JP2005296543A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に係り、詳しくは、遊技媒体が流下する遊技領域に設けられた始動領域にて遊技媒体を検出する始動検出手段と、該始動検出手段により遊技媒体が検出されると、開閉部材により開閉される可変進入口を遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態とする始動動作を行う可変入賞装置と、該可変入賞装置に設けられた複数の領域のうちの特定領域に進入した遊技媒体を検出する特定検出手段とを備え、前記始動動作を行っているときに前記可変進入口に進入した遊技媒体が前記特定検出手段によって検出されると、前記始動動作よりも遊技者にとってさらに有利な特定態様で可変進入口を第1の状態に制御する特定遊技状態を発生させる遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko gaming machine, and more specifically, a start detection means for detecting a game medium in a start area provided in a game area where the game medium flows down, and the start detection means for playing the game medium. When detected, a variable winning device that performs a starting operation that changes the variable entrance that is opened and closed by the opening and closing member from a second state that is disadvantageous to the player to a first state that is advantageous to the player, and the variable winning device Specific detection means for detecting a game medium that has entered a specific area of the plurality of areas provided, and the game medium that has entered the variable entrance when performing the starting operation is detected by the specific detection means. The present invention relates to a gaming machine that, when detected, generates a specific gaming state in which a variable entrance is controlled to a first state in a specific manner that is more advantageous for the player than the starting operation.
始動入賞口(始動チャッカー)に遊技媒体である遊技球(パチンコ玉)が入賞することで大入賞口を構成する開閉部材(いわゆる羽根部材)が開放し、大入賞口に進入した遊技球が可変入賞装置内の入賞空間を経由してVゾーン(特定領域)に飛び込むV入賞が生じると、大当り(特定遊技状態)になるパチンコ遊技機が知られている。この種の遊技機は、ヒコーキタイプ等と呼ばれることもある。特定遊技状態では、開閉部材を連続開放するラウンドが、所定の開放サイクル数としてのラウンド数に達するまで継続して行われる。 A game ball (pachinko ball), which is a game medium, wins in the start winning opening (starting chucker), thereby opening and closing members (so-called blade members) constituting the large winning opening, and the game ball entering the large winning opening is variable. 2. Description of the Related Art Pachinko gaming machines are known in which a big hit (a specific gaming state) occurs when a V winning that jumps into a V zone (specific area) via a winning space in a winning device occurs. This type of gaming machine is sometimes referred to as a Hikoki type or the like. In the specific gaming state, the round in which the opening / closing member is continuously opened is continuously performed until the number of rounds as a predetermined number of opening cycles is reached.
従来、この種のパチンコ遊技機は、通常の遊技時に、始動入賞口、大入賞口、Vゾーンの順で遊技球を入賞させることが目標となるため、遊技内容が単純になり、遊技者の興味が次第に損なわれてしまうことがあった。そこで、回動自在な少なくとも2対の羽根部材と、各対の羽根部材の間に形成された複数の入賞口とを、可変入賞装置に設け、各対の羽根部材の回動制御で各入賞口への入賞確率を変化させることにより、遊技者の興味をそそり、演出効果の向上を図った遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された技術は、大役、中役、小役のいずれかの賞態様を抽選した結果に基づいて羽根部材の回動によるハネ開閉パターンを決定することにより、各対の羽根部材の間に形成された入賞口への入賞確率を変化させるものであり、入賞口への入賞確率は、遊技球がいずれの羽根部材によって取り込まれても異なるものではない。このため、遊技球がいずれの羽根部材によって取り込まれるかということに対する遊技者の期待感が薄れてしまい、結果として遊技興趣を向上させることが困難になっていた。
The technique disclosed in
この発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、遊技球がどこから可変入賞装置に進入するかについて遊技者の期待感を高め、遊技興趣が向上される遊技機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a gaming machine that enhances the player's expectation as to where the game ball enters the variable winning device, and is improved in gaming interest. .
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の遊技機は、遊技媒体が流下する遊技領域に設けられた始動領域(例えば始動入賞口6L、6C、6R)にて遊技媒体を検出する始動検出手段(例えば始動玉検出器41a〜41c)と、該始動検出手段により遊技媒体が検出されると、開閉部材(例えば開閉部材30a〜30f)により開閉される可変進入口(例えば可変進入口31a〜31f)を遊技者にとって不利な第1の状態(例えば可変進入口31a〜31fを閉じた状態)から遊技者にとって有利な第2の状態(例えば可変進入口31a〜31fを開成した状態)とする始動動作を行う可変入賞装置(例えば可変入賞装置5)と、該可変入賞装置に設けられた複数の領域のうちの特定領域(例えばV入賞口35)に進入した遊技媒体を検出する特定検出手段(例えば特定玉検出器40)とを備え、前記始動動作を行っているときに前記可変進入口に進入した遊技媒体が前記特定検出手段によって検出されると、前記始動動作よりも遊技者にとってさらに有利な特定態様で前記可変進入口を前記第2の状態に制御する特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)を発生させる遊技機(例えばパチンコ遊技機1)であって、前記可変進入口は、複数の開閉部材によりそれぞれ開閉可能に複数設けられ、前記可変入賞装置は、前記複数の可変進入口のいずれかに進入した遊技媒体を前記特定領域に誘導可能な誘導経路(例えば転動板37a〜37c、誘導通路34b、34cなど)を備え、前記誘導経路は、遊技媒体が前記複数の可変進入口のいずれに進入したかに応じて異なる割合(例えば図5(A)〜(D)に示すような可変入賞口に応じたV入賞確率)で、当該進入した遊技媒体を、前記特定領域及び前記特定領域とは異なる通常領域のいずれかに誘導するように構成されている。
In order to achieve the above object, the gaming machine according to
請求項2に記載の遊技機においては、所定の演出を実行する演出手段(例えば可変表示装置4、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9など)と、前記演出手段の演出制御を行う演出制御手段(例えば主基板11に搭載されたCPU103、及び表示制御基板12に搭載されたCPU122、ROM123、RAM124、VDP125など)とを備え、前記可変入賞装置は、前記複数の可変進入口のそれぞれに進入した遊技媒体を検出する複数の進入検出手段(例えば進入玉検出器42a〜42f)を備え、前記演出制御手段は、前記複数の進入検出手段のいずれかによって遊技媒体の進入が検出されたときに、当該遊技媒体の進入を検出した進入検出手段に応じて異なる演出態様で、前記演出手段による演出を実行する制御を行う進入時演出制御手段(例えばCPU103によるステップS263、S266、S267、S270、S271の処理に応じたCPU122によるステップS165のハネ進入時演出表示制御処理によって、図24(A)〜(E)に示すような報知情報61a〜61eを可変表示装置4に表示させる部分など)とを含む。
In the gaming machine according to
請求項3に記載の遊技機において、前記始動領域は、前記複数の開閉部材に対応して複数設けられ(例えば左始動入賞口6Lが開閉部材30a、30bに対応して設けられ、右始動入賞口6Rが開閉部材30c、30dに対応して設けられ、中始動入賞口6Cが開閉部材30e、30fに対応して設けられている点など)、前記可変入賞装置は、前記始動検出手段により前記複数の始動領域のいずれかにて遊技媒体が検出されたときに、前記複数の開閉部材のうちで前記始動検出手段によって遊技媒体が検出された始動領域に対応する開閉部材により前記複数の可変進入口のうちいずれかの可変進入口を開閉する始動動作を行う(例えばステップS141の始動動作設定処理において、ステップS140の遊技制御通常処理でステップS205、S207、S210のいずれかにてセットされたフラグに応じた処理が実行される点など)。
4. The gaming machine according to
請求項4に記載の遊技機において、前記可変入賞装置の左右に対向して設けられた複数対の開閉部材により前記複数の可変進入口を開閉する始動動作の制御を行う開閉動作制御手段(例えばCPU103がステップS223、S227、S232の処理を実行する部分など)を備え、前記複数対の開閉部材は、前記可変入賞装置の左右に対向した所定の設置位置に設けられて、前記複数の可変進入口のうち第1対の可変進入口を開閉する第1対の開閉部材(例えば開閉部材30aと30bの対、または、開閉部材30cと30dの対)と、前記可変入賞装置の左右において前記第1対の開閉部材の設置位置よりも下方の位置に設けられて、前記複数の可変進入口のうち前記第1対の可変進入口とは異なる第2対の可変進入口を開閉する第2対の開閉部材(例えば開閉部材30aと30bの対を第1対の開閉部材としたときの開閉部材30cと30dの対、または、開閉部材30cと30dを第1対の開閉部材としたときの開閉部材30eと30fの対)とを含み、前記誘導経路は、前記第2対の可変進入口のいずれかに進入した遊技媒体を、前記第1対の可変進入口のいずれかに進入した遊技媒体よりも高い割合(例えば図5(A)〜(D)示すような可変入賞口に応じたV入賞確率)で、前記特定領域に誘導するように構成され、前記開閉動作制御手段は、前記複数対の開閉部材のうちいずれか1対の開閉部材により可変進入口を開閉する始動動作を行っているときに、他の開閉部材による可変進入口の開閉を規制する開閉動作規制手段(例えばCPU103がステップS202の処理を実行した後にステップS141の始動動作設定処理やステップS142の始動動作中処理を実行し、少なくともステップS142の始動動作中処理が終了するまではステップS202の処理を続けて実行することがない点など)を含む。
5. The gaming machine according to
請求項5に記載の遊技機において、前記複数の可変進入口は、前記可変入賞装置の左右に対向して設けられた複数対の開閉部材によりそれぞれ開閉可能な複数対の可変進入口として設けられ、前記誘導経路は、前記可変入賞装置に進入した遊技媒体が進入する遊技媒体誘導路(例えば転動板37a〜37c)を、前記複数対の開閉部材の各対に対応して複数備え(例えば転動板37aが開閉部材30a、30bに対応して設けられ、転動板37bが開閉部材30c、30dに対応して設けられ、転動板37cが開閉部材30e、30fに対応して設けられている点など)、前記複数の遊技媒体誘導路は、前記複数対の開閉部材のうちで前記可変入賞装置の左右に対向した所定の設置位置に設けられた第1対の開閉部材によって開閉される第1対の可変進入口に進入した遊技媒体が進入する第1の遊技媒体誘導路(例えば転動板37a、または、転動板37bなど)と、前記複数対の開閉部材のうちで前記可変入賞装置の左右において前記第1対の開閉部材の設置位置よりも下方の位置に設けられた第2対の開閉部材によって開閉される第2対の可変進入口に進入した遊技媒体が進入する第2の遊技媒体誘導路(例えば転動板37aを第1の遊技媒体誘導路としたときの転動板37b及び37c、または、転動板37bを第1の遊技媒体誘導路としたときの転動板37cなど)とを含み、前記第1の遊技媒体誘導路は、前記第1対の可変進入口に進入した遊技媒体が前記特定領域に誘導されずに前記可変入賞装置から排出される排出通路(例えば排出通路34a、34d)へと通じる非特定領域(例えば誘導口33a、33d)と、前記第1対の可変進入口に進入した遊技媒体を前記第2の遊技媒体誘導路に進入させる下方誘導通路(例えば誘導通路34b、34c)へと通じる下方誘導領域(例えば誘導口33b、33c)とを含み、前記第2の遊技媒体誘導路は、遊技媒体を前記特定領域に誘導する特定領域誘導路(例えば転動板37c上を転動した遊技球が転動板37c上から落下した後にV入賞口35に進入する経路)と、遊技媒体を前記通常領域に誘導する通常領域誘導路と(例えば転動板37c上を転動した遊技球を通常領域36に落下させる経路)を含み、前記誘導経路は、前記第2の遊技媒体誘導路に進入した遊技媒体を、前記第1の遊技媒体誘導路に進入した遊技媒体よりも高い割合(例えば図6(A)〜(D)に示すような進入箇所に応じたV入賞確率)で、前記特定領域に誘導するように構成されている。
6. The gaming machine according to
請求項6に記載の遊技機においては、所定の演出を実行する演出手段(例えば可変表示装置4、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9など)と、前記演出手段の演出制御を行う演出制御手段(例えば主基板11に搭載されたCPU103、及び表示制御基板12に搭載されたCPU122、ROM123、RAM124、VDP125など)とを備え、前記可変入賞装置は、前記第1対の可変進入口に進入した遊技媒体を検出する第1対進入検出手段(例えば、進入玉検出器42a〜42d)と、前記第1の遊技媒体誘導路にて前記下方誘導領域に進入した遊技媒体が前記第2の遊技媒体誘導路に誘導されたことを検出する下方誘導検出手段(例えば経路通過玉検出器43b)とを備え、前記演出制御手段は、前記第1対進入検出手段によって遊技媒体が検出されたときに、前記演出手段により遊技媒体が前記第1対の可変進入口に進入した旨を報知する第1対進入時演出を実行する制御を行う第1対進入時演出制御手段(例えばCPU103によるステップS263、S266、S267の処理に応じたCPU122によるステップS342、S345、S346の処理によって、図24(A)〜(C)に示すような報知情報61a〜61cを可変表示装置4に表示させる部分など)と、前記下方誘導検出手段によって遊技媒体が検出されたときに、前記演出手段により前記第1対進入時演出とは異なる演出態様で、遊技媒体が前記第2の遊技媒体誘導路に誘導された旨を報知する下方誘導時演出を実行する制御を行う下方誘導時演出制御手段(例えばCPU103によるステップS274、S275、S278、S279の処理に応じたCPU122によるステップS363、S364、S368、S369の処理によって、図26(A)〜(D)に示す報知情報62a〜62dを可変表示装置4に表示させる部分など)とを含む、
In the gaming machine according to claim 6, effect means (for example,
請求項7に記載の遊技機においては、所定の演出を実行する演出手段(例えば可変表示装置4、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9など)と、前記演出手段の演出制御を行う演出制御手段(例えば主基板11に搭載されたCPU103、及び表示制御基板12に搭載されたCPU122、ROM123、RAM124、VDP125など)とを備え、前記可変入賞装置は、前記第1の遊技媒体誘導路に進入した遊技媒体を前記非特定領域もしくは前記下方誘導領域に振分け、または、前記第2の遊技媒体誘導路に進入した遊技媒体を前記特定領域誘導路から前記特定領域もしくは前記通常領域誘導路から前記通常領域に振り分ける振分け手段(例えば可動部材32a、32b)と、前記可変入賞装置に進入した遊技媒体が前記複数の遊技媒体誘導路のうち前記振分け手段を配置した前記第1または第2の遊技媒体誘導路に進入したことを検出する振分け誘導検出手段(例えば進入玉検出器42c〜42f、及び経路通過玉検出器43a、43b)とを備え、前記演出制御手段は、前記振分け誘導検出手段によって遊技媒体が検出されたときに、当該遊技媒体が前記振分け手段によって前記下方誘導領域または前記特定領域に振り分けられる割合が高められているか否かを、前記振分け誘導検出手段によって遊技媒体が検出されたタイミングに基づいて判定する振分け判定手段(例えばCPU103がステップS265、S269、S273、S277の処理を実行する部分など)と、前記振分け判定手段によって前記下方誘導領域または前記特定領域に振り分けられる割合が高められている旨の判定(ステップS265、S269、S273、S277におけるYesの判定)がなされたときに、前記演出手段により前記下方誘導領域または前記特定領域に振り分けられる割合が高められている旨を報知する振分け誘導時演出を実行する制御を行う振分け誘導時演出制御手段(例えばCPU103によるステップS267、S271、S275、S279の処理に応じたCPU122によるステップS346、S351、S364、S369の処理によって、図24(C)、図24(E)、図26(B)、図26(D)に示すような報知情報61c、61e、62b、62dを可変表示装置4に表示させる部分など)とを含む。
In the gaming machine according to claim 7, effect means (for example,
本発明は、以下に示す効果を有する。 The present invention has the following effects.
