JP2005301794A - Icカード及び製造方法 - Google Patents

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【課題】 ICカードに搭載されるマイクロカプセル型電気泳動表示デバイスに対して防湿処理を施して、表示性能の劣化防止と長寿命化を図ることができる電気泳動表示デバイス搭載型ICカードを提案する。
【解決手段】 電気泳動表示デバイス10を搭載したICカードKの製造方法において、電気泳動表示デバイス10をインレット62の所定位置に配置する工程と、電気泳動表示デバイス10の外周の全域に所定の隙間Sを開けて流動防止枠30を形成する工程と、電気泳動表示デバイス10及び流動防止枠30とを押圧部材70により押圧しつつ、隙間Sに防湿部材料20を充填する工程と、を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電気泳動表示デバイスを搭載したICカード(スマートカード)に関し、特にICカードの製造方法に関する。
ICカード(スマートカード)は、IC(集積回路)チップを搭載したカードであり、磁気ストライプカードと比較して、高情報容量化、セキュリティ性向上(偽変造、不正使用の防止)、複数のアプリケーションに対応可能、ホスト負荷軽減(オフライン処理が可能)等の特徴を有する。このため、クレジットカードやキャッシュカードの他、電子マネー、電子商取引、医療保健分野、鉄道・バスなどの交通分野やビルの入退出管理等への展開が盛んに行われ始めている。
そして、ICカード内に記憶した情報を表示させるために、ICカードの表面に画像を書き換え可能なリライト層を設ける技術や液晶表示装置を設ける技術が提案されている。更に、マイクロカプセル型電気泳動表示デバイスを設ける技術(特許文献1)が提案されている。
マイクロカプセル型電気泳動表示デバイスを用いた場合には、表示デバイスが柔軟性を有するため、カードの折り曲げ等に対する耐久性に優れている。更に、電力供給が失われた際に、メモリ効果によって継続して画像を表示させることができる、という点で有利である。
特開2003−271911号公報
ところで、マイクロカプセル型電気泳動表示デバイスは、湿度により表示性能が劣化したり、寿命が短くなったりする。このため、ICカードに実装されるマイクロカプセル型電気泳動表示デバイスにも、防湿処理を施す必要がある。
しかしながら、ICカードにマイクロカプセル型電気泳動表示デバイスを実装する際における、マイクロカプセル型電気泳動表示デバイスの防湿処理については、具体的な提案がなされていないという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ICカードに搭載されるマイクロカプセル型電気泳動表示デバイスに対して防湿処理を施して、表示性能の劣化防止と長寿命化を図ることができる電気泳動表示デバイス搭載型ICカードを提案することを目的とする。
本発明に係るICカード及びその製造方法では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第1の発明は、電気泳動表示デバイスを搭載したICカードにおいて、電気泳動表示デバイスの外周側面の全域を取り囲む防湿部を備えるようにした。
この発明によれば、電気泳動表示デバイスの側面からの湿気の侵入が防止されるので、電気泳動表示デバイスの表示性能の劣化が防止され、長寿命化を図ることができる。したがって、ICカードKも長寿命化される。
また、防湿部の外周側面の全域を取り囲む流動防止枠を備えるものでは、防湿部が流動性の高い材料から形成される場合であっても、電気泳動表示デバイスの外周側面の全域に防湿部を確実に形成することができる。
また、流動防止枠が電気泳動表示デバイスと略同一の高さを有するものでは、電気泳動表示デバイスの周辺の高さが均一になるので、ICカードの表面が平坦化され、ICカードの規格を遵守することができ、商品価値を高めることができる。
第2の発明は、電気泳動表示デバイスを搭載したICカードの製造方法において、電気泳動表示デバイスをインレットの所定位置に配置する工程と、電気泳動表示デバイスの外周の全域に所定の隙間を開けて流動防止枠を形成する工程と、電気泳動表示デバイス及び流動防止枠とを押圧部材により押圧しつつ、隙間に防湿部材料を充填する工程と、を有するようにした。
この発明によれば、防湿部が流動性の高い材料から形成される場合であっても、電気泳動表示デバイスの外周側面の全域に防湿部を確実に形成することができる。これにより、電気泳動表示デバイスの側面からの湿気の侵入が防止されるので、電気泳動表示デバイスの表示性能の劣化が防止され、長寿命化を図ることができる。したがって、ICカードKの寿命も長寿命化される。
更に、電気泳動表示デバイスの周辺の高さが均一になるので、ICカードの表面が平坦化され、ICカードの規格を遵守することができ、商品価値を高めることができる。
