JP2005302821A - 検査用データの作成方法、スクリーン印刷用検査装置、及び、検査機能付きスクリーン印刷機 - Google Patents

検査用データの作成方法、スクリーン印刷用検査装置、及び、検査機能付きスクリーン印刷機 Download PDF

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Abstract

【課題】 スクリーン印刷の印刷物又はスクリーンマスクにおいて、迅速かつ精度の高い検査を行う。
【解決手段】 スクリーン印刷ではんだが印刷されたプリント基板の印刷パターンを検査するための検査用データを作成する方法であって、印刷検査カメラを用いてプリント基板を撮像して上記はんだが印刷された部分の位置を高速度で認識し、その認識した位置に基づいてスクリーンマスクの開口部分の位置を認識し、その認識したスクリーンマスクの開口部分をマスク認識カメラで詳細に撮像することにより、その開口部分についての詳細な画像データを取得し、その詳細な画像データを基に上記検査用データを作成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スクリーン印刷された印刷物及びスクリーンマスクのうち少なくとも一方を検査するための検査用データを作成するための方法、この検査用データを用いて上記スクリーン印刷された印刷物および上記スクリーンマスクのうち少なくとも一方を検査するためのスクリーン印刷用検査装置、及び、上記スクリーン印刷用検査装置を備えた検査機能付きスクリーン印刷機に関する。
電子部品の実装においては、基板(プリント基板)への電子部品の実装に先立って基板の表面にペースト状のはんだが塗布されるが、その塗布の方法としてスクリーン印刷によって行う方法が広く採用されている。さらに、このスクリーン印刷が適切な箇所にされたか否かを検査するため、上記基板への印刷の後に印刷検査が行われている。この印刷検査は、印刷後の基板をカメラ等の撮像手段を用いて撮像し、この撮像した画像と検査装置に予め入力されている検査用データとを照合し、正しい位置にはんだが印刷されているか否かを判定する。この検査用データを作成する方法としては、正しくパターン開口が形成され、これから印刷に用いられるスクリーン印刷用のスクリーンマスクの全領域を撮像手段で撮像し、この撮像した画像を基に上記スクリーンマスクの開口部分を認識し、画像処理を行って検査用データを作成する方法、あるいは、印刷状態が良好と思われる基板を選定してこの基板をマスター基板とし、このマスター基板を上記撮像手段で全領域を撮像し、この撮像した画像を基に印刷された部分を認識し、画像処理を行って検査用データを作成する方法がある(例えば特許文献1)。
特開2002−029033号公報
しかしながら、上記のような従来の方法では、上記検査用データを作成する場合、上記撮像手段によりスクリーンマスク又は上記マスター基板の全領域を撮像する必要がある。かかる方法で精度の高い検査を行うための精密な検査用データを作成しようとすれば、上記撮像手段として比較的解像度の高いものを用いて行う必要があり、その分、上記開口部分又は印刷された部分の認識、及び、上記画像処理にかかる時間が長くなる。
反面、上記開口部分又は印刷された部分の認識及び上記画像処理にかかる時間を短縮すべくその速度を速めると、撮像できる画像の解像度が低くなり、検査の際の精度が低下する。
なお、他の方法として、マスク作成用データを利用し、このマスク作成用データからデータ変換により検査用データを作成することも一般に行われているが、マスク作成用データが入手不能な場合にはこの方法は利用できない。
