JP4319249B1 - アルコール検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アルコール検査装置10は顔画像特徴データとID情報を含む被験対象者データベースと、ID入力装置18と、アルコール検知器22と、デジタルカメラ28を備える。被験者がアルコール検知器22に直接取り付けられたマウスピース24から呼気を吹き付けた時に呼気のアルコール濃度の測定を行い、被験者の顔画像をアルコール検知器22を含めてデジタルカメラ28で撮影する。そして、アルコール検査時の被験者の顔画像の特徴データと、ID入力装置18から入力されたID情報から特定された被験者の被験対象者データベースに登録されている顔画像特徴データを照合して、被験者の本人認証をおこなう。
【選択図】図1
Description
そこで、運送事業者等は、乗務員の飲酒運転を未然に防ぐために、各事業所にアルコール検査装置を設置し、乗務員を運転業務に就かせる前の点呼時に、アルコール検査装置により乗務員の呼気中のアルコール検査を実施している。
また、特許第4063663号公報(特許文献2)には、被験者をID情報により特定すると共に、アルコール検査の際に撮影した被験者の顔画像をID情報と関連づけて記憶するアルコール検知システムが記載されている。この特許文献2に記載のシステムによれば、アルコール検査時には顔画像の認証はされないため、なりすましによりアルコール検査をパスできてしまうという問題がある。顔画像が記録されるため事後調査によりなりすましを発見することができると考えられるので、なりすましに対して一定の抑止効果は期待できるが、飲酒運転を未然に確実に防止することができるものではない。
まず、本発明の第1の発明は、複数の被験対象者に関する顔画像特徴データとID情報とを含む情報が登録された被験対象者データベースと、被験者ID情報を入力するID入力装置と、被験者の呼気のアルコール濃度の検知を行うアルコール検知器と、被験者の顔画像を撮影するデジタルカメラとを備え、
前記アルコール検知器には被験者が呼気を吹き付ける時に使用するマウスピースが直接取り付けられる構成とされており、
前記顔画像特徴データは、被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けている状態の顔画像の特徴データであり、
前記ID入力装置から被験者のID情報を入力させ、
前記被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けたときに該被験者の呼気のアルコール濃度の測定を行うと共に、
前記被験者が呼気をアルコール検知器に吹き付けている最中に該被験者の顔画像をマウスピースおよびアルコール検知器を含めてデジタルカメラに撮影させ、
アルコール濃度の測定の最中に前記デジタルカメラに撮影させた前記被験者の顔画像の特徴データと、前記ID入力装置から入力されたID情報から特定された被験者の前記被験対象者データベースに登録されている顔画像特徴データとを照合して、被験者の本人認証をおこなうアルコール検査装置である。
そして、アルコール濃度の測定の最中にデジタルカメラに撮影させた被験者の顔画像の特徴データと、ID入力装置から入力されたID情報から特定された被験者の、被験対象者データベースに登録されている顔画像特徴データとを照合して、被験者の本人認証をおこなう。そのため、ID情報から特定された被験者がアルコール検査を受けた被験者本人であることを裏付けることができるので、他人による完全ななりすましを防止することができる。
よって、乗務員の呼気中アルコール検査時に、点呼者の立ち会いを必要としないで確実になりすましを防止することのできるアルコール検査装置を提供することができる。そして、点呼者の立ち会いを必要としないことにより点呼業務の合理化を図ることができる。
そして、データベースに登録されている顔画像特徴データとアルコール濃度の測定の最中にデジタルカメラに撮影させた被験者の顔画像の特徴データは、ともに被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けている状態の顔画像の特徴データであるため、顔画像特徴データの照合による被験者の本人認証の精度が高く、確実に本人認証を行うことができる。
