JP2005290463A - 複合めっき物およびその製造方法 - Google Patents

複合めっき物およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005290463A
JP2005290463A JP2004106191A JP2004106191A JP2005290463A JP 2005290463 A JP2005290463 A JP 2005290463A JP 2004106191 A JP2004106191 A JP 2004106191A JP 2004106191 A JP2004106191 A JP 2004106191A JP 2005290463 A JP2005290463 A JP 2005290463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
composite
surfactant
metal
plating solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004106191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005290463A5 (ja
JP3973039B2 (ja
Inventor
Susumu Arai
進 新井
Morinobu Endo
守信 遠藤
Yoshitoshi Yamagiwa
佳年 山極
Tomoyuki Sato
智之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinshu University NUC
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Original Assignee
Shinshu University NUC
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinshu University NUC, Nissei Plastic Industrial Co Ltd filed Critical Shinshu University NUC
Priority to JP2004106191A priority Critical patent/JP3973039B2/ja
Publication of JP2005290463A publication Critical patent/JP2005290463A/ja
Publication of JP2005290463A5 publication Critical patent/JP2005290463A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3973039B2 publication Critical patent/JP3973039B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】複合めっき物及びその製造方法で、アルミナ粒子に代わる補強物質を提供する。
【解決手段】金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことによって得られた複合めっき物であって、この複合めっき物は、めっき金属の割合が50〜98体積%,カーボンナノファイバの含有量が2〜50体積%である。
【選択図】図2

Description

本発明は、めっき被膜にカーボンナノファイバを含む複合めっき物及びその製造方法に関するものである。
金属の表面を保護することなどを目的に、電気めっき法が盛んに行われている。すなわち、金属製品の表面に、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、クロムなどの金属の薄膜を電気めっき法で被せることで、金属製品の耐食性、装飾性又は耐久性を向上させる。
近年、複合めっきと称し、金属薄膜中にセラミックスや有機物を分散させる技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2001−254195公報(請求項1) 特開平7−70788号公報(請求項4)
特許文献1、2は共に、有機物系酸化物又はセラミックス酸化物を含む複合めっき法に係る発明を開示するものである。
特許文献1、特許文献2のベースとなる複合めっき法を、銅・アルミナ複合めっき法を例に次図で説明する。
図6は従来の複合めっきの基本原理を説明する図であり、アルミナ粒子101を混ぜた硫酸銅(CuSO)の水溶液102に金属製品103を沈め、電気めっきを施すと銅イオンとともに、アルミナ粒子101が金属製品103の表面に集まる。この結果、金属製品102の表面にアルミナ粒子101を含む銅めっき膜104が成膜できる。アルミナは硬く、耐熱性に富み、銅めっき膜104の機械的強度向上や耐熱性、耐久性の向上に寄与する。
上記アルミナ粒子101を他の酸化物や補強物質に置き換えることで複合めっきが実施できる。
