JP2005288342A - 基板の処理装置及び処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は複数の基板をチャンバで同じ濃度の処理液で処理することができるようにした基板の処理装置を提供することにある。
【解決手段】基板が順次搬入される複数のチャンバと、各チャンバに設けられチャンバ内に搬入された基板に処理液を供給するノズルと、処理液が貯えられるとともに各チャンバに接続された第1、第2のタンクと、各チャンバに接続された第1、第2のタンクのどちらか一方のタンクの処理液を選択的にそれぞれの一方のタンクが接続されたチャンバに供給する供給管と、各チャンバに供給された処理液を、処理液を供給した一方のタンクが接続されたチャンバと異なるチャンバに接続された一方のタンクに回収する排液管とを具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は複数のチャンバによって基板を順次処理液で処理する処理装置および処理方法に関する。
たとえば液晶表示装置や半導体装置の製造工程においては、基板としての液晶用ガラス基板や半導体ウエハに設けられたレジストを処理液としての現像液で現像処理したり、現像処理されたレジストに処理液としてのエッチング液でエッチング処理したり、エッチング後にマスクとして使用されたレジストを処理液としての剥離液で剥離処理するということが行なわれる。このような基板の処理液による処理は、基板を一枚づつチャンバ内に搬入しながら、そのチャンバ内で基板に処理液を供給することで行なわれている。
基板をチャンバ内に搬入して処理する場合、1つのチャンバで基板に対して所定の処理を行なうようにすると、そのチャンバ内に基板を長時間にわたって留めなければならないため、次の基板の処理を効率よく行なうことができないということがある。つまり、スループットが低下することになる。そこで、複数のチャンバを連設し、各チャンバで基板に対して同じ処理液で同じ処理を同時に行なうことで、スループットの向上を図るということが行なわれている。
ところで、複数のチャンバによって基板を同じ種類の処理液で処理する場合、各チャンバで用いられる処理液の濃度(純度)が異なると、各チャンバでの処理量が一定とならず、基板を目的の状態に処理するための処理時間の管理が難しくなる。したがって、それぞれのチャンバで用いられる処理液の濃度を同じにすることが要求される。
従来、基板の搬送方向下流側のチャンバと上流側のチャンバとにおいて、処理液による処理状態の差をなくすためには、下流側のチャンバで使用した処理液を上流側のチャンバに戻して使用するということが行なわれていた。つまり、上流側に比べて濃度低下が低い下流側の処理液を上流側に戻すことで、上流側と下流側とのチャンバでの処理が同じになるようにしていた。
しかしながら、下流側のチャンバで使用された処理液を上流側のチャンバに戻すようにしただけでは、上流側と下流側のチャンバで使用される処理液の濃度を十分に均一にすることができないため、各チャンバでの基板の処理状態に差が生じ、処理時間の管理、つまり基板の処理状態の管理を確実に行なうことができないということがあった。
この発明は、基板を複数のチャンバで順次処理する場合、各チャンバで使用される処理液の濃度を均一にできるようにした基板の処理装置及び処理方法を提供することにある。
この発明は、基板を処理液によって処理する処理装置において、
上記基板が順次搬入される複数のチャンバと、
各チャンバに設けられチャンバ内に搬入された基板に上記処理液を供給する処理手段と、
処理液が貯えられるとともに各チャンバに接続された第1、第2のタンクと、
各チャンバに接続された第1、第2のタンクのどちらか一方のタンクの処理液を選択的にそれぞれの一方のタンクが接続されたチャンバに供給する供給手段と、
各チャンバに供給された処理液を、処理液を供給した一方のタンクが接続されたチャンバと異なるチャンバに接続された一方のタンクに回収する回収手段と
を具備したことを特徴とする基板の処理装置にある。
