JP2005286635A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005286635A
JP2005286635A JP2004096642A JP2004096642A JP2005286635A JP 2005286635 A JP2005286635 A JP 2005286635A JP 2004096642 A JP2004096642 A JP 2004096642A JP 2004096642 A JP2004096642 A JP 2004096642A JP 2005286635 A JP2005286635 A JP 2005286635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
setting
absolute value
guard interval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004096642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4059861B2 (ja
Inventor
Masayuki Yoshinaga
正幸 吉長
Toshiya Iwasaki
利哉 岩▲崎▼
Minoru Okada
実 岡田
Toshihiro Masashiro
敏博 正城
Takashi Yuasa
隆史 湯浅
Atsuhito Shigitani
篤人 鴫谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
SYNTHESIS Corp
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
SYNTHESIS Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, SYNTHESIS Corp filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2004096642A priority Critical patent/JP4059861B2/ja
Publication of JP2005286635A publication Critical patent/JP2005286635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4059861B2 publication Critical patent/JP4059861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 モードおよびガードインターバルを迅速かつ確実に設定・更新でき、通常の受信動作への復帰が可能なデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】 A/D変換器出力ADOと回路設定のモードに相当する有効シンボル期間長遅延した遅延メモリ出力MOとの相関値は、回路設定のガードインターバル期間の移動平均および絶対値加算が施される。絶対値加算出力Oabsは、三角波ピーク値検出回路504とピーク値比較回路506とにより最大ピーク値が検出される。レベル判定回路502は、絶対値加算出力Oabsが閾値を超えるか否かを判定する。モード/ガードインターバル設定回路508は、回路設定のモード・ガードインターバルが、受信信号のモード・ガードインターバルに一致するか否かを判定し、絶対値加算出力Oabsが閾値を超えたことに応じて設定を確定させ、閾値以下であることに応じて設定を初期化する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、デジタル放送受信装置に関し、より特定的には、地上波デジタル放送の復調において直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送方式の受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長を判定する復調部に関する。
近年、移動体端末向けのデジタル音声放送や、地上系のデジタルテレビ放送において、OFDM伝送方式が注目されている。
このOFDM伝送方式は、伝送するデジタルデータで互いに直交する多数の副搬送波(以下、サブキャリアとも称する)を変調し、それらの変調波を多重して伝送する方式である。OFDM方式は、使用するサブキャリアの数が数百〜数千と多くなると、各々の変調波のシンボル周期が極めて長くなるため、マルチパス干渉の影響を受けにくいという特徴を有している。
図12は、OFDM変調信号を説明するための波形図である。
図12を参照して、OFDM伝送方式では、伝送データを数百〜数千のサブキャリアに分散して変調することから、各サブキャリアの変調シンボルレートは極めて低くなり、1シンボル期間は極めて長くなる。
さらに、有効シンボル期間の前にガード期間(以下、ガードインターバルとも称する)を設定することにより、マルチパス干渉の影響を効果的に除去することができる。
図12に示すように、ガードインターバルG2は有効シンボル期間(S2+G2’)の後半の部分G2’を巡回的に複写して形成する。マルチパス干渉の遅延時間がガード期間内であれば、復調時に有効シンボル期間の信号のみを復調することで、遅延した隣接シンボルによる符号間干渉を防ぐことができる。
日本方式地上デジタルTV放送の場合、有効シンボル期間長は3種類ある。有効シンボル期間長をサブキャリア数で表わすと、モード1が2048であり、モード2が4096であり、モード3が8192である。
また、1つの有効シンボル期間に施される高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)の周波数帯域は、いずれのモードにおいても8.192MHzに設定されている。この周波数帯域は、基本サブキャリア周波数にサブキャリア数を乗じたものであることから、各モードの基本サブキャリア周波数は、モード1、モード2、モード3でそれぞれ、4kHz、2kHz、1kHzとなる。したがって、モード1、モード2、モード3の各有効シンボル期間長はそれぞれ、250μs、500μs、1msとなる。
また、ガード期間長に関しては4種類ある。ガード期間長のことを以降ガードインターバル長と称すると、ガードインターバル長は有効シンボル期間長の1/4、1/8、1/16、1/32の4種類である。
受信されたOFDM変調信号を正しく復調するためには、ガードインターバルをその長さに合せて削除し、また有効シンボル期間長に合せたFFT(高速フーリエ変換)を行なう必要がある。このため、いずれのモードおよびガードインターバルの組合せでOFDM変調信号が伝送されているかが不明の場合には、正しく信号を復調できるように受信側ではまず信号の伝送モードを識別判定する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
図13は、有効シンボル期間長およびガードインターバル長の判定回路を備えた従来のガードインターバル相関回路の構成を示すブロック図である。なお、以下において、有効シンボル期間長およびガードインターバル長の判定回路を、モード/ガードインターバル判定回路とも称する。
図13を参照して、入力端子603には、チューナによって受信され、直交復調回路、A/D変換器(いずれも図示せず)を経由して同相検波軸信号(I信号)と直交検波軸信号(Q信号)とが入力される。
キャリア同期部604は、送信キャリア周波数と受信キャリア周波数とのキャリア間隔の2分の1以下の誤差を補正する。
ガードインターバル相関回路606は、I信号およびQ信号を受けてモードおよびガードインターバルの判定を行なうモード/ガードインターバル判定回路700と、モード/ガードインターバル判定回路700の出力を受けてシンボル期間を検出しシンボルパルスを出力するシンボル同期部702と、モード/ガードインターバル判定回路700およびシンボル同期部702の出力を受けてクロック同期処理を行なうクロック同期部704とを含む。
モード/ガードインターバル判定回路700は、I信号およびQ信号を受けてガードインターバルの相関を検出するガードインターバル相関検出部800と、ガードインターバル相関検出部800の出力に応じて現在の設定が受信信号のモードおよびガードインターバルと一致しているかを判定し、回路のモードおよびガードインターバルの設定を行なうモード/ガードインターバル判定/設定部900とを備える。
