JP2005288623A - 移動ロボットの外部検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動ロボットの周囲に位置する検知対象の方向を確実に検知することができる移動ロボットの外部検出装置を提供する。
【解決手段】 移動ロボッRの頭部R1には、予め設定された検出可能範囲を有する複数の発光部L1〜L8が設けられており、これら発光部L1〜L8は、移動ロボットRに設定された基準軸Stを中心としてその周囲に配置される。移動ロボットRの周囲の検知対象Dには、前記発光部L1〜L8からの光信号を受光する検知用タグTが設けられている。検知用タグTは、発光部L1〜L8に個別に設定された光信号に含まれる発光部IDを取得することにより、発光方向を特定することができ、検知対象Dの方向を検出することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動ロボットの周囲の外部状態を検出する外部検出装置に関し、特に移動ロボット周囲の検出範囲を拡大できるようにした移動ロボットの外部検出装置に関する。
ロボットには、外部状態を検出するための各種の外部検出装置が搭載されている。例えば、特許文献1に記載のロボットでは、ロボットの頭部に、撮像手段、マイクロフォン、タッチセンサ、光センサなどの各種のセンサが設けられており、これら各種のセンサからの出力に基づいて、ロボットが自律的に行動し得るようになっている。
また、特許文献2に示すように、ロボット頭部に撮像手段が設けられているものでは、ロボット頭部が垂直軸回りと水平軸回りにそれぞれ回動可能に支持されている。ロボット頭部が回動したときに、撮像手段の視線とロボット頭部の動きを常に一致させることで、視線移動に伴う画像の歪みが防止されるようになっている。
特開2003−266353号公報(段落0030、0033、図1) 特開2002−154084号公報(段落0011〜0016、図3)
しかしながら、前記特許文献1と特許文献2に記載のものは、いずれも検知対象を検出するための外部検出装置として撮像手段(カメラ)を使用して、撮像手段の前方に位置する検知対象の形状等を検出している。このため、ロボット頭部が前方を向いている場合には、前方の所定領域しか検出することができず、ロボットの背面側に位置する検知対象や背面側から近づく検知対象などを検知することができない。
また、カメラによって検知対象が移動したことを検知するものでは、撮像された前後の画像を比較するなど非常に複雑な処理が必要になる。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、ロボットの全周囲の外部状態を確実に検知することができ、しかも検知対象の方向を簡単な処理で検知することができる移動ロボットの外部検出装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、移動ロボットからの光信号に基づいて所定の受信信号を前記移動ロボットに返す、検知対象に設けた検知用タグを用いて、前記検知用タグが位置する方向を検出する移動ロボットの外部検出装置であって、
前記移動ロボットには、周囲に複数の検出可能範囲が予め設定されており、前記各検出可能範囲に向けて照射する発光部が、前記検出可能範囲に対応して設けられ、前記移動ロボットの設置面に交叉する方向を基準軸として設定したときに、前記移動ロボットには、前記各発光部が前記基準軸の周囲に位置するように設けられて、前記移動ロボットの周囲全体において前記検知用タグを検出可能にしたことを特徴とするものである。
前記第1の発明では、複数の検出可能範囲が移動ロボットの周囲を向くように発光部が配置されているので、検知用タグを設けた検知対象が移動ロボットの周囲のどの位置に存在していても確実に検知することができる。さらに、各発光部にはそれぞれ所定の検出可能範囲が設定されているので、指向性が発揮されて、検知用タグを設けた検知対象の方向を確実に検知できるようになる。しかも、検知対象に設けた検知用タグの受光した光が発せられた発光部を特定するだけという簡単な処理で検知用タグが位置している方向を特定することができる。
例えば、前記移動ロボットは、少なくとも頭部とこの頭部を支える胴体部を有しており、前記発光部が、前記頭部に設けられている。このように、発光部を高い位置に設置することで、より高い位置から検知用タグを検知できるので、より広範囲にわたって検知用タグを検知できるようになり、検知用タグを検出できる確実性を向上させることができる。
この場合、前記頭部には外部撮像手段が設けられており、前記発光部が前記外部撮像手段の上部に設けられていることが好ましい。これにより、検知用タグの方向を外部撮像手段の撮像高さ位置で判断することができるので、検知用タグを設けた検知対象をより的確に検知することができる。したがって、検知用タグを設けた検知対象が移動している場合であっても、外部撮像手段を容易に検知用タグに追従させて撮像することができる。
また、前記移動ロボットは、少なくとも頭部とこの頭部を支える胴体部を有しており、前記発光部が、前記胴体部に設けられていてもよい。このように発光部を低い位置に設置することで、移動ロボット近くで低い場所に位置する検知用タグを確実に検出できる。
また、前記頭部が、前記基準軸に対して、少なくとも前記発光部の並び方向に回動自在に支持されていることが好ましい。このように頭部を回転させる機構を設けることで、前記機構と前記発光部の双方によって、検知対象に設けた検知用タグをより確実に検出できるようになる。例えば、頭部に外部撮像手段が設けられている場合には、この外部撮像手段を直ちに検知用タグが位置する方向に向けることができるので、検知対象をより迅速に認識できるようになる。
また第2の発明は、移動ロボットからの電波信号に基づいて所定の受信信号を前記移動ロボットに返す、検知対象に設けた検知用タグを用いて、前記検知用タグが位置する方向を検出する移動ロボットの外部検出装置であって、
前記移動ロボットには、周囲に複数の検出可能範囲が予め設定されており、前記各検出可能範囲に向けて発信する発信部が、前記検出可能範囲に対応して設けられ、前記移動ロボットの設置面に交叉する方向を基準軸として設定したときに、前記移動ロボットには、前記各発信部が前記基準軸の周囲に位置するように設けられて、前記移動ロボットの周囲全体において前記検知用タグを検出可能にしたことを特徴とするものである。
前記第2の発明では、電波の周波数を高く設定することで、指向性を高くできるので、移動ロボットの周囲に複数の検出可能範囲を設定することができる。よって、第1の発明と同様に、移動ロボットの周囲全体における検知用タグを設けた検知対象の存在と、その検知対象の方向を確実に検知できるようになる。
本発明は、移動ロボットに複数の発光部が設けられるとともに移動ロボットの周囲に各発光部からの光を受光する検知用タグが設けられたものであって、移動ロボットの周囲全体において検知対象の存在とその方向を簡単な処理で確実に検知することができる。
図1は、本実施形態の外部検出装置が搭載された移動ロボットの外観を示す斜視図、図2は、移動ロボットの頭部を上方から見たときの平面図、図3は、本実施形態の外部検出装置が搭載された移動ロボットの応用例を示すシステム構成図、図4は、移動ロボットの構成を示すブロック図、図5は、対象検知部の構成を示すブロック図、図6(a)は、移動ロボットの周囲に設定された検出可能範囲を説明する説明図、図6(b)は、高さ方向の検出可能範囲を説明する説明図、図7は、発光部の動作順序を示す説明図、図8は、移動ロボットと検知対象との距離を検出する方法を説明する説明図、図9は、検知対象の方向を検出する方法を説明する説明図、図10は、検知対象の位置を特定する方法を説明する説明図、図11は、検知対象に設けられた検知用タグの構成を示すブロック図、図12は、移動ロボットの対象検知部70で行われる処理について説明するフローチャート、図13は、検知用タグ側で行われる処理について説明するフローチャート、図14は、検知対象検知システムが会社来訪者の検知に応用された場合の、検知対象検知システムの動作を説明するフローチャートである。
