JP2005308253A - 空気調和機の遠隔制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の空気調和機と集中管理装置との間に通信障害が発生した場合に、保守点検のために作業員をわざわざ現場へ出向かせることなしに、一般ユーザーが容易に通信を復帰させることを可能とした空気調和機の遠隔制御システムの提供を目的とする。
【解決手段】 複数の空気調和機を集中管理する集中管理装置(又はそのような集中管理装置に管理される空気調和機それぞれのリモートコントローラ)に、いずれかの空気調和機との間の通信障害が発生している旨を通信障害表示部1eに表示する表示部1と通信復帰を行なわせるための通信復帰スイッチ2eとを設け、使用者に通信復帰作業を行なわせる。
【選択図】 図2
【解決手段】 複数の空気調和機を集中管理する集中管理装置(又はそのような集中管理装置に管理される空気調和機それぞれのリモートコントローラ)に、いずれかの空気調和機との間の通信障害が発生している旨を通信障害表示部1eに表示する表示部1と通信復帰を行なわせるための通信復帰スイッチ2eとを設け、使用者に通信復帰作業を行なわせる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複数台の空気調和機との間で通信を行なうことにより集中管理装置がそれらの空気調和機を一括して集中管理することが可能な遠隔制御システムに関し、より具体的には、ノイズ、他の無線通信等による通信妨害により通信障害が発生して一時的にいずれかの空気調和機と集中管理装置との間の通信が出来なくなった場合の通信再開を容易に行なえる空気調和機の遠隔制御システムに関する。
近年のマイクロコンピュータ及びデータ伝送の応用技術の発展に伴い、空気調和機の分野においても複数の空気調和機を集中管理装置で一括して管理する遠隔制御システムが普及している。このような空気調和機の遠隔制御システムとしては、一例として特許文献1に開示されているように、集中管理装置と外部との通信によってあらゆるデータの送受を行なうことが提案されている。この例では、故障が発生した場合にもサービス会社に報知される構成となっている。
図5は一般的な空気調和機の集中管理システムの構成例を示す模式的ブロック図である。集中管理装置C1には複数台の空気調和機A1〜A4が接続されており、集中管理装置C1と各空気調和機A1〜A4それぞれとの間はデータ信号の送受信が有線で常時行なえるようになっており、従って集中管理装置C1による各空気調和機A1〜A4の一括した集中管理制御が行なえる。また、各空気調和機A1〜A4にはそれぞれリモートコントローラR1〜R4がたとえば赤外線通信等により接続されている。従って、これらのリモートコントロールR1〜R4それぞれと空気調和機A1〜A4それぞれとの間でもデータの送受信が行なわれるようになっており、各リモートコントロールR1〜R4による各空気調和機A1〜A4の個別の制御が可能である。
図6は一般的な空気調和機の集中管理システムの他の構成例を示す模式的ブロック図である。この例では、図5に示したシステムの集中管理装置と各空気調和機との間の通信を無線化している。即ち、集中管理装置C2と複数の空気調和機A5〜A8との間の通信を無線通信により行なうようにすることにより、信号線が不要になるので設置工事が簡略化される。このような図6に示すシステム構成においても図5に示した有線通信によるシステム構成と同様に、集中管理装置C2と各空気調和機A5〜A8それぞれとの間はデータ信号の送受信が常時行なえるようになっており、従って集中管理装置C2による各空気調和機A5〜A8の一括した集中管理制御が行なえるように構成されている。また、各空気調和機A5〜A8それぞれにリモートコントローラR5〜R8が接続されていることも同様である。
特開2001−324200号公報
しかし、図5に示したシステム構成においては有線で、また図6に示したシステム構成においては無線でそれぞれ遠隔の集中管理装置からのデータ送信により各空気調和機との間の通信を行なっているため、種々の原因、たとえばノイズ、他の無線通信による通信妨害等により正常に通信が行なえなくなることがしばしば発生することがあった。そのような場合には、保守点検のための作業員を現場へ出向かせて点検させる必要があった。
