜は、例えばウエーハ上にゲート電極等の構造物を形成した後にその上に形成される。ウエーハ上の構造物により凹凸ができるが、絶縁膜をこの上に形成し平坦にすれば凹凸を無くすことができる。この絶縁膜は、例えばBPSG膜やBSG膜等のガラス系絶縁膜や、BPSGやPSGと同様に流動性を有するポリイミド等の樹脂系絶縁膜である。
以下において、この層間絶縁膜の平坦化のための本発明の第1実施形態によるリフロー装置について説明する。この例では、リフロー処理の対象は絶縁膜であるが、本発明はこれに限定されずに合金膜のようなリフロー処理が可能などんな膜であってもよい。
図1に示されるリフロー装置10は、高圧容器2、リフロー処理室4、基板搬送ロボット6、ロードロック室8、第1ゲート12、水蒸気発生源14、不活性ガス源16等を備えている。リフロー処理室4は、高圧容器2内に形成されており、複数のウエーハを処理できる容積を有している。リフロー処理室4にウエーハが積載されるボートが設けられている。また、リフロー処理室4を加圧するためのリフロー処理室圧力制御部5が、リフロー処理室4に接続されている。このリフロー処理室圧力制御部5は、本実施形態に適切な加圧装置であってよい。
このリフロー処理室4に第1ゲート12を介してロードロック室8が結合されている。この第1ゲートの開閉によりリフロー処理室4をロードロック室8へ開放したり、ロードロック室8から遮断したりできる。ロードロック室8には1枚若しくは少数枚の基板を搬入可能である。即ち、ロードロック室8には、1枚若しくは少数枚の基板に十分な小さい容積を有するように構成されている。また、ロードロック室8には、水蒸気発生源14と不活性ガス源16がバルブ3を介して連通しており、水蒸気を水蒸気発生源14から導入可能であり、不活性ガスを不活性ガス源16から導入可能である。また、ロードロック室8には、ロードロック室を加圧するためのロードロック室圧力制御部7が接続されている。このロードロック圧力制御部7は、本実施形態に適切な加圧装置であってよい。
リフロー処理を行うために、リフロー処理室4には、水蒸気発生源14から水蒸気が導入される。また、リフロー処理室圧力制御部5によりリフロー処理室4は加圧されて、高圧水蒸気雰囲気が存在している状態にある。即ち、複数の基板からなる1セットごとに、リフロー処理室4でリフロー処理されるが、連続リフロー処理運転をするに際し、基板セットの搬入及び搬出がリフロー処理室に対して行われるが、以下で述べる手順に従い、リフロー処理室4は常時高圧水蒸気状態にされている。
ロードロック室8の第1ゲート12の反対側には第2ゲート18が設けられている。これら第1ゲート12と第2ゲート18は、例えばゲートバルブのようなロードロック室8を密閉できる開閉可能な適切なゲートである。外部から基板をリフロー処理室4へ搬入する場合には、以下のようにロードロック室8を通して1枚若しくは少数枚ずつ基板を搬入する。まず、ロードロック室8を常圧にしておいて、第2ゲート18を通して基盤をロードロック室8に搬入する。この時、第1ゲートは、遮断されており高圧水蒸気雰囲気状態にあるリフロー処理室は密閉されている。1枚若しくは少数枚の基板をロードロック室8に搬入したら第2ゲート12を閉じて外部と遮断する。その後、水蒸気発生源14からロードロック室8に水蒸気を導入して、ロードロック室圧力制御部7によりロードロック室8を昇圧する。ロードロック室8の昇圧は、リフロー処理室4よりもずっと短時間で行うことができる。上述したようにロードロック室8は、1枚若しくは少数枚の基板を収容するのに十分な小さい容積を有しているからである。これにより、ロードロック室8をリフロー処理室4と同じ高圧水蒸気状態にする。即ち、水蒸気の存在するロードロック室8の圧力をリフロー処理室の高圧と同じにする。
続いて、第1ゲートを開放して、基板をリフロー処理室4へ搬入する。このとき、第2ゲート18は閉じられており、リフロー処理室とロードロック室の間には差圧が生じていないので、圧力差により基板が損傷することを防ぐことができる。リフロー処理室4への基板の搬送は、リフロー処理室4に設けられた基板搬送ロボット6により行われる。この基板搬送ロボット6は、基板をロードロック室8から運び出して、リフロー処理室4に設けられたボート20の所定の位置に積載する。
このように、外部から1枚若しくは少数枚の基板を、ロードロック室8を通してリフロー処理室8へ搬送したら次の1枚若しくは少数枚の基板を同様の手順で外部からリフロー処理室4へ搬入してすべての基板を1枚若しくは少数枚ずつ搬入する。なお、複数のロードロック室8を設けることが可能なので、リフロー処理室4からの基板の搬出速度を十分に上げることができる。
