JP2005296071A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 演出管理装置(サブ制御基板400b)中の演出制御手段が、音を生成するサウンドプレーヤ36が内蔵するレジスタ(レジスタ群&制御回路360)に設定された値を外部から強制的に書替え、当該書き換えられた値に基づき、サウンドROM35に記録された音を再生出力する。例えば、サウンドROM35に記録された音の任意フレーズを、コマンドにより指定されたチャンネル、ボリューム、パンの少なくとも一つに従い再生出力する。
【選択図】 図4
Description
しかしながら、スロットマシンは、その構成上、演出管理装置および画像再生装置のコマンドおよびデータはいずれも双方向であるのに対し、主制御装置は、演出管理装置に対してコマンドやデータを送信する単方向の機能しか持たない。このため、主制御装置が持つコマンドは画像再生装置に直接反映されず、従って、画像再生装置の検査が困難であった。
図1は、本スロットマシン100の外観構造を示した正面図、図2は、本スロットマシン100の内部構造を示した断面図、図3は、本スロットマシン100に設けられている制御システムの内部構成を示したブロック図である。
フロントドア101は、基本的に、金属製のフレーム(図示略)に硬質プラスチック等で成形された前面パネルが取り付けられた機械的に強固な構造を有し、当該前面パネルによって、上部パネル部103と中部パネル部104と下部パネル部105が構成されている。
液晶表示パネル(透明液晶)106は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明基板と、これに対向する透明な基板間に液晶が封入されて形成される。液晶表示パネル106は、表示面側に光が透過し、透過した光が外部から視認される構造を持つ。この構造を採用することで、液晶を駆動していなくてもリール表示窓を介して回胴リールR1,R2,R3を視認することができるようになっている。
更に、下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容に関連した画像等(図示略)が描かれており、遊技者の獲得したメダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが設けられた放音部105cが設けられている。
同図において、フロントドア101の裏面上部に、放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SLが設けられている。
更に、回胴リール装置200下部には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技用メダルか異物か判別して振り分ける振り分け機構G0と、振り分け機構G0で振り分けられた遊技用メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、振り分け機構G0で振り分けられた異物を排出口105aへ案内して排出するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口105aへ案内して出力するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、スピーカSWが放音部105cに対応させて取り付けられている。
また、主制御基板400aが搭載されている電気回路基板とは夫々別個の電気回路基板で形成され、主制御基板400aからの指令に従って分散制御を行うサブ制御基板400b、そして、画像再生基板400k、中央制御基板400i、外部集中端子基板600を備えて構成されている。また、回胴リール制御部400c、入力ポート400d、入出力ポート400g、400hも備えて構成されている。
また、回胴リール制御部400cは、回胴リール装置200に設けられている電動モータ(図示略)を制御し、回胴リールR1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
主制御基板400aは、大当り抽選を行う主CPU11を含み、図3に示す回胴リール装置200、7セグLED500、BT、ST、STPから成る各種ボタン類300から成る周辺装置を制御する主制御部10として機能する。
演出管理CPU21は、演出管理について主CPU11から負荷分散して処理を行うところであり、制御用E2PROM22に記録されたプログラムに従い、バックアップRAM23を作業用メモリとして用い後述する画像再生CPU31に遊技演出情報を引き渡し、かつ、演出用ランプ103a、104a、104bの点灯、消灯を直接制御する。
なお、上記した構成のうち、演出管理CPU21と、制御用E2PROM22と、バックアップRAM23のみが演出管理部20として機能する。また、サウンドプレーヤ36は、サウンドROM35に記録された音声素片に基づき音声合成を行い、スピーカSL、SR、SWを介して出力する。サウンドプレーヤ36は、演出管理CPU21による管理の下、後述する画像再生CPU31によって制御される。