また、押圧部材或いは流動防止枠のいずれか一方に、余った防湿部材料が流れ出す貫通孔が形成されるものでは、電気泳動表示デバイスに余計な圧力がかかることなく、しかも防湿部を容易に電気泳動表示デバイス等と同一高さに形成することができる。
以下、本発明のICカードの実施形態について図を参照して説明する。
図1は、ICカードKを示す分解斜視図である。
ICカードKは、プラスチック等の基材61,63,64からなる基板60と、ICチップ(集積回路)40及び電気泳動表示デバイス10とを備えたインレット62とを、重ね合わせることにより形成される。なお、基材61には、ICチップ40及び電気泳動表示デバイス10が収容される開口部61a,61bが設けられる。また、基材63には、ICチップ40が収容される開口部63aが設けられる。
ICチップ40は、各種演算を行うCPU、ROM、RAM、メモリ等を備える。そして、CPUからの指令に基づいて、電気泳動表示デバイス10に所望の文字、数字或いは記号を表示させる。
インレット62は、配線電極をカバーフィルムで挟んで形成されるフレキシブルプリント基板(FPC)であって、各種配線の他、カード端末等の外部装置(不図示)との情報交換を行うインターフェイスとして外部装置と直接接触する接触用IC端子51及び外部装置と一定周波数の電波を受信・送信する非接触型IC用アンテナ52を備える。接触用IC端子51は、ICチップ40の上面に、基板60の上面に露出するように形成される。一方、非接触型IC用アンテナ52は、インレット62上にコイル状に形成される。
ICカードKは、更に、基材61,64の露出面側に、透明な保護フィルム65,66が貼り付けられる。基材61, 64としては有色または無色透明なプラスチック、例えばポリビニルカーボネート(PVC)や耐熱性PVC、非結晶性ポリエステル樹脂(PET−G)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が使用できる。更に、基材61,64の露出面側に印刷を行っても良い。透明な保護フィルム65,66としては、基材61,64で用いる様な材料で透明なプラスチックで有ればよく、反射防止や防湿、耐引っ掻き性等の機能を付与しても良い。なお、保護フィルム65には、接触用IC端子51を露出させるために、開口部65aが設けられる。
なお、本実施形態では、接触用IC端子と非接触型IC用アンテナとを備えるコンビカード(デュアルインターフェイス)について説明するが、接触用IC端子のみを備える場合(ISO7816参照)や、非接触型IC用アンテナのみを備える場合(ISO14443等参照)、或いは、接触用ICチップと非接触用ICチップを備えるハイブリッドカードであってもよい。
図2は、電気泳動表示デバイス10の断面を示す図である。
プラスチック等の可撓性を有する基材11e上に、電極フィルム11d、電気泳動表示層11c、電極フィルム11b及びこの表示部を保護する表面保護層11aが積層されている。なお、表面保護層11aは省略することも可能である。
電極フィルム11bは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド等の寸法安定性の優れた透明なプラスチックフィルムに電極が形成されているものである。電極フィルム11dも同様な基材の電極が形成されてなるものであるが、必ずしも透明性は要求されない。なお、電極フィルム11bと電極フィルム11dとは、上下動通電極11fにより導通される。
電極フィルム11bは、全面に同一の電位がかかる共通電極となり、一方、電極フィルム11dにはアクティブマトリックス電極或いはセグメント電極等が形成されて駆動電極となる。
電気泳動表示層11cを形成するマイクロカプセル11は、アラビアガム・ゼラチンの複合膜、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、尿素樹脂等をカプセル殻とし、カプセル殻の作製方法としては、界面重合法、in−situ重合法、相分離法、界面沈殿法、スプレードライング法、等の公知のマイクロカプセル化手法を採用することができる。内部には泳動粒子と分散媒が封入される。泳動粒子としては有機あるいは無機の粒子(高分子あるいはコロイド)が用いられる。たとえば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料、モノアゾ、ジイスアゾン、ポリアゾ等のアゾ系顔料、イソインドリノン、黄鉛、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー、チタンイエロー、アンチモン等の黄色顔料、モノアゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、キナクリドンレッド、クロムバーミリオン等の赤色顔料、フタロシアニンブルー、インダスレンブルー、アントラキノン系染料、紺青、群青、コバルトブルー等の青色顔料、フタロシアニングリーン等の緑色顔料等の1種又は2種以上を用いることができる。