この後、リフロー処理室4において、ボート20に積載された基板に対してリフロー処理が行われる。上述したようにリフロー処理室4は、常時高圧水蒸気状態にされており。この例では、リフロー処理室4内は、2MPaに昇圧されている。リフロー室4内には加熱ヒータ22が設けられており、高圧水蒸気状態(2MPa)にあるリフロー処理室4を例えば700℃に加熱して30分から1時間のリフロー処理を行う。水蒸気による加熱ヒータ22の劣化を防ぐため、石英チューブで加熱ヒータ22を覆い、石英チューブ内はガスによってリフロー処理室4内と同圧力に保つ。
リフロー処理が終わると、ボート20に積載された基板をリフロー処理室4の外部に搬出する処理を行う。この搬出処理は、再びロードロック室8を通して基板1枚若しくは少数枚ずつ行われる。即ち、第1ゲート12を開けてロードロック室8に対して開放する。このときロードロック室8は、リフロー室4と同じ高圧水蒸気状態にされているので、リフロー室4とロードロック室8との間で問題となる圧力差が生じることはない。そして、基板搬送ロボット6により、1枚若しくは少数枚の基板をボート20からロードロック室8へ搬送する。搬送後に、第1ゲートを閉じて、リフロー室4をロードロック室8から遮断する。
続いて、ロードロック室8の圧力を2MPaから0.1MPaに減圧する。ロードロック室8の減圧は、高圧水蒸気炉の減圧と比べてずっと短時間で行うことができる。ロードロック室8は、1枚若しくは少数枚の基板を収容するための容積を有しており、高圧水蒸気炉の大きな容積に比べてずっと小さいからである。減圧した後、不活性ガス源16からロードロック室8へ不活性ガスを導入する。圧力が0.1MPaであり、不活性ガスが存在するロードロック室8を、ロードロック室8内に設けられた加熱ヒータ24により700℃に昇温して、基板を約10分間加熱する。これにより、層間絶縁膜から水分をすみやかに取り除くことができ、膜中の水分を低下させ緻密化させる。このように層間絶縁膜の脱水処理を行った後、第2ゲートを開放して、基板をロードロック室8の外部へ搬送する。
基板をロードロック室8から排出したら、ロードロック室8に再び水蒸気発生源14から水蒸気を導入して2MPaに加圧する。加圧後に、第1ゲートを開放して、上述したのと同様な手順で基板搬送ロボット6により次の基板をリフロー処理室4からロードロック室8へ搬送する。搬送後は、上述した手順と同様にして、ロードロック室8で基板に脱水処理を施して、基板をロードロック室8の外部へ搬送する。
このようにして、リフロー室4からすべての基板を、ロードロック室8を通して排出する。なお、複数のロードロック室8を設けることが可能なので、リフロー処理室4からの基板の搬出速度を十分に上げることができる。また、1セットの基板のリフロー処理室への搬入、リフロー処理室でのリフロー処理及びリフロー処理室からの搬出が終わると、次の1セットの基板に対して同様のリフロー処理室への搬入、リフロー処理室でのリフロー処理及びリフロー処理室からの搬出を行う。このように、多数のセットに対して連続リフロー処理を行う間、リフロー処理室は、常時高圧であり、水蒸気雰囲気が導入されている状態に維持されたままであるので、大容積のリフロー処理室の昇圧及び降圧を行わなくて済む。本発明によると、低温でのリフロー処理において従来よりもスループットを上げることが可能になる。特に、本実施形態によると複数のロードロック室を用いることにより、スループットをさらに上げることができる。また、本実施形態によると、基板の搬出時に、ロードロック室8で速やかに脱水処理も行うので、ICの電極の腐食等を防ぐことが可能である。
次に、本発明の第1実施形態による1セット分の基板に対するリフロー処理の手順を、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1において、リフロー処理室4へ基板を搬入する。即ち、第2ゲート18を開放して基板を1枚若しくは少数枚ロードロック室へ搬送し、第2ゲート18を閉じ、ロードロック室8を上述したようにリフロー室4と同じ高圧水蒸気状態にする。その後、第1ゲートを開放して基板搬送ロボット6により基板をリフロー処理室4のボート20の所定の位置へ搬送して、第1ゲート12を閉じる(ステップS1)。未搬送の基板が残っている場合には(ステップS2において、NO)、再びステップS1へ戻り次の基板の搬送を行う。すべての基板を搬送したならば(ステップS2においてYES)、ステップS3へ進む。
ステップS3において、例えば水蒸気が導入され2MPaに加圧されているリフロー処理室4を加熱ヒータ22により加熱し、基板を例えば700℃で30分から1時間の熱処理(リフロー処理)を行う。リフロー処理が終了したら、ステップS4へ移行する。