第1のチャンバと第2のチャンバとを有し、上記回収手段は、第1のチャンバからの処理液を第2のチャンバに接続された一方のタンクに回収し、第2のチャンバからの処理液を第1のチャンバに接続された一方のタンクに回収する構成であることが好ましい。
この発明は、基板を処理液によって処理する処理装置において、
上記基板が順次搬入される複数のチャンバと、
各チャンバに設けられチャンバ内に搬入された基板に上記処理液を供給する処理手段と、
処理液が貯えられるとともに各チャンバに接続された第1、第2のタンクと、
各チャンバに接続された第1、第2のタンクのどちらか一方のタンクの処理液をそれぞれの一方のタンクが接続されたチャンバに供給する供給手段と、
各チャンバに供給された処理液を、そのチャンバに接続された一方のタンクに回収する回収手段と、
各チャンバに接続された第1のタンク及び第2のタンクに回収された処理液をそれぞれの第1のタンク間及び第2のタンク間で混合する混合手段と
を具備したことを特徴とする基板の処理装置にある。
上記混合手段は、一方のチャンバに接続された第1のタンクと他方のチャンバに接続された第1のタンク及び一方のチャンバに接続された第2のタンクと他方のチャンバに接続された第2のタンクとをそれぞれ接続する循環管と、この循環管によって接続された一対のタンク内の処理液を循環させて混合する循環手段とを備えていることが好ましい。
第1のタンクと第2のタンクは連通管によって接続されていて、上記供給手段はこの連通管と上記処理手段とを接続した供給管を有し、上記連通管には上記供給管を第1のタンクと第2のタンクのいずれかに選択的に連通させる切換え手段が設けられていることが好ましい。
各チャンバに接続されたそれぞれの第1、第2のタンクのうち、上記処理手段に処理液を供給しているタンクには、少なくとも処理液を供給している間は未使用の処理液を供給する補給手段が接続されていることが好ましい。
上記補給手段は、第1のタンクと第2のタンクのうち、チャンバに処理液を供給しているいずれか一方のタンクに未使用の処理液を供給する構成であることが好ましい。
この発明は、チャンバに処理液が貯えられた複数のタンクを接続し、このタンクから上記チャンバに処理液を供給して上記チャンバに搬入された基板を処理する処理方法であって、
複数のタンクのうちの1つから上記チャンバに処理液を供給する工程と、
処理液を供給しているタンクに未使用の処理液を補充する工程と
を具備したことを特徴とする基板の処理方法にある。
この発明によれば、複数のチャンバで使用されたそれぞれの処理液を、混合して濃度を均一にしてさらに使用するようにしているため、各チャンバで使用される処理液の濃度にばらつきが生じるのを防止できる。それによって、各チャンバでの処理時間に対する処理度合を同じにし、基板の処理状態の管理を確実に行なうことが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はこの発明の第1の実施の形態の処理装置を示し、この処理装置は装置本体1を備えている。この装置本体1の内部は仕切り板2によって第1のチャンバ3と第2のチャンバ4とに区画されている。上記仕切り板2及び装置本体1の両端面にはそれぞれ装置本体1の幅方向に沿って細長いスリット5が形成されている。
各チャンバ3,4内には複数の搬送軸6が装置本体1の長手方向に沿って所定間隔で設けられている。搬送軸6の上端は上記スリット5とほぼ同じ高さになっている。各チャンバ3,4内の搬送軸6は駆動源7によって駆動される。この駆動源7は制御装置8によって作動される。つまり、制御装置8は搬送軸6の回転数を制御し、基板Wの搬送速度を制御できるようになっている。
スリット5から第1のチャンバ3に搬入された基板Wは、搬送軸6によって図面に矢印で示す方向へ搬送される。そして、仕切り板2のスリット5を通って第2のチャンバ4に搬入され、この第2のチャンバ4から搬出されるようになっている。
