JP2005288565A - バリ取り用ブラシ - Google Patents

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Tetsuyoshi Shirai
哲身 白井
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】中空孔を有するワークのバリ取りにおいて、中空孔内のバリの取り残しをなくすことができるバリ取り用ブラシを提供する。
【解決手段】棒状の柄部と、柄部の一方端部に備えられるブラシ部とを有するバリ取り用ブラシ1において、柄部2はブラシ部3を備える一方端部が折曲している。
【選択図】図2

Description

本発明は、中空孔を有するワークの中空孔内のバリ等を除去するためのバリ取り用ブラシに関する。
中空孔を有するワークにおける中空孔内に生じるバリを除去するバリ取り用ブラシとしては、図5に示される如きものがあった。このバリ取り用ブラシ101は、棒状で直線状の柄部102と、柄部102の一方端部104に装着されるブラシ部103とを備え、ブラシ部103の径方向長さはワーク151の中空孔153内径より若干長く形成されている。111はブラシ駆動部で、モータ114と、把持部を有するチャック112と、モータ114を載置し軸線方向に移動可能であるスライダ115とを備え、バリ取り用ブラシ101の柄部102の他方端部105がチャック112に把持される。また151はワークである中空カムシャフトであり、バリ取り用ブラシ101と同心で軸線方向に対向した状態にワーク受け治具161により保持され、バリ取り用ブラシ101が挿入される挿入口152と、挿入口152から連続し、挿入口152開口より大径の中空孔153を有している。このカムシャフト151には、中空孔153に連通する油孔157がドリルにより成形されるため、中空孔153内周側に突出するバリ131が生じている。このバリ131が生じた状態でカムシャフト151を使用すると、振動手等によりバリ131が取れた場合に油内に混入して作動不良が起きる可能性があり、除去する必要があった。
そこで、上記バリ取り用ブラシ101を用いてカムシャフト151の中空孔153内のバリ131を除去する方法を図5及び図6を基に説明する。まずモータ114が駆動し、バリ取り用ブラシ101を回転させ、同時に図示せぬスライダ用モータによりスライダ115がカムシャフト151の方向へ移動する。そしてバリ取り用ブラシ101はブラシ部103からカムシャフト151の中空孔153内に挿入され、回転するブラシ部103が中空孔153内周面に当接し、バリ131を除去していた。
特開2003−164332号
しかし、上記の如きバリ取り用ブラシ101においては、継続的に使用するとブラシ部103の周方向外端部106が摩耗して周方向長さが短くなる。そのためバリを除去する力が弱くなり、バリの取り残しが生じるということがあった。
また、近年の自動車等の部品においては更に軽量化が求められる傾向がある。そのため、中空カムシャフト251の中空孔253の内径を更に拡径したものがある。しかしこのような中空カムシャフト251においてもバリ取り用ブラシ101の挿入口である開口252端部は相手部材との組み付け時に強度が必要であるため、開口252端部の内径を拡径することができず、必要な強度を有するための肉厚を維持する必要があった。そのため、図7に示す如く開口252端部内径が、バリが生じる中空孔253内径より小径に形成されたカムシャフト251が考えられる。しかし、中空孔253内周面に当接してバリ231を除去するためにはバリ取り用ブラシ201のブラシ部203の径方向長さは中空孔253内径より若干長くしなければならず、バリ取り用ブラシ201がカムシャフト251の開口252端部の内周を通過することができないということがあった。