請求項1に記載の遊技機によれば、遊技媒体が複数の可変進入口のいずれに進入したかに応じて異なる割合で、特定領域あるいは通常領域のいずれかに誘導されるので、いずれの開閉部材によっていずれの可変進入口が開閉されるかという点や、いずれの可変進入口から可変入賞装置に遊技媒体が進入するかという点など、開閉部材による開閉動作や遊技媒体の動きに対する遊技者の期待感が高められ、遊技興趣を向上させることができる。
According to the gaming machine of
請求項2に記載の遊技機においては、複数の可変進入口のいずれに遊技媒体が進入したかに応じて異なる演出態様で演出手段による演出が実行されるので、いずれの可変進入口から可変入賞装置に遊技媒体が進入したかということを遊技者にわかりやすく報知することができ、遊技興趣を向上させることができる。
In the gaming machine according to
請求項3に記載の遊技機においては、複数の始動領域のいずれかにて遊技媒体が検出されたことに応じて、その遊技媒体が検出された始動領域に対応する開閉部材により可変進入口を開閉する始動動作を行うので、遊技者の技量に応じた遊技を提供することができ、遊技興趣を向上させることができる。
In the gaming machine according to
請求項4に記載の遊技機においては、互いに上下の位置に設けられた複数対の開閉部材によって開閉される複数の可変進入口のうちで、下方の位置に設けられた第2対の可変進入口に遊技媒体が進入したときに、上方の位置に設けられた第1対の可変進入口に進入したときよりも高い割合で、遊技媒体が特定領域に誘導されるので、いずれの可変進入口から可変入賞装置に遊技媒体が進入したかということに対する遊技者の期待感が高められ、また、複数対の開閉部材のうちいずれか1対の開閉部材により可変進入口を開閉しているときには他の開閉部材による他の可変進入口の開閉を行わないようにしたことで、下方の位置に設けられた第2対の可変進入口が開閉する際は第2対の可変進入口に遊技媒体が進入しやすくなり、遊技者に不満感を与えることを防止できる。
5. The gaming machine according to
請求項5に記載の遊技機においては、互いに上下の位置に設けられた第1対及び第2対の開閉部材のそれぞれに対応して、第1及び第2の遊技媒体誘導路が設けられ、第2の遊技媒体誘導路に遊技媒体が進入したときに、第1の遊技媒体誘導路に進入したときよりも高い割合で、遊技媒体が特定領域に誘導されるので、可変入賞装置内で遊技媒体がいずれの遊技媒体誘導路に進入するかということに対する遊技者の期待感が高められ、遊技興趣の向上を図ることができる。
In the gaming machine according to
請求項6に記載の遊技機においては、互いに上下の位置に設けられた第1対及び第2対の開閉部材のそれぞれに対応して、第1及び第2の遊技媒体誘導路が設けられ、下方誘導検出手段によって第1の遊技媒体誘導路にて下方誘導領域に進入した遊技媒体が第2の遊技媒体誘導路に誘導された旨の検出がなされたときに、第1対進入検出手段によって第1対の可変進入口に進入した遊技媒体が検出されたときに実行される第1対進入時演出とは異なる演出態様で、演出手段による下方誘導時演出が実行されるので、遊技媒体が特定領域に進入することに対する遊技者の期待感が高められ、遊技興趣を向上させることができる。 In the gaming machine according to claim 6, first and second game medium guiding paths are provided corresponding to the first and second pairs of opening and closing members provided at positions above and below each other, When it is detected by the lower guidance detection means that the game medium that has entered the lower guidance area in the first game medium guidance path is guided to the second game medium guidance path, the first pair entry detection means Since the effect at the time of the lower guidance by the effect means is executed in an effect mode different from the effect at the time of entering the first pair that is executed when the game medium that has entered the first pair of variable entrances is detected, The player's sense of expectation for entering a specific area can be enhanced, and the gaming interest can be improved.
請求項7に記載の遊技機においては、互いに上下の位置に設けられた第1対及び第2対の開閉部材のそれぞれに対応して、第1及び第2の遊技媒体誘導路が設けられ、振分け誘導検出手段によって第1または第2の遊技媒体誘導路に遊技媒体が進入したことが検出されたときに、振分け手段によって下方誘導領域または特定領域に遊技媒体が振り分けられる割合が高められている旨の判定が振分け判定手段によりなされた場合には、演出手段による振分け報知演出を実行することにより事前に下方誘導領域または特定領域に進入する割合が高められていることを遊技者は把握でき、遊技媒体が下方誘導領域または特定領域に進入することに対する遊技者の期待感が高められ、遊技興趣を向上させることができる。 In the gaming machine according to claim 7, first and second game medium guiding paths are provided corresponding to the first and second pairs of opening and closing members provided at positions above and below each other, When it is detected that the game medium has entered the first or second game medium guide path by the distribution guidance detection means, the ratio that the distribution medium is distributed to the lower guidance area or the specific area by the distribution means is increased. When the determination of the effect is made by the distribution determination means, the player can grasp that the ratio of entering the downward guidance area or the specific area is increased in advance by executing the distribution notification effect by the effect means, The player's sense of expectation that the game medium enters the lower guidance area or the specific area can be enhanced, and the game interest can be improved.
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。本実施例における遊技機としては、始動入賞口に遊技媒体としての遊技球が入賞することで開閉部材により可変進入口が所定時間開放され、開閉部材に拾われた遊技球が可変入賞装置内の所定領域に進入すると、大当りになって開閉部材が開閉動作を繰り返し実行するタイプの遊技機であればよい。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. As a gaming machine in the present embodiment, a game ball as a game medium wins at the start winning opening, so that the variable entrance is opened for a predetermined time by the opening and closing member, and the game ball picked up by the opening and closing member is stored in the variable winning device. If it enters into a predetermined area | region, it will be a big hit and the opening / closing member should just be a type of game machine which repeatedly performs opening / closing operation | movement.
図1は、この実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されている。
FIG. 1 is a front view of a pachinko gaming machine according to this embodiment, and shows an arrangement layout of main members. The pachinko gaming machine (gaming machine) 1 is roughly divided into a gaming board (gauge board) 2 that constitutes a gaming board surface, and a gaming machine frame (base frame) 3 that supports and fixes the
遊技領域のほぼ中央には、図2に示すような構成を有する可変入賞装置5が配置されている。可変入賞装置5の下方には、左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rがそれぞれ配設されている。左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rにはそれぞれ、始動玉検出器41a〜41c(図7)のそれぞれが対応して内蔵されており、各始動入賞口6L、6C、6Rに遊技球が入賞すると、遊技球は各始動玉検出器41a〜41cによって検出される。
A
この実施の形態では、可変入賞装置5の左右における所定位置にて、開閉部材30a〜30fのうちいずれか2つずつが対向して配置されることによって「ハネ」を形成し、合計3対の「ハネ」がそれぞれ回動可能に軸止されている。具体的な一例として図2に示すように、この実施の形態では、開閉部材30a、30bが1対の「ハネ」として、可変入賞装置5における左右上方の所定位置に設けられている。また、開閉部材30c、30dが開閉部材30a、30bの設置位置よりも下方の位置に設けられた1対の「ハネ」として、可変入賞装置5における左右中程の所定位置に設けられている。さらに、開閉部材30e、30fが開閉部材30a〜30dの設置位置よりも下方の位置に設けられた1対の「ハネ」として、可変入賞装置5における左右下方の所定位置に設けられている。開閉部材30a〜30fはそれぞれ、リンク機構を介してソレノイド50a〜50f(図7)のそれぞれに連結され、ソレノイド50a〜50fがオフしている通常状態では垂直状態にあり、ソレノイド50a〜50fがオンしたときに、傾斜状態となる。
In this embodiment, at two predetermined positions on the left and right sides of the variable
可変入賞装置5には可変進入口31a〜31fが形成されている。可変進入口31a〜31fのそれぞれは、開閉部材30a〜30fのそれぞれが対応して開閉する。すなわち、開閉部材30a〜30fが垂直状態であるときには可変進入口31a〜31fが閉鎖されており、開閉部材30a〜30fが傾斜状態になることにより、閉鎖されていた可変進入口31a〜31fが開成(開口)する。開閉部材30a〜30fにより拾われた遊技球は、開口した可変進入口31a〜31fを介して、可変入賞装置5内に形成された誘導空間に進入可能となる。
The
例えば、「ハネ」を形成する開閉部材30a〜30fの各対は、左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rのいずれかに対応付けられている。すなわち、始動玉検出器41a〜41cのいずれかによって遊技球が検出されたときには、その遊技球を検出した検出器と対応付けられた開閉部材30a〜30fのうちの一対(2つ)を傾斜状態として、可変進入口31a〜31fのうちの一対(2つ)を所定期間及び所定回数にわたり開口させるための所定条件が成立する。具体的な一例として、左始動入賞口6Lに進入した遊技球が始動玉検出器41aによって検出されたときには、開閉部材30a、30bにより可変進入口31a、31bを所定期間(例えば、0.5秒間)及び所定回数(例えば2回)にわたり開放するための始動条件が成立する。右始動入賞口6Rに進入した遊技球が始動玉検出器41cによって検出されたときには、開閉部材30c、30dにより可変進入口31c、31dを所定期間及び所定回数にわたり開放するための始動条件が成立する。中始動入賞口6Cに進入した遊技球が始動玉検出器41bによって検出されたときには、開閉部材30e、30fにより可変進入口31e、31fを所定期間及び所定回数にわたり開放するための始動条件が成立する。各始動入賞口6L、6C、6Rにて各始動玉検出器41a〜41cによって遊技球が検出されたことに応じて可変入賞装置5が行う可変進入口31a〜31fの開放動作を始動動作という。
For example, each pair of the opening /
可変入賞装置5において、可変進入口31a〜31fの近傍にはそれぞれ、進入玉検出器42a〜42fのそれぞれが対応して配置されており、可変進入口31a〜31fから可変入賞装置5内に進入した遊技球を検出する。各進入玉検出器42a〜42fにより遊技球が検出されたことに応じて、所定個数(例えば10個)の遊技球が払い出されてもよい。可変入賞装置5の内部には、それぞれが上段・中段・下段のステージとなって遊技球を転動させることが可能な3つの転動板37a〜37cによって仕切られた3つの誘導空間が形成されている。可変進入口31a、31bの下方には上段のステージとなる転動板37aが設けられ、可変進入口31a、31bから可変入賞装置5内に進入した遊技球は最初に転動板37a上の誘導空間に進入する。可変進入口31c、31dの下方には中段のステージとなる転動板37bが設けられ、可変進入口31c、31dに進入した遊技球は最初に転動板37b上の誘導空間に進入する。可変進入口31e、31fの下方には下段のステージとなる転動板37cが設けられ、可変進入口31e、31fに進入した遊技球は最初に転動板37c上の誘導空間に進入する。
In the
可変進入口31a、31bの下方に設けられた転動板37aの奥行き側(パチンコ遊技機1の背面に近い側)には、例えば、上段のステージにて中央部よりも左側に設けられて排出通路34aに連通された誘導口33aと、上段のステージにて中央部よりも右側に設けられて誘導通路34bに連通された誘導口33bとが形成されている。転動板37aには、可変進入口31a、31bから進入した遊技球を誘導口33a、33bのいずれかに誘導するように転動させる傾斜が形成されている。こうした形状により、例えば図4(A)に示すように、可変入賞装置5の左側上方に位置する可変進入口31aに進入した遊技球は、3/4の割合で上段のステージにおける左側の誘導口33aに進入し、1/4の割合で上段のステージにおける右側の誘導口33bに進入する。他方、可変入賞装置5の右側上方に位置する可変進入口31bに進入した遊技球は、1/4の割合で上段のステージにおける左側の誘導口33aに進入し、3/4の割合で上段のステージにおける右側の誘導口33bに進入する。
At the depth side of the rolling
図2にて矢印a2によって示されるように、誘導口33aに進入して排出通路34aに導かれた遊技球は、V入賞口(Vゾーン)35に進入することのないハズレ玉として、可変入賞装置5から排出される。他方、図2にて矢印a1によって示されるように、誘導口33bに進入して誘導通路34bに導かれた遊技球は、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入する。誘導通路34bには経路通過玉検出器43aが設けられ、上段のステージとなる転動板37a上から誘導通路34bを通過して中段のステージとなる転動板37b上に誘導される遊技球の検出が行われる。
As shown by the arrow a2 in FIG. 2, the game ball that has entered the
可変進入口31c、31dの下方に設けられた転動板37bの奥行き側には、誘導通路34cに連通された誘導口33cと、排出通路34dに連通された誘導口33dと、誘導通路34bを通して上段のステージとなる転動板37a上から導かれた遊技球を転動板37b上に進入させる導出口33eとが形成されている。転動板37bには、可変進入口31c、31dあるいは導出口33eから転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球を誘導口33c、33dのいずれかに誘導するように転動させる傾斜が形成されている。
On the depth side of the rolling
また、転動板37b上の誘導空間には、図2にて矢印a5によって示されるように上下に移動可能な可動部材32aが設けられている。可動部材32aは、リンク機構を介してソレノイド51a(図7)に連結されている。ソレノイド51aがオフのときには、可動部材32aが上方に退避(上昇)して転動板37b上の遊技球を誘導しない上昇状態となり、ソレノイド51aがオンのときには、可動部材32aが下方に移動(降下)して転動板37b上の遊技球を誘導口33cの方向へと誘導しやすくなる降下状態となる。可動部材32aは、ソレノイド51aがオンすることによって降下状態となることにより、転動板37b上の誘導空間に進入してきた遊技球を、誘導口33c、33dのいずれかに振り分ける。
Further, in the guide space on the rolling
こうした転動板37bの形状及び可動部材32aの上昇/下降により、例えば図4(A)に示すように、可変入賞装置5の左側中程に位置する可変進入口31cに進入した遊技球は、可動部材32aが上昇しているときに3/5の割合、可動部材32aが降下しているときに9/10の割合で、中段のステージにおける左側の誘導口33cに進入する。また、可変進入口31cに進入した遊技球は、可動部材32aが上昇しているときには2/5の割合、可動部材32aが降下しているときには1/10の割合で、中段のステージにおける右側の誘導口33dに進入する。他方、可変入賞装置5の右側中程に位置する可変進入口31dに進入した遊技球は、可動部材32aが上昇しているときには2/5の割合、降下しているときに7/10の割合で、中段のステージにおける左側の誘導口33cに進入する。また、可変進入口31dに進入した遊技球は、可動部材32aが上昇しているときには3/5の割合、降下しているときには3/10の割合で、中段のステージにおける右側の誘導口33dに進入する。さらに、例えば図4(B)に示すように、導出口33eから中段のステージである転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球は、可動部材32aが上昇しているときには1/2の割合、可動部材32aが降下しているときには4/5の割合で、中段のステージにおける左側の誘導口33cに進入する。
Due to the shape of the rolling
図2にて矢印a3によって示されるように、誘導口33cに進入して誘導通路34cに導かれた遊技球は、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入する。誘導通路34cには経路通過玉検出器43bが設けられ、中段のステージとなる転動板37b上から誘導通路34cを通過して下段のステージとなる転動板37c上に誘導される遊技球の検出が行われる。他方、図2にて矢印a4によって示されるように、誘導口33dに進入して排出通路34dに導かれた遊技球は、V入賞口35に進入することのないハズレ玉として、可変入賞装置5から排出される。
As shown by an arrow a3 in FIG. 2, the game ball that has entered the
可変進入口31e、31fの下方に設けられた転動板37cの奥行き側には、誘導通路34cによって中段のステージとなる転動板37b上から導かれた遊技球を転動板37c上に進入させる導出口33fが形成されている。図3は、可変入賞装置5の転動板37c付近における一構成例を拡大して示している。図3に示すように、転動板37cは、奥行き側から手前側(パチンコ遊技機1の前面に近い側)に向かって遊技球を転動させる傾斜が形成されており、転動板37c上から落下した遊技球が下部誘導空間に設けられた特定領域となるV入賞口35と、特定領域以外の通常領域36のいずれかに誘導される。
On the depth side of the rolling
また、転動板37c上の誘導空間には、図2及び図3にて矢印a6によって示されるように、上下に移動可能な可動部材32bが設けられている。可動部材32bは、リンク機構を介してソレノイド51b(図7)に連結されている。ソレノイド51bがオフのときには、可動部材32bが上方に退避(上昇)して転動板37c上の遊技球を誘導しない上昇状態となり、ソレノイド51bがオンのときには、可動部材32bが下方に移動(降下)して転動板37c上にて遊技球の一部(例えば、3個)を受け止めて貯留(収容)する降下状態となる。可動部材32bは、ソレノイド51bのオン/オフが切り替えられることによって降下状態と上昇状態とで切り替わることにより、転動板37c上で貯留した遊技球をV入賞口35と通常領域36のいずれかに振り分ける。すなわち、可動部材32bが上昇状態で維持されるときには、転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球が可動部材32bによって貯留されることがなく、転動板37c上を手前側に転動した遊技球が転動板37c上から落下する。これに対して、可動部材32bが降下状態となった後に上方に移動して上昇状態に変化したときには、可動部材32bにより貯留されていた遊技球が可動部材32bから開放されて転動板37c上から落下する。ここで、可動部材32bにより貯留されてから開放された遊技球は、例えば転動板37c上の中央部付近からV入賞口35に向けて落下するので、可動部材32bにより貯留されることなく転動板37c上から落下する遊技球に比べて、V入賞口35に進入する割合が高くなる。
