JP2005291940A - 微生物採取キット - Google Patents
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Abstract
【課題】 再利用しても再利用時に測定精度の低下などの問題を引き起こすことがない構成部材を再利用可能にした微生物採取キットを提供すること。
【解決手段】 本発明の微生物採取キットは、異物除去用フィルタとファンネル本体と微生物採取用フィルタが組み込まれた濾過プレートと濾過クッションとベース本体をそれぞれ着脱自在で組み立てと分解が可能とし、このうち、異物除去用フィルタとファンネル本体を滅菌処理可能な素材で構成し、ベース本体を少なくとも殺菌処理可能な素材で構成することで、これらを再利用可能としたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の微生物採取キットは、異物除去用フィルタとファンネル本体と微生物採取用フィルタが組み込まれた濾過プレートと濾過クッションとベース本体をそれぞれ着脱自在で組み立てと分解が可能とし、このうち、異物除去用フィルタとファンネル本体を滅菌処理可能な素材で構成し、ベース本体を少なくとも殺菌処理可能な素材で構成することで、これらを再利用可能としたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、検査対象に付着した微生物を採取する手段であり、検査対象に存在する生細胞及び死細胞あるいは特定の微生物を効率よく捕集し、捕集した微生物を計量したりするために用いる微生物採取キットに関する。
従来から知られているこの種の微生物採取キットとしては、例えば、下記の特許文献1に記載されている、前段にプレフィルタとしての異物除去用フィルタと後段に微生物採取用フィルタを組み合わせたものがある。
特開2003−114175号公報
しかし、ここに記載の微生物採取キットは、その構成部材を滅菌処理や殺菌処理を行って再利用するとの視点に立って提案されたものではない。先の採取によって微生物が捕集された微生物採取用フィルタは、再利用して微生物を捕集し、その計量を行うと、測定精度が低下するといった問題が生じるので好ましくないが、異物除去用フィルタは、再利用することが資源の有効利用の観点から好ましい。
そこで本発明は、再利用しても再利用時に測定精度の低下などの問題を引き起こすことがない構成部材を再利用可能にした微生物採取キットを提供することを目的とする。
そこで本発明は、再利用しても再利用時に測定精度の低下などの問題を引き起こすことがない構成部材を再利用可能にした微生物採取キットを提供することを目的とする。
上記の点に鑑みてなされた本発明の微生物採取キットは、請求項1記載の通り、吸引濾過することにより微生物採取用フィルタの表面に微生物を捕集するための微生物採取キットであって、微生物を含み得る液状検体をその上方から注入するための開口部を有するとともにプレフィルタとしての異物除去用フィルタが組み込まれた液状検体注入容器としてのファンネルと、異物除去用フィルタを通過した液状検体から微生物を濾過してその表面に微生物を捕集するための微生物採取用フィルタが組み込まれたファンネルの外側底部に嵌合して用いられる濾過プレートと、濾過プレートを嵌合したファンネルをその内部に嵌合した際に濾過プレートの外側底部がその上部表面に当接して濾過フィルタを濾過時の吸引圧から保護するための濾過クッションが組み込まれたベースからなり、異物除去用フィルタとファンネル本体と微生物採取用フィルタが組み込まれた濾過プレートと濾過クッションとベース本体はそれぞれ着脱自在で組み立てと分解が可能であり、このうち、異物除去用フィルタとファンネル本体を滅菌処理可能な素材で構成し、ベース本体を少なくとも殺菌処理可能な素材で構成することで、これらを再利用可能としたことを特徴とする。
また、請求項2記載の微生物採取キットは、請求項1記載の微生物採取キットにおいて、ファンネル本体をオートクレーブに耐えうる金属で構成したことを特徴とする。
また、請求項3記載の微生物採取キットは、請求項1記載の微生物採取キットにおいて、ファンネル本体をオートクレーブに耐えうる樹脂で構成したことを特徴とする。
また、請求項4記載の微生物採取キットは、請求項3記載の微生物採取キットにおいて、オートクレーブに耐えうる樹脂としてポリカーボネート、アセタール、ポリサルフォン、シリコンから選ばれるいずれかを用いたことを特徴とする。
また、請求項5記載の微生物採取キットは、請求項1乃至4のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、異物除去用フィルタをオートクレーブに耐えうる金属で構成したことを特徴とする。
また、請求項6記載の微生物採取キットは、請求項1乃至4のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、異物除去用フィルタをオートクレーブに耐えうる積層金属不織布で構成したことを特徴とする。
