JP2005296252A - 運転者検査システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 検査事業者サーバ30は、運転者端末10から受信した運転者の呼気中のアルコール濃度と自身に予め格納された基準値とを比較し、運転者による運転職務の可否を判断して、その判断結果を管理者端末40に送信する。
【選択図】 図1
Description
このような現状から、行政側も「飲酒運転防止対策マニュアル」等の策定を行い、飲酒運転による事故を未然に防止するために交通機関側に対して指導を行っている。例えば、行政側は、運転前には、運転者のアルコール濃度の検査とともに、運転者が飲酒していないことを確認するために運転者と第三者との面談を行うことを交通機関側に要請している。
(1)運転前のアルコール濃度検査を運転者自身に任せた場合、運転者が、実際の呼気中のアルコール濃度よりも低い数値を交通機関の管理者側に不正に報告する可能性があり、検査を徹底させることが困難であった。
(2)交通機関の管理者側は、運転者以外の他の従業員をアルコール濃度検査時に立ち会わせることにより、前述の検査時の不正を防ぐことを試みることができるが、運転者とその立ち会う従業員とが結託してアルコール濃度を不正に報告する可能性も考えられる。
(3)また、その交通機関における管理者は、アルコール濃度検査を行う場所ごとに、その立ち会う従業員を最低1人ずつ配備しなくてはならず、労働力及び人件費等の面で大きな負担が生じることとなっていた。
(運転者検査システムの構成)
図1は、本発明の実施の形態における運転者検査システムの構成を示す図である。
図に示すように、運転者検査システムは、鉄道、バス、タクシー、航空、または船舶等の交通機関の運転者により操作される運転者端末10と、この運転者端末10との間でWeb会議(テレビ電話)が可能な面談者端末20と、これら運転者端末10及び面談者端末20から送信される各種情報に基づいて上記の運転者が運転職務を遂行可能か否かを判断する検査事業者サーバ30と、上記の運転者の運転職務を管理する管理者により操作され、その検査事業者サーバ30からの判断結果を受信して表示する管理者端末40と、ネットワーク100とを有して構成される。
また、これら運転者端末10、面談者端末20、検査事業者サーバ30、及び管理者端末40は、例えばインターネット等のネットワーク100を介して相互接続されている。
なお、運転者検査システムを構成する運転者端末10、面談者端末20、検査事業者サーバ30及び管理者端末40の数は、図に示す数に限定されないものとする。
運転者端末10は、運転者の呼気中に含有されるアルコールの濃度を計測し、検査事業者サーバ30に送信する。また、運転者端末10は、面談者端末20とWeb会議による通信が可能である。
この面談者端末20には、運転者端末10との間でWeb会議による通信が可能であり、面談者は、このWeb会議機能を用いて、運転者による運転職務前に運転者と面談をして、面談者の様子、主に運転者が酒気帯びまたは飲酒状態であるか否かを判断する。
この検査事業者は、交通機関の管理者側からの依頼により、運転者が運転職務を行うことが可能か否かの判断を行う第三者機関である。
その検査事業者サーバ30は、運転者端末10及び面談者端末20から送信される各種情報(呼気中のアルコール濃度、Web会議による面談の結果等)に基づいて、運転者がこれから運転職務可能な状況にあるか否かを判断し、その判断結果を管理者端末40に送信する。
その管理者端末40は、ネットワーク100を介して運転者端末10、面談者端末20及び検査事業者サーバ30と通信可能である。
管理者端末40は、検査事業者サーバ30から受信した運転者による運転職務の可否判断を表示し、管理者は、その表示された判断結果に基づいて、運転者に対して最終的な運転職務の指示を行う。
また、検査事業者サーバ30は、例えば、ワークステーション等のハイエンドPCであってもよい。
図2は、前述の運転者端末10の構成を詳細に示す図である。
図に示すように、運転者端末10は、運転者端末10全体を制御する制御部11と、各種情報の送受信を行う送受信部12と、各種情報を格納する情報格納部13と、運転者端末10を操作するための操作部14と、それぞれ音声及び画像の入出力を行う音声画像入力部15、音声画像出力部16と、呼気中のアルコール濃度及び二酸化炭素濃度を測定する呼気成分検出部17と、運転者の認証情報を入力する認証情報入力部18とを有して構成される。
例えば、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)と、HDD(Hard Disk Drive)と、メモリとを有して構成される。この場合、制御部11による一連の制御動作は、CPUがHDDに格納されたプログラムをメモリ上に展開して実行することにより実現される。