各チャンバ3,4には、搬送される基板Wの上方に処理手段としてのノズルパイプが配置されている。第1のチャンバ3のノズルパイプを第1のノズルパイプ11とし、第2のチャンバ4のノズルパイプを第2のノズルパイプ12とする。
各ノズルパイプ11,12には搬送される基板Wの幅方向に沿って所定間隔で複数のノズル11a,12a(それぞれ1つのみ図示)が設けられている。各ノズル11a,12aからは後述するように現像液、エッチング液或いは剥離液などの処理液が基板Wの上面に向かって噴射されるようになっている。
第1の処理チャンバ3のノズル11aには第1の供給手段14の第1のタンク15と第2タンク16のどちらか一方から処理液が供給される。第2の処理チャンバ4のノズル12aには第2の供給手段17の第1のタンク18と第2タンク19のどちらか一方から処理液が供給される。
第1供給手段14の第1のタンク15と第2のタンク16及び第2供給手段17の第1のタンク18と第2のタンク19はそれぞれ第1、第2の連通管21,22によって連通されている。各連通管21,22にはそれぞれ第1のタンク15,18寄りに第1の開閉制御弁23が設けられ、第2のタンク16,19寄りに第2の開閉制御弁24が設けられている。第1、第2の開閉制御弁23,24は切換え手段を構成している。
第1、第2の供給管23,24の中途部である、第1の開閉制御弁23と第2の開閉制御弁24との間の部分にはそれぞれ第1の供給管25と第2の供給管26との一端が接続されている。第1の供給管25の他端は第1のチャンバ3に設けられたノズルパイプ11に接続され、第2の供給管26の他端は第2のチャンバ3に設けられたノズルパイプ12に接続されている。上記第1の供給管25には第1のポンプ27が設けられ、第2の供給管26には第2のポンプ28が設けられている。
したがって、第1、第2の供給手段14,17の第1の開閉制御弁23が開放した状態で第1、第2のポンプ27,28が作動すれば、第1のタンク15,18に貯えられた処理液が各チャンバ3,4のノズル11a,12aから基板Wに向かって噴射される。
同様に、第2の開閉制御弁24が開放した状態で第1、第2のポンプ27,28が作動すれば、第2のタンク16,19に貯えられた処理液が各チャンバ3,4のノズル11a,12aから基板Wに向かって噴射されるようになっている。
上記第1、第2の開閉制御弁23,24及び第1、第2のポンプ27,28は上記制御装置8によって動作が制御される。
各チャンバ3,4の底板は下方に向かって凸の山型状に折曲されている。第1のチャンバ3の底部の最も低い位置には第1の排液管31の一端が接続され、第2のチャンバ4の底部の最も低い位置には第2の排液管32の一端が接続されている。
第1の排液管31の他端部は2つに分岐され、一方の分岐部は第2の供給手段17の第1のタンク18に第3の開閉制御弁33を介して接続され、他方の分岐部は第4の開閉制御弁33を介して第2のタンク19に接続されている。
第2の排液管32の他端部は2つに分岐され、一方の分岐部は第1の供給手段14の第1のタンク15に第3の開閉制御弁35を介して接続され、他方の分岐部は第4の開閉制御弁36を介して第2のタンク16に接続されている。
したがって、第1の供給管25を通じて第1のチャンバ3に供給されて第1の排液管31によって排出される処理液は、第2の供給手段17の第3の開閉制御弁33が開放していれば第1のタンク18に回収され、第2の開閉制御弁34が開放していれば第2のタンク19に回収される。
同様に、第2の供給管26を通じて第2のチャンバ4に供給されて第2の排液管32によって排出される処理液は、第1の供給手段14の第3の開閉制御弁35が開放していれば第1のタンク15に回収され、第2の開閉制御弁36が開放していれば第2のタンク16に回収される。
上記第3の開閉制御弁33,35及び第4の開閉制御弁34,36は上記制御装置8によって後述するように開閉が制御される。
4つのタンク15,16,18,19には補給装置37によって未使用の処理液が後述するように供給される。この補給装置37による各タンクへの処理液の供給は制御装置8によって制御される。
