JP2005296539A - 遊技球誘導装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 導入された遊技球の移動・放出に緩急の速度差を設けることにより新たな興趣を喚起することができるとともに、小型・コンパクト化や不正行為の防止を図ることのできる遊技球誘導装置を提供する。
【解決手段】 一対の揺動体30,30は、それぞれの回動翼片31,31が、球通路22の中途部において内方に向け突出するように、回転体20に一体的に取り付けられている。回転軸25に挿通されたねじりコイルばね34の両端が揺動体30,30の作動アーム32,32に係止され、各々の回動翼片31,31は、回動軸33,33周りで常時球通路22に突出する方向にそれぞれ付勢されている。各回動翼片31,31の先端部には、球通路22に入口側22Iから導入された遊技球に係合して受け止めることができるように、遊技球の外形に沿う球面状の球受凹部31a,31aがそれぞれ形成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機の遊技盤に配置され、内部に導入した遊技球を誘導案内して放出する遊技球誘導装置に関する。
遊技機の遊技盤には、遊技球誘導装置として例えば、円盤状の回転体の外周面に形成された切欠等の保持部に遊技球を保持し、回転体の回転によって遊技球を複数の振分位置へ移動し放出するための振分装置が配置される場合がある(特許文献1参照)。
特許第2955815号公報
特許文献1に示すように、特定の保持部に永久磁石を備え、振分位置に当たり(セーフ)と外れ(アウト)とを割り当てておけば、回転体の保持部に保持された遊技球が当否いずれの振分位置へ移動・放出されるか、振分け作動に対する興味を増大させることができる。しかし、永久磁石による遊技球の吸着作用を利用して当たり外れを振り分けるので、振分装置に対して磁力を利用した不正行為が行われやすい。また、遊技球は回転体の外周面に沿って1つのルートを移動(迂回)するだけであり、回転体が一定回転数で連続回転するときには遊技球の移動が単調でスピード感に欠けるきらいがある。このように、遊技球の移動が単調であると保持部に保持されたときに遊技球の当たり外れがわかってしまう場合があり、遊技者の興趣がそがれてしまうおそれがある。そこで、移動の単調さを解消するために遊技球の移動途中に停留部等を設ける場合には、スピード感がさらに低下するとともに、振分装置の構造が複雑化するおそれがある。
本発明の課題は、導入された遊技球の移動・放出に緩急の速度差を設けることにより新たな興趣を喚起することができるとともに、小型・コンパクト化や不正行為の防止を図ることのできる遊技球誘導装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の遊技球誘導装置は、
遊技球の通過可能な球通路が回転軸線と交差する方向に貫通形成された回転体と、
その回転体に一体的に取り付けられて前記球通路内に突出可能に配置されるとともに、前記回転体の回転軸線周りでの回転に応じて、前記遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを許容する第一姿勢と、前記遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを阻止する第二姿勢とに変移可能な通路切替部材と、
を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の遊技球誘導装置は、
遊技球の通過可能な球通路が回転軸線とほぼ直交する方向に貫通形成された回転体と、
その回転体に一体的に取り付けられ前記球通路の途中で内方に向け突出するように常時付勢されて配置されるとともに、前記回転体の球通路との間に前記球通路に入口側から導入された遊技球を受け止めるための球受部を形成し、前記回転体の回転軸線周りでの回転に応じて、前記球受部が前記遊技球と係合せずにその遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを許容する第一姿勢と、前記球受部が前記遊技球を前記球通路の出口側から受け止めてその遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを阻止する第二姿勢とに変移可能な通路切替部材と、
を備えることを特徴とする。