(第1実施形態)
図1に示すように、この外部検出装置Wは、移動ロボットR側に設けられた複数の発光部L1〜L8を有しており、移動ロボットRの周囲に位置する検知用タグTが位置する方向を検出するものである。
移動ロボットRは、頭部R1と、一対の腕部R2と、一対の脚部R3と、胴体部R4とで構成されており、前記頭部R1は、前記胴体部R4の上部に設けられ、前記各腕部R2は、前記胴体部R4の両側部に設けられ、前記脚部R3は、前記胴体部R4の下部に設けられている。前記頭部R1、腕部R2及び脚部R3は、それぞれアクチュエータにより駆動され、自律移動制御部50(図4参照)により2足歩行の制御がなされる。この2足歩行についての詳細は、例えば特開2001−62760号公報に開示されている。
図1及び図2に示すように、8個の前記発光部L1〜L8は、いずれも赤外光などを発することのできるLED(発光ダイオード)で形成され、前記移動ロボットRの頭部R1に設けられている。なお、図2では、説明の便宜上、各発光部L1〜L8が頭部R1の外面から突出した状態で図示されているが、実際には各発光部L1〜L8の先端が、頭部R1の外面と同一面上に位置しており、各発光部L1〜L8が、頭部R1の外面から突出しないように構成されている。
また、前記頭部R1には、外部撮像手段として機能する一対のカメラC,Cが設けられている。このカメラC,Cは、映像をデジタルデータとして取り込むことができるものであり、例えばカラーCCD(Charge-Coupled Device)カメラが使用される。カメラC,Cは、頭部R1の正面に左右に平行に並んで配置されており、図1に示すように、前記カメラC,Cの上部に前記各発光部L1〜L8が位置している。
図1に示すように、移動ロボットRの設置面Fに交叉する方向、すなわち本実施形態では設置面Fに対して垂直方向を基準軸Stとしている。この基準軸Stを移動ロボットRの中心を通るように設定したときに、前記発光部L1〜L8が、前記基準軸Stを中心としてその周囲に位置するように設けられている。前記基準軸Stは、図2に示すように、頭部R1の中心を通るように紙面垂直方向に設定されており、前記頭部R1には、前記基準軸Stを中心として、その前方に発光部L1〜L3が、後方に発光部L6が、右側方に発光部L4及びL5が、左側方に発光部L7及びL8に位置している。なお、頭部R1が正面を向いたときの各発光部L1〜L8の前記設置面Fからの高さ寸法は、必ずしも互いに一致するものでなくてもよく、上下にずれて配置されてもよい。
なお、本実施形態の外部検出装置を説明するに当たっては、図3に示す応用例(検知対象検知システムA)を参照して説明する。
図3に示すように、この検知対象検知システムAは、検知装置である移動ロボットRの周辺領域に、検知対象D、例えば検知用タグTを装着した人が検知されるかを確認すると共に、検知対象Dが検知された場合には、検知対象Dが、移動ロボットRを基準として、どの方向に、そしてどの位離れた位置に存在するのかを特定する、すなわち検知対象Dの位置を特定するものである。ただし、第1実施形態(第2実施形態も同様)は、移動ロボットRを基準として、どの方向に位置して存在するかを特定するものである。
図3に示すように、検知対象検知システムAは、移動ロボットRと、この移動ロボットRと無線通信によって接続された基地局1と、この基地局1とロボット専用ネットワーク2を介して接続された管理用コンピュータ3と、この管理用コンピュータ3にネットワーク4を介して接続された端末5と、検知対象Dが備える検知用タグTとから構成される。
ここで、検知用タグTを装着した人が、検知対象Dとして規定されている。
この検知対象検知システムAにおいて、移動ロボットRは、前記移動ロボットRの周辺領域に、検知対象D、例えば検知用タグTを装着した人が存在するか否かを検知し、検知した検知対象Dの位置を特定すると共に、必要に応じて、検知対象Dが誰であるのかという個人識別を行うものである。
管理用コンピュータ3は、基地局1、ロボット専用ネットワーク2を介して移動ロボットRの移動・発話などの各種制御を行うと共に、移動ロボットRに対して必要な情報を提供するものである。ここで、必要な情報とは、検知された検知対象Dの氏名や、移動ロボットRの周辺の地図などがこれに相当し、これらの情報は、前記管理用コンピュータ3に設けられた記憶手段(図示せず)に記憶されている。
ロボット専用ネットワーク2は、基地局1と、管理用コンピュータ3と、ネットワーク4とを接続するものであり、LANなどにより実現されるものである。
端末5は、ネットワーク4を介して管理用コンピュータ3に接続し、前記管理用コンピュータ3の記憶手段(図示せず)に、検知用タグTに関する情報及び前記検知用タグTを装着した人物(検知対象D)に関する情報などを登録する、若しくは登録されたこれらの情報を修正するものである。
そして検知用タグTとは、例えばICタグがこれに相当する。
以下、移動ロボットR、そして検知対象Dの構成についてそれぞれ詳細に説明する。
図4に示すように、本実施形態での移動ロボットRは、前記発光部L1〜L8及び前記カメラC,Cとともに、スピーカS、マイクMC、画像処理部10、音声処理部20、画像伝送部30、制御部40、自律移動制御部50、無線通信部60、及び対象検知部70を有する。さらに、移動ロボットRには、移動ロボットRの位置を検出するためのジャイロセンサSR1やGPS受信機SR2が設けられている。
前記画像処理部10は、前記カメラC,Cが撮影した画像を処理して、撮影された画像から移動ロボットRの周囲の状況を把握するため、周囲の障害物や人物の認識を行う部分である。
この画像処理部10は、ステレオ処理部11a、移動体抽出部11b、及び顔認識部11cを含んで構成される。
前記ステレオ処理部11aは、左右のカメラC,Cが撮影した2枚の画像の一方を基準としてパターンマッチングを行い、左右の画像中の対応する各画素の視差を計算して視差画像を生成し、生成した視差画像及び元の画像を移動体抽出部11bに出力する。なお、この視差は、移動ロボットRから撮影された物体までの距離を表すものである。
前記移動体抽出部11bは、前記ステレオ処理部11aから出力されたデータに基づき、撮影した画像中の移動体を抽出するものである。移動する物体(移動体)を抽出するのは、移動する物体は人物であると推定して、人物の認識をするためである。
移動体の抽出をするために、移動体抽出部11bは、過去の数フレーム(コマ)の画像を記憶しており、最も新しいフレーム(画像)と、過去のフレーム(画像)を比較して、パターンマッチングを行い、各画素の移動量を計算し、移動量画像を生成する。そして、視差画像と、移動量画像とから、カメラC,Cから所定の距離範囲内で、移動量の多い画素がある場合に、人物があると推定し、その所定距離範囲のみの視差画像として、移動体を抽出し、顔認識部11cへ移動体の画像を出力する。
前記顔認識部11cは、抽出した移動体から肌色の部分を抽出して、その大きさ、形状などから顔の位置を認識する。なお、同様にして、肌色の領域と、大きさ、形状などから手の位置も認識される。
認識された顔の位置は、移動ロボットRが移動するときの情報として、また、その人とのコミュニケーションを取るため、制御部40に出力されると共に、前記無線通信部60に出力される。
図4に示すように、前記音声処理部20は、音声合成部21aと、音声認識部21bとを有する。
前記音声合成部21aは、制御部40が決定し、出力してきた発話行動の指令に基づき、文字情報から音声データを生成し、スピーカSに音声を出力する部分である。音声データの生成には、予め記憶している文字情報と音声データとの対応関係を利用する。
