JP2005305225A - 生ごみ類の前処理方法及び前処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部に臭気を漏らさず、低コストで保全性がよい生ごみ類の前処理方法及び前処理装置を提供する。
【解決手段】 パッカー車1によって回収した生ごみ類をホッパー2に投入し、この生ごみ類を、搬出装置3を介して粉砕分別装置4に導入し、粉砕分別装置にて粉砕してスラリー化し、このスラリーを調整槽6に移送すると共に、不要な残渣を分離して排出する。このような生ごみ類の前処理において、台車81を有する受け箱8を複数台設け、この受け箱の開口部に設けた接続管14を前記粉砕分別装置で分離された残渣の排出口7aに着脱可能に連結して、前記排出口から排出される残渣を前記受け箱で受けて、前記複数の受け箱を通い箱方式で移動させながら、残渣を移送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パッカー車によって回収された生ごみ類を受け入れて、発酵処理等をすべきスラリーと不要な残渣とに分別し、不要な残渣を受け箱によって排出するようにした生ごみ類の前処理方法及び前処理装置に関する。
生ごみ類の処理施設においては、パッカー車によって回収された生ごみを、生ごみ処理設備のホッパーに投入し、この生ごみを搬出装置によって粉砕分別手段に送り、粉砕分別手段によって生ごみを粉砕しスラリー化して、メタン発酵に利用できるスラリーと、メタン発酵に適さない不適物類(残渣)とに分別する。そして、スラリーは、移送ポンプにより調整槽に圧送してメタン発酵等に利用し、不適物類として分別された残渣は、別途建材の原料や製鉄原料等に利用するか、あるいは埋め立てなどの方法で最終処分される。
このような生ごみ類の処理施設では、敷地面積の最小化、臭気・騒音の対策から、ホッパー・粉砕分別装置といった生ごみ類の受入れ・粉砕・分別の工程、いわゆる前処理に関する装置は、ピット内に配置されている例が多い。
このような前処理技術として、下記特許文献1には、不適物類である残渣をピット内から地上に搬出するにあたり、外気と遮断し臭気を外部に漏らさないバケットコンベアあるいはパイプコンベア等の閉鎖搬送手段を搬送系として用いることが開示されている。
また、下記特許文献2には、ホッパーに蓄えた被処理物を一次処理した後、ピットに貯留し、ピット上部にクレーン装置を設け、次工程装置の投入口に被処理物を搬送する方法が開示されている。
特開2001−179203号公報 特開2002−79131号公報
残渣は粉砕分別装置から連続して排出してくるものであり、この残渣を次工程に連続して搬送する搬送系が停止すると設備全体を停止させ、修理をしなければならず、設備を安定して稼働させるという面で極めて大きな問題となる。
残渣の搬送系としてコンベアなどの連続搬送手段を用いた場合、搬送機構であるチェーン・ベルトといった部材の消耗が激しく、破損し、残渣を搬出することができなくなることがあり、その場合には修理するために搬送系の前に位置する設備も停止しなければならなかった。
また、連続して搬送する搬送機構を安定して稼働させるためには、定期的なメンテナンスが必要となるが、前記特許文献1に示されるように、パイプコンベアやバケットコンベアといった臭気対策を施した搬送系は、搬送系全体を板材等で囲い覆う構造となる。このため、機構部材を交換する作業や機構部に付着した付着物を取除くメンテナンス作業は、機構部材が臭気対策の筐体内に収納されているため、重作業となり、ランニングコストがかかるという問題があった。また、臭気対策自体もコストを大幅に増大させていた。
更に、前記特許文献2に示されるように、生ごみ類を一次処理した後、ピットに蓄え、クレーン装置等で次工程の装置に搬送する方法は、臭気対策をする空間が広く、排気ブロワー、脱臭装置等の各々装置を大きめに設計する必要があり、コスト高となる他、ランニングコストも大幅に増大させるという問題があった。