Further, as shown by the arrow a6 in FIGS. 2 and 3, a
こうした転動板37cの形状及び可動部材32bの上昇/下降により、例えば図4(B)に示すように、導出口33fから下段のステージである転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球は、可動部材32bが上昇しているときには1/5の割合、可動部材32bが降下しているときには3/5の割合で、V入賞口35に進入するように誘導される。また、可変入賞装置5の左右下方に位置する可変進入口31e、31fに進入した遊技球はいずれも、可動部材32bが上昇しているときには1/5の割合、可動部材32bが上昇しているときには3/5の割合で、V入賞口35に進入するように誘導される。下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球のうちでV入賞口35に進入しないものは、通常領域36に誘導されて可変入賞装置5から排出される。通常領域36に誘導されて可変入賞装置5から排出される遊技球は、誘導口33a、33dに進入して排出通路34a、34dに導かれた後に可変入賞装置5から排出される遊技球とともに、排出玉検出器44(図7)によって検出される。
Due to the shape of the rolling
V入賞口35には、遊技球の進入を検出する特定玉検出器40(図7)が設けられている。V入賞口35を形成する役物は、例えばリンク機構を介してモータ52に連結され、下部誘導空間において左右水平方向あるいは上下垂直方向に往復運動を行っていてもよいし、一定位置に固定されていてもよい。
The
上記のような可変入賞装置5の構成により、遊技球が可変進入口31a〜31fのいずれに進入したかに応じて、V入賞口35に遊技球が進入する確率は、異なるものとなる。また、可動部材32a、32bが上昇状態であるか降下状態であるかにも応じて、V入賞口35に遊技球が進入する確率は、異なるものとなる。図5(A)〜(D)は、可変進入口31a〜31fのそれぞれに入賞した遊技球がV入賞口35に進入する確率を示している。
According to the configuration of the
ここで、可変入賞装置5における左右上方に設けられて1対の「ハネ」を形成している開閉部材30a、30bによって開閉される可変進入口31a、31bのいずれかに進入した遊技球と、可変入賞装置5における左右中程に設けられて1対の「ハネ」を形成している開閉部材30c、30dによって開閉される可変進入口31c、31dのいずれかに進入した遊技球とで、V入賞口35に進入する確率を比較する。この場合には、可動部材32a、32bの状態に変更がなければ、可変進入口31c、31dのいずれかに進入した遊技球の方が、可変進入口31a、31bのいずれかに進入した遊技球よりも高い確率でV入賞口35に進入する。すなわち、可変入賞装置5において左右中程に設けられて1対の「ハネ」となる開閉部材30c、30dにより開閉される可変進入口31c、31dのいずれかに進入した遊技球は、開閉部材30c、30dよりも上方の位置に設けられて1対の「ハネ」となる開閉部材30a、30bにより開閉される可変進入口31a、31bのいずれかに進入した遊技球よりも高い確率で、V入賞口35に進入する。
Here, a game ball that has entered one of the
次に、可変入賞装置5における左右中程に設けられて1対の「ハネ」を形成している開閉部材30c、30dによって開閉される可変進入口31c、31dのいずれかに進入した遊技球と、可変入賞装置5における左右下方に設けられて1対の「ハネ」を形成している開閉部材30e、30fによって開閉される可変進入口31e、31fのいずれかに進入した遊技球とで、V入賞口35に進入する確率を比較する。この場合には、可動部材32a、32bの状態に変更がなければ、可変進入口31e、31fのいずれかに進入した遊技球の方が、可変進入口31c、31dのいずれかに進入した遊技球よりも高い確率でV入賞口35に進入する。また、可動部材32a、32bの状態に変更がなければ、可変進入口31e、31fのいずれかに進入した遊技球は、可変進入口31a、31bのいずれかに進入した遊技球よりも高い確率でV入賞口35に進入する。すなわち、可変入賞装置5において左右下方に設けられて1対の「ハネ」となる開閉部材30e、30fにより開閉される可変進入口31e、31fのいずれかに進入した遊技球は、開閉部材30e、30fよりも上方の位置に設けられた開閉部材30a〜30dにより開閉される可変進入口31a〜31dのいずれかに進入した遊技球よりも高い確率で、V入賞口35に進入する。
Next, a game ball that has entered one of the
図6(A)〜(D)は、上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間のそれぞれに進入した遊技球がV入賞口35に進入する確率を示している。なお、図6に示す確率は、開閉部材30a〜30fのそれぞれによって開閉される可変進入口31a〜31fのそれぞれに、同じ割合で遊技球が進入するものとして算出したものである。
6A to 6D show a guide space on the rolling
ここで、可変入賞装置5における上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間に進入した遊技球と、可変入賞装置5における中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球とで、V入賞口35に進入する確率を比較する。この場合には、可動部材32a、32bの状態に変更がなければ、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球の方が、上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間に進入した遊技球よりも高い確率でV入賞口35に進入する。すなわち、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球は、その誘導空間よりも上方の位置に形成された上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間に進入した遊技球よりも高い確率で、V入賞口35に進入する。
Here, a game ball that has entered the guidance space on the rolling
次に、可変入賞装置5における中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球と、可変入賞装置5における下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球とで、V入賞口35に進入する確率を比較する。この場合には、可動部材32a、32bの状態に変更がなければ、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球の方が、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球よりも高い確率でV入賞口35に進入する。また、可動部材32a、32bの状態に変更がなければ、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球の方が、上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間に進入した遊技球よりも高い確率でV入賞口35に進入する。すなわち、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球は、その誘導空間よりも上方の位置に形成された上段または中段のステージとなる転動板37a、37b上の誘導空間に進入した遊技球よりも高い確率で、V入賞口35に進入する。
Next, a game ball that has entered the induction space on the rolling
可変入賞装置5が始動動作を行っているとき、及び始動動作が終了して開閉部材30a〜30fが可変進入口31a〜31fを閉じてから所定期間(V有効期間)が経過するまでの期間において、可変進入口31a〜31fのいずれかに進入した遊技球がV入賞口35に進入して特定玉検出器40によって検出されたときに、このパチンコ遊技機1は、特定遊技状態(大当り遊技状態)となる。この大当り遊技状態においては、開閉部材30a〜30fのうちで1対の「ハネ」を形成するいずれかが可変入賞装置5の始動動作や通常状態よりも遊技者にとってさらに有利な特定態様で可変進入口31a〜31fのいずれかを開口させる傾斜状態となるラウンドが、所定の上限回数(例えば、15回)まで実行可能となる。
When the
可変入賞装置5内には、例えば転動板37a〜37cよりも奥行き側の垂直壁面などに、液晶パネルなどから構成された可変表示装置4が設けられている。例えば、転動板37a〜37c及びそれらの奥行き側に設置されて誘導口33a〜33d、導出口33e、33fなどが形成された仕切板が透明な樹脂基体等から構成されるときには、可変入賞装置5の奥行き側の垂直壁面全体に、可変表示装置4の表示画面が設置されていてもよい。あるいは、転動板37a〜37c等が不透明な基体から構成されるときに、転動板37aの上方における可変入賞装置5の奥行き側の垂直壁面に、可変表示装置4の表示画面が設置されていてもよい。可変表示装置4は、表示制御基板12(図7)の制御下に、各種の表示による演出を実行する。
In the
また、パチンコ遊技機1の遊技領域内には、複数の一般入賞口や、打球の流れにランダム性を与える風車、多数の障害釘、遊技球を排出するアウト口等が設けられている。さらに、遊技機用枠3には、音声出力用のスピーカ8L、8R、装飾・演出用の複数の遊技効果ランプ9、遊技球を打ち出す発射モータ(図示せず)の操作を行うための打玉操作ハンドルなどが配置されている。
Further, in the game area of the
図7は、主基板11を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。パチンコ遊技機1には、電源基板10と、主基板11と、表示制御基板12と、音声制御基板13と、ランプ制御基板14と、払出制御基板15といった、各種の制御基板が搭載されている。なお、表示制御基板12は、音声制御基板13やランプ制御基板14等とともに1つの基板を構成してもよいし、これらの基板とは独立して設けられてもよい。
FIG. 7 is a block diagram showing a system configuration example centering on the
主基板11は、メイン側の制御基板であり、各種の検出器40、41a〜41c、42a〜42f、43a、43b、44からの検出信号を伝送する配線、ソレノイド50a〜50f、51a、51bやモータ52への制御信号を伝送する配線などが接続されている。また、主基板11は、表示制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14及び払出制御基板15といったサブ側の制御基板に対して、それぞれ指令情報の一例となる制御コマンドを出力して送信する機能を備えている。その他、主基板11は、パチンコ遊技機1での遊技の進行を制御するために用いる乱数の生成機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、ホールの管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。
The
主基板11から表示制御基板12に対して送信される制御コマンドは、表示制御コマンドである。この実施の形態では、表示制御コマンドとして、ハネ開閉時演出コマンド、ハネ進入時演出コマンド、進入時演出コマンドが用意されている。
The control command transmitted from the
ハネ開閉時演出コマンドは、開閉部材30a〜30fのうちで1対の「ハネ」を形成するいずれかにより可変進入口31a〜31fのいずれかを開閉する始動動作が実行されるときに、例えば始動動作が開始される旨などを報知するハネ開閉時演出の実行を指示するためのものである。ハネ開閉時コマンドは、開閉部材30a〜30fのうちで1対の「ハネ」を形成するいずれの部材が開閉するかに応じて、複数種類用意されている。例えば、ハネ開閉時演出コマンドは、開閉部材30a、30bからなる1対の「ハネ」(上段ハネ)、開閉部材30c、30dからなる1対の「ハネ」(中段ハネ)、開閉部材30e、30fからなる1対の「ハネ」(下段ハネ)のいずれが開閉するかに応じて異なる値が割り当てられた制御コードを含んでいる。こうして、上段ハネとなる開閉部材30a、30bが開閉される始動動作を実行するときには、上段ハネ開閉時演出コマンドが主基板11から表示制御基板12に対して送信される。他方、中段ハネとなる開閉部材30c、30dが開閉される始動動作を実行するときには、中段ハネ開閉時演出コマンドが主基板11から表示制御基板12に対して送信される。また、下段ハネとなる開閉部材30e、30fが開閉される始動動作を実行するときには、下段ハネ開閉時演出コマンドが主基板11から表示制御基板12に対して送信される。表示制御基板12は、例えばハネ開閉時演出コマンドに含まれる制御コードによって、上段ハネ開閉時演出コマンド、中段ハネ開閉時演出コマンド、下段ハネ開閉時演出コマンドのいずれを受信したかを判定することで、開閉部材30a〜30fのいずれが傾斜状態となって可変進入口31a〜31fのうちいずれが開口されるかを特定することができる。
The effect command at the time of opening / closing of the honey is, for example, started when a start operation for opening / closing any of the
ハネ進入時演出コマンドは、可変進入口31a〜31fのいずれかに遊技球が進入したときに、可変入賞装置5への遊技球の進入を報知するハネ進入時演出の実行を指示するためのものである。ハネ進入時演出コマンドは、各対の「ハネ」に対応して設置された進入玉検出器42a〜42fのうちいずれが遊技球を検出したかに応じて、複数種類用意されている。例えば、ハネ進入時演出コマンドは、上段ハネを形成する開閉部材30a、30bに対応して設置された進入玉検出器42a、42b、中段ハネを形成する開閉部材30c、30dに対応して設置された進入玉検出器42c、42d、下段ハネを形成する開閉部材30e、30fに対応して設置された進入玉検出器42e、42fの各対のうちいずれが遊技球を検出したかに応じて異なる値が割り当てられた制御コードを含んでいる。こうして、始動動作中に上段ハネとなる開閉部材30a、30bによって開口された可変進入口31a、31bに遊技球が進入したときには、上段ハネ進入時演出コマンドが主基板11から表示制御基板12に対して送信される。他方、始動動作中に中段ハネとなる開閉部材30c、30dによって開口された可変進入口31c、31dに遊技球が進入したときには、中段ハネ進入時演出コマンドが主基板11から表示制御基板12に対して送信される。また、始動動作中に下段ハネとなる開閉部材30e、30fによって開口された可変進入口31e、31fに遊技球が進入したときには、下段ハネ進入時演出コマンドが主基板11から表示制御基板12に対して送信される。表示制御基板12は、例えばハネ進入時演出コマンドに含まれる制御コードによって、上段ハネ進入時演出コマンド、中段ハネ進入時演出コマンド、下段ハネ進入時演出コマンドのいずれを受信したかを判定することで、上段ハネ、中段ハネ、下段ハネのそれぞれによって開閉される可変進入口31a〜31fにおける各対のうちいずれに遊技球が進入したかを特定することができる。
The effect command at the time of entering the honey is for instructing the execution of the effect at the time of entering the honey to notify the entry of the game ball to the
また、中段ハネ進入時演出コマンドは、可変進入口31c、31dに進入した遊技球が進入玉検出器42c、42dによって検出されたときにおける可動部材32aの状態が、上昇状態となっているか降下状態となっているかに応じて、複数種類用意されている。例えば、中段ハネ進入時演出コマンドは、進入玉検出器42c、42dが遊技球を検出したときに可動部材32aが上昇しているか降下しているかに応じて異なる値が割り当てられた制御コードを含んでいる。下段ハネ進入時演出コマンドは、可変進入口31e、31fに進入した遊技球が進入玉検出器42e、42fによって検出されたときにおける可動部材32bの状態が、上昇状態となっているか降下状態となっているかに応じて、複数種類用意されている。例えば、下段ハネ進入時演出コマンドは、進入玉検出器42e、42fが遊技球を検出したときに可動部材32bが上昇しているか降下しているかに応じて異なる値が割り当てられた制御コードを含んでいる。
Moreover, the middle stage honey approach effect command indicates that the state of the
ステージ導入時演出コマンドは、誘導通路34bによって上段のステージとなる転動板37a上から中段のステージとなる転動板37b上に遊技球が誘導されて進入したとき、及び誘導通路34cによって中段のステージとなる転動板37b上から下段のステージとなる転動板37c上に遊技球が誘導されて進入したときに、各々のステージ上への遊技球の導入を報知するステージ導入時演出の実行を指示するためのものである。ステージ導入時演出コマンドは、経路通過玉検出器43a、43bのうちいずれが遊技球を検出したかに応じて、複数種類用意されている。例えば、ステージ導入時演出コマンドは、経路通過玉検出器43a、43bのうちいずれが遊技球を検出したかに応じて異なる値が割り当てられた制御コードを含んでいる。こうして、遊技球が誘導通路34bによって誘導されて中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入したときには、中段ステージ導入時演出コマンドが主基板11から表示制御基板12に対して送信される。他方、遊技球が誘導通路34cによって誘導されて下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入したときには、下段ステージ導入時演出コマンドが主基板11から表示制御基板12に対して送信される。表示制御基板12は、例えばステージ導入時演出コマンドに含まれる制御コードによって、中段ステージ導入時演出コマンド、下段ステージ導入時演出コマンドのいずれを受信したかを判定することで、中段のステージと下段のステージのいずれに遊技球が誘導されて進入したかを特定することができる。
The stage introduction effect command is obtained when the game ball is guided and entered from the rolling
また、中段ステージ導入時演出コマンドは、誘導通路34bによって誘導された遊技球が経路通過玉検出器43aによって検出されたときにおける可動部材32aの状態が、上昇状態となっているか降下状態となっているかに応じて、複数種類用意されている。例えば、中段ステージ導入時演出コマンドは、経路通過玉検出器43aが遊技球を検出したときに可動部材32aが上昇しているか降下しているかに応じて異なる値が割り当てられた制御コードを含んでいる。下段ステージ導入時演出コマンドは、誘導通路34cによって誘導された遊技球が経路通過玉検出器43bによって検出されたときにおける可動部材32bの状態が、上昇状態となっているか降下状態となっているかに応じて、複数種類用意されている。例えば、下段ステージ導入時演出コマンドは、経路通過玉検出器43bが遊技球を検出したときに可動部材32bが上昇しているか降下しているかに応じて異なる値が割り当てられた制御コードを含んでいる。
In addition, in the middle stage introduction effect command, the state of the
主基板11は、例えば、基本回路100、スイッチ回路110、ソレノイド回路111、モータ回路112などを備えて構成され。基本回路100は、例えば1チップマイクロコンピュータであり、遊技制御用のプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)101、ワークメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)102、プログラムに従って制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)103、CPU103とは独立して乱数の生成を行う乱数回路104及びI/O(Input/Output)ポート105を含んでいる。
The
乱数回路104では、遊技の進行を制御するために用いられる各種の乱数となる数値データがカウントされる。具体的な一例として、CPU103は、乱数回路104による乱数生成動作の設定を行い、数値データを所定の手順に従って定期的(あるいは不定期)に更新させるなどして、例えばラウンド決定用乱数などとして用いられる数値データをカウント可能に制御する。ラウンド決定用乱数は、例えば大当り遊技状態にて実行可能なラウンド数の上限値や、次のラウンドに移行する確率が高い高確率ラウンドに比べて次のラウンドに移行する確率が低い低確率ラウンドが1回終了するまでのラウンド数などを決定するために用いられる乱数であり、例えば「0」〜「39」の範囲の値をとる。
The random number circuit 104 counts numerical data as various random numbers used for controlling the progress of the game. As a specific example, the
ROM101には、遊技制御用のプログラムの他にも、遊技の進行を制御するために用いられる各種のデータテーブルが格納されていてもよい。例えば、ROM101は、CPU103が各種の判定を行うために用意された判定テーブルを記憶する。この判定テーブルには、例えば始動玉検出器41a〜41cのいずれかにより始動入賞口6L、6C、6Rのいずれかに入賞した遊技球が検出されたことなどの所定条件が成立したときに、CPU103が乱数回路104から抽出したラウンド決定用乱数の値を示す数値データに基づいて、ラウンド数の上限値などを決定するためのラウンド数決定テーブルなどが含まれている。
In addition to the game control program, the