ステップS4において、1枚若しくは少数枚の基板をリフロー処理室4からロードロック室8へ搬送する。即ち、ロードロック室8をリフロー処理室と同じ高圧水蒸気状態にして、第1ゲート12を開放し、基板搬送ロボット6により1枚若しくは少数枚の基板をリフロー処理室4からロードロック室4へ搬送する。搬送後、ステップS5において、第1ゲート12を閉じ、ロードロック室8の減圧を行い、不活性ガスをロードロック室4へ導入する。その後、ロードロック室を例えば700℃に加熱して約10の脱水処理を基板に対して行う。
脱水処理が終わったら、ステップS6に移行し第2ゲート18を開放して基板を外部へ排出する。この後、まだ基板がリフロー処理室4に残っている場合には(ステップS7においてNO)、ステップS4へ戻りステップS4からS6の処理を行う。一方、ステップS6の後、リフロー処理室4に基板が残されていない場合には(ステップS7においてYES)、処理を終了する。
上述したように2以上のロードロック室8をリフロー処理室4に第1ゲートを通して結合させてもよい。この場合には、複数のロードロック室を通して基板をリフロー処理室4へ搬送するので搬送スピードが上がる。また、複数のロードロック室4を通してリフロー処理室4から基板を外部へ搬送するので、搬送スピードが上がる。さらに、複数のロードロック室8で脱水処理を行うので、脱水処理速度が上がる。従って、各ロードロック室8は、一度に1枚若しくは少数枚の基板しか処理できなくとも、複数のロードロック室8を設けることによって、処理スピードを上げることができる。
図3は、本発明の第2実施形態によるリフロー処理装置を示す。図3のリフロー処理装置は、上述の第1実施形態のリフロー処理装置とほぼ同様の構成を持ので、以下において、第1実施形態と異なる構成についてのみ説明する。図3において、ロードロック室8は脱水処理を行わず、脱水処理は、別に設けられた脱水処理室で行われる。即ち、図3のリフロー処理装置は、脱水処理23を備える。また、このリフロー処理装置は、さらに、研磨室24とカセットチャンバ25とを備えている。
カセットチャンバ25には複数の基板が収納されており、ここから、基板が1枚若しくは少数枚ずつロードロック室8を通してリフロー処理室4へ搬入される。搬入する手順は第1実施形態と同じである。即ち、第2ゲート18を開放してカセットチャンバ25からロードロック室8に基板が搬入されたら、第2ゲート18を閉じて密閉されたロードロック室8をリフロー処理室4と同じ高温水蒸気状態にする。この状態でリフロー処理室へ通じる第1ゲート12を開放して基板をリフロー処理室4へ搬入する。
このようにすべての基板を1枚若しくは少数枚ずつカセットチャンバ25からロードロック8室を通してリフロー処理室4へ搬入したら、リフロー処理室4でリフロー処理を行う。その後、第1ゲート12を開けてリフロー処理室4をロードロック室8に開放する。この時、第1実施形態と同様にロードロック室8はリフロー処理室4と同じ高温水蒸気状態にされている。第1ゲート12を通して、基板をロードロック室8へ搬送し、第1ゲート12を閉じゲート26を開けて基板をロードロック室8から脱水処理室へ搬入する。ゲート26を開ける際に、圧力差で基板が損傷しないようにロードロック室8を脱水処理室23と同程度の圧力に減圧しておく。
脱水処理室へ基板を搬入したらゲート26を閉じて基板に脱水を行う。脱水処理は、例えば脱水処理室23へ不活性ガスを導入し、脱水処理室23内に設けられた加熱ヒータによって基板を加熱することにより行い、膜中の水分を低下させ、緻密化させる。
その後、ゲート26を開放して脱水処理された基板が、ロードロック室とゲート27を通して研磨室へ搬入される。ゲート27を閉じたら研磨室において化学的機械的研磨法(CMP)により基板に平坦化処理が行われ、さらにこの基板を洗浄して乾燥する処理も行われる。図4に示されるように、基板にリフロー処理を施した後でも、まだ完全に平坦になっていない場合があるからである。化学的機械的研磨法による平坦化処理は、回転テーブルに表面に貼り付けた研磨パッドにスピンドルに固定した基板を接触させ、シリカ粒子を含んだ研磨液を基板表面に流しながら研磨を行う。基板の洗浄及び乾燥は、例えば化学的機械的研磨処理装置に組み込まれた洗浄・乾燥機能によって行われる。化学的機械的研磨法により完全に平坦化された基板を、ゲート27を通してロードロック室8へ搬出し、さらにゲート18を通してカセットチャンバ25に搬出される。
このように、リフロー処理された複数の基板が1枚若しくは少数枚ずつリフロー処理室4から脱水処理室23と研磨室24を経由してカセットチャンバ25へ搬出される。このように、1セットの複数の基板に対してリフロー処理が行われるが、リフロー処理室4の高圧水蒸気状態は維持されたままである。
第2実施形態によると、リフロー処理装置にロードロック室8、脱水処理室23、研磨室24およびカセットチャンバ25がさらに設けられるので、リフロー処理、脱水処理、化学的機械的研磨を連続的に行うことができるので、全体としてスループットを向上させることができる。