さらに、図示しないが、各タンク15,16,18,19には、これらのタンクに貯えられた処理液の温度を調節するヒータが設けられている。
つぎに、上記構成の処理装置によって基板Wを処理する場合の動作について説明する。
第1のチャンバ3に搬入された基板Wは搬送軸6によって所定の速度で搬送される。搬送される基板Wには、第1のノズルパイプ11に設けられたノズル11aから処理液が噴射される。それによって、たとえば基板Wにはエッチングなどの処理が行なわれる。
基板Wは第1のチャンバ3から第2のチャンバ4へ搬送され、ここでも第1のチャンバ3と同様、第2のノズルパイプ12のノズル12aから噴射される処理液によって処理される。それと同時に、第1のチャンバ3には次の基板Wが搬入される。
基板Wへの処理液の供給は以下のように行なわれる。まず、第1の供給手段14と第2の供給手段17とのそれぞれの第1のタンク15,18に貯えられた処理液が図1に実線の矢印で示すように供給される。
つまり、各供給手段14,17の第1の開閉制御弁24が開放され、第2の開放制御弁34が閉じられる。また、第1、第2の排液管31,32に設けられた第3の開閉制御弁33,35が開放され、第4の開閉制御弁34,36が閉じられる。
その状態で第1のポンプ27と第2のポンプ28とが作動する。第1のポンプ27が作動することで、第1の供給手段14の第1のタンク15の処理液が第1の開閉制御弁23を通って第1の供給管25から第1のノズルパイプ11に供給される。それによって、第1のノズルパイプ11に設けられたノズル11aから基板Wに向けて処理液が噴射される。
同様に、第2のポンプ28が作動することで、第2の供給手段17の第1のタンク18の処理液が第1の開閉制御弁23を通って第2の供給管26から第2のノズルパイプ12に供給される。それによって、第2のノズルパイプ12に設けられたノズル12aから基板Wに向けて処理液が噴射される。
第1のチャンバ3に供給された処理液は第1の排液管31から第2の供給手段17の第3の開閉制御弁33を通って第2のチャンバ4に処理液を供給する第1のタンク18に回収される。
第2のチャンバ4に供給された処理液は第2の排液管32から第1の供給手段14の第3の開閉制御弁35を通って第1のチャンバ3に処理液を供給する第1のタンク15に回収される。
つまり、第1のチャンバ3で基板Wに噴射された処理液は、第2の供給手段17の第1のタンク18に回収された後、第2のチャンバ4のノズル12aから基板Wに噴射される。第2のチャンバ4で基板Wに噴射された処理液は、第1の供給手段14の第1のタンク15に回収された後、第1のチャンバ3ノノズル11aから基板Wに噴射されることになる。
処理液がこのような循環を繰り返すことで、第1のチャンバ3に供給された処理液と、第2のチャンバ4に供給された処理液との混合が繰り返して行なわれる。第1の供給手段14の第1のタンク15に貯えられる処理液と、第2の供給手段17の第1のタンク18に貯えられる処理液の濃度が同じになるから、第1のチャンバ3と第2のチャンバ4とでの基板Wの処理液による処理度合も同じになる。
通常は、上流側の第1のチャンバ3で使用される処理液の劣化が下流側の第2のチャンバ4で使用される処理液よりも速いが、各チャンバ3,4で使用される処理液の混合が繰り返されることで、第1、第2の供給手段14,17の第1のタンク15,18の処理液の劣化度合が同じになる。
したがって、基板Wは第1のチャンバ3と第2のチャンバ4とで処理液によってほぼ同じ度合で処理されることになるから、第1、第2のチャンバ3,4での基板Wの処理時間の設定を確実に行なうことが可能となる。
第1、第2の供給手段14,17の第1のタンク15,18に貯えられた処理液で基板Wを処理する場合、補給装置37によって上記第1のタンク15,18への未使用の処理液の供給が継続される。補給装置37による処理液の補給量は、基板Wによって各チャンバ3,4から持ち出される量にほぼ等しい量(微量)に設定される。
