JP2005301378A - 防犯ブザー装置及びそれを用いた自動販売機用防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造、低コストでしかも取付を簡単に行える実用的な防犯ブザー装置及びそれを用いた自動販売機用防犯システムを提供する。
【解決手段】 破り剥がしされやすい部分(110)を含む機体(104)であって、該破り剥がしされやすい部分以外の機体に固定され、起動体16を起動させて警報音を発生させる警鳴装置12と、機体の破り剥がしされやすい部分(110)と起動体16とを接続する連係手段12と、を有する防犯ブザー装置から構成される。破り剥がしされやすい部分の破り剥がし動作に対応して起動体16を起動させて警報音を発生させ、盗難を予防する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、飲料、食品、たばこ、その他各種の自動販売機、現金自動預け入れ払い機、金庫等の金品を内部に収容した機体の破壊行為に対して警報を発する防犯ブザー装置及びそれを用いた自動販売機用防犯システムに関する。
自動販売機、現金自動支払い機等は無人で稼働できる反面、夜間等周りに人がいない場合には、機体の一部を破壊して内部の金品が盗難の被害を受けるおそれがある。これを防止するために、通常は自動販売機等のドアがこじあけられるとドアの開放を検知して警報を発する警報装置が考えられており、例えば、特開平8−221666号公報に開示されている。特開平8−221666号公報の盗難警報装置は、自動販売機の扉が閉じた状態でオンとなり開いた状態でオフとなるドアスイッチと、ドアスイッチに電気接続された第1リレーと、第1リレーに接続された第2リレーと、第2リレーが動作することにより閉成してブザーを動作させる警報回路とを備えている。自動販売機の扉がこじあけられてドアスイッチがオフになると、第2リレーが自己保持状態で閉じた状態となりブザーが鳴動し続けるものであった。
特開平8−221666号公報
しかしながら、上記のような特開平8−221666号の盗難警報装置を含む従来の自動販売機の警報装置は、ドアの開放を検知して警報を発するものであるから、ドア以外の部分、例えば、図12に示すような自動販売機における金銭投入部パネル部分、を破り剥がす等の破壊行為に対しては検知及び警報を発することができなかった。金銭投入部パネルは、裏面側に金銭装置及び金庫が配置されていることから泥棒に特に狙われやすい、すなわち破り剥がしされやすい部分であるにも関わらず、該破り剥がし行為を検出できないいという問題があった。さらに、金銭投入部パネルのように破り剥がしされやすい部分は、破り始めの箇所が特定されにくいことが多いので、ドアスイッチを配置しても破り剥がし行為を初期段階で検出しにくく、高い防犯効果を期待できなかった。また、早期に検出するために多数のドアスイッチを配置させることも考えられるが、スイッチ、リレー及び電気配線等の配設がより複雑化するとともに、コストも高くついてしまい実用性が低いものであった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造が簡単で低コストであるとともに、機体の破り剥がされやすい部分の破り剥がし行為に対して確実に警報を発生することができる防犯効果が高い防犯ブザー装置及びそれを用いた自動販売機用防犯システムを提供することである。さらに他の目的は、機体に簡単に取付けが行える防犯ブザー装置及びそれを用いた自動販売機用防犯システムを提供することである。さらに他の目的は、簡単な構成を維持しつつ、破り剥がしされやすい部分のいずれの方向からの破り剥がし行為にも早期に検知できる実用に優れた防犯ブザー装置及びそれを用いた自動販売機用防犯システムを提供することである。
上記課題を解決するために本発明は、破り剥がしされやすい部分(110)を含む機体(100)であって、該破り剥がしされやすい部分以外の機体に固定され、起動体16を起動させて警報音を発生させる警鳴装置12と、機体の破り剥がしされやすい部分(110)と起動体16とを接続し、破り剥がしされやすい部分の破り剥がし動作に対応して起動体16を起動させて警報音を発生させる連係手段14と、を有することを特徴とする防犯ブザー装置10から構成される。警鳴装置12は、例えば、警報発生回路による警報音発生とし、ケース内部に乾電池等の電源を備えておくと、装置をコンパクトに構成できる。また、警鳴装置は、ケースの外部から作動用電源を供給させることとしてもよい。警鳴装置の構成は、例えば、引き動作スライド式、または押し動作スライド式、押しボタン式、回転式、シーソー式、電磁切替式等その他任意のスイッチング構成で警鳴装置を起動させても良い。起動体の態様に応じて連係手段を構成すると良く、連係手段は、機械的、電気的な接続のいずれの構成でもよい。警鳴装置12の機体への固定手段は、例えば、磁石による吸着固定、両面粘着部材、接着剤、ネジ止め、その他任意の固定手段でよい。この際、脱着自在とすると装置の再利用ができ、利便性が高い。