図5は、本発明の第3実施形態によるリフロー処理装置を示す。図5のリフロー処理装置は、上述の第1実施形態のリフロー処理装置とほぼ同様の構成を持つので、以下において、第1実施形態と異なる構成についてのみ説明する。図5のリフロー処理装置は、ロードロック室8に隣接する研磨室24とカセットチャンバ25とをさらに備える。
カセットチャンバ25には、複数の基板が収容されており、リフロー処理を行うために1枚若しくは少数枚ずつロードロック室へ搬入される。この搬入の手順は第1実施形態及び第2実施形態と同じである。すべての基板が1枚若しくは少数枚ずつリフロー処理室4へ搬入されたら、これらの基板に対してリフロー処理が行われる。その後、第1実施形態と同じ手順で1枚若しくは少数枚の基板をロードロック室8へ搬送し、ロードロック室8で基板の脱水処理を行う。脱水処理が行われた後に、ゲート27を開けて基板をロードロック室8から研磨室23へ搬入する。研磨室23において、基板に化学的機械的研磨法による平坦化処理を行い、さらに基板を洗浄し乾燥させる。
この後、ゲート27開いて基板をロードロック室8とゲート18を通して基板をカセットチャンバ25へ搬送する。このように、基板が1枚若しくは少数枚ずつリフロー処理室4から、ロードロック室8の脱水処理と研磨室の平坦化処理、洗浄・乾燥処理を受けてカセットチャンバ25へ搬送される。リフロー処理室への基板の搬入からリフロー処理された基板をカセットチャンバ25へ搬出する間、リフロー処理室4の高温水蒸気状態は維持されたままである。
第3実施形態によると、リフロー処理装置に、脱水処理機能を有するロードロック室8、研磨室24およびカセットチャンバ25がさらに設けられるので、リフロー処理、脱水処理、化学的機械的研磨を連続的に行うことができるので、全体としてスループットを向上させることができる。
図6は、本発明の第4実施形態によるリフロー処理装置を示す。図6のリフロー処理装置は、上述の第1実施形態のリフロー処理装置とほぼ同様の構成を持つので、以下において、第1実施形態と主に異なる構成について説明する。図6に示されるリフロー処理装置は、複数のロードロック室8と、複数の研磨室24と、カセットチャンバ25と、これらの間に設けられるプラットフォーム28とを有する。カセットチャンバ25には複数の基板が収容されており、リフロー処理を行うために基板をカセットチャンバ25からリフロー処理室4へ搬入する。
カセットチャンバ25には、複数の基板が収納されており、カセットチャンバ25から基板がプラットフォーム28のスペースを利用して、複数のロードロック室8へ搬送される。各ロードロック室8は、1枚若しくは少数枚の基板を収容するのに十分な小さい容積を有しており、一度に1枚若しくは少数枚の基板しかロードロック室を通すことができなくても、このように複数のロードロック8を設けることにより、これらのロードロック室8を通して基板をリフロー処理室4へ搬入することができる。各ロードロック室8を通してリフロー処理室4へ基板を搬入する手順は第1実施形態と同じである。即ち、第1ゲート12を開ける時は、ロードロック室8は高温水蒸気状態にされている。このように、複数のロードロック室8を通してカセットチャンバ25からリフロー処理室4へ基板を搬入したら、リフロー処理室4でこれらの基板に対してリフロー処理が行われる。リフロー処理が行われた後、基板がこれらのロードロック室8に搬送される。この際、ロードロック室8では第1実施形態と同じ方法で基板に対し脱水処理が行われる。
その後、基板がロードロック室8からプラットフォーム28を通して研磨室24へ搬送される。研磨室24は複数設けられており、各研磨室24において化学的機械的研磨法による基板の平坦化処理が行われ、さらに基板に洗浄処理及び乾燥処理が行われる。なお、研磨室24の数は、必ずしもロードロック室8の数と同じである必要はなく、処理能力に応じてロードロック室8の数よりも少なくてもよい。研磨室24で、平坦化処理、洗浄・乾燥処理が行われた基板は、プラットフォーム28のスペースを利用してカセットチャンバ25に搬入される。
なお、第2実施形態から第4実施形態において、リフロー処理室4、ロードロック室8、脱水処理室23、研磨室24の間での基板の受け渡しは搬送ロボットにより行う。