ところで、補強物質として、カーボンナノファイバが注目を浴びている。カーボンナノファイバの形状を図面に基づいて説明する。
図7はカーボンナノファイバのモデル図であり、カーボンナノファイバ110は、六角網目状に配列した炭素原子のシートを筒状に巻いた形態のものであり、直径Dが1.0nm(ナノメートル)〜50nmであり、ナノレベルであるため、カーボンナノファイバ、カーボンナノ材料又はカーボンナノチューブと呼ばれる。なお、長さLは数μm〜100μmである。
炭素原子が立方格子状に並んだものがダイヤモンドであって、ダイヤモンドは極めて硬い物質である。カーボンナノファイバ110は、ダイヤモンドと同様に規則的な結晶構造を有するために機械的強度は大きい。
本発明者らは、カーボンナノファイバをアルミナ粒子に代わる補強物資として複合めっきを試みた。
図8は複合めっき液の問題点を説明する図である。
(a)にて、容器111にめっき液112を満たし、このめっき液112にカーボンナノファイバ113を入れる。
(b)にて、攪拌機114で充分に撹拌する。この撹拌は振動式攪拌機で行ってもよい。
(c)は、一定時間放置した後の状態を示し、カーボンナノファイバ113が容器111の底に沈殿していることが分かる。
これでは、カーボンナノファイバ113が金属製品の表面に到達しない、又は到達したとしても複合率に著しいばらつきが発生するため、複合めっきが実施できない。
以上の理由で、複合めっき物の製造方法が実用化されていないと言える。しかし、カーボンナノファイバを用いた複合めっきが実用化されれば、産業に与える利益は少なくない。
本発明は、複合めっき物及びその製造方法を確立することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するためにめっき金属とカーボンナノファイバとの比率を種々変更して複合状態、生産性などの変化を調べた。この結果を表1に示す。
Figure 2005290463
表において、めっき金属が100体積%で、カーボンナノファイバが0体積%では、複合は起こらないから複合状態での評価は×とし、生産は実質的に行えないので生産性の評価は×とした。
めっき金属が98体積%で、カーボンナノファイバが2体積%では、複合は部分的に認められたので複合状態での評価は○とし、複合化に困難さは無かったので生産性の評価は○とした。
めっき金属が95体積%で、カーボンナノファイバが5体積%では、複合はほぼ均一に認められたので複合状態での評価は○とし、生産性は良好であるから生産性の評価は◎とした。
めっき金属が90体積%で、カーボンナノファイバが10体積%では、複合は均一に認められたので複合状態での評価は◎とし、生産性は良好であるから生産性の評価は◎とした。
めっき金属が80体積%で、カーボンナノファイバが20体積%では、複合は均一に認められたので複合状態での評価は◎とし、生産性は良好であるから生産性の評価は◎とした。
めっき金属が70体積%で、カーボンナノファイバが30体積%では、複合は均一に認められたので複合状態での評価は◎とした。しかし、生産性はやや落ちるので生産性の評価は○とした。
めっき金属が60、50体積%で、カーボンナノファイバが40、50体積%では、複合は一部偏りが認められたので複合状態での評価は○とし、生産には高度な技術が要求されるため生産性の評価は△とした。
めっき金属が40体積%で、カーボンナノファイバが60体積%では、複合は膜が脆弱であったので複合状態での評価は×とし、生産は実質的に困難であったので生産性の評価は×とした。
総合評価は、2つの評価とも×で無いものを「可」、そのうちで、少なくとも一方が◎であるものを「良」、2つの評価とも◎のものを「優」とした。
以上の評価から、「可」を請求項1、「良」を請求項2、「優」を請求項3として次の通りまとめた。
請求項1に係る発明は、金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことによって得られた複合めっき物であって、この複合めっき物は、めっき金属の割合が50〜98体積%,カーボンナノファイバの含有量が2〜50体積%であることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことによって得られた複合めっき物であって、この複合めっき物は、めっき金属が70〜95体積%,カーボンナノファイバの含有量が5〜30体積%であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことによって得られた複合めっき物であって、この複合めっき物は、めっき金属が80〜90体積%,カーボンナノファイバの含有量が10〜20体積%であることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、めっき金属は、亜鉛であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、金属系めっき液は、亜鉛めっき液であることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤を含むことを特徴とする。
