JP2005289450A - 火災感知器用個装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水型感知器と非防水型感知器の梱包に用いることができる共用型個装箱を得ること、火災感知器表面に傷がつかない様にすること、個装箱を取り扱う者が指等を怪我しない様にすること、及び、個装箱を床等に置くときに安定する様にすること。
【解決手段】火災感知器用個装箱1を形成する、一対の段付蓋部3と無段蓋部10は、底壁11,26を有する筒壁8,9、25と、前記両蓋部を一体的に固定する係合手段7,24と、を備え、無段蓋部10の底壁26には、防水型感知器18の底縁31が当接する保持部32と、非防水型感知器13の頭頂部29の当接する圧接部30と、が設けられ、段付蓋部3の底壁11には、防水型感知器18の頭頂部19の当接する圧接部20が設けられ、その筒壁の内面には、非防水型感知器13の底縁16が当接する段部4が設けられている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、火災感知器を梱包する箱に関するものであり、更に述べれば、火災感知器を個別に梱包して倉庫に保管したり輸送したりするときに使用する火災感知器用個装箱に関するものである。
火災感知器は、傷がつかないようにするため、箱に収納した状態で保管、又は、搬送される。この箱は、各種の火災感知器に対応してそれぞれ別個の形状ものが用いられている。又、同じ種類の火災感知器でも、防水型感知器と非防水型感知器とでは、その高さ寸法が異なるので、それぞれ別個の形状の個装箱を用いている。(例えば、特許文献1、参照)。
特開平8−244860号公報(特許第3038297号)
従来例では、火災感知器の箱は、段ボール箱であるので、組立が必要であり、又、詰め込み時の作業工程が多く、作業能率が良くない。
更に、この段ボール箱では、運搬時の振動で感知器表面、特に、側面に傷がつく上、紙屑が付着することがある。
そこで、段ボール箱の代わりに、硬い樹脂製の箱にすることが考えられる。この様にすると、火災感知器は充分に固定収納することができるので、摺動傷は発生しない。
しかし、異常温度環境、特に、寒冷地では、割れ易く、又、製品の品質を高めるための社内テスト基準を厳しくしようとしたときに、高い温度において問題がある。そのため、温度特性のよい樹脂材料、例えば、ポリプロピレン(PP)、を用い、強度を保持する最小の肉厚、例えば、0.4mm、のものを作ると、かなり柔軟構造の箱となってしまう。
この様な柔軟構造の箱は、収納状態で感知器を完全に固定できず、運送中の振動で箱との間のがたつきが発生する。そのため、感知器表面には、箱の内壁との摩擦で摺動傷が生じてしまう。
そこで、箱の肉厚を薄いままで、且つ、硬い材料で形成することが考えられる。しかし、この様に硬い材料で形成すると、作業員が素手で感知器を箱詰め、或いは、感知器の取り出し等を行うときに、指等を怪我することがある。
前記問題を解決するため、プリプロピレン(PP)の肉厚を厚くし、火災感知器を充分に固定収納できるようにすることが考えられる。
しかし、この様に肉厚にすると、コスト高で重量が増す上、この箱は使い捨てなので、廃棄処理等の環境負荷が大きくなってしまう。
防水型感知器と非防水型感知器とは、同種の感知器であるが、高さ寸法が異なるので、それぞれ別個の箱に収納しているが、二種類の箱を製作、搬送、管理等しなければならないので、不便である。
この発明は、上記事情に鑑み、防水型感知器と非防水型感知器の梱包に用いることができる共用型個装箱を得ることを目的とする。他の目的は、火災感知器表面に傷がつかない様にするとともに、個装箱を取り扱う者が指等を怪我しない様にすることである。更に他の目的は、個装箱を床等に置くときに安定する様にするとともに、扱いやすくすることである。
この発明は、火災感知器を覆う上下一対の蓋部からなる火災感知器用個装箱であって;前記一対の蓋部は、底壁を有する筒壁と、前記両蓋部を一体的に固定する係合手段と、を備え、一方の蓋部の底壁には、第1の火災感知器の底縁が当接する保持部と、第2の火災感知器の頭部の当接する圧接部と、が設けられ、他方の蓋部の底壁には、第1の火災感知器の頭部の当接する圧接部が設けられ、その筒壁の内面には、第2の火災感知器の外縁が当接する係合部が設けられていることを特徴とする。