また、連係手段14は、破り剥がしされやすい部分(110)と、起動体16と、を連結又は係合により接続させる接続機構44からなることとしてもよい。接続機構の破り剥がしされやすい部分や起動体との連結手段としては、磁石による磁力吸着、接着剤による接着、ねじ止め、溶接、その他任意の方法でもよく、フックや嵌合構造等の任意の係合手段でもよい。
また、接続機構44は、索条、鎖状体、連結杆、帯状体、伸縮機構のうち少なくとも一種を含んで構成されたこととしてもよい。例えば、索条、鎖状体、帯状体等の場合、1本又は複数本の索条を直線状にした状態で一端側を引き剥がしされやすい部分に連結し、他端側を起動体の孔又は環状部に連結して接続した構成でも良い。また、連結杆としては、直線状またはL字やコ字に曲折されたロッド体でもよい。複数の連結杆等を接続した構成でもよい。伸縮機構としては、パンタグラフ状の構造体や、径の異なる複数の筒を重ねた伸縮構成で伸長状態をネジ固定できるような構造等その他任意の構成でもよい。
また、接続機構44は、1つの起動体16に対して破り剥がしされやすい部分(110)の複数箇所を連結させることとしてもよい。例えば、接続機構は起動体側に1箇所連結し、その他端側(又は中間位置)から多数方向に枝分かれ状に分岐させて引き剥がしされやすい部分と複数箇所で連結させることとしてもよい。また例えば紐などの索条の中間位置を起動体に係合させ、両端を破り剥がしされやすい部分に連結させて1本の索条などで連係させるようにしてもよい。
また、接続機構44は、1本又は複数本の索条46を含み、索条46は破り剥がしされやすい部分(110)の複数箇所に接続されつつ中間位置を起動体16に係合してなることとしてもよい。索条の中間位置と起動体との係合構成は任意でよい。例えば、起動体に孔または環状部を設け、該孔または環状部に索条を通係させる構成としても良い。また、起動体に索条をフック状に係合させるフック部を設けることとしても良い。
また、接続機構44は、機体の破り剥がしされやすい部分(110)の任意位置に脱着自在に連結させる脱着手段を含むこととしてもよい。
また、脱着手段は、破り剥がしされやすい部分に吸着固定される永久磁石50を含むこととしてもよい。
また、接続機構44は、破り剥がしされやすい部分(110)に粘着固定される両面粘着部材(52)を有することとしてもよい。
また、警鳴装置12は、破り剥がしされやすい部分以外の機体に対して取付板20を介して着脱自在に取付けられてなることとしてもよい。警鳴装置と取付板との着脱構成は、例えば、磁石の磁力吸着係合、フック係合、嵌合構造等の脱着が簡単に行える構成であるとよくまた、その他任意の着脱構成でもよい。取付板を機体に対して脱着させるようにしてもよい。
また、本発明は、防犯ブザー装置10を用いた自動販売機用防犯システムであって、自動販売機100の破り剥がしされやすい部分(110)の破り剥がし行為を検出する該防犯ブザー装置10を備えた機体こじあけ検出部60と、外部へ警報を発するとともに通信手段により遠隔地へ通報する警報部70と、機体こじあけ検出部60からの検出結果によって警報部70を作動させる制御部80と、少なくとも機体こじあけ検出部60、警報部70、制御部80に作動用電源を供給する内部電源部90と、を備えた自動販売機用防犯システムから構成される。
また、開閉ドアのこじあけを検出するドアこじあけ検出部62を備え、制御部80は、機体こじあけ検出部60またはドアこじあけ検出部62からの検出結果によって警報部70を作動させることとしてもよい。
本発明の防犯ブザー装置によれば、破り剥がしされやすい部分を含む機体であって、該破り剥がしされやすい部分以外の機体に固定され、起動体を起動させて警報音を発生させる警鳴装置と、機体の破り剥がしされやすい部分と起動体とを接続し、破り剥がしされやすい部分の破り剥がし動作に対応して起動体を起動させて警報音を発生させる連係手段と、を有する構成としたことから、簡単な構成で、低コストであり、かつ、ドア全体の強制開放でなく自動販売機や金庫等の泥棒に狙われやすい、しかも検出困難な金銭受け入れ部分を特定した破り剥がしされやすい部分の破り剥がし動作を確実に検知して警報音を発生させ盗難等を予防し得る。特に、装置内に電源として乾電池を利用した場合には、装置外部からの配線が必要なく取付け構造も簡単であるとともに、平常時の電気消費も少なく運転コストも安くつく。
また、連係手段は、破り剥がしされやすい部分と、起動体と、を連結又は係合により接続させる接続機構からなる構成とすることにより、引き剥がしされやすい部分の引き剥がし行為に対応して起動体を起動させる連係手段を簡単な構造で実現できる。
また、接続機構は、索条、鎖状体、連結杆、帯状体、伸縮機構のうち少なくとも一種を含んで構成されたこととすることにより、引き剥がしされやすい部分と起動体との連係動作を確実に伝達する接続機構を簡単な構造で具体的に実現できる。
