JP2005308935A - 光学エンジン、投射表示装置、画像投射システム、光学エンジンの製造方法、および、投射表示装置の製造方法 - Google Patents

光学エンジン、投射表示装置、画像投射システム、光学エンジンの製造方法、および、投射表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成素子(液晶表示素子)を位置調整する際の位置決め精度を向上させる光学エンジンを提供することが可能となる。
【解決手段】 投射表示装置に用いられる光学エンジンであって、反射型画像形成素子と、色分離光学素子および色合成光学素子のうち少なくとも1つを有する光学ユニットと、前記反射型画像形成素子の背面側を保持して、前記光学ユニットに対して位置決めする保持板と、を備え、前記保持板は、該保持部の側とは反対側の3箇所に、該位置決め部が配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、投射表示装置(液晶プロジェクタ等の投射型画像表示装置)に関するものである。特に、投射表示装置に用いられる光学エンジンにおける、画像形成素子(液晶表示素子)の組付けに関するものである。
特許文献1には、液晶パネルを組付ける際、液晶パネルを保持する液晶パネル取付板(保持板に相当)の外形周縁部に凹部または凸部を設け、そこを2つの調整アームで狭持して保持する保持機構が開示されている。
特開2001−188302号公報
しかしながら、特許文献1では、2つの調整アームで液晶パネル取付板の外形周縁部を挟み込んで、液晶パネル取付板をガタなく保持するようにしているが、2つの調整アームが可動であるということは、少なからず、液晶パネル取付板を保持する際にガタが存在してしまう、という問題点がある。これは、例えばミクロン単位で液晶パネルの位置調整を行う場合、精度的に十分な構造であるとは言えない。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するためのもので、画像形成素子(液晶表示素子)を位置調整する際の位置決め精度を向上させる光学エンジンを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の側面に係る光学エンジンは、投射表示装置に用いられる光学エンジンであって、反射型画像形成素子と、色分離光学素子および色合成光学素子のうち少なくとも1つを有する光学ユニットと、前記反射型画像形成素子の背面側を保持して、前記光学ユニットに対して位置決めする保持板と、を備え、前記保持板は、該保持部の側とは反対側の3箇所に、該位置決め部が配置されていることを特徴とする。
さらに、本発明には、上記の光学エンジンを備える投射表示装置や、その投射表示装置を備えた画像投射システムも含まれる。
また、本発明の第2の側面に係る光学エンジンの製造方法は、投射表示装置に用いられる光学エンジンの製造方法であって、色分離光学素子および色合成光学素子のうち少なくとも1つを有する光学ユニットを用意するステップと、反射型画像形成素子の背面側を保持する保持板を用意するステップと、該保持部の側とは反対側の3箇所に設けられた位置決め部を用いて、前記保持板を位置決めするステップと、該保持部の側とは反対側で、前記保持板を吸着支持するステップと、前記保持板を前記光学ユニットに接合するステップと、を備えることを特徴とする。
そして、本発明の第3の側面に係る光学エンジンの製造方法は、投射表示装置に用いられる光学エンジンの製造方法であって、色分離光学素子および色合成光学素子のうち少なくとも1つを有する光学ユニットを用意するステップと、画像形成素子を保持する保持板を用意するステップと、該保持部の外周部の3箇所に設けられた位置決め部を用いて、前記保持板を位置決めするステップと、前記位置決め部を介して前記保持板を磁気吸着するステップと、前記保持板を前記光学ユニットに接合するステップと、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明には、上記光学エンジンの製造方法を備える投射表示装置の製造方法も含まれる。
