JP2005307008A - Co2排出量削減塗色設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】CO2排出量削減を考慮し、優れた美観に必要な色彩や色相を有する塗色設計方法を提供する。
【解決手段】各塗膜の分光反射率、分光透過率を測定し、色彩や色相を考慮して塗装系としての分光反射率を最大にすることで車内温度を下げ、空調効率を上げることで燃費を削減し、CO2排出量削減が出来る塗色設計を行うものである。
【選択図】なし
【解決手段】各塗膜の分光反射率、分光透過率を測定し、色彩や色相を考慮して塗装系としての分光反射率を最大にすることで車内温度を下げ、空調効率を上げることで燃費を削減し、CO2排出量削減が出来る塗色設計を行うものである。
【選択図】なし
Description
本発明は、乗用車、運搬車両、自動販売機、構造物、住宅等の塗装に関するもので、太陽熱を反射する事により室内温度を下げ、空調効率を上げることで燃費を削減し、CO2削減が出来る塗色設計に関する。
これまで、自動車等の塗装は塗膜の反射率等は考慮せず塗色設計されており、塗色によっては車の表面温度が夏場80℃近くまで上昇し、室内温度も上昇している。このことは、空調エネルギーのロスであり、強いてはCO2排出量が莫大なものである。
本発明は、上記の現状に鑑み、自動車等の塗色設計に反射率の概念を取り入れ、塗色を設計するに当たり、同一色調の塗装系として最も反射率の高い塗色設計をし、同時に意図する美観を獲得するのに必要な色彩や色相をも有しながら、空調エネルギーを削減し、強いてはCO2排出の削減を提供することを目的とするものである。
本発明は、各種顔料の分光反射率をJIS−A−5759で測定し、同一色調の中で最も分光反射率の高い顔料を選択的に一種又は複数種混合、分散して塗料を作り、塗装後塗膜の反射率と透過率を組み合わせ、塗装系として、より反射率の高い塗色設計をすることにある。
本発明のCO2削減塗色設計方法について以下に本発明を詳述する。
素材は、金属、非鉄金属、プラスティックに適応できる。
塗膜は、電着塗料5〜20μ、中塗塗料10〜50μ、メタリックベース塗料5〜30μ、クリアー塗料10〜40μ、上塗ソリッド塗料10〜50μで適応する。
実施例3は図3に示した通り、鋼板に電着塗料、中塗塗料、メタリックベース塗料、クリアー塗料の塗装系の中で、一方の電着塗料及び中塗塗料だけを反射率の高い塗色設計して塗膜の反射率向上効果確認をした。結果は表3に示す。
実施例5は図5に示した通り、鋼板に電着塗料、中塗塗料、メタリックベース塗料、クリアー塗料の塗装系の中で、一方の電着塗料、中塗塗料及びメタリックベース塗料を反射率の高い塗色設計して塗膜の反射率向上効果確認をした。結果は表5に示す。
実施例6は図6に示した通り、鋼板に電着塗料、中塗塗料、上塗ソリッド塗料の塗装系の中で、一方の電着塗料、中塗塗料及び上塗ソリッド塗料を反射率の高い塗色設計して塗膜の反射率向上効果確認をした。結果は表6に示す。
評価結果から分かるように反射率の高い塗膜を塗装系に組み入れる事で従来設計と比較して、反射率の高い塗色設計が出来る事がわかる。
仮に日本国内の自動車約700万台全ての稼動平均値が1時間のアイドリング状態と同等であった場合、自動車塗膜の反射率を1%向上させる事で700万台でガソリン消費量1482万L/年、CO2排出削減量3.5万Ton/年の削減が出来る。
本発明のCO2排出量削減塗色設計方法は、自動車新車塗色設計時に反射率を向上させることで、空調効率を上げる事が出来、結果としてガソリン消費量の削減、CO2排出量削減を達成すると同時に、優れた美観を獲得するのに必要な新しい意匠、色彩や色相をも提供できる。その他用途として、例えば、自動販売機、構造物、住宅等としても用いることができるものである。
1 鋼板
2 従来の電着塗料
3 従来の中塗塗料
4 従来のベースメタリック塗料
5 クリアー塗料
6 高反射中塗塗料
7 従来の上塗ソリッド塗料
8 高反射電着塗料
9 高反射ベースメタリック塗料
10 高反射上塗ソリッド塗料
2 従来の電着塗料
3 従来の中塗塗料
4 従来のベースメタリック塗料
5 クリアー塗料
6 高反射中塗塗料
7 従来の上塗ソリッド塗料
8 高反射電着塗料
9 高反射ベースメタリック塗料
10 高反射上塗ソリッド塗料
Claims (11)
- 