JP2005293208A - 情報表示制御装置、サーバ及びプログラム - Google Patents

情報表示制御装置、サーバ及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ヒストリ見出語を入力文字として利用した入力支援を実現することであり、また、学習面での利用効果を高めることのできるヒストリ機能を実現すること。
【解決手段】 ユーザにより文字列WD3が入力されると、入力された文字列WD3を入力文字列としてRAMに記憶し、入力欄AR1に表示させる。そして、入力文字列で始まるヒストリ見出語をヒストリテーブルから検索して、検索したヒストリ見出語を入力語候補リスト画面PW1内に一覧表示させる(a)。ユーザにより、入力語候補リスト画面PW1内のヒストリ見出語が反転表示M5で選択された場合、入力文字列を選択されたヒストリ見出語に変更して入力文字列を更新して、入力欄AR1内に文字列WD5として更新表示させる。そして、入力文字列に適合する見出語を読み出して、見出語候補リストLST7として一覧表示させる(b)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、情報表示制御装置、サーバ及びプログラムに関する。
従来から、国語辞典、英和辞典、和英辞典等、数種類の辞書データベース(以下、データベースを「DB」という。)が組み込まれた電子辞書装置(以下、「電子辞書」という。)と呼ばれる情報表示制御装置が知られている。辞書DBは、見出語と当該見出語を説明解説等する説明情報とが対応付けられた情報を集合した辞書情報を、コンピュータを用いて検索処理することができるように体系的に構成させたものである。
例えば、英和辞書DBにおいては、英単語(見出語)に、当該英単語の和訳や解説等の説明情報が対応付けられている。ユーザは、所望の英単語の綴りである文字を入力すると(以下、入力した文字を「入力文字列」という。)、入力文字列で始まる英単語が一覧表示され、当該英単語の中から所望の英単語を選択することで、選択した英単語の説明情報を表示させることができる。
学習の現場において、ユーザは、上述した方法で検索した見出語を、再度検索する場合がある。このような場合に活用される電子辞書の機能として、いわゆるヒストリ機能が知られている。ヒストリ機能とは、ユーザによって検索された見出語に対応する説明情報を表示した場合に、その検索した見出語を時系列順に随時蓄積記憶する機能である(以下、ヒストリ機能によって蓄積記憶されている見出語を「ヒストリ見出語」といい、その見出語群を適宜「ヒストリ」という。)。ユーザは、この蓄積されたヒストリ見出語を一覧表示させて、所望のヒストリ見出語を選択することにより、当該ヒストリ見出語の説明情報を参照できるため、過去に検索したことのある見出語を入力する手間を省くことができる。また、ヒストリ機能の一種として、検索した見出語を選択的にヒストリとは別の記憶領域に記憶させる単語帳としての機能を持つ電子辞書も知られている(特許文献1参照)。
特開平5−233684号公報
ところで、近年の記憶媒体の低廉化に伴い、ヒストリ機能に用いられる記憶容量が増大化しており、各辞書DBのヒストリ機能には、約1000件の見出語が記憶可能となった。そのため、近時に検索した見出語だけでなく、相当以前に検索した見出語も削除されずにヒストリ機能に残るようになった。ところが、記憶方式は時系列順の記憶方式を踏襲しているため、単に記憶可能な見出語の数が増加する一方で、機能面での改良がなされていないため、却ってヒストリ機能の使い勝手が悪くなっている。
例えば、過去に検索した見出語をヒストリ機能によって再度参照したい場合において、ユーザは、当該見出語を見つけ出すために、スクロール操作を幾度も繰り返さなければならないといった場合があった。
更に、ヒストリ機能は時系列順の記憶方式であるため、検索を実行した見出語の件数がヒストリ機能に記憶できる見出語の件数を超えた場合は、ヒストリ機能に記憶された見出語は古い順に削除されていく。そのため、過去に検索した見出語をヒストリから読み出すために、スクロール操作を幾度も繰り返した結果、当該見出語は既に削除されてしまったことが分かり、結局は通常の辞書検索で当該見出語を読み出すといったような、無駄な労力を要してしまう場合もあった。
そのため、ユーザは、過去に検索したと思われる場合であっても、ヒストリ機能を用いずに、見出語を再入力して検索してしまうといったことが多々あった。特許文献1の電子辞書のように、所望の見出語をヒストリとは別の記憶領域に記憶しておき、後で当該見出語を参照することも可能であるが、ユーザは、記憶しておいたことを忘れてしまった場合、当該見出語が記憶されているにも関わらず、同じ見出語を再入力して再検索してしまう。
また、一度検索して学習した見出語を忘れてしまった場合は、過去に検索したということを認識した上で再検索することで、ユーザは当該見出語を復習しているという意識が強くなり、学習効果が高められるものである。しかし、従来の電子辞書では、ユーザは復習しているという意識がないままに見出語を再検索してしまっていた。
また、ユーザは、ヒストリ機能によりヒストリ見出語を単に参照するだけでなく、ヒストリ見出語の文字列を追加・変更した上で検索したい場合がある。例えば、ヒストリ機能に記憶されている英単語の派生語を検索したい場合等である。このような場合、ヒストリ機能に記憶されているヒストリ見出語を入力文字の一部とすることができれば好適であるが、従来のヒストリ機能では、一覧表示されたヒストリ見出語を選択すると、選択した説明情報が表示されてしまう。そのため、選択したヒストリ見出語の文字列を利用した再検索はできなかった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ヒストリ見出語を入力文字として利用した入力支援を実現することであり、また、学習面での利用効果を高めることのできるヒストリ機能を実現することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の情報表示制御装置は、
見出語と、当該見出語の説明情報とを対応付けて集合した辞書情報として記憶している記憶手段(例えば、図2のフラッシュROM40、図3の英和辞書DB41)と、
入力文字を入力する入力手段(例えば、図1の文字入力キー540、図2のCPU10、入力部20;図5のステップS1)と、
この入力手段により入力された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を前記記憶手段から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図5のステップS39)と、
この説明情報表示制御手段により表示制御された説明情報に対応する見出語をヒストリ見出語として蓄積的に記憶するヒストリ記憶手段(例えば、図2のCPU10、フラッシュROM40;図5のステップS41)と、
このヒストリ記憶手段によりヒストリ見出語を記憶した後、前記入力手段により入力文字を入力すると、この入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出し、前記入力手段により入力されている入力文字と置き換える入力文字候補として表示する制御を行うヒストリ見出語表示制御手段(例えば、図1のディスプレイ3;図2のCPU10、表示部30;図5のステップS7→S9→S11〜S13)と、
を備えることを特徴としている。
請求項8のプログラムは、
コンピュータに、
見出語と、当該見出語の説明情報とを対応付けて集合した辞書情報として記憶している記憶機能(例えば、図2のフラッシュROM40、図3の英和辞書DB41)と、
入力文字を入力する入力機能(例えば、図2のCPU10;図5のステップS1)と、
この入力機能により入力された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を前記記憶機能により記憶された辞書情報から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御機能(例えば、図2のCPU10;図5のステップS39)と、
この説明情報表示制御機能により表示制御された説明情報に対応する見出語をヒストリ見出語として蓄積的に記憶するヒストリ記憶機能(例えば、図2のCPU10、フラッシュROM40;図5のステップS41)と、
このヒストリ記憶機能によりヒストリ見出語を記憶した後、前記入力機能により入力文字を入力すると、この入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶機能により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出し、前記入力機能により入力されている入力文字と置き換える入力文字候補として表示する制御を行うヒストリ見出語表示制御機能(例えば、図2のCPU10;図5のステップS7→S9→S11〜S13)と、
