JP2005307792A - 建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム、及び建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法 - Google Patents

建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム、及び建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法 Download PDF

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孝信 井刈
Yoshinori Owada
義宜 大和田
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Abstract


【課題】 エンジン稼働中にエンジンオイルの消費量を連続的に正確に計測し、かつその計測データに基づいてエンジンの異常を把握し、更にエンジンオイルの消費量の計測データからピストンリングの摩耗状況を把握し、エンジンのメンテナンス時期を予測する建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム及び建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法を提供する。
【解決手段】 大型の建設機械の制御装置はエンジンコントローラ1とデータロギングユニット2と表示コントローラ4と電気レバーコントローラ6とを備えている。エンジンコントローラ1には、エンジンの燃料噴射量を示すガバナレバーの角度を検出するアクチュエータ角度センサ11cとエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ12とエンジンオイルレベルセンサ43とが接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム、及び建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法に係わり、特に連続稼動を必要とする大型の油圧ショベル等の建設機械において、エンジンオイル消費量の変化に基づいてエンジンの状態を把握することを可能とする建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム、及び建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法に関する。
油圧ショベル等の建設機械においては、エンジンに使用されるエンジンオイルは、ピストンの往復運動によりエンジンシリンダ内周面に付着し燃料とともに燃焼するため、エンジンの作動とともに徐々に減少する。このためエンジンオイルは定期的に補給する必要があり、そのためにはエンジンオイルのレベル或いは消費量を計測する必要がある。
従来一般的には、エンジンオイルレベル或いは消費量の計測はエンジンを停止して行っていた。
また、特開2002−266616号公報には、ヒートポンプ装置の圧縮機を駆動するエンジンユニットにエンジンオイルを供給するエンジンオイル供給装置において、エンジンが運転された状態でエンジン回転数等からエンジンオイルの理論消費量を計算し、この消費量とエンジンオイル供給量を比較し異常判定を行う技術が記載されている。
特開2002−266616号公報
大型の油圧ショベル等の建設機械は、例えば広大な作業現場での土石掘削作業に供されており、その生産性向上のために、一般的に連続稼動されている。
この大型の油圧ショベル等の建設機械のエンジンに異常が生じた場合には、その原因を把握し、修理を行わなければならない。しかし、このエンジンの修理には長時間を要することが多く、油圧ショベルを長期間休止させなければならない事態が起こりうる。この場合油圧ショベルによる生産作業が中断し、生産計画の運用を変更しなければならない。
また、このような事態を未然に防ぎメンテナンスを行う場合にも、作業を長期間中断しなければならないため、必要以上にメンテナンスを行うのは望ましくない。このため、大型の建設機械ではエンジンのメンテナンス時期を正確に予測する方法が望まれていた。
このような背景の元、本願発明者等はエンジンオイル消費量とエンジンの状態と関係について次のような知見を得た。つまり、ピストンリングが損傷すると、エンジンオイルの燃焼量が増え、エンジンオイル消費量が増大する。また、ピストンリングの摩耗が進行し、エンジンシリンダの摺動隙間が増大した場合も、エンジンオイル消費量が増大する。したがって、エンジンオイル消費量を連続的に計測し記録することができれば、オイル消費量の変化が分かり、ピストンリングの破損或いは摩耗状況等、エンジンの状態を把握することができる。
しかし、従来の一般的な方法では、エンジンを停止させてエンジンオイル消費量を計測するため、連続的にエンジンオイル消費量を記録することができず、エンジンの状態を適切に評価、診断することができなかった。特に、大型の油圧ショベルは連続運転するため、データの計測間隔は極端に長くなり、このような計測データからはエンジンの状態を把握することができない。
特開2002−266616号公報に記載の技術は定置型のエンジンユニットを対象としたものである。このような技術を建設機械、特に、大型の建設機械に搭載したエンジンに適用した場合、エンジンオイル消費量は作業中に現在消費量として計算されるが、これはエンジン回転数と負荷率等から算出されるものであり、実際のエンジンオイルレベルは計測していない。従って、実際のエンジンオイルの消費量を連続的に正確に測定することはできない。
本発明の第1の目的は、建設機械、特に大型の油圧ショベル等の建設機械において、エンジン稼働中にエンジンオイルの消費量を連続的に正確に計測できるようにし、かつその計測データに基づいてエンジンの異常を把握することができる建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムを提供することである。