これらの遊技球誘導装置によれば、通路切替部材が第一姿勢であるときには遊技球は球通路を高速で直線的に通り抜け(例えば落下し)、第二姿勢であるときには遊技球は球通路の通り抜けを阻止されて回転体とともに回転移動(例えば迂回、その場回転)することになる。このように、球通路に導入された遊技球の移動・放出には緩急の速度差が設けられるので、遊技者に新たな興趣を喚起して遊技球誘導装置への注目度を高めることができる。そして、このような緩急の速度差は球通路を有する回転体と通路切替部材とによって産み出すことができるので、遊技球誘導装置を簡素かつ小型・コンパクトに構成することができる。しかも、遊技球の移動・放出には永久磁石による遊技球の吸着作用を利用する必要がないため、磁力を利用した不正行為を防止することができる。なお、通路切替部材と回転体の球通路との間に球受部が形成される場合には、球通路形成のために他部材を要せず、遊技球誘導装置をさらに小型化することができる。
ところで、通路切替部材は、回転体の球通路を挟んで一対配置される他、球通路に対して1又は複数配置される。したがって、通路切替部材は、遊技球の通過を許容する第一姿勢では、球通路内に突出してもしなくてもよい。同様に、通路切替部材は、遊技球の通過を阻止する第二姿勢では、球通路を横断してもしなくてもよい。また、球通路の入口(側)、出口(側)はそれぞれ複数の場合がある。
これらの遊技球誘導装置では、
通路切替部材が第一姿勢であるとき、球通路に入口側から導入された遊技球は、そのまま球通路を通り抜けて出口側から放出される一方、
通路切替部材が第二姿勢であるとき、球通路に入口側から導入された遊技球は、通路切替部材によって球通路の通り抜けを阻止された状態で回転体の回転に伴って球通路を逆流して入口側から放出されることが好ましい。
このように、遊技球は、通路切替部材が第一姿勢であるときには出口側から放出され、通路切替部材が第二姿勢であるときには入口側から放出されるので、緩急の速度差を無理なく設定でき、その際特殊な構造を要しない。
以上のような遊技球誘導装置は、具体的態様の一例として、
遊技球の通過可能な球通路が回転軸線とほぼ直交する方向に貫通形成された回転体と、
その回転体に一体的に取り付けられ前記球通路の途中で内方に向け突出するように常時付勢されて配置されるとともに、その球通路に入口側から導入された遊技球に係合して受け止めるための球受凹部が形成され、前記回転体の回転軸線周りでの回転に応じて、前記球受凹部が前記遊技球と係合せずにその遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを許容する第一姿勢と、前記球受凹部が前記遊技球を前記球通路の出口側から受け止めてその遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを阻止する第二姿勢とに変移可能な一対の通路切替部材と、
を備える場合がある。
一対の通路切替部材に球受凹部を形成することによって、遊技球は第二姿勢に変移した一対の通路切替部材でしっかり受け止められて通り抜けが阻止されるとともに、球通路での引掛かり・詰まり等が発生しにくくなる。
具体的には、球受凹部は、一対の通路切替部材の先端部に遊技球の外形に沿う球面状にそれぞれ形成され、
通路切替部材が第一姿勢であるとき、球受凹部は通路切替部材の出口側に位置して、球通路に導入された遊技球と係合せずに遊技球を通過させ、
通路切替部材が第二姿勢であるとき、球受凹部はその通路切替部材の入口側に位置して、球通路に導入された遊技球を出口側から受け止めることになる。
また、球通路は、回転軸線に沿って設けられる左右の側壁と回転軸線にほぼ直交する底壁とから形成され、
一対の通路切替部材は、球通路の中途部において左右の側壁からそれぞれ底壁と平行状に内方に向け突出するとよい。
一対の通路切替部材の先端部構造と球通路の壁部構造とによって、球受凹部での遊技球の受け止めが一層確実になる。
そして、これらの遊技球誘導装置では、
通路切替部材が第一姿勢であるとき、通路切替部材を球通路内へ突出する方向に付勢する付勢力よりも遊技球との接触に基づきその通路切替部材をその付勢力に抗して球通路から後退する方向に作用する押し戻し力(押し開き力)が大となることにより、球通路に入口側から導入された遊技球は通路切替部材を押し広げるようにしてそのままその球通路を通り抜けて出口側から放出される一方、
通路切替部材が第二姿勢であるとき、付勢力が押し戻し力(押し開き力)を上回ることにより、球通路に入口側から導入された遊技球は通路切替部材によってその球通路の通り抜けを阻止された状態で回転体の回転に伴って球通路を逆流して入口側から放出されることになる。
このように、通路切替部材に付勢手段(付勢部材)による付勢力と遊技球との接触に基づく押し戻し力(押し開き力)とを作用させ、両者のバランスによって通路切替部材を開・閉して遊技球の通り抜けを許容・阻止できるので、遊技球誘導装置を極めてシンプルに構成できる。
なお、付勢手段(付勢部材)として、ばね鋼製・青銅製等の金属ばね、ゴム製・合成樹脂製等の非金属ばね、空気・オイル等を利用する流体ばね等の弾性部材が通常用いられる。特に、単一のねじりコイルばね(トーションスプリング)の両端で一対の通路切替部材をそれぞれ付勢するようにすると、各通路切替部材に均等な付勢力(弾発力;ばね力)を作用させることができるので、第二姿勢での遊技球の通過阻止にタイミングのずれを生じにくい。