分散媒としては無色または染料により染色された水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブ等のアルコール系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等の各種エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ぺンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素、シクロへキサン、メチルシクロへキサン等の脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼン等の長鎖アルキル基を有するベンゼン類等の芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、カルボン酸塩又はその他の種々の油類等の単独又はこれらの混合物に界面活性剤等を配合したものを用いることができる。
電気泳動は、電気泳動粒子は予め正または負に帯電させられており、また、分散媒と電気泳動粒子とは、互いに異なる着色がなされている。例えば白の粒子である酸化チタンを正電荷に、一方黒の粒子であるカーボンブラックを負電荷にした場合、二つの電極フィルム11b,11dに電界を印加して、電極フィルム11bが負極、電極フィルム11dが正極になると、正に帯電した白の粒子が電極フィルム11b側に引かれ、黒の粒子が電極フィルム11d側に引かれるので、電極フィルム11bを透明電極としておくことにより、電極フィルム11b側の上方から観察すると、その部分が白く見えるようになる。逆に、電極フィルム11bが正極、電極フィルム11dが負極になった場合には、正に帯電した白の粒子が電極フィルム11d側に引かれ、黒の粒子が電極フィルム11b側に引かれるので、電極フィルム11bの上方から観察するとその部分が黒く見える。
電気泳動表示デバイス10は、上述したマイクロカプセル11を多数有しているので、電極フィルム11b,11dの各アドレス電極の電界を制御することで、所望の文字、数字、或いは記号を白と黒の画素で表示させることができる。
なお、マイクロカプセル11をアクティブマトリックス駆動法で駆動する場合は、電極フィルム11dは画素電極として画素毎に独立してパターニングされ、不図示の薄膜トランジスタ、信号電極、および走査電極を併設し、電極フィルム11bは光透過性基材上に一様に形成された透明な共通電極とする。この場合、電極フィルム11bを共通電極にすると全面同一電位になるので(例えば電位をゼロとする)、電極フィルム11d側の各アドレス電極の電界を制御(正または負の電位を与える)することで、上述した原理に基づき電極位置のマイクロカプセル11内の粒子を移動させ、所望の画像を表示させることができる。同様に、電極フィルム11dを共通電極とし、電極フィルム11b側の各アドレス電極の電界を制御することで、電極位置のマイクロカプセル11内の粒子を移動させることで所望の画像を表示させるようにしてもよい。
時分割駆動の場合は、電極フィルム11b、11dは互いに直交するライン状のITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等の透明導電体からなる透明電極により構成され、両電極の交わる領域にマイクロカプセル11を配置する。
駆動方式は上述したものに限定されず、用途に応じて最適なものを選択すればよい。また、マイクロカプセル11の径は、種々のものを採用することが可能である。
図3は、ICカードKに断面図である。
インレット62上の所定位置には、電気泳動表示デバイス10が配置される。その電気泳動表示デバイス10の外周側面の全域には、常温硬化型エポキシ樹脂等により形成される防湿部20が配置される。防湿部20は、電気泳動表示デバイス10の電気泳動表示部11cに対する側面からの水分(湿気)の侵入を防止するものである。
更に、防湿部20の外周側面の全域には、シリコン樹脂等により形成される流動防止枠30が配置される。流動防止枠30は、防湿部20が電気泳動表示デバイス10の側面から流れ出さないようにするために設けられる枠である。
そして、インレット62上に配置された電気泳動表示デバイス10、防湿部20及び流動防止枠30を覆うように保護フィルム65が貼り付けられる。これにより、ICカードKの内部に実装された電気泳動表示デバイス10が外部の水分(湿気)から保護される。
次に、上述したICカードKの製造方法について説明する。
図4は、ICカードKの製造方法を説明する図である。
まず、電気泳動表示デバイス10の駆動電極11dが所定位置に形成されたインレット62上に電気泳動表示層11cが形成される。具体的には、駆動電極11d上にマイクロカプセル11と上下動通電極11fとを塗布し、仮乾燥させる。
そして、電気泳動表示層11c上に電気泳動表示デバイス10の共通電極となる電極フィルム11bが貼り付けられる。