本発明の第2の目的は、建設機械、特に大型の油圧ショベル等の建設機械において、エンジンオイルの消費量の計測データからピストンリングの摩耗状況を把握し、エンジンのメンテナンス時期を予測することができる建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム及び建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法を提供することである。
(1)上記第1の目的を達成するために、本発明は、エンジンと、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐出圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記エンジンに付設され、エンジンオイルを収容するオイルパンとを備えた建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、エンジン回転数が一定回転数以上であり、エンジン始動後一定時間以上経過しており、かつ建設機械の作業が休止状態にあるときにエンジンオイルのレベルを測定する第1手段と、前記エンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算する第2手段と、前記エンジンオイルの消費量の計算値をリアルタイム値として表示する第3手段とを備えるものとする。
このようにエンジン回転数が一定回転数以上であり、エンジン始動後一定時間以上経過しており、かつ建設機械の作業が休止状態にあるときにエンジンオイルのレベルを測定し、このエンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算することにより、エンジン稼働中にエンジンオイルの消費量を連続的に正確に計測することができる。また、そのようなエンジンオイルの消費量の計算値をリアルタイム値として表示することにより、ピストンリングの破損等のエンジンの異常を把握することが可能となる。
(2)また、上記第1の目的を達成するために、本発明は、エンジンと、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐出圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記エンジンに付設され、エンジンオイルを収容するオイルパンとを備えた建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、エンジン回転数が一定回転数以上であり、エンジン始動後一定時間以上経過したときにエンジンオイルのレベルを測定する第1手段と、前記エンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算する第2手段と、前記エンジンオイルの消費量の計算値をリアルタイム値として表示する第3手段とを備え、前記第1手段は、前記オイルパンに連通する別置きの補助タンクと、前記オイルパンと前記別置きの補助タンクとの間の通路を開閉するバルブ手段と、前記オイルパンに設けられ、オイルパン内のエンジンオイルのレベルを検出する第1検出手段と、前記別置きの補助タンクに設けられ、別置きの補助タンク内のエンジンオイルのレベルを検出する第2検出手段と、前記第1検出手段で検出されたエンジンオイルレベルが予め設定した下限値まで低下すると前記バルブ手段を開き、前記エンジンオイルレベルが予め設定した上限値まで上昇すると前記バルブ手段を閉じるとともに、前記バルブ手段を閉じるのに連動して前記第2検出手段により別置きの補助タンク内のエンジンオイルのレベルを検出する手段とを有し、前記第2手段は前記第2検出手段の検出値からエンジンオイルの消費量を計算するものとする。
これによってもエンジン稼働中にエンジンオイルの消費量を連続的に正確に計測することができ、かつその計測データに基づいてピストンリングの破損等のエンジンの異常を把握することが可能となる。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記第2手段によるエンジンオイル消費量の計算値に基づきエンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する第4手段と、前記トレンドデータを表示する第5手段とを更に備える。
これによりピストンリングの摩耗状態を把握し、エンジンのメンテナンス時期を予測することができる。
(4)上記(3)において、好ましくは、前記第4手段は、前記第2手段によるエンジンオイル消費量の計算値からエンジンオイル消費量の変化を計算する手順と、前記エンジンオイル消費量の変化の計算値を集計して前記エンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する手段とを有する。
これによりエンジンオイル消費量の変化が分かり易くなり、正確にエンジンのメンテナンス時期を予測することができる。
(5)また、上記第2の目的を達成するため、本発明は、エンジンと、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐出圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記エンジンに付設され、エンジンオイルを収容するオイルパンとを備えた建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、前記エンジンの稼動中にエンジンオイルのレベルを測定する第1手段と、前記エンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算する第2手段と、前記エンジンオイル消費量の計算値に基づきエンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する第3手段と、前記トレンドデータを表示する第4手段とを備えるものとする。
これによりエンジンオイルの消費量の計測データからピストンリングの摩耗状況を把握し、エンジンのメンテナンス時期を予測することが可能となる。