前記ID入力装置は免許証リーダーであり、前記被験者のID情報は免許証情報であることを特徴とする。
この第2の発明によれば、免許証リーダーから読み込まれた免許証情報を被験者のID情報として利用するため、免許証携帯チェックとアルコール検査のためのID情報の入力を一度に済ませることができる。そして、免許証不携帯ではアルコール検査をパスすることができず、免許証不携帯による乗務を防止することができる。また、免許証に記載された情報により、免許証の有効期限切れあるいは交通違反による運転制限中等の乗務違反を防止することができる。
入力されたID情報またはアルコール測定結果に異常があった場合に、警告音または警告灯により異常の発生を外部に知らせることを特徴とする。
この第3の発明によれば、入力されたID情報またはアルコール測定結果に異常があった場合は警告音または警告灯により異常の発生が外部に知らされるので、点呼者がアルコール検査装置の前に立ち会って被験者と一対一の対応をしなくても良い。そして、入力されたID情報またはアルコール測定結果に異常があった場合には、点呼者が異常の発生を知り、必要な対応をすることができる。
この第4の発明によれば、測定されたアルコール濃度と被験者に関する情報と検査時刻を関連づけて記録するので、アルコール検査を実施した証拠を残すことができる。
前記アルコール検知器には被験者が呼気を吹き付ける時に使用するマウスピースが直接取り付けられる構成とされており、
前記顔画像特徴データは、被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けている状態の顔画像特徴データであり、
前記被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けたときに該被験者の呼気のアルコール濃度の測定を行うと共に、
前記被験者が呼気をアルコール検知器に吹き付けている最中に該被験者の顔画像をマウスピースおよびアルコール検知器を含めてデジタルカメラに撮影させ、
アルコール濃度の測定の最中に前記デジタルカメラに撮影させた前記被験者の顔画像特徴データと、前記被験対象者データベースに登録されている被験対象者の顔画像特徴データとを照合して被験者を特定するアルコール検査装置である。
そして、アルコール濃度の測定の最中にデジタルカメラに撮影させた被験者の顔画像の特徴データと、被験対象者データベースに登録されている複数の被験対象者の顔画像特徴データとを照合して、被験者の特定をおこなう。よって、アルコール検査を受けた被験者がそのまま被験者として特定されるので、他人による完全ななりすましを防止することができる。
よって、乗務員の呼気中アルコール検査時に、点呼者の立ち会いを必要としないで確実になりすましを防止することができ、かつ、点呼業務の合理化を図ることができるアルコール検査装置を提供することができる。
また、データベースに登録されている被験対象者の顔画像特徴データとアルコール濃度の測定の最中にデジタルカメラに撮影させた被験者の顔画像の特徴データは、ともに被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けている状態の顔画像の特徴データであるため、顔画像特徴データの照合により被験者を特定する精度が高く、確実に被験者を特定することができる。
この第6の発明によれば、アルコール測定結果に異常があった場合は警告音または警告灯により異常の発生が外部に知らされるので、点呼者がアルコール検査装置の前に立ち会って被験者と一対一の対応をしなくても良い。そして、アルコール測定結果に異常があった場合には、点呼者が異常の発生を知り、必要な対応をすることができる。
この第7の発明によれば、測定されたアルコール濃度と特定された被験者に関する情報と検査時刻を関連づけて記録するので、アルコール検査を実施した証拠を残すことができる。
まず、上述の第1の発明によれば、乗務員の呼気中アルコール検査時に撮影した顔画像により被験者の本人認証を行うので、点呼者の立ち会いを必要としないで確実になりすましを防止することのできるアルコール検査装置を提供することができる。
次に、上述の第2の発明によれば、免許証情報を被験者特定のためのID情報として利用するため、免許証携帯チェックとアルコール検査のためのID情報の入力を一度に済ませることができる。そして、免許証不携帯あるいは免許証情報に問題があるときはアルコール検査をパスすることができず、免許証に起因する乗務違反を防止することができる。
