JP2005297831A - シートスライド機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スライドレールの断面形状を一定としたまま着座規制ができるようにする。
【解決手段】 車室1内にシート3を車両前後方向2へスライド可能に設けたシートスライド機構において、設定した着座範囲22以外の位置では、シート3のシートクッション部4が跳ね上げ状態となるよう構成している。
【選択図】 図1
【解決手段】 車室1内にシート3を車両前後方向2へスライド可能に設けたシートスライド機構において、設定した着座範囲22以外の位置では、シート3のシートクッション部4が跳ね上げ状態となるよう構成している。
【選択図】 図1
Description
この発明は、シートスライド機構に関するものである。
自動車などの車両では、車室内に車両前後方向へスライド可能にシートが取付けられている。シートをスライドさせるシートスライド機構は、車室内に車両前後方向へ敷設されたスライドレールと、シートに取付けられてスライドレールにスライド嵌合されるシートライナーと、スライドレールに車両前後方向に沿って多数形成されたシートロック孔と、シートライナーに取付けられてシートロック孔に対して嵌合離脱可能なスライドロックとを備えている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平10−86768号公報
特開2002−362199号公報
特開2003−252089号公報
しかしながら、上記特許文献1、2に記載されたシートスライド機構では、長尺のスライドレールに対し任意の位置でシートをロックできるようにしていたため、シートベルトの対応範囲外においても乗員が着座できてしまうという問題があった。
また、上記特許文献3に記載されたシートスライド機構では、着座規制のために、シートの着座範囲とそれ以外の範囲とでスライドレールの断面形状を変えて一定でなくしていたので、スライドレールを一体押出構造とすることができず、コストや重量の面で不利になるという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明では、車室内にシートを車両前後方向へスライド可能に設けたシートスライド機構において、設定した着座範囲以外の位置では、シートのシートクッション部が跳ね上げ状態となるよう構成されたシートスライド機構を特徴としている。
この発明によれば、設定した着座範囲以外の位置では、シートのシートクッション部が跳ね上げ状態となるよう構成されたことにより、着座範囲以外では着座できないようにすることができる。以て、シートベルトの対応範囲外での着座規制を行うことが可能となる。
スライドレールの断面形状を一定としたまま着座規制ができるようにするという目的を、スライドレールの着座範囲に車両前後方向へ延びる長孔を形成すると共に、長孔への嵌合時にシートクッション部が着座可能状態となり、長孔への非嵌合時にシートクッション部が跳ね上げ状態となるよう構成された着座位置規制アームをシートライナーに設ける、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図10は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成を説明すると、図1に示すように、自動車などの車両では、車室1内に車両前後方向2へスライド可能にシート3が取付けられている。このシート3は、乗員の腰部を下方から支持するシートクッション部4と、乗員の背部を後方から支持するシートバック部5と、乗員の頭部を後方から支持可能なヘッドレスト部6とを備えている。
上記したシート3をスライドさせるシートスライド機構11は、車室1内に略車両前後方向2へ敷設されたスライドレール12と、図2に示すように、シート3に取付けられてスライドレール12にスライド嵌合されるシートライナー13と、図3、図4に示すように、スライドレール12に車両前後方向2に沿って多数形成されたシートロック孔14と、図2に示すように、シートライナー13に取付けられてシートロック孔14に対して嵌合離脱可能なスライドロック15とを備えている。
ここで、図2に示すように、シート3は、シートクッション部4の内部に設けられたシートクッションフレーム17と、シートバック部5の内部に設けられたシートバックフレーム18とをシート支持フレーム19で支持する構造を備えており、シートライナー13は、シート支持フレーム19の下部に取付けられている。シートライナー13は、ほぼ逆T字状を呈している。また、スライドロック15は、図示しないレバーなどによって操作されるよう構成されている。一方、図3、図4に示すように、スライドレール12は、例えば、上側がスリット状に開放されたC字チャンネル状などを呈している。また、シートロック孔14は、図1に示すように、着座範囲22(と対応する位置)や着座範囲22以外の位置(例えば、シート格納位置23など)に適宜設定される。シートロック孔14は、例えば、C字チャンネル状のスライドレール12の一側面に形成する。
この実施例のものでは、図1に示すように、設定した着座範囲22以外の位置では、シート3におけるシートクッション部4が跳ね上げ状態となるよう構成する。そのために、先ず、図2に示すように、シートクッションフレーム17を、シート支持フレーム19に対して回動自在となるように軸支する(回動中心軸24)。なお、シートバックフレーム18も、シートバック部5がリクライニングし得るように、シート支持フレーム19に対して回動自在に軸支されている。
そして、図3に示すように、スライドレール12の着座範囲22(と対応する位置)に対してのみ車両前後方向2へ延びる長孔26を形成すると共に、図5、図6に示すように、長孔26への嵌合時にシートクッション部4が着座可能状態となり、長孔26への非嵌合時にシートクッション部4が跳ね上げ状態となるよう構成された着座位置規制アーム27を、シートライナー13に設ける。
ここで、図3に示すように、長孔26は、例えば、C字チャンネル状のスライドレール12の他側面に形成する。図2に示すように、着座位置規制アーム27は、シートライナー13に回動自在に軸支された縦軸31に対して半径方向へ所要の長さで延設されている。そして、この縦軸31の軸心から偏心した位置とシートクッションフレーム17の回動中心から偏心した位置との間にロッド34を連結してシート跳ね上げ機構を構成し、このシート跳ね上げ機構によって、シートクッション部4の跳ね上げ動作に連動して着座位置規制アーム27が回動されて長孔26とは非嵌合となり、また、シートクッション部4の跳ね上げ状態からの戻し動作に連動して着座位置規制アーム27が逆方向に回動されて長孔26へ嵌合されるようにする。