また、クレーンで採取した場合、ピット隅にある被処理物は採取できず、長期に渡り残存する被処理物があり、ピット環境を一定程度保つためには腐食した被処理物を除去し清掃する作業が必要となる。
本発明は、このような問題を解決し、生ごみ処理設備の前処理として、外部に臭気を漏らさず、低コストで保全性がよい生ごみ類の前処理方法及び前処理装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明の生ごみ類の前処理方法は、回収した生ごみ類をホッパーに投入し、この生ごみ類を、搬出装置を介して粉砕分別装置に導入し、粉砕分別装置にて粉砕してスラリー化し、このスラリーを調整槽に移送すると共に、不要な残渣を分離して排出する生ごみ類の処理方法において、台車を有する受け箱を複数台設け、この受け箱の開口部に設けた接続管を前記粉砕分別装置で分離された残渣の排出口に着脱可能に連結して、前記排出口から排出される残渣を前記受け箱で受けて、前記複数の受け箱を通い箱方式で移動させながら、残渣を移送することを特徴とする。
本発明の生ごみ類の前処理方法においては、前記受け箱内にごみ袋を格納し、前記受け箱に開閉可能に設けた上板と、前記受け箱の側板の内側に該側板に対して所定の間隔を保って周状に配置したガイドとによって、前記ごみ袋の開口部周縁を挟んで塞がらない状態とし、前記接続管は、前記排出口に気密的に接続すると共に、前記排出口から外した際には封止することが好ましい。
更に、前記受け箱を前記排出口の下方に移動させるとき、前記接続管が前記排出口に整合するように前記受け箱を位置決めする案内手段を設けることが好ましい。
また、本発明の生ごみ類の前処理装置は、回収した生ごみ類を受け入れるホッパーと、このホッパーに投入された生ごみ類をごみ袋等から切り出して搬出する搬出装置と、この生ごみ類粉砕してスラリーと不要な残渣とに分別する粉砕分別装置と、この粉砕分別装置で分別された前記スラリーを貯留する調整槽と、前記粉砕分別装置で分別された前記残渣を排出する排出口と、台車を有する複数台の受け箱と、前記排出口に着脱可能に連結されるように、前記各受け箱の開口部に取付けられた接続管とを備え、前記排出口から排出される残渣を前記受け箱で受けて、前記複数の受け箱を通い箱方式で移動させながら、残渣を移送するように構成したことを特徴とする。
本発明の生ごみ類の前処理装置においては、前記受け箱には、開閉可能に設けた上板と、側板の内側に該側板に対して所定の間隔を保って周状に配置したガイドとが設けられ、前記受け箱内に格納されるごみ袋の開口部周縁を前記上板と周状ガイドで挟んで保持できるように構成され、前記接続管には、前記排出口に気密的に接続すると共に、前記排出口から外した際には封止できる封止手段が設けられていることが好ましい。
更に、前記受け箱を前記排出口の下方に移動させるとき、前記接続管が前記排出口に整合するように前記受け箱を位置決めする案内手段が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、例えばパッカー車によって回収した生ごみ類をホッパーに投入し、この生ごみ類を、搬出装置を介して粉砕分別装置に導入し、粉砕分別装置にて粉砕してスラリー化し、このスラリーを調整槽に移送すると共に、不要な残渣を分離して排出する。
そして、残渣の排出口に受け箱の接続管を連結し、上記残渣を受け箱で受ける。受け箱に残渣が満杯になったら、一時的に排出を停止して受け箱を取外し、残渣の収容箇所に移動させる。そして、受け箱は、複数台あるので、残渣を受け渡して空になった受け箱を排出口の下方に移動させ、その接続管を排出口に連結して再び残渣を受ける。このような通い箱方式で、メタン発酵等に不適切な残渣を排出口から受けて移送することができる。
なお、上記調整槽に貯留されたスラリーは、例えばメタン発酵槽に送られて、メタンガスを取出し、再資源として利用される。また、上記残渣は、別途建材の原料や製鉄原料等に利用するか、あるいは埋め立てなどの方法で最終処分される。