本発明は、このような事情に鑑み、マスク作成用データを必要とせず、しかも、精度の高い検査を行うことのできる検査用データを迅速に作成する方法、及び、この検査用データを用いて検査を行うことのできるスクリーン印刷用検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、スクリーン印刷された印刷物の印刷パターン及びスクリーンマスクのうち少なくとも一方を検査するための検査用データの作成方法であって、スクリーンマスク又は印刷物からなる撮像対象物を撮像する撮像手段として、比較的解像度が低いが高速で上記撮像対象物の画像を得ることができる第一の撮像手段と、この第一の撮像手段と比較して解像度は高いが低速で上記撮像対象物の画像を得る第二の撮像手段とを用い、上記第一の撮像手段によって上記スクリーンマスクの開口部分の配置位置又は上記印刷物の印刷部分の位置を認識し、その認識した開口部分又は上記印刷部分を上記第二の撮像手段で撮像することにより、その開口部分又は印刷部分についての詳細な画像データを取得し、その詳細な画像データを基に上記検査用データを作成することを特徴とする検査用データを作成する方法である。
この方法によると、上記第一の撮像手段を用いて迅速に上記スクリーンマスクの開口部分の配置位置又は上記印刷物の印刷部分の位置を認識し、その認識した開口部分又は上記印刷部分を第二の撮像手段で撮像することによりその開口部分又は印刷部分についての詳細な画像データを取得することができるため、上記開口部分及び上記印刷部分の詳細な画像データを迅速に得ることが可能となる。
したがって、精度の高い検査を行うことのできる検査用データを迅速に作成することが可能となる。
また本発明の検査用データの作成方法において、上記第一の撮像手段で上記印刷物を撮像することにより上記印刷物の印刷部分に対応する上記スクリーンマスクの開口部分の配置位置を認識し、上記第二の撮像手段で上記開口部分を撮像することにより上記開口部分についての詳細な画像データを取得することを特徴とすることも可能である。
さらに本発明の検査用データの作成方法において、上記印刷物は、上記スクリーン印刷によってはんだが印刷される電気回路基板であることを特徴とすることも可能である。
この方法によると、上記電気回路基板のはんだの印刷位置を精密に検査することができる検査用データを迅速に作成することが可能となる。
また本発明は、スクリーン印刷された印刷物の印刷パターン及びスクリーンマスクのうち少なくとも一方を検査するためのスクリーン印刷用検査装置であって、スクリーンマスク又は印刷物からなる撮像対象物を撮像する撮像手段として、比較的解像度が低いが高速で上記撮像対象物の画像を得ることができる第一の撮像手段、及び、この第一の撮像手段と比較して解像度は高いが低速で上記撮像対象物の画像を得る第二の撮像手段を有し、上記第一の撮像手段で撮像されたデータを基に上記スクリーンマスクの開口部分の配置位置又は上記印刷物の印刷部分の位置を認識するとともに、その認識した位置を上記第二の撮像手段で撮像することによって得られた詳細な画像データを基に上記検査用データを作成する画像処理手段を有するものである。
この構成によれば、上記画像処理手段において、上記第一の撮像手段を用いて迅速に上記スクリーンマスクの開口部分の配置位置又は上記印刷物の印刷部分の位置を認識するとともに、上記第二の撮像手段を用いてその開口部分又は印刷部分についての詳細な画像データを取得し、その詳細な画像データを基に上記検査用データを作成することができるため、精度の高い検査を行うことのできる検査用データを迅速に作成することが可能となる。
また本発明のスクリーン印刷用検査装置において、スクリーン印刷された印刷物を撮像して印刷物の印刷パターンを検査するための披検査データを得る第三の撮像手段を備えるとともに、上記画像処理手段がこの第三の撮像手段で得られた被検査データと上記画像処理手段で作成された上記検査用データとを照合することにより上記印刷物の印刷パターンを検査する機能を有するのがより好ましい。
この構成によれば、精度の高い検査を行うことのできる上記検査用データを用いて上記印刷物の印刷パターンを検査することができるため、より精度の高い検査を行うことが可能となる。
またさらに、本発明のスクリーン印刷用検査装置において、上記第三の撮像手段と上記第一の撮像手段とは同一の撮像手段であることを特徴とするのがより好ましい。
この構成によれば、上記第三の撮像手段と上記第一の撮像手段とを同一のものとしているため、部品点数を減らすことができ、装置全体の製造コストを下げることが可能となる。