また、破り剥がしされやすい部分の複数箇所において連結させる接続機構の破り剥がし側連結部が設けられている構成とすることにより、構造を複雑化することなく、破り剥がしされやすい部分がどの位置から破り剥がしされても即座に対応して起動体を起動させ、破り剥がし動作の初期の段階で警報音を発生させることができ、より効果的に盗難予防し得る。
また、接続機構は、1本又は複数本の索条を含み、索条は破り剥がしされやすい部分の複数箇所に接続されつつ中間位置を起動体に係合してなる構成とすることにより、簡単な構造で複数箇所における接続機構の破り剥がし側連結部を構成することができ、装置全体を低コストで製造できる。
また、接続機構は、機体の破り剥がしされやすい部分の任意の位置に脱着自在に連結させる脱着手段を含む構成とすることにより、必要に応じて、接続機構の破り剥がし側連結部の連結位置の調整や、該連結部を離脱させて防犯ブザー装置を取外し、他の機体へ再利用することもできる。
また、脱着手段は、破り剥がしされやすい部分に吸着固定される永久磁石を含む構成とすることにより、接続機構の破り剥がしされやすい部分との連結を確実に連結させるとともに、脱着自在の連結構成を簡単かつ手軽に実現し得る。
また、接続機構は、破り剥がしされやすい部分に粘着固定される両面粘着部材を有する構成とすることにより、簡単な操作で接続機構の破り剥がしされやすい部分への連結を確実に行わせるとともに簡単かつ安価な連結構成を実現し得る。特に、永久磁石の磁力吸着作用に加えて、粘着部材の粘着力を利用することにより、強固な連結を行え、引き剥がしされやすい部分の引き剥がし動作時の連係を確実に行わせる。
また、警鳴装置は、破り剥がしされやすい部分以外の機体に対して取付板を介して着脱自在に取付けられてなる構成とすることにより、例えば、警鳴装置内に内蔵させた乾電池等の電源交換を含むメンテナンスを行いやすい。また、防犯ブザー装置の再利用もできる。
さらに、本発明の自動販売機用防犯システムによれば、防犯ブザー装置を用いた自動販売機用防犯システムであって、自動販売機の破り剥がしされやすい部分の破り剥がし行為を検出する該防犯ブザー装置を備えた機体こじあけ検出部と、外部へ警報を発するとともに通信手段により遠隔地へ通報する警報部と、機体こじあけ検出部からの検出結果によって警報部を作動させる制御部と、少なくとも機体こじあけ検出部、警報部、制御部に作動用電源を供給する内部電源部と、を備えた構成とすることにより、簡単かつ安価な構成の防犯ブザー装置を利用して、防犯効果の高い防犯システムを簡単に構成できる。自動販売機の破壊行為の際に、自動販売機用の外部電源が切断されても、防犯システムは内部電源により作動して監視状態を維持できるので、良好に防犯することができる。
また、開閉ドアのこじあけを検出するドアこじあけ検出部を備え、制御部は、機体こじあけ検出部またはドアこじあけ検出部からの検出結果によって警報部を作動させる構成とすることにより、例えば、金銭投入部パネルなどの破り剥がしされやすい部分の破り剥がし行為や開閉ドアのこじあけ行為等、泥棒に破壊行為を受けやすい部分の破壊行為による盗難に広く対応した防犯を行える。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の防犯ブザー装置及びそれを用いた自動販売機用防犯システムの実施の形態を説明する。本発明の防犯ブザー装置は、例えば、自動販売機、現金自動預け払い機、金庫等の金品を収容している機体において、該機体の引き剥がしてされやすい部分すなわち泥棒に狙われやすく破壊行為を受けやすい部分に取り付けられ、破り剥がし動作に対応して警報音を発して盗難予防等を行える防犯装置である。
図1ないし図9には、本発明の防犯ブザー装置の実施の形態を示している。本実施形態において、防犯ブザー装置10は、図2、図3に示すように、例えば、缶入り飲料を販売する既設の自動販売機100に取付けられる。図2は自動販売機100のドア裏面側構造が見えるように販売機本体からドアを開いた状態の概略正面図を示しているが、販売機本体の内部構造を省略している。図3は、自動販売機のドアを閉めた状態でドアの表面側から見た一部切欠正面図である。図2、図3において、自動販売機100は、商品を貯蔵販売する販売機本体102と、販売機本体102に対して自在に開閉されるとともに閉鎖状態で施錠可能なドア104と、を備えている。ドア104は、例えば、全体として金属製の枠および鉄板等を組付けて構成されている。ドア104の上部位置に商品選択部105、中部位置に金銭投入部106、下部位置に商品取出口107、が配置されている。また、図2に示すように、ドア104の裏面側の中間位置には、金銭投入部と同程度高さ位置に平面部104aが形成されている。金銭投入部106は、その他の本体部分とは別構成の金属製パネルからなる金銭投入部パネル110で構成されている。