JP2005290099A - オレフィン重合用固体触媒成分の乾燥方法および製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 チタン原子、マグネシウム原子およびハロゲン原子を含有するオレフィン重合用固体触媒成分であって溶媒が付着しているものについて、減率乾燥期の終点温度が88℃以下となる条件で不活性気体気流下に加熱する通気乾燥を行い、次いで12時間以上減圧乾燥するオレフィン重合用固体触媒成分の乾燥方法。該乾燥方法を行う工程を含むオレフィン重合用固体触媒成分の製造方法。
【選択図】 なし
Description
かかる固体触媒成分については、保存性や運搬性を容易にするため、付着している溶媒を除去したほうがよいことがある。そのような場合には、特許文献1のような減圧乾燥や加熱乾燥等がなされることが多かった。
付着している溶媒が沸点の高いものである場合は、低沸点溶媒で洗浄してから乾燥を施すのが好ましい。かかる低沸点溶媒としては、ペンタン、ヘキサンなどの低級脂肪族飽和炭化水素や、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサンなどの低級脂環式飽和炭化水素が通常用いられ、ペンタンまたはヘキサンが好ましく用いられる。
濾過操作は、加圧濾過が操作効率上好ましい。
この処理は、濾液中の高沸点溶媒濃度が、容量比で1/50以下、より好ましくは1/1000以下となるまで、複数回行うのが好適である。
通常この洗浄処理を2回以上、好ましくは4回以上行う。
不活性気体気流下に加熱する通気乾燥においては通常、操作開始後、時間の経過とともに温度が低下していく恒率乾燥期と、その後、時間の経過とともに温度が上昇していく減率乾燥期とが存在する。本発明においては、時間の経過とともに温度が上昇していく減率乾燥期において、終点温度が88℃以下となる条件で通気乾燥を行う。該終点温度が高すぎると、乾燥後に得られる固体触媒成分の活性が低下する。該終点温度は、好ましくは85℃以下であり、さらに好ましくは80℃以下であり、特に好ましくは77℃以下である。該終点温度は低すぎると、十分な乾燥が困難となることがあるため、該終点温度は好ましくは50℃以上であり、より好ましくは55℃以上であり、さらに好ましくは60℃以上であり、特に好ましくは70℃以上である。
該通気乾燥時や該通気乾燥開始前に加熱する手段としては、乾燥機の周囲に装着したジャケットにより加熱する方法、や、装置内部に配管を設置し、熱媒体等をその配管内に流通させる方法等が挙げられる。
また該通気乾燥時に加熱する手段としては、温度の高い不活性気体を使用することも好ましく、上記加熱手段と温度の高い不活性気体を使用する方法とを併用することが好ましい。不活性気体の温度として好ましくは、80〜100℃である。
本発明において、不活性気体気流の流速は通常、装置内の空筒樋速度基準で、5〜15cm/秒であり、好ましくは7〜12cm/秒である。
該減圧乾燥において加熱する手段としては、乾燥機の周囲に装着したジャケットにより加熱する方法、や、装置内部に配管を設置し、熱媒体等をその配管内に流通させる方法等が挙げられる。
実施例における重合体の各種物性の評価方法を、下記(1)、(2)、(3)に示す。
固体触媒成分中に単独で存在する溶媒の含量は、定量した固体触媒成分を定量のアセトンに溶解させ、更にクメンを内部標準物質として加えた物を試料とし、充填剤を液相PEG6000(10%)、担体をシマライト60〜80メッシュとしたFID付ガスクロマトグラフィーによる分析で行った。固体触媒成分中に単独で存在する溶媒含量の成分とは、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂環式炭化水素成分の内、固体触媒成分の乾燥状態により、その量が変化するものを示す。
3リットルのかき混ぜ式ステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、固体触媒成分 1mgあたり トリエチルアルミニウムを0.46 ミリモル、シクロヘキシルエチルジメトキシシランを0.046ミリモルの割合で仕込み、0.33kg/cm2 の分圧に相当する水素を加えた。次いで780gの液化プロピレンを仕込み、オートクレーブの温度を80℃に昇温し、攪拌しながら80℃で1時間重合を行う。
固体触媒成分は、5ないし6mg程度とした。
活性の表し方は、重合によって得られたポリプロピレンパウダー量を投入した固体触媒成分の量で除したものとした。ただし、固体触媒成分中に単独で存在する溶媒含量が異なる際、活性値を比較する上で障害となるので、計算時の固体触媒成分量は、含有する溶媒分を差し引いた値を用いた。
