JP2005290777A - 高圧噴射地盤改良装置 - Google Patents

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Kyo Nishio
経 西尾
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文彦 木村
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Abstract

【課題】ロッドのしなりを実用上無視できる程度に低減し、且つ一方向のノズル噴射で改良半径を確保できる高圧噴射地盤改良装置を提供する。
【解決手段】ロッド3の先端部分には、地盤を掘削する攪拌翼6が、ロッド3に対して左右対称に取り付けられている。攪拌翼6の上方に、攪拌翼6と平行に、左右対称の支持棒11が取り付けられている。支持棒11の両端には、内側に湾曲した正方形の面7aを有する土圧受け板7が互いに対向するように取り付けられている。それぞれの土圧受け板表面間の距離Lは、攪拌翼6の両端間の長さL以下となっている。また、湾曲した土圧受け板7の曲率半径rは、ロッド3から土圧受け板7の表面までの距離R以下となるように設定されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、高圧噴射地盤改良装置に関する。
従来の高圧噴射地盤改良方法が、特許文献1に開示されている。この方法は、図4に示されるように、ロッド21に直角方向に設けられた攪拌翼22の先端部分に設けられたノズル23から、高圧噴射によって水平方向に硬化液24を噴流し、回転させて引き抜くというものである。
流体の高圧噴射の仕様としては、ノズル径が3〜4mm程度、硬化液又は削孔水の噴射流量が80〜130リットル/分程度、噴射圧力が20〜40MPa程度であった。このような仕様の場合、高圧噴射によるロッド21の先端部25に掛かる水平反力は、ノズル23の噴射方向と反対方向に向かって300〜700N程度であった。このため、ロッド21の剛性に比べて、この水平反力によるロッド21のしなりは実用上無視し得るものであった。
しかし、このようなロッド21のしなりが大きくなると、図4に示されるように、ロッド21の回転に伴って、ロッド21の先端部25が円を描き、地盤の改良半径はジェット噴射の噴流到達距離からしなりの距離が差し引きされた分だけ到達距離が短くなってしまう。このため、そのしなりの距離だけ改良半径が小さくなってしまうことになる。
そこで、ロッド21のしなりをできるだけなくすために、図5に示されるように、ロッド21に対して互いに反対方向を向く2箇所の噴射ノズル26を設けた高圧噴射地盤改良装置が使用されている。
特開昭57-51324号公報
しかしながら、近年では、高圧噴射地盤改良方法がより改良半径を大きくする方向に発展するに伴い、噴射流量は大流量化し、噴射圧力は高圧化し、ロッド先端部に掛かる水平反力が大きくなったため、図4に示されるような高圧噴射撹拌工法では、ロッドのしなりを無視することができなくなってきた。
一方、図5に示されるような高圧噴射地盤改良方法では、高圧噴射する流体の流量を分割しなければならないので、1つのノズルから噴射される流量が半減し、切削エネルギーも半減してしまう。その結果、地盤の切削力が減少して改良半径が小さくなってしまうという問題点があった。
また、水平反力が生じないように注入管軸の剛性を上げ、軸径を太くする方法もあるが、施工機械が大型化する欠点があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ロッドのしなりを実用上無視できる程度に低減し、且つ一方向のノズル噴射で改良半径を確保できる高圧噴射地盤改良装置を提供することを目的とする。
この発明に係る高圧噴射地盤改良装置は、内部に硬化液が圧送される通路が設けられたロッドと、ロッドの先端部に取り付けられ、地盤を掘削する攪拌翼と、攪拌翼の先端部に取り付けられ、通路と連通した噴射ノズルと、攪拌翼よりも上方のロッドに、噴射ノズルの噴射方向と反対側の位置または噴射ノズルの噴射方向の前後両方の位置に取り付けられた土圧受け板とを備える。
ロッドから土圧受け板までの距離が、攪拌翼の長さ以下であることが好ましい。
土圧受け板が湾曲した形状を有し、土圧受け板の曲率半径が、ロッドから土圧受け板表面までの距離以下であることが好ましい。
この発明によれば、ロッドに土圧受け板を取り付けたため、噴射ノズルから硬化液が噴射される際に、ロッドの先端部にかかる水平反力と、土圧受け板に発生する受働土圧とをつりあわせるため、ロッドにしなりが生じるのを防ぐことができ、噴射ノズルが1つの高圧噴射地盤改良装置において、予め決められた最大噴射量の硬化液を噴射させても改良半径が減少することはなく、最大の改良半径を得ることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、この実施の形態に係る高圧噴射地盤改良装置1は、高圧噴射攪拌装置2とロッド3とで構成される。高圧噴射攪拌装置2には、駆動装置4が昇降自在に取り付けられ、駆動装置4にロッド3が回転可能に連結されている。ロッド3は、高圧噴射攪拌装置2に取り付けられたチャック5を貫通し、下方に延びている。
ロッド3の先端部分には、地盤を掘削する攪拌翼6が、ロッド3に対して左右対称に取り付けられている。また、攪拌翼6の上方には、土圧受け板7が、ロッド3に対して左右対称に取り付けられている。
攪拌翼6の片方の先端には噴射ノズル8が設置され、ロッド3内に設けられた図示しない通路に連通している。この図示しない通路は、スイベル9を介してロッド3に接続されたホース10と連通し、ホース10は、硬化液を貯蔵する図示しない容器に連通している。