次に、上述の第3の発明によれば、入力されたID情報またはアルコール測定結果に異常があった場合は警告音または警告灯により異常の発生が外部に知らされるので、点呼者が異常の発生を知り、必要な対応をすることができる。
次に、上述の第4の発明によれば、測定されたアルコール濃度と被験者に関する情報と検査時刻を関連づけて記録するので、アルコール検査を実施した証拠を残すことができる。
次に、上述の第5の発明によれば、アルコール検査を受けた被験者がそのまま被験者として特定されるので、点呼者の立ち会いを必要としないで確実になりすましを防止することができ、かつ、点呼業務の合理化を図ることができるアルコール検査装置を提供することができる。
次に、上述の第6の発明によれば、アルコール測定結果に異常があった場合は警告音または警告灯により異常の発生が外部に知らされるので、点呼者が異常の発生を知り、必要な対応をすることができる。
次に、上述の第7の発明によれば、測定されたアルコール濃度と特定された被験者に関する情報と検査時刻を関連づけて記録するので、アルコール検査を実施した証拠を残すことができる。
アルコール検査装置10は、図1に示すとおり、パソコン12、モニタ13、キーボード14、マウス16、免許証リーダー18及びアルコール検知スタンド20から構成されている。そして、モニタ13、キーボード14、マウス16、免許証リーダー18及びアルコール検知スタンド20はパソコン12に接続されている。そして、パソコン12には、乗務員登録、アルコール検査、免許証読み込み、を行うためのソフトが組み込まれている。
アルコール検知スタンド20は、呼気のアルコール濃度を測定するアルコール検知器22とアルコール検知器22に呼気を吹き込むマウスピース24、被験対象者である点呼を受ける乗務員を撮影するデジタルカメラ28及びそれらを支えるスタンド26からなる。そして、デジタルカメラ28は、マウスピース24の方向に固定され、被験対象者である乗務員がマウスピース24を銜えた状態のとき、乗務員の顔と、マウスピース24とアルコール検知器22が撮影できる画角に設定されている。そして、スタンド26にはアルコール検知器22とパソコン12を結ぶインタフェース回路が内蔵されている。また、スタンド26には、アルコール検査装置10の状態及びアルコール検査装置10による検査結果を外部に知らせるためのブザー30及びランプ32が配設されている。
次に、点呼執行者は、乗務員に運転免許証を図1に示した免許証リーダー18に挿入させる。すると、免許証リーダー18により免許証の情報が画像として読み込まれ、パソコン12に組み込まれた免許証読み込みソフトにより画像情報がコード化された免許証情報に変換されて、乗務員登録ソフトに送られる。この免許証リーダー18が本発明のID入力装置に相当し、免許証情報がID情報に相当する。
具体的には、乗務員が個人用に貸与されたマウスピース24をアルコール検知スタンド20のアルコール検知器22のマウスピース装着位置に差し込んで、マウスピース24を使用して呼気をアルコール検知器22に吹き付ける。図4にアルコール検知スタンド20での呼気測定状況を示す。図4の丸印の内側がデジタルカメラ28の視野の中心部分を示している。
そして、アルコール検知器22が、呼気が吹き付けられていることを検知すると、アルコール検知スタンド20に取り付けられているデジタルカメラ28が、マウスピース24を使用して呼気をアルコール検知器22に吹き付けている状態の乗務員の顔画像を撮影する。そして、アルコール検知器22により測定された乗務員の呼気のアルコール濃度のデータとデジタルカメラ28により撮影された乗務員の顔画像データがアルコール検知スタンド20のインタフェース回路を通じて乗務員登録ソフトに送られる。
そこで、乗務員登録ソフトが、アルコール検知スタンド20から送られてきた乗務員の顔画像データを、画像データの照合がしやすいコード化された顔画像特徴データに変換して、乗務員の社員情報及び免許証情報と共に、乗務員データベースに登録する。