しかし、実際に信号線が断線していたり、無線通信装置が故障していたりというような重大な故障が発生することはまれであり、単に一時的な通信障害により通信ができなくなる、より具体的にはノイズ等により正常なデータ伝送が一時的に行なえなくなり、その後の通信手順が狂ってしまうような場合が多い。従って、このようなノイズ、他の無線通信による不具合等による一時的な通信障害で集中管理装置による空気調和機の制御を停止してしまうのは得策といえず、また保守担当者を呼び出して対応してもらうには時間を要する。このため、何らかの手法で通信を復帰させることができる場合には、簡単な通信障害程度であれば専門の保守担当者ではなくとも使用者に通信復帰の作業を行なってもらえれば、保守側にとっても、使用者にとってもメリットがあると考えられる。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、複数の空気調和機と集中管理装置との間に通信障害が発生した場合に、保守点検のために作業員をわざわざ現場へ出向かせることなしに、一般ユーザーが容易に通信を復帰させることを可能とした空気調和機の遠隔制御システムの提供を目的とする。
本発明は端的には、複数の空気調和機を集中管理する集中管理装置、またはそのような集中管理装置に管理される空気調和機それぞれのリモートコントローラに、通信復帰を行なわせるための手段を設けて使用者に通信復帰作業を行なわせるように構成したものである。
本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムは、複数の空気調和機と、これらの複数の空気調和機との間で通信を行なうことによりそれぞれを制御する集中管理装置とを含む空気調和機の遠隔制御システムにおいて、前記集中管理装置は、前記複数の空気調和機のいずれかとの間に通信障害が発生した場合にその旨を報知する報知手段と、通信障害が発生した空気調和機との間の通信を復帰させる指示を受け付ける通信復帰指示手段とを備えたことを特徴とする。
このような本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムでは、複数の空気調和機のいずれかとの間に通信障害が発生した場合にその旨を報知する報知手段と、通信障害が発生した空気調和機との間の通信を復帰させる指示を受け付ける通信復帰指示手段とが集中管理装置に備えられており、集中管理装置において通信障害が発生した空気調和機が特定されると共にその空気調和機との間の通信を復帰させる指示が受け付けられる。
また本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムは上述の発明において、前記集中管理装置は、前記報知手段による報知を表示する表示部と、該表示部の表示画面に重畳して設けられたタッチパネル方式の入力部とを有し、前記通信復帰指示手段は、前記入力部に設けられたスイッチであり、通信障害が発生した場合に前記表示部に前記スイッチが表示されるように構成されていることを特徴する。
またこのような本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムでは上述の発明において、集中管理装置が報知手段による報知を表示する表示部と、表示部の表示画面に重畳して設けられたタッチパネル方式の入力部とを有しており、通信障害が発生した場合に表示部に通信復帰指示手段であるスイッチが表示される。
更に本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムは、複数の空気調和機と、これらの複数の空気調和機との間で通信を行なうことによりそれぞれを制御する集中管理装置とを含む空気調和機の遠隔制御システムにおいて、前記空気調和機それぞれは、前記集中管理装置との間に通信障害が発生した場合にその旨を報知する報知手段と、前記集中管理装置との間の通信を復帰させる指示を受け付ける通信復帰指示手段とを備えたことを特徴とする。
このような本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムでは、集中管理装置との間に通信障害が発生した場合にその旨を報知する報知手段と、集中管理装置との間の通信を復帰させる指示を受け付ける通信復帰指示手段とがそれぞれの空気調和機に備えられており、それぞれの空気調和機において集中管理装置との間の通信障害が発生したことが報知されると共に集中管理装置との間の通信を復帰させる指示が受け付けられる。
また更に本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムは上述の発明において、前記空気調和機それぞれはそれぞれを制御するためのリモートコントローラを備え、前記報知手段及び通信復帰指示手段が前記リモートコントローラに備えられていることを特徴とする。
またこのような本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムでは上述の発明において、報知手段及び通信復帰指示手段が空気調和機それぞれを制御するためのリモートコントローラに備えられている。