RAM102には、例えば図8に示すような始動入賞保留記憶部130となるデータ記憶エリアが確保されている。始動入賞保留記憶部130は、始動玉検出器41a〜41cのいずれかにより始動入賞口6L、6C、6Rのいずれかに入賞した遊技球が検出されたときに、始動動作や大当り遊技状態におけるラウンドの実行を制御するために用いられる各種データを記憶する。例えば、始動入賞保留記憶部130は、CPU103が乱数回路104から抽出したラウンド決定用乱数の値を示す乱数値データ、左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rのいずれに遊技球が入賞したかを示す始動入賞口データ、乱数値データや始動入賞口データの記憶を有効とする残り時間を計測するための有効残時間タイマ値データなどを、始動入賞口6L、6C、6Rへの入賞順に保留番号と対応付けて、記憶数が所定の上限値(例えば「4」)に達するまで記憶する。
In the
その他、RAM102には、パチンコ遊技機1における遊技状態やスイッチ回路110を介して各種の検出器から伝送される検出信号などに応じて各々セットあるいはクリアされる複数種類のフラグを設定するための遊技制御フラグ設定エリアや、パチンコ遊技機1の遊技制御に用いられる複数種類のタイマ値を示すデータを記憶する遊技制御タイマ設定エリアなどが設けられていてもよい。なお、フラグ設定やタイマに用いる回路は、RAM102とは別に設けたレジスタ回路などによって構成してもよい。
In addition, a game for setting a plurality of types of flags to be set or cleared in the
遊技制御フラグ設定エリアには、例えば、遊技制御プロセスフラグや、左・中・右の始動入賞フラグ、中段・下段の降下中フラグなどが設けられている。遊技制御プロセスフラグは、後述する遊技制御プロセス処理(図13)において、どの処理を選択・実行すべきかを指示する。左・中・右の始動入賞フラグは、可変入賞装置5による始動動作を開始するときに、いずれかがオン状態にセットされる。CPU103は、始動動作を開始するときに始動入賞保留記憶部130から読み出した始動入賞口データにより左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rのいずれに遊技球が入賞したかを特定し、特定した始動入賞口に対応した始動入賞フラグをオン状態にセットする。中段降下中フラグは、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に設けられた可動部材32aが降下している降下状態においてオン状態にセットされ、上昇している上昇状態においてオフ状態となる。下段降下中フラグは、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に設けられた可動部材32bが降下している降下状態においてオン状態にセットされ、上昇している上昇状態においてオフ状態となる。
In the game control flag setting area, for example, a game control process flag, a left / middle / right start winning flag, a middle / lower descent flag, and the like are provided. The game control process flag indicates which process should be selected and executed in a game control process process (FIG. 13) described later. Any of the left, middle and right start winning flags is set to ON when starting the starting operation by the
遊技制御タイマ設定エリアは、例えば、遊技制御時間タイマとしての機能を実現するためのタイマ値を示すデータが格納される領域を備えている。遊技制御時間タイマは、例えば可変入賞装置5による始動動作の実行を開始するタイミングからV入賞口35に進入した遊技球を特定玉検出器40によって有効な入賞玉(V入賞玉)として検出する待機時間が終了するまでの経過時間を計測する。
The game control timer setting area includes, for example, an area in which data indicating a timer value for realizing a function as a game control time timer is stored. The game control time timer, for example, waits for the
図7に示すスイッチ回路110には、可変入賞装置5内のV入賞口35に配置された特定玉検出器40、左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rにそれぞれ配置された始動玉検出器41a〜41c、可変入賞装置5における可変進入口31a〜31fのそれぞれに対応して配置された進入玉検出器42a〜42f、誘導通路34b、34cに配置された経路通過玉検出器43a、43b、及び排出通路34a、34dあるいは通常領域36を介して可変入賞装置5から排出される遊技球を検出する排出玉検出器44から、それぞれの検出信号が入力される。スイッチ回路110は、これらの検出信号を取り込んで、基本回路100に伝送する。ソレノイド回路111は、基本回路100からの指令に従って各ソレノイド50a〜50f、51a、51bを駆動する。モータ回路112は、基本回路100からの指令に従ってモータ52を駆動する。
In the
表示制御基板12は、可変表示装置4における表示動作の制御などを行うものである。例えば、表示制御基板12は、主基板11から送信される表示制御コマンドに基づいて可変表示装置4に画像の切替表示を実行させることなどにより、ハネ開閉時演出、ハネ進入時演出、ステージ導入時演出などの各種の表示による演出を実行する制御を行う。
The
図9は、表示制御基板12のハードウェア構成例を示すブロック図である。表示制御基板12は、発振回路120と、リセット回路121と、表示制御用のCPU122と、ROM123と、RAM124と、VDP(Video Display Processor)125と、CGROM126と、VRAM(Video RAM)127とを備えている。
FIG. 9 is a block diagram illustrating a hardware configuration example of the
発振回路120は、CPU122及びVDP125に基準クロック信号を出力するものであり、リセット回路121は、CPU122及びVDP125をリセットするためのリセット信号を出力するものである。CPU122は、主基板11から表示制御コマンドを受信すると、RAM124の所定領域をワークエリアとして用いながら、ROM123から表示制御を行うための制御データを読み出す。こうして読み出した制御データに基づいて、CPU122はVDP125に描画指令を送るなどして、可変表示装置4における画像の表示動作を制御する。
The
ROM123は、CPU122によって実行される各種制御プログラムや固定パラメータなどを格納する半導体メモリである。例えば、ROM123には、ハネ開閉時演出やハネ進入時演出、ステージ導入時演出における画像の表示タイミングや切替タイミング、画像の読出位置(例えば、CGROM126のアドレスなど)等を決定するためのプロセステーブルなどが格納されていてもよい。
The
RAM124は、CPU122によってワークエリアとして利用される半導体メモリである。RAM124には、可変表示装置4における表示状態や主基板11からの表示制御コマンドなどに応じて各々セットあるいはクリアされる複数種類のフラグを設定するための表示制御フラグ設定エリアや、可変表示装置4の表示制御を行う際に各種の時間を計測するために用いられる複数種類のタイマ値を示すデータを格納する表示制御タイマ設定エリアなどが設けられてもよい。なお、フラグ設定やタイマに用いる回路は、RAM124とは別に設けたレジスタ回路などにより構成してもよい。
The
VDP125は、例えば画像表示を行うための表示制御機能及び高速描画機能を有し、CPU122からの描画指令に従った画像処理を実行する。また、CPU122とは独立した二次元のアドレス空間を持ち、そこにVRAM127をマッピングしている。例えば、VDP125は、CGROM126から読み出したデータに基づいて画像データを生成し、VRAM127上の所定領域に展開する。そして、可変表示装置4に対してR(赤)、G(緑)、B(青)信号及び同期信号を出力する。一例として、R、G、B信号はそれぞれ8ビットで表され、可変表示装置4はVDP125からの指示に従ってR、G、Bのそれぞれを256階調、これらを合成して約1670万色の多色表示を行うことができる。なお、R、G、B信号のビット数は8ビット以外のビット数であってもよく、また、R、G、B信号の各ビット数が互いに異なる数であってもよい。
The
CGROM126は、可変表示装置4にて画像表示を行うために使用される各種の画像データを記憶しておくためのものである。例えば、CGROM126には、可変表示装置4に表示される画像の中でも使用頻度の高いキャラクタ画像データ、具体的には、人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等が予め記憶されていてもよい。VRAM127は、VDP125によって生成された画像データを展開するためのフレームバッファメモリである。
The
図7に示す音声制御基板13、ランプ制御基板14、及び払出制御基板15はそれぞれ、CPUを搭載した基本回路などを備えて構成される。音声制御基板13は、主基板11からの制御コマンド(音声制御コマンド)に従ったマイクロコンピュータ等の制御下に、スピーカ8L、8Rを介して様々な報知音・効果音を出力する。ランプ制御基板14は、主基板11からの制御コマンド(ランプ制御コマンド)に従ったマイクロコンピュータ等の制御下に、遊技効果ランプ9や役物飾りランプ90等の点灯・消灯・点滅などを制御する。払出制御基板15は、主基板11からの制御コマンド(払出制御コマンド)に従ったマイクロコンピュータ等の制御下に、一定数の賞球や貸出球の払出を球払出装置91に指示する。球払出装置91は、払出制御基板15の制御下に、所定数の遊技球を払い出す。
The
次に、本実施例におけるパチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。主基板11では、電源基板10からの電源電圧が供給されると、基本回路100が起動し、CPU103が所定の遊技制御メイン処理を実行する。この遊技制御メイン処理では、パチンコ遊技機1の各部位の動作を初期化するとともに所定の初期設定などが行われる。こうした遊技制御メイン処理を実行することにより、CPU103では定期的(例えば2ミリ秒ごと)にタイマ割込みが発生するように設定される。
Next, the operation (action) of the
図10は、タイマ割込みが発生するごとに実行される遊技制御割込処理の一例を示すフローチャートである。この例では、CPU103にてタイマ割込みが発生すると、まず、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路110を介して各検出器40、41a〜41c、42a〜42f、43a、43b、44から入力される検出信号の状態を判定する(ステップS11)。続いて、所定のエラー処理を実行することにより、パチンコ遊技機1の異常診断を行い、その診断結果に応じて必要であれば警告を発生可能とする(ステップS12)。この後、主基板11に搭載された基本回路100において乱数回路104やソフトウェアによる制御によってでカウントされる乱数値を示す数値データを更新する乱数更新処理(ステップS13)が実行される。なお、乱数回路104によって生成されたハードウェア乱数としての乱数のみが使用され、なおかつ、乱数回路104がCPU103からの指令によることなく乱数値となる数値データを更新可能である場合には、ステップS13の処理が実行されなくてもよい。
FIG. 10 is a flowchart illustrating an example of a game control interrupt process that is executed each time a timer interrupt occurs. In this example, when a timer interrupt occurs in the
次に、CPU103は、始動入賞処理を実行し(ステップS14)、左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rのいずれかに遊技球が入賞したことに応じて、始動入賞保留記憶部130に記憶される各種データの更新などを行う。この後、CPU103は、遊技制御プロセス処理を実行する(ステップS15)。遊技制御プロセス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の手順で制御するために各種の処理が選択されて実行される。遊技制御プロセス処理に続いて、所定のコマンド制御処理が実行され、主基板11からサブ側の制御基板(表示制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14等)に対して制御コマンドが送信され、遊技状態に合わせた動作制御の指示が行われる(ステップS16)。例えば、基本回路100にて、各制御基板用に設けられたコマンド送信テーブルの格納データを読み出し、対応するI/O105の出力ポートにセットするなどして、各制御基板に対する制御コマンドの送出を行う。
Next, the
続いて、CPU103は、所定のソレノイド出力処理を実行することにより、ソレノイド回路111を介して各ソレノイド50a〜50f、51a、51bの励磁あるいは消磁を制御(オン/オフ制御)する(ステップS17)。例えば、RAM102等に設けられたソレノイド駆動信号送信テーブルなどに格納された駆動信号の送信指令などを読み出し、ソレノイド回路111に対応するI/O105の出力ポートにセットする。また、CPU103は、モータ回路112を介してモータ52に対して駆動信号を出力し、V入賞口35を形成する役物を往復運動させるためのモータ制御処理を実行する(ステップS18)。この後、CPU103は、所定の賞球処理を実行することにより、各入賞口に遊技球が入賞したことに対応した賞球数の設定などを行い、払出制御基板15に対して賞球の払出を指示する払出制御コマンドを送信可能に設定する(ステップS19)。
Subsequently, the
図11及び図12は、ステップS14にて実行される始動入賞処理の一例を示すフローチャートである。この始動入賞処理において、CPU103は、まず、左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rのいずれかに遊技球が入賞したか否かを、始動玉検出器41a〜41cからスイッチ回路110を介して入力される検出信号がオン状態となっているか否かをチェックするなどして判定する(ステップS101)。始動玉検出器41a〜41cからの検出信号のうちいずれかがオン状態となった場合には(ステップS101;Yes)、始動入賞保留記憶部130における保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)となっているか否かを判定する(ステップS102)。
11 and 12 are flowcharts showing an example of the start winning process executed in step S14. In this start winning process, the
始動入賞保留記憶部130における保留記憶数が上限値未満であるときには(ステップS102;No)、その保留記憶数を1加算した後(ステップS103)、乱数回路104によって更新されるラウンド数決定用乱数の値を示す乱数値データを抽出する(ステップS104)。続いて、左の始動入賞口6Lに配置された始動玉検出器41aからの検出信号がオン状態となっているか否かを判定し(ステップS105)、オン状態となっている旨の判定がなされたときには(ステップS105;Yes)、始動入賞保留記憶部130における空エントリの先頭に、ステップS104にて抽出したラウンド数決定用乱数の値を示す乱数値データや、左の始動入賞口6Lに遊技球が入賞したことを示す始動入賞口データ、及び有効残時間タイマの初期値となる各データを記憶させる(ステップS106)。
When the number of reserved storages in the start winning
ステップS105にて始動玉検出器41aからの検出信号がオフ状態であると判定したときには(ステップS105;No)、右の始動入賞口6Rに配置された始動玉検出器41cからの検出信号がオン状態となっているか否かを判定し(ステップS107)、オン状態となっている旨の判定がなされたときには(ステップS107;Yes)、始動入賞保留記憶部130における空エントリの先頭に、右の始動入賞口6Rに遊技球が入賞したことを示す始動入賞口データとともに、乱数値データや有効残時間タイマの初期値となる各データを記憶させる(ステップS108)。
When it is determined in step S105 that the detection signal from the starting
ステップS107にて始動玉検出器41cからの検出信号がオフ状態であると判定したときには(ステップS107;No)、中の始動入賞口6Cに配置された始動玉検出器41bからの検出信号がオン状態となっているか否かを判定し(ステップS109)、オン状態となっている旨の判定がなされたときには(ステップS109;Yes)、始動入賞保留記憶部130における空エントリの先頭に、中の始動入賞口6Cに遊技球が入賞したことを示す始動入賞口データとともに、乱数値データや有効残時間タイマの初期値となる各データを記憶させる(ステップS110)。また、ステップS109にて始動玉検出器41bからの検出信号がオフ状態であると判定したときには(ステップS109;No)、始動入賞口6L、6C、6Rに入賞した遊技球を正しく検出できなかったと判断して、所定のエラー処理を実行する(ステップS111)。
When it is determined in step S107 that the detection signal from the starting ball detector 41c is in an off state (step S107; No), the detection signal from the starting ball detector 41b disposed in the starting winning prize opening 6C is turned on. It is determined whether or not it is in a state (step S109), and when it is determined that it is in an on state (step S109; Yes), the middle of the empty entry in the start winning
ステップS101にて始動玉検出器41a〜41cからの検出信号がいずれもオフ状態であると判定したときや(ステップS101;No)、ステップS102にて始動入賞保留記憶部130における保留記憶数が上限値となっている旨の判定がなされたとき(ステップS102;Yes)、及びステップS106、S108、S110の処理を実行した後には、始動入賞保留記憶部130に記憶されている有効残時間タイマ値を更新するために使用される変数kに、初期値「1」を設定する(図12のステップS112)。これに続き、始動入賞保留記憶部130において変数kの値と同じ保留番号に対応するエントリに有効なデータが記憶されているか否かをチェックするなどして、保留記憶があるか否かを判定する(ステップS113)。このとき、保留記憶がないと判定されれば(ステップS113;No)、始動入賞処理を終了する。
When it is determined in step S101 that all of the detection signals from the starting
始動入賞保留記憶部130において変数kの値と同じ保留番号に対応付けられて乱数値データや始動入賞口データ、有効残時間タイマ値などが記憶されていることにより、保留記憶があると判定されたときには(S113;Yes)、その保留番号と対応付けられて記憶されている有効残時間タイマ値を1減算し(ステップS114)、減算されたタイマ値が「0」となったか否かを判定する(ステップS115)。このとき、タイマ値が「0」になったと判定されると(ステップS115;Yes)、左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rのいずれかに遊技球が入賞して始動条件が成立した後、その入賞に基づく始動動作が開始されることなく始動条件の成立を有効に保持する有効期間が経過したと判断して、変数kの値と同じ保留番号に対応付けられた記憶データを無効化する(ステップS116)。これとともに、始動入賞保留記憶部130における保留記憶数が1減算され、変数kの値と同じ保留番号以降の保留番号と対応付けられた記憶内容が上位に1エントリずつシフトされる。
In the start winning
他方、ステップS114にて1減算した有効残時間タイマの値が「0」以外の値であると判定されたときには(ステップS115;No)、変数kの値を1加算し(ステップS117)、加算された変数kの値が始動入賞保留記憶部130における保留記憶数の上限値である「4」よりも大きくなったか否かを判定する(ステップS118)。このとき、変数kの値が「4」以下であれば(ステップS118;No)、ステップS113にリターンし、「4」よりも大きければ(ステップS118;Yes)、始動入賞処理を終了する。 On the other hand, when it is determined in step S114 that the value of the effective remaining time timer subtracted by 1 is a value other than “0” (step S115; No), 1 is added to the value of the variable k (step S117). It is determined whether or not the value of the variable k that has been set is greater than “4”, which is the upper limit value of the number of reserved storages in the start winning storage unit 130 (step S118). At this time, if the value of the variable k is “4” or less (step S118; No), the process returns to step S113, and if it is greater than “4” (step S118; Yes), the start winning process is terminated.