各第1のタンク15,18に補給装置37によって未使用の処理液を補給することで、これらタンク15,18に貯えられる処理液が使用できなくなる状態に劣化するまで時間を引き伸ばすことができる。それによって、第1のタンク15,18の処理液の交換頻度を少なくすることができる。
第1のタンク15,18の処理液が使用不能な状態に劣化したならば、第2のタンク16,19の処理液を使用する。第2のタンクの処理液の供給経路を図1に破線の矢印で示す。
すなわち、第1の開閉制御弁23を閉じ、第2の開閉制御弁24を開くとともに、第3の開閉制御弁33,35を閉じ、第4の開閉制御弁34,36を開き、第1、第2のポンプ27,28を作動させる。
それによって、第1、第2の供給手段14,17の第2のタンク16,19の処理液が第1のチャンバ3と第2のチャンバ4とに供給される。第1のチャンバ3に供給された処理液は第2の供給手段17の第2のタンク19に回収される。第2のチャンバ4に供給された処理液は第1の供給手段14の第2のタンク16に回収される。このとき、第2のタンク16,19には補給装置37によって未使用の処理液が微量ずつ供給される。
そのため、第2のタンク16,19の処理液を使用する場合も、第1のタンク15,18の処理液を使用する場合と同様、各チャンバ3,4に供給される処理液の濃度をほぼ同じにすることができるから、基板Wの処理時間の設定を容易に行える。また、第2のタンク16,19の処理液が交換しなければならなくなるまで劣化する時間を長くすることができる。
第2のタンク16,19の処理液を利用して基板Wを処理している間に、劣化した第1のタンク15,18の処理液を新鮮な処理液に交換する。処理液の交換がすんだならば、第1のタンク15,16に設けられたヒータを作動させ、処理液を使用に適した温度に過熱しておく。第1のタンク15,16内の処理液が所定温度に加熱されるまでにはかなりの時間が掛かる。しかしながら、第2のタンク16,19の処理液を利用して基板Wを処理している間に、第1のタンク15,18の処理液を使用可能な温度に加熱することができる。
同様に、第2のタンク16,19の処理液が劣化した場合には、交換された第1のタンク15,18の処理液を使用し、その間に第2のタンク16,19の処理液を新鮮な処理液に交換する。
このように、各チャンバ3,4にそれぞれ第1、第2の2つのタンク15,16及び18,19を接続したので、処理液を交換する場合であっても、基板Wの処理を中断することなく、劣化した処理液の交換を行なうことが可能となる。
なお、処理液は使用に伴い経時的に劣化するから、その劣化に応じて所望する処理を行なうための処理時間が長くなる。処理液の劣化度合と所望する処理を行なうために要する処理時間との関係は、比例関係にあり、その関係は実験的に求めることが可能である。
したがって、基板Wを一定の状態で処理するためには、処理液の使用時間に応じて処理時間を長くすればよい。たとえば、制御装置8によって駆動源7を制御し、基板Wの搬送速度を処理液の使用時間に応じて次第に遅くすれば、処理液が劣化してきても、基板Wに所望する度合で処理を行なうことができる。
図2はこの発明の第2の実施の形態の処理装置を示す。なお、第1の実施の形態に示す処理装置と同一の部分には同一記号を付して説明を省略する。
この第2の実施の形態の処理装置は、第1のチャンバ3に一端が接続された第1の排液管31の分岐された他端部は、第1の供給手段14の第1のタンク15と第2のタンク16とにそれぞれ第3の開閉制御弁35と第4の開閉制御弁36を介して接続されている。
第2のチャンバ4に一端が接続された第2の排液管32の分岐された他端部は、第2の供給手段17の第1のタンク18と第2のタンク19とにそれぞれ第3の開閉制御弁33と第4の開閉制御弁34を介して接続されている。
第1の供給手段14の第1のタンク15と第2の供給手段17の第1のタンク18とは、循環手段を構成する第3のポンプ41が設けられた第1の循環管42及び第1のオーバフロー管43によって接続されている。