(6)上記(5)において、好ましくは、前記第3手段は、前記第2手段によるエンジンオイル消費量の計算値からエンジンオイル消費量の変化を計算する手順と、前記エンジンオイル消費量の変化の計算値を集計して前記エンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する手段とを有する。
これによりエンジンオイル消費量の変化が分かり易くなり、正確にエンジンのメンテナンス時期を予測することができる。
(7)また、上記第2の目的を達成するために、本発明は、エンジンと、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐出圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記エンジンに付設され、エンジンオイルを収容するオイルパンとを備えた建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法において、前記エンジンの稼動中にエンジンオイルのレベルを測定する第1手順と、前記エンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算する第2手順と、前記エンジンオイル消費量の計算値に基づきエンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する第3手順と、前記トレンドデータを表示する第4手順と、前記トレンドデータからエンジンのメンテナンス時期を推定する第5手順とを備えるものとする。
これによりエンジンオイルの消費量の計測データからピストンリングの摩耗状況を把握し、エンジンのメンテナンス時期を予測することが可能となる。
本発明によれば、建設機械、特に大型の油圧ショベル等の建設機械において、エンジン稼働中にエンジンオイルの消費量を連続的に正確に計測できるようになり、かつその計測データに基づいてピストンリングの破損等のエンジンの異常を把握することが可能となる。
また、本発明によれば、エンジンオイルの消費量の計測データからピストンリングの摩耗状況を把握し、エンジンのメンテナンス時期を予測することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1の実施の形態を図1〜図8により説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係わる建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムを含む大型の建設機械の制御装置を示す図である。
図1において、大型の建設機械の制御装置はエンジンコントローラ1とデータロギングユニット2と表示コントローラ4と電気レバーコントローラ6とを備えている。また、大型の建設機械の制御装置はネットワーク9とネットワーク10とを備え、ネットワーク9はデータロギングユニット2と表示コントローラ4と電気レバーコントローラ6と接続され、またネットワーク10はエンジンコントローラ1とデータロギングユニット2と接続されている。
エンジンコントローラ1には、エンジンの燃料噴射量を示すガバナレバーの角度を検出するアクチュエータ角度センサ11cとエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ12とスロットルダイヤル18とエンジンオイルレベルセンサ43とが接続され、エンジンコントローラ1はこれらのセンサがエンジンの動作状態に係わる状態量を検出し、エンジンの動作制御を行う。また同時にエンジンコントローラ1は各センサから受信したエンジンの動作制御に係わる状態量をデータロギングユニット2に送信する。
表示コントローラ4には、建設機械の運転室内に設けられ、建設機械の各種稼働情報や警報情報等をオペレータに表示するディスプレイ3と、作業員の操作入力により各種のデータ設定や表示装置の画面の切り替え等が行われるキーパッド5とが接続される。表示コントローラ4はキーパッド5からの信号とその他ネットワーク9を介して送信される信号に従い、ディスプレイ3に表示信号を出力し、その内容を表示させる。
電気レバーコントローラ6には、例えば建設機械の走行を操作する電気レバー装置7と、例えばフロント装置を操作するための電気レバー装置8とリセットキー17とが接続される。電気レバー装置7,8は操作レバーの操作量と操作方向に応じた電気的な操作信号(電気信号)を出力し、電気レバーコントローラ6はその電気信号に基づいて、後述する油圧駆動装置を制御すると共に、データロギングユニット2に電気信号を送信する。リセットキー17はエンジンオイルを供給した場合に使用され、リセットキー17を押す事により、データロギングユニット2に記憶された前回のエンジンオイルレベルの情報を新しいエンジンオイルレベルの情報に変更する。
データロギングユニット2はネットワーク9を介して電気レバーコントローラ6により送信された電気レバー装置7、8の電気信号と、ネットワーク10を介してエンジンコントローラ1により送信されたアクチュエータ角度センサ11cとエンジン回転数センサ12とエンジンオイルレベルセンサ43で検出した検出値とを受信し、自身が持つメモリに記録する。また、データロギングユニット2はネットワーク9とネットワーク10の情報の受け渡しを行う。これにより、例えばエンジンコントローラ1がエンジン回転数情報を表示コントローラ4に送信し、表示コントローラ4はその送信されたエンジン回転数情報をディスプレイ3に表示することができる。
データロギングユニット2はデータロギングユニット2には、アンテナ14を備えた衛星通信端末13が接続され、データロギングユニット2は衛星通信端末13とアンテナ14を介して、建設機械の外部に設けられた管理端末と通信を行う。
また、データロギングユニット2にはサービスツール15が接続可能であり、サービスツール15はメンテナンス作業時に、データロギングユニット2に記録された車体に係わる状態量とエンジンの動作状態に係わる状態量のうち必要な内容について読み取り、記録することができる。
