JP2005299025A - 抗ウイルス性バイオシート繊維体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 抗ウイルス性能を有するバイオシート繊維体を提供し、また、かかるバイオシート繊維体を布団の内部に封入することにより、利用者に快眠感を与え、風邪を予防するバイオシート繊維体の使用方法を提供すること。
【解決手段】 抗ウイルス作用を有する、複数種の好気性微生物を含浸、定着させたことを特徴とするバイオシート繊維体であり、その好気性微生物が、土壌の中に生息している好気性微生物であり、さらにフィトンチッドを含浸、定着させたバイオシート繊維体であり、風邪の予防のための使用方法である。
【選択図】 なし
【解決手段】 抗ウイルス作用を有する、複数種の好気性微生物を含浸、定着させたことを特徴とするバイオシート繊維体であり、その好気性微生物が、土壌の中に生息している好気性微生物であり、さらにフィトンチッドを含浸、定着させたバイオシート繊維体であり、風邪の予防のための使用方法である。
【選択図】 なし
Description
本発明は、優れた抗ウイルス性能を有する、複数の好気性微生物を繊維体に担持させたバイオシート繊維体に関し、詳細には、このバイオシート繊維体を使用することにより、風邪の予防を行い得るバイオシート繊維体に関する。
これまでに、室内の脱臭や消臭のためには、脱臭剤や消臭剤が用いられてきている。しかしながら最近のバイオ技術の進歩に伴い、かかるバイオ技術を用いて室内、車内、あるいは人体等の脱臭、消臭等を行うことが考えられ、そのなかで例えば、グラム陽性菌であるある種の枯草菌を吸水性の糊と水に混合させ、シート状の繊維体の表面に塗着させたものが提案されている(特許文献1)。
また、枯草菌に限らず、複数の微生物、特に嫌気性微生物をシート状の繊維体に含浸、定着させたバイオシートが提案され、かかるバイオシートを布団の内部にパットと共に積層させることにより、快適で、心地よい睡眠が得られる健康寝具も提案されている(特許文献2)
特開2000−110079
登録実用新案第3025223号
上記で提案されているバイオシートは、例えば、特許文献1のバイオシートは、室内、車内に配置することによって、その場の環境の脱臭抗菌効果、防湿、除湿効果および浄化効果が得られるとされている。したがってこのバイオシートを就寝用のシート、布団カバー、ベッドカバー、カーテンなどに応用すれば、室内の消臭、浄化等を効果的促進し得るとされている。
一方、特許文献2で提案されている健康寝具は、例えば、寝具を構成する敷パットにセラミックス微粉末を配合した綿と、バイオシートを封入することにより、好気性微生物が就眠中体内に働きかけ、体内酵素の分泌、活動を促し、代謝機能を活発にすることから心地よい睡眠が得られるとされている。
本発明者らは、上記で提案されているバイオシートの中でも、特許文献2に記載されるバイオシートの効能に着目し、このシートのさらなる機能を検討してきた。その結果、驚くべきことに、特許文献2で提案されているバイオシートは、抗ウイルス作用を有するものであることを新規に見出した。そして、かかるバイオシートを使用すること、例えば布団の内部にパットと共に積層封入させることにより、インフルエンザウイルスの感染を防止し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
したがって本発明は、抗ウイルス性能を有するバイオシート繊維体を提供し、また、かかるバイオシート繊維体を布団の内部に封入し、利用者に快眠感を与え、風邪の予防を行い得るバイオシート繊維体の使用方法を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するための本発明は、
(1)抗ウイルス作用を有する、複数種の好気性微生物を含浸、定着させたことを特徴とするバイオシート繊維体;
(2)好気性微生物が、土壌の中に生息している好気性微生物であることを特徴とする上記(1)に記載のバイオシート繊維体;
(3)さらにフィトンチッドを含浸、定着させたことを特徴とする上記(1)または(2)に記載のバイオシート繊維体;
(4)シート状あるいはリボン状の形態にある上記(1)、(2)または(3)に記載のバイオシート繊維体;