を実現させることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示制御装置であって、
前記ヒストリ見出語表示制御手段は、前記入力手段により入力されている入力文字に対して前方一致するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出して入力文字候補として表示する制御を行う前方一致見出語表示制御手段(例えば、図2のCPU10、表示部30;図5のステップS7→S9→S11〜S13)を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報表示制御装置であって、
前記ヒストリ見出語表示制御手段は、
前記入力文字候補を一覧表示(例えば、図7(b)の入力語候補リスト画面PW1)する一覧表示制御手段(例えば、図2のCPU10、表示部30;図5のステップS13)と、
前記表示制御された入力文字候補の中から、ユーザの選択操作(例えば、カーソルキー520の選択操作と決定キー500の押下操作)に応じて選択されたいずれかの入力文字候補を選択し、既に入力されている入力文字と置き換える置換手段(例えば、図2のCPU10;図5のステップS15→S17〜S19→S23→S25)と、
を更に備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報表示制御装置であって、
前記置換手段により入力文字が置き換えられた後に、前記入力手段により、追加文字を前記置き換えられた入力文字に追加する入力文字追加手段(例えば、図2のCPU10;図5のステップS1)を更に素なることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置であって、
前記ヒストリ見出語表示制御手段は、前記入力手段により入力された入力文字のうちの一部の入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段に記憶されたヒストリ見出語の中から選択して表示する制御を行う一部入力文字ヒストリ見出語表示制御手段(例えば、図2のCPU10;図12のステップS108→S110→S111〜S113)を有することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報表示制御装置であって、
前記入力手段は、所定の区切り文字(例えば、「&」)で区切ることにより複数の入力文字(例えば、図10(b)の第1単語文字列52aや第2単語文字列52b)を一連の文字列として入力する複数入力文字入力手段(例えば、図2のCPU10;図12のステップS100→S102→S104→S100→S102→S106)を有し、
前記一部入力文字ヒストリ見出語表示制御手段は、前記複数入力文字入力手段により入力された入力文字のうち所定の区切り文字で区切られた後の一連の入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段に記憶されたヒストリ見出語の中から選択して表示する制御を行う複数入力時ヒストリ見出語表示制御手段(例えば、図2のCPU10;図12のステップS108→S110→S111〜S113)を有することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバ(例えば、図14のサーバ900)において、
見出語と、当該見出語の説明情報とを対応付けて集合した辞書情報として記憶している記憶手段(例えば、図14の記憶部914)と、
前記利用者端末から入力文字を受信する受信手段(例えば、図14の通信装置912)と、
前記受信手段により受信された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を前記記憶手段に記憶された辞書情報から読み出して前記利用者端末へ送信する説明情報送信手段(例えば、図14の通信装置912)と、
この説明情報送信手段により送信された説明情報に対応する見出語をヒストリ見出語として蓄積的に記憶するヒストリ記憶手段(例えば、図14の記憶部914)と、
このヒストリ記憶手段によりヒストリ見出語を記憶した後、前記受信手段により入力文字を受信すると、この入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出し、前記受信手段により受信されている入力文字にと置き換える入力文字候補として前記利用者端末へ送信するヒストリ見出語送信手段(例えば、図14の通信装置912)と、
を備えることを特徴としている。
請求項9に記載のプログラムは、
所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたコンピュータに、
見出語と、当該見出語の説明情報とを対応付けて集合した辞書情報として記憶する記憶機能と、
前記利用者端末から入力文字を受信する受信機能と、
この受信機能により受信された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を前記記憶機能により記憶された辞書情報から読み出して前記利用者端末へ送信する説明情報送信機能と、
この説明情報送信機能により送信された説明情報に対応する見出語をヒストリ見出語として蓄積的に記憶するヒストリ記憶機能と、
このヒストリ記憶機能によりヒストリ見出語を記憶した後、前記受信機能により入力文字を受信すると、この入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出し、前記受信機能により受信されている入力文字と置き換える入力文字候補として前記利用者端末へ送信するヒストリ見出語送信機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項1又は8に記載の発明によれば、入力文字の入力の際に、当該入力文字に適合するヒストリ見出語を抽出し、抽出したヒストリ見出語を既に入力されている入力文字と置き換える入力文字候補として表示する制御を行う。従って、ユーザは、文字入力の際に、入力文字に適合するヒストリ見出語を新たな入力文字の候補として表示させることができ、適切にヒストリ見出語を新たな入力文字として利用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、入力されている入力文字に対して前方一致するヒストリ見出語を抽出して、抽出したヒストリ見出語を一覧表示する制御を行う。そして、ユーザにより一字ずつ文字が入力されると、一字ずつ長くなっていく入力文字に前方一致するヒストリ見出語の件数は減っていき、入力文字候補をその都度更新していく。このため、ユーザは一字ずつ入力文字を入力しながら、入力文字候補に表示されるヒストリ見出語を絞り込んでいくことができるため、容易に所望のヒストリ見出語を探し出すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、ユーザの選択操作に応じて選択された何れかの入力文字候補のを選択し、既に入力されている入力文字と置き換える。これにより、ユーザは、所望のヒストリ見出語を入力文字として入力することができる。従って、過去に検索した見出語(ヒストリ見出語)を新たに再入力しなくても済むため、ヒストリ見出語を利用した入力支援が実現される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、置換手段により置き換えられた入力文字に追加文字を追加する。従って、説明情報表示制御手段は、この追加文字が追加された入力文字に適合する見出語を辞書情報に含まれる見出語に対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う。これにより、ユーザは、選択した入力文字候補に新たに文字を追加することができるため、例えば、過去に検索した英単語を入力文字候補の中から選択した後に、当該英単語に新たな文字を追加して、当該英単語の派生語を生成する等して再検索することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、入力された入力文字のうちの一部の入力文字に適合するヒストリ見出語を表示する制御を行う。これにより、例えば、複数の単語を含む一連の入力文字を入力した場合等に、その入力文字中の一部の単語に適合する入力文字候補が表示される。そのため、ユーザは、選択操作を行うといった容易な操作で、所望の入力文字候補を入力文字として入力することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、所定の区切り文字で区切ることで複数の入力文字を一連の文字列として入力し、この入力された入力文字のうちの区切り文字で区切られた後の一連の入力文字に適合するヒストリ見出語を選択して表示する制御を行う。これにより、入力文字が区切り文字で区切られた場合には、区切り文字で区切られた後の一連の入力文字に適合するヒストリ見出語を入力文字候補として表示させることができる。例えば、複数の入力文字を含む例文(説明情報)を検索したい場合等に、区切り文字で入力文字を区切ると、区切られた後の一連の入力文字に適合する入力文字候補が表示される。そのため、ユーザは、複数の入力文字を入力する際にも、選択操作を行うといった容易な操作で、所望の入力文字候補を入力文字として入力することができる。また、過去に検索して学習した見出語(ヒストリ見出語)を利用して、幅の広い検索を行うことができる。
