JP2005297099A - 部品組立装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高精度の組立作業が可能でかつ生産効率が高く、しかも構成がシンプルで低コストにて構成できる部品組立装置を提供する。
【解決手段】 搬入ステーション13aと搬出ステーション13kとそれらの間の1又は複数の中間ステーション13b〜13jを一直線上にかつ等間隔に配設し、各ステーション13a〜13kにはステータ(ワーク)2を位置決めして保持するワーク保持治具14〜17を設置するとともに任意の中間ステーションにはワーク保持治具14〜17に保持されたステータ2に対して所要の作業を行う各種作業手段を配設し、搬出ステーション13k以外の各ステーション13a〜13jにおけるワーク保持治具14〜17上のステータ2を保持して後続するステーション13b〜13kのワーク保持治具14〜17上に一斉に移載する移載手段30を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は部品組立装置に関し、特にコンパクトな構成で生産効率の高い部品組立装置に関するものである。
従来、高い生産効率で部品の組立を行う組立装置としては、搬送用コンベアと複数の組立ユニットを組み合わせた構成のものが一般的に知られている。また、単一作業を行う組立ユニットをベルトコンベアによって単純に連結したシステムでは、各工程毎に作業を行うため若しくはワークの取り置きのために作業者が必要である。そこで、これを解決する手段としてパレットを用いた搬送方式が知られている。例えば、パーツを載置したパーツパレットをパーツパレット供給用コンベアにて各組立ユニットに供給するとともに、組立パレットを組立パレット搬送用コンベアにて各組立ユニットに供給し、各組立ユニットでパーツパレット内の部品を取り上げ、組立パレット上のワークに自動組立を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、単一の筐体内に、搬送コンベアと、回送コンベアと、これらコンベア上に載置される搬送パレットと、搬送パレット上のワークに対して各種作業の何れかを行う作業装置を収容したユニット型の組立装置と、複数のユニット型組立装置を組み合わせて物品組立ラインシステムを構成することも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
また、ターンテーブルを周方向に複数分割してそれぞれに保持治具を設置するとともに保持治具の設置間隔で間欠回転駆動し、供給コンベアから移載装置にて保持治具上にワークを保持させ、保持治具の停止位置に対応させてターンテーブルの周囲に配設した各種組立装置にて保持治具に保持されているワークに対して組立作業を行い、組立の完了したワークを保持治具から移載装置にて搬出コンベアに移載するようにしたものが知られている(例えば、特許文献3参照。)。
さらに、ワークの複数の面に部品を組み立てるために、搬送コンベアに沿って複数のワークステーションを配設し、各ワークステーションには周囲に複数の部品組立ユニットを配置したターンテーブルを設けるとともに、搬送コンベアとターンテーブル間でワークを搬入・搬出する移載ユニット設け、かつその移載ユニットに、移載中にワークの組立面を所定方向に向ける向き変更手段を持たせたものが知られている(例えば、特許文献4参照。)。
特開平5−104363号公報 特開平7−1298号公報 特開平7−68436号公報 特開平6−114655号公報
ところが、上記特許文献1や特許文献2に開示されているようにパレットを用い、パレット上にワークを保持させて組立装置を順次移動させて組み立てる方式では、パレットの寸法精度を高くしないと高精度の組立を行うことができず、寸法精度の高いパレットが多数必要になってコスト高になるとともに、搬送する間のパレットの損耗や損傷によって稼働率が急激に低下する恐れがあり、またワークの品種毎にパレットを用意する必要があるとともに、機種切り替えごとにパレットを交換する必要があるため切り替えロスが多大となり、またパレットを循環させる機構が必要となるとともに、パレットの搬送コンベアとパレットの位置決め装置や組付装置を組み合わせるために構成が複雑になり、かつ1工程に少なくともパレット以上の大きさのスペースが必要であるため、装置構成が複雑で大掛かりとなり、コンパクトで安価な構成を実現できず、またパレット搬送はその高速化が困難で、タクトタイムの短縮化・生産性向上に限界があり、また大掛かりなシステムを駆動するために原動費が増大するなどの問題がある。