図2を用いて、土圧受け板7の構造について詳細に説明する。
攪拌翼6の上方に、攪拌翼6と平行に、左右対称の支持棒11が取り付けられている。支持棒11の両端には、内側に湾曲した正方形の面7aを有する土圧受け板7が互いに対向するように取り付けられている。それぞれの土圧受け板表面間の距離Lは、攪拌翼6の両端間の長さL以下となっている。また、湾曲した土圧受け板7の曲率半径rは、ロッド3から土圧受け板7の表面までの距離R以下となるように設定されている。
尚、ロッド3の端部には、地盤を掘削するためのメタルクラウン12が取り付けられている。
次に、この実施の形態に係る高圧噴射地盤改良装置1の動作を、図1に基づいて説明する。
駆動装置4により、ロッド3が回転され下降される。これにより、メタルクラウン12が地盤を掘削し、ロッド3の周りの地盤を攪拌翼6が掘削しながら、ロッド3が地盤の所定深度まで貫入される。尚、攪拌翼6によって掘削された地盤は流動化しており、土圧受け板7は、この流動化した領域を下降するため、ロッド3が所定深度まで貫入される際に大きな抵抗となることはない。
地盤の所定深度まで貫入されたロッド3は、駆動装置4によって回転貫入され、チャック5によって固定引き上げされる。この際、硬化液13が、図示しない容器からホース10を介してロッド3内に設けられた図示しない通路を圧送され、噴射ノズル8から噴射される。噴射ノズル8から硬化液13が噴射されると、ロッド3の先端部に、噴射方向とは逆の方向へ水平反力がかかる。ロッド3の先端部に水平反力が発生すると、土圧受け板7に受働土圧が発生する。ロッド3の先端部にかかる水平反力と、土圧受け板7に発生する受働土圧とがつりあうことにより、ロッド3にしなりが生じるのを防ぎながら、円筒状硬化層14を造成する。
このように、ロッド3に土圧受け板7を取り付けることにより、噴射ノズル8から硬化液13が噴射される際にロッド3の先端部にかかる水平反力を、土圧受け板7に発生する受働土圧により受け止めてバランスさせるため、ロッド3にしなりが生じるのを防ぐことができ、噴射ノズル8が1つの高圧噴射地盤改良装置において、予め決められた最大噴射量の硬化液13を噴射させても改良半径が減少することはなく、最大の改良半径を得ることができる。
また、それぞれの土圧受け板7の表面間の距離が、攪拌翼6の両端間の長さ以下であるため、土圧受け板7は、攪拌翼6の掘削によって流動化した地盤を回転及び上下動することができるため、ロッド3が回転及び上下動する際の抵抗を小さくすることができる。
さらに、湾曲した土圧受け板7の曲率半径が、ロッド3から土圧受け板7の表面までの距離と等しいため、土圧受け板7が流動化した地盤を回転する際の抵抗を小さくすることができる。
この実施の形態に係る土圧受け板7の面形状は正方形であるが、噴射時反力に応じた受働土圧を期待できる大きさであれば、この形状に限定されるものではない。例えば、図3に示されるように、リング状でもよい。これは、ロッド3の周りに、複数の支持板16によって環状板15を取り付けたものである。
さらに、この実施の形態では、土圧受け板7を2枚取り付けているが、噴射ノズル8から硬化液13が噴射される方向とは逆側に1枚だけ取り付けてもよい。
土圧受け板7の使用形態について一例を記す。
この発明の土圧受け板として、噴射方向とその反対方向の両側に、面積約100cm(=8cm×13cm)の土圧受け板を取り付けた。このときの噴射仕様として、噴射量300リットル/分、噴射圧力35MPaである。この実施の形態で施工を行ったが、改良径の減少はなかった。
この発明の実施の形態に係る高圧噴射地盤改良装置の構成図である。 この発明の実施の形態に係る高圧噴射地盤改良装置のロッド先端部分の拡大図である。 この発明の実施の形態に係る高圧噴射地盤改良装置の別のロッド先端部分の拡大図である。 従来の高圧噴射地盤改良装置の構成図である。 別の従来の高圧噴射地盤改良装置の構成図である。
符号の説明
1 高圧噴射地盤改良装置、3 ロッド、4 駆動装置、6 攪拌翼、7 土圧受け板、8 噴射ノズル、13 硬化液、L 土圧受け板表面間の距離、L 攪拌翼6の両端間の長さ、R ロッド3から土圧受け板7の表面までの距離、r 土圧受け板7の曲率半径。

Claims (3)

  1. 内部に硬化液が圧送される通路が設けられたロッドと、
    前記ロッドの先端部に取り付けられ、地盤を掘削する攪拌翼と、
    前記攪拌翼の先端部に取り付けられ、前記通路と連通した噴射ノズルと、
    前記攪拌翼よりも上方の前記ロッドに、前記噴射ノズルの噴射方向と反対側の位置または前記噴射ノズルの噴射方向の前後両方の位置に取り付けられた土圧受け板と
    を備える高圧噴射地盤改良装置。
  2. 前記ロッドから前記土圧受け板までの距離が、前記攪拌翼の長さ以下である請求項1に記載の高圧噴射撹拌工法の高圧噴射地盤改良装置。
  3. 前記土圧受け板が湾曲した形状を有し、
    前記土圧受け板の曲率半径が、前記ロッドから前記土圧受け板表面までの距離以下である請求項1または2に記載の高圧噴射撹拌工法の高圧噴射地盤改良装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007132073A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Onoda Chemico Co Ltd 高圧噴射攪拌装置
CN107858870A (zh) * 2017-11-03 2018-03-30 中国铁道科学研究院 铁路路基加固装置及铁路路基加固系统

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