本発明によれば、画像形成素子(液晶表示素子)を位置調整する際の位置決め精度を向上させる光学エンジンを提供することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1には、本発明の実施形態1である液晶プロジェクタ(投射表示装置)の光学エンジンの構成を示している。
1は連続スペクトルで白色光を発光する光源で、主に超高圧水銀ランプなどが用いられる。
2は矩形のレンズをマトリックス状に配置した第1のフライアイレンズで、3は第1のフライアイレンズの個々のレンズに対応したレンズを有する第2のフライアイレンズである。
4は無偏光光を所定の偏光方向を有する光に揃える偏光変換素子で、5は光路を曲げる全反射ミラーである。6はフィールドレンズである。
7はR光(赤色光)とB光(青色光)を反射し、G光(緑色光)を透過するダイクロイックミラーである。8は偏光変換素子4でS偏光に変換されず、かつダイクロイックミラー7を通過する際に偏光が乱されたP偏光光を吸収するためのG用偏光板である。
9はP偏光を透過し、S偏光を反射するG用偏光ビームスプリッタである。10はR光、G光、B光を合成するための合成用偏光ビームスプリッタである。合成用偏光ビームスプリッタ10は、ダイクロイックミラーやダイクロイックプリズムに代用可能なものである。
11は合成用偏光ビームスプリッタ10により合成された光を、不図示のスクリーン等の被投射面に拡大投射するための投射レンズである。
12はG用偏光板8と偏光軸方向が同じRB用偏光板である。RB用偏光板12も偏光変換素子4でS偏光に変換されず、かつダイクロイックミラー7を反射する際に偏光が乱されたP偏光を吸収するためのものである。
13は波長選択性偏光回転素子Bであり、RB用偏光板12を通過してきたR光とB光のうちB光の偏光方向のみを90°回転させるためのものである。
14はRB用偏光ビームスプリッタで、波長選択性偏光回転素子B13を通過してきたS偏光のままのR光を反射し、P偏光に変換されたB光を通過させることにより色分離を行う。
15は波長選択性偏光回転素子Rで、RB用偏光ビームスプリッタ14から射出したRB光のうちR光の偏光方向のみを90°回転させるためのものであり、R光とB光の偏光方向はここで揃えられる。
16は波長選択性偏光回転素子R15にて偏光方向を揃えられたRBのS偏光光以外の偏光光を吸収する出側偏光板である。出側偏光板16は、合成用偏光ビームスプリッタ10に貼り付けられている。これは吸収した光が熱となり、出側偏光板16が破損しないように、熱容量の大きな合成用偏光ビームスプリッタ10に放熱するためと、例えば厚さ1.1mm程度の基板ガラスに貼り付けて単独で保持する場合に発生するであろうレジずれを防止するためである。
しかし、製造上やその他理由から、出側偏光板16を偏光ビームスプリッタ10に貼れない場合は、レジずれに考慮しつつ単独で保持してもよい。また、例えば、後述する、波長選択性偏光回転素子R15を間接保持部材(保持枠22)を介して合成用偏光ビームスプリッタ10に保持させるのと同様の方法を用いてもよい。
図2は、偏光ビームスプリッタであるプリズム9,10,14の結合状態を示すものである。
17は合成用偏光ビームスプリッタ10とG用偏光ビームスプリッタ9とRB用偏光ビームスプリッタ14とを強固に接続するためのガラス板L(保持部材)である。18はG用偏光ビームスプリッタ10とガラス板L17との隙間に入れるスペーサであるところのガラス板Sである。ガラス板S18は、RB用偏光ビームスプリッタ14とガラス板L17との間にも同様に入る。
このようにガラス板L17とガラス板S18により、合成用偏光ビームスプリッタ10とG用偏光ビームスプリッタ9とRB用偏光ビームスプリッタ14、すなわち、色分離光学素子と色合成光学素子は結合状態となり、多少の外力や、通常稼動時の温度上昇で、3個の偏光ビームスプリッタ9,10,14間の相対的な位置関係がずれないよう互いに強固に固定される。9,10,14,17,18のプリズムとガラス板はそれぞれ界面に接着剤を塗布して貼り合せることで固定されている。
図1において、20は反射型液晶表示素子であり、本実施形態では、R光、G光、B光用にそれぞれ1個ずつの反射型液晶表示素子(以下、液晶パネルという)20R,20G,20Bが設けられている。