更に本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムは上述の発明において、前記リモートコントローラは、前記報知手段による報知を表示する表示部と、該表示部の表示画面に併設されたタッチパネル方式の入力部を有し、前記通信復帰指示手段は前記入力部に設けられたスイッチであり、通信障害が発生した場合に前記表示部に前記スイッチが表示されるように構成されていることを特徴する。
更にこのような本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムでは上述の発明において、それぞれの空気調和機が報知手段による報知を表示する表示部と、表示部の表示画面に重畳して設けられたタッチパネル方式の入力部とを有しており、集中管理装置との間の通信障害が発生した場合に表示部に通信復帰指示手段であるスイッチが表示される。
本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば、集中管理装置と複数の空気調和機のいずれかとの間に通信障害が発生した場合にも、集中管理装置において通信を復帰させる指示を受け付けることにより通信が復帰する可能性が高いため、保守点検のために専門の技術者がわざわざ出向かなければならない必要性が減少する。
また本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば上述の発明において、通信障害が発生した場合にのみ、集中管理装置の表示部に通信復帰指示手段であるスイッチが表示されるので、通常の状態において誤操作が行なわれる可能性が低くなる。
更に本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば、集中管理装置と複数の空気調和機のいずれかとの間に通信障害が発生した場合にも、通信障害が発生した空気調和機において通信を復帰させる指示を受け付けることにより通信が復帰する可能性が高いため、保守点検のために専門の技術者がわざわざ出向かなければならない必要性が減少する。
また本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば上述の発明において、それぞれの空気調和機を個別に制御するリモートコントローラに報知手段及び通信復帰指示手段が備えられているので、通信を復帰させる指示を使用者が容易に与えることが可能になる。
更に本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば上述の発明において、通信障害が発生した場合にのみ、リモートコントローラの表示部に通信復帰指示手段であるスイッチが表示されるので、通常の状態において誤操作が行なわれる可能性が低くなる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず最初に、本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムのシステム構成について図1の模式的ブロック図を参照して説明する。
本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムは、集中管理装置CRと、この集中管理装置CRと有線通信又は無線通信可能な複数の空気調和機AR1〜AR4とを通信経路P1〜P4でそれぞれ接続してある。また、各空気調和機AR1〜AR4にはそれぞれを個別に制御するためのリモートコントローラWR1〜WR4がたとえば赤外線通信等により接続されている。
なお、集中管理装置CRには詳細は後述するがコントローラ10(50)が備えられており、また各空気調和機AR1〜AR4にもそれぞれ図示しないコントローラが備えられている。更に各リモートコントローラWR1〜WR4には詳細は後述するが、上述した集中管理装置CRのコントローラ10(50)に相当する操作パネル30が備えられている。
このようなシステムにおいてたとえば、集中管理装置CRと一つの空気調和機AR1との間の通信経路P1に何らかの異常が一時的に発生すると、両者間の通信が正常に行なわれなくなり、集中管理装置CRによる集中管理が正常に行なわれ難くなる。そして、集中管理装置CRと空気調和機AR1との間で正常な通信が出来なくなってから予め定められている時間、または予め定められている回数、通信を続けたにもかかわらず通信が再開出来ない場合等には、集中管理装置CRは他の空気調和機AR2〜AR4とも通信を行なう必要があるので、通信障害が発生している空気調和機AR1との間の通信を成功させるために多くの時間を費やしてしまうと他の空気調和機AR2〜AR4との間の通信が疎かになってシステム全体の制御を正常に行なうことが出来なくなる可能性が生じる。従ってこのような場合には、集中管理装置CRは空気調和機AR1との間には通信障害が発生したと判断し、この空気調和機AR1との間の通信を遮断してそれ以降は通信を行なわず、通信が可能な、換言すれば通信障害が発生していない他の空気調和機AR2〜AR4との間でのみ通信を行なって集中管理を続ける。