更に、建設機械が稼働する作業エリアに設けられた現場事務所あるいは作業エリアから離れた場所に位置する管理事務所には、サービスツール15と接続可能なPC端末16が備えられており、PC端末16はサービスツール15に記録された情報を読み取り、サービスマンはその情報を基に定期メンテナンスの計画等の処理を行う。
図2は本発明の第1の実施形態に係わる建設機械の一例として大型の油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。
図2において、21は大型の油圧ショベルであり、この大型油圧ショベル21は下部走行体22と、この下部走行体22の上部に旋回可能に設けられた旋回体23と、この旋回体23の前部中央に俯仰動可能に設けられた多関節型のフロント作業機24とを備えている。下部走行体22は走行手段である無限軌道履帯(クローラ)25、25を左右両側に備え、この左・右の履帯25、25は左・右の走行用油圧モータ25a、25aの回転駆動により動作するようになっている。旋回体23は前部左側に設けられた運転室26を備えるとともに、下部走行体22に対し旋回用油圧モータ(図示せず)により回転駆動するようになっている。フロント作業機24はブーム27と、ブーム27の先端に回動可能に設けられたアーム28と、アーム28の先端に回動可能に設けられたバケット29とを備え、ブーム27、アーム28、及びバケット29は、それぞれブーム用油圧シリンダ30、アーム用油圧シリンダ31、及びバケット用油圧シリンダ32により回転動作するようになっている。
図3は本発明の第1の実施形態に係わる建設機械のエンジンと油圧駆動装置の概略を表す図である。
図3において、大型油圧ショベル21の油圧駆動装置はエンジン40と主油圧ポンプ44と油圧アクチュエータ48とを備えている。ここで油圧アクチュエータ48は、左・右の走行用油圧モータ25a、25a、旋回用油圧モータ(図示せず)、ブーム用油圧シリンダ30、アーム用油圧シリンダ31、バケット用油圧シリンダ32等の一つを例示したものである。主油圧ポンプ44(以下単に油圧ポンプとする)はエンジン40により駆動され、油圧アクチュエータ48はこの油圧ポンプ44から吐出される圧油により駆動される。
また、大型油圧ショベル21の油圧駆動装置はパイロットポンプ45と、油圧ポンプ44から油圧アクチュエータ48に供給される圧油の流量を制御するコントロールバルブ46と、パイロットバルブ47とを備えている。ここで、コントロールバルブ46と、パイロットバルブ47は、上記油圧アクチュエータ48と同様に、複数のアクチュエータの1つを例示している。パイロットバルブ47は前記の電気レバーコントローラ6と接続されている。電気レバーコントローラ6は電気レバー装置7、8により操作信号(電気信号)が入力されると、操作信号に対し所定の演算処理を行い、駆動信号(制御信号)を生成し、パイロットバルブ47に出力する。パイロットバルブ47は電気レバーコントローラ6から入力された駆動信号に応じてパイロットポンプ45から出力された一次パイロット圧を減圧して操作パイロット圧を生成し、この操作パイロット圧をコントロールバルブ46に出力し、コントロールバルブ46の切り換えを行う。これにより作業者は電気レバー装置7、8を操作し、油圧アクチュエータ48を駆動することができる。
エンジン40にはシリンダ41と燃料噴射制御装置11と前記したエンジン回転数センサ12とを備えている。
燃料噴射制御装置11は、エンジン40への燃料噴射量を調節するガバナレバー11a、エンジンコントローラ10の制御によりガバナレバー11aを駆動するステッピングモータ11bとガバナレバー11aの角度を検出するアクチュエータ角度センサ11cとを備えている。
アクチュエータ角度センサ11cで検出したガバナ角度情報とエンジン回転数センサ12で検出したエンジン回転数情報はエンジンコントローラ1に送信され、エンジンコントローラ1はこれらの情報とスロットルダイヤル18から入力される目標回転数情報を用いて、燃料噴射量を算出し、この算出した燃料噴射量に基づいてステッピングモータ11bを制御し燃料噴射量を調節する。またこの燃料噴射量から算出される単位時間当たりの燃料噴射量(燃費)はデータロギングユニット2とネットワーク9,10を介して、表示コントローラ4に送信される。表示コントローラ4は受信した燃費情報をディスプレイ3に表示信号として出力し、その内容を数字で表示させる。
エンジン40は、エンジンオイルパン42を備え、エンジンオイルパン42にはエンジンオイルのレベルを測定するエンジンオイルレベルセンサ43が備えられている。エンジンオイルレベルセンサ43はエンジンコントローラ1に接続され、エンジンオイルレベルセンサ43の検出した情報は、エンジンコントローラ1に送信され、エンジンコントローラ1によりデータロギングユニット2にも送信される。
図4は本発明の第1の実施形態に係わる建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムのデータロギングユニット2で行われる処理のメインフローチャートである。
図4において、まずエンジン回転数センサ12で検出したエンジン回転数が予め定めた一定の回転数(例えば、定格回転数2000rpmでは、設定値はそれよりも若干低い1950rpm)以上かどうかを判定する(S410)。エンジン回転数が予め定めた一定回転数以上ならば、ステップS420に進み、そうでなければスタートに戻る。エンジンオイルの消費量はエンジン回転数によって異なるため、この処理により、エンジン回転数が予め定めた一定回転数以下の場合が除外される。
次にエンジン始動後予め定めた一定の時間(例えば10分)経過したかどうかの判定を行う(S420)。エンジン始動後予め定めた一定の時間経過していれば、ステップS430に進み、そうでなければスタートに戻る。この処理により、エンジン始動後予め定めた一定の時間経過しておらずエンジン本体の各部に完全にエンジンオイルが行き渡っていないため、エンジンオイルレベルが正確に測定できない場合を除外する。