第1の供給手段14の第2のタンク16と第2の供給手段17の第2のタンク19とは、循環手段を構成する第4のポンプ44が設けられた第2の循環管45及び第2のオーバフロー管46によって接続されている。
このような構成の処理装置においては、第1の供給手段14と第2の供給手段17との第1のタンク15,18の処理液によって基板Wを処理する場合、第1の実施の形態と同様、第1のタンク15,18の処理液を第1のチャンバ3と第2のチャンバ4とに供給する。
それと共に、第3のポンプ41を作動させる。それによって、第1のチャンバ3から第1の供給手段14の第1のタンク15に回収された処理液は、図2に実線の矢印で示すように、第3のポンプ41によって第2の供給手段17の第1のタンク18に送られる。この第1のタンク18には、第2のチャンバ4から処理液が第2の排液管32を通じて回収される。
第3のポンプ41によって第1の供給手段14の第1のタンク15の処理液が第2の供給手段17の第1のタンク18に送られてこの第1のタンク18が満杯になると、処理液は第1のオーバフロー管43を流れて第1の供給手段14の第1のタンク15へ流れる。
このように処理液が流れることで、第1のチャンバ3で使用された第1のタンク15の処理液と、第2のチャンバ4で使用された第1のタンク18の処理液とが混合されるから、各タンク15,18の処理液の濃度が均一になる。そのため、第1のチャンバ3と第2のチャンバ4とにおいて、単位時間当たりの処理量を同じにして基板Wを処理液で処理することができる。
第1のタンク15,18の処理液を交換する場合には、第2のタンク16,19の処理液によって処理を行なう。その場合、第1のチャンバ3で使用された処理液を第1の排液管31によって第1の供給手段14の第2のタンク16に戻し、第2のチャンバ4で使用された処理液を第2の排液管32によって第2の供給手段17の第2のタンク19に戻す。
それと共に、第4のポンプ44を作動させて、図2に矢印で示すように第1の供給手段14の第2のタンク16の処理液を、第2の循環管45によって第2の供給手段17の第2のタンク19に送る。この第2のタンク19の処理液が満杯になると、第2のオーバフロー管46を通じて上記第2のタンク19の処理液が第1の供給手段14の第2のタンク16に流れる。
したがって、一対の第2のタンク16,19の処理液の濃度が均一化されるから、第1のチャンバ3と第2のチャンバ4とで、基板Wに対して同じ度合で処理を行なうことができる。
この発明は上記各実施の形態に限定されず、種々変形可能である。たとえば、上記各実施の形態では装置本体に仕切り板によって2つのチャンバを区画形成したが、1つのチャンバが形成された2つの装置本体を並設するようにしてもよい。
チャンバごとに装置本体を構成すれば、複数のチャンバを1つの装置本体に形成する場合に比べて装置本体を小型化することができるから、その装置本体の取り扱いが容易になる。
並設されるチャンバの数は2つに限られず、3つ以上であってもよい。チャンバの数が偶数であれば、上記第1、第2の実施の形態に示した、2つのチャンバが並設された複数の処理装置を用いればよい。
この発明の第1の実施の形態を示す処理装置の概略的構成図。 この発明の第2の実施の形態を示す処理装置の概略的構成図。
符号の説明
3…第1のチャンバ、4…第2のチャンバ、6…搬送軸、14…第1の供給手段、15,18…第1のタンク、16,19…第2のタンク、17…第2の供給手段、21…第1の連通管、22…第2の連通管、23…第1の開閉制御弁、24…第2の開閉制御弁、25…第1の供給管、26…第2の供給管、27…第1のポンプ、28…第2のポンプ、31…第1の排液管、32…第2の排液管、33,35…第3の開閉制御弁、34,36…第4の開閉制御弁、33…第3の開閉制御弁、37…補給装置、41…第3のポンプ、42…第1の循環管、43…第1のオーバフロー管、44…第4のポンプ、45…第2の循環管、46…第2のオーバフロー管。

Claims (8)

  1. 基板を処理液によって処理する処理装置において、
    上記基板が順次搬入される複数のチャンバと、