(5)風邪の予防のための上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のバイオシート繊維体の使用方法;
である。
(1)抗ウイルス作用を有する、複数種の好気性微生物を含浸、定着させたことを特徴とするバイオシート繊維体;
(2)好気性微生物が、土壌の中に生息している好気性微生物であることを特徴とする上記(1)に記載のバイオシート繊維体;
(3)さらにフィトンチッドを含浸、定着させたことを特徴とする上記(1)または(2)に記載のバイオシート繊維体;
(4)シート状あるいはリボン状の形態にある上記(1)、(2)または(3)に記載のバイオシート繊維体;
(5)風邪の予防のための上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のバイオシート繊維体の使用方法;
である。
本発明により、抗ウイルス性能を有するバイオシート繊維体が提供される。また、かかるバイオシート繊維体を、例えば布団の内部にパットと共に積層封入させることにより、フィトンチッド(樹木の精油成分)が利用者に快眠感を与え、風邪の予防をすることができる。したがって、寝たきり老人、あるいは病人の寝具として極めて効果的な寝具が提供され、介護療養上に多大の光明を与えるものである。
本発明で提供されるバイオシート繊維体における繊維体とは、繊維糸またはこの繊維糸から作られた繊維製品をいい、その繊維により、織成、編成、不織成等することにより構成される敷布、織布、不織布シート状あるいはリボン状の繊維体をいう。したがって、本発明でいうバイオシート繊維体とは、またバイオシートあるいはバイオリボンを称するものでもある。
本発明で使用するバイオシート繊維体であるバイオシートまたはバイオリボン(以下、まとめてバイオシートと称する)は、具体的には特許文献2に記載、開示されるバイオシートである。かかるバイオシートは、ただ1種類の好気性微生物だけではなく、性質、効能等を異にした複数種類、例えば、400種以上もの多くの微生物を繊維体に含浸、定着させたものである。これらの複数種の好気性微生物は、酸素雰囲気下において活性化が認められるものであり、これによって性状の異なる有害成分に対して有効な効果を発揮するものであるとされている。
そのなかでも、繊維体に含浸、定着させる好気性微生物としては、特に土壌の中に生息している好気性微生物が好ましく、繊維体に含浸、定着された好気性微生物は、自然界にそのままある状態よりも、強力な働きをし、悪臭のもとを分解すると共に、汗によって繁殖し、悪い環境を作るウイルスを強力に退治する。
また、本発明で使用するバイオシートには、フィトンチッド(樹木の精油成分)をさらに含浸、定着させることができる。このフィトンチッドは、例えば、森ヒバ、紀州檜、木曾檜、クマザサの葉、シソの葉、ヨモギの葉、お茶茎、サンショ葉茎、秋田杉、黒松、赤松、蝦夷松、白樺、モミ、楠、アロエの葉、アマ茶ヅルの葉茎、柿葉茎等、複数種類の樹木の精油成分であり、いわゆる森林浴の有効成分といわれるものである。このフィトンチッドが身体に触れると副交換神経を刺激して、精神安定、開放感、ストレスの解消などの安らぎを与えてくれる効果がある。
このフィトンチッドの含浸、定着は、フィトンチッドを適当なマイクロスフェア−(微粒子)中に封入し、そのマイクロスフェア−を敷布、織布、不織布シート状あるいはリボン状の繊維体に含浸、定着させることにより行われる。
したがって、このバイオシートを布団の内部にパットと共に積層封入させた寝具を使用することにより、利用者に安らぎと、快眠を与え、インフルエンザ等の風邪の感染を効果的に予防し得ることとなる。
なお、本発明で提供するバイオシートを、布団の内部にパットと共に積層封入させることにより製造される寝具は、具体的には特許文献2に記載の寝具を挙げることができる。
また、このバイオシートを病院等のベッドの内部に封入することにより、インフルエンザ等の風邪の感染を抑制し得る。
また、リボン状のバイオシートは、身体の一部に装着させることにより、日常生活において、森林浴を受けていると同じような効果を得ることができる。
また、このバイオシートを病院等のベッドの内部に封入することにより、インフルエンザ等の風邪の感染を抑制し得る。
また、リボン状のバイオシートは、身体の一部に装着させることにより、日常生活において、森林浴を受けていると同じような効果を得ることができる。