前記音声認識部21bは、マイクMCから音声データが入力され、予め記憶している音声データと文字情報との対応関係に基づき、音声データから文字情報を生成し、制御部40に出力するものである。
前記画像伝送部30は、無線通信部60を介してカメラC,Cから入力された画像データを前記管理用コンピュータ3へ出力する部分である。
前記自律移動制御部50は、頭部制御部51a、腕部制御部51b、脚部制御部51cを有している。
前記頭部制御部51aは、制御部40の指示に従い頭部R1を駆動し、腕部制御部51bは、制御部40の指示に従い腕部R2を駆動し、脚部制御部51cは、制御部40の指示に従い脚部R3を駆動する。
前記頭部R1は、図2に示す発光部L1〜L8の並び方向Qに回動自在に支持されており、前記頭部制御部51aは、制御部40の指示に従い頭部R1を前記並び方向、すなわちカメラC,Cは水平状態を維持したまま、カメラC,Cとともに頭部R1が時計回り方向及び反時計回り方向に回動自在に制御される。なお、前記頭部R1には、前記方向に加えて、斜め上方や斜め下方を向く機構が設けられていてもよい。前記した頭部R1の向きを各方向に駆動する機構は、従来から一般的に採用される機構を利用することができ、その内部機構についての説明は省略する。
前記ジャイロセンサSR1、及びGPS受信機SR2が検出したデータは、制御部40に出力され、移動ロボットRの行動を決定するのに利用されると共に、制御部40から無線通信部60を介して管理用コンピュータ3に送信される。
前記無線通信部60は、管理用コンピュータ3とデータの送受信を行う通信装置である。無線通信部60は、公衆回線通信装置61a及び無線通信装置61bを有する。
前記公衆回線通信装置61aは、携帯電話回線やPHS(Personal Handyphone System)回線などの公衆回線を利用した無線通信手段である。一方、無線通信装置61bは、IEEE802.11b規格に準拠するワイヤレスLANなどの、近距離無線通信による無線通信手段である。
前記無線通信部60は、管理用コンピュータ3からの接続要求に従い、公衆回線通信装置61a又は無線通信装置61bを選択して管理用コンピュータ3とデータ通信を行う。
前記対象検知部70は、移動ロボットRの周囲に検知用タグTを備える検知対象Dが存在するか否かを検知すると共に、検知対象Dの存在が検知された場合、前記検知対象Dの位置を特定するものである。
図5に示すように、前記対象検知部70は、制御手段80と、電波送受信手段90と、発光手段100と、記憶手段110とを含んで構成される。
前記制御手段80は、後記する電波送受信手段90から無線送信される検索信号と、後記する発光手段100から赤外光として出力される方向検査信号を生成すると共に、検索信号を受信した検知用タグTから送信された受信報告信号を基に、検知対象Dの位置を特定するものである。
ここで、前記検索信号とは、移動ロボットRの周囲に検知対象Dが存在するか否かを検知するための信号であり、前記方向検査信号とは、検知対象Dが移動ロボットRを基準としてどの方向に位置するかを検知するための信号である。
また、前記受信報告信号とは、前記検知用タグTが、少なくとも検索信号を受信したことを示す信号である。
図5に示すように、前記制御手段80は、データ処理部81と、暗号化部82と、時分割部83と、復号化部84と、電解強度検出部85とを含んで構成される。
前記データ処理部81は、前記検索信号と前記方向検査信号を生成すると共に、検知対象Dの位置を特定するものであり、信号生成部81aと、位置特定部81bとを含んで構成される。
前記データ処理部81の信号生成部81aは、所定時間毎に、若しくは移動ロボットRの制御部40から電波の発信を命令する信号(発信命令信号)が入力されるたびに、記憶手段110を参照して、対象検知部70が設けられた移動ロボットRに固有の識別番号(以下、ロボットIDという)を取得する。そして、信号生成部81aは、前記ロボットIDと受信報告要求信号とを含んで構成される検索信号を生成する。
ここで、前記受信報告要求信号とは、検索信号を受信した検知対象D(検知用タグT)に対して、前記検索信号を受信した旨を示す信号(受信報告信号)を生成するように要求する信号である。
また、前記信号生成部81aは、前記検索信号を生成する際に、後記する発光手段100から赤外線信号として照射される方向検査信号も生成する。
前記方向検査信号は、発光手段100に設けられた発光部L1〜L8の総てについて、個別に生成されるものであり、前記したロボットIDと、発光部L1〜L8を特定する識別子(発光部ID)を含んで構成される。
なお、前記発光部IDを含む方向検査信号が、請求項における、移動ロボットRから検知用タグTに向けて送られる光信号に相当する。
また、前記方向検査信号は、前記復号化部84から入力される受信報告信号に発光要求信号が含まれている場合にも生成される。
前記移動ロボットRには、発光部L1〜L8が合計8つ設けられているので、前記データ処理部81は、前記ロボットIDと前記発光部IDとから構成される方向検査信号を、合計8つ生成する。
例えば、ロボットIDが「02」であり、発光部L1〜L8の発光部IDが「D1〜D8」である場合、発光部L1について生成される方向検査信号は、ロボットID=「02」と、発光部ID=「D1」とを含み、発光部L2について生成される方向検査信号は、ロボットID=「02」と、発光部ID=「D2」とを含むことになる。
そして、前記信号生成部81aは、前記方向検査信号と前記検索信号とを、暗号化部82に出力する。なお、前記データ処理部81の位置特定部81bは、検索信号を受信した検知用タグTから送信された受信報告信号をもとに、検知対象Dの位置を特定するものであるが、その際にこの位置特定部81bで行われる処理は、制御手段80に含まれる復号化部84と電解強度検出部85における処理と共に、後に詳細に説明する。
前記暗号化部82は、入力された信号を暗号化した後、出力するものである。そして、暗号化部82は、検索信号の暗号化により得られた検索信号(暗号化検索信号)を、後記する電波送受信手段90に出力する。これにより、暗号化検索信号は、変調されたのち、電波送受信手段90から無線送信されることになる。
また、前記暗号化部82は、データ処理部81から入力された方向検査信号を、同様にして暗号化する。そして、暗号化部82は、方向検査信号の暗号化により得られた方向検査信号(暗号化方向検査信号)を、後記する時分割部83に出力する。
前記方向検査信号は、前記したデータ処理部81において発光手段100の発光部ごとに一つずつ生成される。よって、図5に示すように、前記発光手段100には合計8つの発光部L1〜L8が設けられているので、暗号化部82には、合計8つの方向検査信号がデータ処理部81から入力される。その結果、合計8つの暗号化方向検査信号がこの暗号化部82において生成され、時分割部83に出力されることになる。
前記時分割部83は、発光手段100の各発光部L1〜L8の発光順序と、発光タイミングを設定するものである。具体的には、前記暗号化部82から暗号化方向検査信号が入力されると、時分割部83は、各発光部L1〜L8の発光順序及び発光タイミングを決定し、決定した発光順序及び発光タイミングで、暗号化方向検査信号を発光手段100に出力する
例えば、発光部L1、発光部L5、発光部L2、発光部L6、発光部L3、発光部L7、発光部L4、そして発光部L8の順番で、各発光部L1〜L8を所定時間(例えば、0.5秒)間隔で発光させる場合、前記時分割部83は、前記暗号化方向検査信号を、前記所定時間間隔で、発光部L1の変調部、発光部L5の変調部、発光部L2の変調部、発光部L6の変調部、発光部L3の変調部、発光部L7の変調部、発光部L4の変調部、そして発光部L8の変調部という順番で出力する。