21R,21G,21Bは液晶パネル保持板であり、液晶パネル20R,20G,20Bを保持するための部材である。液晶パネル保持板21Gは、G用偏光ビームスプリッタ9に接着固定され、液晶パネル保持板21R,21BはRB用偏光ビームスプリッタ14に接着固定されている。
22は波長選択性偏光回転素子R15を合成用偏光ビームスプリッタ10に保持するための保持枠である。図2では、RB用偏光ビームスプリッタ14に保持した例を示しており、どちらの形態でも光学的には問題ない。
23は主に17のガラス板Lにより一体化されたプリズムユニット(光学ユニット)を保持するためのベース(ベース部材)であり、プロジェクタの装置筐体側に固定されている。
ダイクロイックミラー7は、ベース23に一体的に設けられた柱部23a,23bに形成された溝内に落とし込まれ、スポンジを挟むことによりガタなく保持されている。また、G用偏光板8は、柱部23bとベース23に一体的に設けられた壁部23cに形成された溝内に落とし込まれ、所定量のガタつきを持たせて保持されている。
さらに、RB用偏光板12と波長選択性偏光回転素子B13は、柱部23bとベース23に一体的に設けられた柱部23dにそれぞれ形成された溝内に落とし込まれ、所定量のガタつきを持たせて保持されている。
24は光源1の冷却用のファンであり、光源ランプのバルブ温度を適温とするためと、プロジェクタの装置筐体内に高温の空気が留まらないようにするための排気用でもある。
図3はベース23に保持される部品構成を説明する図である。
28は1/4波長板で、RGBそれぞれの色光用に設けられている。1/4波長板は、偏光ビームスプリッタからの光の偏光を整える役割を持ち、黒表示状態に大きな影響を及ぼす。
30は28の1/4波長板を保持する波長板ホルダで、29のビスにて固定される。
ここで、色分離および色合成や、画像表示についてさらに詳しく説明する。
照明系のうちコンデンサーレンズ6までで液晶パネル20R,20G,20Bの画像有効範囲を均一な照度とするよう光学的に調整され、かつS偏光に揃えられた光源1からの白色光は、まず、ダイクロイックミラー7にてG光とRBの合成光とに分離される。
ダイクロイックミラー7を透過し、G用偏光板8で検光されたS偏光であるG光は、G用偏光ビームスプリッタ9の偏光分離面にて反射し、液晶パネル20Gに入射する。液晶パネル20Gに入射したS偏光は、黒表示の場合にはS偏光のままで反射され、辿ってきた経路を戻って光源1に向かう。白表示の場合は、液晶パネル20GにてP偏光に変換され、G用偏光ビームスプリッタ9の偏光分離面を透過し、さらに合成用偏光ビームスプリッタ10の偏光分離面も透過して投射レンズ11に向かう。
一方、ダイクロイックミラー7にて反射されたRBの合成光は、RB用偏光板12で検光され、波長選択性偏光回転素子B13にてB光のみがS偏光からP偏光に変換される。波長選択性偏光回転素子B13を通過したRB光のうちS偏光であるR光は、RB用偏光ビームスプリッタ14の偏光分離面で反射して液晶パネル20Rに入射し、P偏光であるB光はRB用偏光ビームスプリッタ14の偏光分離面を透過して液晶パネル20Bに入射する。このように、RB光はRB用偏光ビームスプリッタ14にて色分離されて、それぞれ液晶パネル20R,20Bに入射する。
黒表示の場合のR光とB光は、G光と同様に、液晶パネル20R,20Bで偏光方向が変換されずに反射して、辿ってきた経路を戻り、光源1に向かう。白表示の場合のR光は、液晶パネル20RにてS偏光からP偏光に変換され、RB用偏光ビームスプリッタ14の偏光分離面を透過し、波長選択性偏光回転素子R15を通過することでS偏光に変換され、出側偏光板16で検光され、合成用偏光ビームスプリッタ10の偏光分離面で反射して、投射レンズ(投射手段)11に向かう。
また、白表示の場合のB光は、液晶パネル20BにてP偏光からS偏光に変換され、RB用偏光ビームスプリッタ14の偏光分離面で反射し、波長選択性偏光回転素子R15を偏光変換されずに通過して、出側偏光板16で検光され、合成用偏光ビームスプリッタ10の偏光分離面にて反射し、投射レンズ11に向かう。
このように、RB用偏光ビームスプリッタ14にてR光とB光が色合成され、合成用偏光ビームスプリッタ10にてRBの合成光とG光が色合成されて白色光を形成する。