請求項7又は9に記載の発明によれば、利用者端末から受信した入力文字に適合するヒストリ見出語を抽出し、抽出したヒストリ見出語を受信している入力文字と置き換える入力文字候補として利用者端末へ送信する。従って、ユーザは、文字入力の際に、入力文字に適合するヒストリ見出語を新たな入力文字の候補として表示させることができ、適切にヒストリ見出語を新たな入力文字として利用することができる。
〔第1実施形態〕
先ず、本発明の情報表示制御装置を電子辞書に適用した場合の第1実施形態について図1〜図9を参照して詳細に説明する。
図1(a)は、電子辞書1の概観の一例を示す図である。同図のように、電子辞書1は、ディスプレイ3と、操作入力キー群5とを備えている。
操作入力キー群5の各キーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザはこれらのキーを押下して、電子辞書1を操作する。具体的には同図(b)のように、操作の確定指示を入力する決定キー500、カーソルの移動指示等を入力するカーソルキー520、文字入力キー540、ヒストリテーブル43に記憶されているヒストリ見出語を一覧表示させるためのヒストリキー560a、直前の表示画面に表示を戻すための戻るキー560b、辞書種別を選択するための辞書選択キー580等を備えている。辞書選択キー580には、電子辞書1が内蔵する各種辞書DBが対応付けられており、英和辞書DB41に対応する英和キー580aや他の辞書DBに対応する辞書キー580bを備えて構成される。
図2は、電子辞書1の機能構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、電子辞書1は、CPU(Central Processing Unit)10と、入力部20と、表示部30と、フラッシュROM(Read Only Memory)40と、RAM(Random Access Memory)50とがバス60に接続されて構成されている。
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行う。具体的には、CPU10は、入力部20から入力される操作信号に応じてフラッシュROM40に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果を表示するための表示データを表示部30に出力し、当該表示データに従った表示画面を表示部30に表示させる。
入力部20は、仮名、アルファベット等の文字入力や機能選択等に必要なキー群を備え、押下されたキーの押下信号等をCPU10に出力する。この入力部20におけるキー入力により、カーソルの移動、辞書種別の選択、文字入力、確定指示の入力等が実現される。尚、この入力部20は、図1に示す操作入力キー群5に相当するものである。
表示部30は、CPU10から入力される表示データに基づいて各種画面を表示させるための表示装置であり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。尚、この表示部30は、図1に示すディスプレイ3に相当するものである。
フラッシュROM40は、読み書き可能な不揮発性の記憶領域であり、各種初期設定、ハードウェアの検査、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムを格納する。CPU10は、電子辞書1の電源投入時にこの初期プログラムを実行することにより、電子辞書1の動作環境を設定する。また、フラッシュROM40は、電子辞書1の動作に係る種々の機能を実現するためのデータやプログラムを格納する。
図2によれば、フラッシュROM40は、英和辞書DB41と、ヒストリテーブル43と、辞書検索プログラム45とを格納する。
英和辞書DB41は、見出語と当該見出語の説明情報とを対応付けて記憶するデータテーブルである。図3は、英和辞書DB41のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、例えば、見出語「hello」に説明情報「1 a:やあ、こんにちは・・・」が対応付けられて記憶されている。
ヒストリテーブル43は、ヒストリ見出語を蓄積的に記憶するデータテーブルであり、ユーザにより検索された見出語(説明情報を表示された選択見出語55)を、その検索順にヒストリ見出語として時系列に登録(記憶)する。この登録の際、CPU10は、選択見出語55と同じヒストリ見出語がヒストリテーブル43に既に記憶済であれば、その選択見出語55と同じヒストリ見出語をヒストリテーブル43の先頭へ移動してヒストリテーブル43を更新する。また、選択見出語55と同じヒストリ見出語が記憶されていなければ、選択見出語55をヒストリテーブル43の先頭へ追加記憶する。
図4は、ヒストリテーブル43のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、「hello」、「remedy」、「connect」、・・・、といった順にヒストリ見出語が蓄積記憶されており、ヒストリ見出語「hello」がユーザにより最後に検索された見出語であることを表している。
辞書検索プログラム45は、第1実施形態に係る辞書検索処理を実現するためのプログラムである。具体的には、CPU10は、英和キー580aが押下されたことを検知すると、辞書検索プログラム45をフラッシュROM40から読み出すことで、辞書検索処理を開始する。
RAM50は、CPU10が実行する各種プログラムやこれらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保管する記憶領域を備える。図2によれば、RAM50は、入力文字列51と、見出語候補リスト53と、選択見出語55と、入力語候補リスト57と、選択ヒストリ見出語59とを格納する。
入力文字列51は、ユーザの文字入力キー540の押下によって入力された文字列である。CPU10は、文字が一文字入力される度に入力された文字を入力文字列51に追加して、入力文字列51を更新する。
見出語候補リスト53は、CPU10によって英和辞書DB41から読み出された見出語である。具体的には、英和辞書DB41に格納されているアルファベット順の見出語のうち、入力文字列51と一致、或いは前方一致する見出語を先頭にして所定数の見出語が見出語候補として読み出されて、見出語候補リスト53としてRAM50に記憶される。尚、この見出語候補リスト53に記憶される見出語を、「入力文字列51に適合する見出語」ということとする。
選択見出語55は、ユーザにより選択された見出語候補リスト53の中の見出語候補である。CPU10は、RAM50に見出語候補リスト53を記憶する度に、初期値として見出語候補リスト53の先頭の見出語候補を選択見出語55として記憶する。
入力語候補リスト57は、CPU10によってヒストリテーブル43から読み出されたヒストリ見出語である。具体的には、入力文字列51で始まるヒストリ見出語がヒストリテーブル43から読み出されて、読み出されたヒストリ見出語が入力語候補リスト57(入力文字候補)としてRAM50に記憶される。従って、この入力語候補リスト57は、ユーザが入力中の文字列で始まる(前方一致する)ヒストリ見出語のみで構成されることとなる。
選択ヒストリ見出語59は、ユーザにより選択された入力語候補リスト57の中のヒストリ見出語であり、RAM50に入力語候補リスト57が記憶される直前に、毎回クリアされる。
次に、電子辞書1の辞書検索処理の具体的な処理を図5のフローチャートを用いて説明する。