金銭投入部パネル110の表側には、硬貨投入口、紙幣投入口、返却レバー、計算表示部が一体的に設置されるとともに、裏側には金銭装置108及び金庫109が取付けられている。金銭投入部パネル110は、その縁部がドア104の一部に一体的に取付けられている。そして、この金銭投入部パネル110のみをバールや破壊用器具で破り剥がしし、内部の金銭のみを持ち去られる場合には従来の検出装置では検知が困難であり、この部分が最も狙われやすい部分であった。本実施形態では、自動販売機100を防犯の管理対象となる機体とし、ドア104の金銭投入部パネル110が破り剥がしされやすい部分とされ、このために、防犯ブザー装置10はドア104の裏面側の金銭投入部106付近に取付けられている。図3中、111はつり銭口、112はドア施錠用鍵穴である。なお、防犯ブザー装置10は、上記のように缶入り飲料の自動販売機に限らず、例えば、びん入り飲料、カップ入飲料、菓子、食品、たばこ、切符、食券、切手、新聞、雑誌、文具、衛生用品等或は、両替機、現金自動支払い機、コインロッカー等その他種々の態様の自動販売機に適用しても良く、また、例えば家庭用、業務用の金庫等自動販売機以外のものに取付けて防犯を図ることとしても良い。
図1に示すように、防犯ブザー装置10は、警報音を発生させる警鳴装置12と、金銭投入部パネル110(破り剥がしされやすい部分)と警鳴装置12とを接続する連係手段14と、を備えている。警鳴装置12は、破り剥がしされやすい部分(110)以外の機体部分に取付けられ、引き剥がし部分の引き剥がし動作の際に連係手段14によって起動体16を起動させて警報音を発生させる警報音発生手段である。警鳴装置12は、引き剥がし部分の引き剥がし動作に対応して警報音を発生させるものであり、引き剥がし動作により、その起動体を確実に起動させるように機体側に取り付けられる必要がある。具体的な取り付け箇所は任意であるが、破壊により持ち去られるパネル部分以外の機体部分である必要がある。本実施形態において、警鳴装置12は、例えば、ケース18内に起動体16の起動に伴って警報を発生する回路警報発生回路を内蔵して形成されている。警報発生回路は、例えば、図9に示すような、乾電池等の電源34、発振回路36、警報発生体38、機械スイッチ部40を含む回路が用いられる。図4は、防犯ブザー装置を自動販売機のドア裏側に取り付けた際の要部平面説明図を示している。図1、図4に示すように、本実施形態では、警鳴装置12の起動体16は、ケース18に対してケースに沿いつつ直線状にスライド可能なレバー部材28からなる。レバー部材は、例えば、側面視略コ字状の金属製板部材から形成されている。レバー部材28の一端側には、ケース内の警報発生回路をスイッチングするようにケース側面に連結されたL字端部30が形成されている。そして、レバー部材28のL字端部30には、後述する連係手段14が連結又は係合されるようになっている。すなわち、本実施形態では、警鳴装置12は、金銭投入部パネル110の引き剥がし動作時に連係手段14によって起動体16が引っ張り動作されて発生音を発生させるようになっている。なお、起動体は、上記のものに限らず、例えば、押しボタン構成とし、引き剥がし動作の際に連係手段を介して起動体が押し込みされる構成でもよい。
本実施形態では、警鳴装置12は、図2に示すように、自動販売機のドア104の裏側であって、金銭投入部パネル110(破り剥がしされやすい部分)以外の該パネルと対応した任意の位置に取付けられる。本実施形態において、警鳴装置12は、ドア裏側の平面部104aに取付板20を介して脱着自在に装着される。本実施形態では、警鳴装置12と取り付板20とは、永久磁石の磁力作用を利用して脱着自在な構成を実現している。詳細には、図6、図8に示すように、ケース18の取付板20へ取付ける際の取付側面に、警鳴装置12全体を支持する永久磁石24が設けられている。永久磁石24は、例えば円筒形のブロック塊からなり、比較的強い磁力を保持しつつ、取付板20に磁力吸着される。一方、取付板20は、金属製平面プレート体からなり、その一面側に警鳴装置12との脱着係合部となる磁石吸着用平面を形成している。取付板20の裏面側には、両面粘着テープ27が接着されており、ドアの平面部104aに簡単に取り付けされる。そして、警鳴装置12は、固定させた永久磁石24を介して取付板20の平面に吸着固定させて脱着自在構成としている。これにより、警鳴装置12をスムーズに取付け取外しを行って、簡単に電池交換等のメンテナンス等ができるとともに、自動販売機自体を交換する場合には装置を取り外し、他の自動販売機に再利用することもできる。本実施形態では、警鳴装置12は、図1、図4に示すように、係合手段との連結部又は係合部となる起動体16のL字端部30側を金銭投入部パネル側に向けられるとともに、起動体のスライド方向が水平方向になるように設定されて配置されている。