なお、ここでは、液晶パネル20R,20G,20Bの全有効画素を同時に切り換えた場合について説明したが、画素毎に偏光を制御することで画像情報を再生することができる。そして、RGBの各色ごとに画像情報を再生制御することで、色合成されたカラー投射画像が得られる。
上述したような色分離光学素子と色合成光学素子の保持方法を、図3を用いて説明する。ガラス板L17を介して一体化された偏光ビームスプリッタ9,10,14の光学ユニットは、ベース23に対して、23gで示す比較的狭小な範囲の接着部1箇所で接着される。
これは、ガラス板L17の三角形の上面部全域を使用して接着することによる弊害を防ぐためである。ベース23はポリカーボネート等の樹脂成形品であり、ガラス板L17とは線膨張係数が異なる。装置筐体内部温度は約50℃近くまで上昇し、接着時を常温と考えると約25℃〜30℃の温度変化が予想される。このような条件下では、接着部の面積が広いと、温度変化による膨張量の差で、内部応力が発生して接着部剥離が起こる可能性がある。この弊害を防止するために、本実施形態では、狭小な範囲の接着部1箇所で、ガラス板L17(保持部材)とベース23(ベース部材)を接着している。
さらに、狭小な接着部23gは、光学ユニットにおける略重心位置の上部(すなわち、光学ユニットにおける略重心位置を通る鉛直方向に平行な直線上)にある。これは、ベース23に対して接着部23gを介して吊り下げられる光学ユニットが、接着部23gを中心に回転しようとする応力を発生させないためである。これにより、接着部23gには常時、真下(重力方向)に光学ユニットの重量のみの負荷がかかるだけで、回転モーメントが発生せず、狭小な接着面積でも耐えうる構成としたものである。
図4は、本実施形態の特徴を説明する図である。100は固着装置(組付け冶具)の調整腕であり、101は反射型液晶表示素子(反射型画像形成素子)20の保持板200を吸着支持するエア吸引ノズルゴム(エア吸引部)で、調整腕100にネジ込み保持されている。102は光ファイバーで、調整腕100に嵌め込み保持される。
図4(a)は、反射型液晶表示素子20の背面側を保持する保持板200を、その保持部の側とは反対側から見た図である。保持板200の保持部の側とは反対側には、ガラス板L17で一体化された光学ユニットに対して反射型液晶表示素子20を位置決めするための位置決め部として、3箇所に長穴部20aが設けられている。
なお、この3つの長穴部20aは、長穴部20aの中心線の延長線が同一平面内(光軸と直交する平面内)で交差するように配置されている。交差する点は2点になることもあるが、1点となるように配置するのが好ましい。また、図4(a)において、20bはエア吸引部101による吸着支持部を示しており、3つの長穴部20aはこの吸着支持部20bの周囲を囲むように、さらには、反射型液晶表示素子20外形からできるだけ離れた位置にあるのが好ましい。
図4(b)は、調整腕100に、反射型液晶表示素子20の保持板200が保持された状態を示す図である。このとき、保持板200の3箇所に設けられた長穴部20aには、調整腕100の3箇所に設けられた半球凸部100a部が嵌り込んでいる。このように、エア吸引部101により保持板200を調整腕100側の方向へ引き込むことで、保持板200をガタなく保持するのである。原理的には、3つの長穴部に対して3つの半球形状部が嵌り込むと、空間的に1箇所のみで、位置が決まり、ガタなく保持することが可能となる。
図5は、ある1箇所で半球凸部100aと長穴部20aが嵌合する状態を示したものである。図5(a)は長穴部の長手方向から見た図を示したもので、半球凸部と長穴部は隙間の無い状態で嵌合している。図5(b)は長穴部の短手方向から見た図を示したものである。図5(b)では、隙間があり、自由度があるように見えるが、これ以外の2箇所では、半球凸部100aと長穴部20aが隙間の無い状態で嵌合しているので、保持板200は調整腕100に対してガタなく保持されるのである。
