JP2005289417A - 二重容器の密閉構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張時には断熱空間からの空気の排出を円滑に行い、且つ平常時には断熱空間としての密閉性を向上できる二重容器の密封構造を提供する。
【解決手段】有底筒型の内容器1の外側を断熱空間4を介して外容器2で覆い、断熱空間と外部を連絡する抜穴5を外容器に設けると共に、抜穴に逆止弁6を取り付け、断熱空間を外部から隔絶した密閉空間としてある二重容器の密閉構造において、逆止弁6は柔軟なものであって、平常時には、抜穴に隙間なく嵌り込む栓部7を有すると共に、栓部の一端に連続する抜け止め部8を断熱空間に突入し、栓部の他端に連続する封止部9を外容器の外面に密着して設け、断熱空間の空気の熱膨張時には、柔軟な逆止弁が空気圧によって変形して、栓部と抜穴との間、並びに封止部と外容器の間に、空気排出用の隙間が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、外容器と内容器からなる二重容器の断熱空間の空気が熱膨張することによる破損を防止することのできる密閉構造に関する。
二重容器の密閉構造としては、内容器と外容器の間に断熱空間を設け、外容器の抜穴に栓を嵌めたものが知られている。
実開昭59−23375号公報(第1図)
ところが、ここで用いている栓は、単に抜穴に嵌め込んだものなので、断熱空間の空気が熱膨張した場合には、栓が外れてしまう。かといって、熱膨張にも耐えられる程きつく栓を嵌めると、二重容器自体が破損するという問題が起こる。ここで、断熱空間の空気が熱膨張する場合としては、二重容器がティーポット等の保温用のものであれば、温かい飲み物を入れた場合が挙げられる。また、二重容器がビールジョッキ等の保冷用であれば冷たいものを入れるので空気が熱膨張するという事態は通常想定できないのであるが、例えば80度程度の湯を使う洗浄器に投入した場合が挙げられる。
先の従来例以外に、断熱空間を負圧にして使用する二重容器の密閉構造としては、逆止弁機構を用いるものが知られている。これは、外容器に抜穴をあけると共に、抜穴の周囲に排気孔を別途あけ、抜穴に逆止弁の一部を嵌めると共に、逆止弁の先部に有する柔軟なシール材で排出孔を塞ぐ構造としたものである。
特開平11−13910号公報(図1)
本発明者は、断熱空間を負圧にする必要性のない二重容器の密閉構造にも、上述した逆止弁機構を利用することによって、断熱空間の空気の熱膨張による問題を解決できると考えた。ところが、排気孔は、断熱空間の空気の排出には有効に作用する反面、平常時には排気孔の箇所だけシール材との密着性が失われ、密着用の面積が狭くなることから、断熱空間としての効果、即ち、保冷、保温効果が弱まることになる。
本発明は上記実情を考慮して開発されたもので、その目的とするところは、熱膨張時には断熱空間からの空気の排出を円滑に行い、且つ平常時には断熱空間としての密閉性を向上できる二重容器の密閉構造を提供することである。
本発明は、有底筒型の内容器の外側を断熱空間を介して外容器で覆い、断熱空間と外部を連絡する抜穴を外容器に設けると共に、抜穴に逆止弁を取り付け、断熱空間を外部から隔絶した密閉空間としてある二重容器の密閉構造を前提とする。
そして、逆止弁は柔軟なものであって、平常時には、抜穴に隙間なく嵌り込む栓部を有すると共に、栓部の一端に連続する抜け止め部を断熱空間に突入し、栓部の他端に連続する封止部を外容器の外面に密着して設け、断熱空間の空気の熱膨張時には、柔軟な逆止弁が空気圧によって変形して、栓部と抜穴との間、並びに封止部と外容器の間に、空気排出用の隙間が形成されることを特徴とする。