ここで、顔画像データの元データを併せて乗務員データベースに登録しておくこともできる。また、顔画像データ自体を顔画像特徴データとして、乗務員データベースに登録しておくこともできる。顔画像データが乗務員データベースに保存されていれば、画像認証のアルゴリズムの改良等で特徴データの抽出方法が変わった場合や、画像認証で画像データを直接比較するアルゴリズムを採用する場合に、顔画像を撮り直す手間を省略できる。
そして、乗務員データベースは、パソコン12に内蔵されたハードディスク上に構築される。なお、乗務員データベースはパソコン12と通信回線で結ばれたデータベースサーバー上に構築する構成とすることもできる。
点呼執行者は、乗務員の乗務前における点呼時のアルコール検査の実施に当たり、アルコール検査装置10をアルコール検査モードに設定する。実施例1では、アルコール検査装置10で、アルコール検査のほかに、免許証の携帯検査も併せて行っている。アルコール検査装置10がアルコール検査モードに設定されると、モニタ13に免許証読み込み待ちであることが表示される。なお、点呼を受ける乗務員が多数の場合は、点呼に要する時間を短縮するため、アルコール検査は複数台のアルコール検査装置10を使用して並行して実施することで、点呼業務の合理化を図ることができる。
被験対象者である乗務員が特定されると、アルコール検査の準備が完了しモニタ13に乗務員の呼気測定待ちである旨の表示がされて、アルコール検知器22のランプ32が準備完了を示す色に点灯し、ブザー30から準備完了を示す音が鳴る。
図5に照合対象となる顔画像データの範囲を示す。枠Fは撮影範囲を示しており、枠Aの範囲で本人確認のために画像認証による比較を行い、枠Bの範囲でマウスピース24が確実に装着されアルコール検知器22及びマウスピース24が正常な状態で使用されているか画像認証による比較を行う。なお、画像認証の技術は公知の技術を利用している。
そして、アルコール検査が良好な状態で終了したときは、アルコール検査結果がアルコール検査装置に記録され、アルコール検査装置10は次の被験者のアルコール検査ができる状態に設定される。
一方、乗務に支障のあるアルコール濃度が検出された場合、あるいは、顔画像特徴データの照合でアルコール検査を受けた乗務員と免許証情報から特定された乗務員が一致せず本人確認ができなかった場合、あるいはマウスピース24に異常があり呼気がデジタルカメラ28に撮影された乗務員のものでない疑いがある場合は、アルコール検査ソフトは、アルコール検査結果の詳細をパソコン12の画面に表示し、アルコール検査が不良状態で終了したことを示す色でランプ32を点灯させ、点呼不良を示す音でブザー30を鳴らす。そして、アルコール検査装置10は点呼執行者の処理待ち状態となる。
なお、アルコール検査中に撮影された乗務員の顔画像データ及び顔画像を変換した顔画像特徴データはアルコール検査装置10には記録されず、記録及び報告されるのは図6に示したアルコール検査結果のコード化されたデータのみであるため、記録及び送信の負荷が少ない。
そして、アルコール濃度の測定の最中にデジタルカメラ28に撮影させた被験者の顔画像の特徴データと、免許証リーダー18から入力された免許証情報から特定された被験者の乗務員データベースに登録されている顔画像特徴データとを照合して、被験者の本人認証をおこなう。そのため、免許証から特定された被験者がアルコール検査を受けた被験者本人であることを確認できるので、他人による完全ななりすましを防止することができる。
よって、アルコール検査装置10によれば、乗務員の呼気中アルコール検査時に、点呼者の立ち会いを必要としないで確実になりすましを防止することができ、かつ、点呼業務の合理化を図ることができるアルコール検査装置を提供することができる。
個々の乗務員の登録は管理者の立ち会いの下に図7に示したパソコン12により点呼執行者が行う。まず、点呼執行者がアルコール検査装置10Aを乗務員登録モードに設定し、被験対象者である乗務員の本人確認を行い、社員コードをキーボード14操作により入力する。すると、パソコン12に組み込まれた乗務員登録ソフトが、入力された社員コードとパソコン12に登録されている乗務員の人事データを照合し、社員コードに対応した乗務員の氏名等の社員情報を取り出す。
次に、点呼執行者は、乗務員にアルコール検知スタンド20で実際に呼気を測定させて、呼気測定中の乗務員の顔画像を撮影させる。アルコール検知スタンド20による顔画像の撮影は実施例1と同様であるため詳細な説明は省略する。