この保持板200がガタなく保持された状態で、光ファイバー102よりUV光を出射すると、保持板200の接着部に塗布されたUV接着剤が硬化し、保持板200は光学ユニットに固定された保持板21と接着される。このとき、ベース23に保持されている光学ユニットは強固に固定されているので、保持板21は移動せずに固定した状態で、反射型液晶表示素子20の保持板200を引寄せようとする力が働く。この力は、保持板200の長穴部20aが半球凸部100aを乗り越えようとする力に変換されるが、半球凸部100aの略45°傾斜した接線部を乗り越えるためには、まずエア吸引部101によるエア吸引力よりも強い力が必要となる。また、長穴部20aが半球凸部100aと接触する部分はエッジであり、摩擦係数が高くなっており、この摩擦力よりも強い力も必要となる。
すなわち、本実施形態では、比較的弱いエア吸引力でも、接着剤硬化時の変動方向に対して強い抵抗力を発生させることが可能である。
このように、調整腕100により保持板200をガタなく保持することにより、色分離光学素子や色合成光学素子を含む光学ユニットに対する反射型液晶表示素子20の6軸方向での位置調整を高精度に行うことができる。さらに、位置決めしてから光ファイバー102によりUV照射する際でも、保持板200を強固に保持して、接着剤硬化時の位置変動を極力抑えることができる。すなわち、RGBおのおのの反射型液晶表示素子の位置関係を理想的な状態に調整できるので、合成された投射画像の品質を高品位にすることが可能となる。
(実施形態2)
本実施形態では、実施形態1における位置決め部の変形例を説明する。
図6で示す実施形態は、図5(a)で示した半球凸部100aの代わりに、円錐部を用いたものである。
また、図7で示す実施形態は、図5(b)で示した長穴部20aの代わりに、長溝部を用いたものである。
また、図8で示す実施形態は、反射型液晶表示素子20の保持板200側に半球凸部または円錐部を3箇所に配置するとともに、それに対応するように調整腕100側に長穴部または長溝部を3箇所配置したものである。
(実施形態3)
図9は本実施形態を示す図であり、実施形態1における反射型液晶表示素子(反射型画像形成素子)の代わりに、透過型液晶表示素子(透過型画像形成素子)を用いている。
本実施形態では、保持板200の両側に透過型液晶表示素子面が存在するため、実施形態1と同様に、エア吸引部101による保持板200の引き込みができない。そこで、本実施形態では、エア吸引の代わりに、磁気吸引を行うものである。保持板200の位置決めを行うための長穴部20aおよび半球凸部100aを、透過型液晶表示素子面の外周部の3箇所に配置し、調整腕100側の半球凸部100aの近傍にマグネット103を配置している。
マグネット103には、永久磁石、または、コイル等の電磁石を用いられる。ただ、電磁石を用いた方が、保持板200の着脱容易性や、引き込み力のコントロール性の面でより好ましい。
なお、上述の実施形態で説明した投射表示装置と、これに画像信号を供給する画像信号供給装置(例えば、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等)と、を組合せれば、会議や説明会や上映会等で好適な画像投射システムを提供することができる。このとき、反射型液晶表示装置と画像信号入力装置の間の通信は、通信ケーブルを介したものでも、無線LANシステムを利用したものでも構わない。
実施形態1の液晶プロジェクタの構成を示す平面図。 (a)偏光ビームスプリッタの一体化構成を説明する平面図と、(b)その側面断面図。 (a)実施形態1の光学エンジンを説明する平面図と、(b)その側面断面図。 (a)実施形態1の特徴を説明する図と、(b)その側面断面図。 (a)ある方向から見た位置決め嵌合部の拡大図と、(b)別の方向から見た位置決め嵌合部の拡大図。 実施形態2の一実施例。 実施形態2の別の一実施例。 (a)実施形態2のさらに別の一実施例と、(b)その側面断面図と、(c)その変形例の側面断面図。 (a)実施形態3の特徴を説明する図と、(b)その側面断面図。
符号の説明
1 光源
2 第1フライアイレンズ
3 第2フライアイレンズ
4 偏光変換素子
5 全反射ミラー
6 フィールドレンズ
7 ダイクロイックミラー
8 G用偏光板
9 G用偏光ビームスプリッタ
10 合成用偏光ビームスプリッタ
11 投射レンズ
12 RB用偏光板
13 波長選択性偏光回転素子B