先ず、CPU10は、辞書検索処理を開始し、図6(a)のような英和辞書画面W1を表示部30に表示させ、文字入力キー540の押下操作により文字が入力されるまで待機する。CPU10は、文字入力キー540が押下されたことを検知したら、押下された文字入力キー540に対応する文字を入力文字列51に追加して、入力文字列51を更新する(ステップS1)。そして、入力文字列51に適合する見出語を英和辞書DB41から読み出して、見出語候補リスト53としてRAM50に記憶し、この見出語候補リスト53を表示部30に一覧表示(例えば、図6(b)の見出語候補リストLST1)させる(ステップS3)。
次いで、見出語候補リスト53の中の先頭の見出語候補を選択見出語55として記憶して、ステップS3において表示させた見出語候補リスト53中の選択見出語55を反転表示させる(ステップS5)。また、CPU10は、入力文字列51で始まるヒストリ見出語をヒストリテーブル43から検索して(ステップS7)、該当するヒストリ見出語があるか否かを判別する(ステップS9)。
該当するヒストリ見出語があると判別した場合(ステップS9:Yes)、CPU10は、RAM50の選択ヒストリ見出語59をクリアし(ステップS11)、検索したヒストリ見出語を、例えばアルファベット順に整列した後、入力語候補リスト57としてRAM50に記憶する。尚、ヒストリ見出語の整列順序は、アルファベット順に限られるものではなく、例えば、ヒストリテーブル43に記憶されている順序としてもよい。
そして、入力語候補リスト57を表示部30に一覧表示(例えば、図7(b)の入力語候補リスト画面PW1内の一覧表示)させる(ステップS13)。次に、CPU10は、カーソルキー520の押下操作を検知したなら(ステップS15:Yes)、その押下操作に応じて、表示中の入力語候補リスト57中のヒストリ見出語を選択ヒストリ見出語59として記憶し、当該ヒストリ見出語を反転表示させる(ステップS17)。従って、選択ヒストリ見出語59が未だ無い状態で、カーソルキー520が操作されない状態であれば、RAM50に選択ヒストリ見出語59が格納されることなく、入力語候補リスト57中に反転表示されるヒストリ見出語はない状態である。
そして、CPU10は、決定キー500及び戻るキー560bの何れも押下されなかった場合は(ステップS19:No→S21:No)、ステップS1へ処理を移行する。従って、ステップS13において入力語候補リスト57を表示させたまま、文字入力を待機する状態となり、更に文字が入力されれば、追加更新した入力文字列51に適合する見出語による見出語候補リスト53の更新表示(ステップS3)と、入力語候補リスト57の更新表示(ステップS13)とを行う。
ステップS19において決定キー500が押下されたと判別した場合(ステップS19:Yes)、CPU10は、RAM50に選択ヒストリ見出語59が記憶されているか否かを判別し(ステップS23)、記憶されていると判別した場合は(ステップS23:Yes)、入力文字列51を選択ヒストリ見出語59に変更して、入力文字列51を更新する(ステップS25)。
そして、入力文字列51に適合する見出語を英和辞書DB41から読み出して、見出語候補リスト53として記憶し、ステップS3で表示させた見出語候補リストを更新表示させる(ステップS27)。次いで、CPU10は、更新表示させた見出語候補リスト内の先頭の見出語候補を選択見出語55としてRAM50に記憶し、その選択見出語55を反転表示させる(ステップS29)。
そして、CPU10は、ステップS13で表示させた入力語候補リスト57の一覧表示を閉じる(ステップS31)。このとき、表示部30にはステップS3又はS27で表示させた見出語候補リスト53が表示されている状態となる。CPU10は、カーソルキー520の操作を検知したならば(ステップS33)、当該操作に応じて、選択見出語55を変更し、変更した選択見出語55に反転表示を移動表示する(ステップS35)。
そして、CPU10は、決定キー500が押下されたか否かを判別し(ステップS37)、押下されたと判別した場合は(ステップS37:Yes)、選択見出語55に対応する説明情報を英和辞書DB41から読み出して表示部30に表示させ(ステップS39)、選択見出語55をヒストリ見出語としてヒストリテーブル43に登録して(ステップS41)、辞書検索処理を終了する。
また、決定キー500が押下されなかったと判別した場合は(ステップS37:No)、ステップS1の処理へ移行して、文字の入力の待機状態となる。このとき、見出語候補リスト53を表示させた状態であるので、ユーザの文字入力に従って、見出語候補リスト53の表示を更新させることとなる。
ステップS23において、RAM50に選択ヒストリ見出語59が記憶されていないと判別した場合(ステップS23:No)、すなわち、入力語候補リスト57を一覧表示させた状態で、カーソルキー520が操作されずに、決定キー500が押下された場合は(ステップS15→S19→S23)、入力語候補リスト57の一覧表示を閉じて(ステップS31)、ステップS33へ処理を移行する。従って、カーソルキー520を操作せずに決定キー500を押下する操作は、入力語候補リスト57の表示を閉じるためのキャンセル操作に相当する。
また、ステップS21において、入力語候補リスト57を一覧表示させた状態で戻るキー560bが押下されたと判別した場合も(ステップS21:No)、入力語候補リスト57の一覧表示を閉じて、ステップS33へ処理を移行する。
ステップS9において、入力文字列51で始まるヒストリ見出語がヒストリテーブル43に記憶されていないと判別した場合(ステップS9:No)、CPU10は、入力語候補リスト57を一覧表示させる処理(ステップS13)へは移行せずに、見出語候補リスト53を表示させたまま、ステップS33へ処理を移行する。従って、ユーザが入力した文字列と前方一致するヒストリ見出語がヒストリテーブル43に記憶されていない場合は、通常の辞書検索となり、見出語候補リスト53の中から選択された見出語候補は、ヒストリテーブル43に蓄積記憶される(ステップS9→S33→S35→S37→S39→S41)。
次に、ユーザの具体的な操作例と、当該操作に伴う表示画面の遷移の様子とを、図6〜8を用いて説明する。
先ず、ユーザは、表示部30に表示された英和辞書画面W1の入力欄AR1に文字入力キー540を押下することで、「hello」という文字列WD1を入力すると、見出語候補リストLST1が表示される(図6(b))。
尚、ユーザが、「hello」という文字列WD1全体を入力し終わるまでの間には次のような処理が行われる。先ず始めに、文字入力キー540の“H”キーを押下すると、「h」が入力文字列51として記憶される。そして、CPU10により「h」で始まるヒストリ見出語がヒストリテーブル43から検索されるが、「h」で始まるヒストリ見出語は記憶されていないため、第1実施形態の特徴的な表示となる入力語候補リスト57の一覧は表示されない。ユーザは、カーソルキー520を操作することなく、引き続き“E”、“L”、“L”、“O”といった順に文字入力キー540を押下するが、「he」、「hel」、「hell」、「hello」というように一字ずつ長くなっていく入力文字列51で始まるヒストリ見出語はヒストリテーブル43に記憶されていないため、同様に入力語候補リスト57の一覧は表示されない(図5のステップS1〜S9→S33→S1に相当)。
ユーザは、図6(b)のように反転表示M1が「hello」の位置に表示されている状態で、決定キー500を押下すると、図6(c)のように「hello」の説明情報CT1が表示される。
このとき、見出語候補リストLST1の先頭の見出語候補「hello」が選択見出語55として記憶されており、この「hello」が反転表示される。そして、決定キー500を押下すると、CPU10により、選択見出語55「hello」がヒストリテーブル43に追加記憶される。図4がこの時点でのヒストリテーブル43のデータ構成を表している。同図のように、「hello」はヒストリテーブル43の先頭に記憶されている(図5のステップS33→S37→S39〜S41に相当)。
そして、ユーザは、ヒストリキー560aを押下すると、ヒストリサーチ画面W7にヒストリ一覧リストLST3が表示される。図7(a)のように、このヒストリ一覧リストLST3内のヒストリ見出語は、ヒストリテーブル43の記憶順で表示されている。ユーザは、同図(a)のように「hello」を反転表示M3で選択して、決定キー500を押下すると、図6(c)のように「hello」の説明情報CT1を再度表示させることができる。