画像再生CPU31は、演出管理CPU21によって供給される演出情報に基づき、画像情報を生成してVRAM33に書き込む。また、VDP32は、制御&キャラクタROM34から得られるキャラクタをVRAM33に合成して書き込むと共に、表示タイミングに従いVRAM33に書き込まれたデータを読み出し、液晶表示パネル106に表示のために供給する。なお、サブ制御基板400bの制御&キャラクタROM34、サウンドROM35、サウンドプレーヤ36、そして、画像再生基板400kで画像ならびに音響制御部30として機能する。
図5に示されるように、サブ制御基板400bは、主制御基板400aから切り離され、代わって検査装置50がサブ制御基板400bにS/P(Serial/Parallel)変換ツール60を介して接続される。ここでは、USB(Universal Serial Bus)を用いることとする。検査装置50は、生成される検査コマンドをサブ制御基板400bおよび双方向のデータラインを介して画像再生基板400kへ供給し、当該画像再生基板400kによる検査コマンドの実行結果を取込み、画像再生基板400kの診断を行う。検査装置50はまた、サブ制御基板400bに対し、例えば、演出抽選を指定する乱数を指定することにより、見たいときに、あるいは聴きたい時に特定の演出を出現させることも可能である。
ここでは、サブ制御基板400bを主制御基板400aから切り離すことなく、遊技機同様、主制御基板400aに実装されたROM(図示せず)に記録されたプログラムをそのまま使用するものとする。この場合、検査装置50は、サブ制御基板400bと画像再生基板400kを接続する双方向のデータラインから分岐してS/P変換ツール60を介して接続される。このため、サブ制御基板400bは、主制御基板400qによって発行される検査コマンドを画像再生基板400kに引き渡し、画像再生基板400kで実行されるコマンドの実行結果を検査装置50によって取込み、診断を行う。
なお、図中、A、Bは、サブ制御基板400b、画像再生基板400kに実装される演出管理CPU21、画像再生CPU31のそれぞれで実行されるコマンドを解読し処理するコマンドプロセッサであって、ここでは、いずれも主CPU11が持つコマンド体系と同じものを使用することとする。詳細は後述する。
遊技管理部20は、機能的に、モード遷移管理部201と、通常モード実行部202と、検査モード実行部203と、検査コマンド転送部204と、検査結果取込み部205で構成される。
モード遷移管理部301はまた、通常の遊技で使用しないコマンドを受信したときに検査コマンド転送モードに設定し、更に、コマンド転送モードに設定するコマンドとは別のコマンドを受信したときに検査コマンド転送モードから通常モードに遷移させる。
検査コマンド実行部301は、演出管理部20から、検査コマンド転送部204を介して送信される画像再生基板400kの検査コマンドを受信し、実行して、その結果を、実行検査送信部302を介してサブ制御基板400bへ送信する。
実行結果送信部302により送信される検査結果は、演出管理部20の検査結果取り込み部204、もしくは、サブ制御基板400bと画像再生基板400k間を接続する双方向データラインにマルチドロップ接続される検査装置50に供給される。
以下、図8に示すフローチャート、および図9に示す状態遷移図を参照しながら本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
通常モードで有効なコマンドとして解釈されるのは、例えば、80H〜EFHである。また、検査コマンド転送モード突入のためのコマンドとして解釈されるのは、例えばF0Hであり、更に、F1H〜FFHが検査コマンドとして割当てられる。また、強制終了コマンドとしてFF−7Fが割当てられる。
また、検査モードであれば(S83“検査モード”)、サブ制御基板400bの演出管理CPU21はその検査コマンドを実行して自身の検査を行う。更に、コマンド転送モードであれば(S83“コマンド転送モード”)、モード遷移管理部201がコマンド転送モード実行部204を起動し、コマンド転送モード実行部54が受信したコマンドを画像再生基板400k用のコマンドに1対1に変換し(S87)、そのコマンドを、コマンド線(TxD)を介して画像再生CPU31へ送信する(S88)。
なお、上記した検査モードにおいて、あるいはコマンド転送モードにおいて、サブ制御基板400bで、あるいは画像再生基板400kでコマンドが実行された結果は、バックアップRAM23あるいは画像再生基板400kに実装された類似のメモリから、RS232C装置60経由で検査結果データが取り込まれ、検査装置50内で解析されることになる。
ここでは、演出頻度表401と、乱数抽選部402と、コマンド解読部403と、乱数選択部404で構成される。演出頻度表401は、予告毎の変動パタン出現頻度(抽選確率)が設定されるテーブルメモリである。乱数抽選部402は、演出頻度表401に示される抽選確率に従い乱数を抽選して演出管理を行う。