図6、図8に示すように、本実施形態では、警鳴装置12のケース18の一端側には、横向きのフック開口を有するフック部26が形成されている。フック部26は、取付板20に形成された孔20aに挿入され、縁部に嵌合できるようにもなっている。これにより、警鳴装置12の取付板に対する装着位置の位置決めや方向設定を楽に行えるとともに、永久磁石24による吸着固定を補助的に支持し、装置の取付板からの離脱を防止し得る。フック部26は、基本的にはなくてもよく、警鳴装置の永久磁石24による磁力吸着だけの脱着構成でもよい。
なお、警鳴装置12は、取付板20を介さずに直接にドア104に取付けるようにしても良い。例えば、ドア104が鉄製の場合には、ケース18の永久磁石24をドア104に直接に吸着固定させて警鳴装置を装着することとしてもよく、または、ネジ止め、両面粘着テープ、接着剤等その他任意の固定手段で取付けることとしてもよい。
連係手段14は、金銭投入部パネル110と警鳴装置12の起動体16とを接続し、金銭投入部パネル110の破り剥がし動作に対応して起動体16を起動させる。図1、図4に示すように、連係手段14は、金銭投入部パネル110と起動体16とを連結又は係合により接続させる接続機構44から構成されている。本実施形態では、接続機構44の金銭投入部パネル110側では複数箇所で連結されて引き剥がし側連結部44aを形成し、起動体16側では起動体に係合されて起動体側係合部44bを形成して金銭投入部パネル110と起動体16とを接続している。接続機構44は、金銭投入部パネル110の引き剥がし動作に対応して起動体16を引き動作して強制的にスライドさせる起動体の起動手段となっている。本実施形態において、接続機構44は、1本の索条46からなり、中間位置をU字状に曲げた状態でその両端側を金銭投入部パネル110の裏面側平面部分にそれぞれ連結して引き剥がし側連結部44aとしている。他方、起動体側係合部44bは、図7に示すように、索条の該U字部分を起動体16を形成するあるレバー部材28のL字端部30側のL字隅部内側に引っ掛けるようにして係合して形成している。図1において、索条46はU字状中間部分が横方向に向けて張設されており、起動体16を金銭投入部パネル側に向けて横方向に牽引できるようになっている。本実施形態では、索条の中間係合位置から一端の引き剥がし連結部側までのU字延長部分461の長さが、中間係合位置から他端側までのU字延長部分462の長さよりも長く設定されており、両端側の引き剥がし連結部44aが左右に離隔した位置に設定されている。さらに、索条46は、起動体16の鳴動解除状態で略緊張状態になる長さに設定されている。これにより、金銭投入部パネル110の引き剥がし動作がある方向から、例えば、左右いずれの方向から行われてもすぐに索条46は起動体を起動させることができ、引き剥がし行為の初期段階で警報を発生して盗難予防し、高い防犯効果を期待できる。索条46は、上記のように1本をU字状に撓ませて起動体16に引っ掛けるだけの簡単な構造であるので防犯ブザー装置全体を簡単に製造できるとともに、金銭投入部パネルの引き剥がし動作を起動体の起動に確実に連係させることができる。加えて、索条の中間部分での起動体16との係合位置を自在に変更して両端部側へのU字延長部分の長さを互い違いに調整して、金銭投入部パネル側の連結位置の調整をスムーズに行うことができる。索条46は、例えば、合成樹脂製、金属製等のワイヤー、ロープ、紐等、引張力に対してある程度の強度を有しつつ可撓性を有する索条類でよい。なお、索条に代えて鎖状体でも同様に構成できる。索条は、可撓性があるのでその設置自由度が高く、金銭投入部パネルとの連結部分から起動体までの間に多少の凹凸があってもそれにならわされながら接続することができ、牽引力の伝達を維持することができる。
本実施形態では、図1、図4に示すように、引き剥がし側連結部44aである索条46の両端側には、連結部材48a、48bが取付けられている。連結部材48は、合成樹脂製の円筒状ケース内に配置されたブロック塊状の永久磁石50を含む。さらに、連結部材48の当着面側には、両面粘着テープ52が取付けられており、離型紙を剥がして取り付けるようになっている。連結部材48は、ある程度の大きさのブロック体からなるので手で持ちやすく連結作業をしやすいとともに、磁石の磁力吸着力と両面粘着テープの接着力により、索条を強固に連結させる。すなわち、連結部材は、索条を金銭投入部パネルの平面部分に簡単で手軽かつ強固に連結することができる簡易連結手段を形成している。図4において、U字状の索条の一端は、連結部材48aを介して金銭投入部パネル110の左寄り位置に連結され、他端側は、連結部材48bを介して金銭投入部パネル110の右寄り位置に連結されている。なお、連結部材48は、両面粘着テープを用いず永久磁石50の磁力吸着作用のみで固定させるようにしても良い。その際、連結部材は索条を金銭投入部パネルに脱着自在に連結させる脱着手段となり、例えば、連結位置の調整を行ったり、または故障した自動販売機から装置を取り外して新規のものへ装着させる等の再利用することができ、利便性を向上させ得る。