    各チャンバに設けられチャンバ内に搬入された基板に上記処理液を供給する処理手段と、
    処理液が貯えられるとともに各チャンバに接続された第1、第2のタンクと、
    各チャンバに接続された第1、第2のタンクのどちらか一方のタンクの処理液を選択的にそれぞれの一方のタンクが接続されたチャンバに供給する供給手段と、
    各チャンバに供給された処理液を、処理液を供給した一方のタンクが接続されたチャンバと異なるチャンバに接続された一方のタンクに回収する回収手段と
    を具備したことを特徴とする基板の処理装置。
  2. 第1のチャンバと第2のチャンバとを有し、上記回収手段は、第1のチャンバからの処理液を第2のチャンバに接続された一方のタンクに回収し、第2のチャンバからの処理液を第1のチャンバに接続された一方のタンクに回収する構成であることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
  3. 基板を処理液によって処理する処理装置において、
    上記基板が順次搬入される複数のチャンバと、
    各チャンバに設けられチャンバ内に搬入された基板に上記処理液を供給する処理手段と、
    処理液が貯えられるとともに各チャンバに接続された第1、第2のタンクと、
    各チャンバに接続された第1、第2のタンクのどちらか一方のタンクの処理液をそれぞれの一方のタンクが接続されたチャンバに供給する供給手段と、
    各チャンバに供給された処理液を、そのチャンバに接続された一方のタンクに回収する回収手段と、
    各チャンバに接続された第1のタンク及び第2のタンクに回収された処理液をそれぞれの第1のタンク間及び第2のタンク間で混合する混合手段と
    を具備したことを特徴とする基板の処理装置。
  4. 上記混合手段は、一方のチャンバに接続された第1のタンクと他方のチャンバに接続された第1のタンク及び一方のチャンバに接続された第2のタンクと他方のチャンバに接続された第2のタンクとをそれぞれ接続する循環管と、この循環管によって接続された一対のタンク内の処理液を循環させて混合する循環手段とを備えていることを特徴とする請求項3記載の基板の処理装置。
  5. 第1のタンクと第2のタンクは連通管によって接続されていて、上記供給手段はこの連通管と上記処理手段とを接続した供給管を有し、上記連通管には上記供給管を第1のタンクと第2のタンクのいずれかに選択的に連通させる切換え手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の基板の処理装置。
  6. 各チャンバに接続されたそれぞれの第1、第2のタンクのうち、上記処理手段に処理液を供給しているタンクには、少なくとも処理液を供給している間は未使用の処理液を供給する補給手段が接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の基板の処理装置。
  7. 上記補給手段は、第1のタンクと第2のタンクのうち、チャンバに処理液を供給しているいずれか一方のタンクに未使用の処理液を供給する構成であることを特徴とする請求項6記載の基板の処理装置。
  8. チャンバに処理液が貯えられた複数のタンクを接続し、このタンクから上記チャンバに処理液を供給して上記チャンバに搬入された基板を処理する処理方法であって、
    複数のタンクのうちの1つから上記チャンバに処理液を供給する工程と、
    処理液を供給しているタンクに未使用の処理液を補充する工程と
    を具備したことを特徴とする基板の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018018990A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社カネカ エッチング処理装置、およびエッチング処理方法

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