JP2005308939A - 画像形成装置 - Google Patents

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幹彦 高田
Hiroshi Morimoto
浩史 森本
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重隆 黒須
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聡 西田
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Abstract

【課題】 常に一定量の廃トナーをクリーニングブレードに再供給することができ、像担持体のフィルミング、クリーニングブレードの摩耗や欠けを大幅に減少させ、高耐久化を図る。
【解決手段】 画像データに基づいて形成されるトナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面をクリーニングブレードによりクリーニングしてトナーを回収するクリーニング手段と、前記クリーニング手段により回収されたトナーを排出する排出手段と、を有する画像形成装置において、前記クリーニング手段により回収されたトナーを前記クリーニングブレードに供給する供給手段と、前記排出手段によって排出されるトナーの量を制御する制御手段と、を設けたこと。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、像担持体上に残留したトナーを除去するクリーニング装置に関する。
帯電、露光、現像の各手段を周囲に有する感光体ドラム上にトナー像を形成し、トナー像を転写材(用紙)に転写する構成や、複数の感光体ドラム上に形成したトナー像を中間転写ベルトに一次転写した後に中間転写ベルト上のトナー像を転写材に二次転写する構成の画像形成装置においては、転写後の感光体ドラムや中間転写ベルト(これらを像担持体ともいう)の残留トナーを除去するために、像担持体の走行方向に対し、カウンタ方向にウレタンゴム等からなる弾性状のクリーニングブレードを当接させて、クリーニングするブレードクリーニング方式が知られている。
近年は画像形成装置の高速化や高耐久性が求められ、従来のブレードクリーニング方式では感光体ドラムや中間転写ベルトのフィルミングによる画像スジ、ムラやクリーニングブレードのエッジの摩耗や欠けによるクリーニング不良が問題になっている。特に中間転写ベルトを用いる場合には、フィルミングやクリーニングブレードのエッジの欠けがより多く発生する傾向がある。中間転写ベルトの場合は感光体ドラムより表面が硬くて削れ難く、トナー物質が多く表面に蓄積され易いため、フィルミングがより多く発生し易い。これにより、フィルミングが発生した部所の中間転写ベルトとクリーニングブレードとの摩擦抵抗が上昇し、クリーニングブレードのエッジが中間転写ベルトの表面に引っ掛かって、めくれが生じ、この結果クリーニングブレードのエッジに欠けが発生する。また、フィルミングが発生した場所で転写性が低下し、画像スジ、ムラとなる。
この問題への対策として、クリーニングブレードの材質を強化して欠けを防止し、中間転写ベルトをクリーニングブレードにより研磨することが考慮されたが充分な対策に至っていない。
そこで、第1の対策として、非画像形成時に中間転写ベルトにトナー帯を作成し、クリーニングブレードにトナー帯によるトナーを供給して、中間転写ベルトとクリーニングブレードとの潤滑性、研磨効果を向上させ、摩擦抵抗を低下させている画像形成装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、第2の対策として、クリーニングした廃トナーを、表面にブラシを有するブラシローラによって中間転写ベルトに再度付着させてクリーニングブレードに供給し、中間転写ベルトとクリーニングブレードとの潤滑性を向上させ、摩擦抵抗を低下させている画像形成装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−115030号公報 特開平11−38778号公報
前述の第1の対策においては、画像データに基づいて形成する画像以外にトナー帯を中間転写ベルトに形成するため、その分だけトナー消費量が増大するといった問題がある。また、転写ローラ方式等の転写接触の場合は、トナー帯が転写ローラに付着するため、転写材の裏面が汚れるという問題も生ずる。この転写材の裏面の汚れを防止するためには、転写ローラクリーニング手段を設けたり、トナー帯の通過時に転写ローラを退避させて圧着解除したりする必要がある。しかし、転写ローラクリーニング手段を設けると、原価高になり、耐久性の問題もある。また、転写ローラを退避させる方式では、高速機の場合には通常の画像形成時の画像間では解除するための充分な時間が取れないため、トナー帯を作成するために通常の画像形成を中断しなくてはならず、単位時間当たりのコピー枚数が低下してしまう。