図13は、図10に示すステップS15の遊技制御プロセス処理の一例を示すフローチャートである。この遊技制御プロセス処理において、CPU103は、遊技状態に応じて更新される遊技制御プロセスフラグの値に対応して、以下に示すステップS140〜S147の各処理を実行する。
FIG. 13 is a flowchart showing an example of the game control process of step S15 shown in FIG. In this game control process, the
遊技制御プロセスフラグの値が“0”のとき、CPU103は「遊技制御通常処理」を実行して、始動入賞保留記憶部130に記憶されている各種データの読出などを行う(ステップS140)。遊技制御プロセスフラグの値が“1”のとき、CPU103は「始動動作設定処理」を実行して、開閉部材30a〜30fにより可変進入口31a〜31fを開閉する始動動作を開始するための設定などを行う(ステップS141)。遊技制御プロセスフラグの値が“2”のとき、CPU103は「始動動作中処理」を実行して、可変入賞装置5による始動動作の制御などを行う(ステップS142)。
When the value of the game control process flag is “0”, the
遊技制御プロセスフラグの値が“3”のとき、CPU103は「特定玉検出時処理」を実行して、可変入賞装置5による始動動作において開口された可変進入口31a〜31fのいずれかに進入した遊技球がV入賞口35に進入し、その遊技球が特定玉検出器40により検出されたことに応答して、パチンコ遊技機1を大当り遊技状態とするための各種設定などを行う(ステップS143)。遊技制御プロセスフラグの値が“4”のとき、CPU103は「特定遊技動作開始待ち処理」を実行して、大当り遊技状態におけるラウンドが開始される前に可変表示装置4などによって行われる演出等が終了するのを待機する(ステップS144)。
When the value of the game control process flag is “3”, the
遊技制御プロセスフラグの値が“5”のとき、CPU103は「特定遊技動作開始時処理」を実行して、大当り遊技状態におけるラウンドを行うための初期化処理等を行う(ステップS145)。遊技制御プロセスフラグの値が“6”のとき、CPU103は「特定遊技中処理」を実行して、ラウンドにおける可変入賞装置5等の動作に関する様々な処理を行う。遊技制御プロセスフラグの値が“7”のとき、CPU103は「特定遊技終了処理」を実行して、大当り遊技状態の終了かどうかを判定し、終了ならば、表示制御基板12に対して大当り遊技状態の終了を指示するコマンドを送信する処理等を行う(ステップS147)。
When the value of the game control process flag is “5”, the
図14は、図13に示すステップS140の遊技制御通常処理の一例を示すフローチャートである。この遊技制御通常処理において、CPU103は、まず、始動入賞保留記憶部130における保留記憶数が「0」となっているか否かを判定する(ステップS201)。このとき、保留記憶数が「0」であれば(ステップS201;Yes)、有効な保留記憶がないと判断して、そのまま遊技制御通常処理を終了する。
FIG. 14 is a flowchart showing an example of the game control normal process in step S140 shown in FIG. In this game control normal process, the
始動入賞保留記憶部130における保留記憶数が「0」以外のときには(ステップS201;No)、始動入賞保留記憶部130から保留番号「1」に対応付けて記憶することにより格納されているデータを読み出す(ステップS202)。この際には、始動入賞保留記憶部130における保留記憶数を1減算し、かつ、保留番号「1」より下位のエントリ(例えば、保留番号「2」〜「4」に対応するエントリ)に記憶されているデータを、1エントリずつ上位にシフトする(ステップS203)。
When the number of stored storages in the starting winning
続いて、ステップS202にて読み出したデータに含まれる始動入賞口データが、左の始動入賞口6Lに遊技球が入賞したことを示しているか否かを判定する(ステップS204)。ステップS202にて読み出された始動入賞口データにおいて左の始動入賞口6Lに遊技球が入賞したことが示されているときには(ステップS204;Yes)、遊技制御フラグ設定エリアに設けられた左始動入賞フラグをオン状態にセットする(ステップS205)。
Subsequently, it is determined whether or not the start winning opening data included in the data read in step S202 indicates that a game ball has won the left
ステップS202にて読み出された始動入賞口データが、左の始動入賞口6Lに遊技球が入賞したこと示すものではないとき(ステップS204;No)、その始動入賞口データは右の始動入賞口6Rに遊技球が入賞したことを示すものであるか否かを判定する(ステップS206)。ステップS202にて読み出された始動入賞口データにおいて右の始動入賞口6Rに遊技球が入賞したことが示されているときには(ステップS206;Yes)、右始動入賞フラグをオン状態にセットする(ステップS207)。
When the start prize opening data read in step S202 does not indicate that the game ball has won the left
ステップS202にて読み出された始動入賞口データが、左右の始動入賞口6L、6Rのいずれかに遊技球が入賞したことを示すものではないとき(ステップS204;No、及びステップS206;No)、その始動入賞口データは中の始動入賞口6Cに遊技球が入賞したことを示すものであるか否かを判定する(ステップS208)。始動入賞口データにおいて中の始動入賞口6Cに遊技球が入賞したことは示されていないとき(ステップS208;No)、ステップS202にて読み出した始動入賞口データに誤りが生じていると判断して、所定のエラー処理を実行する(ステップS209)。他方、ステップS202にて読み出された始動入賞口データにおいて中の始動入賞口6Cに遊技球が入賞したことが示されているときには(ステップS208;Yes)、中始動入賞フラグをオン状態にセットする(ステップS210)。ステップS205、S207、S210の処理を実行した後には、遊技制御プロセスフラグの値が“1”に更新される(ステップS211)。
When the start winning opening data read in step S202 does not indicate that a game ball has won any of the left and right
図15は、図13に示すステップS141の始動動作設定処理の一例を示すフローチャートである。この始動動作設定処理において、CPU103は、まず、可変入賞装置5内にて転動板37b上の誘導空間に設置された可動部材32a及び転動板37c上の誘導空間に設置された可動部材32bを上昇状態とするか降下状態とするかの設定を行う可動部材設定処理を実行する(ステップS221)。図16は、可動部材設定処理の一例を示すフローチャートである。
FIG. 15 is a flowchart showing an example of the starting operation setting process in step S141 shown in FIG. In this starting operation setting process, the
図16に示す可動部材設定処理では、CPU103が、例えば乱数回路104によって更新される振分設定決定用乱数の値を示す乱数値データを抽出する(ステップS301)。そして、ステップS301にて抽出した乱数値データに基づき、例えばROM101に予め記憶された振分設定決定テーブルを参照するなどして、可変入賞装置5による始動動作を開始するときに、可動部材32a、32bのそれぞれの位置を、上昇させた上昇状態としておくか降下させた降下状態としておくかの決定を行う(ステップS302)。振分設定決定テーブルは、例えば、振分設定決定用乱数の値と、可動部材32a、32bを上昇状態とするか降下状態とするかの決定結果とを対応付ける制御データを格納したものであればよい。
In the movable member setting process shown in FIG. 16, the
CPU103は、ステップS302における決定結果に基づいて、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に設置された可動部材32aの位置を、降下させた降下状態とするか否かを判定する(ステップS303)。このとき、可動部材32aを降下状態とする旨の判定がなされると(ステップS303;Yes)、例えばソレノイド回路111に対応して予め設けられたソレノイド駆動信号送信テーブルなどに、ソレノイド51aを駆動して可動部材32aを降下状態とする中段可動部材降下駆動信号の送信指令をセットするなど、中段可動部材降下駆動信号を送信するための設定を行う(ステップS304)。これとともに、遊技制御フラグ設定エリアに設けられた中段降下中フラグがオン状態にセットされる(ステップS305)。他方、可動部材32aを降下状態としないときには(ステップS303;No)、ステップS304及びステップS305の処理をスキップする。
Based on the determination result in step S302, the
この後、CPU103は、ステップS302における決定結果に基づいて、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に設置された可動部材32bの位置を、降下させた降下状態とするか否かを判定する(ステップS306)。このとき、可動部材32bを降下状態とする旨の判定がなされると(ステップS306;Yes)、例えばソレノイド駆動信号送信テーブルなどに、ソレノイド51bを駆動して可動部材32bを降下状態とする下段可動部材降下駆動信号の送信指令をセットするなど、下段可動部材降下駆動信号を送信するための設定を行う(ステップS307)。これとともに、下段降下中フラグがオン状態にセットされる(ステップS308)。他方、可動部材32bを降下状態としないときには(ステップS306;No)、ステップS307及びS308の処理を実行することなく、可動部材設定処理を終了する。
Thereafter, based on the determination result in step S302, the
こうした可動部材設定処理を実行した後、CPU103は、左始動入賞フラグがオンとなっているか否かを判定する(図15のステップS222)。左始動入賞フラグがオンとなっているときには(ステップS222;Yes)、例えばソレノイド駆動信号送信テーブルなどに、ソレノイド50a、50bを駆動する駆動信号の送信指令をセットするなどして、上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間の左右に設置された開閉部材30a、30bによって可変進入口31a、31bを開閉させる始動動作を実行するための設定を行う(ステップS223)。また、例えば表示制御基板12に対応して予め設けられたコマンド送信テーブルなどに、上段ハネ開閉時演出コマンドの送信指令をセットするなど、表示制御基板12に対して上段ハネ開閉時演出コマンドを送信するための設定を行う(ステップS224)。ステップS224の処理を実行した後には、左始動入賞フラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS225)。
After executing such a movable member setting process, the
ステップS222にて左始動入賞フラグがオフであると判定されたときには(ステップS222;No)、右始動入賞フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS226)。右始動入賞フラグがオンとなっているときには(ステップS226;Yes)、例えばソレノイド駆動信号送信テーブルなどに、ソレノイド50c、50dを駆動する駆動信号の送信指令をセットするなどして、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間の左右に設置された開閉部材30c、30dによって可変進入口31c、31dを開閉させる始動動作を実行するための設定を行う(ステップS227)。また、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、中段ハネ開閉時演出コマンドの送信指令をセットするなど、表示制御基板12に対して中段ハネ開閉時演出コマンドを送信するための設定を行う(ステップS228)。ステップS228の処理を実行した後には、右始動入賞フラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS229)。
When it is determined in step S222 that the left start winning flag is off (step S222; No), it is determined whether or not the right start winning flag is on (step S226). When the right start winning flag is on (step S226; Yes), for example, by setting a drive signal transmission command for driving the
ステップS226にて右始動入賞フラグがオフであると判定されたときには(ステップS226;No)、中始動入賞フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS230)。中始動入賞フラグがオフであるときには(ステップS230;No)、フラグの設定誤り、あるいは読取誤りが発生したと判断して、所定のエラー処理を実行する(ステップS231)。他方、中始動入賞フラグがオンとなっているときには(ステップS230;Yes)、例えばソレノイド駆動信号送信テーブルなどに、ソレノイド50e、50fを駆動する駆動信号の送信指令をセットするなどして、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間の左右に設置された開閉部材30e、30fによって可変進入口31e、31fを開閉させる始動動作を実行するための設定を行う(ステップS232)。また、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、下段ハネ開閉時演出コマンドの送信指令をセットするなど、表示制御基板12に対して下段ハネ開閉時演出コマンドを送信するための設定を行う(ステップS233)。ステップS233の処理を実行した後には、中始動入賞フラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS234)。
When it is determined in step S226 that the right start winning flag is off (step S226; No), it is determined whether or not the middle starting winning flag is on (step S230). When the middle start winning flag is off (step S230; No), it is determined that a flag setting error or a reading error has occurred, and predetermined error processing is executed (step S231). On the other hand, when the middle start winning flag is on (step S230; Yes), for example, by setting a drive signal transmission command for driving the solenoids 50e and 50f in the solenoid drive signal transmission table or the like, Settings are made to execute a starting operation for opening and closing the
ステップS225、S229、S234の処理を実行した後には、所定の待機時間に相当する待機用タイマ初期値を遊技制御時間タイマにセットする(ステップS235)。ここでの待機時間は、開閉部材30a〜30fにより可変進入口31a〜31fを開閉する始動動作を行ってから、V入賞口35に進入した遊技球が特定玉検出器40によって有効に検出される有効期間が経過するまでの最長時間に相当する。ステップS235にて遊技制御時間タイマの設定を行った後には、遊技制御プロセスフラグの値が“2”に更新される(ステップS236)。
After executing the processes of steps S225, S229, and S234, a standby timer initial value corresponding to a predetermined standby time is set in the game control time timer (step S235). The waiting time here is that the game ball that has entered the
こうした始動動作設定処理において表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどにセットされた表示制御コマンドの送信指令に基づき、図10に示すステップS16のコマンド制御処理では、主基板11から表示制御基板12に対して各種の表示制御コマンドが送信されることになる。また、始動動作設定処理においてソレノイド駆動信号送信テーブルなどにセットされた駆動信号の送信指令に基づき、図10に示すステップS17のソレノイド出力処理では、ソレノイド回路111から各ソレノイド50a〜50f、51a、51bに対して駆動信号が送信されてオン/オフの切り替えが行われることになる。
Based on the display control command transmission command set in the command transmission table corresponding to the
図17〜図19は、図13に示すステップS142の始動動作中処理の一例を示すフローチャートである。この始動動作中処理において、CPU103は、まず、遊技制御時間タイマのタイマ値を1減算し(ステップS251)、減算されたタイマ値が「0」以下となったか否かを判定する(ステップS252)。遊技制御時間タイマのタイマ値が「0」以下となったときには(ステップS252;Yes)、可変入賞装置5による始動動作を開始してから所定の待機時間が経過したと判断され、遊技制御プロセスフラグの値が“0”に更新される(ステップS253)。
17 to 19 are flowcharts showing an example of the start-up operation process in step S142 shown in FIG. In the starting operation process, the
他方、遊技制御時間タイマのタイマ値が「0」よりも大きな値であるときには(ステップS252;No)、V入賞口35に遊技球が進入したか否かを、特定玉検出器40からスイッチ回路110を介して入力される検出信号がオン状態となっているか否かをチェックするなどして判定する(ステップS254)。特定玉検出器40からの検出信号がオン状態となった場合には(ステップS254;Yes)、遊技制御時間タイマをクリアしてオフ状態とし(ステップS255)、例えばソレノイド駆動信号送信テーブルなどにソレノイド51a、51bの駆動停止を指示する制御信号の送信指令をセットするなどして、可動部材32a、32bの位置をいずれも上昇させた上昇状態とすることで初期化するための設定を行う(ステップS256)。この後、中段降下中フラグ及び下段降下中フラグをクリアしてオフ状態としてから(ステップS257)、遊技制御プロセスフラグの値を“3”に更新する(ステップS258)。
On the other hand, when the timer value of the game control time timer is larger than “0” (step S252; No), whether or not the game ball has entered the
ステップS254にて特定玉検出器40からの検出信号がオフ状態であると判定したときには(ステップS254;No)、遊技制御時間タイマにおけるタイマ値が、予め定められた可動部材初期化用の基準値と等しくなっているか否かを判定する(ステップS259)。ここで、可動部材初期化用の基準値は、可変入賞装置5による始動動作を開始してから所定の待機時間が経過するまでの所定タイミングにおいて可動部材32a、32bを上昇状態とするために予め定められたタイマ値であればよい。ここで、可変入賞装置5による始動動作を開始してから所定の待機時間が経過するまでの所定タイミングにおいて降下状態であった可動部材32aが上昇状態となることにより、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入する遊技球のうちで誘導口33cに進入して誘導通路34cによって下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に誘導される遊技球の割合は、その遊技球が中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入したタイミングに応じて変化することになる。また、可変入賞装置5による始動動作を開始してから所定の待機時間が経過するまでの所定タイミングにおいて降下状態であった可動部材32bが上昇状態となることにより、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入する遊技球のうちでV入賞口35に進入する遊技球の割合は、その遊技球が下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入したタイミングに応じて変化することになる。また、降下状態であった可動部材32bによって貯留されていた遊技球は、可動部材32bが上昇状態となることにより開放されて、転動板37c上を転動して落下し、V入賞口35及び通常領域36のいずれかに誘導されることになる。
When it is determined in step S254 that the detection signal from the
ステップS259にて遊技制御時間タイマにおけるタイマ値が可変部材初期化用の基準値と等しくなっている旨の判定がなされたときには(ステップS259;Yes)、例えばソレノイド駆動信号送信テーブルなどにソレノイド51a、51bの駆動停止を指示する制御信号の送信指令をセットするなどして、可動部材32a、32bの位置をいずれも上昇させた上昇状態とすることで初期化するための設定を行う(ステップS260)。この後、中段降下中フラグ及び下段降下中フラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS261)。他方、遊技制御時間タイマにおけるタイマ値が可変部材初期化用の基準値以外の値であるときには(ステップS259;No)、ステップS260及びS261の処理をスキップする。
When it is determined in step S259 that the timer value in the game control time timer is equal to the reference value for variable member initialization (step S259; Yes), for example, the solenoid 51a, A setting for initialization is performed by setting the position of the
この後、進入玉検出器42a、42bからスイッチ回路110を介して入力された検出信号がオン状態となっているか否かをチェックするなどして、上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間の左右に設置された可変進入口31a、31bから可変入賞装置5内への遊技球の進入が検出されたか否かを判定する(図18のステップS262)。このとき、進入玉検出器42a、42bからの検出信号のいずれかがオン状態となって可変進入口31a、31bのいずれかから遊技球が進入した旨の判定がなされると(ステップS262;Yes)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、上段ハネ進入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、表示制御基板12に対して上段ハネ進入時演出コマンドを送信するための設定を行う(ステップS263)。
After this, the guidance on the rolling
進入玉検出器42a、42bからの検出信号がいずれもオフ状態であるときには(ステップS262;No)、進入玉検出器42c、42dから入力された検出信号がオン状態となっているか否かをチェックするなどして、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間の左右に設置された可変進入口31c、31dから可変入賞装置5内への遊技球の進入が検出されたか否かを判定する(ステップS264)。このとき、進入玉検出器42c、42dからの検出信号のいずれかがオン状態となって可変進入口31c、31dのいずれかから遊技球が進入した旨の判定がなされると(ステップS264;Yes)、中段降下中フラグがオンとなっているか否かの判定が行われる(ステップS265)。そして、中段降下中フラグがオフであるときには(ステップS265;No)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、可動部材32aが上昇している上昇状態であることを示す制御コードを含んだ中段ハネ進入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、可動部材32aが上昇状態であることを特定可能とした中段ハネ進入時演出コマンドを表示制御基板12に対して送信するための設定を行う(ステップS266)。他方、中段降下中フラグがオンとなっているときには(ステップS265;Yes)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、可動部材32aが降下している降下状態であることを示す制御コードを含んだ中段ハネ進入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、可動部材32aが降下状態であることを特定可能とした中段ハネ進入時演出コマンドを表示制御基板12に対して送信するための設定を行う(ステップS267)。
When the detection signals from the entering