この発明は、火災感知器を上下から抱き合わせて収納する二つの蓋部で構成する火災感知器用個装箱において;前記二の蓋部は、相互に対向して係合する無段蓋部と段付蓋部であり、第1の火災感知器が収納される場合には、該感知器の底縁が無段蓋部の底壁に当接し、該感知器の頭部が段付蓋部の底壁に当接して固定収納され、第2の火災感知器が収納される場合には、該感知器の外縁が段付蓋部の段部に当接し、該感知器の頭部が無段蓋部の底壁に当接して固定収納されることを特徴とする。
この発明は、本体がほぼ回転体形状の火災感知器を二つの蓋部で抱き合わせて収納する柔軟構造の火災感知器用個装箱であって;前記火災感知器の底縁が、前記一方の蓋部の底壁に前記火災感知器の水平の移動を阻止すべく当接し、且つ、上下方向に当接し、前記火災感知器の頭頂部が、前記他方の底壁に上下方向に当接すると共に、前記井火災感知器の軸回り回転を防止すべく係合し、前記感知器の側壁が、前記両蓋部の筒壁から離間していることを特徴とする。
この発明は、火災感知器の側壁と蓋部の筒壁との間に、防傷隙間が形成されることを特徴とする。
この発明は、火災感知器を上下から抱き合わせて収納する二つの蓋部で構成する火災感知器用個装箱において;前記二の蓋部の底壁表面が、平面、又は、凸面を呈する通常状態と、凹面を呈する反転状態とに変化できることを特徴とする。
この発明は、火災感知器を上下から抱き合わせて収納する二つの蓋部で構成する火災感知器用個装箱において;前記一方の蓋部の底壁表面が、前記他方の蓋部の底壁表面に嵌まり合うよう、相互に凹凸を形成したことを特徴とする。
この発明は、火災感知器を上下から抱き合わせて収納する二つの蓋部で構成する火災感知器用個装箱において;前記二つの蓋部が、それぞれ一枚の樹脂製トレイに同数ずつ形成されており、各蓋部は、ミシン目により仕切られていることを特徴とする。
この発明は、火災感知器を覆う上下一対の蓋部からなる火災感知器用個装箱であって;前記一対の蓋部は、底壁を有する筒壁と、前記両蓋部を一体的に固定する係合手段と、を備え、一方の蓋部の底壁には、第1の火災感知器の底縁が当接する保持部と、第2の火災感知器の頭部の当接する圧接部と、が設けられ、他方の蓋部の底壁には、第1の火災感知器の頭部の当接する圧接部が設けられ、その筒壁の内面には、第2の火災感知器の外縁が当接する係合部が設けられているため、この個装箱は、高さ寸法の異なる、2つの火災感知器に使用できるので、箱の調達などの管理が容易となる。又、保守点検時、故障などで回収される感知器を収納するときには、二種類の個装箱を用意する必要がないので、経済的にも、又、管理の上でも楽である。
この発明は、回り止め部を備え、又、感知器の側壁が前記両蓋部の筒壁から離間しているので、個装箱を柔軟構造にすることにより搬送中に個装箱が振動し、収納されている火災感知器ががたつくことがあっても、該火災感知器の側壁と筒壁の内面が擦れることがないので、摺動傷が発生する恐れはない。
しかもがたつきによる回転もないので、個装箱と当接している火災感知器の頭頂部や底縁の摺動傷は、最小限にとどまり、外観品質を良好に保つことができる。
両蓋部を柔軟な材料で形成できるので、素手で不用意に個装箱のエッジなどを摘んでも、指等を怪我することがない。
この発明は、上下の蓋部の底壁表面が、平面、又は、凸面を呈する通常状態と、凹面を呈する反転状態とに変化できるので、感知器の底縁側の蓋部の底壁を反転状態にしておくと、床などに置くときには安定して置ける。
又、両蓋部の底壁の中央部が凸状形に形成されていても、重ね合わせるとき、前記両蓋部の底壁周囲は嵌り合い、上に乗せた個装箱の下面の蓋部底壁の反転状態の深さが、下の個装箱の上面の蓋部底壁の通常状態の突出高さより深くなるため、相互に干渉しないので、都合良く安定して重なり合う。
更に、火災感知器を箱詰めする際、感知器の底縁側における蓋部の底壁を反転状態にして両蓋部を相互に対向して係合させるとき、両蓋部の密封性が良くても、係合時の圧迫空気で通常状態に戻るため、係合しにくくなることはない。