請求項8に係る発明では、界面活性剤は、アセチレンジオール系の界面活性剤を含むことを特徴とする。
ところで、カーボンナノファイバの撥水性を抑制する上で界面活性剤は有効であるが、この界面活性剤は多すぎると撹拌性を低下させる。撹拌性が低下すると複合化に必須の混合性能が低下する。
したがって、界面活性剤は、少な過ぎても多過ぎても良くなく、最適範囲を見出す必要がある。
そこで、本発明者らはカーボンナノファイバに対する界面活性剤の添加量を検討した。
この検討の一部を表2に示す。
Figure 2005290463
めっき金属に対するカーボンナノファイバ添加量を、2kg/mに固定し、界面活性剤の添加量を100〜1100cm/mの範囲で変化させて、撹拌時の発泡、複合性(めっき層におけるカーボンナノファイバの含有率)を調べた。◎は優、○は良、×は不可とした。
カーボンナノファイバ添加量が2kg/m3の場合、界面活性剤は100〜700cm/mの範囲であれば「良」、100〜300cm/mの範囲であれば「優」であった。
同様に、カーボンナノファイバ添加量を4kg/m、6kg/m・・・のごとく増量して、前記表2と同様の表を作成した。作成した表は記載を省略するが、表2及び作成した表群から、次のグラフを作成することができた。
図1は本発明に係るカーボンナノファイバ添加量と界面活性剤添加量の関係を示すグラフであり、横軸をカーボンナノファイバ添加量、縦軸を界面活性剤添加量とした。
すなわち、前記表2では、カーボンナノファイバ添加量が2kg/mの場合、界面活性剤は100〜700cm/mの範囲であれば「良」、100〜300cm/mの範囲であれば「優」であった。
このことから、座標(2,100)、(2,700)、(2,300)をグラフに定めることができる。同様に、作成した表群から座標を求めて、座標同士を結んで得たのが図1である。
グラフ中、「良」の範囲を請求項9、そのうちで「優」の範囲を請求項10として、次のようにまとめた。
請求項9に係る発明は、複合めっき液が、カーボンナノファイバ2〜20kg/m、界面活性剤100〜4300cm/mから構成されていることを特徴とする
請求項10に係る発明は、複合めっき液が、カーボンナノファイバ2〜20kg/m、界面活性剤100〜1500cm/mから構成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、生成した複合めっき物の割合が、めっき金属の割合が50〜98体積%,カーボンナノファイバの含有量が2〜50体積%の範囲になるようにした。
めっき金属の割合が50体積%未満であると、膜状の複合めっき物として不足(金属量があまりに少なくなると,複合めっき物を膜状に保つことが困難になる。)であり、98体積%を超えると金属割合が多くなりすぎて複合効果が小さくなる。これ以上金属割合が大きくなると複合効果がないためである。
カーボンナノファイバの含有量が2体積%未満であると、複合不足であり、50体積%を超えると複合過多であり,あまりに割合が大きくなりすぎるとマトリックスがファイバーを保持できなくなるためである。
従って、生成した複合めっき物の割合が、めっき金属の割合が50〜98体積%,カーボンナノファイバの含有量が2〜50体積%の範囲において、利用可能な複合めっき物が得られる。
請求項2に係る発明では、生成した複合めっき物の割合が、めっき金属の割合が70〜95体積%,カーボンナノファイバの含有量が5〜30体積%の範囲になるようにした。
めっき金属の割合が70体積%未満であると、良好な条件としては不足であり、95体積%を超えると良好な条件としては過多である。
カーボンナノファイバの含有量が5体積%未満であると、良好な条件としては不足であり、30体積%を超えると良好な条件としては過多である。
従って、生成した複合めっき物の割合が、めっき金属の割合が70〜95体積%,カーボンナノファイバの含有量が5〜30体積%の範囲において、良好な複合めっき物が得られる。
請求項3に係る発明では、生成した複合めっき物の割合が、めっき金属の割合が80〜90体積%,カーボンナノファイバの含有量が10〜20体積%の範囲になるようにした。
めっき金属の割合が80体積%未満であると、最適な条件としては不足であり、90体積%を超えると最適な条件としては過多である。
カーボンナノファイバの含有量が10体積%未満であると、最適な条件としては不足であり、20体積%を超えると最適な条件としては過多である。
従って、生成した複合めっき物の割合が、めっき金属の割合が80〜90体積%,カーボンナノファイバの含有量が10〜20体積%の範囲において最適な複合めっき物が得られる。
請求項4に係る発明では、めっき金属に亜鉛を採用することで、好適な複合めっき物を得ることができる。
請求項5に係る発明では、界面活性剤を採用したので、カーボンナノファイバの濡れ性を高めることができた。すなわち、濡れ性が高いため、めっき液からカーボンナノファイバが分離することはなく、めっき液にカーボンナノファイバを良好に分散させることができた。
請求項6に係る発明では、めっき液に亜鉛を採用した。本発明の複合めっき法は亜鉛めっきに用いることで、より良好な成果が得られた。