なお、接続機構44は、1本の索条に限らず、複数本の索条で構成してもよく、各索条を上記同様に係合させても良い。その際、金銭投入部パネルとの連結箇所が多くなり、どの方向から引き剥がし動作されても早期に検知し、警報音を発生させてより高い盗難予防効果を期待できる。また、索条の連結構成は、上記構成に限らず例えば、起動体16に孔又は環状部を設けておき、1本又は複数本の索条を直線状にした状態で一端側を金銭投入部パネル110に連結し、他端側を起動体16の孔又は環状部に結び付けて接続した構成でも良い。また、起動体側に1本連結し、該起動体側から多数方向に枝分かれ状に分岐させて引き剥がし連結部に複数箇所連結させることとしてもよい。また、接続手段は、索条に限らず、例えば、針金、直線状またはL字やコ字に曲折されたロッド体や板部材、パンタグラフ状の構造体、径の異なる複数の筒を重ねた伸縮構成で伸長状態をネジ固定できるような構造体、または、その他連結杆、鎖状体、帯状体、伸縮機構等のいずれかを含む構成であってもよい。なお、接続機構の連結手段としては、接着剤による接着、ねじ止め、溶接、その他任意の方法でもよい。
次に本実施形態に係る防犯ブザー装置の作用について説明する。図2、図3に示すように、ドア104の裏面側の平面部104aに警鳴装置12を取付板20を介して取付ける。警鳴装置の取付けは磁石を介して脱着自在に係合されており、簡単にメンテナンス等を行える。警鳴装置の起動体に中間位置をU字状に係合された索条46の両端を連結部材48a、48bを介して金銭投入部パネル110に左右離隔した位置に連結させる。この際、索条は、起動体との係合位置を変更させて索条両端部側と金銭投入部パネルとの連結位置を調整できる。連結部材は、磁石及び両面粘着テープを有しており、金銭投入部パネルへの連結作業が簡単に行え、しかも強固に連結される。そして、例えば、図5に示すように、金銭投入部パネル110の左側の継ぎ目からバールT等により引き剥がし行為が行われると、該左側の連結部材48aで連結された索条の一端側が牽引される。この際、索条の他端側の連結部材48bで固定されているので、引き剥がし動作により索条の一端側が牽引されることによって、索条の中間位置で起動体16を引っ張る方向に強制的にスライド移動させ、ケース内の警報発生回路を閉路接続し、警報音を発生させる。逆に金銭投入部パネル110の右側の継ぎ目からバールT等により引き剥がし行為が行われた場合にも同様に、右側の連結部材48bに接続される索条の他端側が牽引されるのにしたがって起動体16を起動させて警報音を発生させる。すなわち、簡単かつ安価な構成で、しかも管理対象物への取付けも簡単に行えるとともに、金銭投入部パネルのいずれの方向から引き剥がし行為が行われても、引き剥がし行為の初期段階で検知し、警報音を発生させて、良好に盗難予防し得る。
次に、図10を参照しつつ、上記実施形態に係る防犯ブザー装置を用いた自動販売機用防犯システムについて説明する。本実施形態の自動販売機用防犯システム(以下、「防犯システム」という)は、自動販売機の機体の破り剥がしされやすい部分(例えば、金銭投入部パネル)の破り剥がし行為を検出してその検出結果を制御部に送り、制御部は、送られてきた結果によって警報部を作動させて外部への警報音の発生及び通信装置で遠隔地への警報を送信して通知する防犯システムである。本実施形態において、防犯システムは、図10に示すように、防犯ブザー装置を備えた機体こじあけ検出部60と、ドアこじあけ検出部62と、警報部70と、制御部80と、内部電源部90と、を含む。
機体こじあけ検出部60は、破り剥がしされやすい部分(例えば、上記のような自動販売機の金銭投入部パネル)の破り剥がし行為を検出する防犯ブザー装置10を取り付けて構成されている。図10においては、機体こじあけ検出部60は、制御部80と内部電源部90とに電気的に接続されている。本実施形では、防犯ブザー装置10において、図9に示すような警報発生回路の電源は乾電池ではなく、警鳴装置のケース外に設けられた内部電源部90から電源供給される。さらに、本実施形態において、機体こじあけ検出部60は、警報音発生回路には警報音発生回路の閉路接続状態で制御部80の第1リレー接点82を閉鎖するようにスイッチ作動するブザー連動スイッチ64を含む。
ドアこじあけ検出部62は、自動販売機のドアが不正にこじあけられたか否かを検出する。本実施形態では、ドアの施錠状態を検知する鍵連動スイッチ66と、ドアの開閉状態を検知するドア検出スイッチ68と、を備えている。図10において、鍵連動スイッチ66は、例えば、リミットスイッチ等からなり、ドアの施錠状態によって制御部80の第2リレー接点84の開閉をスイッチ作動させるリレースイッチである。同様に、ドア検出スイッチ68は、例えば、リミットスイッチからなり、ドアの開閉状態によって制御部80の第3リレー接点86の開閉をスイッチ作動させるリレースイッチである。