この発明は、一方の蓋部の底壁表面が、前記他方の蓋部の底壁表面に嵌まり合うよう、相互に凹凸を形成したので、個装箱は補強されると共に、仮に誤って床に落としても、この凹凸がクッションとなって衝撃を和らげることができる。
前記凹凸は、収納状態の個装箱を掴み易いので、手が滑って落とす恐れも少ない。また、単体で重ねておくときには、凹凸がはまり合って重なるので、崩れることがなく、広い場所を占めることがないので、好都合である。
前記凹凸の形状を放射状にすると、少し角度を回すだけで、嵌め合せの際の位置合わせが容易となる。
この発明は、二つの蓋部が、それぞれ一枚の樹脂製トレイに同数ずつ形成されており、各蓋部は、ミシン目により仕切られているので、現場で少数持ち運びやすく、半端な分はミシン目から切り離すことができる。又、個装箱を外箱に収納する場合に、トレイを扱うと速やかに詰め込むことができる。更に、透明、又は、半透明にすると、中に入っているか否か、又は、どのような感知器が入っているのか、を確認することができるので、都合がよい。
この発明の実施の形態を図1〜図7により説明する。
感知器用個装箱1は、一対の段付蓋部3と無段蓋部10とからなる、透明、又は、半透明の箱であり、温度特性の良い樹脂材料、例えば、肉厚0.4mm、のポリプロピレン(PP)、で形成された、所定の強度を有する、柔軟構造の箱である。
段付蓋部3は、トレイ5に複数、例えば、5個、形成されている(図7参照)。各蓋部3は、切り離すための弱化部、例えば、ミシン目6により小トレイ5a〜5eに仕切られている。この小トレイ5a〜5eのフランジ部FRの四隅には係合凸部7が設けられている。
段付蓋部3は、係合部である段部4と、該段部4を介して連続する大筒壁8と小筒壁9と、該小筒壁9を閉鎖する底壁11と、を備えている。
大筒壁8は、開口部Mに向かって広がる円錐台状壁であり、その直径は、本体が回転体形状に形成されている、第2型の火災感知器である非防水型感知器13の側壁14の直径より大きく形成されている。そのため、前記大筒壁8と前記側壁14との間には、防傷隙間Tが形成されるが、この隙間Tの大きさは、必要に応じて適宜選択される。
段部4は、大筒壁8の最小径位置にあり、この径は非防水型感知器13の外縁である底縁16の外径に等しく形成されている。段部4の幅Wは、前記感知器13の底縁16を支持できる大きさに形成されている。なお、この段部4は、大筒壁8あるいは小筒壁9の全周に渡って形成されているが、全周でなくて内周の一部に形成されていてもよい。
底壁11には、本体が回転体形状に形成されている、第1型の火災感知器である防水型感知器18の頭部である頭頂部19に当接する圧接部20と、該感知器18の回転を防止する回り止め部21と、が設けられている。この回り止め部21は、周方向に順次配設された、放射状凸部21aと放射状凹部21bであり、前記凸部21aは前記感知器18の支持片22に嵌合し、また、前記凹部21bは、互いに隣り合う支持片22間に挿入される。
底壁11は、反転可能な可変面であり、通常状態では、平面又は外方に対して(以下同じ)凸面を呈するが、反転状態では、凹面に変形する。
無段蓋部10は、図示しないトレイに、前記トレイ5の段付蓋部3に対応して5個、設けられている。各蓋部10は、前記トレイ5に対応する位置に設けられた、ミシン目により複数の小トレイに仕切られている。この小トレイのフランジ部の四隅には、前記係合凸部7に嵌合する、係合凹部24が設けられている。
無段蓋部10は、大筒壁25と、該大筒壁25を覆う底壁26と、を備えている。前記大筒壁25は、開口部Mに向かって広がる円錐台状筒壁であり、その間口部Mの直径は、前記大筒壁8と同径に形成されている。
大筒壁25の直径は、前記感知器18の側壁28の直径より大きく形成されている。そのため、前記大筒壁18と前記側壁28との間には、防傷隙間Tが形成されるが、この隙間Tの大きさは、必要に応じて適宜選択される。大筒壁25の最小径は、底壁26の位置にあって、この最小径は防水型感知器18の底縁31の外径に等しい。また、大筒壁25、8の合計高さhは、非防水型火災感知器13の高さHより小さく、防水型火災感知器18の側壁28または底縁31から前記感知器の肩までの高さLよりも大きい寸法である。