解決しようとする問題点は、バリ取り用ブラシを継続的に使用するとブラシ部の径方向外端部が摩耗して径方向長さが短くなってバリを取る力が弱くなり、ワークにおける中空孔内のバリが完全に除去できない場合があるので、ワークの品質が低下する点である。更にワークにおけるバリ取り用ブラシの挿入口内径がバリを生じる中空孔内径より小さい場合、バリ取り用ブラシをワークの中空孔内に挿入できないためバリを除去することができない点である。
本発明は、棒状の柄部と、柄部の一方端部に備えられるブラシ部とを有するバリ取り用ブラシにおいて、柄部はブラシ部を備える一方端部が折曲していることを第一の特徴とする。
また、本発明は上記第一の特徴に加えて、ブラシ部は柄部に対して偏心していることを第二の特徴とする。
本発明における第一の特徴のバリ取り用ブラシによれば、柄部はブラシ部を備える一方端部が折曲しているため、ブラシ部の位置が柄部の軸心からずれる。そのため遠心力により、ブラシ部が回転することにより生じる回転径が回転速度に比例して大きくなるので、ブラシ部の径方向外端部が多少摩耗してもワークの中空孔内に当接することができ、ブラシ部がバリを除去する力を強くできるため、バリの取り残しが生じることはなく、ワークの品質を維持できる。更に、ワークにおけるバリ取り用ブラシの挿入口内径がバリを生じる中空孔内径より小さい場合においても、ブラシ部が回転することによって生じる回転径が中空孔の内径よりやや大径であればよいので、回転前の状態でブラシ部の径方向長さを短くすることができるため、バリ取り用ブラシをワークの挿入口を通して中空孔内に挿入させることができ、ワークの中空孔内のバリを除去することができる。
更に、本発明における第二の特徴のバリ取り用ブラシによれば、ブラシ部は柄部に対して偏心しているので、上記効果に加え、ブラシ部全てが均一にワークの中空孔内周面に当接することができるため、ブラシ部のバリを取る力がより強くなり、更に取り残しがなくバリを除去することができる。
中空孔を有するワークの中空孔内に生じるバリ等を除去するためのバリ取りを、ワークにおけるバリ取り用ブラシの挿入口内径がバリを生じる中空孔内径より小さいような異径孔を有するワークの中空孔内周に挿入させることも可能な形態で実現した。
図1に示されるのは、本発明の第一の実施例によるバリ取り用ブラシ1である。このバリ取り用ブラシ1は、棒状で直線状の柄部2と、柄部2の一方端部4に周状に装着されるブラシ部3とを備え、この柄部2の一方端部4は折曲していおり、ブラシ部3の外径は後記するワーク51の中空孔53内径より小径に形成されている。11はブラシ駆動部で、モータ14と、モータ14から伝達される動力を調整する減速機13と、把持部を有するチャック12と、モータ14を載置し軸線方向に移動可能であるスライダ15とを備える。このブラシ駆動部11のチャック12にバリ取り用ブラシ1の柄部2の他方端部5は把持されている。51は、バリ取り用ブラシ1を使用してバリを除去されるワークである中空カムシャフトであり、バリ取り用ブラシ1と軸線方向に対向した状態に配置され、ワーク受け治具61により保持されている。このカムシャフト51は、バリ取り用ブラシ1が挿入される挿入口52と、挿入口52から連続し、挿入口52開口より小径の中空孔53を有している。このカムシャフト51には、中空孔53に連通する油孔57がドリルにより成形されるため、中空孔53内周側に突出するバリ31が生じている。
そこで上記バリ取り用ブラシ1を用いてカムシャフト51の中空孔53内のバリ31を除去する方法を図1及び図2を基に説明する。まずチャック12に把持されたバリ取り用ブラシ1が、カムシャフト51の中空孔53の軸心と柄部22の軸心とが一致した状態で、スライダ15によりブラシ部3側からカムシャフト51の方向へ移動する。ついでバリ取り用ブラシ1のブラシ部3がカムシャフト51の挿入口52内に挿入される。このときブラシ部3の径方向外端部6の一部はカムシャフト51の挿入口52内周面に接触してわずかに変形しながら挿入口52を通過する。そしてブラシ部3が挿入口52を通過すると同時にモータ14が駆動してバリ取り用ブラシ1が回転を開始する。このとき遠心力によりブラシ部3が回転する回転径は回転速度に比例して大きくなり、中空孔53内周面に強く当接する。中空孔53内周面に当接したブラシ部3は、図3に示す如くカムシャフト51の中空孔53に生じたバリを除去する。そして全ての油孔のバリを除去した後、バリ取り用ブラシ1は回転を停止し、バリ取り用ブラシ1がカムシャフト51から退避して、バリ取りが完了する。
