JP2005298611A - インクジェット用インクセット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インクジェットヘッドのワイピング機構を有するインクジェット記録装置に使用される、複数のインクを独立に有してなるインクジェット用のインクセットであって、インクA及びインクBを少なくとも含むことを特徴とするインクセット。
【選択図】 なし
Description
(1)染料Aと、該染料Aの良溶媒と、該染料Aの貧溶媒とを少なくとも含み、該染料Aの良溶媒を合計5〜20質量%含有し、該染料Aの貧溶媒を合計6質量%以上含有することを特徴とするインクA。
(2)染料Bと、該染料Aと該染料Bのどちらにも良溶媒である良溶媒とを少なくとも含み、該良溶媒を合計15質量%以上含有し、該染料A及び該染料Bの貧溶媒を含有していたとしても、該貧溶媒の含有量が合計5質量%未満であることを特徴とするインクB。
(式中、R1及びR2は各々独立に置換若しくは未置換のアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、又は水素の何れかを表す。R3及びR5はそれぞれ独立に、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、又はそれらの塩の基、又はこれらの基で置換されたアルキル基を表す。R4及びR6はそれぞれ独立に、R3及びR5に対して定義した以外の基を表す。p及びrは、それぞれ独立に1乃至5の整数を表し、q及びsは、それぞれ独立に0乃至4の整数を表す。又、p+qが5以下の値を有し、r+sが5以下の値を有す。)
又、本発明のインクセットは、染料等、インク構成材料の使用の選択幅が広く、更に、従来のインク構成材料の使用の選択幅が狭いが、固着性は良好なインクのみから構成されるインクセットと同等の固着性を有することを可能にする。
(1)染料Aと、該染料Aの良溶媒と、該染料Aの貧溶媒とを少なくとも含み、該染料Aの良溶媒を合計5〜20質量%含有し、該染料Aの貧溶媒を合計6質量%以上含有することを特徴とするインクA。
(2)染料Bと、該染料Aと該染料Bのどちらにも良溶媒である良溶媒とを少なくとも含み、該良溶媒を合計15質量%以上含有し、該染料A及び該染料Bの貧溶媒を含有していたとしても、該貧溶媒の含有量が合計5質量%未満であることを特徴とするインクB。
ここで、上記貧溶媒及び良溶媒の定義であるが、本発明においては、25℃環境下で粉状の染料を24時間、密閉状態で攪拌させた場合に染料が5質量%未満しか溶解しない溶媒を貧溶媒と定義し、5質量%以上溶解する溶媒を良溶媒と定義する。染料がどれくらい溶解しているかについては、例えば、水に染料を1質量%、5質量%、10質量%と溶解させた染料水溶液でその染料の吸光度を測ることにより検量線を作り、そこから例えば染料を10質量%含有させ上記要件で溶解させた溶液を濾過したものの吸光度を測定することにより、吸光度の比率から簡単に求めることができる。
(式中、R1及びR2は各々独立に置換若しくは未置換のアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、又は水素の何れかを表す。R3及びR5はそれぞれ独立に、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、又はそれらの塩の基、又はこれらの基で置換されたアルキル基を表す。R4及びR6はそれぞれ独立に、R3及びR5に対して定義した以外の基を表す。p及びrは、それぞれ独立に1乃至5の整数を表し、q及びsは、それぞれ独立に0乃至4の整数を表す。又、p+qが5以下の値を有し、r+sが5以下の値を有す。)
(上記式中、Mはアルカリ金属(例えばLi、Na、K、Rb、Cs、Fr等)又はアンモニウムである。又、R7はOH、COOM、R8COOM(R8はC4〜C9のアルキル基)を表し、x、y、zはそれぞれ独立に0、1、2、3又は4である。)
本発明は、インクA及びインクBをワイピング動作、印字によるミスト等によりワイパー上で混色させ、当該インク混合物をワイピング動作でインクA及びインクBのノズル部に接触させることにより、固着回復させるという思想を元に完成させたものである。このため、インクA及びインクBは、同一ワイパーによってワイピングされることが好ましく、インクAとインクBのノズル列が隣接している場合が更に好ましい。