ガードインターバル相関検出部800は、有効シンボル期間だけ信号遅延を行なう遅延メモリ802と、複素乗算演算により遅延前後の信号の相関をとる相関器804と、ガード期間幅の平均値を連続して出力する移動平均回路806と、移動平均回路806の出力を正の値に変換し加算する絶対値加算回路808とを含む。
モード/ガードインターバル判定/設定部900は、絶対値加算回路808からの出力を受けて三角波のピーク値を検出する三角波ピーク値検出回路902と、複数のモードおよびガードインターバルの組合せに対応する複数のピーク値を比較して最大ピーク値を検出するピーク値比較回路904と、最大ピーク値を示すモードおよびガードインターバルの組合せを選出することにより、モードおよびガードインターバルの設定を行なうモード/ガードインターバル設定回路906とを含む。モード/ガードインターバル設定回路906が出力する信号は、端子908を介して各ブロックに与えられるとともに、シンボル同期部702およびクロック同期部704に与えられる。
図14は、図13のガードインターバル相関回路606の動作を説明するための動作波形図である。
図14を参照して、図示しないA/D変換器から与えられる信号ADOは、各有効シンボル期間S1,S2,・・・の先頭に、各々ガードインターバルG1,G2,・・・が付加されている。ガードインターバルG1,G2,・・・は、図13で示したように、有効シンボル期間S1,S2,・・・の最後尾のG1’,G2’,・・・をそれぞれ複写したものである。
したがって、遅延メモリ802によって有効シンボル期間遅延させると、遅延メモリ出力MOに示すように、遅延後の信号のガードインターバルG1,G2,・・・の出力タイミングと遅延前の有効シンボル機関の部分G1’,G2’,・・・とがそれぞれ一致する。GnとGn’(nは自然数)とは複写関係にあるので、この期間における信号の相関は高くなる。一方、他の期間においては、OFDM信号は、図14に示すように、ノイズ性の信号であるので相関は低くなる。
このため、図14に示すように、移動平均出力のI信号およびQ信号である信号Iav,Qavと絶対値加算回路808の出力信号である信号Oabsとは、ガードインターバルG1,G2,・・・の開始タイミングから次第に変化し、有効シンボル期間終了のタイミングでピーク値をとる。
移動平均出力Iav,Qavは、キャリア同期部604へ供給される。また、絶対値加算出力Oabsは、シンボル同期部702、クロック同期部704および三角波ピーク値検出回路902にそれぞれ供給される。
ここで、移動平均処理および絶対値加算処理について説明する。
図15〜図18は、移動平均処理を説明するための波形図である。
図15を参照して、遅延メモリ802の遅延量が有効シンボル期間に等しい場合には、相関器出力にガードインターバルの間パルス信号が生ずる。移動平均回路806は、設定されたガードインターバルに相当する期間の相関器出力を平均化して累積加算する。したがって、期間A1で示すように、相関器出力の値が低い場合には、移動平均および絶対値加算出力は低い値となる。そして、期間A2のように、期間の半分程度において相関器出力が高い値を含む場合には、移動平均および絶対値加算出力は、中間の値となる。さらに、期間A3のように、相関器出力のパルス幅と移動平均処理期間とが一致する場合には、移動平均および絶対値加算出力はピーク値をとる。
なお、絶対値加算は周波数オフセットに対処するために行なわれている。
図16を参照して、遅延メモリ802に設定された遅延量が有効シンボル期間よりも小さい場合について説明する。この場合の具体例として、受信信号がモード2であり、回路設定がモード1である場合があてはまる。遅延メモリ802の遅延量は、回路設定のモードに対応する有効シンボル期間の大きさに設定されることから、この場合の遅延量は、本来遅延すべき期間よりも短くなる。
したがって、図16に示すように、A/D変換器出力(ADO)の有効シンボル期間S2の後半部にある期間G2’の位置に対して、遅延メモリ出力(MO)のガードインターバルG2が手前に来てしまい、両信号のガードインターバルは全く一致しない。結果として、相関器出力には、全く相関が検出されず、回路設定のモードが不適切であると判断される。
なお、図示は省略するが、遅延メモリ802に設定された遅延量が有効シンボル期間よりも大きい場合においても同様に、A/D変換器出力(ADO)と遅延メモリ出力(MO)との間には、全く相関が検出されない結果となる。
次に、図17を参照して、遅延メモリ802に設定された遅延量と有効シンボル期間が等しい場合であって(受信信号のモードと回路設定のモードとが一致することに相当)、移動平均回路806に設定されたガードインターバルが実際のガードインターバルよりも広い場合について説明する。
期間A1のように相関値が低い部分においては、移動平均の結果も低い値となる。期間A2で示すように、一部に相関が高い期間を含む移動平均を行なうと中間的な値となり、次第に相関の高い部分を含む比率に応じて移動平均の結果も変化する。さらに、期間A3に示すように、相関の高い部分を全体的に移動平均を行なう部分を含む場合は、ピーク値がつぶれたようになり、設定されたガードインターバルから実際のガードインターバルを除く期間において、一定の値に保持されることになる。
図18は、移動平均回路に設定されたガードインターバルが実際のガードインターバルよりも狭い場合について説明するための波形図である。
図18を参照して、期間A1においては、移動平均を行なう期間のすべてで相関値が低いため、移動平均後の値も低い値となる。期間A2においては、一部に相関が高い期間を含むことから、相関が高い期間を含む割合に応じて移動平均の結果が変化する。また期間A3においては、すべての期間において相関が高く、移動平均の結果も高い値を保持する。このように、移動平均回路806に設定されたガードインターバルが実際のガードインターバルよりも狭い場合においても、絶対値加算出力Oabsはピーク値がつぶれたような形状となる。
図15〜図18に示す絶対値加算出力Oabsは、図13に示す三角波ピーク値検出回路902へと与えられる。絶対値加算出力Oabsは、三角波ピーク値検出回路902において、対応するモードおよびガードインターバルの組合せごとにピーク値が検出され、後続のピーク値比較回路904において、ピーク値の最大値が比較される。
先述のように、最大ピーク値は、受信信号のモードおよびガードインターバルと、回路設定のモードおよびガードインターバルとがそれぞれ一致した場合に現われる出力である。モードおよびガードインターバルのいずれか一方でも異なっていれば、絶対値加算出力Oabsはほとんどピークを持たない。したがって、ピーク値比較回路904において最大ピーク値を検出することにより、受信信号のモードおよびガードインターバルを判定することができる。
特開2002−204405号公報
従来のデジタル放送受信装置において、図13に示したモード/ガードインターバル判定回路は、受信信号に対して適合したモードおよびガードインターバルを判定すると、回路設定におけるモードおよびガードインターバルをそれぞれ得られた値に確定し、以降受信したOFDM変調信号に対して受信処理を行なう。
しかしながら、送信側である放送局では、モードおよびガードインターバルの確定後において、OFDM変調信号のモードおよびガードインターバルを変更する場合がある。この場合、デジタル放送受信装置では、設定したモードおよびガードインターバルと、受信信号のモードおよびガードインターバルとが不一致となるため、OFDM変調信号を正確に復調することができず、通常の受信動作への復帰が困難となる。
また、デジタル放送受信装置が移動しながら受信を行なっているときには、受信環境の変化によって受信レベルが低下し、正常にOFDM変調信号を受信できなくなる場合がある。この場合は、受信信号のモードおよびガードインターバルが不定となり、その後の受信処理に支障をきたすことになる。
このようにモードおよびガードインターバルが変更される、または不定となる場合においても通常の受信動作を維持するためには、デジタル放送受信装置において、モードおよびガードインターバルを迅速かつ正確に設定し直すことが必要となる。
しかしながら、従来のデジタル放送受信装置は、モードおよびガードインターバルが変更または不定となる場合を想定した構成になっていない。このため、モードおよびガードインターバルの再設定の必要性を判断する基準が明確になっておらず、早急かつ正確に対応することが困難となっていた。
それゆえ、この発明の目的は、モードおよびガードインターバルを迅速かつ確実に設定でき、通常の受信動作への復帰が可能なデジタル放送受信装置を提供することである。