コマンド解読部403は、検査装置50から出力される、例えば、選択乱数指定コマンドを受信したときに、乱数選択部404を介して演出頻度表401を強制的に書替え、乱数抽選部402は、選択乱数指定コマンドに付与されて送信される乱数に基づき抽選処理を行う。
なお、検査装置50は、乱数指定抽選終了コマンドも用意しており、線数を指定した抽選を終了した後、通常確率で抽選処理を行うときに発行される。
YMZ770C(AMMS−A)は、高音質、高圧縮なAMM(AMusement Music compression)データデコーダによるシーケンサ内蔵のLSIであり、レジスタ群および制御回路360を核に、CPUインタフェース回路361と、タイミングジェネレータ362と、外部ROMインタフェース回路363と、デジタル出力インタフェース回路364と、DAC(Digital-Analog Converter)365で構成される。レジスタ群および制御回路360は、内蔵する8系統のシーケンサにより、外部ROMインタフェース回路363を介して接続されるサウンドROM35に記録された最大256曲のフレーズデータから最大8フレーズの同時再生を可能にする。
ここでは、音を生成するサウンドプレーヤ36が内蔵するレジスタ(レジスタ群および制御回路360)に設定された値を、CPUインタフス回路361を介して外部から強制的に書替え、当該書き換えられた値に基づき、サウンドROM35に記録された音を再生出力する。
サウンドテストコマンドは、主制御装置(主制御基板400a)、もしくは外部接続される検査装置50によって発行され、これを解読した演出管理装置(サブ制御基板400b)中の演出制御手段が、同じくサブ制御基板400bに実装されたサウンドROM35の音のテストを行うコマンドである。
こここでは、コマンドに付加される項目番号に従ってデータをセットしたい項目を選択し、その項目に対するデータを設定することによりその項目に従う動作を実行する。例えば、項目番号0の場合、消音、停止指定と定義されており、コマンドに消音を行うチャンネル、または停止するシーケンサをパラメータとして付加することで、サウンドドライバに対する消音、停止関連の指示を行うことができる。また、項目番号2の場合、サウンド単独制御指定と定義されており、ここで、サウンド単独制御番号(0〜255)を指定することで、サウカドROM35の256フレーズを各曲のデフォルトのチャンネル、ボリューム、パン、再生方法で再生出力が可能である。
なお、主制御装置により発行されるコマンドを使用する場合は、通常モードとコマンド転送モード間の遷移を制御し、通常の遊技で使用されないコマンドを受信したときに画像再生装置へ直接そのコマンドを送信して検査結果を取り込み、検査装置で診断を行うことで画像再生装置の検査を容易に行うことができる。この場合、主制御装置を切り離す必要が無くなるため、一層、検査が容易化される。但し、この場合、画像再生装置へ直接コマンドを送信するにあたり、主制御装置と演出管理装置、演出管理装置と画像再生装置の各装置間で使用するコマンド体系は同一とすることが必須となる。
また、図10に示した演出管理装置中の演出選択手段を構成する、演出頻度表401、乱数抽選部402、コマンド解読部403、乱数選択部404のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって本発明の遊技機を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含む。
36 サウンドROM
50 検査装置
60 S/P変換ツール
400a 主制御基板(主制御装置)
400b サブ制御基板(演出管理装置)
400k 画像再生基板(画像再生装置)
Claims (4)
- 抽選によって遊技の入賞態様を決定する主制御装置と、前記抽選結果に応じて表示もしくは音による遊技演出を制御する演出管理装置から成る遊技機であって、
前記音を生成するサウンドプレーヤが内蔵するレジスタに設定された値を外部から強制的に書替え、当該書き換えられた値に基づき、サウンドROMに記録された音を再生出力する前記演出管理装置中の演出制御手段、
を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記演出制御手段は、
前記主制御装置、もしくは外部接続される検査装置から前記レジスタを書き換えるためのコマンドを受信し、前記コマンドに付与される、あらかじめ定義された項目番号に従う制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記演出制御手段は、
前記サウンドROMに記録された音の任意フレーズを、前記コマンドにより指定されるチャンネル、ボリューム、パンの少なくとも一つに従い再生出力することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記演出制御手段は、
前記抽選によって遊技の入賞態様を決定する主制御装置が実装される主基板とは別のサブ制御基板に実装されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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