また、請求項7記載の微生物採取キットは、請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、濾過クッションをウレタンで構成したことを特徴とする。
また、請求項8記載の微生物採取キットは、請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、濾過クッションをセラミックス多孔質体で構成したことを特徴とする。
また、請求項9記載の微生物採取キットは、請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、濾過クッションをプラスチック焼結多孔質体で構成したことを特徴とする。
また、請求項10記載の微生物採取キットは、請求項1乃至9のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、ベース本体を殺菌剤での殺菌処理に耐えうるゴムで構成したことを特徴とする。
また、請求項11記載の微生物採取キットは、請求項10記載の微生物採取キットにおいて、殺菌剤での殺菌処理に耐えうるゴムとして天然ゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、ハイパロン、ウレタンゴム、フッ素ゴムから選ばれるいずれかを用いたことを特徴とする。
また、請求項12記載の微生物採取キットは、請求項1乃至9のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、ベース本体を殺菌剤での殺菌処理に耐えうる金属で構成したことを特徴とする。
また、請求項13記載の微生物採取キットは、請求項1乃至12のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、ファンネルの液状検体を注入するための開口部に大容量ロートを嵌合できる構造としたことを特徴とする。
また、請求項14記載の微生物採取キットは、請求項1乃至13のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、異物除去用フィルタをコップ型とし、ファンネル本体をコップ型の異物除去フィルタを保持できる構造としたことを特徴とする。
また、請求項2記載の微生物採取キットは、請求項1記載の微生物採取キットにおいて、ファンネル本体をオートクレーブに耐えうる金属で構成したことを特徴とする。
また、請求項3記載の微生物採取キットは、請求項1記載の微生物採取キットにおいて、ファンネル本体をオートクレーブに耐えうる樹脂で構成したことを特徴とする。
また、請求項4記載の微生物採取キットは、請求項3記載の微生物採取キットにおいて、オートクレーブに耐えうる樹脂としてポリカーボネート、アセタール、ポリサルフォン、シリコンから選ばれるいずれかを用いたことを特徴とする。
また、請求項5記載の微生物採取キットは、請求項1乃至4のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、異物除去用フィルタをオートクレーブに耐えうる金属で構成したことを特徴とする。
また、請求項6記載の微生物採取キットは、請求項1乃至4のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、異物除去用フィルタをオートクレーブに耐えうる積層金属不織布で構成したことを特徴とする。
また、請求項7記載の微生物採取キットは、請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、濾過クッションをウレタンで構成したことを特徴とする。
また、請求項8記載の微生物採取キットは、請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、濾過クッションをセラミックス多孔質体で構成したことを特徴とする。
また、請求項9記載の微生物採取キットは、請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、濾過クッションをプラスチック焼結多孔質体で構成したことを特徴とする。
また、請求項10記載の微生物採取キットは、請求項1乃至9のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、ベース本体を殺菌剤での殺菌処理に耐えうるゴムで構成したことを特徴とする。
また、請求項11記載の微生物採取キットは、請求項10記載の微生物採取キットにおいて、殺菌剤での殺菌処理に耐えうるゴムとして天然ゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、ハイパロン、ウレタンゴム、フッ素ゴムから選ばれるいずれかを用いたことを特徴とする。