なお、集中管理装置CR及び各空気調和機AR1〜AR4、更には各リモートコントローラWR1〜WR4の内部構成についてはいずれも従来周知の構成であるのでそれらの説明は省略する。
(実施の形態1)
図2は本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムの実施の形態1の集中管理装置CRのコントローラ10の構成を示す模式的正面図である。本実施の形態に係る空気調和機の遠隔制御システムの集中管理装置CRのコントローラ10は、表示部1と操作部2とを備えている。
図2は本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムの実施の形態1の集中管理装置CRのコントローラ10の構成を示す模式的正面図である。本実施の形態に係る空気調和機の遠隔制御システムの集中管理装置CRのコントローラ10は、表示部1と操作部2とを備えている。
表示部1は、各空気調和機AR1〜AR4の動作内容を表示するためのものであり、液晶表示装置又は蛍光表示管等が利用される。この表示部1の表示内容としては、その時点で遠隔制御の対象となっている空気調和機(ユニット)AR1の番号を示すユニット番号表示部1d、同じく空気調和機AR1が運転中であるか停止中であるかを示す運転/停止表示部1a、同じく空気調和機AR1が運転中である場合に自動モードであるか暖房,除湿,冷房モードであるかを示す運転モード表示部1b、同じく空気調和機AR1が運転中である場合に設定されている風量を示す風量表示部1c等が含まれている。
なお、参照符号1eは通信障害が発生した旨を表示する通信障害表示部である。ユニット番号表示部1dに表示されている番号の空気調和機に通信障害が発生している場合にこの通信障害表示部1eにその旨が表示されて使用者に通信障害が発生していることを報知する。
また操作部2は各空気調和機AR1〜AR4へ種々の指令を送るためのスイッチで構成されている。具体的には、いずれの空気調和機AR1〜AR4を遠隔制御するかを選択するためのユニット切換スイッチ2c、このユニット切換スイッチ2cで選択されてその時点で遠隔制御の対象となっている空気調和機AR1(又はAR2〜AR4)を運転させるか停止させるかを指令するための運転/停止スイッチ2a、同じく空気調和機AR1の運転モード(自動,暖房,除湿,冷房)の切り換えを指令するための運転切換スイッチ2b、同じく空気調和機AR1の風量を切り換えるための風量スイッチ2d等が備えられている。
更に操作部2には通信復帰スイッチ2eが備えられている。この通信復帰スイッチ2eは、集中管理装置CRとユニット番号表示部1dに表示されている番号の空気調和機(ユニット)AR1との間の通信を一旦リセットして初期状態とした後に所定の手順で通信を再開させるためのスイッチである。従ってこの通信復帰スイッチ2eが操作されると、ノイズ等により通信手順が狂ってしまったような場合であれば一旦リセットされて初期状態から所定の手順で通信が再開されるので、以降は正常に通信が行なわれることになる。
次に、上述のようなコントローラ10を有する集中管理装置CRの動作について説明する。
前述のように、集中管理装置CRと空気調和機AR1との間の通信経路P1に何らかの異常が一時的に発生して通信が正常に行なわれなくなった場合、集中管理装置CRは図2に示すように通信障害表示部1eに通信障害が発生した旨の表示を表示部1に行なうことにより使用者に空気調和機AR1と集中管理装置CRとの間で通信の異常が発生していることを報知する。この表示が表示部1に表示された場合に使用者が通信復帰スイッチ2eを操作することにより、集中管理装置CRと空気調和機AR1との間の通信が一旦リセットされて初期状態から所定の手順で通信が再開されるので、以降は正常に通信が行なわれる。
これにより、リセットすることにより復旧する程度の単純な通信障害であれば、専門の保守担当者をわざわざ呼び出す必要なしに、容易に復旧が可能になる。
(実施の形態2)
図3は本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムの実施の形態2の各空気調和機AR1〜AR4に接続されているリモートコントローラWR1〜WR4の操作パネル30の構成を示す模式的正面図である。本実施の形態に係る空気調和機の遠隔制御システムの各空気調和機AR1〜AR4に接続されているリモートコントローラWR1〜WR4の操作パネル30は、表示部3と操作部4とを備えている。