また本発明は、上記スクリーン印刷用検査装置と、上記印刷物を支持する支持手段と、上記印刷物上にスクリーンマスクを配置した状態でスキージによりペーストをスクリーンマスクの開口部分から押し出して印刷する印刷ユニットとを備えたことを特徴とする検査機能付きスクリーン印刷機にしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、上記第一の撮像手段及び第二の撮像手段を用いて上記スクリーンマスクの開口部分又は上記印刷物の印刷された部分の詳細な画像データを迅速に得ることができる。つまり、精度の高い検査を行うことのできる検査用データを迅速に作成することが可能となる。
本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるスクリーン印刷機の正面図、図2は、そのスクリーン印刷機の平面図である。
この印刷機1は、フレーム10と、印刷ユニット20と、テーブルユニット30(支持手段)と、検査ユニット40と、制御部50(図3参照)とを備えている。
フレーム10は、印刷機1の外枠をなすものであって、下端部に配置された略直方体の形状に形成された基台11、この基台11の上面四隅から立直する四本の柱12、この柱12に連結された上フレーム13、この上フレーム13に連結されたクロスバー14等で構成されている。
この印刷機1に対し、図外の基板搬送装置によりプリント基板(電気回路基板)WがX軸方向(図1では紙面と直交する方向)に搬入、搬出されるようになっている。この印刷機1のY軸方向(図1で左右方向)の中間部より片側は印刷エリア、反対側は検査エリアとされ、印刷エリアに印刷ユニット20が配置されるとともに、検査エリアには検査ユニット40が配置されている。
印刷ユニット20は、スクリーン印刷を行うためのものであって、印刷機1の前方上方に位置する箇所に配置され、スキージ21を備えている。そして、スキージ21の下方に、印刷パターンにあわせて開口部分が形成されたスクリーンマスクMが着脱可能に取り付けられている。
テーブルユニット30は、下から順に、Y軸テーブル31と、X軸テーブル32と、R軸テーブル33と、昇降テーブル34と、クランプ35とを備えている。Y軸テーブル31は、その下端部が基台11の上に配置されているレール11aに摺動可能に嵌合され、Y軸サーボモータ61(図3参照)によってY軸方向に移動可能となっている。レール11aは印刷エリアと検査エリアに亘って配置され、これによりテーブルユニット30が両エリア間で移動可能となっている。なお、図1においては、印刷エリアに配置されている状態を実線で示し、検査エリアに配置されている状態を二点鎖線で示している。
X軸テーブル32は、Y軸テーブル31の上に配置されており、X軸サーボモータ62(図3参照)によってX軸方向に移動可能なようになっている。R軸テーブル33は、X軸テーブル32の上に配置されており、R軸サーボモータ63により、水平面上で回転可能となっている。昇降テーブル34は、R軸テーブル33の上に配置されており、Z軸サーボモータ64(図3参照)によって昇降可能なようになっている。そして、昇降テーブル34の上にはクランプ35が配置されている。このクランプ35は、プリント基板W(電気回路基板)の側面を挟み込むことによりテーブルユニット30上のプリント基板Wを固定し、この挟みこみ状態を解除することによりプリント基板Wのみを上記搬送手段により搬送可能な状態にする。
つまり、テーブルユニット30は、その上端部分がX軸、Y軸、Z軸方向に移動可能、かつ水平面上で回転可能となっており、その上端部分にプリント基板Wが着脱可能な状態で配置されるようになっている。
検査ユニット40は、プリント基板Wを撮像するものであって、フレーム10の印刷エリアに設けられたクロスバー14に取り付けられており、基板認識カメラ41及び印刷検査カメラ42(第一の撮像手段、第三の撮像手段)とを備えている。
基板認識カメラ41は、プリント基板Wに印刷されたフィデューシャルマークを認識するものであり、このマークを認識することによってプリント基板Wの配置位置を認識するものである。