また、特許文献3や特許文献4に開示されているようにターンテーブルを用いる方式でも、分割数分の保持治具が必要であるためコスト高となるとともに、治具寸法、テーブルの傾き等により品質にばらつきが発生する恐れがあり、またテーブルの分割数が多くなるほどテーブル外径が大きくなり、設備面積が大きく、原動費が増大するという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、高精度の組立作業が可能でかつ生産効率が高く、しかも構成がシンプルで低コストにて構成できる部品組立装置を提供することを目的とする。
本発明の部品組立装置は、搬入ステーションと搬出ステーションとそれらの間の1又は複数の中間ステーションを一直線上にかつ等間隔に配設し、各ステーションにはワークを位置決めして保持するワーク保持治具を設置するとともに任意の中間ステーションにはワーク保持治具に保持されたワークに対して所要の作業を行う作業手段を配設し、搬出ステーション以外の各ステーションにおけるワーク保持治具上のワークを保持して後続するステーションのワーク保持治具上に一斉に移載する移載手段を設けたものである。
この構成によると、すべてのワークについて各ステーション毎に1つのワーク保持治具にてワークを保持した状態で組付などの作業を行うので、各ワークをそれぞれ保持したパレットを順次各工程に移動させる場合に比して高精度の組付作業が可能であるとともに品質のばらつきを小さくすることができ、また組付工程数に応じたワーク保持治具を設けるだけでよいので必要最小限の数のワーク保持治具を設けるだけで良くかつステーション間の間隔もワークの幅に近づけることができ、また各ステーションが一直線上に等間隔に配設されているのでワークを各ワーク保持治具間で一斉に移載する移載手段の構成も簡単な構成とすることができ、構成がコンパクトでかつシンプルとなるため、安価に構成することができる。
また、任意のステーションにおいて、ワーク保持治具をその軸芯回りに任意の回転位置に回転する保持治具回転手段を設けると、ワークの垂直軸芯回りの向きを任意に向けて組立作業を行うことができ、かつワーク保持治具をその軸芯まわりに回転させても精度低下を殆ど生じないのでワークの向きを変えても高精度を維持することができる。
また、移載手段は、各ステーションの配列方向と平行な単一の長手部材と、この長手部材に上昇移動と各ステーション間の距離を水平に移動する水平移動と下降移動を行わせる移動機構と、長手部材にワーク保持治具上に保持された各ワークを把持するように設けられた複数のワーク把持具とを備えていると、各ステーションに保持されたワークを一斉に移載する移載手段を簡単で安価な構成にて実現することができる。
また、その長手部材をワーク保持治具配列部の一側部に配設し、ワーク把持具は長手部材からワーク保持治具上に向けて略水平方向に延出させると、ワーク保持治具配列部の上方ないし他側方の広い範囲に作業手段を配設することができ、作業手段の配置設計の自由度を高くできる。
また、長手部材をワーク保持治具配列部の上部に配設し、ワーク把持具は長手部材からワーク保持治具上に向けて略垂直方向に垂下させた構成とすることもでき、その場合ワーク保持治具配列部の両側方に作業手段を配設することができる。
また、移動機構の動作待機位置を、各把持具が水平移動経路上の各ワーク保持治具間の中間に位置する位置に設定すると、把持具の待機位置を移動経路上に設定しているため、把持具を退避位置に退避移動させることなく、待機状態の把持具と作業手段の配置空間や作業空間との干渉を回避でき、また待機位置から直ちに移載動作に移れるので、移載動作のタクトタイムの短縮化を図ることができる。