以下に、実施例に代わる試験例により本発明を説明する。
試験例1:バイオシートの抗ウイルス作用
特許文献2で使用するバイオシートを細かく裁断し、蒸留水に浸漬させ、バイオシートからの好気性微生物の有効成分を抽出した。この抽出液をそのまま用いて抗ウイルス活性を評価した。
その結果、抽出液には、優れた抗ウイルス活性があることが確認された。
試験例2:バイオシートの抗細菌活性
特許文献2で使用するバイオシートを細かく裁断し、蒸留水に浸漬させ、バイオシートからの好気性微生物の有効成分を抽出した。この抽出液をそのまま用いて抗ウイルス活性
培養用の寒天培地を得、培地上に、インフルエンザ菌を白金耳で塗布し、その発育を観察したが、インフルエンザ菌の発育は認められなかった。
なお、対照として蒸留水を用いた寒天培地上にはインフルエンザイ菌の発育が観察された。
試験例1:バイオシートの抗ウイルス作用
特許文献2で使用するバイオシートを細かく裁断し、蒸留水に浸漬させ、バイオシートからの好気性微生物の有効成分を抽出した。この抽出液をそのまま用いて抗ウイルス活性を評価した。
その結果、抽出液には、優れた抗ウイルス活性があることが確認された。
試験例2:バイオシートの抗細菌活性
特許文献2で使用するバイオシートを細かく裁断し、蒸留水に浸漬させ、バイオシートからの好気性微生物の有効成分を抽出した。この抽出液をそのまま用いて抗ウイルス活性
培養用の寒天培地を得、培地上に、インフルエンザ菌を白金耳で塗布し、その発育を観察したが、インフルエンザ菌の発育は認められなかった。
なお、対照として蒸留水を用いた寒天培地上にはインフルエンザイ菌の発育が観察された。
試験例3:バイオシートを利用した寝具の使用試験
特許文献2で使用するバイオシート(フィトンチッドを定着、含浸)を布団の内部にパットと共に積層封入させた寝具を使用する50名から、その使用の感想をアンケート調査した。その結果、ほとんどの使用者が心地よい快眠が得られ、なんとなく身体が軽くなったとの使用感を回答した。
特許文献2で使用するバイオシート(フィトンチッドを定着、含浸)を布団の内部にパットと共に積層封入させた寝具を使用する50名から、その使用の感想をアンケート調査した。その結果、ほとんどの使用者が心地よい快眠が得られ、なんとなく身体が軽くなったとの使用感を回答した。
以上記載のように、本発明が提供するシート状あるいはリボン状のバイオシート繊維体は、抗ウイルス性能を有するものであり、かかるバイオシート繊維体を、例えば布団の内部にパットと共に積層封入させることにより、フィトンチッドが利用者に快眠感を与え、その結果、風邪の予防を行い得る。
したがって、寝たきり老人、あるいは病人の寝具として極めて効果的な寝具が提供されることから、介護療養上への貢献度は多大なものである。
したがって、寝たきり老人、あるいは病人の寝具として極めて効果的な寝具が提供されることから、介護療養上への貢献度は多大なものである。
Claims (5)
- 抗ウイルス作用を有する、複数種の好気性微生物を含浸、定着させたことを特徴とするバイオシート繊維体。
- 好気性微生物が、土壌の中に生息している好気性微生物であることを特徴とする請求項1に記載のバイオシート繊維体。
- さらにフィトンチッドを含浸、定着させたことを特徴とする請求項1または2に記載のバイオシート繊維体。
- シート状あるいはリボン状の形態にある請求項1、2または3に記載のバイオシート繊維体。
- 風邪の予防のための請求項1ないし4のいずれかに記載のバイオシート繊維体の使用方法。
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| JP2002512615A (ja) * | 1997-04-18 | 2002-04-23 | ガネデン バイオテック,インコーポレイテッド | 微生物感染を予防または制御するための共生Bacillus芽胞の局所的使用 |
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2004
- 2004-04-13 JP JP2004118060A patent/JP2005299025A/ja active Pending
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