請求項7に係る発明では、界面活性剤に非イオン系の界面活性剤を採用した。非イオン系の界面活性剤を採用することで、カーボンナノファイバを良好に分散させることができた。
請求項8に係る発明では、アセチレンジオール系の界面活性剤を採用した。アセチレンジオール系の界面活性剤を採用することで、カーボンナノファイバを良好に分散させることができた。
請求項9に係る発明では、複合めっき液を、カーボンナノファイバ2〜20kg/m、界面活性剤100〜4300cm/mで構成した。
カーボンナノファイバが2kg/m未満であると、浴内での濃度不足であり、めっき物中への複合が不十分であり、20kg/mを超えると浴中に必要な界面活性剤の絶対量が増えるため、好ましくない。
界面活性剤が100cm/m未満であると、ファイバーの添加量が1kg/m以上の場合には添加不足であり,浴内におけるファイバーの分散が不十分となり、4300cm/mを超えると添加過多となり,めっき処理中の反応により有機物の分解生成物が浴内に蓄積し,ピットや析出物の脆弱化当の欠陥が生じやすくなるためである。
従って、複合めっき液を、カーボンナノファイバ2〜20kg/m、界面活性剤100〜4300cm/mで構成することにより、好適な複合めっきを行うことができる。
請求項10に係る発明では、複合めっき液を、カーボンナノファイバ2〜20kg/m、界面活性剤100〜1500cm/mから構成した。
カーボンナノファイバが2kg/m未満であると、浴内での濃度不足であり,めっき物中への複合が不十分であり、20kg/mを超えると浴中に必要な界面活性剤の絶対量が増えるため、好ましくない。
界面活性剤が100cm/m未満であると、分散不足であり、1500cm/mを超えると添加過多となり,めっき処理中の反応により有機物の分解生成物が浴内に蓄積し,ピットや析出物の脆弱化当の欠陥が生じやすくなる。
従って、複合めっき液を、カーボンナノファイバ2〜20kg/m、界面活性剤100〜1500cm/mから構成することにより、カーボンナノファイバの含有率の高い複合めっきを行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図2は本発明に係る電気めっきを施す電気めっき設備の原理図であり、電気めっき設備10は、めっき槽11に正極として亜鉛板12を下げるとともに負極として鉄板13を下げ、両板12、13に電源14を連結し、めっき層11に次に述べるめっき液15を満たした設備である。めっき液15を撹拌し循環させる撹拌手段、循環手段は必須であるが周知の手段が採用できるので説明は省略する。
めっき液15は、比較例では(水+塩化亜鉛+塩化アンモニウム)、実施例では(水+塩化亜鉛+塩化アンモニウム+界面活性剤+カーボンナノファイバ)とした。混合比は後述する。
比較例では、めっき液15中の亜鉛イオンが陰極である鉄板13に到達し、膜を形成する。消費された亜鉛イオンは、亜鉛板12から補充される。従って、比較例では亜鉛被膜を鉄板13に形成することができる。
一方、実施例では、亜鉛イオンとともにカーボンナノファイバが、鉄板13に到達する。従って、実施例では亜鉛とカーボンナノファイバとが混合した形態の被膜を鉄板13に形成することができる。
(実験例)
本発明に係る実験例を以下に述べる。なお、本発明は実験例に限定されるものではない。
○電気めっきにおける共通条件:
陰極:鉄板(脱脂処理した清浄な板)
陽極:亜鉛板
めっき液温:25℃
電流密度:1〜10A/dm
めっき厚さ:5〜50μm
○比較例でのめっき液の組成:
水:1.0m3
塩化亜鉛:70kg/m
塩化アンモニウム:180kg/m
○実施例1でのめっき液の組成:
水:1.0m
塩化亜鉛:70kg/m
塩化アンモニウム:180kg/m
界面活性剤:2、4、7、9−テトラメチル−5−デンシ−4、7−ジオールに非イオン性界面活性剤を混合してなる界面活性剤(製品名 オルフィン PD−002W 日信化学工業(株)製 ):2000cm/m
カーボンナノファイバ:2kg/m
○実施例2でのめっき液の組成:
水:1.0m
塩化亜鉛:70kg/m
塩化アンモニウム:180kg/m
界面活性剤:アセチレンジオールに非イオン性界面活性剤を混合してなる界面活性剤(製品名 オルフィン PD−301 日信化学工業(株)製):2000cm/m
カーボンナノファイバ:2kg/m
実施例では、めっき液に超音波振動を付与しながら、カーボンナノファイバを混入した。これで、カーボンナノファイバの分散を促すことができた。
なお,界面活性剤については前記のような理由のため,できる限り添加量を少なくすることが望ましい。つまり,界面活性剤の添加量については,カーボンナノファイバの添加量を増やしたときに分散が悪いようであれば添加量を増やす程度が良い。
つまり,20kg/mのカーボンナノファイバを添加する場合でも界面活性剤をはじめから2000cm/mを入れるのではなく,まずは少量で分散状態を確認し,目視でカーボンナノファイバの凝集がみられないようであったら,それ以上界面活性剤は添加しないほうが良い。