この発明のある局面によれば、複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、同相軸信号および直交軸信号と遅延後の同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、相関検出手段の出力を受け、複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段の出力に応じて、遅延手段の遅延量と移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、判定の結果に応じて設定を更新する判定手段とを備える。判定手段は、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えるか否かを判定して、判定結果信号を出力する出力値レベル判定手段と、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えたことを示す判定結果信号に応じて、設定を確定させ、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値以下であることを示す判定結果信号に応じて、設定を初期化する設定手段とを含む。
この発明の別の局面によれば、複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、同相軸信号および直交軸信号と遅延後の同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、相関検出手段の出力を受け、複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段の出力に応じて、遅延手段の遅延量と移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、判定の結果に応じて設定を更新する判定手段と、絶対値加算手段の出力値および設定に基づいて、受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段とを備える。シンボル同期手段は、シンボル同期が確立しているか否かを指示するシンボル同期検出信号を出力する。判定手段は、シンボル同期が確立したことを指示するシンボル同期検出信号に応じて、設定を確定させ、シンボル同期が確立していないことを指示するシンボル同期検出信号に応じて、設定を初期化する設定手段とを含む。
この発明の別の局面によれば、複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、同相軸信号および直交軸信号と遅延後の同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、相関検出手段の出力を受け、複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段の出力に応じて、遅延手段の遅延量と移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、判定の結果に応じて設定を更新する判定手段と、絶対値加算手段の出力値および設定に基づいて、受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段と、シンボル同期手段の出力に応じて、受信信号を時間領域から周波数領域に変換する変換手段と、変換手段から得られる変換後の受信信号に基づいて、受信信号のフレーム同期を確立するフレーム同期手段とを備える。フレーム同期手段は、フレーム同期が確立しているか否かを指示するフレーム同期検出信号を出力する。判定手段は、フレーム同期が確立したことを指示するフレーム同期検出信号に応じて、設定を確定させ、フレーム同期が確立していないことを指示するフレーム同期検出信号に応じて、設定を初期化する設定手段を含む。
この発明の別の局面によれば、複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、同相軸信号および直交軸信号と遅延後の同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、相関検出手段の出力を受け、複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段の出力に応じて、遅延手段の遅延量と移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、判定の結果に応じて設定を更新する判定手段と、絶対値加算手段の出力値および設定に基づいて、受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段と、シンボル同期手段の出力に応じて、受信信号を時間領域から周波数領域に変換する変換手段と、変換手段から得られる変換後の受信信号に基づいて、受信信号のフレーム同期を確立するフレーム同期手段とを備える。シンボル同期手段は、シンボル同期が確立しているか否かを指示するシンボル同期検出信号を出力するシンボル同期検出手段を含む。フレーム同期手段は、フレーム同期が確立しているか否かを指示するフレーム同期検出信号を出力するフレーム同期検出手段を含む。判定手段は、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えるか否かを判定して、判定結果信号を出力する出力値レベル判定手段と、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えたことを示す判定結果信号、シンボル同期が確立したことを指示するシンボル同期検出信号およびフレーム同期が確立したことを指示するフレーム同期検出信号のいずれか1つが入力されたことに応じて、設定を確定させる設定手段とを含む。
好ましくは、設定手段は、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値以下であることを示す判定結果信号、シンボル同期が確立していないことを指示するシンボル同期検出信号およびフレーム同期が確立していないことを指示するフレーム同期検出信号とが入力されたことに応じて、設定を初期化する。
この発明の別の局面によれば、複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、同相軸信号および直交軸信号と遅延後の同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、相関検出手段の出力を受け、複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段の出力に応じて、遅延手段の遅延量と移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、判定の結果に応じて設定を更新する判定手段と、絶対値加算手段の出力値および設定に基づいて、受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段とを備える。シンボル同期手段は、シンボル同期が確立しているか否かを指示するシンボル同期検出信号を出力するシンボル同期検出手段を含む。判定手段は、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えるか否かを判定して、判定結果信号を出力する出力値レベル判定手段と、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えたことを示す判定結果信号およびシンボル同期が確立したことを指示するシンボル同期検出信号のいずれか1つが入力されたことに応じて、設定を確定させ、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値以下であることを示す判定結果信号およびシンボル同期が確立していないことを指示するシンボル同期検出信号に応じて、設定を初期化する設定手段とを含む。