また、移載手段の任意のワーク把持具をその軸芯回りに任意の回転位置に回転する把持具回転手段を設けると、移載動作中に把持具の軸芯回りにワークの向きを変えてワークに対する作業面の切り換えを行うことができ、特に上記ワーク保持治具の軸芯まわりの回転動作を組み合わせると、ワークの任意の面に対する組立作業を行うことができる。
また、移載手段は、長手部材の移動経路を規定する溝カムと、長手部材を溝カムに沿って移動させる揺動レバーと、揺動レバーを往復回動駆動するサーボモータと、サーボモータの回転を加減速制御する制御手段とを備えると、サーボモータにて揺動レバーを往復回転させることで、高速でかつ簡単な構成にて所定の移載動作を行わせることができるとともに、そのサーボモータを加減速制御することでワークに対する衝撃を抑制した移載動作を実現することができる。
本発明の部品組立装置によれば、すべてのワークについて組立工程毎に設けた各ワーク保持治具にてワークを保持した状態で組付などの作業を行うので、高精度で品質のばらつきのない組立作業が可能となる。また、組立工程数に応じた必要最小限の数のワーク保持治具を設けるだけで良く、かつワーク保持治具間の間隔をワークの幅に近づけることができ、また一直線上に等間隔で配置した各ワーク保持治具間でワークを一斉に移載する移載手段も簡単な構成とすることができるので、簡単かつコンパクトで安価に構成することができる。また、搬送パレット等を使用しないので工程内の仕掛品の数を少なくする事ができる。
以下、本発明の部品組立装置をモータのステータ組立装置に適用した一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1において、10はモータのステータを組み立てる部品組立装置であり、具体的には図6に示すように、コイル巻線4を巻装したステータコア3と基板5と溶着板6とを溶着によって一体化してステータ2を構成するとともにコイル巻線4から延出されたリード4a、4b、4cと基板5の電極とを半田付けする工程を実施するものである。なお、このステータ2は後続工程に送られて、図7に示すように、ロータ7とモータ軸8とモータケース9を組み付けられてモータ1が構成される。
部品組立装置10は、その架台11の上面にベースプレート12が配設され、その上に図2に示すように、複数個(本実施形態では11個)のステーション13a〜13kが一直線上にかつ等間隔に設定されている。
最初の搬入ステーション13aには、ステータコア3から突出された溶着ピン3aを基板5に形成されたピン穴5a及び溶着板6に形成されたピン穴6aに挿通し、ステータコア3上に基板5と溶着板6をセットした状態で搬入される。次の溶着ステーション13bでは溶着板6上に突出している溶着ピン3aの突出部に超音波振動エネルギーを付与して溶融させ、ステータコア3と溶着板6の間に基板5を挟持した状態で溶着ピン3aを介して一体溶着する。次の高さ検査ステーション13cでは溶着部の高さを検出して溶着の適否を検査する。次のステーション13dは空きステーションである。
次の3つの半田付けステーション13e〜13gでは、コイル巻線4のリード4a、4b、4cと基板5の電極とを半田付けする。次の2つの画像検査ステーション13h、13iでは、半田付け状態を画像認識によって検査を行う。具体的には、画像検査ステーション13hでは上方に配設した認識カメラにて溶接部の平面形状を画像認識して検査し、画像検査ステーション13iでは3方向に配設した認識カメラにて溶接部の側面形状を画像認識して検査する。また、各リード4a、4b、4cの半田付け部を順次検査するようにステータ2の向きを順次切り換えるように構成されている。
次の高さ検査ステーション13jでは、ステータ2の高さを検出してステータ2の総高さ寸法の検査を行う。そして、最後の搬出ステーション13kから検査済みの完成したステータ2が取り出される。