また、請求項12記載の微生物採取キットは、請求項1乃至9のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、ベース本体を殺菌剤での殺菌処理に耐えうる金属で構成したことを特徴とする。
また、請求項13記載の微生物採取キットは、請求項1乃至12のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、ファンネルの液状検体を注入するための開口部に大容量ロートを嵌合できる構造としたことを特徴とする。
また、請求項14記載の微生物採取キットは、請求項1乃至13のいずれかに記載の微生物採取キットにおいて、異物除去用フィルタをコップ型とし、ファンネル本体をコップ型の異物除去フィルタを保持できる構造としたことを特徴とする。
本発明によれば、再利用しても再利用時に測定精度の低下などの問題を引き起こすことがない構成部材を再利用可能にした微生物採取キットが提供される。
以下、本発明の微生物採取キットを図面を参照しながら説明するが、本発明の微生物採取キットは以下の記載に限定して解釈されるものではない。
図1は、本発明の微生物採取キットの一態様の構成部材ごとの概略断面図である。図2は、図1で示した構成部材からなる微生物採取キットの一態様の概略断面図である。微生物採取キットAは、微生物を含み得る液状検体を注入するための開口部1を有するとともにプレフィルタとしての異物除去用フィルタ2が組み込まれた液状検体注入容器としてのファンネルBと、異物除去用フィルタ2を通過した液状検体から微生物を濾過してその表面に微生物を捕集するための微生物採取用フィルタ3が組み込まれたファンネルBの外側底部に嵌合して用いられる濾過プレートCと、濾過プレートCを嵌合したファンネルBをその内部に嵌合した際に濾過プレートCの外側底部がその上部表面に当接して濾過フィルタ3を濾過時の吸引圧から保護するための濾過クッション4が組み込まれたベースDからなり、異物除去用フィルタ2とファンネル本体5と微生物採取用フィルタ3が組み込まれた濾過プレートCと濾過クッション4とベース本体6はそれぞれ着脱自在で組み立てと分解が可能であり、このうち、異物除去用フィルタ2とファンネル本体5を滅菌処理可能な素材で構成し、ベース本体6を少なくとも殺菌処理可能な素材で構成することで、これらを再利用可能としたものである。
異物除去用フィルタ2とファンネル本体5は、微生物採取用フィルタ3よりも上流にあるので、確実に微生物を排除しておかなければ再利用時に測定精度の低下などの問題を引き起こす恐れがある。従って、滅菌処理を必要とする。一方、ベース本体6は、微生物採取用フィルタ3よりも下流にあるので、再利用時に測定精度の低下などの問題を引き起こすことがない。従って、微生物に対する安全性が確保できればよいので、殺菌処理で足りる(もちろん滅菌処理をしてもよい)。ここで、滅菌処理可能な素材とは、例えば、121℃にて15分間行うオートクレーブに耐えうる素材を意味し、滅菌処理後は、水洗や熱湯消毒して再利用できるものである。殺菌処理可能な素材とは、例えば、エタノールやイソプロピルアルコールなどの殺菌剤の噴霧や殺菌剤への浸漬に耐えうる素材を意味し、殺菌処理後は、水洗や熱湯消毒して再利用できるものである。
なお、異物除去用フィルタ2の孔径は異物を極力除去するために5乃至20μmとされ、微生物採取用フィルタ3の孔径は微生物を確実に捕集するために0.2乃至0.8μmとされるのがよい。ここで孔径は最小孔径を意味するものとする。
滅菌処理可能な素材で構成された異物除去用フィルタ2としては、例えば、121℃にて15分間行うオートクレーブに耐えうるものとして、金属で構成したフィルタや積層金属不織布で構成したフィルタが挙げられる。金属で構成したフィルタの具体例には、例えばステンレス製の金網を多数枚重ね合わせ真空中で高温焼結した積層金網焼結フィルタ(アテック社製のものが例示される)などの金網フィルタ、例えば材質が錫9〜11%,リン0.3%以下,残りが銅のものやSUS316Lに準ずる焼結金属フィルタ(マイクロフィルタ社製のものが例示される)がある。積層金属不織布で構成したフィルタの具体例には、例えば材質がステンレスSUS316L他、ハステロイ・カーペンタ20CB3・インココネル601・ニッケル200他のもの(マツバラ金網社製のものが例示される)がある。
滅菌処理可能な素材で構成されたファンネル本体5としては、例えば、121℃にて15分間行うオートクレーブに耐えうるものとして、チタン・ステンレス系材質からなる金属製のものや、ポリカーボネート、アセタール、ポリサルフォン、シリコンから選ばれるいずれかを用いた樹脂製のものが挙げられる。