この発明の別の局面によれば、複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、同相軸信号および直交軸信号と遅延後の同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、相関検出手段の出力を受け、複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段の出力に応じて、遅延手段の遅延量と移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、判定の結果に応じて設定を更新する判定手段と、絶対値加算手段の出力値および設定に基づいて、受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段と、シンボル同期手段の出力に応じて、受信信号を時間領域から周波数領域に変換する変換手段と、変換手段から得られる変換後の受信信号に基づいて、受信信号のフレーム同期を確立するフレーム同期手段とを備える。フレーム同期手段は、フレーム同期が確立しているか否かを指示するフレーム同期検出信号を出力するフレーム同期検出手段を含む。判定手段は、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えるか否かを判定して、判定結果信号を出力する出力値レベル判定手段と、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えたことを示す判定結果信号およびフレーム同期が確立したことを指示するフレーム同期検出信号のいずれか1つが入力されたことに応じて、設定を確定させ、絶対値加算手段の出力値が所定の閾値以下であることを示す判定結果信号およびフレーム同期が確立していないことを指示するフレーム同期検出信号に応じて、設定を初期化する設定手段とを含む。
好ましくは、出力値レベル判定手段は、少なくとも1つの所定の閾値を含む。
この発明のある局面によれば、モードおよびガードインターバルの設定の適否を絶対値加算出力のレベルに基づいて常時判定することから、一旦設定が確定した後に設定の変更や不定が生じた場合においても、迅速かつ確実にモードおよびガードインターバルの再設定を行なうことができ、通常の受信動作に復帰することができる。
この発明の別の局面によれば、モードおよびガードインターバルの設定の適否を、絶対値加算出力のレベルとシンボル同期の有無とに基づいて判定することから、絶対値加算出力の一時的な変動による誤った判定を回避することができ、確実にモードおよびガードインターバルの設定を行なうことができる。
この発明の別の局面によれば、モードおよびガードインターバルの設定の適否を、絶対値加算出力のレベルとフレーム同期の有無とに基づいて判定することから、絶対値加算出力の一時的な変動による誤った判定を防止することができ、確実にモードおよびガードインターバルの設定を行なうことができる。
この発明の別の局面によれば、モードおよびガードインターバルの設定の適否を、絶対値加算出力のレベルと、シンボル同期およびフレーム同期の少なくとも1つの有無に基づいて判定することから、絶対値加算出力の一時的な変動による誤った判定を防止することができ、確実にモードおよびガードインターバルの設定を行なうことができる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態に従うデジタル放送受信装置の全体構成を示す概略ブロック図である。
図1を参照して、デジタル放送受信装置1000は、アンテナ(図示せず)より受信されたRF信号は、チューナ100により選局され、OFDM復調部102にそれぞれ与えられる。
OFDM復調部102からの復調信号は、トランスポートストリームデコーダ(以下、TSデコーダとも称する)104に与えられ、MPEGデコード部110に与えられる。すなわち、TSデコーダ104では、トランスポートストリームデータから映像や音声などのデータストリームの抽出が行なわれる。
MPEGデコード部110は、TSデコーダ104から与えられたデータストリームを受けて、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMとも称する)112をデータを一時蓄積するバッファとして用いることで、映像信号および音声信号へと変換する。
デジタル放送受信装置1000は、さらに、データバスBS1を介して、TSデコーダ104からの信号を受けて格納するための内蔵蓄積デバイス148と、データバスBS1を介して、内蔵蓄積デバイス148に蓄積されたデータに対して、所定の処理を行なって出力するための演算処理部144と、演算処理部144の演算処理におけるプログラムを記録するためのROM140と、演算処理部144の動作のためのメモリ領域を提供するRAM142と、データバスBS1と外部との間でデータ入出力を行なうための高速デジタルインターフェイス146とを備える。
演算処理部144が外部からの指示に従って内蔵蓄積デバイス148中に蓄積されたデータに対して所定の処理を行なうと、処理後のデータは、オンスクリーンディスプレイ(On Screen Display)処理部130から合成器160.2に与えられる。
合成器160.2は、MPEGデコード部110からの出力と、オンスクリーンディスプレイ処理部130からの出力とを合成した後、映像出力端子164に与える。映像出力端子164からの出力は、表示部1004に与えられる。
デジタル放送受信装置1000は、さらに、内蔵蓄積デバイス148に蓄積されたデータに基づいて、演算処理部144が処理した結果のデータ等を受けて、表示部1004において出力される映像に対する効果音などを生成して、合成器160.1に与えるための付加音生成器120と、内蔵蓄積デバイス148に蓄積されたデータ等に基づいて演算処理部144が処理したデータを受けて、音声信号を生成し、合成器160.1に与えるPCMデコーダ122を備える。
合成器160.1は、MPEGデコード部110からの出力と、付加音生成器120およびPCMデコーダ122からの出力とを受けて、合成結果を音声出力端子162に与える。音声出力端子162に与えられた音声信号は、音声出力部1002から音声信号として出力される。
なお、デジタル放送受信装置1000は、必要に応じて、外部との間でデータ授受を行なうためのモデム150や、ICカードからの情報を受取るためのICカードインターフェイス152を備える構成としてもよい。
高速デジタルインターフェイス146を介して、たとえば、ホームサーバ用のHDD装置などの外部蓄積デバイス180や、外部入力機器182であるリモコン(あるいはキーボード等)とデータバスBS1とが接続されている。
また、デジタル放送受信装置1000は、映像出力を受けてディスプレイに表示する表示部1004や音声出力信号を受けて音声を出力するスピーカ等の音声出力部1002と一体化された構成で合ってもよい。
図2は、図1におけるOFDM復調部102の構成を示すブロック図である。
図2を参照して、OFDM復調部102は、チューナ100の出力をアナログ/デジタル変換するA/D変換器201と、ベースバンド信号を同相軸信号(I信号)と直交軸信号(Q信号)に分離するI/Q分離部202と、送信キャリア周波数と受信キャリア周波数のキャリア間隔の2分の1以下の誤差を補正するキャリア同期部204とを含む。
OFDM復調部102は、さらに、I信号、Q信号を受けて所定期間遅延させ相関をとることによりガードインターバルを検出し、各ブロックへクロックや制御信号を出力するガードインターバル相関回路206を含む。
ガードインターバル相関回路206は、キャリア同期部204の出力を受けて遅延させ、遅延前後の信号の相関を見ることによりモードおよびガードインターバルを判定するモード/ガードインターバル判定回路300と、モード/ガードインターバル判定回路300の出力を受けてシンボル同期パルスを発生するシンボル同期部302と、シンボル同期部302の出力を受けて同期クロックを出力するクロック同期部304とを含む。
OFDM復調部102は、さらに、ガードインターバル相関回路206の出力する制御信号に応じたポイント数にて高速フーリエ変換を行なうFFT回路208と、送信キャリア周波数と受信キャリア周波数とのキャリア間隔単位の誤差を補正するAFT(Auto Frequency Tuning)回路210と、データフレームを検出し、制御信号を発生するフレームデコード回路212と、伝送路において受けた信号の歪みを補正する等化回路214とを含む。
OFDM復調部102は、さらに、送信側で施された周波数方向のインターリーブを解除する周波数デインターリーブ回路216と、送信側で施された時間方向のインターリーブを解除する時間デインターリーブ回路218と、送信側で変調方式に応じて配置されたデータを複合するデマッピング回路220と、送信側で施されたビット単位のインターリーブを解除するビットデインターリーブ回路222とを含む。