上記ステーション13a〜13dには、ステータコア3上に基板5と溶着板6がセットされた状態のステータ2を位置決めして保持するワーク保持治具14が固定して設置されている。次の3つの半田付けステーション13e〜13gには、基板5上にステータコア3及びリード4a〜4cが位置するように上下反転されたステータ2を位置決めして保持するとともに、各リード4a〜4cがそれぞれ所定の半田付け作業位置に向くようにステータ2を保持した後所定角度位置に旋回する旋回可能なワーク保持治具15が設置されている。次の2つの画像検査ステーション13h、13iには、上下反転されたステータ2を位置決めして保持するとともに、各リード4a〜4cの半田付け部が順次画像認識位置に位置するように互いに連動して旋回するワーク保持治具16が設置されている。最後の2つのステーション13j、13kには上下反転されたステータ2を位置決めして保持するワーク保持治具17が固定して設置されている。
ワーク保持治具15は、図3に示すように、ベースプレート12に設置された軸受部18にて垂直な軸芯回りに回転自在に支持されるとともに、ベースプレート12の下面に取付ブラケット19を介して取付けられたロータリーアクチュエータ20にて軸継手21を介して回転駆動可能に構成され、基板5上に位置するリード4a、4b、4cをそれぞれ半田付け作業位置に向けるように構成されている。
ワーク保持治具16は、図4に示すように、ベースプレート12に設置された軸受部22にて垂直な軸芯回りに回転自在に支持されるとともに、その回転軸16aの下端部にタイミングプーリ23が固定されている。また、ベースプレート12の下面に取付ブラケット24を介してサーボモータ25が取付けられ、その出力軸に固定されたタイミングプーリ26と上記一対のタイミングプーリ23の間にタイミングベルト27が巻回され、一対のワーク保持治具16を同期して回転駆動可能に構成され、また一方の回転軸16aの下端に位置検出板28を取付けるとともにその検出手段28aを取付ブラケット29を介してベースプレート12の下面に取り付け、ワーク保持治具16の回転位置を検出し、その検出結果に基づいてサーボモータ25を制御することにより基板5上に位置するリード4a、4b、4cを順次半田検査位置に位置決めするように構成されている。
以上の各ワーク保持治具14〜17の配列部の一側部に、各ステーション13a〜13jのワーク保持治具14〜17上のステータ2を一斉に把持し、後続するステーション13b〜13kのワーク保持治具14〜17上に一斉に移載する移載手段30が配設されている。この移載手段30は、図5に示すように、各ステーション13a〜13kの配列方向と平行な単一のアングル材から成る長手部材31を有し、この長手部材31にステーションの数より1つ少ない10個のワーク把持具32がステーション13a〜13jと同一の配置ピッチにて水平姿勢で配設されている。ワーク把持具32は水平方向に開閉してステータ2を両側から挟持して把持する一対の把持爪32aと、その開閉用のアクチュエータ32bにて構成されている。
また、ステーション13dから13eに向けて移載するワーク把持具32は、その開閉用のアクチュエータ32bの基端がロータリーアクチュエータ33の出力軸に固定されたクランプ34の取付板34aに締結固定されている。ロータリーアクチュエータ33は、取付ブラケット35を介して長手部材31に取り付けられている。これにより、ワーク把持具32は、移載動作中に180°回転してステータ2を上下反転して移載するように構成されている。
長手部材31は、架台11に設置された垂直な支持板36に装着された一対の垂直ガイド部37と、これら垂直ガイド部37にて上下移動自在に支持された水平ガイド部38とによって取付板39を介して上下方向及び長手部材31の長手方向に移動自在に支持されている。また、長手部材31の略中央部位置で取付板39から連結板40が垂下され、この連結板40の下端部の外側面と内側面にそれぞれカムフォロア41が取付けられている。外側のカムフォロア41は、支持板36に支持脚部材42を介して装着された溝カム板43に形成されている逆U字状のガイド溝44に係合されている。また、内側のカムフォロア41は、支持板36に支持脚部材45を介して装着されたモータ支持板46に固定されているサーボモータ47の出力軸に固定された揺動レバー48の長溝49に係合されている。これにより、サーボモータ47を180°往復回転駆動することで、揺動レバー48が180°往復揺動し、その長溝49に係合しているカムフォロア41及び逆U字状のガイド溝44に係合しているカムフォロア41にて、連結板40、取付板39を介して長手部材31が逆U字状のガイド溝44の形状に合わせて上昇移動と水平移動と下降移動から成る移載動作を行うように構成されている。