素材、電着塗膜、中塗塗膜、メタリックベース塗膜、クリアー塗膜、上塗塗膜それぞれの分光反射率、分光透過率又は分光反射率のみ又は分光透過率のみの測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1記載の塗色設計は、素材の上に電着塗料を塗装し、分光反射率の測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1記載の塗色設計は、電着塗料をフリーフィルム化した塗膜の分光反射率、分光透過率又は分光反射率のみ又は分光透過率のみの測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1、請求項2記載の塗色設計で、素材の上に電着塗料、中塗塗料を塗装し、分光反射率の測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1、請求項3記載の塗色設計で、電着塗膜の上に中塗塗料を塗装し、フリーフィルム化した塗膜の分光反射率、分光透過率又は分光反射率のみ又は分光透過率のみの測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1、請求項2、請求項4記載の塗色設計で、素材の上に電着塗料、中塗塗料、メタリックベース塗料を塗装し、分光反射率の測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1、請求項3、請求項5、記載の塗色設計で、電着塗膜の上に中塗塗料、中塗塗膜の上にメタリックベース塗料を塗装し、フリーフィルム化した塗膜の分光反射率、分光透過率又は分光反射率のみ又は分光透過率のみの測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1、請求項2、請求項4、請求項6、記載の塗色設計で、電着塗料、中塗塗料、メタリックベース塗料、クリアー塗料を塗装し、分光反射率の測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1、請求項3、請求項5、請求項7、記載の塗色設計で、電着塗膜の上に中塗塗料、中塗塗膜の上にメタリックベース塗料、メタリックベース塗膜の上にクリアー塗料を塗装し、フリーフィルム化した塗膜の分光反射率、分光透過率又は分光反射率のみ又は分光透過率のみの測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1、請求項2、請求項4、記載の塗色設計で、素材の上に電着塗膜、中塗塗膜、上塗塗膜を塗装し、分光反射率の測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
- 請求項1、請求項3、請求項5、記載の塗色設計で、電着塗膜の上に中塗塗料、中塗塗膜の上に上塗塗料を塗装し、フリーフィルム化した塗膜の分光反射率、分光透過率又は分光反射率のみ又は分光透過率のみの測定を行うことを特徴とするCO2削減塗色設計方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004126085A JP2005307008A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | Co2排出量削減塗色設計方法 |
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ID=35436139
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JP2004126085A Pending JP2005307008A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | Co2排出量削減塗色設計方法 |
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JP (1) | JP2005307008A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103789814A (zh) * | 2013-11-13 | 2014-05-14 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种汽车涂装标准色板的制作方法 |
JP2021513478A (ja) * | 2018-02-12 | 2021-05-27 | ヒューバーグループ イタリア | 小板形状のエフェクト顔料を含むカラーフロップ効果を有する層連続体 |
-
2004
- 2004-04-21 JP JP2004126085A patent/JP2005307008A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103789814A (zh) * | 2013-11-13 | 2014-05-14 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种汽车涂装标准色板的制作方法 |
JP2021513478A (ja) * | 2018-02-12 | 2021-05-27 | ヒューバーグループ イタリア | 小板形状のエフェクト顔料を含むカラーフロップ効果を有する層連続体 |
US11952499B2 (en) | 2018-02-12 | 2024-04-09 | Hubergroup Italia | Layer sequence with colour flop effect including platelet-shaped effect pigments |
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