OFDM復調部102は、さらに、送信側で畳み込み符号化されたデータを複合するビタビ復号回路224と、送信側で施されたバイト単位のインターリーブを解除するバイトデインターリーブ回路226と、トランスポートストリーム形式に適合するようにデータの再構成を行なうTS再生回路228と、送信側でリードソロモン符号化されたデータを復号するRS復号回路230とを含む。
RS復号回路230は、図1に示すTSデコーダ104に対してリードソロモン復号された結果を出力する。
図3は、図2におけるガードインターバル相関回路206の構成を示すブロック図である。
図3を参照して、ガードインターバル相関回路206は、I信号およびQ信号を受けてモードおよびガードインターバルの判定を行なうモード/ガードインターバル判定回路300と、モード/ガードインターバル判定回路300の出力を受けてシンボル期間を検出しシンボルパルスを出力するシンボル同期部302と、モード/ガードインターバル判定回路300およびシンボル同期部302の出力を受けてクロック同期処理を行なうクロック同期部304とを含む。
モード/ガードインターバル判定回路300は、I信号およびQ信号を受けてガードインターバルの相関を検出するガードインターバル相関検出部400と、ガードインターバル相関検出部400の出力に応じて現在の設定が受信信号のモードおよびガードインターバルと一致しているかを判定し、回路のモードおよびガードインターバルの設定を行なうモード/ガードインターバル判定/設定部500とを含む。
ガードインターバル相関検出部400は、有効シンボル期間だけ信号遅延を行なう遅延メモリ402と、複素乗算演算により遅延前後の信号の相関をとる相関器404と、ガード期間幅の平均値を連続して出力する移動平均回路406と、移動平均回路406の出力を正の値に変換し加算する絶対値加算回路408とを含む。
モード/ガードインターバル判定/設定部500は、絶対値加算回路408からの出力レベルと所定の閾値との大小を判定するレベル判定回路502と、レベル判定回路502を介して絶対値加算回路408の出力を受けて三角波のピーク値を検出する三角波ピーク値検出回路504と、複数のモードおよびガードインターバルの組合せにそれぞれ対応する複数のピーク値を比較して最大ピーク値を検出するピーク値比較回路506と、最大ピーク値を示すモードおよびガードインターバルの組合せを選出することによりモードおよびガードインターバルの設定を行なうモード/ガードインターバル設定回路508とを含む。
図3に示すように、本実施の形態に従うガードインターバル相関回路206は、図13に示す従来のガードインターバル相関回路に対して、モード/ガードインターバル判定/設定部500にレベル判定回路502を含む点でのみ異なっている。したがって、重複する回路部位についての詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態に係るOFDM信号のモードおよびガードインターバルの判定方法は、基本的には、先述の従来のモード/ガードインターバル判定回路におけるものと同じである。すなわち、モード/ガードインターバル判定回路300において、A/D変換器出力(ADO)と設定された遅延量を持つ遅延メモリ出力(MO)との相関を検出し、相関器出力に設定されたガードインターバルに相当する移動平均処理および絶対値加算処理を施して、現在のモードおよびガードインターバルの設定が、受信信号のモードおよびガードインターバルに一致しているかを判定することにより、回路のモードおよびガードインターバルの設定を行なう。
ここで、レベル判定回路502の動作について説明する。
レベル判定回路502は、絶対値加算回路408の出力と三角波ピーク値検出回路504の入力との間に配され、絶対値加算出力Oabsを監視してモードおよびガードインターバルの設定の要否を判定する部位である。
図4は、レベル判定回路502の判定動作を説明するための動作波形図である。
図4を参照して、A/D変換器出力ADO(図4(a)参照)は、各有効シンボル期間S1,S2,・・・の先頭にガードインターバルG1,G2,・・・がそれぞれ付加されている。ガードインターバルG1,G2,・・・は、先述のように、有効シンボル期間S1,S2,・・・内の後半部分の期間G1’,G2’,・・・のデータを複写したものである。
図4(a)のA/D変換器出力ADOが図3の遅延メモリ402に与えられると、設定されたモードに対応する遅延量だけ遅延された遅延メモリ出力MO(図4(b)参照)が出力される。
このとき、遅延メモリ402の遅延量と有効シンボル期間とが等しい場合には、遅延メモリ出力MOにおけるガードインターバルG1,G2,・・・のデータとA/D変換器出力ADOにおけるガードインターバルG1’,G2’,・・・のデータとが一致する、このため、図示しない相関器出力は、ガードインターバルにおいて高い値となる。この相関値を移動平均及び絶対値加算処理を行なって得られる絶対値加算出力Oabsは、図4(c)に示すように、ガードインターバル開始のタイミングから増加し、A/D変換器出力ADOの伝送シンボル期間終了のタイミングでピーク値をとる。この絶対値加算出力Oabs(図4(c))は、図3のレベル判定回路502に与えられる。
ここで、レベル判定回路502は、予め設定されたレベルの異なる2つの閾値A,Bを有する。図4(c)では、閾値Aが閾値Bよりも高いレベルに設定されている。レベル判定回路502は、絶対値換算出力Oabsと閾値A,Bとの大小を比較する。図4(c)のように、遅延メモリ402の遅延量と有効シンボル期間とが一致しているときには、絶対値加算出力Oabsは、閾値Aよりも大きいピーク値を示す。図3に示すように、レベル判定回路502は、絶対値加算出力Oabsが閾値Aを超えたことを示す判定結果をモード/ガードインターバル設定回路508に送出する。
絶対値加算出力Oabsは、レベル判定回路502を介して、シンボル同期部302およびクロック同期部304に与えられるとともに、三角波ピーク値検出回路504に与えられる。
モード/ガードインターバル判定/設定部500では、三角波ピーク値検出回路504およびピーク値比較回路により、絶対値加算出力Oabsのピーク値の最大値が検出され、モード/ガードインターバル設定回路508に送出される。モード/ガードインターバル設定回路508は、レベル判定回路502からの判定結果信号に基づいて、ピーク値の最大値を与えるモードおよびガードインターバルの組合せを回路のモードおよびガードインターバルに設定する。
次に、遅延メモリの遅延量と有効シンボル期間とが不一致の場合を考える。図4では、遅延メモリ出力MO(図4(d)参照)の遅延量は、有効シンボル期間よりも短いとする。この場合は、先の図16でも述べたように、遅延メモリ出力MOにおけるガードインターバルG1,G2,・・・と有効シンボル期間のガードインターバルG1’,G2’,・・・とは全く一致しないことから、絶対値加算出力Oabs(図4(e)参照)においてピークは検出されない。この絶対値加算出力Oabsは、レベル判定回路502に与えられると、閾値A,Bと比較される。図4から明らかなように、絶対値加算出力Oabsは、閾値Bよりも小さい。レベル判定回路502は、この判定結果から、回路に設定された遅延量(有効シンボル期間長を示すモードに相当)が実際の受信信号のモードに一致していないと判定して判定結果信号を出力する。
この判定結果信号は、図3に示すように、モード/ガードインターバル判定/設定部500のモード/ガードインターバル設定回路508に与えられる。モード/ガードインターバル設定回路508は、不一致を示す判定結果信号に応答して、それまでのモードおよびガードインターバルの設定を初期化する。これにより、モード/ガードインターバル判定回路300は、再度モードおよびガードインターバルの設定を行なう。
最後に、遅延メモリ402の遅延量と受信信号の有効シンボル期間とは一致するが、移動平均回路408に設定されたガードインターバルが実際のガードインターバルに一致しない場合について説明する。図4では、遅延メモリ出力MO(図4(f))とA/D変換器出力ADOとの相関値の移動平均において、設定されたガードインターバルが実際のガードインターバルよりも広い場合を示す。
このときの絶対値加算出力Oabs(図4(g)参照)は、図18にて説明したように、ピーク値がつぶれたような形状を示す。この場合においても、絶対値加算出力Oabsは、ピーク値を持たず、その大きさは閾値Bよりも低い。したがって、レベル判定回路502は、回路に設定されたモードおよびガードインターバルが受信信号のモードおよびガードインターバルに一致しないとする判定結果信号を出力する。モード/ガードインターバル設定回路508は、この判定結果信号によって初期化され、再度モードおよびガードインターバルの設定を行なう。