次に電気レバーコントローラ6に操作信号が入力されていないかどうかを判定する(S430)。電気レバーコントローラ6に操作信号が入力されていなければ、次のステップS440に進み、そうでなければスタートに戻る。この処理により、油圧アクチュエータ48、つまり左・右の走行用油圧モータ25a、25a、旋回用油圧モータ(図示せず)、ブーム用油圧シリンダ30、アーム用油圧シリンダ31、バケット用油圧シリンダ32が操作されているために液面が激しく変動し、オイルレベルの測定が正確に行えない場合を除外する。
次にエンジンオイルレベルセンサ43が検出したエンジンオイルレベルQiをデータロギングユニット2に入力する(S440)。次にこの入力されたエンジンオイルレベルQiをデータロギングユニット2に記録する(S450)。続いて、エンジンオイル消費量の計算処理を行う(S460)。この処理では後述の如く算出された単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciと単位時間当たりのエンジンオイル消費量の差dCi等を算出する。
次にエンジンオイルを補充した場合に作業員によって押されるリセットキー17の信号が電気レバーコントローラ6に入力されたかどうかを判定する(S470)。電気レバーコントローラ6にリセットキー17の信号が入力されれば、ステップS480に進み、そうでなければ、ステップS490に進む。リセットキー17が押された場合には、前回記録したエンジンオイルレベルをエンジンオイル補充後のレベルにリセットし(S480)、ステップS490に進む。次にステップS490では、ステップS460で算出された単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciと単位時間当たりのエンジンオイル消費量の差dCiと上記したようにエンジンコントローラ1で算出された単位時間当たりの燃料噴射量(燃費)の情報を表示コントローラ4に送信し、表示コントローラ4はそれらの情報をディスプレイ3に数値で表示する。
燃費はエンジン40の負荷により変動するため、作業員はディスプレイ3に表示された燃費の変化によってエンジン40の負荷の大きさを知ることができる。また、エンジンオイル消費量は燃費により変動するため、作業員はディスプレイ3に表示された単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciと単位時間当たりのエンジンオイル消費量の差dCiと燃費の変化を確認することにより、燃費を考慮したエンジンオイル消費量を知ることができ、急激な変化があった場合には、エンジンが異常であると判断してサービスマンを呼び、点検を行うことができる。この場合、例えばピストンリングの損傷が発見されると、ピストンリングの交換することにより、ピストンリングの損傷の拡大を防ぐことができ、エンジンの破損を未然に防ぐことができる。
なお、図4のステップS470、ステップS480ではエンジンオイルの供給が行われた場合に、作業員がリセットキー17を押し、エンジンオイルレベルをリセットしているが、測定したエンジンオイルレベルが前回測定したエンジンオイルレベルより増加したことをデータロギングユニット2が検出し、自動的にエンジンオイルレベルのリセットを行うようにしてもよい。
図5は図4に示すエンジンオイル消費量の計算処理S460の詳細を示すフローチャートである。
図5において、まず前回のエンジンオイルレベルQi−1と今回のエンジンオイルレベルQiとの差を求め、その値を、前回測定時と今回測定時の経過時間で割ることにより、単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciを求める(S510)。次に算出した単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciをデータロギングユニット2に記録する(S520)。
次に上記の処理で今回算出したエンジンオイル消費量Ciと前回算出したエンジンオイル消費量の差dCiを求める(S530)。続いて、算出したエンジンオイル消費量の差dCiをデータロギングユニット2に記録する(S540)。次にエンジンオイル消費量Ciの平均を前回算出してから、30分が経過したかどうかを判定する(S550)。30分経過していれば、次のステップS560に進み、そうでなければ、処理を抜け図4のステップS470に進む。次にエンジンオイル消費量Ciの30分間の平均値を算出する(S560)。同様に算出したエンジンオイル消費量Ciの30分間の平均値をデータロギングユニット2に記録する(S570)。以上の処理が実行された後に、図4のステップS470に進む。
以上において、エンジン回転数が一定値以上であり(図4のステップS410)、エンジン始動から一定時間経過しており(図4のステップS420)、かつ操作信号がない場合にエンジンオイルレベルを測定する(図4のステップS430)ので、エンジンが駆動中であっても、安定した正確なエンジンオイルレベルの測定ができる。
サービスマンはサービスツール15を定期的にデータロギングユニット2に接続し、データロギングユニット2に記録された、単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciと燃費等の情報が読み込まれ、記録される。これにより、サービスマンはサービスツール15に記録された情報をサービスツール15の画面により確認することができる。
また、サービスマンは現場事務所あるいは作業エリアから離れた管理事務所に戻り、そこに設置されたPC端末16にサービスツール15を接続し、記録された情報をPC端末16に転送する。PC端末16はその転送されたデータを処理し、その結果を画面に表示する。これにより、サービスマンはエンジンのメンテナンス計画を行うことができる。PC端末16で行われる処理について図6〜図8を用いて説明する。
図6はサービスマンがエンジンメンテナンスを計画する場合にPC端末16で行われる処理を示すフローチャートである。