また、進入玉検出器42a〜42dからの検出信号がいずれもオフ状態であるときには(ステップS262;No、及びステップS264;No)、進入玉検出器42e、42fから入力された検出信号がオン状態となっているか否かをチェックするなどして、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間の左右に設置された可変進入口31e、31fから可変入賞装置5内への遊技球の進入が検出されたか否かを判定する(ステップS268)。このとき、進入玉検出器42e、42fからの検出信号のいずれかがオン状態となって可変進入口31e、31fのいずれかから遊技球が進入した旨の判定がなされると(ステップS268;Yes)、下段降下中フラグがオンとなっているか否かの判定が行われる(ステップS269)。そして、下段降下中フラグがオフであるときには(ステップS269;No)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、可動部材32bが上昇している上昇状態であることを示す制御コードを含んだ下段ハネ進入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、可動部材32bが上昇状態であることを特定可能とした下段ハネ進入時演出コマンドを表示制御基板12に対して送信するための設定を行う(ステップS270)。他方、下段降下中フラグがオンとなっているときには(ステップS269;Yes)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、可動部材32bが降下している降下状態であることを示す制御コードを含んだ下段ハネ進入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、可動部材32bが降下状態であることを特定可能とした下段ハネ進入時演出コマンドを表示制御基板12に対して送信するための設定を行う(ステップS271)。
When all the detection signals from the entering
続いて、CPU103は、経路通過玉検出器43aからスイッチ回路110を介して入力された検出信号がオン状態となっているか否かをチェックするなどして、上段のステージとなる転動板37cにて誘導口33bに進入した遊技球が誘導通路34bを通過したことにより中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した旨の検出がなされたか否かを判定する(図19のステップS272)。このとき、経路通過玉検出器43aからの検出信号がオン状態となって上段のステージから中段のステージに誘導された遊技球が進入した旨の判定がなされると(ステップS272;Yes)、中段降下中フラグがオンとなっているか否かの判定が行われる(ステップS273)。そして、中段降下中フラグがオフであるときには(ステップS273;No)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、可動部材32aが上昇している上昇状態であることを示す制御コードを含んだ中段ステージ導入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、可動部材32aが上昇状態であることを特定可能とした中段ステージ導入時演出コマンドを表示制御基板12に対して送信するための設定を行う(ステップS274)。他方、中段降下中フラグがオンとなっているときには(ステップS273;Yes)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、可動部材32aが降下している降下状態であることを示す制御コードを含んだ中段ステージ導入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、可動部材32aが降下状態であることを特定可能とした中段ステージ導入時演出コマンドを表示制御基板12に対して送信するための設定を行う(ステップS275)。経路通過玉検出器43aからの検出信号がオフ状態であるときには(ステップS272;No)、ステップS273〜S275の処理をスキップする。
Subsequently, the
この後、CPU103は、経路通過玉検出器43bからスイッチ回路110を介して入力された検出信号がオン状態となっているか否かをチェックするなどして、中段のステージとなる転動板37bにて誘導口33cに進入した遊技球が誘導通路34cを通過したことにより下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入した旨の検出がなされたか否かを判定する(ステップS276)。このとき、経路通過玉検出器43bからの検出信号がオン状態となって中段のステージから下段のステージに誘導された遊技球が進入した旨の判定がなされると(ステップS276;Yes)、下段降下中フラグがオンとなっているか否かの判定が行われる(ステップS277)。そして、下段降下中フラグがオフであるときには(ステップS277;No)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、可動部材32bが上昇している上昇状態であることを示す制御コードを含んだ下段ステージ導入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、可動部材32bが上昇状態であることを特定可能とした下段ステージ導入時演出コマンドを表示制御基板12に対して送信するための設定を行う(ステップS278)。他方、下段降下中フラグがオンとなっているときには(ステップS277;Yes)、例えば表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどに、可動部材32bが降下している降下状態であることを示す制御コードを含んだ下段ステージ導入時演出コマンドの送信指令をセットするなど、可動部材32bが降下状態であることを特定可能とした下段ステージ導入時演出コマンドを表示制御基板12に対して送信するための設定を行う(ステップS279)。経路通過玉検出器43bからの検出信号がオフ状態であるときには(ステップS276;No)、ステップS277〜S279の処理を実行することなく、始動動作中処理を終了する。
Thereafter, the
こうした始動動作中処理において表示制御基板12に対応したコマンド送信テーブルなどにセットされた表示制御コマンドの送信指令に基づき、図10に示すステップS16のコマンド制御処理では、主基板11から表示制御基板12に対して各種の表示制御コマンドが送信されることになる。また、始動動作中処理においてソレノイド駆動信号送信テーブルなどにセットされた駆動信号の送信指令に基づき、図10に示すステップS17のソレノイド出力処理では、ソレノイド回路111から各ソレノイド50a〜50f、51a、51bに対して駆動信号が送信されてオン/オフの切り替えが行われることになる。
Based on the display control command transmission command set in the command transmission table or the like corresponding to the
次に、表示制御基板12における処理について説明する。表示制御基板12では、CPU122が、例えば図20のフローチャートに示すような表示制御処理を実行する。この表示制御処理では、表示制御基板12が主基板11から受信した表示制御コマンドの種類に対応した各種の処理が実行される。なお、主基板11からの表示制御コマンドは、例えばCPU122が所定の割込処理を実行することにより表示制御基板12の側に取り込まれ、RAM124等に予め設けられた所定の受信コマンドバッファなどにて、コマンドの受信順序を特定可能に保持するようにすればよい。
Next, processing in the
図20に示す表示制御処理において、CPU122は、まず、主基板11から受信した表示制御コマンドがあるか否かをチェックする(ステップS161)。このとき、受信コマンドがなければ(ステップS161;No)、例えばステップS161の処理を繰り返し実行するなどして待機する。受信コマンドがあるときには(ステップS161;Yes)、そのコマンドがハネ開閉時演出コマンドであるか否かを判定する(ステップS162)。
In the display control process shown in FIG. 20, the
表示制御基板12が主基板11からハネ開閉時演出コマンドを受信したときには(ステップS162;Yes)、CPU122がハネ開閉時演出表示制御処理を実行して、開閉部材30a〜30fのいずれかが可変進入口31a〜31fのいずれかを開閉する始動動作が開始されることを、可変表示装置4による表示によって遊技者等が認識可能に報知するためのハネ開閉時演出を実行する制御が行われる(ステップS163)。受信コマンドがハネ開閉時演出コマンドではないときには(ステップS162;No)、そのコマンドがハネ進入時演出コマンドであるか否かを判定する(ステップS164)。
When the
表示制御基板12が主基板11からハネ進入時演出コマンドを受信したときには(ステップS164;Yes)、CPU122がハネ進入時演出表示制御処理を実行して、開閉部材30a〜30fのいずれかによって開口された可変進入口31a〜31fのいずれかに遊技球が進入したことを、可変表示装置4による表示によって遊技者等が認識可能に報知するためのハネ進入時演出を実行する制御が行われる(ステップS165)。受信コマンドがハネ進入時演出コマンドではないときには(ステップS164;No)、そのコマンドがステージ導入時演出コマンドであるか否かを判定する(ステップS166)。
When the
表示制御基板12が主基板11からステージ導入時演出コマンドを受信したときには(ステップS166;Yes)、CPU122がステージ導入時演出表示制御処理を実行して、上段のステージとなる転動板37a上から中段のステージとなる転動板37b上へ、あるいは、中段のステージとなる転動板37b上から下段のステージとなる転動板37c上へと、遊技球が誘導されて進入したことを、可変表示装置4による表示によって遊技者等が認識可能に報知するためのステージ導入時演出を実行する制御が行われる(ステップS167)。受信コマンドがステージ導入時演出コマンドではないときには(ステップS166;No)、受信した表示制御コマンドに対応して可変表示装置4における表示動作を制御するための設定が行われる(ステップS168)。
When the
図21は、図20に示すステップS163のハネ開閉時演出表示制御処理の一例を示すフローチャートである。このハネ開閉時演出表示制御処理において、CPU122は、例えば受信コマンドがハネ開閉時演出コマンドのうちの上段ハネ開閉時演出コマンドであるか否かをチェックするなどして、上段ハネとなる開閉部材30a、30bによって可変進入口31a、31bを開閉する動作が行われるか否かを判定する(ステップS321)。上段ハネとなる開閉部材30a、30bが可変進入口31a、31bを開閉する動作が行われるときには(ステップS321;Yes)、例えばCPU122がVDP125に対して上段ハネの開閉動作を報知する演出に対応した表示動作の実行を指示する描画指令を送信するなど、上段ハネとなる開閉部材30a、30bによる開閉動作が開始されることに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS322)。
FIG. 21 is a flowchart showing an example of the effect display control process at the time of opening and closing of step S163 shown in FIG. In this honey opening / closing effect display control process, the
具体的な一例として、CPU122はVDP125に対して、CGROM126に格納されている画像データの読出アドレスや、画像データが格納されたファイル名、画像データに予め割り当てられた識別番号等を指定する制御コード、さらには、VDP125が実行する画像処理アルゴリズムを指定する制御コードなどを含んだ描画指令を送信してもよい。VDP125は、ステップS322におけるCPU122からの描画指令に応答してCGROM126に格納されている画像データを読み出し、VRAM127上の所定領域に展開した後、可変表示装置4にVRAM127から読み出した画像データを順次に供給するなどして、例えば図22(A)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図22(A)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、上段ハネとなる開閉部材30a、30bによる開閉動作が開始される旨を示す報知情報60aが表示される。
As a specific example, the
図21に示すステップS321にて開閉部材30a、30bが可変進入口31a、31bを開閉する動作が行われないと判定したとき(ステップS321;No)、CPU122は、例えば受信コマンドがハネ開閉時演出コマンドのうちの中段ハネ開閉時演出コマンドであるか否かをチェックするなどして、中段ハネとなる開閉部材30c、30dによって可変進入口31c、31dを開閉する動作が行われるか否かを判定する(ステップS323)。中段ハネとなる開閉部材30c、30dが可変進入口31c、31dを開閉する動作が行われるときには(ステップS323;Yes)、例えばCPU122がVDP125に対して中段ハネの開閉動作を報知する演出に対応した表示動作の実行を指示する描画指令を送信するなど、中段ハネとなる開閉部材30c、30dによる開閉動作が開始されることに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS324)。
When it is determined in step S321 shown in FIG. 21 that the opening /
VDP125は、ステップS324におけるCPU122からの描画指令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図22(B)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図22(B)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図22(A)に示す表示例における報知情報60aの表示態様とは異なる表示態様で、中段ハネとなる開閉部材30c、30dによる開閉動作が開始される旨を示す報知情報60bが表示される。
The
図21に示すステップS323にて開閉部材30c、30dが可変進入口31c、31dを開閉する動作が行われないと判定したとき(ステップS323;No)、CPU122は、例えば受信コマンドがハネ開閉時演出コマンドのうちの下段ハネ開閉時演出コマンドであるか否かをチェックするなどして、下段ハネとなる開閉部材30e、30fによって可変進入口31e、31fを開閉する動作が行われるか否かを判定する(ステップS325)。ステップS325にて下段ハネ開閉時演出コマンドではないと判定されたときには(ステップS325;No)、受信コマンドの内容あるいは受信コマンドの読取動作などに誤りが発生したと判断して、所定のエラー処理を実行する(ステップS326)。
When it is determined in step S323 shown in FIG. 21 that the opening /
他方、下段ハネとなる開閉部材30e、30fが可変進入口31e、31fを開閉する動作が行われるときには(ステップS325;Yes)、例えばCPU122がVDP125に対して下段ハネの開閉動作を報知する演出に対応した表示動作の実行を指示する描画指令を送信するなど、下段ハネとなる開閉部材30e、30fによる開閉動作が開始されることに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS327)。
On the other hand, when the opening /
VDP125は、ステップS327におけるCPU122からの描画指令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図22(C)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図22(C)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図22(A)及び(B)に示す表示例における報知情報60a、60bの表示態様とは異なる表示態様で、下段ハネとなる開閉部材30e、30fによる開閉動作が開始される旨を示す報知情報60cが表示される。
The
図23は、図20に示すステップS165のハネ進入時演出表示制御処理の一例を示すフローチャートである。このハネ進入時演出表示制御処理において、CPU122は、例えば受信コマンドがハネ進入時演出コマンドのうちの上段ハネ進入時演出コマンドであるか否かをチェックするなどして、上段ハネとなる開閉部材30a、30bによって開口された可変進入口31a、31bのいずれかに遊技球が進入したか否かを判定する(ステップS341)。上段ハネとなる開閉部材30a、30bによって開口された可変進入口31a、31bのいずれかに遊技球が進入したときには(ステップS341;Yes)、例えばCPU122がVDP125に対して上段ハネによる開口時における遊技球の進入を報知する演出に対応した表示動作の実行を指示する描画指令を送信するなど、上段ハネとなる開閉部材30a、30bにより開口された可変進入口31a、31bに遊技球が進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS342)。
FIG. 23 is a flowchart showing an example of the effect display control process at the time of entering the honey in step S165 shown in FIG. In the effect display control process at the time of entering the honey, the
VDP125は、ステップS342におけるCPU122からの描画指令に応答してCGROM126に格納されている画像データを読み出し、VRAM127上の所定領域に展開した後、可変表示装置4にVRAM127から読み出した画像データを順次に供給するなどして、例えば図24(A)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図24(A)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、上段ハネとなる開閉部材30a、30bにより開口された可変進入口31a、31bのいずれかに遊技球が進入したことを示す報知情報61aが表示される。
The
図23に示すステップS341にて開閉部材30a、30bにより開口された可変進入口31a、31bには遊技球が進入していないと判定したとき(ステップS341;No)、CPU122は、例えば受信コマンドがハネ進入時演出コマンドのうちの中段ハネ進入時演出コマンドであるか否かをチェックするなどして、中段ハネとなる開閉部材30c、30dによって開口された可変進入口31c、31dのいずれかに遊技球が進入したか否かを判定する(ステップS343)。中段ハネとなる開閉部材30c、30dによって開口された可変進入口31c、31dのいずれかに遊技球が進入したときには(ステップS343;Yes)、さらに、例えば中段ハネ進入時演出コマンドに含まれている制御コードを読み取るなどして、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に設置された可動部材32aが降下した降下状態となっているか否かを判定する(ステップS344)。
When it is determined in step S341 shown in FIG. 23 that a game ball has not entered the variable advance entrances 31a and 31b opened by the opening and
ステップS344にて可動部材32aが上昇した上昇状態となっていると判定したときには(ステップS344;No)、例えば中段ハネによる開口時における遊技球の進入を報知する演出のうち、可動部材32aが上昇状態であることを特定可能に報知する演出に対応して、表示動作の実行を指示する描画指令を、CPU122がVDP125に対して送信するなど、可動部材32aが上昇状態であるタイミングにて中段ハネとなる開閉部材30c、30dにより開口された可変進入口31c、31dに遊技球が進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS345)。
When it is determined in step S344 that the
VDP125は、ステップS345におけるCPU122からの描画指令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図24(B)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図24(B)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図24(A)に示す表示例における報知情報61aの表示態様とは異なる表示態様で、中段ハネとなる開閉部材30c、30dにより開口された可変進入口31c、31dのいずれかに遊技球が進入したことを示す報知情報61bが表示される。
The
また、図23に示すステップS344にて可動部材32aが降下した降下状態となっていると判定したときには(ステップS344;Yes)、例えば中段ハネによる開口時における遊技球の進入を報知する演出のうち、可動部材32aが降下状態であることを特定可能に報知する演出に対応して、表示動作の実行を指示する描画命令を、CPU122がVDP125に対して送信するなど、可動部材32aが降下状態であるタイミングにて中段ハネとなる開閉部材30c、30dにより開口された可変入賞口31c、31dに遊技球が進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS346)。
Further, when it is determined in step S344 shown in FIG. 23 that the
VDP125は、ステップS346におけるCPU122からの描画命令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図24(C)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図24(C)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図24(A)に示す表示例における報知情報61aの表示態様とは異なる表示態様で、中段ハネとなる開閉部材30c、30dにより開口された可変進入口31c、31dのいずれかに遊技球が進入したことを示す報知情報61cが表示される。ここで、報知情報61cの表示態様は、図24(B)に示す表示例における報知情報61bの表示態様とも異なっている。こうした報知情報61cの表示態様により、可動部材32aが降下状態であるタイミングにて可変進入口31c、31dのいずれかに遊技球が進入したことを、遊技者等に認識させることができる。
The
図23に示すステップS343にて開閉部材30c、30dにより開口された可変進入口31c、31dには遊技球が進入していないと判定したとき(ステップS343;No)、CPU122は、例えば受信コマンドがハネ進入時演出コマンドのうちの下段ハネ進入時演出コマンドであるか否かをチェックするなどして、下段ハネとなる開閉部材30e、30fによって開口された可変進入口31e、31fのいずれかに遊技球が進入したか否かを判定する(ステップS347)。ステップS347にて下段ハネ進入時演出コマンドではないと判定されたときには(ステップS347;No)、受信コマンドの内容あるいは受信コマンドの読取動作などに誤りが発生したと判断して、所定のエラー処理を実行する(ステップS348)。
When it is determined in step S343 shown in FIG. 23 that a game ball has not entered the variable advance entrances 31c and 31d opened by the opening and
他方、下段ハネとなる開閉部材30e、30fによって開口された可変進入口31e、31fのいずれかに遊技球が進入したときには(ステップS347;Yes)、さらに、例えば下段ハネ進入時演出コマンドに含まれている制御コードを読み取るなどして、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に設置された可動部材32bが降下した降下状態となっているか否かを判定する(ステップS349)。そして、可動部材32bが上昇した上昇状態となっていると判定したときには(ステップS349;No)、例えば下段ハネによる開口時における遊技球の進入を報知する演出のうち、可動部材32bが上昇状態であることを特定可能に報知する演出に対応して、表示動作の実行を指示する描画命令を、CPU122がVDP125に対して送信するなど、可動部材32bが上昇状態であるタイミングにて下段ハネとなる開閉部材30e、30fにより開口された可変進入口31e、31fに遊技球が進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS350)。
On the other hand, when a game ball enters any one of the
VDP125は、ステップS350におけるCPU122からの描画命令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図24(D)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図24(D)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図24(A)〜(C)に示す表示例における報知情報61a〜61cの表示態様のいずれとも異なる表示態様で、下段ハネとなる開閉部材30e、30fにより開口された可変進入口31e、31fのいずれかに遊技球が進入したことを示す報知情報61dが表示される。
The
また、図23に示すステップS349にて可動部材32bが降下した降下状態となっていると判定したときには(ステップS349;Yes)、例えば下段ハネによる開口時における遊技球の進入を報知する演出のうち、可動部材32bが降下状態であることを特定可能に報知する演出に対応して、表示動作の実行を指示する描画指令を、CPU122がVDP125に対して送信するなど、可動部材32bが降下状態であるタイミングにて下段ハネとなる開閉部材30e、30fにより開口された可変進入口31e、31fに遊技球が進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS351)。
Further, when it is determined in step S349 shown in FIG. 23 that the
VDP125は、ステップS351におけるCPU122からの描画命令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図24(E)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図24(E)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図24(A)〜(C)に示す表示例における識別情報61a〜61cの表示態様のいずれとも異なる表示態様で、下段ハネとなる開閉部材30e、30fにより開口された可変進入口31e、31fのいずれかに遊技球が進入したことを示す報知情報61eが表示される。ここで、報知情報61eの表示態様は、図24(D)に示す表示例における報知情報61dの表示態様とも異なっている。こうした報知情報61eの表示態様により、可動部材32bが降下状態であるタイミングにて可変進入口31e、31fのいずれかに遊技球が進入したことを、遊技者等に認識させることができる。
The
図25は、図20に示すステップS167のステージ導入時演出表示制御処理の一例を示すフローチャートである。このステージ導入時演出表示制御処理において、CPU122は、例えば受信コマンドがステージ導入時演出コマンドのうちの中段ステージ導入時演出コマンドであるか否かをチェックするなどして、上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間における遊技球が誘導口33b、誘導通路34b及び導出口33eを介して中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に誘導されて進入したか否かを判定する(ステップS361)。上段のステージとなる転動板37a上の遊技球が中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に誘導されて進入したときには(ステップS361;Yes)、さらに、例えば中段ステージ導入時演出コマンドに含まれている制御コードを読み取るなどして、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に設置された可動部材32aが降下した降下状態となっているか否かを判定する(ステップS362)。