合計8つの暗号化方向検査信号が時分割部83に入力される。そして、これら暗号化方向検査信号は、前記したデータ処理部81において、出力される発光部があらかじめ決められている。したがって、時分割部83は、暗号化方向検査信号が入力されると、暗号化方向検査信号に含まれる発光部IDを確認し、発光部IDにより特定される発光部に隣接する変調部に向けて、決められた順序及びタイミングで、暗号化方向検査信号を出力する。
例えば、発光部L1〜L8の発光部IDが「D1〜D8」で規定される場合、時分割部83は、発光部IDが「D1」である暗号化方向検査信号を、発光部L1に隣接する変調部に出力し、発光部IDが「D2」である暗号化方向検査信号を、発光部L2に隣接する変調部に出力することになる。
前記発光手段100は、移動ロボットRを基準として前記移動ロボットRの周囲において予め設定された検出可能範囲Sa1〜Sa8に向けて光を照射するものである。
図5及び図6(a)に示すように、前記発光手段100は、8つの前記発光部L1〜L8と、各発光部L1〜L8に対応させて設けられた変調部とを含んで構成されている。
前記変調部は、前記時分割部83から入力された暗号化方向検査信号を、所定の変調方式で変調し、変調信号とするものである。各発光部L1〜L8は、変調信号を赤外線信号(赤外光)として、予め決められた検出可能範囲Sa1〜Sa8に向けて照射するものである。
図6(a)に示すように、前記各発光部L1〜L8には、所定の検出可能範囲Sa1〜Sa8が設定されている。具体的には、発光部L1〜L3には、周方向に角度αの検出可能範囲Sa1〜Sa3がそれぞれ設定され、発光部L4〜L8には、周方向に角度βの検出可能範囲Sa4〜Sa8がそれぞれ設定され、さらに角度β>角度αとなるように設定されている。
このように検出可能範囲Sa1〜Sa8を設定すると、移動ロボットRが検知対象Dを検知し、検知対象Dの方向に顔を向ける動作を行うときに、移動ロボットRの顔の正面(視線の方向)と、検知対象Dの位置とでズレが生じると、移動ロボットRの視線が自分を向いていないと検知対象Dが感じる場合があるという不都合を解消することができる。なお、この不都合を解消する方法として、検出可能範囲の数を多く設定するということが考えられるが、必ずしも移動ロボットRの周囲全体の検出可能範囲を増やす必要はなく、前方のみの検出可能範囲を増やして、前方側の位置特定を細かくできるようにすることで、検知対象Dの位置する方向に移動ロボットRの視線の方向を向けることができる。前記のように検出可能範囲を設定することにより、発光部の設置個数を無駄に増やす必要がなくなる。
このため、本実施の形態では、図6(a)に示すように、移動ロボットRの頭部R1の前方において、各検出可能範囲Sa1〜Sa3の赤外光の照射範囲を狭くすることで、移動ロボットRの正面側にある各検出可能範囲Sa1〜Sa3内における検知対象Dの位置をより正確に特定できるようにしている。
これにより、検知対象Dが人であり、かつ移動ロボットRに設けられたカメラC,Cで人の顔の撮像を行う場合に、移動ロボットRの正面側における検知対象Dの位置特定をより正確に行って、移動ロボットRの移動制御やカメラC,Cの画角の調整に反映させることができるので、移動ロボットRのカメラC,Cを、検知対象Dである人の顔の正面にきちんと位置させることが可能となる。
また本実施の形態では、図6(a)に示すように、移動ロボットRの周囲に検出可能範囲Sa1〜Sa8を設定することにより、移動ロボットRの全周囲(360度方向)の外部状態を一度に検出できるようになる。したがって、検知用タグTが設けられた検知対象Dが、カメラC,Cの正面側に位置していない場合であっても、検知対象Dを検出することができる。
また本実施の形態では、図6(a)に示すように、検出可能範囲Sa1〜Sa8に含まれない領域、すなわち検出可能範囲Sa1〜Sa8の死角を最小限にするために、隣接する検出可能範囲は、その周方向(幅方向)の端部において互いに重なるように設定されている。しかし、隣接する検出可能範囲が重なるように設定されると、隣接する検出可能範囲に対して、同時若しくは連続して発光部L1〜L8から赤外光が照射されたときに、検出可能範囲Sa1〜Sa8の重なる部分において干渉が生じることとなる。
そこで、このような干渉を防止するために、隣接する検出可能範囲に対して赤外光が連続して照射されることで干渉が生じないように、前記した制御手段80の時分割部83において、暗号化方向検査信号を出力する順序とタイミングを調整している。
例えば、図7に示すように、検出可能範囲Sa1、検出可能範囲Sa4、検出可能範囲Sa7、検出可能範囲Sa2、検出可能範囲Sa5、検出可能範囲Sa8、検出可能範囲Sa3、検出可能範囲Sa6、検出可能範囲Sa1、・・・というような順番で発光部L1〜L8から赤外光が照射されるように、時分割部83が、暗号化方向検査信号を変調部に向けて出力する順序とタイミングを調整している。
また、図6(b)に示すように、発光部L1〜L8から赤外光が照射される高さ方向の検出可能範囲は、人と人とが向かい合って話をする場合の平均的な距離(対人距離)Xにおいて、子供から大人までその存在を検知できる範囲に設定されている。なお、図6(b)では、発光部L2のみについて図示しているが、その他の発光部L1,L3〜L8についても発光部L2と同様な範囲となるように設定されている。
例えば、移動ロボットRから距離X離れた位置において、大人の胸の高さYの位置と、子供の胸の高さZの位置とが、赤外光により確実に照射されるように設定されており、この際に各発光部L1〜L8から赤外光が照射される高さ方向の角度範囲を角度γとすることにより、前記設定を満たすようになっている。
図5に示すように、前記電波送受信手段90は、移動ロボットRの周辺領域に向けて電波を発信すると共に、前記電波を受信した検知対象Dから送信された受信報告信号を受信するものである。
前記電波送受信手段90は、変調部91と、復調部92と、送受信アンテナ93とから構成される。
前記変調部91は、前記データ処理部81から入力された検索信号(実際には、暗号化検索信号)を所定の変調方式で変調して変調信号とした後、これを、送受信アンテナ93を介して無線送信するものである。
また、前記復調部92は、検知対象Dの検知用タグTから無線送信された変調信号を、送受信アンテナ93を介して受信し、受信した変調信号の復調により、受信報告信号(実際には、暗号化受信報告信号)を取得するものである。
そして、この復調部92は、取得した受信報告信号を、制御手段80の復号化部84と電界強度検出部85にそれぞれ出力するものである。
前記復号化部84は、暗号化された受信報告信号である暗号化受信報告信号を復号化して、受信報告信号を取得し、取得した受信報告信号を、データ処理部81に出力するものである。
なお、前記受信報告信号には、後に詳細に説明するが、発光部IDとロボットIDとタグ識別番号とが少なくとも含まれているので、復号化部84は、これらをデータ処理部81に出力することになる。
また、受信報告信号に発光要求信号が含まれていた場合、この発光要求信号もまたデータ処理部81に出力されることになる。
前記電界強度検出部85は、検知対象Dの検知用タグTから送信された変調信号を電波送受信手段90が受信した際に、前記変調信号の強度を求めるものである。
具体的には、電界強度検出部85は、電波送受信手段90の復調部92から入力された、暗号化受信報告信号の電力を検波し、この検波された電力の平均値を電界強度として求め、この求めた電界強度をデータ処理部81に出力する。
前記データ処理部81の位置特定部81bは、検知対象Dの位置を特定するものである。具体的には、検知対象Dの検知用タグTから送信された変調信号を電波送受信手段90において受信した際の、前記変調信号の電界強度から、移動ロボットRから検知対象Dまでの距離を求める。さらに、位置特定部81bは、受信報告信号に含まれる発光部IDを参照して、検知対象Dが受信した光が、どの発光部から発光されたのかを特定し、特定された発光部の発光方向を、すなわち前記発光部に対応する検出可能範囲の方向を検知対象Dの存在する方向とみなし、検知対象Dの位置を特定するものである。