図3は本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムの実施の形態2の各空気調和機AR1〜AR4に接続されているリモートコントローラWR1〜WR4の操作パネル30の構成を示す模式的正面図である。本実施の形態に係る空気調和機の遠隔制御システムの各空気調和機AR1〜AR4に接続されているリモートコントローラWR1〜WR4の操作パネル30は、表示部3と操作部4とを備えている。
リモートコントローラWR1(WR2〜WR4)の操作パネル30の表示部3は、各空気調和機AR1(AR2〜AR4)の動作内容を表示するためのものであり、液晶表示装置又は蛍光表示管等が利用される。この表示部3の表示内容としては、リモートコントローラWR1(WR2〜WR4)の制御の対象となっている空気調和機(ユニット)AR1(AR2〜AR4)が運転中であるか停止中であるかを示す運転/停止表示部3a、同じく空気調和機AR1(AR2〜AR4)が運転中である場合に自動モードであるか暖房,除湿,冷房モードであるかを示す運転モード表示部3b、同じく空気調和機AR1(AR2〜AR4)が運転中である場合に設定されている風量を示す風量表示部3c、同じく空気調和機AR1(AR2〜AR4)が運転中である場合に設定されている温度を示す温度表示部3d等が含まれている。
なお、参照符号3eは通信障害が発生した旨を表示する通信障害表示部である。集中管理装置CRとの間に通信障害が発生している場合にこの通信障害表示部3eにその旨が表示されて使用者に通信障害が発生していることを報知する。
また操作部4はリモートコントローラWR1(WR2〜WR4)の制御の対象となっている空気調和機(ユニット)AR1(AR2〜AR4)へ種々の指令を送るためのスイッチで構成されている。具体的には、リモートコントローラWR1(WR2〜WR4)の制御の対象となっている空気調和機(ユニット)AR1(AR2〜AR4)を運転させるか停止させるかを指令するための運転/停止スイッチ4a、同じく空気調和機AR1(AR2〜AR4)の運転モード(自動,暖房,除湿,冷房)の切り換えを指令するための運転切換スイッチ4b、同じく空気調和機AR1(AR2〜AR4)の風量を切り換えるための風量スイッチ4d等が備えられている。
更に、操作部4には通信復帰スイッチ4eが備えられている。この通信復帰スイッチ4eは、そのリモートコントローラWR1(WR2〜WR4)の制御の対象となっている空気調和機AR1(AR2〜AR4)と集中管理装置CRとの間の通信を一旦リセットして初期状態とした後に所定の手順で通信を再開させるためのスイッチである。従ってこの通信復帰スイッチ4eが操作されると、ノイズ等により通信手順が狂ってしまったような場合であれば一旦リセットされて初期状態から所定の手順で通信が再開されるので、以降は正常に通信が行なわれることになる。
次に、上述のような操作パネル30を有するリモートコントローラWR1(WR2〜WR4)の動作について説明する。
前述のように、集中管理装置CRと空気調和機AR1(AR2〜AR4)との間の通信経路P1(P2〜P4)に何らかの異常が一時的に発生して通信が正常に行なわれなくなった場合、リモートコントローラWR1(WR2〜WR4)は図3ににて示すように通信障害表示部3eに通信障害が発生した旨の表示を表示部3に行なうことにより使用者に空気調和機AR1(AR2〜AR4)と集中管理装置CRとの間で通信の異常が発生していることを報知する。この表示が表示部3に表示された場合に使用者が通信復帰スイッチ4eを操作することにより、集中管理装置CRと空気調和機AR1(AR2〜AR4)との間の通信が一旦リセットされて初期状態から所定の手順で通信が再開されるので、以降は正常に通信が行なわれる。
これにより、リセットすることにより復旧する程度の単純な通信障害であれば、専門の保守担当者をわざわざ呼び出す必要なしに、容易に復旧が可能になる。
(実施の形態3)
図4は本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムの実施の形態3の集中管理装置CRのコントローラ50の構成を示す模式的正面図である。本実施の形態に係る空気調和機の遠隔制御システムの集中管理装置CRのコントローラ50は、表示部5と操作部6とを備えている。
図4は本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムの実施の形態3の集中管理装置CRのコントローラ50の構成を示す模式的正面図である。本実施の形態に係る空気調和機の遠隔制御システムの集中管理装置CRのコントローラ50は、表示部5と操作部6とを備えている。
表示部5は、各空気調和機AR1〜AR4の動作内容を表示するためのものであり、液晶表示装置又は蛍光表示管等が利用される。この表示部5の表示内容としては、その時点で遠隔制御の対象となっている空気調和機(ユニット)AR1の番号を示すユニット番号表示部5d、同じく空気調和機AR1が運転中であるか停止中であるかを示す運転/停止表示部5a、同じく空気調和機AR1が運転中である場合に自動モードであるか暖房,除湿,冷房モードであるかを示す運転モード表示部5b、同じく空気調和機AR1が運転中である場合に設定されている風量を示す風量表示部5c等が含まれている。