また、第2の対策においては、クリーニングされる廃トナーの量が画像印字量によって変化するため、廃トナーを常に必要量供給することが困難である。クリーニングブレードに再供給する廃トナーの量を多くしてスクリュー等によって回収する廃トナーの量を少なくした場合に、全ベタ等の高印字の画像が連続したときには、廃トナーパッキングの現象が生ずる。一方、クリーニングブレードに再供給する廃トナーの量を少なくしてスクリュー等によって回収する廃トナーの量を多くした場合に、低印字の画像が連続したときには、廃トナーの再供給量が不足し、充分な潤滑性、研磨効果が得られない。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、クリーニングした廃トナーを常に一定量でクリーニングブレードに再供給することにより、感光体ドラムや中間転写ベルトのフィルミング、クリーニングブレードの摩耗や欠けを大幅に減少させ、高耐久化を図った画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は下記の手段によって達成される。
画像データに基づいて形成されるトナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面をクリーニングブレードによりクリーニングしてトナーを回収するクリーニング手段と、前記クリーニング手段により回収されたトナーを排出する排出手段と、を有する画像形成装置において、前記クリーニング手段により回収されたトナーを前記クリーニングブレードに供給する供給手段と、前記排出手段によって排出されるトナーの量を制御する制御手段と、を設けたことを特徴とする画像形成装置。
本発明の画像形成装置によれば、クリーニング装置から排出される廃トナーの量を制御して、内部に貯溜する廃トナーの量を一定にしたので、常に一定量の廃トナーをクリーニングブレードに再供給することができ、感光体ドラムや中間転写ベルトのフィルミング、クリーニングブレードの摩耗や欠けを大幅に減少させ、高耐久化を図ることができる。
先ず、本発明に係るクリーニング装置を備えた画像形成装置の一実施の形態を、図1を参照して説明する。
図1は、カラー画像を形成する画像形成装置の断面構成図である。なお、本発明に係るクリーニング装置はモノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。
本画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、垂直方向に縦列配置された複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、その左方に配置された中間転写ベルトユニット7と、給紙搬送手段(符号なし)及び定着手段24等から成る。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読取装置Bが配置されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、第1の像担持体としての感光体ドラム1Y、感光体ドラム1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、クリーニング手段6Y等からなる。
マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、第1の像担持体としての感光体ドラム1M、感光体ドラム1Mの周囲に配置された帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M、一次転写手段としての一次転写ローラ5M、クリーニング手段6M等からなる。
シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、第1の像担持体としての感光体ドラム1C、感光体ドラム1Cの周囲に配置された帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C、一次転写手段としての一次転写ローラ5C、クリーニング手段6C等からなる。
黒色の画像を形成する画像形成部10Kは、第1の像担持体としての感光体ドラム1K、感光体ドラム1Kの周囲に配置された帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K、一次転写手段としての一次転写ローラ5K、クリーニング手段6K等からなる。