このように、受け箱を利用して通い箱方式で残渣を移送するようにしたので、チェーンやベルトといった消耗しやすい部材を利用する必要がなく、メンテナンスが容易で、メンテナンスのための作業中断の回数や時間も少なくすることができる。また、排出口と接続管との接続部や受け箱の気密性を維持するだけで、臭気が外部に飛散するのを効果的に防止できるので、臭気対策を施しやすくなる。
また、本発明の好ましい態様においては、受け箱内にごみ袋を格納し、受け箱に設けた前記上板と周状ガイドによって、ごみ袋の開口部周縁を挟んで塞がらない状態とすることにより、ごみ袋の開口部を確実に開いた状態に維持して、残渣がごみ袋からはみ出してしまうのを防止し、残渣を取出すときにはごみ袋ごと取出せるので作業性が向上する。
更に、接続管を排出口に気密的に接続することにより、排出口と接続管との間から臭気が漏れることを防止でき、また、満杯になった受け箱を取外して移動させる際には、接続管の開口部を封止することにより、同じく臭気が漏れるのを防止できる。このように、臭気が外部に飛散するのをより確実に防止できる。
更にまた、受け箱を排出口の下方に移動させるとき、接続管が排出口に整合するように受け箱を位置決めする案内手段を設けることにより、受け箱を排出口の下方に移動させるとき、上記案内手段によって正確に位置決めされるため、接続管と排出口との接続作業を容易かつ迅速に行うことができ、作業中に臭気が漏れて外部に飛散するのを低減することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1〜5には、本発明による生ごみ類の前処理装置の一実施形態が示されている。
まず、本発明において、生ごみ類とは、例えば家庭、飲食店、食堂等から排出される一般的な生ごみの他、食品工場から排出される生ごみなども含む意味である。これらの生ごみ類は、例えばメタン発酵によりメタンガスとして資源化したり、好気的な発酵によりコンポスト化して飼料、肥料等として利用できる有機性成分の他に、フィルム製のごみ袋や、樹脂製のトレイなど、発酵原料とならない不要材料を包含していることがある。なお、以下の説明において、「生ごみ類」というときは、これらの不要材料をも包含する意味とし、「生ごみ」というときは、そのうちの発酵可能な有機性成分を意味するものとする。
図1において、1は生ごみ類を回収してくるパッカー車であり、2はこのパッカー車1から生ごみ類を受け取るホッパーである。パッカー車1は、地上20上を走行し、ホッパー2を初めとする前処理装置は、地下のピット21内に配置されている。
ホッパー2の下部には、投入された生ごみ類を粉砕分別装置4に導く搬出装置3が配置されている。搬出装置3は、例えば、2つのスクリュー軸を平行に配設し、噛み合わせた構造を有し、生ごみ類中のごみ袋や、トレイなどを切り裂いて生ごみを切り出すと共に、この生ごみ類を粉砕分別装置4に導入する。
粉砕分別装置4は、例えば、横置き状態の円筒ドラム内の前段に粉砕用の羽根車を配置すると共に、後端に送風羽根を配置した構造を有し、生ごみ類を粉砕して、生ごみをスラリー化し、送風羽根により発生する風力によってスラリー化した生ごみと、例えばごみ袋やトレイの切り屑などからなる不要な残渣とを分別する。
スラリー化した生ごみは、移送ポンプ5によって、配管5aを介して、地上20に設置された調整槽6に送られるようになっている。調整槽6は、図示しないメタン発酵槽に連結されており、メタン発酵槽での発酵処理情況に応じて、スラリー化した生ごみを供給するようになっている。なお、通常の好気的な発酵を行ってコンポスト化し、飼料、肥料等として利用することも可能である。
また、不要な残渣は、残渣分離装置7に送られ、残渣排出口7aより取出される。残債分離装置7内は、図示しない排気手段によって排気されており、生ごみの臭気は、図示しない消臭手段を経て外気に放出される。
残渣排出口7aからは、パッカー車1によって生ごみ類が投入される限り、上記残渣が排出されてくるので、これを遅滞なく取出して外部に排出することが必要となる。本発明では、この残渣の取出し方法として、台車81を有する受け箱8を複数台用いて、通い箱方式で残渣を取出すようにしたことを特徴としている。