これにより、インレット62上の所定位置に電気泳動表示デバイス10が形成(配置)される(図4(a)参照)。
次に、インレット62上の電気泳動表示デバイス10の外周側面全域に、所定の隙間Sを開けて流動防止枠30を形成する。流動防止枠30は、電気泳動表示デバイス10と略同一高さに形成される(図4(b)参照)。なお、流動防止枠30には、隙間Sと流動防止枠30の外周領域とを連通する貫通孔31が形成される。
続いて、電気泳動表示デバイス10及び流動防止枠30が配置されたインレット62をプレス機70に戴置して、電気泳動表示デバイス10及び流動防止枠30に与圧をかける。
そして、流動防止枠30に形成した貫通孔31、或いはプレス機70の上型71に形成した貫通孔72のいずれか一方から、電気泳動表示デバイス10と流動防止枠30との間の隙間Sに防湿部材料20を充填する。そして、電気泳動表示デバイス10及び流動防止枠30に与圧をかけた状態のまま防湿部材料20を硬化させて、防湿部20を形成する(図4(c)参照)。
これにより、防湿部20が、電気泳動表示デバイス10及び流動防止枠30と略同一高さに形成される。
なお、流動防止枠30に貫通孔31を設けておいたので、隙間Sに充填された防湿部材料20のうち、余った防湿部材料20が貫通孔31から外部に流れ出すので、電気泳動表示デバイス10等に余計な圧力を与えずに防湿部20を形成することができる。或いは、プレス機70の上型71に形成した貫通孔72から余った防湿部材料20を外部に流れ出させてもよい。
そして、インレット62上の所定位置に電気泳動表示デバイス10、防湿部20及び流動防止枠30を形成したら、インレット62上にICチップ40や接触用IC端子51を配置する。
そして、保護フィルム65、基材61、インレット62、基材63,64、保護フィルム66、の順に重ね合わせて圧着する(図4(d)参照)。なお、保護フィルム65、基材61,63,64、保護フィルム66面には、それぞれ接着層68が設けられる。
これにより、ICカードKが組み立てられる。なお、保護フィルム65が図2における電気泳動表示デバイス10の表面保護層11aとして機能し、またインレット62が基材11eとして機能する。
以上、説明したように、本発明のICカードKの製造方法によれば、
電気泳動表示デバイス10をインレット62の所定位置に配置する工程と、電気泳動表示デバイス10の外周の全域に所定の隙間Sを開けて流動防止枠30を形成する工程と、電気泳動表示デバイス10及び流動防止枠30とをプレス機70により押圧しつつ、隙間Sに防湿部材料20を充填する工程とを有するようにした。
これにより、防湿部20が流動性の高い材料から形成される場合であっても、電気泳動表示デバイス10の外周側面の全域に防湿部20を確実に形成することができる。したがって、電気泳動表示デバイス10の側面からの湿気の侵入が防止されるので、電気泳動表示デバイス10の表示性能の劣化が防止され、長寿命化を図ることができる。更に、ICカードKも長寿命化される。
更に、電気泳動表示デバイス10の周辺の高さが均一になるので、ICカードKの表面が平坦化され、ICカードKの規格を遵守することができ、商品価値を高めることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ることは勿論である。
ICカードKの構成を示す分解斜視図 電気泳動表示デバイス10の構成を示す模式図 ICカードKの構成を示す断面図 ICカードKの製造方法を説明する図
符号の説明
10…電気泳動表示デバイス、 20…防湿部,防湿部材料、 21…貫通孔、 30…流動防止枠、 62…インレット、 70…プレス機(押圧部材)、 72…貫通孔、 S…隙間、 K…ICカード


Claims (5)

  1. 電気泳動表示デバイスを搭載したICカードにおいて、
    前記電気泳動表示デバイスの外周側面の全域を取り囲む防湿部を備えることを特徴とするICカード。
  2. 前記防湿部の外周側面の全域を取り囲む流動防止枠を備えることを特徴とする請求項1に記載のICカード。
  3. 前記流動防止枠は、前記電気泳動表示デバイスと略同一の高さを有することを特徴とする請求項2に記載のICカード。
  4. 電気泳動表示デバイスを搭載したICカードの製造方法において、
    前記電気泳動表示デバイスをインレットの所定位置に配置する工程と、
    前記電気泳動表示デバイスの外周の全域に所定の隙間を開けて流動防止枠を形成する工程と、
    前記電気泳動表示デバイス及び前記流動防止枠とを押圧部材により押圧しつつ、前記隙間に防湿部材料を充填する工程と、
    を有することを特徴とするICカードの製造方法。
  5. 前記押圧部材或いは前記流動防止枠のいずれか一方に、余った前記防湿部材料が流れ出す貫通孔が形成されることを特徴とする請求項4に記載のICカードの製造方法。


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