図6において、まずサービスツール15をPC端末16に接続する(S610)。次にサービスツール15から、PC端末16に30分毎のエンジンオイル消費量の平均値を送信する(S620)。次に30分毎のデータを1日分表示するために、1日経過したかどうかの判定を行う(S630)。1日経過していれば、ステップS640に進み、そうでなければステップS670に進む、ステップS640ではPC端末16に記録された1日分の30分毎のエンジンオイル消費量の平均値を後述する表示画面1に表示する。
次に1日毎のエンジンオイル消費量の平均値を算出し(S650)、算出した1日毎のエンジンオイル消費量の平均値をPC端末16に記録する(S660)。続いて1日毎のデータを2ヶ月分表示するために、2ヶ月経過したかどうかの判定を行う(S670)。2ヶ月経過した場合にはステップS680に進み、そうでなければステップS630に戻り上記の処理を繰り返す。次に1日毎のエンジンオイル消費量の平均値を2ヶ月分表示画面2に表示する(S680)。以上の処理が実行された後、ステップS680に戻り上記の処理を繰り返す。
図7は図6のステップS640で表示される表示画面1の一例を示す図である。
図7において、横軸は時間を示し、表示画面1全体で1日分のデータが表示される。縦軸は単位時間当たりのエンジンオイル消費量であって単位はl/hourで示される。表示されるデータは単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciの30分間の平均値を示している。表示画面1はエンジンオイル消費量の1日間の変化傾向(以下トレンドデータとする)を示しており、この情報から、サービスマンは短期間のエンジンの状態を把握するこてができる。エンジンオイル消費量Ciの急激な変化があった場合には、エンジンの不具合が想定され、早急にエンジンの点検が行われる。
また、ここではトレンドデータとして、単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciの30分間の平均値を使用しているが、トレンドデータとしてエンジンオイル消費量の差dCiの30分間の平均値を使用してもよい。
図8は図6のステップS680で表示される表示画面2の一例を示す図である。
図8において、横軸は日数を示し、表示画面2全体で2ヶ月分のデータが表示される。縦軸は単位時間当たりのエンジンオイル消費量であって単位はl/hourで示される。表示されるデータは単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciの1日の平均値を示している。表示画面2は表示画面1に比較して長い期間のエンジンオイル消費量のトレンドデータを示しており、この情報から、サービスマンは長期的なエンジンのメンテナンス時期を検討することができる。
また、ここではトレンドデータとして、単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciの1日間の平均値を使用しているが、トレンドデータとしてエンジンオイル消費量の差dCiの30分間の平均値を使用してもよい。
以上のようにサービスマンはサービスツール15を用いて、定期的なエンジンオイル消費量の点検を行うことができる。またサービスツール15で読み取った情報をPC端末16に転送し、PC端末16において、単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciの1日分のトレンドデータを示す表示画面1を表示することにより、サービスマンはエンジンの短期間のエンジンの状態を知ることができる。またPC端末16において単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciの2ヶ月分のトレンドデータを示す表示画面2を表示することにより、サービスマンはエンジンのメンテナンス時期を計画することができる。
以上のように本実施の形態によれば、エンジン回転数が一定回転数以上であり、エンジン始動後一定時間以上経過しており、かつ建設機械の作業が休止状態にあるときにエンジンオイルのレベルを測定することにより、エンジン稼働中のエンジンオイルの消費量を連続的に正確に計測できる。また、そのようなエンジンオイルの消費量の計算値をリアルタイム値として表示することにより、ピストンリングの破損等のエンジンの異常を把握することができる。
また、エンジンオイルの消費量の計測データから2種類のトレンドデータを作成し、これによりピストンリングの摩耗状況を把握し、エンジンのメンテナンス時期を予測することできる。
本発明の第2の実施の形態を図9〜図10により説明する。図9は、本発明の第2の実施形態に係わる建設機械のエンジンと油圧駆動装置の概略を表す図である。図中、図3に示した部分と同等のものには同じ符号を付している。
図9において、エンジン40は、エンジンオイルレベルセンサ49と補助タンク51と開閉バルブ50とエンジンオイルレベルセンサ52とが備えられている。エンジンオイルレベルセンサ49はエンジンの下部に設けられている。また、エンジンオイルレベルセンサ49はエンジンコントローラ1に接続され、エンジンオイルレベルが予め設定した下限値まで低下した場合と、エンジンオイルレベルが予め設定した上限値まで上昇した場合にエンジンコントローラ1に送信する。
補助タンク51はエンジンオイルパン42とホース等で接続され、エンジンオイルパン42にオイルの供給を行う。補助タンク51はエンジンオイルパン42と比較し断面積が狭く、細く作られており、駆動されている建設機械が傾斜した場合でも油面の変動は少なく、エンジンオイルレベルが正確に測定できる。
開閉バルブ50は補助タンク51とエンジンオイルパン42を接続するホースに設けられ、エンジンコントローラ1からの信号により開閉が行われる。補助タンク51にはエンジンオイルレベルセンサ52が設けられ、補助タンク51のエンジンオイルのレベルを検出し、エンジンコントローラ1に送信している。
図10は、本発明の第2の実施形態に係わる建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測支援システムのデータロギングユニット2で行われる処理のメインフローチャートである。