本発明は、排気孔のない外容器の外面に封止部を密着させるので、密着面積が従来よりも広がり、平常時の密閉性が向上する。そして、平常時には抜穴に隙間なく嵌り込んだり外容器の外面に密着していた柔軟な栓部と封止部が、その柔軟性と熱膨張時の空気圧との相乗作用によって変形して隙間を形成するという、自然法則を巧みに利用したものであり、平常時の密閉性の向上と熱膨張時の空気の排出を双方兼備した優れたものと言える。
本発明の二重容器の密閉構造は図1から図3に示すように、有底筒型の内容器1と外容器2を有し、内容器1の上部下側に外容器2の上部を凹凸3によって嵌め合わせ、それによって内容器1の外側を外容器2で覆うと共に内容器1と外容器2の間に断熱空間4を形成し、外容器2の一部(底)に円形の抜穴5をあけ、抜穴5に逆止弁6を嵌め込んである。なお、内容器1と外容器2の素材の一例としては、合成樹脂やガラスが挙げられる。
逆止弁6は、柔軟な素材で、素材の一例としてはシリコンゴムが挙げられる。また、逆止弁6の構造は、抜穴5に隙間なく嵌り込む円柱状の栓部7と、栓部7の一端に連続するテーパー状の抜け止め部8と、栓部7の他端に連続する薄肉の円盤状の封止部9とから形成してある。抜け止め部8の下端及び封止部9は、その外径を抜穴5よりも大きくすることによって、栓部7が抜け外れるのを防止してある。抜け止め部8の上端は、その外径を抜穴5よりも小さくすることによって、抜穴5に圧入しやすくしてある。また、封止部9は、薄肉にすることによって柔軟性(変形性)を高め、また、外面が球面の円盤状にすることによって外容器2への密着性を高めてある。従って、封止部9は、平常時には外容器2の平らな外面に密着し、断熱空間4の空気の熱膨張時には内圧によって変形して外容器2との間に空気排出用の僅かな隙間を形成する。栓部7と抜穴5は、同一径に形成してある。なお、外容器2には封止部9の外側を囲む円形の包囲壁10を外側に突出しており、これによって平常時の気密性を高めてある。
上述した二重容器の密閉構造は、断熱空間4の空気の熱膨張時には図1に示すように、外容器2の内面と抜け止め部8の間、抜穴5と栓部7との間、外容器2の外面と封止部9の間、封止部9の外周面と包囲壁10との間を、空気が順番に通過して外部に排出される。なお、図1では、隙間を明示していないが、これは前述したようにその隙間が僅かなためである。
本発明の二重容器の密閉構造を示す縦断面図である。 抜穴と逆止弁との関係を示す説明図である。 二重容器の底面図である。
符号の説明
1 内容器
2 外容器
4 断熱空間
5 抜穴
6 逆止弁
7 栓部
8 抜け止め部
9 封止部

Claims (1)

  1. 有底筒型の内容器(1)の外側を断熱空間(4)を介して外容器(2)で覆い、断熱空間(4)と外部を連絡する抜穴(5)を外容器(2)に設けると共に、抜穴(5)に逆止弁(6)を取り付け、断熱空間(4)を外部から隔絶した密閉空間としてある二重容器の密閉構造において、
    逆止弁(6)は柔軟なものであって、平常時には、抜穴(5)に隙間なく嵌り込む栓部(7)を有すると共に、栓部(7)の一端に連続する抜け止め部(8)を断熱空間(4)に突入し、栓部(7)の他端に連続する封止部(9)を外容器(2)の外面に密着して設け、
    断熱空間の空気の熱膨張時には、柔軟な逆止弁が空気圧によって変形して、栓部(7)と抜穴(5)との間、並びに封止部(9)と外容器(2)の間に、空気排出用の隙間が形成されることを特徴とする二重容器の密閉構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180041835A (ko) * 2016-10-17 2018-04-25 주식회사 타무 스탠드 기능이 구비된 텀블러

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