底壁26には、非防水型感知器13の頭部である頭頂部29に当接する圧接部30と、該感知器13の回転を防止する回り止め部34と、が設けられている。この回り止め部34は、周方向に順次配設された、放射状凸部34aと放射状凹部34bであり、前記凸部34aは前記感知器13の支持片35に嵌合し、また、前記凹部34bは、互いに隣り合う支持片35間に挿入される。
底壁26は、反転可能な可変面であり、通常状態では、平面又は凸面を呈するが、反転状態では、凹面に変形する。なお、無段蓋部10に防水型火災感知器18を装着する場合、前記感知器18の側壁28の内部には充填剤が中位まで充填されており底縁31の内側には空間があるため、底壁26を反転することができる。
次に本実施の形態の作動について説明する。まず初めに、非防水型感知器13の梱包について説明する。
図1に示すように、前記感知器13をその頭頂部29を上側にして段付蓋部3に挿入し、その底縁16を段部4に当接させる。
次に、無段蓋部10を前記段付蓋部3に対向させて、前記感知器13に被せ、係合凸部7と係合凹部24とを嵌着する。この時、前記蓋部10の圧接部30は、前記感知器13の頭頂部29に当接し、又、その凸部34aは、該感知器13の支持片35に嵌着し、更に、その凹部34bは、隣接する支持片35間に挿入される。
そして、該感知器13の底縁16は、前記蓋部3の底縁16の外径と等しい段部4における大筒壁8に前記感知器13の水平移動を阻止すべく当接し、且つ、段部4に上下方向に当接し、該感知器13の頭頂部29が前記無段蓋部10の底壁26に上下方向に当接することになる。また、回り止め部34が、前記感知器13の軸回り回転を防止することになる。なお、前記感知器13の側壁14と前記両蓋部3,10の大筒壁8,25との間に、防傷隙間Tが形成されるので、運搬などの振動により側壁14に摺動傷が発生することはない。
次に、防水型感知器18の梱包について説明する。
図2に示すように、前記感知器18をその頭頂部19を下側にして段付蓋部3に挿入し、その頭頂部19を圧接部20に当接させる。
次に、無段蓋部10を前記段付蓋部3に対向させて、前記感知器18に被せ、係合凸部7と係合凹部24とを嵌着する。この時、前記蓋部3の底壁11の圧接部20は、前記感知器18の頭頂部19に当接し、又、その凸部21aは、該感知器18の支持片22に嵌着し、更に、その凹部21bは、隣接する支持片22間に挿入される。
そして、該感知器18の底縁31は、前記蓋部10の底縁31の外径と等しい底壁26における大筒壁25に前記感知器18の水平移動を阻止すべく当接し、且つ、底壁26の保持部32に上下方向に当接し、該感知器18の頭頂部19が前記段付蓋部3の底壁11に上下方向に当接することになる。また、回り止め部21が、前記感知器18の軸回り回転を防止することになる。なお、前記感知器18の側壁28と前記両蓋部3,10の大筒壁8,25との間に、防傷隙間Tが形成されるので、柔軟構造の個送箱1に搬送中の振動があっても側壁14,28に摺動傷が発生することはない。
上記実施の形態では、第1型の火災感知器として防水型感知器を、第2型の火災感知器として非防水型感知器を例で示したが、これに限らず、第1型の火災感知器として第2型の火災感知器よりも高さが高ければよく、両者は箱形でも円筒形でもよい。この場合は、一対の蓋部の形状を、火災感知器が収納できるように感知器の外形に対応した形状にすればよい。
また、筒壁の内面に設けられている係合部は、上記実施の形態では全内周面に形成した段部であったが、内周面に底壁から同じ高さの所に設けられた複数の係合突起としてもよい。また、この係合部である段部には第2型の火災感知器である非防水型感知器の底縁が当接する例が示されているが、第2型の火災感知器の底縁に限らず、第2型の火災感知器の外側面から突出する鍔や外側縁などの外縁であってもよい。
また、双方の蓋の圧接部には火災感知器の頭頂部が当接するように記載されていたが、頭頂部に限らず平たい頭部の周縁などいずれでもよい。
よって、一対の蓋部は、底壁を有する筒壁と、両蓋部を一体的に固定する係合手段とを備え、 一方の蓋部の底壁には、第1型の火災感知器の底縁が当接する保持部と、第2型の火災感知器の頭部の当接する圧接部とが設けられ、他方の蓋部の底壁には、第1型の火災感知器の頭部が当接する圧接部が設けられ、その筒壁の内面には第2型の火災感知器の外縁が当接する係合部が設けられているようにしてもよい。