さらに,カーボンナノファイバを2kg/m以上添加する場合には,一度に全ての量を浴内に入れると,浴内での分散が著しく悪くなり,通常よりもたくさんの界面活性剤を添加しなければ十分に分散しなくなってしまう。したがって,例えば,20kg/mのカーボンナノファイバを添加する場合では,まず界面活性剤を100cm/m添加し,続いてカーボンナノファイバを2kg/m添加し,攪拌や超音波振動により浴内に十分分散させる。
その後,カーボンナノファイバを2kg/mずつ添加して,分散を繰り返す。このように,カーボンナノファイバを少量ずつ添加することによって,一度に添加するよりも少ない界面活性剤によって分散させることができる。なお,カーボンナノファイバを2kg/mずつ添加して,分散を繰り返しているうちに明らかに分散状態が悪くなるようであれば,今度は界面活性剤を少量添加し,再度分散を行うようにすれば,カーボンナノファイバの添加量が多い場合でも,少量の界面活性剤の添加により十分に分散させることができる。
表3は、比較例用めっき液と実施例1用めっき液と実施例2用めっき液を用いて実施した試験1〜7をまとめた表である。
Figure 2005290463
比較例用めっき液を用い、電流密度5A/dmで行った試験1では、めっき膜の色は光沢のある銀色であった。この光沢のある銀色は亜鉛めっきによるめっき膜の標準的な色である。
実施例1用めっき液を用い、電流密度10A/dmで行った試験2では、めっき膜の色はやや黒みがかかった銀色であった。これは、カーボンナノファイバ(黒色)が均一に現れていないことを意味する。また、陰極からの水素の発生により表面が荒れていた。従って、評価は×である。
実施例1用めっき液を用い、電流密度5A/dmで行った試験3では、めっき膜の色は黒色であった。これは、カーボンナノファイバ(黒色)の現れた、若しくは含まれていることを意味する。従って、評価は○である。
実施例1用めっき液を用い、電流密度2A/dmで行った試験4でも、めっき膜の色は黒色であった。これは、カーボンナノファイバ(黒色)の現れた、若しくは含まれていることを意味する。従って、評価は○である。
実施例2用めっき液を用い、電流密度10A/dmで行った試験5では、めっき膜の色は銀色であった。これは、カーボンナノファイバ(黒色)が表面に現れていない、もしくは含まれていないを意味する。また、陰極からの水素の発生により表面が荒れていた。従って、評価は×である。
実施例2用めっき液を用い、電流密度5A/dmで行った試験6では、めっき膜の色は黒色であった。これは、カーボンナノファイバ(黒色)の現れた、若しくは含まれていることを意味する。従って、評価は○である。
実施例2用めっき液を用い、電流密度1A/dmで行った試験7では、めっき膜の色は黒色であった。これは、カーボンナノファイバ(黒色)の現れた、若しくは含まれていることを意味する。しかし、ファイバの巻き込みが不均一であった。従って、評価△である。
前記試験3での試料を顕微鏡で詳細に観察したところ、次のことが判明した。
図3はめっき膜の拡大図(模式図)であり、めっき膜は粒子21、又は糸状物の集合体であることが分かった。
図4は粒子の拡大図(模式図)であり、めっき膜を構成する粒子21は、めっき膜表面に亜鉛原子がカーボンナノファイバ23を巻き込みながら積層して50μm程度の塊となった亜鉛塊22と表面に巻き込まれたカーボンナノファイバが確認された。また、表面を電子顕微鏡で観察したところ、粒子からはみ出たカーボンナノファイバの表面は、亜鉛原子がコーティングされていることが確認された。
図5は粒子の断面図(以下に示す実際の破断面における電子顕微鏡観察でも亜鉛の析出と共にファイバーが巻き込まれて複合化されており,破断面ではほぼ一様にファイバーが存在している状態であり、鉄板13に10μm未満の厚さのカーボンナノファイバを含んだめっき膜24が形成され、その後、カーボンナノファイバを含んだ亜鉛塊22を主体とした凹凸形状が形成され、このカーボンナノファイバを含んだ亜鉛塊22の凸部に亜鉛が集中して析出するようになり、その際に,カーボンナノファイバも凸部に集中して巻き込まれて複合化された状態となる。
なお,複合めっき物の極表面では析出金属内に完全に取りこまれていないカーボンナノファイバが存在しており,このような状態のものについては水洗程度でも簡単に剥離することができる。従って,水洗後の表面には析出金属にある程度取り込まれた状態のカーボンナノファイバが残ることになる。
基本的なめっき膜成長の原理として,金属イオンの析出は,形成されためっき膜の表面全体で均一に起こるのではなく,相対的に凸となった部分に集中する。そのような凸部に金属の析出が集中すると,凹となった部分ではほとんど析出が起こらずめっき膜の成長が乏しくなる。従って,金属の析出初期に凹凸が形成されると,めっき処理時間の延長と共に益々助長し,凹凸が激しい表面となる。
上記のような理由のため,金属析出の激しい凸部に集中してカーボンナノファイバが巻き込まれていると考えられる。実際,電子顕微鏡写真でも凸となった部分にカーボンナノファイバがより集中した結果を示している。