図10において、まずエンジン回転数センサ12で検出したエンジン回転数が予め定めた一定回転数以上かどうかを判定する(S1005)。エンジン回転数が予め定めた一定回転数ならば、ステップS1010に進み、そうでなければスタートに戻る。エンジンオイルの消費量はエンジン回転数によって異なるため、この処理により、エンジン回転数が予め定めた一定回転数以下の場合を除外する。
次にエンジン始動後予め定めた一定の時間経過したかどうかの判定を行う(S1010)。エンジン始動後予め定めた一定の時間経過していれば、ステップS1015に進み、そうでなければスタートに戻る。この処理により、エンジン始動後予め定めた一定の時間経過しておらずエンジン本体の各部に完全にエンジンオイルが行き渡っていないため、エンジンオイルレベルが正確に測定できない場合を除外する。
次にエンジンオイルパン42に設けられたエンジンオイルレベルセンサ49の検出値が下限値以下に下がったかどうかを判定する(S1015)。エンジンオイルレベルセンサ49の検出値が一定レベル以下に下がっていれば、次のステップS1020に進み、そうでなければスタートに戻る。
次にステップS1020で、エンジンコントローラ1により開閉バルブ50が開かれ、補助タンク51からエンジンオイルパン42にエンジンオイルが供給される。続いてエンジンオイルレベルセンサ49が検出したエンジンオイルレベルが上限値以上になった場合に開閉バルブ50が閉じられる(S1030)。次にエンジンオイルレベルセンサ52により補助タンク51のエンジンオイルレベルQiを測定し(S1035)、データロギングユニット2に入力し、記録する(S1040)。続いて、図5に示したエンジンオイル消費量の計算処理を行う(S1045)。
次にエンジンオイルを補充した場合に作業員によって押されるリセットキー17の信号が電気レバーコントローラ6に入力されたかどうかを判定する(S1050)。電気レバーコントローラ6にリセットキー17の信号が入力されれば、ステップS1055に進み、そうでなければ、ステップS1060に進む。リセットキー17が押された場合には、前回記録したエンジンオイルレベルをエンジンオイル補充後のレベルにリセットし(S1055)、ステップS1060に進む。次にステップS1060では、ステップS1045で算出された単位時間当たりのエンジンオイル消費量Ciと単位時間当たりのエンジンオイル消費量の差dCiとエンジンコントローラ1で算出された燃費の情報を表示コントローラ4に送信し、表示コントローラ4はそれらの情報をディスプレイ3に数値で表示する。
以上のようにエンジンオイルの供給量を断面積の狭い補助タンク51のエンジンオイルレベルセンサ52により測定することによって、エンジンが駆動中であっても、安定した正確なエンジンオイルレベルの測定が行える。
その他の構成、機能については第1の実施の形態と同じである
以上のように本実施の形態によれば、エンジン回転数が一定回転数以上であり、エンジン始動後一定時間以上経過している場合に、油面のゆれが少ない断面積の狭い補助タンク51においてエンジンオイルレベルを測定することにより、エンジン稼働中のエンジンオイルの消費量を連続的に正確に計測できる。また、そのようなエンジンオイルの消費量の計算値をリアルタイム値として表示することにより、ピストンリングの破損等のエンジンの異常を把握することができる。
第1の実施形態に係わる建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測支援システムの一例を大型の建設機械の制御装置の要部と共に表す図である。 第1の実施形態に係わる建設機械の一例として大型の油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。 第1の実施形態に係わる建設機械のエンジンと油圧駆動装置の概略を表す図である。 第1の実施形態に係わる建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測支援システムのデータロギングユニット2で行われる処理のメインフローチャートである。 データロギングユニット2において行われるエンジンオイル消費量の計算処理の詳細を示すフローチャートである。 サービスマンがエンジンメンテナンスを計画する場合にPC端末16で行われる処理を示すフローチャートである。 PC端末16に表示される表示画面1の一例を示す図である。 PC端末16に表示される表示画面2の一例を示す図である。 第2の実施形態に係わる建設機械のエンジンと油圧駆動装置の概略を表す図である。 第2の実施形態に係わる建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測支援システムのデータロギングユニット2で行われる処理のメインフローチャートである。
符号の説明
1 エンジンコントローラ
2 データロギングユニット
3 ディスプレイ
4 表示コントローラ
5 キーパッド
6 電気レバーコントローラ
7 電気レバー装置
8 電気レバー装置
9 ネットワーク
10 ネットワーク
11c アクチュエータ角度センサ
12 エンジン回転数センサ
13 衛星通信端末
14 アンテナ
15 サービスツール
16 PC端末
43 エンジンオイルレベルセンサ

Claims (7)

  1. エンジンと、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐出圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記エンジンに付設され、エンジンオイルを収容するオイルパンとを備えた建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、
    エンジン回転数が一定回転数以上であり、エンジン始動後一定時間以上経過しており、かつ建設機械の作業が休止状態にあるときにエンジンオイルのレベルを測定する第1手段と、
    前記エンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算する第2手段と、