更に、図10に示すように、スライドレール12を車室1の前部から後部に亘る長さの長尺物とし(ロングスライドレール37)、長尺のスライドレール12における、前席(いわゆる最前列シート)と中間席(いわゆるセカンドシート)と後席(いわゆるサードシートまたは3列目シート)とに対応する着座範囲22にそれぞれ長孔26を形成する。なお、特に図示していないが、このロングスライドレール37に対して、図1に示すようなシート格納位置23などを設定することもできる。
次に、この実施例の作用について説明する。
この実施例によれば、設定した着座範囲22以外の位置では、シート3のシートクッション部4が跳ね上げ状態となるよう構成されたことにより、着座範囲22以外では着座できないようにすることができる。以て、シートベルトの対応範囲外での着座規制を行うことが可能となる。
より具体的には、スライドレール12の着座範囲22に車両前後方向2へ延びる長孔26を形成すると共に、長孔26への嵌合時にシートクッション部4の着座可能状態となり、長孔26への非嵌合時にシートクッション部4が跳ね上げ状態となるよう構成された着座位置規制アーム27をシートライナー13に設けたことにより、着座範囲22以外では着座できないようにし、シートベルトの対応範囲外での着座規制を行うことができるようになる。しかも、スライドレール12の断面形状は一定のままで良い。
上記をより詳しく説明すると、シート3が着座範囲22にある場合に、図5、図7に示すように、シートクッション部4を着座可能状態(非跳ね上げ状態)とすると、ロッド34を介して着座位置規制アーム27が回動されて長孔26へ嵌合される。この状態では、シート3の移動は、着座位置規制アーム27と長孔26との干渉が生じない範囲内に規制されることとなる。即ち、シート3は、着座範囲22のみでの移動・固定が可能となる。反対に、着座範囲22以外への移動・固定はできない。なお、シートクッション部4を跳ね上げ状態とすることもできる。
そして、シート3が着座範囲22にある場合に、図6、図8に示すように、シートクッション部4を跳ね上げ状態とすると、ロッド34を介して着座位置規制アーム27が上記とは反対方向に回動されて長孔26とは非嵌合となる。この状態では、シート3の移動は、何ら規制されないこととなる。即ち、シート3は、着座範囲22および着座範囲22以外への移動・固定が可能となる。なお、着座範囲22内に限りシートクッション部4を着座可能状態(非跳ね上げ状態)とすることもできる。
更に、シート3が着座範囲22以外にある場合には、図9に示すように、長孔26がないため、着座位置規制アーム27は長孔26に対して非嵌合の状態となり、シートクッション部4は跳ね上げ状態に保持される。この状態では、シート3の移動は、何ら規制されないこととなる。即ち、シート3は、着座範囲22および着座範囲22以外への移動・固定が可能である。但し、シートクッション部4を着座可能状態(非跳ね上げ状態)とすることはできない。
そして、スライドレール12を車室1の前部から後部に亘る長さの長尺物とし(ロングスライドレール37)、長尺のスライドレール12における、前席と中間席と後席とに対応する着座範囲22にそれぞれ長孔26を形成したことにより、1本のスライドレール12(ロングスライドレール37)で前席と中間席と後席との全てを独立してスライドさせることが可能となり、以て、部品点数を削減することができる。しかも、構造上、スライドレール12の断面形状を全長に亘って一定とすることができるので、スライドレール12を一体押出構造として、重量やコストを削減することが可能となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
1 車室
2 車両前後方向
3 シート
4 シートクッション部
12 スライドレール
13 シートライナー
14 シートロック孔
15 スライドロック
22 着座範囲
26 長孔
27 着座位置規制アーム27
2 車両前後方向
3 シート
4 シートクッション部
12 スライドレール
13 シートライナー
14 シートロック孔
15 スライドロック
22 着座範囲
26 長孔
27 着座位置規制アーム27
Claims (3)
- 車室内にシートを車両前後方向へスライド可能に設けたシートスライド機構において、
設定した着座範囲以外の位置では、シートのシートクッション部が跳ね上げ状態となるよう構成したことを特徴とするシートスライド機構。 - 車室内に車両前後方向へ延びるスライドレールを敷設すると共に、該スライドレールにスライド嵌合されるシートライナーをシートに取付け、
スライドレールに車両前後方向に沿ってシートロック孔を多数形成すると共に、シートライナーに前記シートロック孔に対して嵌合離脱可能なスライドロックを取付け、
更に、スライドレールの着座範囲に車両前後方向へ延びる長孔を形成すると共に、該長孔への嵌合時にシートクッション部が着座可能状態となり、前記長孔への非嵌合時にシートクッション部が跳ね上げ状態となるよう構成された着座位置規制アームをシートライナーに設けたことを特徴とする請求項1記載のシートスライド機構。 - 前記スライドレールを車室の前部から後部に亘る長さの長尺物とし、該長尺のスライドレールにおける、前席と中間席と後席とに対応する着座範囲にそれぞれ前記長孔を形成したことを特徴とする請求項2記載のシートスライド機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004118532A JP2005297831A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | シートスライド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004118532A JP2005297831A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | シートスライド機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005297831A true JP2005297831A (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=35329893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004118532A Pending JP2005297831A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | シートスライド機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005297831A (ja) |
-
2004
- 2004-04-14 JP JP2004118532A patent/JP2005297831A/ja active Pending
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