図2,3に示すように、受け箱8は、下部に台車81が具備され移動が可能である。また、上部から作業を行い易くするため、受け箱8は、上部全面が開放できる筐体構造とされている。すなわち、この実施形態では、図3の回転支点Aを中心に上部板82a、82bが回動可能に取付けられており、上部板82a、82bを開け、上部全面を開放し、ごみ袋83の仕込み及び残渣15を回収したごみ袋83の取出し、受け箱8内の清掃等の作業が効率よく行えるようになっている。
また、仕込みしたごみ袋83の開口部を自閉させないため、開口部の内周にガイド86を枠状に配置し、上部板82a、82bを閉じた時、ごみ袋83の開口縁部がガイド86と上部板82a、82bによって挟み保持される構造となっている。
なお、図3に示すように、受け箱8の本体84の一壁面には、シール87を介して観察板88が設けられ、ごみ袋83に集めた残渣の量や状態を外部から観察ができる構造とされている。
受け箱8の本体84と、上部板82a、82bの間にはシール85が配置されている。上部板82a、82bにはそれらが閉じ合ったときの上面中央部に開口部が設けられており、この開口部には、着脱が可能でシール性がある接続管14が嵌合されている。その結果、受け箱8の上面は、上部板82a、82bを閉じ、接続管14を嵌合させた状態で、接続管14の開口部以外の気密性が保たれるようになっている。接続管14は、合成樹脂等の可撓性のある材料で形成され、それによって、残渣排出口7aと連結する際に生じる位置ずれを吸収し、残渣分離装置7から発生する振動を減衰し、受け箱8を共振させないようにしている。
接続管14は、その下縁部が末広がりで、上端部がテーパ状にすぼまる形状をなし、下縁部に上記上部板82a、82bの開口部に嵌合するリブ14aが形成されている。そして、上端部外周にフランジ14bが形成され、フランジ14bよりも上方の外周にはシールリング13が装着されている。
そして、接続管14が残渣排出口7aに接続されていない状態では、キャップ12が被せられ、キャップ12周縁のフランジ12aと、上記接続管14のフランジ14bとが、固定手段89によって接合されている。上記キャップ12による封止構造が、本発明における封止手段を構成している。
固定手段89は、この実施形態の場合、半円弧状の一対の部材89a、89bからなり、各部材の内周には上記フランジ12a、14bを挟む溝が形成され、各部材89a、89bをボルト、ナット等の締結具89cで連結することにより、フランジ12a、14bを接合するようになっている。ただし、固定手段89としては、クイックカップリングのように着脱が簡易なものを採用することがより好ましい。
また、図5に示すように、接続管14を残渣排出口7aに接続する際には、残渣排出口7aのフランジ7bと、接続管14のフランジ14bとを当接させ、前記と同様な態様によって固定手段89により両者を接合することにより、接続管14を残渣排出口7aに気密的に接続することができる。
図4に示すように、ピット21の残渣排出口7aの下方に位置する床面には、受け箱8を排出口7aの下方に移動させるとき、接続管14が排出口7aに整合するように受け箱8を位置決めする案内手段11が設けられている。
案内手段11は、L型レール方式のガイド11cと、このガイド11cを昇降可能に支持する昇降ステージ11bと、この昇降ステージ11bを昇降させるアクチュエーター11aとを有している。そして、受け箱8を移動してガイド11cに挿入すると、受け箱8の接続管14の上端開口部が、残渣排出口7aの下方に同軸的に配置されるようになっている。また、アクチュエーター11aを作動させて昇降ステージ11bを上昇させると、接続管14のフランジ14bが残渣排出口7aのフランジ7bと当接し(図5参照)、固定手段89で固定することにより、接続管14を残渣排出口7aに接続できるようになっている。