さらに、送受信部12は、図示しないGPS(Global Positioning System)、または図示しない無線基地局との通信を利用して自端末の現在位置情報を取得する。このGPSまたは無線基地局を利用した位置情報の取得は、従来使用されている技術を用いるものとし、詳細な説明は省略する。
また、操作部14は、運転者端末10を操作するための情報入力部位であって、例えば、キー・スイッチ群、キーボード、マウス等の情報入力装置であってもよい。
また、音声画像出力部16は、音声及び画像情報を出力するものであって、例えば、スピーカ及びCRT(Cathode−Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、もしくは有機EL(Electronic Luminescence)等のディスプレイを有して構成されてもよい。
その音声画像入力部15により入力された音声及び画像情報は、送受信部12により面談者端末20に送信される。また、送受信部12により受信された面談者端末20からの音声及び画像情報は、音声画像出力部16により出力される。これらの機能により、運転者端末10と面談者端末20との間で、音声及び画像情報がリアルタイムで交換可能となり、いわゆるWeb会議による通信を行うことができるようになる。
また、運転者が、自分の呼気の代わりに空気を呼気成分検出部17に吹きかけて、不正にアルコール検査を行うことを防止するために、呼気成分検出部17は、吹きかけられた気体(呼気または空気)に含有される二酸化炭素の濃度についても測定する。一般に、呼気中と大気中に含まれる二酸化炭素の濃度は異なるため、この二酸化炭素の濃度を測定することにより、飲酒の検査を適切に行うことが可能となる。
この呼気成分検出部17は、図に示すように運転者端末10の筐体に一体的に組み込まれていてもよいし、運転者端末10本体と着脱可能に構成されていてもよい。
認証情報入力部18は、そのバイオメトリクス情報の画像、音声、打鍵力等を入力・検出する。
図3は、前述の面談者端末20の構成を詳細に示す図である。
図に示すように、面談者端末20は、面談者端末20全体を制御する制御部21と、各種情報の送受信を行う送受信部22と、各種情報を格納する情報格納部23と、面談者端末20を操作するための操作部24と、それぞれ音声及び画像の入出力を行う音声画像入力部25、音声画像出力部26とを有して構成される。
以下、特記しない限り、制御部21、送受信部22、情報格納部23、操作部24、音声画像入力部25、及び音声画像出力部26の各機能は、制御部11、送受信部12、情報格納部13、操作部14、音声画像入力部15、及び音声画像出力部16の各機能と同様であるとして、その説明を省略する。
図4は、検査事業者サーバ30の構成を詳細に示す図である。
図に示すように、検査事業者サーバ30は、検査事業者サーバ30全体を制御する制御部31と、各種情報の送受信を行う送受信部32と、各種情報を格納する情報格納部33とを有して構成される。
また、制御部31は、送受信部32及び情報格納部33を含む検査事業者サーバ30の各部位の制御を行う。
・各運転者の個人データ(ID、氏名、パスワード、バイオメトリクス情報等)
・各運転者の運転スケジュール
・呼気中のアルコール濃度の基準値
・呼気中の二酸化炭素の基準値
これらの各種情報は、運転者の運転職務遂行の可否判断を行うときの基準となる。
図5は、管理者端末40の構成を詳細に示す図である。
図に示すように、管理者端末40は、管理者端末40全体を制御する制御部41と、各種情報の送受信を行う送受信部42と、各種情報を格納する情報格納部43と、管理者端末40を操作するための操作部44と、それぞれ音声及び画像の出力を行う音声画像出力部45とを有して構成される。
例えば、制御部41は、CPUと、HDDと、メモリとを有して構成される。この場合、制御部41による一連の制御動作は、CPUがHDDに格納されたプログラムをメモリ上に展開して実行することにより実現される。
送受信部42は、検査事業者サーバ30から、運転者が運転職務を遂行可能か否かの判断結果を示す情報を受信し、音声画像出力部45は、その判断結果を示す情報を、音声、文字及び画像等の各情報で出力し、管理者に通知する。
以下、図を用いて、運転者検査システムによる各動作について説明する。
図6は、運転者検査システムによる運転者の運転職務遂行の可否判断動作の流れを示すシーケンスチャートである。以下、図に沿って、運転者検査システムの動作の説明を進める。