FIG. 25 is a flowchart showing an example of the stage display effect display control process in step S167 shown in FIG. In this stage introduction effect display control process, the
ステップS362にて可動部材32aが上昇した上昇状態となっていると判定したときには(ステップS362;No)、例えば上段のステージから中段のステージへの遊技球の導入を報知する演出のうち、可動部材32aが上昇状態であることを特定可能に報知する演出に対応して、表示動作の実行を指示する描画指令を、CPU122がVDP125に対して送信するなど、可動部材32aが上昇状態であるタイミングにて中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に遊技球が誘導されて進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS363)。
When it is determined in step S362 that the
VDP125は、ステップS363におけるCPU122からの描画指令に応答してCGROM126に格納されている画像データを読み出し、VRAM127上の所定領域に展開した後、可変表示装置4にVRAM127から読み出した画像データを順次に供給するなどして、例えば図26(A)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図26(A)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、上段のステージとなる転動板37a上から中段のステージとなる転動板37b上へと遊技球が誘導されて進入したことを示す報知情報62aが表示される。
The
また、図25に示すステップS362にて可動部材32aが降下した降下状態となっていると判定したときには(ステップS362;Yes)、例えば上段のステージから中段のステージへの遊技球の導入を報知する演出のうち、可動部材32aが降下状態であることを特定可能に報知する演出に対応して、表示動作の実行を指示する描画指令を、CPU122がVDP125に対して送信するなど、可動部材32aが降下状態であるタイミングにて中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に遊技球が誘導されて進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS364)。
When it is determined in step S362 shown in FIG. 25 that the
VDP125は、ステップS364におけるCPU122からの描画指令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図26(B)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図26(B)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図26(A)に示す表示例における報知情報62aの表示態様とは異なる表示態様で、上段のステージとなる転動板37a上から中段のステージとなる転動板37b上へと遊技球が誘導されて進入したことを示す報知情報62bが表示される。このように、報知情報62bの表示態様は、報知情報62aの表示態様とは異なっていることから、可動部材32aが降下状態であるタイミングにて上段のステージから中段のステージへと遊技球が導入されたことを、遊技者等に認識させることができる。
The
図25に示すステップS361にて上段のステージとなる転動板37a上から中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間へと遊技球が誘導されて進入してはいないと判定したときには(ステップS361;No)、例えば受信コマンドがステージ導入時演出コマンドのうちの下段ステージ導入時演出コマンドであるか否かをチェックするなどして、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間における遊技球が誘導口33c、誘導通路34b及び導出口33fを介して下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に誘導されて進入したか否かを判定する(ステップS365)。ステップS365にて下段ステージ導入時演出コマンドではないと判定されたときには(ステップS365;No)、受信コマンドの内容あるいは受信コマンドの読取動作などに誤りが発生したと判断して、所定のエラー処理を実行する(ステップS366)。
When it is determined in step S361 shown in FIG. 25 that the game ball has not been guided and entered from the rolling
他方、中段のステージとなる転動板37b上の遊技球が下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に誘導されて進入したときには(ステップS365;Yes)、さらに、例えば下段ステージ導入時演出コマンドに含まれている制御コードを読み取るなどして、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に設置された可動部材32bが降下した降下状態となっているか否かを判定する(ステップS367)。そして、可動部材32bが上昇した上昇状態となっていると判定したときには(ステップS367;No)、例えば中段のステージから下段のステージへの遊技球の導入を報知する演出のうち、可動部材32bが上昇状態であることを特定可能に報知する演出に対応して、表示動作の実行を指示する描画指令を、CPU122がVDP125に対して送信するなど、可動部材32bが上昇状態であるタイミングにて下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に遊技球が誘導されて進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS368)。
On the other hand, when the game ball on the rolling
VDP125は、ステップS368におけるCPU122からの描画指令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図26(C)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図26(C)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図26(A)及び(B)に示す表示例における報知情報62a、62bの表示態様のいずれとも異なる表示態様で、中段のステージとなる転動板37b上から下段のステージとなる転動板37c上へと遊技球が誘導されて進入したことを示す報知情報62cが表示される。
The
また、図25に示すステップS367にて可動部材32bが降下した降下状態となっていると判定したときには(ステップS367;Yes)、例えば中段のステージから下段のステージへの遊技球の導入を報知する演出のうち、可動部材32bが降下状態であることを特定可能に報知する演出に対応して、表示動作の実行を指示する描画指令を、CPU122がVDP125に対して送信するなど、可動部材32bが降下状態であるタイミングにて下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に遊技球が誘導されて進入したことに対応した演出表示を実行するための設定を行う(ステップS369)。
When it is determined in step S367 shown in FIG. 25 that the
VDP125は、ステップS369におけるCPU122からの描画指令に応答して可変表示装置4に画像データを順次に供給するなどして、例えば図26(D)に示すような画像を、可変表示装置4の表示領域に表示させる。図26(D)に示す表示例では、可変表示装置4の表示領域内にて、図26(A)及び(B)に示す表示例における報知情報62a、62bの表示態様のいずれとも異なる表示態様で、中段のステージとなる転動板37b上から下段のステージとなる転動板37c上へと遊技球が誘導されて進入したことを示す報知情報62dが表示される。ここで、報知情報62dの表示態様は、図26(C)に示す表示例における報知情報62cの表示態様とも異なっている。こうした報知情報62dの表示態様により、可動部材32bが降下状態であるタイミングにて上段のステージから下段のステージへと遊技球が導入されたことを、遊技者等に認識させることができる。
The
上述のように、可変入賞装置5の左右には、対向して設けられた複数対の「ハネ」となる開閉部材30a〜30fによりそれぞれ開閉可能な複数の可変進入口31a〜31fが設けられている。そして、図5(A)〜(D)に示すように、可動部材32a、32bの状態に変更がなければ、可変進入口31a〜31fのうちで可変入賞装置5における下方の位置に設けられた1対の「ハネ」により開閉される可変進入口に進入した遊技球の方が、上方の位置に設けられた1対の「ハネ」により開閉される可変進入口に進入した遊技球よりも高い確率で、V入賞口35に誘導されて進入することになる。これにより、可変進入口31a〜31fのうちのいずれに遊技球が進入したかということに対する遊技者の期待感が高められ、遊技興趣を向上させることができる。
As described above, on the left and right sides of the
ここで、図14に示すステップS202にて始動入賞保留記憶部130から保留番号「1」に対応付けて格納されているデータを読み出した後に、ステップS205、S207、S210のいずれかにて左・中・右の始動入賞フラグのいずれかがオン状態にセットされる。こうした始動入賞フラグの設定に応じて、図15に示す始動動作設定処理にて開閉部材30a〜30fのうちで1対の「ハネ」となるいずれかにより可変進入口31a〜31fを開閉する動作の設定が行われ、少なくとも図17に示すステップS253にて遊技制御プロセスフラグの値が“0”に更新されるまでは、再び始動入賞保留記憶部130の記憶内容が読み出されることがないので、開閉部材30a〜30fのうちで複数対の「ハネ」となるものが同時に可変進入口31a〜31fを開閉させることがない。すなわち、開閉部材30a〜30fのうちで1対の「ハネ」となるものが可変進入口31a〜31fのいずれかを開閉しているときには、他の開閉部材による他の可変進入口の開閉が行われないように規制されている。このように開閉部材30a〜30fのうちで複数対の「ハネ」となるものが同時に可変進入口31a〜31fを開閉しないように規制したことで、可変進入口31a〜31fのうちで可変入賞装置5における下方の位置に設けられたものに遊技球が進入しやすくなり、遊技者に不満感を与えないようにすることができる。
Here, after reading the data stored in association with the hold number “1” from the start winning
また、図23に示すハネ進入時演出表示制御処理が実行されることにより、上段ハネとなる開閉部材30a、30b、中段ハネとなる開閉部材30c、30d、下段ハネとなる開閉部材30e、30fのいずれが開閉する可変進入口31a〜31fに遊技球が進入したかに応じて、例えば、図24(A)、図24(B)、図24(D)に示す報知情報61a、61b、61dのように互いに異なる表示態様で、遊技球が可変入賞装置5内に進入した旨を報知するハネ進入時演出が実行されることになる。これにより、上段ハネ、中段ハネ、下段ハネのいずれによって開閉される可変進入口に遊技球が進入したかということに対する遊技者の期待感が高められ、遊技興趣を向上させることができる。
23 is executed, the opening /
上段のステージとなる転動板37aには、可変進入口31a、31bのいずれかに進入した遊技球がV入賞口35に誘導されずに可変入賞装置5から排出される排出通路34aへと通じる誘導口33aと、中段のステージとなる転動板37b上に遊技球を誘導して進入させる誘導通路34bへと通じる誘導口33bとが形成されている。また、中段のステージとなる転動板37bには、可変進入口31c、31dのいずれかに進入した遊技球及び誘導通路34bを通して導出口33eから進入した遊技球がV入賞口35に誘導されずに可変入賞装置5から排出される排出通路34dへと通じる誘導口33dと、下段のステージとなる転動板37c上に遊技球を誘導して進入させる誘導通路34cへと通じる誘導口33cとが形成されている。下段のステージとなる転動板37c上から落下した遊技球は、V入賞口35に進入することもあれば、V入賞口35とは異なる通常領域36に誘導されることもある。
The rolling
このように、可変入賞装置5内には、転動板37a〜37cによって仕切られた上段、中段、下段の各ステージ上の誘導空間が形成されている。そして、図6(A)〜(D)に示すように、可動部材32a、32bの状態に変更がなければ、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球の方が、上段のステージとなる転動板37a上の誘導空間に進入した遊技球よりも高い確率で、V入賞口35に誘導されて進入し、さらには、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球の方が、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間及び上段のステージとなる転動板37a上の転動空間のいずれかに進入した遊技球よりも高い確率で、V入賞口35に誘導されて進入することになる。これにより、転動板37a〜37c上の誘導空間のうちのいずれに遊技球が進入するかということに対する遊技者の期待感が高められ、遊技興趣を向上させることができる。
Thus, in the
また、図25に示すステージ導入時演出表示制御処理が実行されることにより、上段のステージとなる転動板37a上から中段のステージとなる転動板37b上へと遊技球が誘導されて進入したときや、中段のステージとなる転動板37b上から下段のステージとなる転動板37c上へと遊技球が誘導されて進入したときには、例えば図26(A)〜(D)に示す報知情報62a〜62dのように、図24(A)〜(E)に示すようなハネ進入時演出における報知情報61a〜61eの表示態様とは異なる表示態様で、遊技球が各ステージに導入された旨を報知するステージ導入時演出が実行されることになる。遊技球が上段のステージから中段のステージへ、さらには中段のステージから下段のステージへと誘導されて進入するに従って、V入賞口35に遊技球が進入する確率が高まってゆくことから、V入賞口35に遊技球が進入することに対する遊技者の期待感が高められ、遊技興趣を向上させることができる。
In addition, the stage introduction effect display control process shown in FIG. 25 is executed, so that the game ball is guided from the rolling
中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に設けられた可動部材32aは、遊技球を誘導口33c、33dのいずれかに振り分け、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に設けられた可動部材32bは、遊技球をV入賞口35と通常領域36のいずれかに振り分ける。そして、図4(A)及び(B)に示すように、可動部材32aが降下した降下状態となっているときには、上昇した上昇状態となっているときに比べて高い割合で、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球が誘導口33cに振り分けられ、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に誘導されて進入する確率が高められる。また、図5(A)〜(D)に示すように、可動部材32a、32bのいずれかが降下した降下状態となっているときには、上昇した上昇状態となっているときに比べて高い確率で、遊技球がV入賞口35に誘導されて進入することになる。
The
ここで、中段ハネとなる開閉部材30c、30dが開閉する可変進入口31c、31dに遊技球が進入したときには、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に設けられた可動部材32aが上昇した上昇状態となっているか、降下した降下状態となっているかに応じて、例えば図24(B)及び(C)に示す報知情報61b、61cのように互いに異なる表示態様で、遊技球が可変進入口31c、31dに進入した旨を報知するハネ進入時演出が実行される。また、誘導通路34bを通して遊技球が転動板37a上から転動板37b上に導入されたときには、可動部材32aが上昇状態となっているか降下状態となっているかに応じて、例えば図26(A)及び(B)に示す報知情報62a、62bのように互いに異なる表示態様で、遊技球が中段のステージとなる転動板37b上に導入された旨を報知するステージ導入時演出が実行される。このように、可動部材32aが降下状態となっているときに転動板37b上の誘導空間に遊技球が進入した場合には、可動部材32aが上昇状態となっているときとは異なる表示態様の演出表示が行われる。この表示により遊技者等は、中段のステージとなる転動板37b上の誘導空間に進入した遊技球を下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間へと誘導して進入させる確率が、降下状態となっている可動部材32aにおける振分け動作によって高められていることを、認識することができる。
Here, when a game ball enters the variable advance entrances 31c and 31d that are opened and closed by the opening /
他方、下段ハネとなる開閉部材30e、30fが開閉する可変進入口31e、31fに遊技球が進入したときには、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に設けられた可動部材32bが上昇した上昇状態となっているか、降下した降下状態となっているかに応じて、例えば図24(D)及び(E)に示す報知情報61d、61eのように互いに異なる表示態様で、遊技球が可変進入口31e、31fに進入した旨を報知するハネ進入時演出が実行される。また、誘導通路34cを通して遊技球が転動板37b上から転動板37c上に導入されたときには、可動部材32bが上昇状態となっているか降下状態となっているかに応じて、例えば図26(C)及び(D)に示す報知情報62c、62dのように互いに異なる表示態様で、遊技球が下段のステージとなる転動板37c上に導入された旨を報知するステージ導入時演出が実行される。このように、可動部材32bが降下状態となっているときに転動板37c上の誘導空間に遊技球が進入した場合には、可動部材32bが上昇状態となっているときとは異なる表示態様の演出表示が行われる。この表示により遊技者等は、下段のステージとなる転動板37c上の誘導空間に進入した遊技球をV入賞口35に誘導して進入させる確率が、降下状態となっている可動部材32bにおける振分け動作によって高められていることを、認識することができる。
On the other hand, when a game ball enters the variable advance entrances 31e and 31f that open and close the lower opening /
また、図21に示すハネ開閉時演出表示制御処理が実行されることにより、左・中・右の始動入賞口6L、6C、6Rのそれぞれに配置された始動玉検出器41a〜41cのいずれが遊技球を検出したことに基づく始動動作が実行されるかに応じて、例えば、図22(A)〜(C)に示す報知情報60a〜60cのように互いに異なる表示態様で、開閉部材30a〜30fのいずれが傾斜状態となって可変進入口31a〜31fのうちいずれが開口されるかを特定可能に報知することができる。これにより、上段ハネ、中段ハネ、下段ハネとなる開閉部材30a〜30fのいずれによる始動動作が実行されるのかを遊技者等が容易に認識することができる。
Moreover, any of the
この発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、様々変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、開閉部材30a〜30fが可変入賞装置5の左右に対向して配置されることにより、合計3対の「ハネ」として、可変進入口31a〜31fを開閉するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば2対あるいは4対以上からなる複数対の「ハネ」となる開閉部材が設けられたものであってもよい。あるいは、可変入賞装置5において所定位置に設けられた複数の開閉部材がそれぞれ、他の開閉部材とは独立して可変進入口を開閉するものであってもよい。この場合、複数の開閉部材のそれぞれによって開閉される複数の可変進入口のうちのいずれに遊技球が進入したかに応じて、その遊技球がV入賞口35に誘導されて進入する確率が異なるものとし、いずれの可変進入口に遊技球が進入したかに応じて異なる表示態様の演出表示が実行されるものであればよい。
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and applications are possible. For example, in the above embodiment, the opening /
可変入賞装置5内の構成も、図2に示すようなものに限定されるものではなく、複数の開閉部材によりそれぞれ開閉される複数の可変進入口のうちのいずれに遊技球が進入したかに応じて異なる割合で、その進入した遊技球がV入賞口35に誘導されて進入するように構成されたものであればよい。図4(A)及び(B)に示す進入割合や、図5(A)〜(D)及び図6(A)〜(D)に示すV入賞確率は、一例として示したものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。また、実際に可変入賞装置5に進入した遊技球が図4(A)及び(B)に示す進入割合や、図5(A)〜(D)及び図6(A)〜(D)に示すV入賞確率などに、厳密に従って誘導されなければならないものではない。
The configuration inside the
また、上記実施の形態では、図8に示すような始動入賞保留記憶部130となるデータ記憶エリアがRAM102に確保され、始動玉検出器41a〜41cのいずれかにより遊技球が検出されたときに乱数値データ等の各種データを記憶することにより、他の遊技球が始動玉検出器41a〜41cによって検出されたことに基づく始動動作が実行されているときや、大当り遊技状態となっているときなどでも、始動動作の実行を複数保留できるものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、始動動作を実行するための保留記憶を行わないものであってもよい。
Moreover, in the said embodiment, when the data storage area used as the start winning reservation memory |
上記実施の形態では、ハネ開閉時演出として図22(A)〜(C)に示すような文字等からなる報知情報60a〜60cのいずれかが可変表示装置4の表示領域に表示され、ハネ進入時演出として図24(A)〜(E)に示すような文字等からなる報知情報61a〜61eのいずれかが可変表示装置4の表示領域に表示され、ステージ導入時演出として図26(A)〜(D)に示すような文字等からなる報知情報62a〜62dのいずれかが可変表示装置4の表示領域に表示されるものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば文字以外の静止画像や動画像を用いてハネ開閉時演出、ハネ進入時演出、ステージ導入時演出を実行するものであってもよい。
In the above-described embodiment, any of the
さらには、可変表示装置4における表示による演出に代えて、例えば、音声制御基板13の制御下にスピーカ8L、8Rから出力される音声や、ランプ制御基板14の制御下に行われる遊技効果ランプ9や役物飾りランプ90に含まれる各種の演出用ランプの点灯または点滅、さらには所定の可動部材からなる役物の動作などにより、ハネ開閉時演出やハネ進入時演出、ステージ導入時演出等となる所定の演出動作を実行するようにしてもよい。さらに、可変表示装置4における報知情報60a〜60c、61a〜61e、62a〜62dなどの表示、スピーカ8L、8Rからの音声出力、所定のランプの点灯または点滅、役物の動作のいずれかを組み合わせて、ハネ開閉時演出やハネ進入時演出、ステージ導入時演出等となる所定の演出動作を実行するものであってもよい。
Furthermore, instead of the presentation effect on the
また、本発明は、入賞球の検出に応答して所定数の賞球を払い出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技球を封入し入賞球の検出に応答して得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。さらに、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機などにも本発明を適用することができる。本発明を実現するためのプログラム及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
In addition, the present invention is not limited to a payout type gaming machine that pays out a predetermined number of prize balls in response to detection of winning balls, and encloses game balls and gives points in response to detection of winning balls. It can also be applied to an enclosed game machine. Furthermore, the present invention can be applied to a game machine that simulates the operation of the
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。 The game execution mode is not only executed by attaching a removable recording medium, but can also be executed by temporarily storing the downloaded program and data through a communication line or the like in an internal memory or the like. It is also possible to execute directly using hardware resources on the other device side on a network connected via a communication line or the like. Furthermore, the game can be executed by exchanging data with other computer devices or the like via a network.