警報部70は、外部への警報を発する警報音発生部72と、遠隔地に通報する通信装置74と、を備えている。本実施形態では、警報部70は、制御部80、内部電源部90と電気的に接続されており、制御部80の第1〜第3リレー接点により閉鎖接続される防犯システム回路を形成するようになっており、制御部のリレー制御によって作動する。警報音発生部72は、例えば、警報音を発生させる警報音発生体を有しており、周囲に向けてその警報音を発生させる。通信部74は、有線または無線で管理者側の端末と接続される通信装置を備えており、こじあけ検出信号を遠隔地の管理者に送信する。なお、警報音発生部72は、防犯ブザー装置10の警鳴装置12と兼用させることとしてもよい。
制御部80は、機体こじあけ検出部60又はドアこじあけ検出部62からの検出結果により、警報部70を作動制御する制御手段である。本実施形態では、制御部80は、機体こじあけ検出部62と対応する機体こじあけ検出回路とドアこじあけ検出部と対応するドアこじあけ検出回路とを含む。機体検出こじあけ回路は、第1リレー接点82により閉鎖接続される、警報部70、内部電源部90を含む防犯システム回路である。第1リレー接点82は、常時は、開状態になっており、機体こじあけ検出部のブザー連動スイッチ64が作動すると閉じた状態となり、警報部70を作動させる。
ドアこじあけ検出回路は、鍵連動スイッチ66によって開閉作動する第2リレー接点84とドア検出スイッチ68によって開閉作動する第3リレー接点86により閉鎖接続される、警報部70、内部電源部90を含む防犯システム回路からなる。第2リレー接点84は、鍵の施錠状態では閉じた状態となり、鍵を使って正常に解錠されると開いた状態となる。第3リレー接点86は、ドアが閉じた状態で接点を開いた状態となり、ドアが開いた状態で接点を閉じた状態となるようになっている。すなわち、ドアこじあけ検出部は、常時は施錠した状態としておき、施錠された状態でドアが開かれると、第2リレー接点84は閉じたままの状態でドア検出スイッチ68が作動して第3リレー接点86を閉じることとなり防犯システム回路が閉鎖回路を形成し、警報部70が作動する。一方、鍵を使って正常に解錠されると、ドアこじあけ検出部62の鍵連動スイッチ66が作動して第2リレー接点84が開いた状態となり、ドアが開かれて第3リレー接点86が閉じた状態となっても警報部70は作動しないようになっている。
本実施形態では、内部電源部90は、例えば、コンデンサーや蓄電池等からなる蓄電装置92を備えており、機体こじあけ検出部60、ドアこじあけ検出部62、警報部70、制御部80に作動用の電源を供給する。内部電源部90は、内部に蓄電しているので、例えば、自動販売機の破壊行為の際に、コンセントが引き抜かれり切断された場合にも、内部電源により防犯システムが稼働し、該破り剥がしされやすい部分の破り剥がし行為やドアのこじあけを確実に検出して警報音を発生することができる。図10において、内部電源部90は、変圧器94を介して外部電源と接続されており、平常時は外部電源と接続されて充電される。なお、蓄電装置92は、機体こじあけ検出部60の防犯ブザー装置10とは変圧部96を介して接続されている。
本実施形態に係る自動販売機用防犯システムおいて、例えば、自動販売機の引き剥がしされやすい部分、例えば、金銭投入部パネルがバール等により引き剥がしされようとすると、上記のように防犯ブザー装置10が作動して、該防犯ブザー装置の警鳴装置から警報音を発生する。と同時に、機体こじあけ検出部60のブザー連動スイッチ64が作動し、制御部80の第1リレー接点82を閉じて警報部70を作動させる。警報部70は、警報音発生部72から外部に向けて警報音を発生するとともに通信部74の通信装置で遠隔地の管理者の端末へ通知する。一方、ドアがこじ開けられた場合には、ドアこじあけ検出部62のドア検出スイッチ68が作動して、第3リレー接点86を閉じ、警報部を作動させる。これにより、簡単な防犯ブザー装置を用いて簡単に防犯システムを構成でき、泥棒等の破壊行為者に対して警報を与えるとともに周囲にも注意を促し、さらには、遠く離れた管理者にも破壊行為が行われたことを知らせることができ、盗難の予防等の防犯を行える。また、例えば、管理者が商品補充やメンテナンスの際にドアを開ける際には、ドアを鍵によって正常に解錠して、第2リレー接点84が開き、管理者がドアを開けることによって第3リレー接点が閉じても警報部は作動しない。
なお、図11に示すように、防犯システムは、ドアこじあけ検出部を有さず、防犯ブザー装置を備えた機体こじあけ検出部60と、警報部70と、制御部80と、内部電源部90と、からなる構成としてもよい。また、図11において、内部電源部90は、防犯ブザー装置の内部に乾電池等の配置させて構成し、防犯ブザー装置の内部乾電池から警報部、制御部等に電源供給するようにしてもよい。