このように、移動ロボットRの頭部R1に複数の発光部L1〜L8を設けて、各発光部L1〜L8に所定の検出可能範囲Sa1〜Sa8を設定して指向性を持たせたことにより、検知用タグTが設けられた検知対象Dの方向を確実に検出することができるようになる。しかも、各発光部L1〜L8に個別の発光部ID(D1〜D8)を設定し、受光した発光部L1〜L8の発光部ID(D1〜D8)を検出するだけという簡単な処理により、検知対象Dが位置する方向を検知できるようになる。したがって、カメラC,Cによって検知対象Dの方向を検知する場合のような高度な処理をする必要がない。
前記位置特定部81bは、復号化部84から入力された受信報告信号の中からロボットIDを取得する。そして取得したロボットIDと記憶手段110に記憶されたロボットIDを比較し、両ロボットIDが一致した場合、位置特定部81bは、検知対象Dの位置の特定を開始する。
また、図8に示すように、移動ロボットRの周辺領域は、移動ロボットRからの距離に応じて4つのエリアに区分されている。すなわち、移動ロボットRからの距離が短い順に、エリアI、エリアII、エリアIII、エリアIVとなるように設定されている。
この各エリアI,II,III,IVと電界強度とは、電界強度の大きさを基準として予め関連づけられており、この関連づけを示すテーブル(距離テーブル)が、記憶手段110に記憶されている。
従って、位置特定部81bは、電界強度検出部85から入力された電界強度をもとに、記憶手段110に記憶された距離テーブルを参照し、受信報告信号を発信した検知対象Dがどのエリアにいるのかを示す情報(エリア情報)を取得する。
例えば、電界強度検出部85から入力された電界強度E1が、エリアIIIを規定する閾値E2とE3(E2は下限、E3は上限)との間の値である場合、位置特定部81bは、エリアIIIを示す情報(エリア情報)を取得する。
さらに、位置特定部81bは、復号化部84から入力された受信報告信号に含まれる発光部IDを参照して、受信報告信号を送信した検知対象Dが、移動ロボットRの発光手段100のどの発光部から発光された光を受信したのかを特定し、特定された発光部の発光方向を示す情報(方向情報)を取得する。
図9に示すように、移動ロボットRの周辺領域には、移動ロボットRを基準として合計8つの検出可能範囲Sa1〜Sa8が設定されている。そして、記憶手段110には、各発光部L1〜L8がどの検出可能範囲Sa1〜Sa8に向けて設置されているのかを示すテーブル(方向テーブル)が記憶されている。
従って、データ処理部81は、発光部IDをもとに記憶手段110に記憶された前記方向テーブルを参照し、前記発光部IDを持つ発光部から発せられる赤外光が、予め設定された検出可能範囲Sa1〜Sa8のうち、どの領域に照射されるのかを確認する。そして、データ処理部81は、確認された検出可能範囲を示す情報を、検知対象Dが存在する方向を示す情報(方向情報)として取得する。
なお、図9において、本来ならば各検出可能範囲Sa1〜Sa8の端部は隣接する検出可能範囲の端部と重なっている(図6(a)参照)のであるが、この図9では、説明の便宜上、検出可能範囲が重なっている部分は省略してある。また、図10についても同様である。
そして、位置特定部81bは、取得した前記エリア情報と前記方向情報とから検知対象Dの位置を示す情報(位置情報)を生成する。
この位置情報について、図10を用いて具体的に説明する。この図10は、図8と図9とを重ねて表示したものに該当する。
ここで、エリア情報が「エリアIII」を示し、方向情報が「Sa2」を示す場合、データ処理部81は、移動ロボットRの周囲において「エリアIII」と「Sa2」とが重なる範囲(図中において、符号P1で示す範囲)を検知対象が存在する位置と見なし、この範囲を示す情報(位置情報)を生成する。
これにより、図10に示すように、移動ロボットRが受信した受信報告信号の強度と、この受信報告信号に含まれる発光部IDとから、移動ロボットRと検知対象Dとの位置関係が特定される。言い換えれば、検知対象Dが、移動ロボットRを基準としてどの方向に、どれだけ離れた位置に存在するのか、すなわち、検知対象Dの位置が特定される。
なお、発光部IDを含む受信報告信号が、請求項における受信信号に相当する。
そして、位置特定部81bは、位置情報を、復号化部84から入力された受信報告信号に含まれるタグ識別番号と共に、移動ロボットRの制御部40に出力する。
これにより、移動ロボットRの制御部40は、自律移動制御部50を制御して、移動ロボットRを検知対象Dの正面に移動させることや、検知対象Dが人である場合、カメラCの仰角や向きを修正して、前記検知対象Dの顔の撮像を行うことが可能となる。
本実施形態では、前記発光部L1〜L8が設けられた移動ロボットRの頭部R1が、発光部L1〜L8の並び方向(図2参照)に回動自在に支持されているので、カメラC,Cを検知対象Dの正面に直ちに向けることができ、検知対象Dが位置する方向とともに検知対象Dの撮像によって検知対象Dをより正確に検知できるようになる。
また、図6(a)に示すように、検出可能範囲Sa1〜Sa3が他の検出可能範囲Sa4〜Sa8より狭く設定されている場合、検知対象Dが検出可能範囲Sa4〜Sa8内に位置しているときに、頭部R1を回転させることによって、検知対象Dを検出可能範囲Sa1〜Sa3の範囲内に位置するように設定することができるので、検知対象Dの方向をより詳細に検知できるようなる。
なお、前記受信報告信号に発光要求信号が含まれている場合、信号生成部81aは方向検査信号を生成し、暗号化部82に出力する。これにより、発光手段100の各発光部L1〜L8から赤外線信号が発光されることになる。
さらに、移動ロボットRの制御部40は、タグ識別番号を前記管理用コンピュータ3に送信する。これにより、管理用コンピュータ3は、タグ識別番号をもとに記憶手段(図示せず)を参照し、前記タグ識別番号の付された検知用タグを装着した検知対象(人)の特定を行うと共に、特定された検知対象(人)の情報と共に、必要な動作命令などを移動ロボットRに送信する。
従って、この動作命令などに従って、移動ロボットRの制御部40は、移動ロボットRの各部を制御することになる。
前記検知用タグTは、移動ロボットRから送信された電波と、照射された光とを受信し、これらを受信したことを示す受信報告信号を、移動ロボットRに送信するものである。
検知用タグTが取り付けられた人が検知対象Dであるので、移動ロボットRから送信された電波と照射された光は、この検知用タグTにおいて受信される。この検知用タグTについて以下に説明する。
図11に示すように、この検知用タグTは、電波送受信手段140と、受光手段150と、受信報告信号生成手段160と、記憶手段170とを備えて構成される。
前記電波送受信手段140は、移動ロボットRから無線送信された変調信号を受信すると共に、前記受信報告信号生成手段160において生成された受信報告信号を、変調した後、移動ロボットRに向けて無線送信するものである。
この電波送受信手段140は、送受信アンテナ141と、復調部142と、変調部143とを含んで構成される。
前記復調部142は、移動ロボットRから発信されると共に、送受信アンテナ141を介して受信した変調信号を復調し、検索信号(実際には、暗号化検索信号)を取得し、取得した検索信号を前記受信報告信号生成手段160に出力するものである。
前記変調部143は、前記受信報告信号生成手段160の暗号化部163から入力された暗号化後の受信報告信号(暗号化受信報告信号)を変調して変調信号を生成すると共に、前記変調信号を、送受信アンテナ141を介して、無線送信するものである。
前記受光手段150は、移動ロボットRに設けられた各発光部L1〜L8から照射された赤外光を受光するものである。この受光手段150は、フォトダイオードなどで形成された受光部151と、光復調部152とから構成される。