上記において、めっき膜に凹凸形状が形成されると述べたが、凹凸を少なくしたい場合には、出来るだけ低い電流密度(例えば1A/dm2)でめっき時間を短い時間(例えば1分間)とすることで、凹凸を抑えた複合めっき物を得ることができる。また,レベリング剤や光沢剤等の添加によるめっき膜の平滑化は周知の技術である。ただし,本実施例では低い電流密度で平滑となったが,めっき金属の種類やめっき液の組成によっては高い電流密度の方が平滑となる場合もある。
そのため,平滑なめっき膜を得たい場合には,めっき液の組成や条件を最適に制御する必要がある。具体的には,界面活性剤の添加量やカーボンナノファイバの添加量が多い条件では,基本的に生成された複合めっき物は膜形態にはなりにくく,粉状に析出する傾向が強い。したがって,膜状の複合めっき物を得たい場合には,これらの添加量をある程度抑えておく必要がある。
上記めっき膜のめっき金属と、カーボンナノファイバの割合は、種々の条件により制御でき、同条件においてカーボンナノファイバの添加量を増加させていくことにより複合めっき物におけるカーボンナノの割合を増やすことができる。
具体的には、1〜10kg/mのカーボンナノファイバ添加量においては、めっき膜におけるカーボンナノ材料の体積比率は、2〜20%となり、10〜20kg/mにおいては、20〜50%の比率まで増やすことができる。尚、20kg/mを超える添加も可能であるが、添加量に比してめっき時間もかかるため、20kg/mを超えて添加しても含有比率は上がらなかった。
尚、本発明のめっき液は、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、クロムなどの金属めっきに適用できる。また、被めっき材は、金属であれば種類は何れであってもよい。
また、得られた亜鉛とカーボンナノファイバとの複合物は、金属用補強材、コンクリート用補強材、樹脂用補強材の何れに供してもよい。
本発明は、カーボンナノファイバを含む亜鉛系めっき法に好適である。
本発明に係るカーボンナノファイバ添加量と界面活性剤添加量の関係を示すグラフである。 本発明に係る電気めっきを施す電気めっき設備の原理図である。 めっき膜の拡大図(模式図)である。 粒子の拡大図(模式図)である。 粒子の断面図(模式図)である。 従来の複合めっきの基本原理を説明する図である。 カーボンナノファイバのモデル図である。 複合めっき液の問題点を説明する図である。
符号の説明
15…めっき液、23…カーボンナノファイバ。

Claims (10)

  1. 金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことによって得られた複合めっき物であって、この複合めっき物は、めっき金属の割合が50〜98体積%,カーボンナノファイバの含有量が2〜50体積%であることを特徴とするカーボンナノファイバを用いた複合めっき物。
  2. 金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことによって得られた複合めっき物であって、この複合めっき物は、めっき金属が70〜95体積%,カーボンナノファイバの含有量が5〜30体積%であることを特徴とするカーボンナノファイバを用いた複合めっき物。
  3. 金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことによって得られた複合めっき物であって、この複合めっき物は、めっき金属が80〜90体積%,カーボンナノファイバの含有量が10〜20体積%であることを特徴とするカーボンナノファイバを用いた複合めっき物。
  4. 前記めっき金属は、亜鉛であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のカーボンナノファイバを用いた複合めっき物。
  5. 金属系めっき液に、界面活性剤とともにカーボンナノファイバを混合することで、複合めっき用めっき液を調整し、この複合めっき液を用いてめっき処理を施すことを特徴とする複合めっき物の製造方法。
  6. 前記金属系めっき液は、亜鉛めっき液であることを特徴とする請求項5記載の複合めっき物の製造方法。
  7. 前記界面活性剤は、非イオン性界面活性剤を含むことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の複合めっき物の製造方法。
  8. 前記界面活性剤は、アセチレンジオール系の界面活性剤を含むことを特徴とする請求項5、請求項6又は請求項7記載の複合めっき物の製造方法。
  9. 前記複合めっき液が、カーボンナノファイバ2〜20kg/m、界面活性剤100〜4300cm/mから構成されていることを特徴とする請求項5記載の複合めっき物の製造方法。
  10. 前記複合めっき液が、カーボンナノファイバ2〜20kg/m、界面活性剤100〜1500cm/mから構成されていることを特徴とする請求項5記載の複合めっき物の製造方法。