例えば、このとき、運転者は、各運転者個々を特定するための運転者ID及びパスワードを認証情報として入力する。また、運転者は、運転者端末10を用いて、さらに認証情報として運転者のバイオメトリクス情報を入力するようにしてもよい。
この測定時において、運転者は、運転者端末10のWeb会議機能を用いて、その測定の様子(音声、画像)を面談者端末20に送信してもよい。この場合、運転者が、他者の呼気を測定するといった不正を防止することが可能となる。
ここでは、運転者端末10は、アルコール及び二酸化炭素の濃度測定後に位置情報の取得を行うとしたが、一定時間ごとにGPS衛星または無線基地局に自端末の現在位置を問い合わせて位置情報を取得するようにしてもよいし、他のタイミングで取得するようにしてもよい。
面談者は、面談時の観察結果から運転者の様子を判断し、面談者端末20を用いてその判断結果(良好、疲れ気味、飲酒あり等)を入力して、該当する運転者のIDを対応付けて検査事業者サーバ30に送信する(ステップS106)。また、このとき、面談者は、面談者端末20を用いて、判断結果とともに、この面談におけるコメントを入力して、送信するようにしてもよい。
この運転職務遂行の可否判断動作については、後ほど詳述する。
管理者端末40は、その受信した判断結果を表示する。
なお、このとき、管理者端末40は、その最終判断結果を、運転者が運転を行う車両等の発着場、営業所、運行拠点、駅、港、空港等の各交通機関の施設に勤務する従業員の端末に送信して、その従業員に通知するとともに、他の運転者の配備等の指示を行ってもよい。
このようにして、運転者側及び面談者側から送られた呼気中のアルコール濃度等の各種情報に基づいて、第三者機関が管理する検査事業者サーバ30は、その運転者が運転職務を遂行可能か否かを判断し、その判断結果をその運転者の管理者側に提供するので、管理者側は、信頼性の高い判断結果に基づいて、運転者の運転職務遂行の可否を的確に判断することができ、バス、鉄道等の交通機関において、安全な運行を実現することが可能となる。
ここで、ステップS107における運転者による運転職務の遂行が可能か否かの判断動作について詳細に説明する。
ステップS107において、検査事業者サーバ30は、以下の各項目において運転職務遂行の可否判断を行い、全項目で運転可能と判断された場合に、総合的に運転職務の遂行が可能であると判断する。
(1)認証情報
(2)アルコール濃度
(3)二酸化炭素濃度
(4)アルコール濃度測定時の位置、時刻情報
(5)面談結果
以下、検査事業者サーバ30による上記の(1)〜(5)の各判断項目における判断動作について説明する。
検査事業者サーバ30は、運転者端末10から送信された認証情報に基づいて、その運転者端末10の操作者が、検査対象の運転者本人であるか否かの認証を行う。
検査事業者サーバ30は、情報格納部33に予め格納されている運転者ID及びパスワードの組と、運転者端末10から送信された運転者ID及びパスワードの組とを比較し、照合を行う。検査事業者サーバ30は、両者が一致であれば認証成功、すなわち運転職務の遂行が可能と判断し、不一致であれば認証失敗、すなわち不可能と判断する。
また、検査事業者サーバ30は、運転者端末10から認証情報としてバイオメトリクス情報が送信された場合、情報格納部33に予め格納されている運転者ID及びバイオメトリクス情報と、運転者端末10から送信された運転者ID及びバイオメトリクス情報の組とを比較し、照合を行う。この場合も同様に、検査事業者サーバ30は、両者が一致であれば運転職務の遂行が可能と判断し、不一致であれば不可能と判断する。
検査事業者サーバ30は、運転者端末10から送信されたアルコール濃度値が、情報格納部33に予め格納されているアルコール濃度の基準値未満か否かを判断する。
検査事業者サーバ30は、その計測されたアルコール濃度が基準値未満であった場合、検査対象の運転者による運転職務の遂行が可能であると判断し、基準値以上であった場合、その運転者が「酒気帯び/酒酔い」であり、運転職務遂行が不可能であると判断する。
なお、現道路交通法(平成14年改正)では、
・酒酔い運転:呼気1リットル中にアルコール0.25mg以上
・酒気帯び運転:呼気1リットル中にアルコール0.15mg以上0.25mg未満
と定められている。このことから、例えば、基準値を呼気1リットル中にアルコール0.15mgとし、検査事業者サーバ30は、0.15mg未満ならば「正常」、0.15mg以上ならば「酒気帯び/酒酔い」と判断するようにしてもよい。
検査事業者サーバ30は、運転者端末10から送信された二酸化炭素濃度値が、情報格納部33に予め格納されている二酸化炭素の基準値の範囲内に収まっているか否かを判断する。