本発明の遊技球誘導装置は、例えばパチンコ機等の弾球遊技機において、
・振分装置…遊技球を複数の出口へ分配する;
・入賞装置…遊技球を出口側の入賞口へ案内する;
・通過装置…遊技球を入口側から出口側へ移送する;
等に用いることができる。その際、第一種パチンコ機(セブン機)のセンター役物、第二種パチンコ機(羽根物)のV入賞口、第三種パチンコ機(権利物)の振分入賞口のように、遊技球誘導装置の取付位置は遊技機に応じて適宜設定できる。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る遊技球誘導装置の一例としての通過装置を示す全体組立斜視図(前方斜視図)、図2はその正面図、図3はA−A断面図である。また、図4は図1とは異なる方向から見た通過装置の要部組立斜視図(後方斜視図)、図5はその分解斜視図である。図1〜図3に示すように、通過装置1は、遊技機の遊技盤(図示せず)等に固定するための台板10と、電動モータ24(回転体駆動源)により所定方向(例えば正面視時計方向)に回転する回転体20と、回転体20に取り付けられて一体回転する一対の揺動体30,30(通路切替部材)と、を備えている。
台板10の下半部には下部枠11が固定され、下部枠11と台板10とで形成される内部空間に回転体20及び揺動体30,30が収納・支持されている。なお、11aは下部枠11の前方下端部から後方側に向かって低くなるように傾斜する排出樋であり(図3)、回転体20から放出された遊技球を受け止めて後方に排出する。
回転体20は電動モータ24のモータ軸24aに連結された回転軸25に固定され、その前後方向の軸線O周りに回転する(図3)。回転体20の本体部21には、遊技球の通過可能な球通路22が、回転体20の回転軸線Oと交差(例えば直交)する方向に貫通形成されている。この球通路22は、回転軸線Oに沿って前後方向に設けられる左右の側壁22b,22bと回転軸線Oに交差(例えば直交)する上下方向の底壁22aとで囲まれ、上方の入口側22I、下方の出口側22E及び前方の遊技者側がそれぞれ開放されて形成されている(図2)。なお、23は止めねじ等の締付部材23aにより回転体20に後方から一体化される裏蓋、27は回転軸25と裏蓋23とを固定するための固定ピン、26は台板10と回転軸25との間に嵌め込まれて回転軸25の回転を支承するスリーブである(図3、図5)。
モータ軸24aと回転軸25とを連結して、回転体20と一体回転する同期回転板28の周縁にノッチ(切れ目)28aが形成されている。また、ノッチ28aの回転軌跡に対応させて、ノッチセンサ29(原点検出手段)が配置されている(図1、図3、図5)。なお、29aはセンサ基板、29bはその接続コネクタを表わし、センサ基板29aは図示しない取付手段によって台板10等に固定されている。ここで、ノッチセンサ29は、回転体20(同期回転板28)の回転に伴って、電動モータ24の回転角度位置データ等に誤差が経時的に蓄積され、制御(遊技)の暴走等を防止するために設けられる。すなわち、回転体20(同期回転板28)の回転によりノッチ28aがノッチセンサ29を通過するたびに、周方向原点としてのノッチ28aが検出され、零点補正が行われる。ノッチセンサ29には、光電式センサ、赤外線センサ、超音波センサ、レーザセンサ等の非接触式センサを用いることができる。また、ノッチ28aは周方向に複数個設けてもよい。
一対の揺動体30,30は、それぞれの回動翼片31,31が、球通路22の中途部において左右の側壁22b,22bから底壁22aと平行状に内方に向け突出するように、回転体20に一体的に取り付けられている(図2、図5)。このとき、回転軸25に挿通されたねじりコイルばね34(トーションスプリング;付勢手段;付勢部材;弾性部材)の両端が揺動体30,30の作動アーム32,32に係止され、各々の回動翼片31,31は、回動軸33,33周りで常時球通路22に突出する方向にそれぞれ付勢されている(図5、図6(c)(d)、図7(c))。また、各回動翼片31,31の先端部には、球通路22に入口側22Iから導入された遊技球に係合して受け止めることができるように、遊技球の外形に沿う球面状の球受凹部31a,31aがそれぞれ形成されている(図2、図7(a))。図6に示すように、回転軸25は、回転体20と同期回転板28(電動モータ24)とを一体的に連結するとともに、台板10に(スリーブ26を介して)回転可能に支持されている。一方、回動軸33は、揺動体30の軸孔30aに挿通されて揺動体30を回転可能に支持するとともに、両端部が回転体20と裏蓋23とに(固定状態で)支持されている。
さらに、揺動体30,30(回動翼片31,31)は、回転体20の回転軸線O周りでの回転に応じて、以下に示す第一姿勢と第二姿勢とに変移可能とされている。