現像手段4Y,4M,4C,4Kは、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの帯電極性と同極性に帯電されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)若しくは黒色(K)の各色のトナーからなる二成分現像剤(一成分現像剤でもよい)をそれぞれ収容し、例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像剤担持体である現像ローラ4Y1,4M1,4C1,4K1を備えている。
現像ローラ4Y1,4M1,4C1,4K1は、不図示の突き当てコロにより感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kと所定の間隙、例えば100〜1000μmの間隙を設けて非接触に保たれ、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの回転方向と順方向に回転する。
現像時に現像ローラ4Y1,4M1,4C1,4K1に対してトナーと同極性の直流電圧若しくは直流電圧に交流電圧を重畳する現像バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1Y,1M,1C,1K上の静電潜像に対して非接触の反転現像が行われる。
一般的に、トナーには流動性の改良やクリーニング性の向上などの目的で、いわゆる外添剤が添加されており、この内、本発明に関係する潤滑剤としては、例えば、ステアリン酸の亜鉛、アルミニウム、銅、マグネシウム、カルシウム等の塩、オレイン酸の亜鉛、マンガン、鉄、銅、マグネシウム等の塩、パルミチン酸の亜鉛、銅、マグネシウム、カルシウム等の塩、リノール酸の亜鉛、カルシウム等の塩、リシノール酸の亜鉛、カルシウムなどの塩等の高級脂肪酸の金属塩が挙げられる。
これら外添剤の添加量は、トナーに対して0.01〜10質量%程度である。
中間転写ベルトユニット7は、複数のローラ71,72,73,74,75,及び半導電性で無端ベルト状の中間転写ベルト70等からなる。
中間転写ベルト70は、不図示の駆動モータに接続された駆動ローラ73、支持ローラ71,72、二次転写バックアップローラ74、及びバックアップローラ75に内接して張架され、中間転写ベルト70の回転方向が、図1において時計方向になるように配設されている。
感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに対向して、中間転写ベルト70を介して、各色毎の一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kが設けられている。
一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kには、トナーと反対極性の直流電圧が印加され、転写域に転写電界を形成することにより、感光体ドラム1Y,1M,1C,1K上に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト70上に一次転写される。
二次転写バックアップローラ74に対向して、中間転写ベルト70を介して、二次転写ローラ5Aが設けられている。
二次転写ローラ5Aには、トナーと反対極性の直流電圧が印加され、転写域に転写電界を形成することにより、中間転写ベルト70上に担持される重ね合わせトナー画像が転写材(用紙)Pの表面に二次転写される。
転写材Pは、給紙カセット20から給紙手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ23を経て、二次転写位置に搬送され、カラー画像が一括転写される。
なお、転写材Pのサイズを変える場合、搬送方向に対して直交する方向の長さ(用紙幅)は、中間転写ベルト70の中央基準で変化するように構成されている。
カラー画像が転写された転写材Pは、定着手段24により定着処理され、排紙ローラ25に狭持されて排紙トレイ26上に載置される。
中間転写ベルト70の回転方向にみて二次転写位置の下流側に、中間転写ベルト70上に残留したトナーを除去するクリーニング装置60が設けられている。なお、クリーニング装置60の詳細については後述する。
ここで、本実施の形態における中間転写ベルト、転写ローラ等の材質について説明する。
中間転写ベルト70は、体積抵抗が106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えばポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、エトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)等の樹脂材料や、EPDM、NBR、CR、ポリウレタン等のゴム材料にカーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりしたものが用いられ、厚みは、樹脂材料の場合50〜200μm程度、ゴム材料の場合は300〜700μm程度の設定にすることが好ましい。