殺菌処理可能な素材で構成されたベース本体6としては、例えば、殺菌剤での殺菌処理に耐えうるものとして、天然ゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、ハイパロン、ウレタンゴム、フッ素ゴムから選ばれるいずれかを用いたゴム製のものや、チタン・ステンレス系材質からなる金属製のものが挙げられる。ベース本体6の側壁は、濾過プレートCを嵌合したファンネルBを繰り返し着脱させると磨耗して吸引濾過に支障が出る恐れがある。ベース本体6を殺菌剤での殺菌処理に耐えうるゴムで構成して耐磨耗性を付与すればこのような問題を解消することができる。
濾過クッション4は、例えば、直径4mm以上で高さ0.1mm以上の、ウレタンやセラミックス多孔質体やプラスチック焼結多孔質体(染谷製作所社製のものが例示される)で構成される。
なお、図1に示した異物除去用フィルタ2は平板型のものであるが、異物除去用フィルタをコップ型にしてもよい。図3に示したように、コップ型の異物除去用フィルタ7を用い、ファンネル本体8をコップ型の異物除去用フィルタ7を保持できる構造とすることで、濾過面積を大きくして濾過速度を速めることが可能となる。
また、ファンネルの液状検体を注入するための開口部に大容量ロートを嵌合できる構造とすれば、液状検体が大容量であっても効率よく微生物採取用フィルタの表面に微生物を捕集することができる。
本発明の微生物採取キットの使用方法の一例としては、以下のような方法が挙げられる。
まず、液状検体は、検査対象が飲料水などの液状サンプルの場合はそれ自体が液状検体となる。検査対象が野菜や肉をはじめとする食材などの固体サンプルの場合はそれをホモジナイズして液状検体を調製したり、その表面から綿棒などを用いて微生物を採取し、これを生理食塩水などに遊離させて液状検体とする。また、まな板などの調理器具などが検査対象となる場合、その表面から綿棒などを用いて微生物を採取し、これを生理食塩水などに遊離させて液状検体とする。このようにして準備された液状検体をファンネルBに開口部1から注入する(図2参照)。
マニホールドなどを用いて吸引濾過を行うと、液状検体が異物除去用フィルタ2を通過した際、微生物よりも大きな異物は異物除去用フィルタ2に捕集され除去される。ここで、異物除去用フィルタ2の前段に大型の異物、例えば、野菜屑や繊維などを捕集するためのフィルタを設け、異物の除去を目的としたフィルタを複数用いる形態にしてもよい。異物除去用フィルタ2を通過した液状検体は微生物採取用フィルタ3に到達し、液状検体に微生物が含まれている場合、微生物は微生物採取用フィルタ3の表面に捕集される。
吸引濾過終了後は、微生物採取キットを分解して微生物がその表面に捕集されている微生物採取用フィルタ3が組み込まれた濾過プレートCだけを取り出し、微生物を染色した後、自体公知の微生物計量装置の検査台に載置して光学的に微生物の計量を行う。
異物除去用フィルタ2とファンネル本体5は、組み立てられたままか分解して、必要に応じて水洗などをした後に滅菌処理を行い、さらに水洗や熱湯消毒して再利用する。ベース本体6は濾過クッション4と分離して、必要に応じて水洗などをした後に殺菌処理を行い、さらに水洗や熱湯消毒して再利用する。
まず、液状検体は、検査対象が飲料水などの液状サンプルの場合はそれ自体が液状検体となる。検査対象が野菜や肉をはじめとする食材などの固体サンプルの場合はそれをホモジナイズして液状検体を調製したり、その表面から綿棒などを用いて微生物を採取し、これを生理食塩水などに遊離させて液状検体とする。また、まな板などの調理器具などが検査対象となる場合、その表面から綿棒などを用いて微生物を採取し、これを生理食塩水などに遊離させて液状検体とする。このようにして準備された液状検体をファンネルBに開口部1から注入する(図2参照)。
マニホールドなどを用いて吸引濾過を行うと、液状検体が異物除去用フィルタ2を通過した際、微生物よりも大きな異物は異物除去用フィルタ2に捕集され除去される。ここで、異物除去用フィルタ2の前段に大型の異物、例えば、野菜屑や繊維などを捕集するためのフィルタを設け、異物の除去を目的としたフィルタを複数用いる形態にしてもよい。異物除去用フィルタ2を通過した液状検体は微生物採取用フィルタ3に到達し、液状検体に微生物が含まれている場合、微生物は微生物採取用フィルタ3の表面に捕集される。
吸引濾過終了後は、微生物採取キットを分解して微生物がその表面に捕集されている微生物採取用フィルタ3が組み込まれた濾過プレートCだけを取り出し、微生物を染色した後、自体公知の微生物計量装置の検査台に載置して光学的に微生物の計量を行う。
異物除去用フィルタ2とファンネル本体5は、組み立てられたままか分解して、必要に応じて水洗などをした後に滅菌処理を行い、さらに水洗や熱湯消毒して再利用する。ベース本体6は濾過クッション4と分離して、必要に応じて水洗などをした後に殺菌処理を行い、さらに水洗や熱湯消毒して再利用する。
本発明は、再利用しても再利用時に測定精度の低下などの問題を引き起こすことがない構成部材を再利用可能にした微生物採取キットを提供することができる点において産業上の利用可能性を有する。