表2に示した組成の各成分を充分に混合溶解した後、ポアサイズ0.2μmフィルター(富士フィルム製)で加圧濾過し、インク1〜6をそれぞれ調製し、インクセットを構成した。尚、インク4、5、6は、夫々インク1、2、3と同一インクである。ここでは、インク1、4が本発明におけるインクAに、インク2、3、5、6が本発明におけるインクBに該当する。
表4に示した組成の各成分を充分に混合溶解した後、ポアサイズ0.2μmフィルター(富士フィルム製)で加圧濾過し、インク7〜12をそれぞれ調製し、インクセットを構成した。尚、インク10、11、12は、夫々インク7、8、9と同一インクである。ここでは、インク7、10が本発明におけるインクAに、インク8、9、11、12が本発明におけるインクBに該当する。
又、表5に当該インクに含有される溶剤が当該インクに使用される染料に対して貧溶媒となるか良溶媒となるか、及び貧溶媒と良溶媒の総量を示した。
表6に示した組成の各成分を充分に混合溶解した後、ポアサイズ0.2μmフィルター(富士フィルム製)で加圧濾過し、インク13〜18をそれぞれ調製し、インクセットを構成した。尚、インク13、15、17は上記インク1と、インク14、16、18は上記インク7と同一インクである。ここでは、インク13〜18まで全てのインクが本発明におけるインクAに該当する。
又、表7に当該インクに含有される溶剤が当該インクに使用される染料に対して貧溶媒となるか良溶媒となるか、及び貧溶媒と良溶媒の総量を示した。
上記実施例1、2及び比較例1のインクセットをBJF900(キヤノン製)用のインクセットとし、初期印字を行い印字が問題なくできることを確認した後、当該ヘッドをプリンターから取り出し、温度35℃、湿度10%の環境下で2週間放置した。その後、ヘッドを取り付け、何回の回復動作で固着が回復し、問題なく印字するかを以下の基準で評価を行い、表8の結果を得た。
尚、ヘッドへのインクの装着位置であるが、実施例1のインクセットは、インク1から6まで左側から順に装着し、実施例2のインクセットは、インク7から12まで左側から順に装着し、比較例1のインクセットは、インク13から18まで左側から順に装着させた。
○:インクセットを構成する全てのインクで、回復動作3回までに回復した。
×:インクセットを構成するインク中、回復動作3回までに回復しないものがあった。
2:ピンチローラ
3:記録媒体(記録用紙)
4:プラテン
5:キャリッジ
6:ガイドシャフト
7:記録手段(記録ヘッド)
8:インクタンク
9:インクタンク
9a:インクタンク
10:インクタンク
10a:インクタンク
11:インクタンク
12:吐出口面
13:インクの吐出口列
13a:インクの吐出口列
13b:インクの吐出口列
14:インクの吐出口列
15:インクの吐出口列
16:インクの吐出口列
17:排紙ローラ
18:拍車
19:回復系ユニット
20:ワイパーホルダ
21:ワイパー
Claims (6)
- インクジェットヘッドのワイピング機構を有するインクジェット記録装置に使用される、複数のインクを独立に有してなるインクジェット用のインクセットであって、下記のインクA及びインクBを少なくとも含むことを特徴とするインクセット。
(1)染料Aと、該染料Aの良溶媒と、該染料Aの貧溶媒とを少なくとも含み、該染料Aの良溶媒を合計5〜20質量%含有し、該染料Aの貧溶媒を合計6質量%以上含有することを特徴とするインクA。
(2)染料Bと、該染料Aと該染料Bのどちらにも良溶媒である良溶媒とを少なくとも含み、該良溶媒を合計15質量%以上含有し、該染料A及び該染料Bの貧溶媒を含有していたとしても、該貧溶媒の含有量が合計5質量%未満であることを特徴とするインクB。 - 上記貧溶媒の主溶媒が、HOCH2(CH2)nCH2OH(n=1から6)で表される水溶性有機溶剤である請求項1に記載のインクセット。
- 上記HOCH2(CH2)nCH2OH(n=1から6)で表される水溶性有機溶剤が、1,5−ペンタンジオールである請求項2に記載のインクセット。
- インクBが更に尿素を含有する請求項1〜3の何れか1項に記載のインクセット。
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