一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kは、例えば外径8mmのステンレス等の導電性芯金の周面に、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、体積抵抗が105〜109Ω・cm程度のソリッド状態または発泡スポンジ状態で、厚さが5mm、ゴム硬度が20〜70°程度(アスカー硬度C)の半導電弾性ゴムを被覆して形成される。
二次転写ローラ5Aは、例えば外径8mmのステンレス等の導電性芯金の周面に、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、体積抵抗が105〜109Ω・cm程度のソリッド状態または発泡スポンジ状態で、厚さが5mm、ゴム硬度が20〜70°程度(Asker−C)の半導電弾性ゴムを被覆して形成される。
二次転写ローラ5Aは、一次転写ローラ5Y,5M,5C,5Kと異なり、トナーが接するため表面に半導電性のフッ素樹脂やウレタン樹脂等の離型性の良いものを被覆する場合がある。二次転写バックアップローラ74は、ステンレス等の導電性芯金の周面に、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴムや樹脂材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりした半導電性材料を、厚さが0.05〜0.5mm程度被覆して形成される。
次に、画像形成プロセスについて説明する。
画像記録のスタートにより感光体ドラム1Yの不図示の駆動モータが始動して、イエロー(Y)の画像形成部10Yの感光体ドラム1Yが図1の矢示の反時計方向へ回動され、同時に帯電部2Yの帯電作用により感光体ドラム1Yに電位の付与が開始される。
感光体ドラム1Yは電位を付与された後、露光手段3Yによって第1の色信号、即ちイエロー(Y)の画像データに対応する電気信号による画像書き込みが開始され、感光体ドラム1Yの表面に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像が形成される。
前記静電潜像は、現像ローラ4Y1により接触或いは非接触の状態で反転現像され、感光体ドラム1Yの回転に応じて、感光体ドラム1Y上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
このようにして感光体ドラム1Y上に形成されたイエロー(Y)のトナー像が、一次転写ローラ5Yによって、中間転写ベルト70上に転写される。
続いて、中間転写ベルト70上のイエロー(Y)のトナー像と同期が取られ、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)のトナー像が順次重ねられて形成され、これによりカラートナー像が得られる。
転写後の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周面上に残った転写残トナーは、クリーニング手段6Y,6M、6C、6Kにより除去される。
中間転写ベルト70上のカラートナー像の形成と同期して、給紙カセット20から、1枚づつ分離搬送された転写材Pが、レジストローラ23を経て搬送され、二次転写ローラ5Aにより、中間転写ベルト70上のカラートナー像が転写材P上に一括して転写される。
カラートナー像が転写された転写材Pは、不図示の分離手段により除電され、定着装置24へと搬送され、トナー像が定着された後、排紙ローラ25により排紙トレイ26へ排出される。
一方、転写後の中間転写ベルト70の周面上に残った転写残トナーは、クリーニング装置60により除去される。
次に、クリーニング装置60の詳細につて、図2を用いて説明する。
図2はクリーニング装置60の要部断面図である。
601はケーシングで、クリーニング装置60を構成する各部材が装着され、且つ、中間転写ベルト70から除去した廃トナーを貯蔵する廃トナー貯溜部Sを有する。
602はウレタンゴム等の弾性体からなるクリーニングブレード(クリーニング手段)であり、ブレードホルダ603に接着剤等により固定されている。ブレードホルダ603はケーシング601に設けられた支持軸604に回動自在に取り付けられている。
605は引っ張りバネで、ブレードホルダ603が支持軸604を中心に反時計方向に回動するように付勢し、クリーニングブレード602のエッジ602Aを、中間転写ベルト70の回転方向と反対方向(カウンター方向)に向いた状態で、バックアップローラ75に支持された中間転写ベルト70に圧接させる。
606は表面にブラシを有する廃トナー供給ブラシ(供給手段)であり、クリーニングブレード602のエッジ602Aと中間転写ベルト70との圧接位置よりも中間転写ベルト70の回転方向上流側で、中間転写ベルト70に当接する。廃トナー供給ブラシ606は、不図示の回転手段によって中間転写ベルト70と順方向に回転し、且つ、その周速が中間転写ベルト70の周速よりも早くなるように構成されている。