受光部151は、移動ロボットRから照射された赤外光(赤外線信号)を直接受光するものである。光復調部152は、受光部151において受光した赤外線信号を復調して、方向検査信号(実際には、暗号化方向検査信号)を取得するものである。
具体的には、受光手段150は、移動ロボットRから照射された赤外光を受光部151で受光すると、受光した赤外線信号を光復調部152において復調して、暗号化方向検査信号を取得する。そして、取得した暗号化方向検査信号を受信報告信号生成手段160に出力する。
前記受信報告信号生成手段160は、移動ロボットRから発信された検索信号を電波送受信手段140で受信した場合、この検索信号に含まれる受信報告要求信号に従って、移動ロボットRから発信された検索信号を受信したことを示す信号(受信報告信号)を生成するものである。
図11に示すように、この受信報告信号生成手段160は、復号化部161と、データ処理部162と、暗号化部163とを含んで構成される。
前記復号化部161は、入力された暗号化信号を復号化して、信号を取得するものである。この復号化部161は、電波送受信手段140から入力された暗号化検索信号と、受光手段150から入力された暗号化方向検査信号とを復号化して、検索信号と方向検査信号とを取得する。そして、復号化部161は、取得した検索信号と方向検査信号とをデータ処理部162に出力する。
前記データ処理部162は、受信報告信号を生成するものである。
前記検索信号には、検索信号を発信した移動ロボットRを特定する識別子であるロボットIDと、前記電波を受信した検知対象Dに対し、所定の処理を命ずる受信報告要求信号とが含まれている。
前記方向検査信号には、方向検査信号を発信したロボットを特定する識別子であるロボットIDと、方向検査信号を発信した発光部を特定する発光部IDとが含まれている。
従って、データ処理部162は、検索信号が入力されると、この検索信号に含まれる受信報告要求信号に従って、この検知用タグTの受光手段150を待機状態から起動状態にする。
そして、受光手段150を起動状態にした後、所定時間経過するまでの間に方向検査信号が入力された場合、データ処理部162は、方向検査信号に含まれるロボットIDと、検索信号に含まれるロボットIDとを比較する。
データ処理部162は、両ロボットIDが一致した場合、記憶手段170を参照し、検知用タグTに割り当てられた固有の識別番号(タグ識別番号)を取得する。
続いて、データ処理部162は、タグ識別番号と、検索信号に含まれていたロボットIDと、そして方向検査信号に含まれていた発光部IDとを含んで構成される受信報告信号を生成し、生成した受信報告信号を暗号化部163に出力する。
一方、検知用タグTの受光手段150を起動状態にした後、所定時間経過しても方向検査信号が入力されない場合、又は検索信号に含まれていたロボットIDと方向検査信号に含まれていたロボットIDとが異なる場合、データ処理部162は、発光要求信号をさらに含む受信報告信号を生成し、生成した受信報告信号を、暗号化部163に出力する。
ここで、発光要求信号とは、検知装置である移動ロボットRに対して、赤外光を発光するように命令する信号である。
暗号化部163は、入力された受信報告信号を暗号化して、暗号化受信報告信号とした後、これを電波送受信手段140に出力する。
これにより、暗号化受信報告信号は、前記した電波送受信手段140の変調部143において変調された後、送受信アンテナ141を介して、無線送信されることになる。
前記のように、本実施形態の外部検出装置Wでは、頭部R1に、所定の検出可能範囲Sa1〜Sa8が設定された複数の発光部L1〜L8が設けられているので、各発光部L1〜L8の指向性によって、検知用タグTが設けられた検知対象Dの方向を確実に特定することができる。
また、本実施形態では、カメラC,Cの上部に発光部L1〜L8を設けたので、移動ロボットRの撮像高さから検知対象Dを検知できるので、検知対象Dをより的確に検出できるようになる。
次に、検知対象検知システムAにおいて行われる処理について図12乃至図14のフローチャートを参照して説明する。
はじめに、図12を参照して、移動ロボットRの対象検知部70で行われる処理について説明する。
制御手段80の信号生成部81aは、所定時間間隔毎に、記憶手段110を参照して、対象検知部70が設けられた移動ロボットRに固有の識別番号(ロボットID)を取得する(ステップS1)。
そして、信号生成部81aは、前記ロボットIDと、受信報告要求信号とを含んで構成される検索信号を生成する(ステップS2)と共に、発光手段100の各発光部から赤外線信号として照射される方向検査信号を、発光部L1〜L8毎に個別に生成する(ステップS3)。
ここで、この方向検査信号は、ステップS1において取得されたロボットIDと、前記方向検査信号が発信される発光部を特定する発光部IDとを含んで構成される。
制御手段80の暗号化部82は、信号生成部81aで生成された検索信号を暗号化した後、電波送受信手段90に出力する。これにより、電波送受信手段90は、暗号化された検索信号(暗号化検索信号)を所定の変調方式で変調して変調信号とした後、送受信アンテナ93を介して無線送信する(ステップS4)。
さらに、制御手段80の暗号化部82は、信号生成部81aで生成された方向検査信号を暗号化した後、時分割部83に出力する。
制御手段80の時分割部83は、暗号化された方向検査信号(暗号化方向検査信号)が入力されると、発光手段100の各発光部L1〜L8の発光順序及び発光タイミングを決定し(ステップS5)、決定した発光順序及び発光タイミングで、発光部L1〜L8毎に用意された暗号化方向検査信号を、対応する発光部L1〜L8の変調部に出力する(ステップS6)。
発光手段100の各発光部L1〜L8に設けられた変調部は、入力された暗号化方向検査信号を所定の変調方式で変調し、所定の波長の赤外線信号とする。そして、前記赤外線信号は、変調部に隣接する発光部から、対応する検出可能範囲に向けて照射される(ステップS7)。
これにより、移動ロボットRの周囲に設けられた各検出可能範囲に対し、時分割部83で決定された順序かつタイミングで、光信号を有する赤外光が照射されることになる。
電波送受信手段90の送受信アンテナ93から発信された検索信号(変調信号)を検知用タグTが受信すると、検知用タグTは、受信報告信号(変調信号)を生成し、これを無線送信する。
電波送受信手段90の復調部92は、検知用タグTから無線送信された受信報告信号(変調信号)を、送受信アンテナを介して受信する(ステップS8、Yes)と、前記変調信号を復調して暗号化された受信報告信号(暗号化受信報告信号)を取得する。
そして、復調部92は、取得した暗号化受信報告信号を制御手段80の復号化部84と電界強度検出部85に出力する。
制御手段80の復号化部84は、暗号化受信報告信号を復号化して、受信報告信号を取得し、取得した受信報告信号をデータ処理部81に出力する。
制御手段80の電界強度検出部85は、電波送受信手段90の復調部92から入力された、暗号化受信報告信号の電力を検波し、この検波された平均電力を電界強度として求め、この求めた電界強度をデータ処理部81に出力する。
データ処理部81の位置特定部81bは、電界強度検出部85から入力された電界強度をもとに、記憶手段110に記憶された距離テーブルを参照し、受信報告信号を発信した検知用タグTがどのエリアにいるのかを示す情報(エリア情報)を取得する(ステップS9)。
さらに、位置特定部81bは、復号化部84から入力された受信報告信号に含まれる発光部IDをもとに、記憶手段110に記憶された方向テーブルを参照し、受信報告信号を送信した検知用タグTが、移動ロボットRのどの発光部から発光された赤外光を受信したのかを示す情報(方向情報)を取得する(ステップS10)。