移動手段30の動作待機位置は、図2に示すように、各ワーク把持具32が各ステーション13a〜13kの間の水平移動経路の中間に位置設定されている。また、サーボモータ47の回転を、その駆動制御手段(図示せず)にて適切に加減速制御するように構成され、ステータ2の移載時に衝撃を与えることなくかつ中間は高速にて移動させて移載のタクトタイムを短縮するように構成されている。
図1に示すように、溶着ステーション13bのワーク保持治具14の直上には突出した溶着ピン3aを加圧しながら超音波振動エネルギーを付与して超音波溶着する超音波溶着装置51が配設されている。高さ検査ステーション13cのワーク保持治具14の直上には各溶着部の高さを検出する高さ測定装置52が配設されている。半田付けステーション13e〜13gでは、ワーク保持治具15の上部から移載装置30とは反対側の他側部にわたって、半田ごて53及びその他半田供給ノズルやエアブロー管や導通確認端子などを備えた半田付け装置が配設されている。画像検査ステーション13hでは、ワーク保持治具15の上部の半田付け部の直上位置に照明手段を備えた認識カメラ54が配設されている。画像検査ステーション13iでは、ワーク保持治具15の上部の半田付け部の直上に照明手段55が配設されるとともに、移載装置30とは反対側の他側部に横方向の複数箇所から半田付け部を画像認識する複数の認識カメラ56が配設されている。高さ検査ステーション13jでは、ステータ2の高さ寸法を検出する高さ測定装置57がワーク保持治具15の直上に配設されている。
また、搬入ステーション13aには、ステータ2の搬入状態及び搬入アームの退出を検出するセンサ(図示せず)が配設され、搬出ステーション13kにも、ステータ2の搬出状態及び搬出アームの退出をセンサ(図示せず)が配設され、制御手段(図示せず)は、搬出ステーション13kからのステータ2の搬出と搬入ステーション13aへのステータ2の搬入を確認した後、移載手段30を動作させ、移載後に各作業装置である超音波溶着装置51、高さ測定装置52、半田ごて53などの半田付け装置、認識カメラ54、56、高さ測定装置57などを動作制御して組立作業を行い、各ステーション13b〜13jでの作業完了後移載手段30を再び動作させるように構成されている。
以上の構成の部品組立装置10によれば、ステータコア3上に基板5と溶着板6をセットした状態のステータ2を搬入ステーション13aに順次搬入することで、ステータ2が各ステーション13b〜13jに順次移載されて組立及び検査が行われて搬出ステーション13kに移載され、この搬出ステーション13kから完成した検査済のステータ2を取り出すことができる。また、その組立工程では、すべてのステータ2について各ステーション13a〜13k毎に1つのワーク保持治具14〜17にてステータ2を保持した状態で各種作業を行うので、各ステータ2をそれぞれ保持したパレットを順次各工程に移動させる場合に比して、高精度の組立作業が可能であるとともに品質のばらつきを小さくすることができる。
また、組立工程数に応じたワーク保持治具14〜17を設けるだけでよいので必要最小限の数のワーク保持治具を設けるだけで良く、かつステーション13a〜13kの間の間隔もパレットの場合に比して短くすることができるので、コンパクトに構成することができる。
また、上記のようにコンパクトに構成でき、かつ各ステーション13a〜13kが一直線上に等間隔に配設されているため、ステータ2を各ワーク保持治具14〜17間で一斉に移載する移載手段30の構成も簡単な構成とすることができるため、安価に構成することができる。