607は樹脂板やステンレス板等からなるフリッカーであり、その一端は廃トナー供給ブラシ606と中間転写ベルト70との当接位置と反対側の位置で廃トナー供給ブラシ606に当接し、他端はケーシング601に両面テープ等により固定されている。
608はケーシング601に固定されたシール部材であり、廃トナー供給ブラシ606と中間転写ベルト70とに当接して、廃トナーが漏出することを防止している。
そして、ケーシング601、廃トナー供給ブラシ606、フリッカー607及びシール部材608により廃トナー貯溜部Sが形成されている。
609はケーシング601の底部に設けられた回収スクリューであり、不図示の駆動源によって回転することにより、廃トナー貯溜部Sの底部に貯溜したトナーを紙面垂直方向に搬送し、ケーシング601外へ排出する。
ここで、本実施の形態における、クリーニングブレード、廃トナー供給ブラシ、及び回収スクリューの仕様を下記に示す。
(1)クリーニングブレード
・ポリウレタンゴム:厚み1.7〜2.3mm、自由長7〜11mm、JISA硬度75°、反発弾性50%
・カウンター当接:当接角12〜23°
・バネ荷重方式:荷重13〜20N/m
(2)廃トナー供給ブラシ
・導電ナイロン系:ループ形状、320d/10本、567ループ/inch2、毛長4〜6mm
・外径:16〜20mm
・ベルト食い込み量:0.3〜1.5mm
・回転速度:中間転写ベルトに対して1.0〜1.2倍
(3)回収スクリュー
・スクリューピッチ:10mm
・外径:10mm
・回転数:50〜200rpmで可変
次に、クリーニング装置60の動作について説明する。
中間転写ベルト70上のトナー像を二次転写位置で転写材Pに転写した後、中間転写ベルト70上に残留したトナーを、クリーニングブレード602によって掻き落とし、中間転写ベルト70をクリーニングする。掻き落とされた廃トナーは中間転写ベルト70に接触回転している廃トナー供給ブラシ606に付着し、更にフリッカー607によって廃トナー貯溜部Sに掻き落とされ、貯溜する。廃トナー貯溜部Sに貯溜した廃トナーの上面は廃トナー供給ブラシ606に接触しているので、廃トナー供給ブラシ606の回転によって廃トナーを汲み上げ、中間転写ベルト70上に再度付着させる。これにより、廃トナーはクリーニングブレード602のエッジ602Aに供給される。従って、中間転写ベルト70とクリーニングブレード602との潤滑性が向上し、摩擦抵抗を低下するので、フィルミング、クリーニングブレードの摩耗や欠けを減少させることができる。また、研磨性も向上し、フィルミングを防止することができる。
なお、クリーニング装置60が新品の時にはセットモードにより未転写トナーをクリーニング装置60に供給し、該トナーを廃トナー貯溜部Sに該トナーの上面が廃トナー供給ブラシ606に接触する程度の量で貯留する。
以後、クリーニングブレード602によって掻き落とされ廃トナー貯溜部Sに貯留した廃トナーを、廃トナー供給ブラシ606の回転によって中間転写ベルト70上に再度付着させ、余分の廃トナーは回収スクリュー609によってケーシング601外へ排出する。
ここで、クリーニングによる廃トナーの量は画像印字量によって変化するので、回収スクリュー609の回転数が一定の場合には、低印字の画像が連続したときにクリーニングされる廃トナーの量が少ないにも拘わらず、回収スクリュー609によって一定の廃トナーが排出される。これにより、廃トナー貯溜部Sに貯溜される廃トナーの量が少なくなり、廃トナーの上面が廃トナー供給ブラシ606に接触しなくなる。この結果、クリーニングブレード602のエッジ602Aに供給されるトナー量が減少し、充分な潤滑性、研磨効果が得られず、フィルミングやクリーニングブレード602の欠けが生ずる恐れがある。
そこで、画像印字量に応じて回収スクリュー609の回転数を変化させて廃トナーの排出量を制御し、低印字の画像が連続したときには回収スクリュー609の回転数を遅くし、高印字の画像が連続したときには回収スクリュー611の回転数を早くすれば、廃トナー貯溜部Sに貯溜される廃トナーの量は一定になって、廃トナーの上面が常に廃トナー供給ブラシ606に接触した状態を維持するので、クリーニングブレード602のエッジ602Aに供給されるトナー量も一定になる。
以上の如く制御する画像形成装置における要部のブロック図を図3に示す。