以上のように、本実施の形態において、レベル判定回路502は、受信直後のようにモードおよびガードインターバルが未確定のときには、絶対値加算出力Oabsと閾値Aとを比較することによって、モードおよびガードインターバルの設定が適切か否かの一次的な判定を行なう。後段のモード/ガードインターバル設定回路508では、絶対値加算出力Oabsが閾値Aを超えたという判定結果からモード/ガードインターバルの設定が適切であることを確認すると、複数のモードおよびガードインターバルの組合せの中からピーク値が最大となるモードおよびガードインターバルを選出し、受信回路のモードおよびガードインターバルを確定する。
さらに、レベル判定回路502は、一旦モードおよびガードインターバルが確定した後においても、絶対値加算出力Oabsのレベル判定を行なう。ここで、送信側でモードおよびガードインターバルが変更されたことなどによって、既に確定したモードおよびガードインターバルが、受信信号のモードおよびガードインターバルのいずれか一方にでも一致しなくなったときには、図4(e),(g)に示すように、絶対値加算出力Oabsはピークを持たない波形となる。
そこで、レベル判定回路502は、絶対値加算出力Oabsと閾値Bとを比較して、モードおよびガードインターバルの再設定の要否を判定する。絶対値加算出力Oabsが閾値Bよりを下回る場合には、モードおよびガードインターバルの少なくとも一方が不一致であり、再設定の必要があると判定する。レベル判定回路502は、不一致を示す判定結果信号によってモード/ガードインターバル設定回路508を初期化し、再び設定動作を実行させる。この場合の設定動作は、モードおよびガードインターバルが未確定時の設定動作と同様に、レベル判定回路502において絶対値加算出力Oabsが閾値Aを上回ることを基準として、最大ピーク値を示すモードおよびガードインターバルが選出される。
一方、レベル判定回路502において、絶対値加算出力Oabsが閾値Bよりも上回るときには、現状のままでも受信に支障がないとして、現状のモードおよびガードインターバルの設定を保持する。
なお、閾値A,Bは、実験結果に基づいて設定すること、あるいはレジスタなどで可変とすることが可能である。また、図4では、閾値A>閾値Bとして、モードおよびガードインターバルの設定においてヒステリシスを持たせる構成としたが、動作上問題がなければ、閾値を1つとする構成としてもよい。
図5は、図3のガードインターバル相関回路206におけるモードおよびガードインターバル判定動作を説明するためのフロー図である。
図5を参照して、最初に、受信装置において、モードおよびガードインターバルの設定が行なわれる(ステップS01)。たとえば、有効シンボル期間長をモード2とし、ガードインターバルを1/32に設定されたこととする。
次に、モード/ガードインターバル判定回路300では、先述のように、ガードインターバル相関算出部400において、A/D変換器出力(ADO)と設定された遅延量を持つ遅延メモリ出力(MO)との相関を検出し、相関器出力に設定されたガードインターバルに相当する移動平均処理および絶対値加算処理を施して、レベル判定回路502に与えられる。
このとき、レベル判定回路502では、絶対値加算出力Oabsが閾値Aを超えたか否かの判定が行なわれる(ステップS02)。
ステップS02において、絶対値加算出力Oabsが閾値Aを超えたと判定されると、判定結果信号は、モード/ガードインターバル設定回路508に入力される。モード/ガードインターバル設定回路508は、この信号に基づいて、受信信号のモードおよびガードインターバルと回路設定のモードおよびガードインターバルとが適合していると判断し、設定値を最大ピーク値が得られたモードおよびガードインターバル(すなわち、モード2およびガードインターバル長1/32)に確定する(ステップS03)。なお、以上のステップS01,S02の動作は、設定値を変更しながら絶対値加算出力Oabsが閾値Aを超えたことが確認されるまで繰り返し行なわれ、最適なモードおよびガードインターバルが選出される。
さらに、モードおよびガードインターバルが確定した後においても、レベル判定回路502は、絶対値加算出力Oabsを常時監視し、その大きさが閾値Bを下回るか否かの判定を行なう(ステップS04)。
ステップS04において、絶対値加算出力Oabsが閾値Bを下回ったときには、モード・ガードインターバルの設定が受信信号のそれらと一致しないとして、モード/ガードインターバル設定回路508を初期化し、再度モードおよびガードインターバルの設定を行なう(ステップS01)。
一方、ステップS04において、絶対値加算出力Oabsが閾値B以上であるときには、その後の受信に支障がないと判断して、現状のモードおよびガードインターバルの設定を維持する(ステップS05)。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、モードおよびガードインターバルの設定の適否を絶対値加算出力のレベルに基づいて常時判定することから、一旦設定が確定した後に設定の変更や不定となった場合においても、迅速かつ確実にモードおよびガードインターバルの再設定を行なうことができ、通常の受信動作に復帰することができる。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に従うデジタル放送受信装置に搭載されるガードインターバル相関回路の構成を示すブロック図である。
図6を参照して、本実施の形態に従うガードインターバル相関回路206は、図12に示す従来のガードインターバル相関回路606と同様の回路構成からなり、シンボル同期部302からの出力信号がモード/ガードインターバル設定回路504に入力される点においてのみ異なる。したがって、ガードインターバル相関回路206の詳細な説明については繰り返さない。
シンボル同期部302は、絶対値加算出力Oabsとモード/ガードインターバル設定回路508の出力とを受けると、絶対値加算出力Oabsの最大ピーク位置の間隔と、設定されたモードおよびガードインターバルから得られるシンボル期間とを基に、シンボル同期、すなわちシンボルの境界を算出する。算出結果は、シンボルパルスとして端子308を介して各ブロックに供給されるとともに、クロック同期部304に与えられる。
ここで、モード/ガードインターバル判定回路300において、一旦モードおよびガードインターバルの設定が確定した後に、これらの組合せが変更された場合を考える。この場合は、絶対値加算出力Oabsの波形は、図16〜図18に示したように、三角波が現われない、もしくは三角波のピーク値がつぶれた形状となる。このため、シンボル同期部302では、このような不安定な絶対値加算出力Oabsを受けて最大ピーク位置の間隔が不安定となり、結果としてシンボル同期が外れることになる。
そこで、シンボル同期部302は、モード/ガードインターバル設定回路508に対して、シンボル同期が外れたことを指示する信号を出力する。以下において、シンボル同期の確立の有無を指示する信号をシンボル同期検出信号とも称し、特に、シンボル同期が外れたことを指示するシンボル同期検出信号をシンボル同期オフ信号とも称する。モード/ガードインターバル設定回路508は、このシンボル同期オフ信号に応じて、それまでのモードおよびガードインターバルの設定を初期化し、再度設定動作を行なう。
このように、本実施の形態では、シンボル同期の有無に基づいてモードおよびガードインターバルの設定の適否を判定することを特徴とする。これは、絶対値加算出力Oabsのピーク値のレベルから設定の適否を判定する先の実施の形態に対して、判定に時間がかかってしまう点で不利となる。しかしながら、絶対値加算出力Oabsのわずかな変動に対する判定誤りが起こらないため、判定精度が高いという利点を有する。
図7は、図6のガードインターバル相関回路206におけるモード/ガードインターバル判定回路の動作を説明するためのフロー図である。
図7を参照して、最初に、受信装置において、モードおよびガードインターバルの設定が行なわれる(ステップS10)。先に述べたように、A/D変換器出力ADOと遅延メモリ出力MOとの相関値に移動平均および絶対値加算処理を施し、絶対値加算出力Oabsの最大ピーク値を得るモードおよびガードインターバルの組合せを選出する。
設定されたモードおよびガードインターバルの組合せと絶対値加算出力Oabsとは、シンボル同期部302に与えられる。