ユーザは「remedy」という単語の意味を調べようとして、図7(b)のように英和辞書画面W9の入力欄AR1に文字列WD3「r」と入力すると、「r」に適合する見出語を見出語候補とする見出語候補リストLST5が一覧表示されると共に、入力欄AR1内のカーソルCSの下に入力語候補リスト画面PW1がポップアップ表示される(図7(b))。この入力語候補リスト画面PW1内には、ユーザが、過去に検索した見出語(すなわちヒストリ見出語)のうち、「r」で始まる見出語がアルファベット順に一覧表示されている。
このときの処理を具体的に説明する。先ず、ユーザが“R”キーを押下すると、文字列WD3「r」が入力文字列51として記憶される。そして、CPU10によって、文字列WD3「r」で始まるヒストリ見出語がヒストリテーブル43から検索される。その結果、図4のヒストリテーブル43においては、「remedy」、「retry」、「road」、「ready」及び「rabbit」が検索される。そして、これらのヒストリ見出語がアルファベット順に整列されて図7(b)のように入力語候補リスト画面PW1内に一覧表示される(図5のステップS1〜S9→S11〜S13に相当)。
これにより、ユーザは、過去に検索した見出語のうち、文字列WD3「r」で始まる見出語を容易に知ることができる。また、入力語候補リスト画面PW1内に検索しようとしている見出語があれば、当該見出語を過去に検索したことを認識することができるので、復習するという意識で当該見出語の検索を行える。
ユーザが検索しようとしていた見出語は「remedy」であるので、ユーザは、カーソルキー520の下キー520aを一度押下すると、図7(c)のように入力語候補リスト画面PW1の先頭のヒストリ見出語が反転表示M5により選択される(図5のステップS15→S17に相当)。
そして、更に下キー520aを2回押下して、図8(a)のように反転表示M5を「remedy」に移動して、決定キー500を押下すると、図8(b)のように入力欄AR1には、文字列WD5「remedy」が入力される。そして、図8(a)で表示されていた見出語候補リストLST5が更新されて、「remedy」に適合する見出語候補リストLST7となり、当該リスト内の「remedy」が反転表示M3により選択される。
上述したようにユーザが入力語候補リスト画面PW1内の「remedy」を選択すると、当該選択の直前までは入力文字列51は「r」であったが、当該選択により入力文字列51が「remedy」に更新される(図5のステップS19→S23→S25に相当)。また、見出語候補リスト53が「remedy」に適合する見出語候補に更新され、見出語候補リスト53の先頭の見出語候補「remedy」が選択ヒストリ見出語59として記憶される。これにより、見出語候補リストLST7の先頭の「remedy」が反転表示される(図5のステップS27〜S29に相当)。
このように、ユーザは、表示された入力語候補リスト画面PW1内のヒストリ見出語を選択するといった容易な操作により、一度検索した見出語、すなわち、ヒストリに登録されているヒストリ見出語を入力文字列として入力することができ、わざわざ「remedy」という綴りを最後まで入力する必要がなくなる。
そして、図8(b)の状態で、決定キー500を押下すると、「remedy」の説明情報CT3が表示される(図8(c))(図5のステップS37→S39に相当)。また、ユーザが最後に参照した見出語はヒストリテーブル43に既に記憶されている「remedy」であるので、「remedy」がヒストリテーブル43の先頭に移動されて、ヒストリテーブル43が更新される(図5のステップS41に相当)。
また、ユーザは、図7(b)のように入力欄AR1に「r」と入力した後、文字入力キー540以外のキー操作をせずに、更に「e」を入力すると(図5のステップS15→S19→S21→S31→S33→S1に相当)、図7(b)の見出語候補リストLST5が図9(a)の見出語候補リストLST9に、入力語候補リスト画面PW1が入力語候補リスト画面PW3に更新されるので(図5のステップS3〜S9→S11→S13に相当)、ユーザは、3つのヒストリ見出語の中から「remedy」を選択することができる。
図9(a)のように、入力語候補リスト画面PW3内にはヒストリテーブル43に記憶されるヒストリ見出語のうち、「re」で始まるヒストリ見出語のみが読み出されて表示される(図5のステップS15→S19→S21→S31→S33→S37→S1〜S9→S11→S13に相当)。このように、ユーザは、文字を更に入力していくことで、入力語候補リスト画面PW3に表示されるヒストリ見出語を絞り込むことができる。例えば、入力語候補リスト画面PW3内に表示されたヒストリ見出語の件数が多かった場合は、一字ずつ追加入力していくことで、ヒストリ見出語の件数を少なくしていくことができる。このように件数を少なくすることで、入力語候補リスト画面PW3内からのヒストリ見出語の選択を容易にすることができる。
一方、図7(b)で表示された見出語候補リストLST5内に所望の見出語があった場合、ユーザは、カーソルキー520を操作せずに、決定キー500を押下する(図5のステップS19→S21に相当)。すると、入力語候補リスト画面PW1が閉じ、反転表示M3が移動可能な状態となるため、ユーザは、反転表示M3をカーソルキー520で移動して、見出語候補リストLST5内の所望の見出語を選択して、当該見出語の説明情報を表示させることができる(図5のステップS31〜S33→S35→S37→S39に相当)。
また、図8(b)のように、入力欄AR1に入力語候補リスト画面PW1から選択した「remedy」を入力した後、この見出語の派生語である「remediless」を調べたい場合は、既に入力されている「remedy」の最後の文字「y」を削除して、「iless」と入力すればよい。すなわち、「remediless」という文字列を全て入力することなく、「remediless」を検索することができる。従って、ユーザは、ヒストリテーブル43に記憶されているヒストリ見出語を適宜修正・変更して再検索することができる。
以上、第1実施形態によれば、ユーザにより入力されている文字列(入力文字列51)で始まるヒストリ見出語をヒストリテーブル43から読み出して、読み出したヒストリ見出語を入力語候補リスト57として一覧表示させる。そして、一覧表示させた入力語候補リスト57の中から一のヒストリ見出語が選択された場合は、入力文字列51を選択されたヒストリ見出語に変更して、当該入力文字列51を更新する。これにより、ユーザは、既にヒストリに記憶済の見出語(ヒストリ見出語)のうち、入力中の文字列で始まるヒストリ見出語を容易に知ることができ、また、そのヒストリ見出語を容易に入力文字列51として入力欄に入力することができる。
そのため、例えば、検索しようとしている見出語が既にヒストリに記憶されているにも関わらず、その記憶されていることを忘れてしまった場合は、当該見出語の文字を一字ずつ入力することで一覧表示される入力語候補リスト57により、当該見出語が既に記憶済み(すなわち、一度学習済み)であることを認識することができる。また、ヒストリテーブル43の一覧表示の中から見つけ出すことが煩わしかったりしたとき等は、入力語候補リスト57から検索したようとしている見出語を選択するといった簡単な操作でその見出語の文字列を入力欄に入力することができ、当該見出語の文字を再度全て入力しなくても済む。
また、CPU10は、入力語候補リスト57の一覧から選択されたヒストリ見出語を入力文字列51としてRAM50に記憶した後、決定キー500が押下されなければ、文字の入力を待機する。これにより、ユーザは、入力語候補リスト57内のヒストリ見出語を入力文字列51とした後、入力文字列51に新たに文字を追加したり、入力文字列51中の文字を削除したりすることができる。例えば、ある英単語を入力語候補リスト51内から選択して、その派生語を検索したい場合等は、その英単語を選択後、入力欄に表示された英単語を変更修正して検索することができる。従って、ヒストリテーブル43に記憶されているヒストリ見出語(一度学習した見出語)を利用した再検索が可能となり、ユーザはヒストリ見出語を新たに再入力しなくても済むため、ヒストリ見出語を利用した入力支援が実現される。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の情報表示制御装置を適用した電子辞書の第2実施形態について、図10〜13を用いて説明する。電子辞書1の英和辞書DBの検索には、複数の検索方式が用意されている。例えば、入力文字列に適合する見出語を検索する通常検索、入力文字列に近い綴りの見出語を検索するスペルチェック、入力文字列を含む成句を検索する成句検索、及び入力文字列を含む例文を検索する例文検索等といった検索モードがある。上述した第1実施形態は、通常検索に関する実施形態であり、第2実施形態は、例文検索に関する実施形態である。