(1)第一姿勢(通過許容;図6):球受凹部31a,31aが揺動体30,30(回動翼片31,31)に対して球通路22の出口側22Eに位置している。このとき、揺動体30,30の回動翼片31,31を球通路22内へ突出する方向に付勢するねじりコイルばね34の付勢力よりも、遊技球との接触に基づいて回動翼片31,31を(ばね34の付勢力に抗して)球通路22から後退する方向に作用する押し戻し力(押し開き力)の方が大となる。したがって、球受凹部31a,31aは、球通路22に入口側22Iから導入された遊技球と係合せず、揺動体30,30(回動翼片31,31)は、球通路22の入口側22Iから出口側22Eへの遊技球の通り抜けを許容する。
(2)第二姿勢(通過阻止;図7):球受凹部31a,31aが揺動体30,30(回動翼片31,31)に対して球通路22の入口側22Iに位置している。このとき、ねじりコイルばね34の付勢力が遊技球との接触に基づく回動翼片31,31の押し戻し力(押し開き力)を上回る。したがって、球受凹部31a,31aは、球通路22に入口側22Iから導入された遊技球を球通路22の出口側22Eから受け止め、揺動体30,30(回動翼片31,31)は、球通路22の入口側22Iから出口側22Eへの遊技球の通り抜けを阻止する。
このように、単一のねじりコイルばね34で一対の揺動体30,30をそれぞれ付勢しているので、各揺動体30,30に均等な付勢力(弾発力;ばね力)を作用させることができる。つまり、第二姿勢において一対の揺動体30,30間に作動タイミングのずれ(回動翼片31,31のばたつき)を生じないから、ずれに起因する遊技球の過誤通過を阻止できる。
次に、以上で述べた通過装置1の作動について、図6〜図9を用いて説明する。
(1)回転体20の回転により、揺動体30,30の回動翼片31,31が第一姿勢になったとき(図6);
遊技球が入口側22Iから球通路22に入球すると、遊技球は揺動体30,30の回動翼片31,31に接触し、ねじりコイルばね34のばね力に抗して回動翼片31,31を押し広げ(図6(c)→(d))、そのまま球通路22を通り抜けて出口側22Eから排出樋11aへ放出される。したがって、遊技球は球通路22内で停止することなく比較的スピーディに通過する。
(2−1)回転体20の回転により、揺動体30,30の回動翼片31,31が第二姿勢になったとき(図7);
遊技球が入口側22Iから球通路22に入球すると、遊技球は回動翼片31,31の球受凹部31a,31aで受け止められ、ねじりコイルばね34のばね力により出口側22Eへの通り抜けを阻止される(図7(c))。
(2−2)回転体20がさらに180°未満の角度範囲で回転したとき(図8);
球通路22内の遊技球は、球受凹部31a,31aで受け止められ、出口側22Eへの通り抜けを阻止された状態で回転体20とともに下部枠11内を移動する。
(2−3)回転体20が約180°回転したとき(図9);
球受凹部31a,31aで受け止められていた遊技球は、球通路22内を逆流して入口側22Iから排出樋11aへ放出される(実際には自重で落下する)。このように、遊技球は球通路22内で一旦停止して比較的ゆっくりと通過する。
以上のように、回転体20に球通路22が貫通形成され、その球通路22に揺動体30,30(回動翼片31,31)が配置されるので、上記(1)の場合と(2−1)〜(2−3)の場合とでは遊技球の通過速度(通過時間)に緩急の差が生じる。
(変形例)
図10に揺動体の回動翼片の変形例を図7(a)と対比して示す。図10(a)に示す揺動体130(通路切替部材)は、球通路22の中途部において回動翼片131が球通路22内に突出するように、回動軸133に設けるねじりコイルばね134で常時付勢されるとともに、回転体20に一体的に取り付けられている。また、回動翼片131の先端部には、球通路22に入口側22Iから導入された遊技球に係合して受け止めることができるように、遊技球の外形に沿う球面状の球受凹部131aが形成されている。
一方、図10(b)に示す揺動体230(通路切替部材)は、球通路22の中途部において棒状の回動翼片231が球通路22を横断するように、回動軸233に設けるねじりコイルばね234で常時付勢されるとともに、回転体20に一体的に取り付けられている。これらの変形例のように、揺動体130,230(回動翼片131,231)を1個で構成してもよい。なお、図10において図7(a)と共通する機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略する。
(実施例2)