シンボル同期部302では、与えられたシンボル期間と最大ピーク位置間隔とからシンボル同期を算出する。このとき、シンボル同期部302は、適当な期間においてシンボル同期が保持されているか否かを判定し(ステップS11)、保持されていれば、設定されたモードおよびガードインターバルを確定する(ステップS12)。なお、以上のステップS10,S11の動作は、設定値を変更しながらシンボル同期が保持されていることが確認されるまで繰り返し行なわれ、最適なモードおよびガードインターバルが選出される。
さらに、モードおよびガードインターバルが確定した後においても、シンボル同期部302は、シンボル同期が保持されているか否かの判定を行なう(ステップS13)。
ステップS13において、適当な期間においてシンボル同期が安定しないときには、シンボル同期が外れたものと判定して、シンボル同期部302は、シンボル同期オフ信号を出力する。モード/ガードインターバル設定回路は、シンボル同期オフ信号によって初期化されると、再度モードおよびガードインターバルの設定を行なう(ステップS10)。
一方、ステップS13において、適当な期間において、シンボル同期が保持されていることが確認されると、モードおよびガードインターバルの設定が適切であると判定して、現状のモードおよびガードインターバルの設定を維持する(ステップS14)。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、モードおよびガードインターバルの設定の適否を、絶対値加算出力のレベルと、シンボル同期の有無とに基づいて判定することから、絶対値加算出力の一時的な変動による誤った判定を防止することができ、確実にモードおよびガードインターバルの設定を行なうことができる。
[実施の形態3]
図8は、本発明の実施の形態3に従うデジタル放送受信装置に搭載されるガードインターバル相関回路の構成を示すブロック図である。
図8を参照して、本実施の形態に従うガードインターバル相関回路206は、図12に示す従来のガードインターバル相関回路606と基本的に同じ回路構成であるが、FFT回路208に接続されるフレーム同期部312からの出力信号がモード/ガードインターバル設定回路504に入力される点においてのみ異なる。したがって、ガードインターバル相関回路206の詳細な説明については繰り返さない。
以下に、FFT回路208およびフレーム同期部312について説明する。
FFT回路208は、キャリア同期部204から出力されたI信号およびQ信号を、シンボル同期部302から出力されるFFT窓位置信号(図示せず)のタイミングでFFT処理し、時間領域から周波数領域の信号へと変換する。このとき、周波数軸に変換された信号には、真のデータとパイロット信号とが含まれている。なお、パイロット信号とは、伝送データのデータ構造や復調に関する情報等を含む信号である。
フレーム同期部312は、この信号からパイロット信号の1つであるTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号を抽出する。TMCC信号は、データの構成や各OFDMセグメントの伝送パラメータ等の、受信装置の復調動作に必要な復調情報を伝送するための信号である。フレーム同期部312は、さらに、抽出したTMCC信号に含まれる同期ワードを検出する。同期ワードが検出されると、フレームを構成する先頭のシンボルが判明するため、TMCC信号に含まれる各種の受信信号の情報がデコードされ、TMCC出力端子316から出力される。
このとき、フレーム同期部312では、同期ワードが検出されたことに応じて、フレーム同期が確立したことを指示する信号がフレーム同期出力端子314から出力される。以下において、フレーム同期の確立の有無を指示する信号をフレーム同期検出信号とも称する。特に、フレーム同期検出信号のうち、フレーム同期の確立を指示するフレーム同期検出信号をフレーム同期オン信号とも称し、フレーム同期が外れたことを指示するフレーム同期検出信号をフレーム同期オフ信号とも称する。
ここで、一旦確定したモードおよびガードインターバルが変更または不定となった場合を考える。この場合は、先に述べたように、絶対値加算出力Oabsの波形が不安定となることから、シンボル同期部302から出力されるFFT窓位置信号とデータとのタイミングがずれることとなり、FFT回路208の出力信号は符号間干渉などによって乱れた信号となる。
したがって、フレーム同期部312では、パイロット信号を判別することができず、結果としてフレーム同期が外れてしまうことになる。このとき、フレーム同期部312のフレーム同期出力端子314からは、フレーム同期が外れたことを指示するフレーム同期オフ信号が出力される。
このフレーム同期オフ信号は、図8に示すように、モード/ガードインターバル設定回路508に入力される。モード/ガードインターバル設定回路508は、フレーム同期オフ信号に応じて初期化される。これに応じて、モード/ガードインターバル判定回路300は、再度モードおよびガードインターバルの設定を実行する。
図9は、図8のガードインターバル相関回路206におけるモード/ガードインターバル判定動作を説明するためのフロー図である。
図9を参照して、最初に、受信装置において、モードおよびガードインターバルの設定が行なわれる(ステップS20)。詳細には、A/D変換器出力ADOと遅延メモリ出力MOとの相関値に移動平均および絶対値加算処理を施し、絶対値加算出力Oabsの最大ピーク値を与えるモードおよびガードインターバルの組合せを選出して、回路のモードおよびガードインターバルとして設定する。
設定されたモードおよびガードインターバルの組合せと絶対値加算出力Oabsとは、シンボル同期部302に与えられる。
シンボル同期部302では、与えられたシンボル期間と最大ピーク位置間隔とからシンボル同期を算出する。FFT回路208では、I信号およびQ信号をシンボル同期部302からのFFT窓位置信号に応じてFFT処理し、変換後の信号をフレーム同期部312に与える。
フレーム同期部312は、与えられた信号からTMCC信号を抽出し、これに含まれる同期ワードを検出する(ステップS21)。ステップS21において、同期ワードが検出されれば、フレーム同期がとれたことを指示するフレーム同期オン信号を出力する。モード/ガードインターバル設定回路508は、フレーム同期オン信号に応じて、モードおよびガードインターバルの設定を確定する(ステップS22)。確定後の復調処理は、ステップ22において確定されたモードおよびガードインターバルに基づいて行なわれる。
一方、同期ワードが検出されなければ、フレーム同期部312は、フレーム同期が外れていることを指示するフレーム同期オフ信号を出力する。モード/ガードインターバル設定回路508は、フレーム同期オフ信号に応じて設定内容を初期化し、ステップS20に戻って再びモードおよびガードインターバルの設定動作を行なう。
さらに、一旦モードおよびガードインターバルが確定した後においても、フレーム同期部312では、フレーム同期の確立が保持されているか否かを検出して、検出結果に応じてフレーム同期オン信号またはフレーム同期オフ信号を出力する(ステップS23)。
モード/ガードインターバル設定回路508は、フレーム同期オン信号を受けると、現状のモードおよびガードインターバルの設定が適切であると判定して、その設定を保持する。一方、フレーム同期オフ信号を受けると、モードおよびガードインターバルの設定を初期化して、ステップS20に戻り、再びモードおよびガードインターバルの設定を実行する。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、モードおよびガードインターバルの設定の適否を、絶対値加算出力のレベルと、フレーム同期の有無とに基づいて判定することから、絶対値加算出力の一時的な変動による誤った判定を防止することができ、モードおよびガードインターバルの設定を正確に行なうことができる。
[実施の形態4]
図10は、本発明の実施の形態4に従うデジタル放送受信装置に搭載されるガードインターバル相関回路の構成を示すブロック図である。
図10から明らかなように、本実施の形態に係るモード/ガードインターバル判定回路300において、モード/ガードインターバル設定回路508は、レベル判定回路502から出力される判定結果信号と、シンボル同期部302からのシンボル同期検出信号と、フレーム同期部312からのフレーム同期検出信号とが入力される構成となっている。なお、各信号の発生動作と指示する内容とについては、先の実施の形態1〜3で述べたものと同様であるため、詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施の形態では、モード/ガードインターバル設定回路508は、これら3つの信号に応答して、モードおよびガードインターバルの設定の適否を判定する。また、設定の確定後においても、これらの信号に応じて設定内容を初期化し、モードおよびガードインターバルの再設定を行なう。以下に、モードおよびガードインターバルの設定動作について述べる。