第2実施形態における電子辞書1は、図2に示した第1実施形態のフラッシュROM40をフラッシュROM40−1に、RAM50をRAM50−1に置き換えた構成である。尚、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図10(a)は、フラッシュROM40−1のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、フラッシュROM40−1は、英和辞書DB41と、ヒストリテーブル43と、例文テーブル47a及び例文見出語テーブル47bを含む英和例文DB47と、例文検索プログラム49とを備えて構成される。
例文テーブル47aは、例文番号と例文とを対応付けて格納するデータテーブルである。図11(a)は、例文テーブル47aのデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、例えば、例文番号「50」に例文「[remedy]There is no 〜 ・・・」が対応付けられて格納されている。
例文見出語テーブル47bは、例文見出語と使用例文番号とを対応付けて格納するデータテーブルである。使用例文番号は、例文テーブル47aの例文番号である。図11(b)は、例文見出語テーブル47bのデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、例えば、例文見出語「remedy」に使用例文番号「1、3、5、10、50」が対応付けられて格納されている。これは、「remedy」を使用した例文を指し示す例文番号が「1」、「3」、「5」、「10」及び「50」であることを表している。
例文検索プログラム49は、第2実施形態に係る例文検索処理を実現するためのプログラムである。具体的には、CPU10は、ユーザのカーソルキー520の押下操作により例文検索が選択されたこと(例えば、図13(a)の反転表示M7を移動することによる「例文検索」の選択)を検知すると、例文検索プログラム49をフラッシュROM40−1から読み出すことで、例文検索処理を開始する。
図10(b)は、RAM50−1のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、RAM50−1は、入力文字列52と、入力語候補リスト57と、選択ヒストリ見出語59とを格納する。
入力文字列52は、第1単語文字列52a、第2単語文字列52b、第3単語文字列53c、・・・、といった単語文字列を有して構成される。単語文字列とは、ユーザにより入力された文字列である。CPU10は、ユーザにより文字が入力されると、先ず始めに第1単語文字列52aに入力された文字を追加記憶して更新していく。そして、区切り文字である「&」が入力されると、追加記憶の対象とする単語文字列を第1単語文字列52aから第2単語文字列52bに変更する。続いて、文字が入力されれば、入力された文字を第2単語文字列52bに追加記憶して更新する。従って、ユーザにより「&」が入力される度に、記憶対象とする単語文字列を第1単語文字列52a、第2単語文字列52b、第3単語文字列52c、・・・、といった順に変更していく。これにより、1つの単語だけではなく、複数の単語を入力文字列52として記憶することが可能となる。
次に、第2実施形態における電子辞書1の例文検索処理の具体的な動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。図12において、ステップS111〜S123が図5のステップS11〜S23に、ステップS131が図5のステップS31に、ステップS137が図5のステップS37にそれぞれ相当する処理ステップである。従って、図5の辞書検索処理との相違点となる太線で示したステップS100〜S110、S124、及びS138〜S142を中心に例文検索処理の説明を行う。
CPU10は、例文検索処理を開始すると、先ず、文字入力キー540の押下により文字が入力されるまで待機する(ステップS100)。そして文字が入力されたことを検知したなら(ステップS100:Yes)、当該文字が区切り文字の「&」であるか否かを判別する(ステップS102)。CPU10は、区切り文字であると判別すると、記憶対象とする単語文字列を変更した後(ステップS104)、ステップS100へ処理を移行して、文字入力の待機状態となる。また、区切り文字ではないと判別すると(ステップS102:No)、記憶対象としている単語文字列に入力された文字を追加して当該単語文字列を更新する(ステップS106)。このステップS100〜S104の処理により、入力された一連の文字列を「&」の前後で区切って、第1単語文字列52a、第2単語文字列52b、第3単語文字列52c、・・・、として記憶していく。
CPU10は、入力された文字を単語文字列として追加・記憶すると、記憶対象としている単語文字列で始まるヒストリ見出語をヒストリテーブル43から検索する(ステップS108)。そして、当該単語文字列で始まるヒストリ見出語がヒストリテーブル43に記憶されていれば(ステップS110:Yes)、辞書検索処理と同様にステップS111〜S123の処理を行う。
ステップS123において、RAM50−1に選択ヒストリ見出語59が記憶されていると判別した場合(ステップS123:Yes)、CPU10は、記憶対象の単語文字列を選択ヒストリ見出語59に変更して、当該単語文字列を更新記憶した後(ステップS124)、ステップS113で表示させた入力語候補リスト57の一覧表示を閉じる(ステップS131)。
CPU10は、ステップS113の処理後、又はステップS110において記憶対象の単語文字列で始まるヒストリ見出語がヒストリテーブル43に記憶されていないと判別した場合(ステップS110:No)、決定キー500が押下されたか否かを判別する(ステップS137)。
決定キー500が押下されなかったと判別した場合(ステップS137:No)、CPU10は、ステップS100の処理へ移行する。また、決定キー500が押下されたと判別した場合は(ステップS137:Yes)、入力文字列52内の各単語文字列と同一の例文見出語を例文見出語テーブル47bから選択して、選択した例文見出語に対応する例文番号を読み出す(ステップS138)。そして、読み出した各例文見出語に対応する例文番号の中で、共通する例文番号を選択して、当該例文番号に対応する例文を例文テーブル47aから読み出して表示部30に表示させる(ステップS140)。そして、CPU10は、入力文字列52内の各単語文字列をヒストリ見出語としてヒストリテーブル43に登録して、例文検索処理を終了する。
次に、第2実施形態におけるユーザの具体的な操作例と、当該操作に伴う表示画面の遷移の様子とを、図13を用いて説明する。
先ず、ユーザは、反転表示M7をカーソルキー520で移動して、検索方式として「例文検索」を選択する。そして、入力欄AR7に文字列WD9「sure」と入力して、区切り文字WD11「&」を続いて入力する。更に、文字列WD13「re」を入力すると、入力語候補リスト画面PW5が表示される(図13(a))。
このとき、始めに入力した「sure」までの文字列WD9は第1単語文字列52aとして記憶される(図12のステップS100→S102→S106に相当)。そして、区切り文字WD11「&」を入力すると、記憶対象とする単語文字列が第1単語文字列52から第2単語文字列52bに変更される(図12のステップS100→S102→S104に相当)。従って、続いて入力した文字列WD13「re」は第2単語文字列52bとして記憶される(図12のステップS100→S102→S106に相当)。
そして、CPU10により第2単語文字列52b「re」で始まるヒストリ見出語がヒストリテーブル43から検索された結果、「ready」、「remedy」及び「retry」が入力語候補リスト57として記憶される。そして、これらのヒストリ見出語がアルファベット順に整列され、入力語候補リスト画面PW5内に一覧表示される(図12のステップS108〜S110→S111〜S113に相当)。
ユーザは、カーソルキー520を操作して、入力語候補リスト画面PW5内の反転表示M5を移動して、図13(a)のように「remedy」を選択して、決定キー500を押下すると、先に入力していたWD13「re」が、選択した「remedy」に置き換えられて、入力欄AR7には文字列WD17「sure&remedy」が表示される。
ユーザが「remedy」を選択すると、CPU10により、第2単語文字列52bが「remedy」に変更されて、第2単語文字列52bが更新記憶される。従って、この時点において、入力文字列52は、第1単語文字列52aの「sure」と第2単語文字列52bの「remedy」となり、これらの単語文字列が入力欄AR7内に区切り文字WD11「&」で区切られて表示される(図12のステップS115→S117〜S119→S123→S124〜S131に相当)。