また、図1に示すように、地上20には、受け箱8を台車81ごと、吊り上げて昇降させる受け箱搬出装置10が設けられている。この搬出装置10は、ガイドフレーム103と、このガイドフレーム103の水平部分に沿って移動するスライダー102と、このスライダー102に取付けられた昇降機101とを有しており、昇降機101から垂れ下がったロープ104によって受け箱8を吊り上げて昇降させるようになっている。そして、この搬出装置10によって受け箱8をピット21内に上げ下ろしする位置が昇降位置イとして示されている。
次に、上記装置を用いた本発明による生ごみ類の前処理方法を説明する。
前述したように、パッカー車1が生ごみ類を回収してくると、ホッパー2に生ごみ類を投入する。この生ごみ類は、搬出装置3によって、生ごみ類中のごみ袋や、トレイなどを切り裂かれ、生ごみを切り出されながら、粉砕分別装置4に導入される。
粉砕分別装置4は、生ごみ類を粉砕して、生ごみをスラリー化し、メタン発酵等の原料として利用可能なスラリー化した生ごみと、上記原料として利用できない不要な残渣とに分別し、スラリー化した生ごみは、前述したように調整槽6に送ってメタン発酵等の原料として利用する。また、不要な残渣は、残渣分離装置7に送られ、残渣排出口7aより排出されることになる。
このとき、図4(a)に示すように、排出口7aの下方には、受け箱8が配置されている。受け箱8は、ガイド11cにより、排出口7aに対して接続管14を同心的に位置決めされ、昇降ステージ11bを上昇させることにより、排出口7aのフランジ7bと、接続管14のフランジ14bとが当接し、固定手段89により両者を接合することにより、接続管14が排出口7aに気密的に接続されている。
このため、排出口7aから流出する残渣は、受け箱8内に投入される。こうして受け箱8が残渣で一杯になったら、図4(b)、(c)に示すように、固定手段89を解除し、昇降ステージ11bを下降させて、排出口7aのフランジ7bと、接続管14のフランジ14bとの接続を外す。また、接続管14には、図2に示した態様で、キャップ12を被せ、固定手段89で再び固定して、接続管14の開口を封止する。
ここで、受け箱8を分離した際、臭気が外部に漏れる懸念があるが、残渣分離装置7内は個別にブロワーで排気されているため、臭気が漏れにくくなっている。また、受け箱8の接続管14側は、開口部が小さく、上記のように直ちにキャップ12を被せて封止することにより、臭気が漏れても少量ですむ。また、排出口7aと接続管14との連結部の周りを、例えばブラインドカーテンのようなもので簡易ドラフトとして覆い、小規模の排気ダクトで臭気を排気すれば、より十分な対策が可能である。
次に、受け箱8を、図4(b)の矢印ホの方向に移動させ、図1の昇降位置イに配置させる。この状態で、昇降位置イに移動した受け箱8を台車81と共に、地上に設置された受け箱搬出装置10の昇降機101によって吊り上げ、吊り上げ上端位置ロまで移動後、スライダー102の移動により地上20の搬出位置ハに移動させ、昇降機101により降ろして、地上に搬出される。
また、図示しない空の受け箱8が、ガイド11cに沿って搬入され、前記図4で説明した手順と逆の手順によって、空の受け箱8の接続管14を排出口7aに連結される。こうして、新たな受け箱8に対して、排出口7aから残渣の投入が再び開始される。このような作業を繰り返し、受け箱8のいわゆる通い箱方式により、残渣を迅速に外部に取出すことができる。
図6には、本発明による生ごみ類の前処理装置の別の実施形態が示されている。
この実施形態では、ホッパー2、搬出装置3、粉砕分別装置4、及び調整槽6がいずれも地上20に設置されている。そして、ホッパー2に隣接して、地上20から立ち上がるスロープ22が形成され、このスロープ22に沿ってパッカー車1を登らせることにより、ホッパー2に生ごみ類を投入できるようにしている。
本発明は、パッカー車によって回収された生ごみ類を受け入れて、発酵処理等をすべきスラリーと不要な残渣とに分別し、不要な残渣を受け箱によって排出するようにした生ごみ類の前処理方法及び前処理装置に利用することができる。