そして、位置特定部81bは、エリア情報と方向情報とから検知対象Dの位置を特定し、特定した位置を示す位置情報を生成する(ステップS11)。
なお、電波送受信手段90の復調部92は、前記したステップS8において、検知用タグTから無線送信された受信報告信号(変調信号)を受信しない場合(ステップS8、No)は、受信報告信号を受信するまで待機状態を維持することになる。
次に、図11に示すブロック図、そして図13に示すフローチャートを参照して、検知対象Dである検知用タグT側で行われる処理について説明する。
電波送受信手段140の復調部142は、送受信アンテナ141を介して受信した移動ロボットRから発信された電波(変調信号)を受信する(ステップS20、Yes)と、受信した変調信号を復調して暗号化検索信号とし、前記暗号化検索信号を後記する受信報告信号生成手段160に出力する。
受信報告信号生成手段160の復号化部161は、電波送受信手段140から入力された暗号化検索信号を復号化して、検索信号を取得する。そして、取得した検索信号をデータ処理部162に出力する。
受信報告信号生成手段160のデータ処理部162は、検索信号に含まれる受信報告要求信号に従って、この検知用タグTの受光手段150を待機状態から起動状態にする(ステップS21)。
起動状態にした後、所定時間経過するまでの間に、移動ロボットRから照射された赤外線信号が、受光手段150の受光部151で受光されると(ステップS22、Yes)、受光手段150の光復調部152は、受光した赤外線信号を復調して、暗号化方向検査信号を取得する。そして、取得した暗号化方向検査信号を受信報告信号生成手段160に出力する。
すると、受信報告信号生成手段160の復号化部161は、受光手段150から入力された暗号化方向検査信号を復号化して、方向検査信号を取得する。そして、取得した方向検査信号をデータ処理部162に出力する。
受信報告信号生成手段160のデータ処理部162は、方向検査信号に含まれるロボットIDと、検索信号に含まれるロボットIDとを比較する。
そして、データ処理部162は、両ロボットIDが一致した場合に(ステップS23、Yes)、受信報告信号を生成する。この際、データ処理部162は、記憶手段170を参照し、前記検知用タグTに割り当てられた固有の識別番号(タグ識別番号)を取得する。
続いて、データ処理部162は、タグ識別番号と、検索信号に含まれていたロボットIDと、そして方向検査信号に含まれていた発光部IDとを含んで構成される受信報告信号を生成し、生成した受信報告信号を暗号化部163に出力する(ステップS24)。
一方、検知用タグTの受光手段150を起動状態にした後、所定時間経過しても受光手段150から、方向検査信号が入力されない場合(ステップS22、No)、又は検索信号に含まれていたロボットIDと方向検査信号に含まれていたロボットIDとが異なる場合(ステップS23、No)、受信報告信号生成手段160のデータ処理部162は、発光要求信号をさらに含む受信報告信号を生成し、生成した受信報告信号を、暗号化部163に出力する(ステップS25)。
電波送受信手段140の変調部143は、暗号化部163から入力された暗号化後の受信報告信号(暗号化受信報告信号)を変調して変調信号を生成すると共に、前記変調信号を、送受信アンテナ141を介して、無線送信する(ステップS26)。
最後に、図4、図5、図11に示す各ブロック図、そして図14に示すフローチャートを参照して、検知対象検知システムAが会社来訪者の検知に応用された場合を例に挙げて、検知対象検知システムAの動作について説明する。
会社来訪者が、例えば受付において検知用タグTを受け取り、受付に設けられた端末5から、前記来訪者の情報(氏名、訪問先部署名など)が入力される(ステップS50)。
すると、端末5において入力された情報が、端末5にネットワーク4を介して接続された管理用コンピュータ3の記憶手段(図示せず)に登録される(ステップS51)。
来訪者は、端末5における入力が完了した後、検知用タグTを身につけ、訪問先に向かって移動を開始する。
移動ロボットRの制御手段80は、所定間隔毎に検索信号と方向検査信号を生成し(ステップS52)、生成された検索信号は、電波送受信手段90が無線送信する(ステップS53)。一方、生成された方向検査信号は、発光手段100において変調され、赤外線信号として予め決められた検出可能範囲に照射される。(ステップS54)。
来訪者の検知用タグTは、検索信号と共に方向検査信号を受信した場合(ステップS55、Yes)、受信報告信号を生成し(ステップS56)、これを無線送信する(ステップS57)。
移動ロボットRの制御手段80は、検知用タグTから無線送信された受信報告信号を受信すると、受信した受信報告信号の電界強度から、移動ロボットRから検知対象Dまでの距離を求め(ステップS58)、検知用タグTが受信した光を発光した発光部を特定し、特定された発光部の発光方向を、検知対象Dの存在する方向とする(ステップS59)。これにより、検知対象Dの位置が特定される(ステップS60)。
そして、移動ロボットRの制御手段80は、特定された位置を示す位置情報と、受信報告信号から取得したタグ識別番号を移動ロボットRの制御部40に出力する。
移動ロボットRの制御部40は、タグ識別番号を管理用コンピュータ3に送信する(ステップ61)。これにより、管理用コンピュータ3は、タグ識別番号をもとに記憶手段(図示せず)を参照し、前記タグ識別番号の付された検知用タグTを装着した検知対象D(人)の特定を行う(ステップS62)と共に、特定された検知対象D(人)の情報と共に、必要な動作命令などを移動ロボットRに出力する(ステップS63)。
そして、移動ロボットRでは、管理用コンピュータ3からの命令に基づいて、移動・発話などを行う(ステップS64)。
例えば、1)検知用タグTを装着した検知対象D(人)の正面に移動し、検知対象Dの顔をカメラCで撮像する。2)検知対象D(人)に、「おはようございます」と声をかける。3)検知対象D(人)用に予め用意されていたメッセージを伝える、などの動作を行う。
(第2実施形態)
図15は、第2実施形態の外部検出装置が搭載された移動ロボットの外観を示す斜視図である。図16は、第2実施形態の外部検出装置に係る発光部の胴体部への設置位置を示す平面図である。
この外部検出装置W1では、図15及び図16に示すように、発光部L1〜L8が、移動ロボットRの胴体部R4に設けられたものであり、胴体部R4の中心部に紙面垂直方向に設定された基準軸Stを中心としてその周囲に位置するように設けられている。第2実施形態も第1実施形態と同様に、基準軸Stを基準として、発光部L1〜L3が前方に、発光部L6が後方に、発光部L4,L5が右側方に、発光部L7,L8が左側方に設けられている。なお、第2実施形態では、発光部L1〜L8の設置場所が異なるだけで、その他の構成は、第1実施形態と同じであり、その説明を省略する。
このように、移動ロボットRの胴体部R4に発光部L1〜L8を設けることにより、移動ロボットRの周囲全体における検知対象Dに設けた検知用タグTの検知が可能になる。また、各発光部L1〜L8には、それぞれ予め所定の検出可能範囲が設定されているので、指向性が発揮されて、検知対象Dに設けた検知用タグTの方向を検出できるようになる。また、図6(b)において、検出可能範囲Sa2´(一点鎖線で囲む範囲)で示すように、移動ロボットR近くに位置してタグT´が低い位置にあるものでも、確実に検出できるようになる。
図17は、第1実施形態の外部検出装置の変形例を示す平面図である。