検査事業者サーバ30は、その測定された二酸化炭素濃度がその基準値の範囲内である場合、検査対象の運転者による運転職務の遂行が可能であると判断し、基準値の範囲外であった場合、その運転者が不適切に呼気の測定を行ったため、運転職務遂行が不可能であると判断する。
なお、一般に人間の呼気中には、二酸化炭素が実質的に4%程度含まれている。一方、大気中には、二酸化炭素が実質的に0.03%程度含まれている。
例えば、二酸化炭素の基準値を呼気中に4±1%と設定した場合、検査事業者サーバ30は、測定された二酸化炭素濃度が3〜5%であれば、測定が適切であったと判断し、他の値であれば、適切ではないと判断する。特に、二酸化炭素の濃度が、0.03%近傍であった場合、運転者が呼気の測定を避けて、空気を呼気成分検出部17に吹き込ませた可能性が高いと判断できる。
前述したように、検査事業者サーバ30には、各運転者が担当する運行スケジュールが格納されている。この運転者の運転スケジュールは、運転者ごとに、各運転者が運転する経路、その経路上の始発地点、通過(停車、停留)地点、終着地点の位置情報、その各地点における発着・通過予定時刻が対応付けられて構成されている。
検査事業者サーバ30は、運転者端末10から送信された呼気の測定位置及びその測定時刻と、前述の運転スケジュール上においてその時刻に運転者がいる予定の位置と、の間で整合が取れているか否かを判断する。
例えば、運転スケジュールでは東京駅発のバスを運転する予定の運転手が、東京駅から基準距離内(例えば1km)で呼気の測定を行った場合、検査事業者サーバ30は、適切な呼気測定が行われたとし、運転者による運転職務遂行が可能であると判断する。一方、その基準距離外で呼気を測定した場合、検査事業者サーバ30は、呼気測定が適切に行われなかったとし、運転者による運転職務遂行を不可能とする。
検査事業者サーバ30は、面談者端末20から受信した判断結果(正常、疲れ気味、飲酒/酒気帯び等)に基づいて、運転者に運転職務の遂行が可能であるか否かを判断する。
例えば、検査事業者サーバ30は、判断結果が「正常」である場合のみ運転職務の遂行が可能であると判断し、それ以外の判断結果の場合は運転職務の遂行が不可能であると判断する。
(管理者端末40の画面表示)
図7は、その管理者端末40に表示された判断結果の一例を示す図である。
例えば、図に示すように、管理者端末40の画面上には、「運転者のID」、「運転者の氏名」、「運転者の運転職務内容」、「認証情報(パスワード、バイオメトリクス情報)の正当性」、「アルコール濃度の検査・判断結果」、「二酸化炭素濃度の検査・判断結果」、「検査位置の適切さ」、「面談者の氏名」、「面談結果」、「面談者からのコメント」等が表示される。
また、画面上には、管理者のコメント入力欄が設けられていてもよい。この場合、管理者は、管理者端末40を用いて、運転者、営業所の従業員等へのコメントを入力してもよい。
また、管理者は、管理者端末40を用いて、画面上の「運転者に送信」、「営業所に送信」といったボタンを選択すると、管理者端末40は、それぞれ運転者端末10及び営業所に設置された端末へ、該当運転者の氏名、ID、管理者のコメント等を例えば電子メールで送信する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、検査事業者サーバ30は、運転者端末10から受信した運転者の呼気中のアルコール濃度と自身に予め格納された基準値とを比較し、運転者による運転職務の可否を判断して、その判断結果を管理者端末40に送信するので、管理者は、自身の管理下の運転者が運転可能な状態にあるか否かを容易に判断することができ、運転が困難である場合は、手の空いている他の運転者を担当させるというように迅速に対処することが可能となる。このように、交通機関側は、飲酒、酒気帯びまたは過労等により運転が困難な運転者の運転を前もって禁止することにより、交通事故を未然に防ぐことができるとともに、顧客等からの高い信頼を得ることが可能となる。
また、アルコール濃度の検査場所ごとに、運転前に運転者と面談を行う面談者が待機する必要がないため、交通機関側は、従業員の配置及び人件費の削減を効果的に行うことが可能となる。
バイオメトリクス情報の特徴や特性は、いずれも長期間にわたって変化しにくく、類似する特徴・特性を持つ第三者が皆無か、きわめて少ないという大きな利点があるので、アルコール濃度測定時において、他者によるなりすましを抑止することが可能となる。
この場合、運転者端末10は、その設置場所を示す情報を予め格納しておき、運転者の運転職務遂行の可否判断の際に検査事業者サーバ30に送信する。このように、運転者端末10が、交通機関の所定の場所に固定的に設置されている場合は、GPS、無線基地局装置等を利用して位置情報を取得する処理を省略することができる。