印刷検査カメラ42は、プリント基板Wを撮像するものであって、この撮像によりプリント基板Wの印刷パターンを認識する。この印刷検査カメラ42には、比較的高速度で画像を得ることができるものが使用される。具体的には、比較的視野角の広いカメラが用いられる。この印刷検査カメラ42を用いることにより、プリント基板Wを視野角に応じた区域づつ順次撮像して合成し、プリント基板W全体の画像を得るにあたり、視野角が狭いものと比べて撮像回数が少なくて済み、プリント基板W全体の画像が比較的高速度で得ることが可能となっている。
また、検査ユニット40に設けられたカメラ41、42とは別に、マスク認識カメラ43(第二の撮像手段)がテーブルユニット30に装備されている。
このマスク認識カメラ43は、スクリーンマスクMを撮像してスクリーンマスクMの開口部分を認識するものであり、上方を向く状態で昇降テーブル34上に取り付けられている。このマスク認識カメラ43には、印刷検査カメラ42よりも視野角が狭く、高解像度のものが使用される。もっとも、高解像度のものを使用しているため、画像を得る速度は低速となる。
制御部50は、この印刷機1の動作を制御するものであって、図3に示すとおり、主制御部51と、モータ制御回路52と、撮像回路53と、印刷ユニット制御回路54と、入出力装置制御回路55とを有する。
主制御部51は、印刷機1の制御を行う中枢となるものであって、演算部51aと記憶部51bとを備えている。
演算部51aは、いわゆるCPUであって、印刷機1の制御に関する演算を行う。記憶部51bは、いわゆるメモリであって、印刷機1の制御に必要なプログラムや、制御の基準となる制御データ等を格納するものである。そして、演算部51aは、記憶部51bに格納されたプログラムや制御データを適宜読み込み、各制御回路52〜56から入力される情報をこれらのプログラムや制御データを用いて演算し、この演算結果を各制御回路52〜56を通じて様々な機械要素に送信することにより、これらの機械要素を制御する。
モータ制御回路52は、Y軸サーボモータ61、X軸サーボモータ62、R軸サーボモータ63及びZ軸サーボモータ64に接続されているものであり、これらのサーボモータ61〜64からの制御データを演算部51aに送信するとともに、演算部51aからの制御データを上記サーボモータ61〜64に対し送信する。すなわち、上記サーボモータ61〜64は演算部51aによってその動作が制御されている。
撮像回路53は、基板認識カメラ41、印刷検査カメラ42、マスク認識カメラ43に接続されているものであり、これらのカメラ41〜43で撮像された画像を演算部51aに送信するとともに、演算部51aからの制御データを上記カメラ41〜43に対し送信する。すなわち、上記カメラ41〜43は演算部51aによってその動作が制御されている。また、印刷検査カメラ42及びマスク認識カメラ43で撮像された画像は、記憶部51bに格納されているプログラムを用いて演算部51aによって画像処理を行うことが可能となっている。つまり、主制御部51と撮像回路53とで画像処理手段が構成されている。
印刷ユニット制御回路54は、印刷ユニット20に備えられているスキージ駆動用のアクチュエータ等、印刷ユニット20を構成する機械要素に接続されているものであり、これらの機械要素からの制御データを演算部51aに送信するとともに、演算部51aからの制御データを上記機械要素に対し送信する。すなわち、上記機械要素は演算部51aによってその動作が制御されている。
入出力装置制御回路55は、モニタ71、センサ、キーボード等、各種入出力装置に接続されているものであり、これらの入出力装置のうちの入力装置からの制御データを演算部51aに送信するとともに、演算部51aからの制御データを上記入出力装置のうちの出力装置に対し送信する。
次に、図4を用いて、この印刷機1に使用する検査用データを作成する手順について説明する。
まず、テーブルユニット30上にプリント基板Wを搬入し(ステップS1)、次に、Y軸サーボモータ61を作動させてテーブルユニット30を検査エリアに移動させる(ステップS2:図1の二点鎖線を参照)。