    前記エンジンオイルの消費量の計算値をリアルタイム値として表示する第3手段とを備えることを特徴とする建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム。
  2. エンジンと、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐出圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記エンジンに付設され、エンジンオイルを収容するオイルパンとを備えた建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、
    エンジン回転数が一定回転数以上であり、エンジン始動後一定時間以上経過したときにエンジンオイルのレベルを測定する第1手段と、
    前記エンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算する第2手段と、
    前記エンジンオイルの消費量の計算値をリアルタイム値として表示する第3手段とを備え、
    前記第1手段は、
    前記オイルパンに連通する別置きの補助タンクと、
    前記オイルパンと前記別置きの補助タンクとの間の通路を開閉するバルブ手段と、
    前記オイルパンに設けられ、オイルパン内のエンジンオイルのレベルを検出する第1検出手段と、
    前記別置きの補助タンクに設けられ、別置きの補助タンク内のエンジンオイルのレベルを検出する第2検出手段と、
    前記第1検出手段で検出されたエンジンオイルレベルが予め設定した下限値まで低下すると前記バルブ手段を開き、前記エンジンオイルレベルが予め設定した上限値まで上昇すると前記バルブ手段を閉じるとともに、前記バルブ手段を閉じるのに連動して前記第2検出手段により別置きの補助タンク内のエンジンオイルのレベルを検出する手段とを有し、
    前記第2手段は前記第2検出手段の検出値からエンジンオイルの消費量を計算することを特徴とする建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム。
  3. 請求項1又は2記載の建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、
    前記第2手段によるエンジンオイル消費量の計算値に基づきエンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する第4手段と、
    前記トレンドデータを表示する第5手段とを更に備えることを特徴とする建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム。
  4. 請求項3記載の建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、
    前記第4手段は、前記第2手段によるエンジンオイル消費量の計算値からエンジンオイル消費量の変化を計算する手順と、前記エンジンオイル消費量の変化の計算値を集計して前記エンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する手段とを有することを特徴とする建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム。
  5. エンジンと、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐出圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記エンジンに付設され、エンジンオイルを収容するオイルパンとを備えた建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、
    前記エンジンの稼動中にエンジンオイルのレベルを測定する第1手段と、
    前記エンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算する第2手段と、
    前記エンジンオイル消費量の計算値に基づきエンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する第3手段と、
    前記トレンドデータを表示する第4手段とを有することを特徴とする建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム。
  6. 請求項5記載の建設機械のエンジンオイル消費量の計測システムにおいて、
    前記第3手段は、前記第2手段によるエンジンオイル消費量の計算値からエンジンオイル消費量の変化を計算する手順と、前記エンジンオイル消費量の変化の計算値を集計して前記エンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する手段とを備えることを特徴とする建設機械のエンジンオイル消費量の計測システム。
  7. エンジンと、このエンジンにより駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプからの吐出圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記エンジンに付設され、エンジンオイルを収容するオイルパンとを備えた建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法において、
    前記エンジンの稼動中にエンジンオイルのレベルを測定する第1手順と、
    前記エンジンオイルレベルの測定値からエンジンオイルの消費量を計算する第2手順と、
    前記エンジンオイル消費量の計算値に基づきエンジンオイル消費量の変化を示すトレンドデータを作成する第3手順と、
    前記トレンドデータを表示する第4手順と、
    前記トレンドデータからエンジンのメンテナンス時期を推定する第5手順とを備えることを特徴とする建設機械のエンジンメンテナンス時期の予測方法。
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