次に、本発明の第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態による1セット分の基板に対するリフロー処理の手順を、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS11において、リフロー処理室4へ基板を搬入する。即ち、第2ゲート18を開放して基板を1枚若しくは少数枚カセットチャンバ25から(第4実施形態ではプラットフォーム28を通して)ロードロック室へ搬送し、第2ゲート18を閉じ、ロードロック室8を上述したようにリフロー処理室4と同じ高圧水蒸気状態にする。その後、第1ゲートを開放して基板をリフロー処理室4のボート20の所定の位置へ搬送して、第1ゲート12を閉じる(ステップS11)。未搬送の基板が残っている場合には(ステップS12において、NO)、再びステップS11へ戻り次の基板の搬送を行う。すべての基板を搬送したならば(ステップS12においてYES)、ステップS13へ進む。なお、第4実施形態のように複数のロードロック室8を用いる場合には、複数のロードロック室8を通して1枚若しくは少数枚ずつ基板がリフロー処理室4へ搬入される。
ステップS13において、例えば水蒸気が導入され2MPaに加圧されているリフロー処理室4を加熱ヒータ22により加熱し、基板を例えば700℃で30分から1時間の熱処理(リフロー処理)を行う。リフロー処理が終了したら、ステップS14へ移行する。
ステップS14において、1枚若しくは少数枚の基板をリフロー処理室4からロードロック室8へ搬送する。即ち、ロードロック室8をリフロー処理室と同じ高圧水蒸気状態にして、第1ゲート12を開放し、1枚若しくは少数枚の基板をリフロー処理室4からロードロック室4へ搬送する。
その後、第2実施形態の場合には、ステップS15において、第2ゲート18を開けて基板を脱水処理室23へ搬送し脱水処理を行う。第2ゲート18を開ける前に、ロードロック室8を脱水処理室23と同程度の圧力まで減圧しておく。圧力差によって基板が損傷しないようにするためである。脱水処理は、不活性ガスを脱水処理室23へ導入して、脱水処理室23を700℃に加熱して約10分間の脱水処理を基板に対して行う。
第3実施形態と第4実施形態の場合は、ロードロック室8で脱水処理を行う。この場合には、第1ゲート12を閉じ、ロードロック室8の減圧を行い同様の脱水処理を基板に対して行う。
脱水処理が終わったら、ステップS16に移行し基板を研磨室へ搬送して、平坦化処理、洗浄乾燥処理を行う。
研磨室での処理が終わったら、ステップS17において基板をカセットチャンバ25へ搬出する。この後、まだ基板がリフロー処理室4に残っている場合には(ステップS18においてNO)、ステップS14へ戻りステップS4からS17の処理を行う。一方、ステップS17の後、リフロー処理室4に基板が残されていない場合には(ステップS18においてYES)、処理を終了する。なお、第4実施形態のように複数のロードロック室8及び複数の研磨室24を用いて、ステップS14からS17の処理を行うこともできる。
複数のロードロック室8、脱水処理室23および研磨室24を用いる場合には、複数のロードロック室を通して基板をリフロー処理室4へ搬送するので搬送スピードが上がり、複数のロードロック室8または脱水処理室23で脱水処理を行い、複数の研磨室24において化学的機械的研磨法による平坦化処理を行うので、処理速度が上がる。従って、各ロードロック室8、脱水処理室23は、一度に1枚若しくは少数枚の基板しか処理できなくとも、複数のロードロック室8や脱水処理室23を設けることによって、処理スピードを上げることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の第1実施形態によるリフロー処理装置を示す図である。 本発明の第1実施形態によるリフロー処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるリフロー処理装置の構成例を示す図である。 化学的機械的研磨法による完全平坦化を示す図である。 本発明の第3実施形態によるリフロー処理装置の構成例を示す図である。 本発明の第4実施形態によるリフロー処理装置の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態から第4実施形態によるリフロー処理を示すフローチャートである。 リフロー処理によるボイドの消滅を示す図である。 圧力の異なる700℃の水蒸気雰囲気でのガラス中の水分子濃度を示す図である。 異なる水分濃度に関するガラスの粘性率と温度との関係を示す図である。 従来の高圧水蒸気炉を示す図である。 200秒間の脱水処理をした場合と400秒間の脱水処理をした場合の水分子の減少を示す図である。
符号の説明
1 基板(ウエーハ)
2 高圧容器
3 バルブ
4 リフロー処理室
5 リフロー処理室圧力制御部
6 基板搬送装置
7 ロードロード室圧力制御部
8 ロードロック室
10 リフロー処理装置
12 第1ゲート
14 水蒸気発生源
16 不活性ガス源
18 第2ゲート
20 ボート
22 加熱ヒータ
23 脱水処理室
24 研磨室
25 カセットチャンバ
28 プラットフォーム
32 石英容器