JP2004106191A 2004-03-31 2004-03-31 複合めっき物およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3973039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004106191A JP3973039B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 複合めっき物およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004106191A JP3973039B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 複合めっき物およびその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005290463A true JP2005290463A (ja) 2005-10-20
JP2005290463A5 JP2005290463A5 (ja) 2005-12-02
JP3973039B2 JP3973039B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=35323730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004106191A Expired - Fee Related JP3973039B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 複合めっき物およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3973039B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320579A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Shinko Electric Ind Co Ltd 塊状粒状物、線状粒状物及び粒状物の製造方法
JP2008050668A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Nissei Plastics Ind Co 複合めっき製品及びその製造方法
JP2008214667A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Shinshu Univ 亜鉛−ナノカーボン複合めっき物およびその製造方法
US7906210B2 (en) 2004-10-27 2011-03-15 Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. Fibrous nanocarbon and metal composite and a method of manufacturing the same
JP2013104533A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Nissei Plastics Ind Co 転がり軸受
US8846201B2 (en) 2009-03-05 2014-09-30 Nissei Industrial Plastic Co., Ltd. Composite plated product
JP2014203546A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 日立化成株式会社 導電粒子、異方導電性接着剤及び導電粒子の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005320579A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Shinko Electric Ind Co Ltd 塊状粒状物、線状粒状物及び粒状物の製造方法
US7906210B2 (en) 2004-10-27 2011-03-15 Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. Fibrous nanocarbon and metal composite and a method of manufacturing the same
JP2008050668A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Nissei Plastics Ind Co 複合めっき製品及びその製造方法
JP2008214667A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Shinshu Univ 亜鉛−ナノカーボン複合めっき物およびその製造方法
US8846201B2 (en) 2009-03-05 2014-09-30 Nissei Industrial Plastic Co., Ltd. Composite plated product
JP2013104533A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Nissei Plastics Ind Co 転がり軸受