また、半田付けステーション13e〜13gや画像検査ステーション13h、13iにおいて、ワーク保持治具15、16をその軸芯回りに任意の回転位置に回転できるようにしているので、ステータ2の垂直軸芯回りの向きを所望の回転位置に位置決めして半田付けや検査などの組立作業を簡単な装置にて短時間で効率良く行うことができ、かつワーク保持治具15、16をその軸芯まわりに回転させても精度低下を殆ど生じないのでステータ2の向きを変えても高精度を維持することができる。
また、移載手段30が、単一の長手部材31と、長手部材31にワーク保持治具14〜17上に保持された各ステータ2を把持するように設けられた複数のワーク把持具32と、長手部材31に上昇移動と水平移動と下降移動を行わせる移動機構にて構成しているので、各ステーション13a〜13jに保持されたステータ2を簡単で安価な構成にて一斉に移載することができる。
また、移載手段30は、各ワーク把持具32が水平移動経路上の各ワーク保持治具14〜17間の中間位置にその動作待機位置を設定しているため、ワーク把持具32を退避位置に退避移動させることなく、待機状態のワーク把持具32と各作業手段の配置空間や作業空間との干渉を回避することができ、かつその待機位置から直ちに移載動作に移れるので、移載動作のタクトタイムの短縮化を図ることができる。
また、長手部材31をワーク保持治具14〜17の配列部の一側部に配設し、ワーク把持具32を長手部材31からワーク保持治具14〜17上に向けて略水平方向に延出させているので、ワーク保持治具14〜17配列部の上方ないし他側方の広い範囲に各種作業手段を配設することができ、作業手段の配置設計の自由度を高くできる。
また、空きステーション13dから半田付けステーション14eにステータ2を移載するワーク把持具32をロータリーアクチュエータ33にてその軸芯回りに回転するように構成したので、移載動作中にワーク把持具32を回転させてステータ2を上下に反転させてステータ2に対する作業面の切り換えを行うことができる。さらに、一般的にこのワーク把持具32の軸芯まわりの回転動作と上記ワーク保持治具15、16の軸芯まわりの回転動作を組み合わせると、特別な装置を介在させることなく、ワークの任意の面に対する組立作業を行うことができる。
また、移載手段30を、その長手部材31の移動経路を規定する逆U字状のガイド溝44を有する溝カム板43と、サーボモータ47にて往復回転駆動されるとともに長溝49を有する揺動レバー48と、長手部材31から垂下されかつガイド溝44と長溝49にそれぞれ係合するカムフォロア41を有する連結板40にて構成し、サーボモータ47の回転を制御手段にて加減速制御するように構成しているので、簡単な構成にて高速で所定の移載動作を行わせることができるとともに、移載時のステータ2に対する衝撃を抑制しながら高速での移載を実現することができる。
また、搬出ステーション14kからステータ2が搬出されたことを確認し、また搬入ステーション14aへのステータ2の搬入動作が完了したことを確認した後、移載手段30や各種作業手段などを動作制御するようにしているので、搬出ステーション14kからのステータ2の搬出と搬入ステーション13aへのステータ2の搬入によって自動的にかつ安全に次の組立動作を行わせることができる。
なお、上記実施形態の説明では、単一の部品組立装置10についてのみ説明したが、複数の部品組立装置10をライン状に配設するとともに、部品組立装置10、10間を適宜移載装置にて連結し、また必要に応じて所要の作業手段に自動部品供給装置を接続することによって、全自動組立ラインを実現することができる。
また、上記実施形態の移載手段30は、その長手部材31をワーク保持治具14〜17の配列部の一側部に配設し、ワーク把持具32を水平に延出した例を示したが、長手部材31をワーク保持治具14〜17の配列部の上部に配設し、ワーク把持具32は長手部材31からワーク保持治具14〜17に向けて略垂直方向に垂下させた構成とすることもできる。その場合には、ワーク保持治具14〜17の配列部の両側方に作業手段を配設することができる。また、長手部材31を2列並列に配置する事により、それぞれ別のワークを移載することもできる。