そして、乗務員登録ソフトが、アルコール検知スタンド20から送られてきた乗務員の顔画像データを、画像データの照合がしやすいコード化された顔画像特徴データに変換して、登録対象の乗務員の社員情報と共に、乗務員データベースに登録する。
ここで、画像照合方法が変更される場合等に備えて、顔画像の元データも併せて乗務員データベースに登録しておくこともできる。
そして、乗務員データベースは、パソコン12に内蔵されたハードディスク上に構築される。なお、乗務員データベースはパソコン12と通信回線で結ばれたデータベースサーバー上に構築する構成とすることもできる。
なお、乗務員データベースは既に他のアルコール検査装置10Aに登録されている乗務員データベースから登録データをコピーして構築することもできる。また、データベースサーバー上に構築されている乗務員データベースを利用する構成とすることもできる。
点呼執行者は、乗務員の乗務前における点呼時のアルコール検査の実施に当たり、アルコール検査装置10Aをアルコール検査モードに設定する。実施例2では、アルコール検査モードになると、アルコール検知スタンド20のアルコール検知器22が準備完了の状態となり、アルコール検知器22のランプ32が準備完了を示す色に点灯し、ブザー30から準備完了を示す音が鳴る。
アルコール検査が良好な状態で終了したときは、アルコール検査結果がアルコール検査装置10Aに記録され、アルコール検査装置10Aは次の被験者のアルコール検査ができる状態に設定される。
一方、乗務に支障のあるアルコール濃度が検出された場合、あるいは、顔画像特徴データの照合で被験者の特定ができなかった場合は、アルコール検査ソフトは、アルコール検査結果の詳細をパソコン12の画面に表示し、アルコール検査が不良状態で終了したことを示す色でランプ32を点灯させ、点呼不良を示す音でブザー30を鳴らす。
なお、アルコール検査中に撮影された乗務員の顔画像のデータは検査記録としてアルコール検査装置10Aに保存される。
そして、アルコール濃度の測定の最中にデジタルカメラ28に撮影させた被験者である乗務員の顔画像の特徴データと、乗務員データベースに登録されている複数の被験対象者の顔画像特徴データとを照合して、被験者の特定をおこなう。よって、アルコール検査を受けた被験者がそのまま被験者として特定されるので、他人による完全ななりすましを防止することができる。
よって、アルコール検査装置10Aによれば、乗務員の呼気中アルコール検査時に、点呼者の立ち会いを必要としないで確実になりすましを防止することができ、かつ、点呼業務の合理化を図ることができるアルコール検査装置を提供することができる。
また、データベースに登録されている被験対象者の顔画像特徴データとアルコール濃度の測定の最中にデジタルカメラに撮影させた被験者の顔画像の特徴データは、ともに被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けている状態の顔画像の特徴データであるため、顔画像特徴データの照合により被験者を特定する精度が高く、確実に被験者を特定することができる。
そして、測定されたアルコール濃度と特定された被験者に関する情報と検査時刻を関連づけて記録するので、アルコール検査を実施した証拠を残すことができる。
そして、アルコール測定結果に異常があった場合は警告音または警告灯により異常の発生が外部に知らされるので、点呼者が被験者と一対一の対応をしなくても良い。そして、アルコール測定結果に異常があった場合には、点呼者が異常の発生を知り、必要な対応をすることができる。
たとえば、建築現場、医療、食品、研究室等の特定したメンバーで業務を行う職場において、そのメンバーの本人確認を行い、なり替わりを防止し、飲酒状況の把握をする場合に適用することができる。また、クレーン運転免許証のような各種作業資格証の確認を合わせて行う場合に適用することができる。
その他、本発明に係るアルコール検査装置はその発明の思想の範囲で、各種の形態で実施できるものである。
12 パソコン
13 モニタ
14 キーボード
16 マウス
18 免許証リーダー(ID入力装置)
20 アルコール検知スタンド
22 アルコール検知器
24 マウスピース
26 スタンド
28 デジタルカメラ