1gのポリマー粉体を200mlの沸騰キシレンに溶解したのち、50℃まで徐冷し、次いで氷水に浸し撹拌しながら20℃まで冷却し、20℃で3時間放置したのち、析出したポリマーを濾別する。濾液からキシレンを蒸発させ、60℃で減圧乾燥して20℃のキシレンに可溶なポリマーを回収・秤量し、全ポリマーに対する重量%を求める。CXSは値が小さいほど、無定形重合体が少なく、高立体規則性であることを示す。
(1)滴下設備を備えたジャケット付撹拌槽(以下単に攪拌槽と呼ぶ)を静電容量式露点計による測定で露点−65℃の窒素で十分置換した後、ヘキサンを投入した。このとき投入したヘキサン重量を基準量とする。次いで、テトラブトキシチタン 0.08重量比、およびテトラエトキシシラン 0.77重量比、フタル酸ジイソブチル 0.03重量比を投入し、攪拌して均一溶液とした。攪拌層の内部温度を8℃に保ち、攪拌しながら、n−ブチルマグネシウムクロライドのジ−n−ブチルエーテル溶液(有機合成薬品社製、n−ブチルマグネシウムクロライド濃度2.1mmol/ml)1.67重量比を、滴下設備から5時間かけて徐々に滴下し、微粒子粉体を得た。滴下終了後、攪拌槽の内部温度を8℃に温度を保ったままさらに1時間撹拌した後、20℃に昇温し、さらに1時間攪拌した。
上記状態の通気乾燥機に、(8)の固体触媒成分スラリーを全量圧送し、乾燥機内に設置された温度計で、75℃となるまで乾燥した。乾燥中は30分間に1度の割合で、5分間 5RPM(1分間に5回転)断続的に攪拌を行い、流動性の良い固体触媒成分を得た。この得られた固体触媒成分は、通気乾燥触媒サンプルとし、性能等の評価に供した。
実施例1の(9)で乾燥終了温度を85℃とした以外は、実施例1と全て同じとし、各工程でサンプリングし、その性能を評価した。結果を表1に示す。
実施例1の(9)での乾燥終了温度を90℃とした以外は、実施例1と全て同じとし、各工程でサンプリングし、その性能を評価した。結果を表1に示す。
実施例1の(10)での、乾燥時間を8時間とした以外は、実施例1と全て同じとし、各工程でサンプリングし、その性能を評価した。結果を表1に示す。
実施例1の(10)で、ジャケットに通水させる温水の温度を60℃に変更し、減圧乾燥の時間を10時間に変更した以外は、全て実施例1と同じに行った。減圧乾燥終了後、固体触媒成分中に単独で存在する溶媒の量は、2.6wt%であった。
実施例1と同じに行い、静電容量式露点計による測定で露点−65℃以下の窒素雰囲気、常温下で、8ヶ月保管した固体触媒成分について、その性能を評価したところ、固体触媒成分中に単独で存在する溶媒含量は0.5wt%で、活性は39000で、CXSは0.6wt%であった。
Claims (2)
- チタン原子、マグネシウム原子およびハロゲン原子を含有するオレフィン重合用固体触媒成分であって溶媒が付着しているものについて、減率乾燥期の終点温度が88℃以下となる条件で不活性気体気流下に加熱する通気乾燥を行い、次いで12時間以上減圧乾燥するオレフィン重合用固体触媒成分の乾燥方法。
- 請求項1記載の乾燥方法を行う工程を含むオレフィン重合用固体触媒成分の製造方法。
Priority Applications (1)
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| JP2004104343A JP2005290099A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | オレフィン重合用固体触媒成分の乾燥方法および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2004104343A JP2005290099A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | オレフィン重合用固体触媒成分の乾燥方法および製造方法 |
Publications (1)
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| JP2004104343A Withdrawn JP2005290099A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | オレフィン重合用固体触媒成分の乾燥方法および製造方法 |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004104343A patent/JP2005290099A/ja not_active Withdrawn
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