34 石英ボート
36 加熱ヒータ
38 断熱材
40 外部容器内
42 反応室

Claims (13)

  1. 内部に半導体基板を収容し、該半導体基板にリフロー処理を行うためのリフロー処理室と、
    該リフロー処理室と外部との間で半導体基板の搬送を行うために、外部と連通する状態とリフロー処理室と連通する状態とにできるロードロック室とを備え、
    前記リフロー処理室内には加圧された処理用雰囲気が存在し、
    前記ロードロック室は、内部圧力が、ロードロック室がリフロー処理室と連通する時に、リフロー処理室内の圧力と同程度になるように制御されることを特徴とするリフロー処理装置。
  2. 前記ロードロック室は1枚若しくは少数枚の半導体基板を収容するのに必要十分な容積を有することを特徴とする請求項1に記載のリフロー処理装置。
  3. 一度に複数の半導体基板が前記リフロー処理室でリフロー処理され、リフロー処理を行うために前記ロードロック室を通して外部から1枚若しくは少数枚ずつ半導体基板が前記リフロー処理室に搬入され、リフロー処理後に前記ロードロック室を通して1枚若しくは少数枚ずつ半導体基板が外部に搬出されることを特徴とする請求項2に記載のリフロー処理装置。
  4. 前記ロードロック室の内部は、ロードロック室が前記リフロー処理室と連通する時に、リフロー処理室内の前記処理用雰囲気と同じ雰囲気にされること特徴とする請求項1乃至3のいずかに記載のリフロー処理装置。
  5. 前記ロードロック室は、内部圧力が、ロードロック室が外部と連通する時に、外部の圧力と同程度になるように制御されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のリフロー処理装置。
  6. 前記処理用雰囲気は水蒸気を含み、
    リフロー処理された半導体基板を外部に搬出する前に、ロードロック室で該半導体基板に脱水処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のリフロー処理装置。
  7. 前記ロードロック室が複数個設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のリフロー処理装置。
  8. 前記処理用雰囲気は水蒸気を含み、
    リフロー処理された半導体基板に脱水処理を行うための脱水処理室をさらに備え、
    リフロー処理された半導体基板がリフロー処理室からロードロック室を通して前記脱水処理室に搬入されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のリフロー処理装置。
  9. 脱水処理された半導体基板に化学的機械的研磨を行うための研磨室をさらに備え、
    脱水処理された半導体基板がロードロック室から前記研磨室に搬入されることを特徴とする請求項6に記載のリフロー処理装置。
  10. 脱水処理された半導体基板に化学的機械的研磨を行うための研磨室をさらに備え、
    脱水処理された半導体基板が脱水処理室からロードロック室を通して前記研磨室に搬入されることを特徴とする請求項8に記載のリフロー処理装置。
  11. 前記ロードロック室及び研磨室を複数備えることを特徴とする請求項9に記載のリフロー処理装置。
  12. 前記ロードロック室、脱水処理室及び研磨室を複数備えることを特徴とする請求項10に記載のリフロー処理装置。
  13. 半導体基板を搬送するためのスペースを与えるプラットフォームと、複数の半導体基板を収容するカセットチャンバとをさらに備え、
    前記複数のロードロック室は、前記外部の代わりに前記プラットフォームと連通でき、該プラットフォームは、さらに前記カセットチャンバと、前記複数の研磨室とに連通でき、
    リフロー処理される複数の半導体基板が前記カセットチャンバから前記プラットフォームと複数のロードロック室を通してリフロー処理室に搬入され、前記脱水処理された半導体基板がロードロック室からプラットフォームを通して研磨室へ搬送され、前記化学的機械的研磨された半導体基板が研磨室からプラットフォームを通してカセットチャンバに戻されることを特徴とする請求項11に記載のリフロー処理装置。