30 ブザー
32 ランプ
Claims (7)
- 複数の被験対象者に関する顔画像特徴データとID情報とを含む情報が登録された被験対象者データベースと、被験者のID情報を入力するID入力装置と、被験者の呼気のアルコール濃度の検知を行うアルコール検知器と、被験者の顔画像を撮影するデジタルカメラとを備え、
前記アルコール検知器には被験者が呼気を吹き付ける時に使用するマウスピースが直接取り付けられる構成とされており、
前記顔画像特徴データは、被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けている状態の顔画像の特徴データであり、
前記ID入力装置から被験者のID情報を入力させ、
前記被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けたときに該被験者の呼気のアルコール濃度の測定を行うと共に、
前記被験者が呼気をアルコール検知器に吹き付けている最中に該被験者の顔画像をマウスピースおよびアルコール検知器を含めてデジタルカメラに撮影させ、
アルコール濃度の測定の最中に前記デジタルカメラに撮影させた前記被験者の顔画像の特徴データと、前記ID入力装置から入力されたID情報から特定された被験者の前記被験対象者データベースに登録されている顔画像特徴データとを照合して、被験者の本人認証をおこなうアルコール検査装置。 - 請求項1に記載のアルコール検査装置であって、
前記ID入力装置は免許証リーダーであり、前記被験者のID情報は免許証情報であることを特徴とするアルコール検査装置。 - 請求項1または請求項2に記載のアルコール検査装置であって、
入力されたID情報またはアルコール測定結果に異常があった場合に、警告音または警告灯により異常の発生を外部に知らせることを特徴とするアルコール検査装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかの請求項に記載のアルコール検査装置であって、
測定されたアルコール濃度と被験者に関する情報と検査時刻を関連づけて記録することを特徴とするアルコール検査装置。 - 複数の被験対象者に関する顔画像特徴データを含む情報が登録された被験対象者データベースと、被験者の呼気のアルコール濃度の検知を行うアルコール検知器と、被験者の顔画像を撮影するデジタルカメラとを備え、
前記アルコール検知器には被験者が呼気を吹き付ける時に使用するマウスピースが直接取り付けられる構成とされており、
前記顔画像特徴データは、被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けている状態の顔画像特徴データであり、
前記被験者がマウスピースを使用して呼気をアルコール検知器に吹き付けたときに該被験者の呼気のアルコール濃度の測定を行うと共に、
前記被験者が呼気をアルコール検知器に吹き付けている最中に該被験者の顔画像をマウスピースおよびアルコール検知器を含めてデジタルカメラに撮影させ、
アルコール濃度の測定の最中に前記デジタルカメラに撮影させた前記被験者の顔画像特徴データと、前記被験対象者データベースに登録されている被験対象者の顔画像特徴データとを照合して被験者を特定するアルコール検査装置。 - 請求項5に記載のアルコール検査装置であって、アルコール測定結果に異常があった場合に、警告音または警告灯により異常の発生を外部に知らせることを特徴とするアルコール検査装置。
- 請求項5または請求項6に記載のアルコール検査装置であって、
測定されたアルコール濃度と、特定された被験者に関する情報と検査時刻とを関連づけて記録することを特徴とするアルコール検査装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012022376A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Tokai Denshi Kk | アルコール測定システム |
KR102085489B1 (ko) * | 2019-09-09 | 2020-03-05 | 주식회사 에스비씨원 | 하이브리드 음주측정관리 시스템 |
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