この様にして、梱包した防水型火災感知器18を一個ずつ梱包する場合には、図5に示すように、前記無段蓋部10の底壁26を反転状態にして床Fに置く。この様な状態で個装箱1を置くと、床置きが安定状態となる。非防水型火災感知器13の場合も同様に、底壁11を反転状態にすると床置きが安定状態となる。又、非防水型火災感知器13を重ねて保管する場合には、図6に示すように、2つの個装箱1A、Bの底壁11を反転状態にして凹面にした後、反転面を下にして置いた前記個装箱1Bにおける無段蓋部10の底壁26に、前記個装箱1Aにおける前記段付蓋部3の底壁11を重ねる。
この時、上に重ねた前記個装箱1Aにおける底壁11の圧接部20は、前記個装箱1Bにおける底壁26の圧接部30から離間しており、又、前記個装箱1Aの凸部21a、凹部21bは、前記個装箱1Bの凹部34b、凸部34aに、それぞれ嵌合するので、一体的に結合し、安定した状態で重なる。
防水型火災感知器18を重ねる場合には、上記とは逆に無段蓋部10を下蓋に段付蓋部3を上蓋にして前記感知器18を底縁31を下にして収納し、各個装箱1の底壁11を反転状態にして凹面にした後、一方の個装箱1の底壁11に他方の個装箱1の底壁26を重ねる。
この時、上に重ねた他方の個装箱1の底壁26の圧接部30は、一方の個装箱1の底壁11の圧接部20から離間しており、又、他方の個装箱1の凸部34a、凹部34bは一方の個装箱1の凹部21b、凸部21aにそれぞれ嵌合するので、一体的に結合し、安定した状態で重なる。
上記のように、両蓋部3,10の底壁11,26の中央部が凸状形に形成されていても、上に重ね合わせるとき、前記両蓋部3,10の底壁11,26周囲は嵌り合い、上に載せた個装箱1の下面の蓋部底壁11,26の反転状態の深さが、下の個装箱の上面の蓋部底壁26,11の通常状態の突出高さより深くなるため、相互に干渉しないので、都合よく安定して重なり合う。
また、このように一方の蓋部の底壁表面が他方の蓋部の底壁表面に嵌り合うよう、相互に凹凸を形成したので、個装箱は補強されると共に、個装箱が掴みやすく誤って手が滑って落とす恐れが少ない。しかし、誤って床に落としても、この凹凸がクッションとなって衝撃を和らげることができる。
なお、前記凹凸の形状を放射状にすると、少し角度を回すだけで、嵌め合わせの際の位置合わせが容易となる。また、個装箱が透明又は半透明であると、中の収納有無や感知器の種類が視認できて都合がいい。
現場にて前記火災感知器13,18を使用する場合には、一つのトレイをそのままの状態、或いは、該トレイをミシン目から切り離して小トレイにした状態で、持ち運ぶ。一つのトレイをそのままの状態で運ぶと、取り扱いが容易となる。ポリプロピレン(PP)製の柔軟構造のトレイでは、従来例の段ボール箱と異なり、ミシン目がちぎり易く、段ボール粉塵も発生しない。又、前記個装箱1、1A、1Bは、透明、又は、半透明であるので、該個装箱内に感知器が収納されているか否か、或いは、どのような感知器が収納されているか、を目視で確認することができる。
個装箱1を開ける場合には、前記蓋部3,10の一方のフランジ部FRを指で摘んで引っ張ると、係合凸部7と係合凹部24との係合が解除されるので、簡単に開けることができる。この時、柔軟構造の個装箱では、作業員が指等を怪我することもない。
保守点検時などにおいて、非防水型感知器や防水型感知器を回収する場合には、段付蓋部及び無段蓋部の各トレイを準備し、現場に向かう。そして、回収する非防水型感知器、又は、防水型感知器を個装箱に収納するときは、前記手順で行う。このように従来例と異なり、共用型の個装箱を用いるので、個装箱置き場は小さくても済むため、狭い現場にとって、極めて有意義である。
上記のように火災感知器個装箱を構成したので、高さ寸法の異なる非防水型感知器と防水型感知器の両方に使用できるので、個装箱の調達などの管理が容易となる。
又、保守点検時、故障などで回収される感知器を収納するときには、二種類の個装箱を用意する必要がないので、経済的にも管理的にも負担が軽減される。