よって上記第一の実施例によれば、バリ取り用ブラシ1において、柄部2はブラシ部3を備える一方端部4が折曲しているので、ブラシ部3は柄部2の軸心からずれて位置するので、遠心力によりブラシ部3が回転する回転径は、回転速度に比例して大きくなり、中空孔53内周面に強く当接し、バリを取る力が強くなる。更に、カムシャフト51におけるバリ取り用ブラシ1の挿入口52内径がバリを生じる中空孔53内径より小さい場合でも、ブラシ部3が回転することによって生じる回転径が中空孔53の内径より若干大径であればよいので、ブラシ部3の径方向長さを短くすることができるため、バリ取り用ブラシ1をワーク51の挿入口52を通し中空孔53内に挿入させることができる。
続いて第二の実施例について図4を基に説明する。図4に示されるバリ取り用ブラシ71は、ブラシ部73が装着される柄部72の一方端部74が柄部72の軸心に対し偏心して形成されている。このバリ取り用ブラシ71は第一の実施例と同様にカムシャフト51の中空孔53内に挿入されてから回転し、ブラシ部73が中空孔53内周面のバリ31を除去する。
上記の如き第二の実施例によれば、ブラシ部73は柄部72に対して偏心しているので、ブラシ部73の周方向外端部76が全て均一にカムシャフト51の中空孔53内周面に当接する。
尚、上記実施例では、予めバリ取り用ブラシの柄部の軸心とカムシャフトの中空孔における軸心とが一致した状態でバリ取り用ブラシがカムシャフトの中空孔内に挿入されたが、カムシャフトの挿入口通過時においてはバリ取り用ブラシの一方端部の軸心をカムシャフトの中空孔の軸心とは異なる状態に配置し、ブラシ部が挿入口内周面と接触しない状態で通過させ、ブラシ部が中空孔内に挿入された時点で柄部とカムシャフトの中空孔との軸心を一致させてもよい。
また、上記実施例では、バリ取り用ブラシを使用してバリを除去するワークはカムシャフトであるが、中空孔を有するワークであればよく、カムシャフトに限定されるわけではない。
本発明の第一の実施例によるバリ取り用ブラシとワークを表す部分断面平面図である。 本発明の第一の実施例によるバリ取り用ブラシがワークの中空孔内に挿入された状態を表す部分断面平面図である。 本発明の第一の実施例によるバリ取り用ブラシを用いてワークにおける中空孔内のバリを除去した状態を表す断面図である。 本発明の第二の実施例によるバリ取り用ブラシがワークの中空孔内に挿入された状態を表す部分断面平面図である。 従来のバリ取り用ブラシとワークを表す部分断面平面図である。 従来のバリ取り用ブラシがワークの中空孔内に挿入された状態を表す部分断面平面図である。 従来のバリ取り用ブラシと異径孔を有するワークを表す部分断面平面図である。
符号の説明
1 バリ取り用ブラシ
2 柄部
3 ブラシ部
4 一方端部

Claims (2)

  1. 棒状の柄部(2)と、該柄部(2)の一方端部(4)に備えられるブラシ部(3)とを有するバリ取り用ブラシにおいて、前記柄部(2)は前記ブラシ部(3)を備える一方端部(4)が折曲していることを特徴とするバリ取り用ブラシ。
  2. 前記バリ取り用ブラシ(1)において、前記ブラシ部(3)は前記柄部(2)に対して偏心していることを特徴とする請求項1記載のバリ取り用ブラシ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101251274B1 (ko) * 2007-06-25 2013-04-12 현대자동차주식회사 노치 디버링 장치
KR20240000965A (ko) * 2022-06-24 2024-01-03 주식회사 마팔하이테코 브러쉬 타입 크로스 홀 디버링 공구

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