図3において、図1に示した原稿画像読取装置Bにて読み取った画像に基づいて、画像信号形成手段101にてY,M,C,Kの4色の画像信号が形成され、露光手段2Y,2M,2C,2Kに相当する画像露光手段102により感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに相当する感光体ドラム103に各々静電潜像が形成される。一方、中間転写ベルト走行カウンタ104で中間転写ベルト70の走行距離をカウントし、所定量の走行距離毎に画像信号形成手段101から出力される4色の画像信号数の積算数、即ち積算印字面積を積算印字面積カウンタ105でカウントする。そして、制御手段106において、中間転写ベルト70の所定量の走行距離毎の積算印字面積に応じて回収スクリュー611の回転数を演算し、回収スクリュー用モータ107に出力する。
なお、中間転写ベルト70の走行距離は、中間転写ベルト70の走行時間と走行速度から求めることができる。
この結果、クリーニングブレード602のエッジ602Aに供給される廃トナーの量は常に一定になるので、中間転写ベルト70のフィルミング、クリーニングブレードの摩耗や欠けを大幅に減少させることができる。
次に、実機で行ったクリーニングブレードのランニングテスト結果を示す。上述の如く制御することにより、低印字率でもクリーニングブレードのエッジに欠けが減少することを確認した。
実験条件
・印字率と紙サイズ:低印字率(4%)のときA4R、高印字率(20%)のときA4
・実験環境:高温高湿(30℃、80%RH)
なお、これはクリーニングブレードのエッジに欠けが生じやすい環境である。
・廃トナーの排出制御:制御なしと制御あり
・コピー数:10万枚
・回収スクリューの回転数の演算方法:
中間転写ベルトの走行距離が100mになる毎に積算印字面積をカウントし、下記式によって回収スクリューの回転数を演算した。なお、積算印字面積が0であっても、かぶりトナーがあるため、これを排出するために回収スクリューの回転を停止することはない。
回収スクリューの回転数(rpm)=0.002×積算印字面積(cm2)+50
・クリーニングブレードのエッジの欠け比率
欠け比率=欠け幅×100/クリーニングブレードの測定長
この欠け幅は図4に示す如くである。
このようにして、廃トナーの排出制御を行わずに回収スクリューの回転数を一定にした実験結果を表1に示し、廃トナーの排出制御を行って回収スクリューの回転数を変化させた実験結果を表2に示す。
Figure 2005308939
Figure 2005308939
この結果、廃トナーの排出制御を行うことにより、A4Rの如き中間転写ベルトの幅方向に対して中央部のみに画像形成される用紙を用い、低印字率の画像を形成して通紙しときにも、クリーニングブレードのエッジの欠けが大幅に減少することが判明した。
カラー画像を形成する画像形成装置の断面構成図である。 クリーニング装置の要部断面図である。 画像形成装置における要部のブロック図である。 欠け幅を示す図である。
符号の説明
1Y,1M,1C,1K,103 感光体ドラム
60 クリーニング装置
70 中間転写ベルト
101 画像信号形成手段
104 中間転写ベルト走行カウンタ
105 積算印字面積カウンタ
106 制御手段
107 回収スクリュー用モータ
602 クリーニングブレード
602A エッジ
606 廃トナー供給ブラシ
607 フリッカー
609 回収スクリュー
S 廃トナー貯溜部

Claims (4)

  1. 画像データに基づいて形成されるトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の表面をクリーニングブレードによりクリーニングしてトナーを回収するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段により回収されたトナーを排出する排出手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記クリーニング手段により回収されたトナーを前記クリーニングブレードに供給する供給手段と、
    前記排出手段によって排出されるトナーの量を制御する制御手段と、
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記排出手段の駆動を制御することにより、排出されるトナーの量を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排出手段はスクリューであり、前記制御手段は前記スクリューの回転数を制御することにより、トナーの排出速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体は中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174781A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2017009674A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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