このときも、検体を呼気に限定せず、運転者端末10は、血液、汗、尿、唾液、毛髪等の他の検体を検査するようにしてもよい。
この場合、運転者検査システムは、運転者端末10と、面談者端末20と、検査事業者サーバ30と、ネットワーク100とにより構成され、その検査事業者サーバ30は、検査結果を表示するためのディスプレイが設けられる。
また、運転者端末10に、各種情報が記録可能な記録媒体が着脱可能に取り付けられていた場合、その記録媒体を取り外して、その施設に設置された端末に前述の入力情報を読み取らせて送信させるようにしてもよい。
運転者検査システムをこのような構成とした場合、運転者端末10自体は、ネットワーク100接続機能を備えている必要がないため、運転者端末10を簡易な構成とすることが可能となる。
11、21、31、41 制御部
12、22、32、42 送受信部
13、23、33、43 情報格納部
14、24、44 操作部
15、25 音声画像入力部
16、26、45 音声画像出力部
17 呼気成分検出部
18 認証情報入力部
20 面談者端末
30 検査事業者サーバ
40 管理者端末
100 ネットワーク
Claims (7)
- 交通機関の運転者の人体から採取した検体に含まれる所定成分の濃度を測定し、該測定結果を送信する端末と、
前記運転者端末からネットワークを介して受信した測定結果に基づいて、前記運転者が運転職務を遂行することが可能か否かを判断する検査用サーバと、
を有することを特徴とする運転者検査システム。 - 運転者の呼気中の所定成分の濃度を測定し、該測定結果をネットワークを介して送信する運転者端末と、
前記運転者端末から受信した測定結果が、前記運転者が運転職務を遂行可能である値を示しているか否かを判断する検査事業者サーバと、
前記検査事業者サーバからネットワークを介して受信した運転職務の遂行可否の判断結果を表示する管理者端末とを有し、
前記運転者の勤務状態を管理する管理者は、前記表示された判断結果を利用して前記運転者による運転職務の遂行を許可するか否かの判断材料とすることを特徴とする運転者検査システム。 - 前記運転者端末は、
前記運転者の呼気中のアルコール濃度を測定し、
前記検査事業者サーバは、
前記運転者端末から受信したアルコール濃度が基準値未満であるとき、前記運転職務の遂行を可能と判断し、前記基準値以上であるとき、不可能と判断することを特徴とする請求項2記載の運転者検査システム。 - 前記運転者端末は、
前記運転者の呼気中の二酸化炭素濃度を測定し、
前記検査事業者サーバは、
前記運転者端末から受信した二酸化炭素濃度が基準範囲内であるとき、前記運転職務の遂行を可能と判断し、前記基準範囲外であるとき、不可能と判断することを特徴とする請求項3記載の運転者検査システム。 - 前記運転者端末は、
前記所定成分の濃度測定を行った時期及び位置を示す情報を前記検査事業者サーバに送信し、
前記検査事業者サーバは、
前記時期及び位置を示す情報に基づいて、前記測定位置が、測定が予定されていた位置と同一または近傍であるか否かを判断して、該判断結果を前記管理者端末に送信し、
前記管理者端末は、
前記測定位置に係る判断結果を受信すると、該判断結果を表示することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の運転者検査システム。 - 前記運転者検査システムは、
前記ネットワークに接続され、前記運転者と面談を行う面談者により操作される面談者端末をさらに有し、
前記運転者端末は、
前記運転者の画像を入力し、該入力した画像情報を前記面談者端末に送信し、
前記面談者端末は、
前記運転者端末から受信した画像情報に基づく前記運転者の状態の判断結果を前記検査事業者サーバに送信し、
前記検査事業者サーバは、
前記面談者端末から受信した運転者の状態の判断結果に基づいて、前記運転者による運転職務の遂行の可否を判断することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の運転者検査システム。 - 前記運転者端末は、
認証情報として、前記運転者のパスワード及びバイオメトリクス情報を前記検査事業者サーバに送信し、
前記検査事業者サーバは、
前記運転者端末から受信した認証情報の認証を行い、該認証結果に基づいて、前記運転者による運転職務の遂行の可否を判断することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の運転者検査システム。
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