又、火災感知器を箱詰めする際、感知器の底縁側における底壁を反転状態にして両蓋部を相互に対向して係合させるとき、両蓋部の密封性がよくても掛合時の圧迫空気で通常状態に戻るため、係合しにくくなることはない。
本発明の実施の形態を示す図で、非防水型感知器を収納した状態を示す個装箱の正面図である。 防水型感知器を収納した状態を示す個装箱の正面図である。 図1の平面図である。 図2の平面図である。 底壁を反転状態にした個装箱を示す正面図である。 個装箱を重ねた状態を示す正面図である。 段付蓋部を設けたトレイを示す平面図である。
符号の説明
1 火災感知器用個装箱
3 段付蓋部
4 段部
5 トレイ
6 ミシン目
7 係合凸部
8 大筒壁
9 小筒壁
10 無段蓋部
13 非防水型感知器
14 側壁
16 底縁
18 防水型感知器
19 頭頂部
20 圧接部
21 回り止め部
24 係合凹部
25 大筒壁
26 底壁
28 側壁
29 頂壁部
30 圧接部
31 底縁
34 回り止め部
T 防傷隙間

Claims (7)

  1. 火災感知器を覆う上下一対の蓋部からなる火災感知器用個装箱であって;
    前記一対の蓋部は、底壁を有する筒壁と、前記両蓋部を一体的に固定する係合手段と、を備え、
    一方の蓋部の底壁には、第1の火災感知器の底縁が当接する保持部と、第2の火災感知器の頭部の当接する圧接部と、が設けられ、
    他方の蓋部の底壁には、第1の火災感知器の頭部の当接する圧接部が設けられ、
    その筒壁の内面には、第2の火災感知器の外縁が当接する係合部が設けられていることを特徴とする火災感知器用個装箱。
  2. 火災感知器を上下から抱き合わせて収納する二つの蓋部で構成する火災感知器用個装箱において;
    前記二の蓋部は、相互に対向して係合する無段蓋部と段付蓋部であり、
    第1の火災感知器が収納される場合には、該感知器の底縁が無段蓋部の底壁に当接し、該感知器の頭部が段付蓋部の底壁に当接して固定収納され、
    第2の火災感知器が収納される場合には、該感知器の外縁が段付蓋部の段部に当接し、該感知器の頭部が無段蓋部の底壁に当接して固定収納されることを特徴とする火災感知器用個装箱。
  3. 本体がほぼ回転体形状の火災感知器を二つの蓋部で抱き合わせて収納する柔軟構造の火災感知器用個装箱であって;
    前記火災感知器の底縁が、前記一方の蓋部の底壁に前記火災感知器の水平の移動を阻止すべく当接し、且つ、上下方向に当接し、
    前記火災感知器の頭頂部が、前記他方の底壁に上下方向に当接すると共に、前記井火災感知器の軸回り回転を防止すべく係合し、
    前記感知器の側壁が、前記両蓋部の筒壁から離間していることを特徴とする火災感知器用個装箱。
  4. 火災感知器の側壁と蓋部の筒壁との間に、防傷隙間が形成されることを特徴とする請求項1、又は、2記載の火災感知器用個装箱。
  5. 火災感知器を上下から抱き合わせて収納する二つの蓋部で構成する火災感知器用個装箱において;
    前記二の蓋部の底壁表面が、平面、又は、凸面を呈する通常状態と、凹面を呈する反転状態とに変化できることを特徴とする火災感知器用個装箱。
  6. 火災感知器を上下から抱き合わせて収納する二つの蓋部で構成する火災感知器用個装箱において;
    前記一方の蓋部の底壁表面が、前記他方の蓋部の底壁表面に嵌まり合うよう、相互に凹凸を形成したことを特徴とする火災感知器用個装箱。
  7. 火災感知器を上下から抱き合わせて収納する二つの蓋部で構成する火災感知器用個装箱において;
    前記二つの蓋部が、それぞれ一枚の樹脂製トレイに同数ずつ形成されており、各蓋部は、ミシン目により仕切られていることを特徴と火災感知器用個装箱。
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JP2010525995A (ja) * 2007-05-04 2010-07-29 プレイテックス プロダクツ エルエルシー 柔軟性管材を取り出し可能な容器
JP2011246148A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 展示用ブリスターバック

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