本発明による生ごみ類の前処理装置の一実施形態を示す概略構成図である。 同前処理装置に用いられる受け箱を示し、(A)は正面断面図、(B)は平面図、(C)は側面断面図である。 同受け箱の上部板開放構造を示す断面図である。 同前処理装置における残渣排出口と受け箱の接続管との接続、取外し構造を示し、(A)は接続状態を示す正面断面図、(B)は取外し状態を示す正面断面図、(C)は同取外し状態を示す側断面図である。 同前処理装置における残渣排出口と受け箱の接続管との接続構造を示す部分断面図である。 本発明による生ごみ類の前処理装置の他の実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
1 パッカー車
2 ホッパー
3 搬出装置
4 粉砕分別装置
5 移送ポンプ
5a 配管
6 調整槽
7 残渣分離装置
7a 排出口
7b フランジ
8 受け箱
10 搬出装置
11 案内手段
11a アクチュエーター
11c ガイド
11b 昇降ステージ
12 キャップ
12a フランジ
13 シールリング
14b フランジ
14a リブ
14 接続管
15 残渣
20 地上
21 ピット
22 スロープ
81 台車
82a 上部板
83 袋
84 本体
85 シール
86 ガイド
87 シール
88 観察板
89 固定手段
101 昇降機
102 スライダー
103 ガイドフレーム
104 ロープ

Claims (6)

  1. 回収した生ごみ類をホッパーに投入し、この生ごみ類を、搬出装置を介して粉砕分別装置に導入し、粉砕分別装置にて粉砕してスラリー化し、このスラリーを調整槽に移送すると共に、不要な残渣を分離して排出する生ごみ類の処理方法において、台車を有する受け箱を複数台設け、この受け箱の開口部に設けた接続管を前記粉砕分別装置で分離された残渣の排出口に着脱可能に連結して、前記排出口から排出される残渣を前記受け箱で受けて、前記複数の受け箱を通い箱方式で移動させながら、残渣を移送することを特徴とする生ごみ類の前処理方法。
  2. 前記受け箱内にごみ袋を格納し、前記受け箱に開閉可能に設けた上板と、前記受け箱の側板の内側に該側板に対して所定の間隔を保って周状に配置したガイドとによって、前記ごみ袋の開口部周縁を挟んで塞がらない状態とし、前記接続管は、前記排出口に気密的に接続すると共に、前記排出口から外した際には封止する請求項1記載の生ごみ類の前処理方法。
  3. 前記受け箱を前記排出口の下方に移動させるとき、前記接続管が前記排出口に整合するように前記受け箱を位置決めする案内手段を設ける請求項1又は2記載の生ごみ類の前処理方法。
  4. 回収した生ごみ類を受け入れるホッパーと、このホッパーに投入された生ごみ類をごみ袋等から切り出して搬出する搬出装置と、この生ごみ類粉砕してスラリーと不要な残渣とに分別する粉砕分別装置と、この粉砕分別装置で分別された前記スラリーを貯留する調整槽と、前記粉砕分別装置で分別された前記残渣を排出する排出口と、台車を有する複数台の受け箱と、前記排出口に着脱可能に連結されるように、前記各受け箱の開口部に取付けられた接続管とを備え、前記排出口から排出される残渣を前記受け箱で受けて、前記複数の受け箱を通い箱方式で移動させながら、残渣を移送するように構成したことを特徴とする生ごみ類の前処理装置。
  5. 前記受け箱には、開閉可能に設けた上板と、側板の内側に該側板に対して所定の間隔を保って周状に配置したガイドとが設けられ、前記受け箱内に格納されるごみ袋の開口部周縁を前記上板と周状ガイドで挟んで保持できるように構成され、前記接続管には、前記排出口に気密的に接続すると共に、前記排出口から外した際には封止できる封止手段が設けられている請求項4記載の生ごみ類の前処理装置。
  6. 前記受け箱を前記排出口の下方に移動させるとき、前記接続管が前記排出口に整合するように前記受け箱を位置決めする案内手段が設けられている請求項4又は5記載の生ごみ類の前処理装置。
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