なお、本実施形態に係る防犯システムが適用される自動販売機の形態は、びん入り、缶入、カップ入飲料、菓子や食品類、たばこ、切符、食券、切手、新聞、雑誌、文具、衛生用品等或は、両替機、現金自動支払い機、コインロッカー等その他種々の態様の自動販売機に適用しても良い。また、防犯ブザー装置が取付けられる破り剥がしされやすい部分は、上記実施形態のように金銭投入部パネルに限らず、防犯管理対象の機体に対応して設定するとよい。
以上説明した本発明の防犯ブザー装置及びそれを用いた自動販売機用防犯システムは、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
実施形態の防犯ブザー装置の正面説明図である。 図1の防犯ブザー装置を取り付けた自動販売機のドアを開いた状態の正面説明図である。 図2の自動販売機のドアを閉じた状態の一部切欠正面説明図である。 図1の防犯ブザー装置の平面視要部説明図である。 図1の防犯ブザー装置の作用説明図である。 図1の防犯ブザー装置の警鳴装置周辺の平面説明及び起動体の作用図である。 図1の防犯ブザー装置の警鳴装置のレバー部材と索条との係合状態説明図である。 図1の防犯ブザー装置の警鳴装置と取付板との脱着構成の離脱状態説明図である。 図1の防犯ブザー装置の警報発生回路の回路図である。 実施形態に係る防犯ブザー装置を用いた自動販売機用防犯システムの概略説明図及びその回路図の一例である。 防犯ブザー装置を用いた自動販売機用防犯システムの他の形態の概略説明図である。 従来の自動販売機のドアを閉じた状態の正面図である。
符号の説明
10 防犯ブザー装置
12 警鳴装置
14 連係手段
16 起動体
44 接続機構
46 索条
50 磁石
52 両面粘着テープ
60 機体こじあけ検出部
62 ドアこじあけ検出部
70 警報部
80 制御部
90 内部電源部
100 自動販売機

Claims (11)

  1. 破り剥がしされやすい部分を含む機体であって、該破り剥がしされやすい部分以外の機体に固定され、起動体を起動させて警報音を発生させる警鳴装置と、
    機体の破り剥がしされやすい部分と起動体とを接続し、破り剥がしされやすい部分の破り剥がし動作に対応して起動体を起動させて警報音を発生させる連係手段と、を有することを特徴とする防犯ブザー装置。
  2. 連係手段は、破り剥がしされやすい部分と、起動体と、を連結又は係合により接続させる接続機構からなる請求項1記載の防犯ブザー装置。
  3. 接続機構は、索条、鎖状体、連結杆、帯状体、伸縮機構のうち少なくとも一種を含んで構成された請求項1または2記載の防犯ブザー装置。
  4. 接続機構は、1つの起動体に対して破り剥がしされやすい部分の複数箇所を連結させることを特徴とする請求項2または3記載の防犯ブザー装置。
  5. 接続機構は、1本又は複数本の索条を含み、索条は破り剥がしされやすい部分の複数箇所に接続されつつ中間位置を起動体に係合してなる請求項2ないし4のいずれかに記載の防犯ブザー装置。
  6. 接続機構は、機体の破り剥がしされやすい部分の任意の位置に脱着自在に連結させる脱着手段を含む請求項2ないし5のいずれかに記載の防犯ブザー装置。
  7. 脱着手段は、破り剥がしされやすい部分に吸着固定される永久磁石を含む請求項6記載の防犯ブザー装置。
  8. 接続機構は、破り剥がしされやすい部分に粘着固定される両面粘着部材を有する請求項6または7記載の防犯ブザー装置。
  9. 警鳴装置は、破り剥がしされやすい部分以外の機体に対して取付板を介して着脱自在に取付けられてなる請求項1ないし8のいずれかに記載の防犯ブザー装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載された防犯ブザー装置を用いた自動販売機用防犯システムであって、
    自動販売機の破り剥がしされやすい部分の破り剥がし行為を検出する該防犯ブザー装置を備えた機体こじあけ検出部と、
    外部へ警報を発するとともに通信手段により遠隔地へ通報する警報部と、
    機体こじあけ検出部からの検出結果によって警報部を作動させる制御部と、
    少なくとも機体こじあけ検出部、警報部、制御部に作動用電源を供給する内部電源部と、を備えた自動販売機用防犯システム。
  11. 開閉ドアのこじあけを検出するドアこじあけ検出部を備え、
    制御部は、機体こじあけ検出部またはドアこじあけ検出部からの検出結果によって警報部を作動させる請求項10記載の自動販売機用防犯システム。
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JP2008102799A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機

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