14 RB用偏光ビームスプリッタ
15 波長選択性偏光回転素子R
16 出側偏光板
17 ガラス板
18 ガラス板
20 反射型液晶表示素子
21 保持板
22 保持枠
23 ベース
24 冷却ファン
28 1/4波長板
29 ビス
30 波長板ホルダ
100 調整腕
101 エア吸引部
102 光ファイバ
200 保持板

Claims (12)

  1. 投射表示装置に用いられる光学エンジンであって、
    反射型画像形成素子と、
    色分離光学素子および色合成光学素子のうち少なくとも1つを有する光学ユニットと、
    前記反射型画像形成素子の背面側を保持して、前記光学ユニットに対して位置決めする保持板と、を備え、
    前記保持板は、該保持部の側とは反対側の3箇所に、該位置決め部が配置されていることを特徴とする光学エンジン。
  2. 前記保持板は、前記光学ユニットに対して位置決めされた状態で、前記光学ユニットにUV接着されることを特徴とする請求項1に記載の光学エンジン。
  3. 前記位置決め部は、位置決めの際に前記保持部材を吸着支持するための吸着支持部の周囲を囲むように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学エンジン。
  4. 前記位置決め部は長穴部を有し、3箇所に配置された前記長穴部の中心線は光軸と直交する平面内で交わることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光学エンジン。
  5. 前記位置決め部は長溝部を有し、3箇所に配置された前記長溝部の中心線は光軸と直交する平面内で交わることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光学エンジン。
  6. 前記位置決め部は円錐部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光学エンジン。
  7. 前記位置決め部は半球凸部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光学エンジン。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の光学エンジンと、前記光学エンジンからの光を投射する投射手段と、を備える投射表示装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の光学エンジンと、前記光学エンジンからの光を投射する投射手段と、を備える投射表示装置と、
    前記投射表示装置に画像信号を供給する画像信号供給装置と、を具備する画像投射システム。
  10. 投射表示装置に用いられる光学エンジンの製造方法であって、
    色分離光学素子および色合成光学素子のうち少なくとも1つを有する光学ユニットを用意するステップと、
    反射型画像形成素子の背面側を保持する保持板を用意するステップと、
    該保持部の側とは反対側の3箇所に設けられた位置決め部を用いて、前記保持板を位置決めするステップと、
    該保持部の側とは反対側で、前記保持板を吸着支持するステップと、
    前記保持板を前記光学ユニットに接合するステップと、を備えることを特徴とする光学エンジンの製造方法。
  11. 投射表示装置に用いられる光学エンジンの製造方法であって、
    色分離光学素子および色合成光学素子のうち少なくとも1つを有する光学ユニットを用意するステップと、
    画像形成素子を保持する保持板を用意するステップと、
    該保持部の外周部の3箇所に設けられた位置決め部を用いて、前記保持板を位置決めするステップと、
    前記位置決め部を介して前記保持板を磁気吸着するステップと、
    前記保持板を前記光学ユニットに接合するステップと、を備えることを特徴とする光学エンジンの製造方法。
  12. 請求項10または11に記載の光学エンジンの製造方法と、前記光学エンジンからの光を投射する投射手段を組付けるステップと、を備える投射表示装置の製造方法。
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