JP2014203546A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 日立化成株式会社 導電粒子、異方導電性接着剤及び導電粒子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3973039B2 (ja) 2007-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE2643758C3 (de) Verfahren zur kathodischen Abscheidung von Polyfluorkohlenstoffharz-Partikel enthaltenden Metallbeschichtungen
Qu et al. Pulse co-electrodeposition of nano Al2O3 whiskers nickel composite coating
CN1263570A (zh) 高质量型面很矮的铜箔制造工艺及由其制成的铜箔
CN109628983B (zh) 一种金属-石墨烯复合电镀材料的制备方法
EP2440692A2 (en) Functionally graded coatings and claddings for corrosion and high temperature protection
US11827995B2 (en) In-situ method for synthesizing Ni—w—Wc composite coating
Su et al. Ultrasound-assisted pulse electrodeposition and characterization of Co–W/MWCNTs nanocomposite coatings
JP2016222968A (ja) ニッケルめっき液及び固体微粒子付着ワイヤーの製造方法
CN102011121A (zh) 大面积TiB-TiC增强钛基复合涂层及其制备方法
CN100336940C (zh) 纳米碳化硅颗粒增强镍基复合材料的复合电铸制备方法
Wang et al. Preparation of nickel–carbon nanofiber composites by a pulse-reverse electrodeposition process
JP5342976B2 (ja) 粒状物及びその製造方法
JP3973039B2 (ja) 複合めっき物およびその製造方法
Shrestha et al. Composite plating of Ni/SiC using a cationic surfactant with an azobenzene group
JP4001291B2 (ja) カーボンナノファイバの処理方法
US7906210B2 (en) Fibrous nanocarbon and metal composite and a method of manufacturing the same
JP4489561B2 (ja) 繊維状ナノカーボン・金属複合材料およびその製造方法
JP5544527B2 (ja) 複合めっき皮膜及びその形成方法並びに電解めっき液
CN1132968C (zh) 镍基复合材料复合电铸制备方法
KR102539397B1 (ko) 도금피막 내 은 함량의 분포 편차가 개선된 웨이퍼 범프용 주석-은 합금 전기 도금액
JP4163986B2 (ja) 不溶性電極及びその製造方法
JP4764330B2 (ja) 複合めっき製品及びその製造方法
CN100344799C (zh) 纳米氧化铝颗粒增强铜基复合材料的复合电铸制备方法
He et al. Physicochemical characterization of PEG-modified PbO2 coatings electrodeposited from a methanesulfonate bath
DE102005040151B4 (de) Verfahren zur galvanischen Abscheidung von Metallschichten und mit dem Verfahren hergestellte Kokillenplatte

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050808

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070312

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070402

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070501

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160622

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees