JP2005287620A - 机システム - Google Patents

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Abstract

【課題】設置する室の大きさ間取り等に応じて簡単に配置替えできる、右脳的作業、左脳的作業及び中間作業に適した平面視形状と色彩が各々異なる3種類の机からなる机システムを提供する。
【解決手段】 机天板5と机上パネル10とからなる第1机1と、机天板6と机上パネル11とからなる第2机2と、机天板7と机上パネル12からなる第3机3は各々移動可能であり、第3机3を挟んで第1机1を右側に、第2机2を左側にて平面視コ字型に配置する態様と、平面視L字型に配置する態様とに配置替え可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、個人の知的活動や能力を促進できるように机天板の前に着座する人の向きによって雰囲気を変更させた机システムに関するものである。
最近、オフィスオートメーション(OA)化の発達に伴い、オフィス環境を向上させることが重要視され、独立環境性や照明効果等の人間工学的観点から、例えば、特許文献1や特許文献2では、オフィスの大きい室を低い間仕切で仕切ったワークスペースからなる机システムが開示されている。また、特許文献3では、平面視で非矩形状の机天板の背面に目隠しのため衝立パネルを備え、この衝立パネルの前面には違い棚を設けた机の構成が開示されている。
さらに、特許文献4では事務処理を効率良く行え、仮眠が可能な環境を提供できる事務環境設備として、移動可能な壁材(間仕切パネル)で平面視方形状に区画した内部に前記壁材に机天板と、その机天板の下方で壁材コーナ部に足掛けと傾倒した背もたれを支持する支柱付きの椅子とを備えたものが開示されている。
しかしながら、前記従来の構成では、作業者が一定の机天板の方向を向いて種々の作業を実行している。即ち、左脳的作業である計算業務を実行したり、右脳的作業であるデザイン創作をしたり、その途中で他の部署や外部の人と連絡する等の情報の交換作業を実行しているにも拘らず、作業者の取り巻く環境が一定のままであるため、作業者の頭脳に対する刺激が低下し、作業能率が低下するという問題があった。
そこで、本出願人等は、先に、特許文献5において、個室内に配置する机天板の向きを、計算作業等の左脳的作業用と、デザイン創作活動等の右脳的作業用と、その他(例えば、パーソナルコンピュータによるまとめ作業、電話、インターネットによる通信作業等)の中間的作業用とに分ける。即ち、それらの机天板の向き(ひいては机天板の前の椅子に座る人の向き)が3方向になるように配置し、それぞれの作業に最適な環境を創るべく、机天板の配置や材質等を工夫したワークスペースシステムについて提案した。
特公平6−36772号公報 意匠登録第819008号公報 特開平6−141930号公報 実開平5−15839号公報 特開2002−121917号公報
しかしながら、特許文献5の構成によれば、事務所等の室内にさらに完全に区画された密閉室を作るものであったから、システムが大型化となるという問題があった。
また、特許文献1〜4のいずれも机天板の種類が1つであるため、それら複数の机天板の平面視での配置を代えても、作業環境(雰囲気)に大幅な変更を期待できないという問題があった。
本発明は、前記先行技術の問題点を解消し、それぞれ異型且つ異色の机天板を有し、且つ各机天板に机上パネルを備えた複数種類の移動可能な机の組み合わせであって、これらの机の配置替えを容易に行えて、右脳的作業及び左脳的作業ごとに最適な環境を付与でき、コンパクトな机システムを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の机システムは、それぞれ異型且つ異色の机天板を有し、且つ各机天板に机上パネルを備えた3種類の移動可能な机からなり、これらの複数の机を組み合わせて平面視略コ字状またはL字状に配置替え可能に構成したものである。
請求項2に記載の発明は、一方の机天板の平面視形状がL字型であって、他方の机天板の平面視形状がI字型であり、且つそれぞれ異色の机天板を有し、且つ各机天板に机上パネルを備えた2種類の移動可能な机からなり、これらの机を組み合わせて平面視略コ字状またはL字状に配置替え可能に構成したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の机システムにおいて、右側に配置される机における前記机天板は平面視L字型に形成され、この机天板に対する机上パネルは当該机天板の外側角部を含むように平面視L字型に形成され、左側に配置される机における前記机上パネルは当該机天板の背面側に沿う平面視I字型で、且つ開放的に形成されているものである。
そして、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の机システムにおいて、右側に配置される机における前記机天板は、少なくともその前縁の一部が平面視で湾曲または突出しているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の机システムにおいて、前記右側に配置される机における机上パネルの前面には、当該机天板の外側角部を含む部位に中間棚板を配置したものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の机システムにおいて、前記複数の机上パネルのうち少なくとも1つの机上パネルには、ピンナップボード、ホワイトボード、ハンギングパネル等の機能ボードを着脱可能に設けたものである。
請求項7に記載の発明は、請求項3〜5のいずれかに記載の机システムにおいて、前記左側に配置される机には、その一側の短辺に沿う脚体にキャスタを設け、他側の短辺に沿う脚体にアジャスタを設けたものである。
請求項1に記載の発明によれば、平面視略コ字状またはL字状に配置した机の前に位置した作業者が机天板に対する向きを変えるだけで、当該机天板及び/又は机上パネルの質感、色彩等の雰囲気が変わり、作業の種類に応じて作業者の気分転換を図って個人の創造力及び作業能率を向上させることができる。さらに、3種類の机はそれぞれ分離されており、個々の机を移動できるから、ユーザの好みや室の大きさ、室の形状(間取り)等に応じて、本発明の机システムを平面視略コ字状またはL字状に簡単に配置替えでき、レイアウトの柔軟性(多様性)が向上するという効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、一方の机天板の平面視形状がL字型であって、他方の机天板の平面視形状がI字型であるという2種類の机からなるが、その他の構成は請求項1の発明と同じであり、請求項1の発明と同様の作用効果を奏することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の机システムにおいて、右側に配置される机における前記机天板は平面視L字型に形成され、この机天板に対する机上パネルは当該机天板の外側角部を含むように平面視L字型に形成され、左側に配置される机における前記机上パネルは当該机天板の背面側に沿う平面視I字型で、且つ開放的に形成されているものであるから、室外からの採光や通気に対して最適の環境を得るようにこの机システムを配置することができる。
そして、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の机システムにおいて、右側に配置される机における前記机天板は、少なくともその前縁の一部が平面視で湾曲または突出しているものであるから、この机天板の前に座る人の作業性を向上させることができ、且つ机天板の奥側のコーナ部の面積を大きくでき利用価値も向上する。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の机システムにおいて、前記右側に配置される机における机上パネルの前面には、当該机天板の外側角部を含む部位に中間棚板を配置したものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の机システムにおいて、前記複数の机上パネルのうち少なくとも1つの机上パネルには、ピンナップボード、ホワイトボード、ハンギングパネル等の機能ボードを着脱可能に設けたものであるから、ユーザの好みや用途に応じて机上パネルの雰囲気を変えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項3〜5のいずれかに記載の机システムにおいて、前記左側に配置される机には、その一側の短辺に沿う脚体にキャスタを設け、他側の短辺に沿う脚体にアジャスタを設けたものであるから、アジャスタを備えた脚体側の机天板の一側を持ち上げるだけで机上パネルを備えた机簡単に移動させることができる。
次に、本発明を具体化した最良の実施形態について説明する。図1は机システムの第1実施形態の斜視図、図2は平面図、図3は第1机の正面図、図4(a)は図3のIVa −IVa 矢視図、図4(b)は図3のIVb −IVb 矢視断面図、図5(a)は第2机の平面図、図5(b)は第2机の正面図、図6(a)は図5(b)のVIa −VIa 矢視図、図6(b)は図5(b)のVIb −VIb 矢視断面図、図7(a)は第3机の平面図、図7(b)は第3の机の正面図、図8は第3の机の右側面図、図9は第3机における伸縮動可能な机天板の側面図、図10は図9のX−X線矢視図、図11は中間棚板等の取付け部を示す図、図12は第1実施形態の机システムの室内配置例を示す平面図、図13(a)及び(b)は第1実施形態の机システムの配置替えの態様を示す図、図14(a)及び(b)は第2実施形態の机システムの配置替えの態様を示す図である。
本出願人が先に提案した特開平11−324364号公報に開示したように、作業者の脳波の測定結果によれば、作業中の左右側頭部から検出して計測されたα波帯脳波(8〜13Hz)の自己相関関数の有効継続時間(τe)の変化から、任意の作業が左右どちらの脳半球で主として処理されているかが判別できる、ということが明らかにされている。
そして、右脳的作業は主として、情緒的、感情的な働きに関連した作業であり、例えば、絵画、作曲などの創作活動、各種の企画の案出、図面作成、模型製作、工作作業を実行中に、所定のリズムの音楽を作業者に聞かせると、例えば、交通騒音等のノイズ(阻害音)が聞こえず、外部からの右脳で処理される聴覚的刺激を排除できることがわかっており、さらに、右脳的作業後には、その作業者に所定の映像(例えば、木の葉が風に揺れている映像)を見せると、右脳がリラックスすることがわかっている。
同様に、左脳的作業は主として論理的思考に係る作業であり、例えば計算業務、経理、財務の帳簿類作成、データ、文書の解析作業を実行中に、所定の大きさのホワイトノイズを作業者に聞かせることで他人の話声等の阻害音が聞こえず、外部からの左脳で処理される聴覚的刺激を排除できることがわかっている。また、左脳的作業後には、その作業者に所定のリズムの音楽を聞かせると、当該左脳がリラックスするのである。
さらに、最近の研究によれば、左脳的作業中に、右脳的な音(例えば川の流れの音や海の波の音のような自然界の音)を作業者に聞かせ、また、右脳的作業中に、左脳的な音(音楽)を聞かせると、作業能率が向上する作業者(被検者)が多く、いわゆる作業促進効果があることも判明している。また、前記の阻害音の音圧レベル(騒音レベル)を30デシベル以下に抑えると、効果的であることも判明している。さらに、作業者が触る机天板の触感(触覚)や机天板の形状、色(色彩)等の雰囲気の視覚によっても脳に与える刺激が異なることや、前記右脳的作業及び左脳的作業が共に促進され、作業能率の低下が少ないことも判明している。このような、所定の雰囲気を最適環境情報という。なお、中間的作業としては電話による会話、インターネットによる通信作業、定型文書の作成作業等がある。
上記のような実験結果を踏まえて、本発明の第1実施形態の机システム4では、図1〜図13に示す態様を採用したものである。
即ち、第1実施形態の机システム4は、それぞれ異型且つ異色の机天板5、6、7を有し、且つ各机天板に机上パネル10、11、12を備えた3種類の移動可能な机、即ち、第1机1、第2机2及び第3机3の組み合わせからなり、通常は図1及び図2のように、中間作業用の第3机3を挟んで左脳的作業用の第1机1を右側に、右脳的作業用の第2机2を左側に配置して平面視でコ字状(馬蹄形)に配置したり、図13(a)、図13(b)のように平面視でL字状に配置替えできるものである。
左脳的作業用の第1机1(机天板5の上面及び机上パネル10の内壁面)の色彩と、右脳的作業用の第2机2(机天板6の上面及び机上パネル11の内壁面)の色彩との組合わせは、同色系ではなく、反対色系の組み合わせが好ましい。
図1〜図4に示す実施形態では、左脳的作業用の第1机1における平面視で略矩形状の机天板5は、木質またはスチール板にて構成した暖色系(白色、ベージュ系)の色彩で無地(模様無し)、表面の手触りが滑らかな感触の質感を有するものを使用している。
そして、この机天板5における長辺のうち後側縁(背面側)5bと一方(手前側)の短辺5cとを平板状の脚板13、14にて支持する一方、机天板5の他方の短辺5dには、高さの高い奥パネル15を取付けする。また、机天板5における長辺の前側縁5a(椅子に着座した作業者が対峙する縁)を除き、後側縁(背面側)5bと両短辺5c、5dを囲むように平板16、17及び奥パネル15の上半部15aとにより平面視コ字型に形成された机上パネル10を立設する。このように構成することにより、第1机1は強固な枠組みとなる。なお、机上パネル10としては奥パネル15の上半部15aと机天板5における背面側長辺に沿う平板16とにより、机天板5の外側角部を囲む平面視L字型であれば良く、他方の平板17は省略しても良い。なお、机天板5の支持脚体は柱状のものであっても良い。
左脳的作業環境を作り出すために、第1実施形態では、机上パネル10の内壁面は、その素材が布地(織物)等からなる無地(無模様)の表装パネルで、机上パネル10の内壁面の色彩は、白色、ベージュ系を使用したが、別の実施形態では寒色系(グリーン、薄い青等)で、クールな感じ(冷たい感じ)の明るい色調としても良い。また、机上パネル10の内壁面に、コルク板等のピンナップボード18や磁石吸いつけ用鉄板(図3参照)等の機能ボードを貼り付けても良い。なお別の実施形態として、机上パネル10の内壁面は、その素材を金属板で無地(無模様)の塗装を施し、その表面の質感は滑らかで凹凸部を形成しないように構成しても良い。
図示実施形態では、左脳的作業用の第1机1に隣接させて中間作業用の第3机3を配置し、両机天板5、7を同一高さして作業面を平面上にするため、机天板5の前側縁5aのうち奥寄り部位を左方に突出するように湾曲部5eが形成され、この第3机3における机天板7の右側縁7bと机天板5の前側縁5aのうち奥寄り部位とを当接させた状態にするのが好ましい。
また、机上パネル10の上部寄り部位には、机天板5と平行に、平面視ほぼL字状の上棚板19が、平板17、16及び奥パネル15の上半部15aのそれぞれ内面にわたるようにして固定されている。さらに、上棚板19と机天板5との間の高さ位置には、机上パネル10における奥コーナ部(奥パネル15の上半部15aの前面箇所等)等に、中間棚板20や小さい棚体等の収納部を着脱自在に取付けするためのレール21(図2〜図4参照)が固定されている。このレール21は、図13に示すように、縦断面でコ字型に形成されて前面に横長の溝21aが設けられており、中間棚板20を支持するブラケット22の基端の上向き係合爪23を前記レール21の溝21a内に挿入し、ブラケット22の基部背面の合成樹脂製等の当接片24が机上パネル10等の前面に当接するように構成されている。なお、第1机1における机天板5の下面に図示しない扁平状の抽斗(ペントレイ)を設けても良く、またワゴン型の袖抽斗25を配置しても良い。さらに、机上パネル10における平板17の前面等に側方からの視線を遮るための半透明状等の目隠しパネル26(図2、図3及び図4(a)の二点鎖線参照)を差し込む等着脱可能に装着して良い。
上述のように、第1机1は机天板5の前の椅子に着座した人の周囲を、平面視コ字型の机上パネル10にて囲うようになるので、周囲の視線等を気にすることなく落ち着いた作業環境を付与できる。
右脳的作業環境用の第2机2における机天板6は、平面視ほぼ矩形であるが、その長辺の前面縁や短辺の側縁は全体として丸みを帯びている。そして、机天板6は、例えば、天然木材であって、節目の多い板目が表面に露出するようなやや手触りの荒い触知覚(触覚)のものや、木質系の板の表面にメラミン樹脂等で木質柄を印刷した表皮部を有するものや、模型製作、工作等で多少傷ついても良いものを使用し、暖色系且つ明度の大きい(明るい)色彩等の質感のものを使用した。この机天板6はその背面側に設ける机上パネル11のための背の高い2本の支柱27と机天板6の下面の前面寄り部位の2本の脚柱29とにからなる脚体にて支持されている。脚柱29と支柱27とは水平状の横梁30a、30bにて連結されている(図2、図5(a)、図5(b)及び図6参照)。これにより、第2机2は強固な枠組みとなる。
そして、机天板6の背面側の机上パネル11は、木質材の表面を露出させたものを使用するか、木目調の表面シートを貼着したものであり、その机上パネル11の表面の色彩は、暖色系(赤黄色、ウオールナット色、ブラウン(バーチ)色、ローズウッド色等、赤系色、黄系色)とした。
また、机上パネル11は全体として解放感を有するように構成されている。そのため、一対の支柱27、27の上端及び高さ中途、下端間を連結する横梁31a,31b,31c及びそれと机天板6の背面側の上部背板32との間に横長の大きい空間33a,33b33cが形成されるようにする。また、机天板6の短辺に沿う上部はパネルな支柱が存在しないようにする。さらに、上側の2つの横梁31a,31bの上下対面にはレール溝が形成され、空間33aの一部にホワイトボード34や金網等による格子パネル35等の機能ボードが横スライド可能且つ着脱自在に配置されている(図5(a)、図6(b)参照)。さらに、上部背板32の前面には、前記机上パネル10におけるのと同様にレール21を設けることにより、棚板や収納箱等の種々のオプション部品を装着できるようにしている。
第2机2を手軽に移動できるようにするため、机天板6における一方の短辺側(好ましくは、右短辺側)の支柱27の下端と1本の脚柱29の下端とに、それぞれキャスタ36が取付けられており、他方の短辺側(好ましくは、左短辺側)の支柱27の下端と1本の脚柱29の下端とに、それぞれ高さ調節及び水平調節可能にするためのアジャスタ37が取付けられている。このように構成すると、アジャスタ37が取付けられている側の机天板6のみを持ち上げた状態で第2机2を床面に沿って簡単且つ軽く移動させることができる。
中間作業用の第3机3では、その机天板7上にコンピュータ本体、CRTもしくは液晶のモニタ及びキーボードを置き、コンピュータによるまとめ作業や、各種情報を他の部署等の外部に発信し、また外部からの情報を受信する通信作業等の中間的作業を実行するので、LAN、インターネット通信等のためのコンピュータ装置や通信(電話)設備(図示せず)を配置することができる。第3机3は、前向きに伸縮可能な机天板7と、これの背面側を支持する脚体及び棚支持兼用の机上パネル12とから構成されている(図1、図2、図7(a)、図7(b)及び図8参照)。実施形態では、中間作業用の机天板7の部位は金属板等の滑らかな手触りで白色等の寒色系の色彩を採用した。またその机上パネル12の内壁面の表面が青色等の寒色系の表面材を貼着した。いずれにしても、中間作業用の第3机3に使用する色彩は、左脳的作業用の第1机1に使用した色彩及び右脳的作業用の第2机2に使用した色彩と境界がはっきり認識(明確に)できる色であれば良い。
従って、机上パネル12は、左右一対の支柱40と、両支柱40、40の間に立設する背板41と、各支柱40の下端に前向きに取付けられた足体42とからなり、足体42及び支柱40の下端にはアジャスタ43が取付けられている。なお、この足体42は支柱40に対して着脱可能であり、例えば、第1机1の奥側の一側(左側)に第3机3を隣接し、且つ両者を図示しない連結部材を介して並べて連結固定するときに、その隣接箇所(向かって右側)の足体42が、着座者の足に対して邪魔になるときには、当該足体42を取外すことができる。
第3机3における机天板7の前方進出可能な構成は、図8、図9及び図10に示すように、金属板製の固定天板部43は前方開放した断面下向きコ字型に形成され、その前向き開口部の下端に横長の支持台45が固定天板部43の下端部位にネジ等にて固定され、支持台45の下面左右両端は支持ブラケット46に支持され、各支持フランジ46の基端が支柱40の前面に着脱可能に取付けられている。従って、固定天板部43の上面板43aと支持台45との間の開口部にキーボード等を載置するための補助天板44が進退動可能に挿入されており、パーソナルコンピュータの本体等の情報装置やCRTもしくは液晶のモニタ53を固定天板部43に載置する一方、キーボード54は補助天板44の上面に載置できるものである(図12参照)。
なお、机上パネル12における上端には、ブラケット48を介して上棚板47が取付けられ、この上棚板47の高さ位置を、第1机1における机上パネル10の上棚板19と同じ高さ位置になるように設定すれば、広い範囲でプリンタ等の物品を載置できる。また、机上パネル12の前面のうち、机天板7より上方にレール21を設け、このレール21に照明器具の基部や小物のための小棚等を取付けすることができる。なお、背板41や固定天板部43や第1机1における机天板5等にも電気装置のための配線の通孔49a、49bを穿設しておくことが好ましい。また、机上パネル10、11、12のそれぞれの前面側に任意に照明器具を配置できることはいうまでもない
本実施形態の3種類の机1、2、3はそれぞれ分離可能で、且つ単独で移動可能に構成されているので、3種類の机1、2、3を図1及び図12に示すように、平面視でほぼコ字型に配置すれば、この3種類の机1、2、3における机天板5、6、7及び対応する机上パネル10、11、12の内壁面の材質、触感、色彩、形状等の雰囲気を異ならせることができる。これにより、この3種類の机1、2、3で囲まれた平面視ほぼ矩形状の部位に配置した椅子50に着座した作業者の向きに応じて、当該箇所の作業者が視覚に訴えられる視知覚から、右脳、または左脳に異なる刺激を受けて、それぞれの作業環境が向上し、作業促進するという効果を奏する。
また、図12に示すように、マンションなどの居住室51内に、本発明の机システム4の3種類の机1、2、3をコ字型に配置するとき、右脳作業用の第2机2を窓52に近い箇所に配置すると、第2机2の机上パネル11や机天板6との配置関係は開放的であるから、窓52からの光や通気(風)が大きい空間33a、33bや机天板6の短辺側上部の大きい空間(第3机の机上パネル12の側部との大きい隙間)から作業者の着座側に通り抜けでき、着座者に圧迫感(閉塞感)を与えることがないという効果を奏する。
また、図13(a)に示すように、第1机1の奥側左に第3机3を配置した状態で、且つ第2机2を第3机3の左側方にほぼ直線状に長く配置すれば、全体として机システム4を平面視でほぼL型に配置したことになり、この配置関係でもそれぞれの作業区域で適した作業を行うことができる。さらに、図13(b)に示すように、第1机1の奥側左に第2机2を平面視でほぼL型に配置した状態で、第3机3のみを分離して別の向きまたは箇所に配置しても良く、事務室や居住室の大きさ(広さ)、室の形状(間取り)やユーザの好みに応じて、3種類の机1、2、3の配置関係を任意に変更できる(配置替えできる)から、レイアウトの柔軟性(多様性)が向上する。
図14(a)及び図14(b)に示す第2実施形態のように、机システムは、2種類の机、即ち、右脳作業(中間作業部位を含む)に適した平面視ほぼL型の第1机55と、左脳作業に適した平面視ほぼ矩形状の第2机56との組み合わせからなるものであっても良い。第1机55における机天板57及び上部棚板58は平面視L型に形成されているが、その他の構成は第1実施形態の第1机1とほぼ同じであり、第2机56の構成も第1実施形態と同じにして良い。この構成であっても作業者が向かう机の雰囲気がそれぞれ異なるので、作業の種類に応じて、椅子に着座する人の向きを変えるだけで良い。
なお、各実施形態における机上パネル10、11、12の高さは、椅子に座った着座者の頭部よりも若干(10〜20cm程度)高いものである。
本発明の他の実施形態として、平面視ほぼL字型の第1机1における上棚板19を省略して良い。また、この上棚板19の代わりに中間棚板を平面視ほぼL字型に形成しても良い。
この第1机1における机天板5の奥側の幅寸法を奥パネル15の幅方向の寸法より短く形成すると共に、第3机3における机天板7や上棚板41の左右幅寸法を、机上パネル12の幅寸法より大きくし、第1机1と第3机3とを隣接配置させるとき、少なくとも机天板7や上棚板41の右端部が奥パネル15の前面側に張り出すように形成して良い。また、机天板7や上棚板41の左端部も机上パネル12の左側部から張り出すように広幅に形成して良い。このようにすると、コンピュータの操作の作業領域を拡げることができる。これらの場合、机天板7も奥行き寸法の大きい1枚ものとして伸縮できない構成にしても良い。
さらに、第3机3における机天板7の高さ位置よりも、第2机2における机天板6の高さ位置を低くなるように形成する。机天板6の高さを低くすることで、椅子に着座した人は右脳的作業用に適した作業姿勢を採ることができる。そして、第3机3と第2机2とを隣接して配置するときに、机天板6の右端部が机天板7の左端部に対して下側に潜り込むように上下に重なるように配置させることができるから、特に平面視で第1机1第3机3及び第2机2をコ字型に配置したときの作業領域(スペース)を広くも狭くも自在に(効果的に)調節できて、作業を効率良く行えるという効果も奏する。
第1実施形態の机システムのコ字型配置の斜視図である。 同じく平面図である。 第1机の正面図である。 (a)は図3のIVa −IVa 矢視図、(b)は図3のIVb −IVb 矢視断面図である。 (a)は第2机の平面図、(b)は第2机の正面図である。 (a)は図5(b)のVIa −VIa 矢視図、(b)は図5(b)のVIb −VIb 矢視断面図である。 (a)は第3机の平面図、(b)は第3の机の正面図である。 第3の机の右側面図である。 第3机における伸縮動可能な机天板の側面図である。 図9のX−X線矢視図である。 中間棚板等の取付け部を示す図である。 第1実施形態の机システムの室内配置例を示す平面図である。 (a)及び(b)は第1実施形態の机システムの配置替えの態様を示す図である。 (a)及び(b)は第2実施形態の机システムの配置替えの態様を示す図である。
符号の説明
1 第1机
2 第2机
3 第3机
4 机システム
5、6、7 机天板
10、11、12、 机上パネル
15 奥パネル
16、17 平板
19、47 上棚板
20 中間棚板
21 レール
27 支柱
29 脚柱
32、41 背板
34 ホワイトボード
35 格子パネル
36 キャスタ
37 アジャスタ
42 足体
43 固定天板部
44 補助天板
46 支持ブラケット

Claims (7)

  1. それぞれ異型且つ異色の机天板を有し、且つ各机天板に机上パネルを備えた3種類の移動可能な机からなり、これらの複数の机を組み合わせて平面視略コ字状またはL字状に配置替え可能に構成したことを特徴とする机システム。
  2. 一方の机天板の平面視形状がL字型であって、他方の机天板の平面視形状がI字型であり、且つそれぞれ異色の机天板を有し、且つ各机天板に机上パネルを備えた2種類の移動可能な机からなり、これらの机を組み合わせて平面視略コ字状またはL字状に配置替え可能に構成したことを特徴とする机システム。
  3. 右側に配置される机における前記机天板は平面視L字型に形成され、この机天板に対する机上パネルは当該机天板の外側角部を含むように平面視L字型に形成され、
    左側に配置される机における前記机上パネルは当該机天板の背面側に沿う平面視I字型で、且つ開放的に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の机システム。
  4. 右側に配置される机における前記机天板は、少なくともその前縁の一部が平面視で湾曲または突出していることを特徴とする請求項3に記載の机システム。
  5. 前記右側に配置される机における机上パネルの前面には、当該机天板の外側角部を含む部位に中間棚板を配置したことを特徴とする請求項3または4に記載の机システム。
  6. 前記複数の机上パネルのうち少なくとも1つの机上パネルには、ピンナップボード、ホワイトボード、ハンギングパネル等の機能ボードを着脱可能に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の机システム。
  7. 前記左側に配置される机には、その一側の短辺に沿う脚体にキャスタを設け、他側の短辺に沿う脚体にアジャスタを設けたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の机システム。
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