さらに、ステップS3で、印刷検査カメラ42を用いてプリント基板Wを比較的高速度で撮像し、このプリント基板Wの画像を取得する。そして、この取得された画像は、撮像回路53を経て演算部51aに送信され、この演算部51aにより、この画像のデータが記憶部51bに格納されるとともに、入出力装置制御回路55を経てこの画像がモニタ71に表示される(ステップS4)。
モニタ71に表示された画像に基づき、はんだが印刷された箇所を作業者が認識し、このはんだが印刷された部分につき詳細な画像を得るべく、その詳細な画像を取得する範囲をキーボード、マウスなどの入力装置を用いて指定する(ステップS5)。
そして、テーブルユニット30を印刷エリア側に移動させつつ、上記指定した範囲に対応するスクリーンマスクMの位置を演算部51aで演算して認識し、その認識した箇所をマスク認識カメラ43を用いて撮像し、検査用パターンを作成するための詳細な画像を取得する。すなわち、はんだが印刷された部分に対応するスクリーンマスクMの開口部分の配置位置を演算部51aで認識し、その認識したスクリーンマスクMの開口部分及びその周辺を撮像して詳細な画像を取得する(ステップS6)。
その後、上記印刷検査カメラ42及びマスク認識カメラ43から得られた画像に基づき、記憶部51bに格納されているプログラムを用いて演算部51aで画像処理を行い、検査用データを作成する(ステップS7)。
この検査用データに基づき、演算部51aでプリント基板Wの検査時における基板認識カメラ41の撮像ポイントを決定し、このポイントを記憶部51bに記憶させ(ステップS8)、その後、各撮像ポイントにおける画像処理条件(例えば、閾値、光量等)を設定し(ステップS9)、検査実行条件(例えば検査判定許容値、検査を行うタイミング等)の決定を行う(ステップS10)。
そして、ステップS11においてプリント基板Wの印刷検査の試行を行い、この結果が良好(ステップS12でYES)であれば、この検査用データの作成を終了し、この試行結果が不良(ステップS12でNO)であれば、良好な試行結果が得られるまで、画像処理条件及び検査変更条件を修正しつつステップS9〜ステップS11を繰り返し実行する。
このような手順を用いて作成された検査用データは、プリント基板Wの検査の際には下記のように用いられる。
まず、検査対象となるプリント基板Wを印刷検査カメラ42で撮像し、この撮像した画像のデータを、被検査データとして演算部51aに送信する。そして、演算部51aにおいて、記憶部51bに格納された上記検査用データと上記被検査データとを照合させることにより、上記プリント基板Wに印刷されたはんだの位置が規格内であるか否かを判定する。
以上の構成によれば、上記印刷検査カメラ42を用いて迅速にプリント基板Wの画像を取得し、この画像に基づいてはんだが印刷された箇所に対応するスクリーンマスクMの開口部分の配置位置を認識し、その認識した開口部分をマスク認識カメラ43で撮像することによりその開口部分についての詳細な画像データを取得することができるため、スクリーンマスクMの全領域について一律に詳細な画像データを得る方法と比較して、上記開口部分及び上記印刷された部分の詳細な画像データを迅速に得ることが可能となる。
したがって、プリント基板Wのはんだの印刷位置を精密に検査することができる検査用データを迅速に作成することが可能となる。
よって、精度の高い検査データを用いてプリント基板Wのはんだの印刷位置を検査することができるため、より精度の高い検査を行うことが可能となる。
印刷検査カメラ42は、検査用データを作成するための画像を入手するためだけでなく、プリント基板Wを検査するための披検査データを入手することも可能としているので、部品の共通化を図って部品点数を減らすことができ、印刷機1全体の製造コストを下げることが可能となる。
なお、上記実施形態は、スクリーン印刷用のスクリーンマスクMの開口部分の撮像データに基づいて間接的にプリント基板Wの検査用データを作成する方法である。
また、本発明の具体的構造は上記実施形態に限定されず、種々変更可能である。