このように、区切り文字WD11で区切られた文字列WD17内の最後の文字列WD15で始まるヒストリ見出語がヒストリテーブル43から読み出されて表示されるため、ユーザは、複数の単語(見出語)での検索を行いたい場合においても、入力中の文字列で始まるヒストリ見出語を入力語候補リスト画面PW5内から選択することができる。
ユーザが、図13(b)の状態で、決定キー500を押下すると、図13(c)のように、「sure」と「remedy」とを含む例文CT5が表示される。このとき、CPU10により、第1単語文字列52a「sure」に対応する使用例文番号「4、20、50」と、第2単語文字列52b「remedy」の対応する使用例文番号「1、3、5、10、50」とが例文見出語テーブル47bから読み出される。そして、各使用例文番号内の共通する例文番号である「50」が選択されて、この例文番号「50」に対応する例文「[remedy]There is no sure・・」が例文テーブル47aから読み出されて表示される(図12のステップS137→S138〜S140に相当)。そして、CPU10により、第1単語文字列52a「sure」と第2単語文字列52b「remedy」とがヒストリテーブル43に登録される(図12のステップS142に相当)。
以上、第2実施形態によれば、区切り文字である「&」が入力される度に、記憶対象とする単語文字列を変更し、入力された文字を記憶対象としている単語文字列に追加記憶していく。そして、当該単語文字列で始まるヒストリ見出語を第1実施形態と同様にヒストリテーブル43から検索して、検索したヒストリ見出語を入力語候補リスト57として記憶し、一覧表示させる。これにより、複数の単語(見出語)での検索を行うことのできる検索方式の例文検索や成句検索において、ユーザは、区切り文字「&」で一連の文字列を区切ることで、最後の区切り文字に続く文字列で始まる入力語候補リスト57を一覧表示させることができるため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。従って、入力語候補リスト57を利用して例文検索や成句検索等ができ、過去に検索した見出語を利用して幅広い検索が可能となる。そして、このような検索においても、ユーザにヒストリ見出語の全ての文字をわざわざ入力させなくても済むため、ヒストリ見出語を利用した入力支援が実現される。
尚、本実施形態では電子辞書等を含む電子辞書を適用例として説明したが、このような製品に限定されず、携帯電話、パソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants)等の電子機器全般に適用可能である。
また、本実施形態では、電子辞書1を、単体で動作するいわゆるスタンドアローン型の装置として説明したが、本発明が適用可能な装置はこれに限られるものではなく、以下のようにしてもよい。即ち、通信装置を内蔵或いは接続可能に構成し、サーバと通信することによって本発明に係る装置を実現することも可能である。
図14は、通信装置を内蔵した電子辞書端末800と、サーバ900とが通信回線Nを介して通信可能に接続されたシステム構成の概略構成例を示す図である。サーバ900は、例えば、汎用のワークステーションやサーバ用コンピュータ等によって構成されるものであり、電子辞書端末800は、携帯電話機や、通信装置を内蔵したパソコン、通信装置を内蔵した電子辞書等により構成されるものである。通信回線Nは、有線/無線の電話網やインターネット網等である。
図14において、実施形態の電子辞書1の主要機能を有する機能ブロックを太線で示した。例えば、上述した実施形態における電子辞書1のCPU10が実行する辞書検索処理や例文検索処理等は、サーバ900のCPU902が実行する。また、フラッシュROM40が記憶する各種データや各種プログラム等は、サーバ900が備えるハードディスク等から構成される記憶部914が記憶する。また、辞書検索処理等の実行に伴うデータはサーバ900のRAM906が記憶する。
一方、電子辞書1の入力部20及び表示部30は、それぞれ、電子辞書端末800の入力部808及び表示部810に相当する。
すなわち、サーバ900がホスト(或いはサーバ)、電子辞書端末800が端末(或いはクライアント)に相当するホスト・端末のシステム(或いはクライアント/サーバ型のシステム)を形成する。そして、電子辞書端末800の入力部808から入力された入力文字や見出語候補の中から選択された見出語等が通信装置812を介してサーバ900に送信される。サーバ900のCPU902は、記憶部914に記憶された各種データ及び各種プログラムに従って辞書検索処理や例文検索処理等を実行し、通信装置912を通じて見出語候補リスト53や説明情報や入力語候補リスト57等の処理結果を電子辞書端末800に送信して表示部810に表示させる。
例えば、電子辞書端末800において、図7(b)のように文字列WD3「r」が入力されると、文字列WD3「r」を入力文字列51としてサーバ900に送信する。サーバ900は、受信した入力文字列51に適合する見出語を記憶部914に格納している英和辞書DB41から読み出して見出語候補リスト53として電子辞書端末800へ送信すると共に、入力文字列51で始まるヒストリ見出語を記憶部914に格納しているヒストリテーブル43から読み出して、入力語候補リスト57として電子辞書端末800へ送信する。
電子辞書端末800は、サーバ900から見出語候補リスト53と入力語候補リスト57とを受信すると、図7(b)のように表示部810に見出語候補リストLST5と入力語候補リスト画面PW1とを表示させる。そして、電子辞書端末800は、図8(a)のように入力語候補リスト画面PW1内のヒストリ見出語が選択されると、入力文字列51を選択されたヒストリ見出語「remedy」に変更して、入力文字列51を更新した後、同図(b)のように入力欄AR1内に「remedy」と表示させる。このとき、電子辞書端末800は、入力文字列51「remedy」をサーバ900へ送信した後、再度、「remedy」に適合する見出語候補リスト53を受信して、見出語候補リストLST7を表示部810に表示させる。
その後、ユーザにより文字列が追加、修正される度に、電子辞書端末8003は、入力文字列51をサーバ900へ送信して、入力文字列51に適合する見出語候補リスト53と入力語候補リスト57とを受信して、表示部810の表示を随時更新する。
そして、電子辞書端末800は、決定キー500を押下されたら、選択見出語55をサーバ900へ送信する。サーバ900は、受信した選択見出語55に対応する説明情報を英和辞書DB41から読み出して電子辞書端末800へ送信すると共に、当該説明情報に対応する見出語を記憶部914のヒストリテーブル43に登録する。電子辞書端末800は、受信した説明情報を図8(c)のように表示させる。
尚、電子辞書端末800は、区切り文字「&」で区切られて入力された文字列の最後の文字列(記憶対象としている単語文字列)を、サーバ900に送信することとしてもよい。そして、電子辞書端末800は、決定キー500が押下された場合は、区切り文字「&」で区切られて入力された複数の文字列(第1単語文字列52a、第2単語文字列52b、・・・)をサーバ900へ送信し、サーバ900は、受信した複数の文字列に共通する例文を英和例文DB47から読み出して電子辞書端末800へ送信することとしてもよい。
このように、サーバ900及び電子辞書端末800から構成されるシステムで、本発明を実現することも可能である。この場合、電子辞書端末800においては、英和辞書DB41やヒストリテーブル43、辞書検索プログラム45等を記憶しておく必要がなく、また辞書検索処理等を実行する必要もない。このため、演算処理能力が比較的低いCPU802や、記憶容量等が比較的小さいROM804等を具備する電子辞書端末800(例えば携帯電話)であってもよい。
尚、上述した実施形態において、英字を入力して英和辞書DBを検索することとして説明したが、例えば、仮名文字を入力して国語辞書DBや和英辞書DBを検索することとしても同様の効果が得られることは無論である。
また、入力文字列51又は記憶対象としている単語文字列で始まるヒストリ見出語を検索する、すなわち、前方一致するヒストリ見出語を検索することとして説明したが、例えば、入力文字列51又は記憶対象としている単語文字列に近似する綴りのヒストリ見出語を検索することとしてもよい。この近似する綴りのヒストリ見出語は、例えば、電子辞書1に内蔵されているスペルチェックの機能によって検索される見出語と同じヒストリ見出語をヒストリテーブル43から読み出すことにより実現される。