図11は、本発明に係る遊技球誘導装置の他の例としての振分装置を実施例1(図8(a))と対比して示す正面図である。図11に示す振分装置2の下部枠11には、第一の排出樋11a(例えば外れ球排出樋)と隔壁11cを挟んで第二の排出樋11b(例えば当たり球排出樋)が形成されている。そこで、揺動体30,30(回動翼片31,31)が第一姿勢であるときには、遊技球は実施例1の場合と同様に、第一の排出樋11aに放出される(図6参照)。一方、揺動体30,30(回動翼片31,31)が第二姿勢から所定角度(180°未満の角度範囲)回転したときに、遊技球は第一の排出樋11aの手前の第二の排出樋11bに放出される(図11参照)。
すなわち、図11の振分装置2では、揺動体30,30(回動翼片31,31)が第一姿勢のときに球通路22に入球した遊技球は第一の排出樋11aから外れ球として、第二姿勢のときに球通路22に入球した遊技球は第二の排出樋11bから当たり球として、それぞれ振分け排出される。なお、図11において図8(a)と共通する機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略する。また、振分装置2では、第一及び第二の排出樋11a,11b以外に排出樋を設けたり、回転体20を双方向に回転したりしてもよい。
以上の説明では、回転体20は電動モータ24により正面視時計方向に回転するものとしたが、一方向回転と双方向回転・一定速回転と可変速回転・連続回転と間欠回転等の回転条件は制御対象等に応じて決定される。あるいは、回転体20をその自重で回転(自転)させてもよい。したがって、ノッチセンサ29によるノッチ28aの検出データは、電動モータ24が正常回転しているか否かは勿論、回転方向や回転速度を切り換えたり電動モータ24の停止位置を定めたりするための基準としても利用できる。
また、回転体20の回転軸線Oは前後方向以外に上下方向等に配置でき、斜め方向であってもよい。したがって、回転軸線Oは、遊技盤の盤面に沿う方向(平行な方向)にも交差(例えば直交)する方向にも設定できる。
本発明に係る遊技球誘導装置の一例としての通過装置を示す全体組立斜視図。 図1の正面図。 図2のA−A断面図。 図1とは異なる方向から見た通過装置の要部組立斜視図。 図4の分解斜視図。 揺動体の回動翼片が第一姿勢であるときの通過装置の作動を説明する正面図、斜視図及び背面図。 揺動体の回動翼片が第二姿勢であるときの通過装置の作動を説明する正面図、斜視図及び背面図。 図7に続く作動を説明する正面図及び斜視図。 図8に続く作動を説明する正面図及び斜視図。 揺動体の回動翼片の変形例を図7(a)と対比して示す正面図。 本発明に係る遊技球誘導装置の他の例としての振分装置を図8(a)と対比して示す正面図。
符号の説明
1 通過装置(遊技球誘導装置)
2 振分装置(遊技球誘導装置)
20 回転体
22 球通路
22a 底壁
22b 側壁
30 揺動体(通路切替部材)
31a 球受凹部(球受部)
34 ねじりコイルばね(トーションスプリング;付勢手段;付勢部材;弾性部材)

Claims (3)

  1. 遊技球の通過可能な球通路が回転軸線と交差する方向に貫通形成された回転体と、
    その回転体に一体的に取り付けられて前記球通路内に突出可能に配置されるとともに、前記回転体の回転軸線周りでの回転に応じて、前記遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを許容する第一姿勢と、前記遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを阻止する第二姿勢とに変移可能な通路切替部材と、
    を備えることを特徴とする遊技球誘導装置。
  2. 遊技球の通過可能な球通路が回転軸線とほぼ直交する方向に貫通形成された回転体と、
    その回転体に一体的に取り付けられ前記球通路の途中で内方に向け突出するように常時付勢されて配置されるとともに、前記回転体の球通路との間に前記球通路に入口側から導入された遊技球を受け止めるための球受部を形成し、前記回転体の回転軸線周りでの回転に応じて、前記球受部が前記遊技球と係合せずにその遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを許容する第一姿勢と、前記球受部が前記遊技球を前記球通路の出口側から受け止めてその遊技球による前記球通路の入口側から出口側への通り抜けを阻止する第二姿勢とに変移可能な通路切替部材と、
    を備えることを特徴とする遊技球誘導装置。
  3. 前記通路切替部材が前記第一姿勢であるとき、前記球通路に入口側から導入された遊技球は、そのままその球通路を通り抜けて出口側から放出される一方、
    前記通路切替部材が前記第二姿勢であるとき、前記球通路に入口側から導入された遊技球は、前記通路切替部材によってその球通路の通り抜けを阻止された状態で前記回転体の回転に伴って当該球通路を逆流して入口側から放出される請求項1又は2に記載の遊技球誘導装置。
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