なお、参照符号5eは通信障害が発生した旨を表示する通信障害表示部である。ユニット番号表示部5dに表示されている番号の空気調和機に通信障害が発生している場合にこの通信障害表示部5eにその旨が表示されて使用者に通信障害が発生していることを報知する。
また、参照符号6eは、集中管理装置CRといずれかの空気調和機AR1(AR2〜AR4)との間で通信障害が発生した場合にのみ表示部5にソフトキーとして表示される通信復帰スイッチ6e である。この通信復帰スイッチ6eは、集中管理装置CRとユニット番号表示部1dに表示されている番号の空気調和機(ユニット)AR1との間の通信を一旦リセットして初期状態とした後に所定の手順で通信を再開させるためのスイッチである。従ってこの通信復帰スイッチ6eが操作されると、ノイズ等により通信手順が狂ってしまったような単純な通信障害が発生している場合であれば一旦リセットされて初期状態から所定の手順で通信が再開されるので、以降は正常に通信が行なわれることになる。
また操作部6は各空気調和機AR1〜AR4へ種々の指令を送るためのスイッチで構成されている。具体的には、いずれの空気調和機AR1〜AR4を遠隔制御するかを選択するためのユニット切換スイッチ6c、このユニット切換スイッチ6cで選択されてその時点で遠隔制御の対象となっている空気調和機AR1(又はAR2〜AR4)を運転させるか停止させるかを指令するための運転/停止スイッチ6a、同じく空気調和機AR1の運転モード(自動,暖房,除湿,冷房)の切り換えを指令するための運転切換スイッチ6b、同じく空気調和機AR1の風量を切り換えるための風量スイッチ6d等が備えられている。
次に、上述のようなコントローラ50を有する集中管理装置CRの動作について説明する。
前述のように、集中管理装置CRと空気調和機AR1との間の通信経路P1に何らかの異常が一時的に発生して通信が正常に行なわれなくなった場合、集中管理装置CRは図4に示すように通信障害表示部5eに通信障害が発生した旨の表示を表示部5に行なうことにより使用者に空気調和機AR1と集中管理装置CRとの間で通信の異常が発生していることを報知する。この表示が表示部5に表示された場合には同時にソフトキーである通信復帰スイッチ6eも表示部5に表示されるので、使用者が通信復帰スイッチ6eを操作することにより、集中管理装置CRと空気調和機AR1との間の通信が一旦リセットされて初期状態から所定の手順で通信が再開されるので、以降は正常に通信が行なわれる。
これにより、リセットすることにより復旧する程度の単純な通信障害であれば、専門の保守担当者をわざわざ呼び出す必要なしに、容易に復旧が可能になる。
このように本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムの実施の形態3では、いずれの空気調和機AR1〜AR4との間においても通信障害が発生していない状態においては通信復帰スイッチ6eが表示されないので、使用者が誤って通信復帰スイッチ6eを操作することはあり得ず、不要な操作が誤って行なわれる虞がなくなる。
なお、本実施の形態3では集中管理装置CRのコントローラ50の表示部5にソフトキー式の通信復帰スイッチ6eを必要に応じて表示する構成としたが、同様に各空気調和機AR1〜AR4のリモートコントローラWR1〜WR4の操作パネル30の表示部3にソフトキー式の通信復帰スイッチを必要に応じて表示する構成としてもよい。
また上述の各実施の形態における集中管理装置CRのコントローラ10及び50、リモートコントローラWR1〜WR4の操作パネル30の構成及びその機能,動作等に関してはいずれも従来周知であるので、それらの説明は省略した。
以上に詳述したように本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば、集中管理装置と複数の空気調和機のいずれかとの間に通信障害が発生した場合にも、集中管理装置において通信を復帰させる指示を受け付けることにより通信が復帰する可能性が高いため、保守点検のために専門の技術者がわざわざ出向かなければならない必要性が減少する。また本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば、通信障害が発生した場合にのみ、集中管理装置の表示部に通信復帰指示手段であるスイッチが表示されるので、通常の状態において誤操作が行なわれる可能性が低くなる。