この実施形態では、移動ロボットRの頭部R1に、合計12個の発光部L1〜L12が設けられており、2個の発光部が1組となって頭部R1の6箇所に配置されているものである。ただし、2個に限定されるものではなく、3個の発光部、4個の発光部、またはそれ以上の個数の発光部が1組となって配置されるものでもよい。一対の発光部L1及びL2、一対の発光部L7及びL8、一対の発光部L3及びL4、一対の発光部L5及びL6、一対の発光部L9及びL10、一対の発光部L11及びL12が、それぞれひとつの部品として構成されて、頭部R1に設けられている。すなわち、頭部R1の中心に設定された基準軸Stを中心にして、前方に一対の発光部L1及びL2が、後方に一対の発光部L7及びL8が、右側方に一対の発光部L3,L4、及び一対の発光部L5,L6が、左側方に一対の発光部L9,L10、及び一対の発光部L11,L12が、それぞれ配置されている。
なお、図17では、各発光部L1〜L12が頭部R1の外面から突出した状態で図示されているが、実際には、第1実施形態と同様に、各発光部L1〜L12が頭部R1の外面から突出しないように設定されている。
また、各発光部L1〜L12は、隣接する発光部の検出可能範囲が互いに干渉しないようにその向きが設定されているものでもよく、または図6(a)で説明したように、隣接する発光部を同時に発光させたときに、隣接する発光部の検出可能範囲が互いに干渉するように設定されているものであれば、発光部の発光順序及び発光タイミングを調整して、隣接する発光部が互いに干渉しないように制御される。
この実施形態では、発光部を対にして設けることにより、多くの発光部を少ない部品点数で構成することができ、また設置工程も簡略化できる。
また、発光部L1〜L12は、すべての発光部が設置面Fからの高さ位置が一致するように配置される必要はなく、上下方向にずれて配置されていてもよい。例えば、発光部L3〜L6及び発光部L9〜L12を、頭部R1の上部側に互いに高さが一定となるように設置し、他の発光部L1及びL2と、発光部L7及びL8を、前記発光部L3〜L6,L9〜L12よりも低い高さ位置となるように設置することができる。
なお、本発明において検知対象の方向を検出するための手段としては、光に限らず、超音波や、マイクロ波などの狭い指向性を持った周波数帯の電磁波を利用して実現することもできる。例えば、超音波センサや、2.4GHz、10GHz、24GHzのマイクロ波センサなどを用いて、同等のシステムを構成することができる。
(第3実施形態)
図18は、移動ロボットから電波を発信して検知対象の方向を検知する場合の概略図である。この第3実施形態は、第1実施形態での発光部を、電波を発信可能な発信部に替えて、同様な検出可能範囲が設定されたものであり、その他の構成については、第1実施形態と同様に形成されたものである。
このように、発光部に替えて電波を発信する発信部を搭載したとしても、電波の周波数を高く設定することで指向性が発揮されるようになるので、第1実施形態と同様に、検知用タグTが設けられた検知対象Dの方向を検知できるようになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発光部の個数、位置、各発光部の検出可能範囲の角度などは、適宜変更することができる。
例えば、第1及び第2実施形態で示したように、前記発光部L1〜L8の設置場所は、頭部R1のみ、または胴体部R4のみに限定されるものではなく、前記頭部R1と胴体部R4のそれぞれに発光部L1〜L8を搭載してもよい。このように、所定の検出可能範囲Sa2,Sa2´が設定された発光部(図6(b)参照)を、移動ロボットRの高さ方向に並べて配置することにより、検知対象Dの方向とともに、検知対象Dの高さも検出できるようになる。この高さ方向を検出することにより、例えば子供と大人を識別して、発話の種類を変更するように制御できる。
第1実施形態の外部検出装置が搭載された移動ロボットの外観を示す斜視図である。 移動ロボットの頭部を上方から見たときの平面図である。 外部検出装置の応用例である検知対象検知システムのシステム構成図である。 移動ロボットの構成を示すブロック図である。 対象検知部の構成を示すブロック図である。 (a)は、移動ロボットの周囲に設定された検出可能範囲を説明する説明図、 (b)は、高さ方向の検出可能範囲を説明する説明図である。 移動ロボットに設けられた発光部の作動順序を示す説明図である。 移動ロボットと検知対象との距離を検出する方法を説明する説明図である。 検知対象の方向を検出する方法を説明する説明図である。 検知対象の位置を特定する方法を説明する説明図である。 検知用タグの構成を示すブロック図である。 移動ロボットの対象検知部で行われる処理について説明するフローチャートである。 検知対象である検知用タグ側で行われる処理について説明するフローチャートである。 検知対象検知システムの動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態の外部検出装置が搭載された移動ロボットの外観を示す斜視図である。 第2実施形態の外部検出装置に係る発光部の胴体部への設置位置を示す平面図である。 第1実施形態の外部検出装置の変形例を示す平面図である。 第3実施形態の外部検出装置に係るものであって、移動ロボットから電波を発信して検知対象の方向を検知する場合の概略図である。
符号の説明
C カメラ(外部撮像手段)
D 検知対象
F 設置面
L1〜L8 発光部
R 移動ロボット
R1 頭部
R2 腕部
R3 脚部
R4 胴体部
St 基準軸
Sa1〜Sa8 検出可能範囲
T 検知用タグ

Claims (6)

  1. 移動ロボットからの光信号に基づいて所定の受信信号を前記移動ロボットに返す、検知対象に設けた検知用タグを用いて、前記検知用タグが位置する方向を検出する移動ロボットの外部検出装置であって、
    前記移動ロボットには、周囲に複数の検出可能範囲が予め設定されており、前記各検出可能範囲に向けて照射する発光部が、前記検出可能範囲に対応して設けられ、前記移動ロボットの設置面に交叉する方向を基準軸として設定したときに、前記移動ロボットには、前記各発光部が前記基準軸の周囲に位置するように設けられて、前記移動ロボットの周囲全体において前記検知用タグを検出可能にしたことを特徴とする移動ロボットの外部検出装置。
  2. 前記移動ロボットは、少なくとも頭部とこの頭部を支える胴体部を有しており、前記発光部が、前記頭部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の移動ロボットの外部検出装置。
  3. 前記頭部には外部撮像手段が設けられており、前記発光部が前記外部撮像手段の上部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の移動ロボットの外部検出装置。
  4. 前記移動ロボットは、少なくとも頭部とこの頭部を支える胴体部を有しており、前記発光部が、前記胴体部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の移動ロボットの外部検出装置。
  5. 前記頭部が、前記基準軸に対して、少なくとも前記発光部の並び方向に回動自在に支持されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の移動ロボットの外部検出装置。
  6. 移動ロボットからの電波信号に基づいて所定の受信信号を前記移動ロボットに返す、検知対象に設けた検知用タグを用いて、前記検知用タグが位置する方向を検出する移動ロボットの外部検出装置であって、
    前記移動ロボットには、周囲に複数の検出可能範囲が予め設定されており、前記各検出可能範囲に向けて発信する発信部が、前記検出可能範囲に対応して設けられ、前記移動ロボットの設置面に交叉する方向を基準軸として設定したときに、前記移動ロボットには、前記各発信部が前記基準軸の周囲に位置するように設けられて、前記移動ロボットの周囲全体において前記検知用タグを検出可能にしたことを特徴とする移動ロボットの外部検出装置。
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