JP2004127982A 2004-04-23 2004-04-23 リフロー処理装置 Pending JP2005311163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004127982A JP2005311163A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 リフロー処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004127982A JP2005311163A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 リフロー処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005311163A true JP2005311163A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35439558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004127982A Pending JP2005311163A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 リフロー処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005311163A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008112824A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Denso Corp 炭化珪素半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008112824A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Denso Corp 炭化珪素半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5626611B2 (ja) 基板乾燥装置及び基板乾燥方法
JP6568769B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
WO2013065771A1 (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置の製造装置及び記録媒体
JP6692202B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
US20050236018A1 (en) Substrate treating method and apparatus
JP4422217B2 (ja) HSG−Si膜の製造方法
JP2000124195A (ja) 表面処理方法及びその装置
JP2009010043A (ja) 基板処理方法,基板処理装置,記録媒体
TW201030842A (en) Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device manufacturing apparatus
US20160155630A1 (en) Substrate processing apparatus, method for manufacturing semiconductor device, and recording medium
WO2012018010A1 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2009170547A (ja) 基板処理方法,基板処理装置,記録媒体
TW201718116A (zh) 基板處理方法、基板處理裝置及記錄媒體
JP6826890B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2002050600A (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP2020088003A (ja) 基板処理方法、3次元メモリデバイスの製造方法および基板処理装置
JP2006086411A (ja) 基板処理装置
JP2008199015A (ja) Psz膜の熱処理方法及びこれを適用した半導体素子の素子分離膜形成方法
JP2005311163A (ja) リフロー処理装置
JP5232514B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
WO2019235275A1 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP6559046B2 (ja) パターン形成方法
JP6085424B2 (ja) 基板処理方法、基板処理装置および記憶媒体
JP4541422B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2020167285A (ja) エッチング方法及びエッチング装置