本発明の部品組立装置は、すべてのワークについて組立工程毎に設けた各ワーク保持治具にてワークを保持した状態で組立作業を行うので、高精度で品質のばらつきのない組立作業が可能となり、また組立工程数に応じた必要最小限の数のワーク保持治具を設けるだけで良くかつワーク保持治具間の間隔をワークの幅に近づけることができるのでコンパクトに構成でき、またワークの移載手段も一直線上に等間隔で配置した各ワーク保持治具間で一斉に移載するので構成が簡単になり、簡単かつコンパクトで安価に構成できるため、各種部品の自動組立装置に有用である。
本発明の一実施形態における部品組立装置の全体斜視図である。 同実施形態の各ステーションと移載手段の配設状態を示す平面図である。 同実施形態の半田付けステーションにおけるワーク保持治具配設部の斜視図である。 同実施形態の画像検査ステーションにおけるワーク保持治具配設部の斜視図である。 同実施形態の移載手段の斜視図である。 ステータの分解斜視図である。 モータの分解斜視図である。
符号の説明
2 ステータ(ワーク) 10 部品組立装置
13a〜13k ステーション
14〜17 ワーク保持治具
20 ロータリーアクチュエータ(保持治具回転手段)
25 サーボモータ(保持治具回転手段)
30 移載手段
31 長手部材
32 ワーク把持具
33 ロータリーアクチュエータ(把持具回転手段)
41 カムフォロア
43 溝カム板
44 逆U字状ガイド溝
47 サーボモータ
48 揺動レバー
49 長溝
51 超音波溶着装置(作業手段)
52、57 高さ測定装置(作業手段)
53 半田ごて(作業手段)
54、56 認識カメラ(作業手段)

Claims (8)

  1. 搬入ステーションと搬出ステーションとそれらの間の1又は複数の中間ステーションを一直線上にかつ等間隔に配設し、各ステーションにはワークを位置決めして保持するワーク保持治具を設置するとともに任意の中間ステーションにはワーク保持治具に保持されたワークに対して所要の作業を行う作業手段を配設し、搬出ステーション以外の各ステーションにおけるワーク保持治具上のワークを保持して後続するステーションのワーク保持治具上に一斉に移載する移載手段を設けたことを特徴とする部品組立装置。
  2. 任意のステーションにおいて、ワーク保持治具をその軸芯回りに任意の回転位置に回転する保持治具回転手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の部品組立装置。
  3. 移載手段は、各ステーションの配列方向と平行な単一の長手部材と、この長手部材に上昇移動と各ステーション間の距離を水平に移動する水平移動と下降移動を行わせる移動機構と、長手部材にワーク保持治具上に保持された各ワークを把持するように設けられた複数のワーク把持具とを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の部品組立装置。
  4. 長手部材をワーク保持治具配列部の一側部に配設し、ワーク把持具は長手部材からワーク保持治具上に向けて略水平方向に延出させたことを特徴とする請求項3記載の部品組立装置。
  5. 長手部材をワーク保持治具配列部の上部に配設し、ワーク把持具は長手部材からワーク保持治具上に向けて略垂直方向に垂下させたことを特徴とする請求項3記載の部品組立装置。
  6. 移動機構の動作待機位置を、各把持具が水平移動経路上の各ワーク保持治具間の中間に位置する位置に設定したことを特徴とする請求項3〜5の何れに記載の部品組立装置。
  7. 移載手段の任意のワーク把持具をその軸芯回りに任意の回転位置に回転する把持具回転手段を設けたことを特徴とする請求項3〜6の何れかに記載の部品組立装置。
  8. 移載手段は、長手部材の移動経路を規定する溝カムと、長手部材を溝カムに沿って移動させる揺動レバーと、揺動レバーを往復回動駆動するサーボモータと、サーボモータの回転を加減速制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項3〜7の何れかに記載の部品組立装置。
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