1 … パチンコ遊技機
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
4 … 可変表示装置
5 … 可変入賞装置
6L、6C、6R … 始動入賞口
8L、8R … スピーカ
9 … 遊技効果ランプ
10 … 電源基板
11 … 主基板
12 … 表示制御基板
13 … 音声制御基板
14 … ランプ制御基板
15 … 払出制御基板
30a〜30f … 開閉部材
31a〜31f … 可変進入口
32a、32b … 可動部材
33a〜33d … 誘導口
33e、33f … 導出口
34a、34d … 排出通路
34b、34c … 誘導通路
35 … V入賞口
36 … 通常領域
37a〜37c … 転動板
40 … 特定玉検出器
41a〜41c … 始動玉検出器
42a〜42f … 進入玉検出器
43a、43b … 経路通過玉検出器
44 … 排出玉検出器
50a〜50f、51a、51b … ソレノイド
52 … モータ
90 … 役物飾りランプ
91 … 球払出装置
100 … 基本回路
101、123 … ROM
102、124 … RAM
103、122 … CPU
104 … 乱数回路
105 … I/O
110 … スイッチ回路
111 … ソレノイド回路
112 … モータ回路
120 … 発振回路
121 … リセット回路
125 … VDP
126 … CGROM
127 … VRAM
130 … 始動入賞保留記憶部
DESCRIPTION OF
102, 124 ... RAM
103, 122 ... CPU
104 ...
110 ...
126 ... CGROM
127 ... VRAM
130 ... Start prize storage section
Claims (7)
前記可変進入口は、複数の開閉部材によりそれぞれ開閉可能に複数設けられ、
前記可変入賞装置は、前記複数の可変進入口のいずれかに進入した遊技媒体を前記特定領域に誘導可能な誘導経路を備え、
前記誘導経路は、遊技媒体が前記複数の可変進入口のいずれに進入したかに応じて異なる割合で、当該進入した遊技媒体を、前記特定領域及び前記特定領域とは異なる通常領域のいずれかに誘導するように構成されている、
ことを特徴とする遊技機。 A start detection means for detecting a game medium in a start area provided in a game area where the game medium flows down, and a variable entrance that is opened and closed by an opening / closing member when the start detection means detects the game medium. A variable winning device that performs a starting operation from a first state that is disadvantageous to the player to a second state that is advantageous to the player, and a game medium that has entered a specific region among a plurality of regions provided in the variable winning device Specific detection means for detecting, and when the specific detection means detects a game medium that has entered the variable entrance during the start operation, the specific detection is more advantageous for the player than the start operation. A gaming machine that generates a specific gaming state for controlling the variable entrance to the second state in an aspect,
A plurality of the variable entrances are provided to be opened and closed by a plurality of opening and closing members,
The variable winning device includes a guide path capable of guiding a game medium that has entered one of the plurality of variable entrances to the specific area,
The guiding path is different in proportion depending on which of the plurality of variable entrances the game medium has entered, and the entered game medium is placed in one of the specific area and the normal area different from the specific area. Configured to guide,
A gaming machine characterized by that.
前記演出手段の演出制御を行う演出制御手段とを備え、
前記可変入賞装置は、前記複数の可変進入口のそれぞれに進入した遊技媒体を検出する複数の進入検出手段を備え、
前記演出制御手段は、前記複数の進入検出手段のいずれかによって遊技媒体の進入が検出されたときに、当該遊技媒体の進入を検出した進入検出手段に応じて異なる演出態様で、前記演出手段による演出を実行する制御を行う進入時演出制御手段とを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 Production means for executing a predetermined production;
Effect control means for effect control of the effect means,
The variable winning device comprises a plurality of entry detecting means for detecting game media that have entered each of the plurality of variable entrances,
The effect control means is a different effect mode depending on the entry detection means that detects the entry of the game medium when the entry of the game medium is detected by any of the plurality of entry detection means. Including an on-stage effect control means for performing control to execute the effect,
The gaming machine according to claim 1.
前記可変入賞装置は、前記始動検出手段により前記複数の始動領域のいずれかにて遊技媒体が検出されたときに、前記複数の開閉部材のうちで前記始動検出手段によって遊技媒体が検出された始動領域に対応する開閉部材により前記複数の可変進入口のうちいずれかの可変進入口を開閉する始動動作を行う、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 A plurality of the start areas are provided corresponding to the plurality of opening and closing members,
In the variable winning device, when the game medium is detected in any of the plurality of start areas by the start detection unit, the start detection unit detects the game medium among the plurality of opening / closing members. A starting operation for opening and closing any one of the plurality of variable inlets by an opening and closing member corresponding to a region;
The gaming machine according to claim 1 or 2, characterized in that.
前記複数対の開閉部材は、
前記可変入賞装置の左右に対向した所定の設置位置に設けられて、前記複数の可変進入口のうち第1対の可変進入口を開閉する第1対の開閉部材と、
前記可変入賞装置の左右において前記第1対の開閉部材の設置位置よりも下方の位置に設けられて、前記複数の可変進入口のうち前記第1対の可変進入口とは異なる第2対の可変進入口を開閉する第2対の開閉部材とを含み、
前記誘導経路は、前記第2対の可変進入口のいずれかに進入した遊技媒体を、前記第1対の可変進入口のいずれかに進入した遊技媒体よりも高い割合で、前記特定領域に誘導するように構成され、
前記開閉動作制御手段は、前記複数対の開閉部材のうちいずれか1対の開閉部材により可変進入口を開閉する始動動作を行っているときに、他の開閉部材による可変進入口の開閉を規制する開閉動作規制手段を含む、
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技機。 An opening / closing operation control means for controlling a starting operation of opening / closing the plurality of variable advancing entrances by a plurality of pairs of opening / closing members provided facing the left and right of the variable winning device;
The plurality of pairs of opening and closing members are:
A first pair of opening and closing members that are provided at predetermined installation positions facing the left and right of the variable winning device and that open and close a first pair of variable advancement ports among the plurality of variable advancement ports;
A second pair of a plurality of variable advancing inlets that are provided at positions below the installation position of the first pair of opening and closing members on the left and right sides of the variable winning device, and that are different from the first pair of variable advancing inlets. A second pair of opening and closing members for opening and closing the variable entrance,
The guide route guides the game medium that has entered one of the second pair of variable entrances to the specific area at a higher rate than the game medium that has entered one of the first pair of variable entrances. Configured to
The opening / closing operation control means regulates opening / closing of the variable opening by another opening / closing member when performing a starting operation of opening / closing the variable opening by any one of the plurality of pairs of opening / closing members. Including open / close operation restricting means,
The gaming machine according to claim 1, 2, or 3.
前記誘導経路は、前記可変入賞装置に進入した遊技媒体が進入する遊技媒体誘導路を、前記複数対の開閉部材の各対に対応して複数備え、
前記複数の遊技媒体誘導路は、
前記複数対の開閉部材のうちで前記可変入賞装置の左右に対向した所定の設置位置に設けられた第1対の開閉部材によって開閉される第1対の可変進入口に進入した遊技媒体が進入する第1の遊技媒体誘導路と、
前記複数対の開閉部材のうちで前記可変入賞装置の左右において前記第1対の開閉部材の設置位置よりも下方の位置に設けられた第2対の開閉部材によって開閉される第2対の可変進入口に進入した遊技媒体が進入する第2の遊技媒体誘導路とを含み、
前記第1の遊技媒体誘導路は、
前記第1対の可変進入口に進入した遊技媒体が前記特定領域に誘導されずに前記可変入賞装置から排出される排出通路へと通じる非特定領域と、
前記第1対の可変進入口に進入した遊技媒体を前記第2の遊技媒体誘導路に進入させる下方誘導通路へと通じる下方誘導領域とを含み、
前記第2の遊技媒体誘導路は、
遊技媒体を前記特定領域に誘導する特定領域誘導路と、
遊技媒体を前記通常領域に誘導する通常領域誘導路とを含み、
前記誘導経路は、前記第2の遊技媒体誘導路に進入した遊技媒体を、前記第1の遊技媒体誘導路に進入した遊技媒体よりも高い割合で、前記特定領域に誘導するように構成されている、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。 The plurality of variable advancing entrances are provided as a plurality of pairs of variable advancing entrances that can be opened and closed by a plurality of pairs of opening and closing members provided opposite to the left and right of the variable winning device,
The guide path includes a plurality of game medium guide paths into which the game media that have entered the variable prize apparatus enter, corresponding to each pair of the plurality of pairs of opening and closing members,
The plurality of game medium guiding paths are:
Among the plurality of pairs of opening / closing members, a game medium that has entered a first pair of variable entrances opened / closed by a first pair of opening / closing members provided at predetermined installation positions facing the left and right of the variable winning device enters. A first game medium guideway to
Of the plurality of pairs of opening and closing members, a second pair of variable members that are opened and closed by a second pair of opening and closing members provided at positions below the installation position of the first pair of opening and closing members on the left and right of the variable winning device. A second game medium guide path through which the game medium that has entered the entrance enters,
The first game medium guiding path is
A non-specific area in which the game medium that has entered the first pair of variable advance entrances leads to a discharge passage that is discharged from the variable winning device without being guided to the specific area;
A lower guidance area that leads to a lower guidance path that allows the game medium that has entered the first pair of variable entrances to enter the second game medium guidance path,
The second game medium guiding path is
A specific area guiding path for guiding the game medium to the specific area;
A normal area guiding path for guiding game media to the normal area,
The guide route is configured to guide the game medium that has entered the second game medium guide path to the specific area at a higher rate than the game medium that has entered the first game medium guide path. Yes,
The gaming machine according to any one of claims 1 to 4, characterized in that:
前記演出手段の演出制御を行う演出制御手段とを備え、
前記可変入賞装置は、
前記第1対の可変進入口に進入した遊技媒体を検出する第1対進入検出手段と、
前記第1の遊技媒体誘導路にて前記下方誘導領域に進入した遊技媒体が前記第2の遊技媒体誘導路に誘導されたことを検出する下方誘導検出手段とを備え、
前記演出制御手段は、
前記第1対進入検出手段によって遊技媒体が検出されたときに、前記演出手段により遊技媒体が前記第1対の可変進入口に進入した旨を報知する第1対進入時演出を実行する制御を行う第1対進入時演出制御手段と、
前記下方誘導検出手段によって遊技媒体が検出されたときに、前記演出手段により前記第1対進入時演出とは異なる演出態様で、遊技媒体が前記第2の遊技媒体誘導路に誘導された旨を報知する下方誘導時演出を実行する制御を行う下方誘導時演出制御手段とを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。 Production means for executing a predetermined production;
Effect control means for effect control of the effect means,
The variable winning device is:
First pair entry detecting means for detecting a game medium entering the first pair of variable entrances;
Downward guidance detection means for detecting that the game medium that has entered the lower guidance area in the first game medium guidance path is guided to the second game medium guidance path;
The production control means includes
When the first pair entry detecting means detects a game medium, the effect means performs control for executing a first pair entry effect that notifies that the game medium has entered the first pair of variable entrances. First pair entry direction effect control means to perform;
When the game medium is detected by the downward guidance detecting means, the effect means is directed to the second game medium guiding path in an effect mode different from the effect at the time of entering the first pair by the effect means. Including a downward guidance effect control means for performing control to execute the downward guidance effect to be notified,
The gaming machine according to claim 5, wherein:
前記演出手段の演出制御を行う演出制御手段とを備え、
前記可変入賞装置は、
前記第1の遊技媒体誘導路に進入した遊技媒体を前記非特定領域もしくは前記下方誘導領域に振分け、または、前記第2の遊技媒体誘導路に進入した遊技媒体を前記特定領域誘導路から前記特定領域もしくは前記通常領域誘導路から前記通常領域に振り分ける振分け手段と、
前記可変入賞装置に進入した遊技媒体が前記複数の遊技媒体誘導路のうち前記振分け手段を配置した前記第1または第2の遊技媒体誘導路に進入したことを検出する振分け誘導検出手段とを備え、
前記演出制御手段は、
前記振分け誘導検出手段によって遊技媒体が検出されたときに、当該遊技媒体が前記振分け手段によって前記下方誘導領域または前記特定領域に振り分けられる割合が高められているか否かを、前記振分け誘導検出手段によって遊技媒体が検出されたタイミングに基づいて判定する振分け判定手段と、
前記振分け判定手段によって前記下方誘導領域または前記特定領域に振り分けられる割合が高められている旨の判定がなされたときに、前記演出手段により前記下方誘導領域または前記特定領域に振り分けられる割合が高められている旨を報知する振分け誘導時演出を実行する制御を行う振分け誘導時演出制御手段とを含む、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の遊技機。
Production means for executing a predetermined production;
Effect control means for effect control of the effect means,
The variable winning device is:
The game medium that has entered the first game medium guide path is assigned to the non-specific area or the lower guide area, or the game medium that has entered the second game medium guide path is specified from the specific area guide path. A distribution means for distributing the region or the normal region taxiway to the normal region;
Distribution guidance detecting means for detecting that a game medium that has entered the variable winning device has entered the first or second game medium guiding path in which the distributing means is arranged among the plurality of game medium guiding paths. ,
The production control means includes
When the game medium is detected by the distribution guidance detection means, the distribution guidance detection means determines whether or not the ratio that the game medium is distributed to the lower guidance area or the specific area by the distribution means is increased. A distribution determination means for determining based on the timing at which the game medium is detected;
When it is determined by the distribution determination means that the ratio of distribution to the downward guidance area or the specific area is increased, the ratio of distribution to the downward guidance area or the specific area is increased by the rendering means. Including distribution guidance effect control means for performing control to execute the distribution guidance effect to notify that
The gaming machine according to claim 5 or 6, characterized in that
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