その他実施形態
(1) 上記実施形態においては、まず印刷検査カメラ42を用いてプリント基板W上に印刷されたはんだの位置を比較的に高速度で認識し、その後マスク認識カメラ43を用いてスクリーンマスクMの開口部分に関する詳細な撮像データを得ることにより検査用データを作成しているが、例えば、上記印刷検査カメラ42を用いてはんだが印刷された位置を比較的高速度で認識した後、再度印刷検査カメラ42を用いてはんだが印刷された位置の詳細な撮像データを取得し、この撮像データを用いて検査用データを作成するようにしてもよい。この検査用データ作成のためには、はんだパターンが正しく印刷されたプリント基板Wを用いる。
また、上記マスク認識カメラ43を用いてスクリーンマスクMの開口部分の位置を比較的高速度で認識した後、再度マスク認識カメラ43を用いてスクリーンマスクMの開口部分に関する詳細な撮像データを取得し、この撮像データを用いて検査用データを作成するようにしてもよい。この検査用データ作成のためには、はんだパターンが正しく印刷されたプリント基板Wを用いる。
さらに、まずマスク認識カメラ43を用いてスクリーンマスクMの開口部分を比較的に高速度で認識し、その後印刷検査カメラ42を用いてプリント基板W上に印刷されているはんだの位置の詳細な撮像データを得ることにより検査用データを作成してもよい。
(2) 上記実施形態においては、印刷検査カメラ42を第1の撮像手段として用いてプリント基板Wの画像を取得しているが、必ずしも印刷検査カメラ42でプリント基板Wの画像を取得する必要はなく、第1の撮像手段としてスキャナーを用いてもよい。例えば、図5に示すように、パソコン等のコンピュータ81とスキャナー82とを用い、このスキャナー82でプリント基板Wをスキャンしてコンピュータ81内にプリント基板Wの画像データを格納し、この格納された画像データを印刷機1に送信することにより、印刷機1内にプリント基板Wの画像を取り込むようにしてもよい。また、図6に示すように、スキャナー82を印刷機1に直接接続し、このスキャナー82でプリント基板Wをスキャンすることによりプリント基板Wの画像データを印刷機1内に取り込むようにしてもよい。
さらには、図5において、コンピュータ81によりプリント基板Wの画像から検査用データを作成し、このコンピュータ81内の検査用データを、印刷機1や印刷検査専用機に送信するようにしてもよい。
(3) 上記実施形態では、詳細な画像を取得する範囲の指定は、ステップS5に示すとおり、作業者による手入力によって行っているが、かかる指定を演算部51aで自動的に行ってもよい。かかる場合、作業負担を軽減することが可能となる。
(4) 上記実施形態は、プリント基板Wを検査する場合だけでなくスクリーンマスクMの開口部分の開口状態について検査を行う場合にも適用可能である。
すなわち、他の実施の形態として、所定枚の基板への印刷毎にスクリーンマスクMの撮像ポイントをマスク認識カメラ43で撮像し、開口部分のはんだによる変化、開口部分周辺のはんだによる汚れを検査することにより、間接的にプリント基板Wの印刷検査を行い、さらに、この検査結果に基づきスクリーンマスクMの洗浄化作業の要否判断を行うようにしても良い。この場合は、ステップS8〜ステップS10に相当するステップにおいて、マスク認識カメラ43によるスクリーンマスクMの検査時での各撮像ポイントの決定や、この各撮像ポイントにおける画像処理の条件、検査実行条件が決定され、ステップS11からステップS12相当を実施することなくスクリーンマスクMの検査用データが作成される。
また、各種スクリーン印刷による印刷物を検査する際にも適用可能である。
本発明の一実施形態にかかるスクリーン印刷機の全体を概略的に示した正面図である。 本発明の一実施形態にかかるスクリーン印刷機の全体を概略的に示した平面図である。 本発明の一実施形態にかかるスクリーン印刷機の制御部分を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる検査用データを作成するための手順を示すフローチャートである。 第1の撮像手段の別の例を示す概略図である。 第1の撮像手段のさらに別の例を示す概略図である。