(a)は電子辞書の概観図の一例、(b)は電子辞書のキー配列の一例を示す図。 電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。 英和辞書DBのデータ構成の一例を示す図。 ヒストリテーブルのデータ構成の一例を示す図。 第1実施形態における辞書検索処理を説明するためのフローチャート。 第1実施形態における電子辞書の画面例を示す第1の図。 第1実施形態における電子辞書の画面例を示す第2の図。 第1実施形態における電子辞書の画面例を示す第3の図。 第1実施形態における電子辞書の画面例を示す第4の図。 第2実施形態における(a)はフラッシュROMのデータ構成の一例を示す図、(b)はRAMのデータ構成の一例を示す図。 (a)は例文テーブルのデータ構成の一例を示す図、(b)は例文見出語テーブルのデータ構成の一例を示す図。 第2実施形態における例文辞書検索処理を説明するためのフローチャート。 第2実施形態における電子辞書の画面例を示す図。 電子辞書端末とサーバとで構成されるシステムの概略構成例を示す図。
符号の説明
1 電子辞書
3 ディスプレイ
5 操作入力キー群
500 決定キー
520 カーソルキー
540 文字入力キー
10 CPU
20 入力部
30 表示部
40 フラッシュROM
41 英和辞書DB
43 ヒストリテーブル
45 辞書検索プログラム
50 RAM
51 入力文字列
53 見出語候補リスト
55 選択見出語
57 入力語候補リスト
59 選択ヒストリ見出語
60 バス

Claims (9)

  1. 見出語と、当該見出語の説明情報とを対応付けて集合した辞書情報として記憶している記憶手段と、
    入力文字を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を前記記憶手段から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
    この説明情報表示制御手段により表示制御された説明情報に対応する見出語をヒストリ見出語として蓄積的に記憶するヒストリ記憶手段と、
    このヒストリ記憶手段によりヒストリ見出語を記憶した後、前記入力手段により入力文字を入力すると、この入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出し、前記入力手段により入力されている入力文字と置き換える入力文字候補として表示する制御を行うヒストリ見出語表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示制御装置。
  2. 前記ヒストリ見出語表示制御手段は、前記入力手段により入力されている入力文字に対して前方一致するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出して、入力文字候補として表示する制御を行う前方一致見出語表示制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
  3. 前記ヒストリ見出語表示制御手段は、
    前記入力文字候補を一覧表示する一覧表示制御手段と、
    前記表示制御された入力文字候補の中から、ユーザの選択操作に応じて選択されたいずれかの入力文字候補を選択し、既に入力されている入力文字と置き換える置換手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示制御装置。
  4. 前記置換手段により入力文字が置き換えられた後に、前記入力手段により、追加文字を前記置き換えられた入力文字に追加する入力文字追加手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の情報表示制御装置。
  5. 前記ヒストリ見出語表示制御手段は、前記入力手段により入力された入力文字のうちの一部の入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段に記憶されたヒストリ見出語の中から選択して表示する制御を行う一部入力文字ヒストリ見出語表示制御手段を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示制御装置。
  6. 前記入力手段は、所定の区切り文字で区切ることにより複数の入力文字を一連の文字列として入力する複数入力文字入力手段を有し、
    前記一部入力文字ヒストリ見出語表示制御手段は、前記複数入力文字入力手段により入力された入力文字のうち所定の区切り文字で区切られた後の一連の入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段に記憶されたヒストリ見出語の中から選択して表示する制御を行う複数入力時ヒストリ見出語表示制御手段を有することを特徴とする請求項5に記載の情報表示制御装置。
  7. 所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたサーバにおいて、
    見出語と、当該見出語の説明情報とを対応付けて集合した辞書情報として記憶している記憶手段と、
    前記利用者端末から入力文字を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を前記記憶手段により記憶された辞書情報から読み出して前記利用者端末へ送信する説明情報送信手段と、
    この説明情報送信手段により送信された説明情報に対応する見出語をヒストリ見出語として蓄積的に記憶するヒストリ記憶手段と、
    このヒストリ記憶手段によりヒストリ見出語を記憶した後、前記受信手段により入力文字を受信すると、この入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出し、前記受信手段により受信されている入力文字と置き換える入力文字候補として前記利用者端末へ送信するヒストリ見出語送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  8. コンピュータに、
    見出語と、当該見出語の説明情報とを対応付けて集合した辞書情報として記憶する記憶機能と、
    入力文字を入力する入力機能と、
    前記入力機能により入力された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を前記記憶機能により記憶された辞書情報から読み出して表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
    この説明情報表示制御機能により表示制御された説明情報に対応する見出語をヒストリ見出語として蓄積的に記憶するヒストリ記憶機能と、
    このヒストリ記憶機能によりヒストリ見出語を記憶した後、前記入力機能により入力文字を入力すると、この入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶機能により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出し、前記入力機能により入力されている入力文字と置き換える入力文字候補として表示する制御を行うヒストリ見出語表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  9. 所定の通信回線を介して利用者端末と通信可能に接続されたコンピュータに、
    見出語と、当該見出語の説明情報とを対応付けて集合した辞書情報として記憶する記憶機能と、
    前記利用者端末から入力文字を受信する受信機能と、
    この受信機能により受信された入力文字に適合する見出語に対応する説明情報を前記記憶機能により記憶された辞書情報から読み出して前記利用者端末へ送信する説明情報送信機能と、
    この説明情報送信機能により送信された説明情報に対応する見出語をヒストリ見出語として蓄積的に記憶するヒストリ記憶機能と、
    このヒストリ記憶機能によりヒストリ見出語を記憶した後、前記受信機能により入力文字を受信すると、この入力文字に適合するヒストリ見出語を前記ヒストリ記憶手段により記憶されたヒストリ見出語の中から抽出し、前記受信機能により受信されている入力文字と置き換える入力文字候補として前記利用者端末へ送信するヒストリ見出語送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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