更に本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば、集中管理装置と複数の空気調和機のいずれかとの間に通信障害が発生した場合にも、通信障害が発生した空気調和機において通信を復帰させる指示を受け付けることにより通信が復帰する可能性が高いため、保守点検のために専門の技術者がわざわざ出向かなければならない必要性が減少する。また本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば、それぞれの空気調和機を個別に制御するリモートコントローラに報知手段及び通信復帰指示手段が備えられているので、通信を復帰させる指示を使用者が容易に与えることが可能になる。更に本発明に係る空気調和機の遠隔制御システムによれば、通信障害が発生した場合にのみ、リモートコントローラの表示部に通信復帰指示手段であるスイッチが表示されるので、通常の状態において誤操作が行なわれる可能性が低くなる。
CR 集中管理装置
AR1, AR2, AR3, AR4 空気調和機
P1,P2,P3,P4 通信経路
WR1, WR2, WR3, WR4 リモートコントローラ
1 集中管理装置の表示部
1e 通信障害表示部
2 集中管理装置の操作部
2e 通信復帰スイッチ
3 リモートコントローラの表示部
3e 通信障害表示部
4 リモートコントローラの操作部
4e 通信復帰スイッチ
5 集中管理装置の表示部
5e 通信障害表示部
6 集中管理装置の操作部
6e 通信復帰スイッチ
AR1, AR2, AR3, AR4 空気調和機
P1,P2,P3,P4 通信経路
WR1, WR2, WR3, WR4 リモートコントローラ
1 集中管理装置の表示部
1e 通信障害表示部
2 集中管理装置の操作部
2e 通信復帰スイッチ
3 リモートコントローラの表示部
3e 通信障害表示部
4 リモートコントローラの操作部
4e 通信復帰スイッチ
5 集中管理装置の表示部
5e 通信障害表示部
6 集中管理装置の操作部
6e 通信復帰スイッチ
Claims (5)
- 複数の空気調和機と、これらの複数の空気調和機との間で通信を行なうことによりそれぞれを制御する集中管理装置とを含む空気調和機の遠隔制御システムにおいて、
前記集中管理装置は、
前記複数の空気調和機のいずれかとの間に通信障害が発生した場合にその旨を報知する報知手段と、
通信障害が発生した空気調和機との間の通信を復帰させる指示を受け付ける通信復帰指示手段と
を備えたことを特徴とする空気調和機の遠隔制御システム。 - 前記集中管理装置は、前記報知手段による報知を表示する表示部と、該表示部の表示画面に重畳して設けられたタッチパネル方式の入力部とを有し、
前記通信復帰指示手段は、前記入力部に設けられたスイッチであり、通信障害が発生した場合に前記表示部に前記スイッチが表示されるように構成されていること
を特徴する請求項1に記載の空気調和機の遠隔制御システム。 - 複数の空気調和機と、これらの複数の空気調和機との間で通信を行なうことによりそれぞれを制御する集中管理装置とを含む空気調和機の遠隔制御システムにおいて、
前記空気調和機それぞれは、
前記集中管理装置との間に通信障害が発生した場合にその旨を報知する報知手段と、
前記集中管理装置との間の通信を復帰させる指示を受け付ける通信復帰指示手段と
を備えたことを特徴とする空気調和機の遠隔制御システム。 - 前記空気調和機それぞれはそれぞれを制御するためのリモートコントローラを備え、前記報知手段及び通信復帰指示手段が前記リモートコントローラに備えられていることを特徴とする請求項3に記載の空気調和機の遠隔制御システム。
- 前記リモートコントローラは、前記報知手段による報知を表示する表示部と、該表示部の表示画面に併設されたタッチパネル方式の入力部を有し、
前記通信復帰指示手段は前記入力部に設けられたスイッチであり、通信障害が発生した場合に前記表示部に前記スイッチが表示されるように構成されていること
を特徴する請求項4に記載の空気調和機の遠隔制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004122861A JP2005308253A (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | 空気調和機の遠隔制御システム |
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KR102131805B1 (ko) | 2019-04-19 | 2020-07-08 | 엘지전자 주식회사 | 공조 시스템의 통신장애 복구방법, 이를 이용하는 공조 컨트롤러 및 공조 시스템 |
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2004
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