A 微生物採取キット
B ファンネル
C 濾過プレート
D ベース
1 開口部
2 異物除去用フィルタ
3 微生物採取用フィルタ
4 濾過クッション
5 ファンネル本体
6 ベース本体
7 コップ型の異物除去用フィルタ
8 コップ型の異物除去用フィルタを保持できる構造としたファンネル本体
B ファンネル
C 濾過プレート
D ベース
1 開口部
2 異物除去用フィルタ
3 微生物採取用フィルタ
4 濾過クッション
5 ファンネル本体
6 ベース本体
7 コップ型の異物除去用フィルタ
8 コップ型の異物除去用フィルタを保持できる構造としたファンネル本体
Claims (14)
- 吸引濾過することにより微生物採取用フィルタの表面に微生物を捕集するための微生物採取キットであって、微生物を含み得る液状検体をその上方から注入するための開口部を有するとともにプレフィルタとしての異物除去用フィルタが組み込まれた液状検体注入容器としてのファンネルと、異物除去用フィルタを通過した液状検体から微生物を濾過してその表面に微生物を捕集するための微生物採取用フィルタが組み込まれたファンネルの外側底部に嵌合して用いられる濾過プレートと、濾過プレートを嵌合したファンネルをその内部に嵌合した際に濾過プレートの外側底部がその上部表面に当接して濾過フィルタを濾過時の吸引圧から保護するための濾過クッションが組み込まれたベースからなり、異物除去用フィルタとファンネル本体と微生物採取用フィルタが組み込まれた濾過プレートと濾過クッションとベース本体はそれぞれ着脱自在で組み立てと分解が可能であり、このうち、異物除去用フィルタとファンネル本体を滅菌処理可能な素材で構成し、ベース本体を少なくとも殺菌処理可能な素材で構成することで、これらを再利用可能としたことを特徴とする微生物採取キット。
- ファンネル本体をオートクレーブに耐えうる金属で構成したことを特徴とする請求項1記載の微生物採取キット。
- ファンネル本体をオートクレーブに耐えうる樹脂で構成したことを特徴とする請求項1記載の微生物採取キット。
- オートクレーブに耐えうる樹脂としてポリカーボネート、アセタール、ポリサルフォン、シリコンから選ばれるいずれかを用いたことを特徴とする請求項3記載の微生物採取キット。
- 異物除去用フィルタをオートクレーブに耐えうる金属で構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の微生物採取キット。
- 異物除去用フィルタをオートクレーブに耐えうる積層金属不織布で構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の微生物採取キット。
- 濾過クッションをウレタンで構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キット。
- 濾過クッションをセラミックス多孔質体で構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キット。
- 濾過クッションをプラスチック焼結多孔質体で構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の微生物採取キット。
- ベース本体を殺菌剤での殺菌処理に耐えうるゴムで構成したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の微生物採取キット。
- 殺菌剤での殺菌処理に耐えうるゴムとして天然ゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、ハイパロン、ウレタンゴム、フッ素ゴムから選ばれるいずれかを用いたことを特徴とする請求項10記載の微生物採取キット。
- ベース本体を殺菌剤での殺菌処理に耐えうる金属で構成したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の微生物採取キット。
- ファンネルの液状検体を注入するための開口部に大容量ロートを嵌合できる構造としたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の微生物採取キット。
- 異物除去用フィルタをコップ型とし、ファンネル本体をコップ型の異物除去フィルタを保持できる構造としたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の微生物採取キット。
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005291940A true JP2005291940A (ja) | 2005-10-20 |
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