符号の説明
1 印刷機(スクリーン印刷機)
20 印刷ユニット
21 スキージ
30 テーブルユニット(支持手段)
42 印刷検査カメラ(第一の撮像手段、第三の撮像手段)
43 マスク認識カメラ(第二の撮像手段)
51 主制御部(画像処理手段)
53 撮像手段制御回路(画像処理手段)
M スクリーンマスク
W プリント基板(印刷物、電気回路基板)

Claims (7)

  1. スクリーン印刷された印刷物の印刷パターン及びスクリーンマスクのうち少なくとも一方を検査するための検査用データの作成方法であって、
    スクリーンマスク又は印刷物からなる撮像対象物を撮像する撮像手段として、比較的解像度が低いが高速で上記撮像対象物の画像を得ることができる第一の撮像手段と、この第一の撮像手段と比較して解像度は高いが低速で上記撮像対象物の画像を得る第二の撮像手段とを用い、
    上記第一の撮像手段によって上記スクリーンマスクの開口部分の配置位置又は上記印刷物の印刷部分の位置を認識し、
    その認識した開口部分又は上記印刷部分を上記第二の撮像手段で撮像することにより、その開口部分又は印刷部分についての詳細な画像データを取得し、
    その詳細な画像データを基に上記検査用データを作成する
    ことを特徴とする検査用データの作成方法。
  2. 上記第一の撮像手段で上記印刷物を撮像することにより上記印刷物の印刷部分に対応する上記スクリーンマスクの開口部分の配置位置を認識し、
    上記第二の撮像手段で上記開口部分を撮像することにより上記開口部分についての詳細な画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の検査用データの作成方法。
  3. 上記印刷物は、上記スクリーン印刷によってはんだが印刷される電気回路基板である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の検査用データの作成方法。
  4. スクリーン印刷された印刷物の印刷パターン及びスクリーンマスクのうち少なくとも一方を検査するためのスクリーン印刷用検査装置であって、
    スクリーンマスク又は印刷物からなる撮像対象物を撮像する撮像手段として、比較的解像度が低いが高速で上記撮像対象物の画像を得ることができる第一の撮像手段、及び、この第一の撮像手段と比較して解像度は高いが低速で上記撮像対象物の画像を得る第二の撮像手段を有し、
    上記第一の撮像手段で撮像されたデータを基に上記スクリーンマスクの開口部分の配置位置又は上記印刷物の印刷部分の位置を認識するとともに、その認識した位置を上記第二の撮像手段で撮像することによって得られた詳細な画像データを基に上記検査用データを作成する画像処理手段を有する
    ことを特徴とするスクリーン印刷用検査装置。
  5. スクリーン印刷された印刷物を撮像して印刷物の印刷パターンを検査するための披検査データを得る第三の撮像手段を備えるとともに、
    上記画像処理手段がこの第三の撮像手段で得られた被検査データと上記画像処理手段で作成された上記検査用データとを照合することにより上記印刷物の印刷パターンを検査する機能を有する
    ことを特徴とする請求項4記載のスクリーン印刷用検査装置。
  6. 上記第三の撮像手段と上記第一の撮像手段とは同一の撮像手段であることを特徴とする請求項5記載のスクリーン印刷用検査装置。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載のスクリーン印刷用検査装置と、
    上記印刷物を支持する支持手段と、
    上記印刷物上にスクリーンマスクを配置した状態でスキージによりペーストをスクリーンマスクの開口部分から押し出して印刷する印刷ユニットとを備えた
    ことを特徴とする検査機能付きスクリーン印刷機。
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