図11は、図10のガードインターバル相関回路206におけるモード/ガードインターバル設定動作を説明するためのフロー図である。
図11を参照して、最初に、受信装置において、モードおよびガードインターバルの設定が行なわれる(ステップS30)。詳細には、遅延メモリに、設定されたモードに対応する有効シンボル期間長の遅延量が与えられるとともに、移動平均処理回路に設定されたガードインターバルが与えられる。
続いて、モード/ガードインターバル判定回路300において、設定されたモードおよびガードインターバルの適否が判定される。このとき、レベル判定回路502は、実施の形態1で示したように、絶対値加算出力Oabsと閾値Aとの大小を判定して、判定結果信号をモード/ガードインターバル設定回路508に与える(ステップS31)。
モード/ガードインターバル設定回路508は、絶対値加算出力Oabsが閾値Aを超えたことを受けて、最大ピーク値を示すモードおよびガードインターバルの組合せを選出し、一次的な受信装置のモードおよびガードインターバルとして確定する(ステップS32)。
シンボル同期部302では、この確定したモードおよびガードインターバルの情報と絶対値加算出力Oabsとに基づいて、シンボル同期を算出する(ステップS33)。
ステップS33において、シンボル同期が安定して確保できれば、FFT窓位置信号がFFT回路208に出力される。さらに、FFT回路208において、FFT窓位置信号のタイミングでFFT処理が行なわれると、フレーム同期部312によって変換後の信号からTMCC信号が抽出される。このとき、抽出したTMCC信号から同期ワードが検出される(ステップS34)。
フレーム同期部312は、同期ワードが検出されたことに応じてフレーム同期オン信号を出力する。これにより、ステップS32において一次的に設定されたモードおよびガードインターバルは、最終的に受信装置のモードおよびガードインターバルとして確定する(ステップS35)。
ステップS30〜S34に示す一連の動作は、絶対値加算出力Oabsが閾値A以上を示し、かつシンボル同期およびフレーム同期が安定して得られるまで繰り返される。
次に、以上の動作によってに確定したモードおよびガードインターバルがその後変更または不定となった場合を考える。
レベル判定回路502は、ステップS35においてモードおよびガードインターバルが確定した後においても、絶対値加算出力Oabsのレベルを監視し、閾値Bとの大小を判定する(ステップS36)。
ステップS36において、絶対値加算出力Oabsのレベルが閾値B以上であるときには、受信処理に支障がないと判断して、現在のモードおよびガードインターバルの設定を維持する(ステップS39)。
一方、ステップS36において、絶対値加算出力Oabsのレベルが閾値Bを下回ったことが判定されると、モード/ガードインターバル設定回路508は、シンボル同期検出信号に基づいて、シンボル同期が安定してとれているか否かを判定する(ステップS37)。このとき、シンボル同期オン信号によって、シンボル同期が適当な期間において安定していることが確認されれば、モードおよびガードインターバルの設定を維持する(ステップS39)。
一方、モード/ガードインターバル設定回路508は、シンボル同期オフ信号が入力されたときには、さらに、フレーム同期が安定してとれているか否かを判定する(ステップS38)。
ステップS38において、フレーム同期オン信号によりフレーム同期が安定していることが確認されれば、モード/ガードインターバル設定回路508は、モードおよびガードインターバルの設定を維持する(ステップS39)。
一方、フレーム同期オフ信号によってフレーム同期が外れたことが確認されれば、モード/ガードインターバル設定回路508は、現状のモードおよびガードインターバルの設定を初期化して、ステップS30に戻り、再度モードおよびガードインターバルの設定を行なう。
以上のように、この発明の実施の形態4によれば、モードおよびガードインターバルの設定の適否を、絶対値加算出力のレベルと、シンボル同期およびフレーム同期の有無とに基づいて判定することから、絶対値加算出力の一時的な変動による誤った判定を防止することができ、より正確にモードおよびガードインターバルの設定を行なうことができる。
なお、本実施の形態では、モードおよびガードインターバルの設定の適否を、レベル判定回路、シンボル同期部およびフレーム同期部からの信号の組合せに基づいて判断する構成としたが、レベル判定回路およびシンボル同期部からの信号の組合せ、またはレベル判定回路およびフレーム同期部からの信号の組合せによっても判断する構成とすることも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従うデジタル放送受信装置の全体構成を示すブロック図である。 図1におけるOFDM復調部の構成を示すブロック図である。 図2におけるモード・ガードインターバル判定回路の構成を示すブロック図である。 レベル判定回路502の判定動作を説明するための動作波形図である。 図3のガードインターバル相関回路におけるモードおよびガードインターバル判定動作を説明するためのフロー図である。 本発明の実施の形態2に従うデジタル放送受信装置に搭載されるガードインターバル相関回路の構成を示すブロック図である。 図6のガードインターバル相関回路におけるモード/ガードインターバル判定回路の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の実施の形態3に従うデジタル放送受信装置に搭載されるガードインターバル相関回路の構成を示すブロック図である。 図8のガードインターバル相関回路におけるモード/ガードインターバル判定動作を説明するためのフロー図である。 本発明の実施の形態4に従うデジタル放送受信装置に搭載されるガードインターバル相関回路の構成を示すブロック図である。 図10のガードインターバル相関回路におけるモード/ガードインターバル設定動作を説明するためのフロー図である。 OFDM変調信号を説明するための波形図である。 従来のガードインターバル相関回路の構成を示すブロック図である。 図13のガードインターバル相関回路606の動作を説明するための動作波形図である。 移動平均処理を説明するための波形図である。 移動平均処理を説明するための波形図である。 移動平均処理を説明するための波形図である。 移動平均処理を説明するための波形図である。
符号の説明
100 チューナ、102 OFDM復調部、104 TSデコーダ、110 MPEGデコード部、112,142 RAM、120 付加音生成器、122 PCMデコーダ、130 オンスクリーンディスプレイ処理部、140 ROM、144 演算処理部、146 高速デジタルインターフェイス、148 内蔵蓄積デバイス、150 モデム、152 ICカードインターフェイス、160.1,160.2 合成器、162 音声出力端子、164 映像出力端子、180 外部蓄積デバイス、182 外部入力機器、201 A/D変換器、202 I/Q分離部、204 キャリア同期部、206 ガードインターバル相関回路、208 FFT回路、210 AFT回路、212 フレームデコード回路、214 等化回路、216 周波数デインターリーブ回路、218 時間デインターリーブ回路、220 デマッピング回路、222 ビットデインターリーブ回路、224 ビタビ復号回路、226 バイトデインターリーブ回路、228 TS再生回路、230 RS復号回路、300 モード/ガードインターバル判定回路、302,702 シンボル同期部、304,704 クロック同期部、308,310 端子、312 フレーム同期部、314 フレーム同期出力端子、316 TMCC出力端子、400 ガードインターバル相関検出部、402,802 遅延メモリ、404,804 相関器、406,806 移動平均回路、408,808 絶対値加算回路、500 モード/ガードインターバル判定/設定部、502 レベル判定回路、504 三角波ピーク値検出回路、506 ピーク値比較回路、508 モード/ガードインターバル設定回路、603 入力端子、604 キャリア同期部、606 ガードインターバル相関回路、700 モード/ガードインターバル判定回路、800 ガードインターバル相関検出部、900 モード/ガードインターバル判定/設定部、902 三角波ピーク値検出回路、904 ピーク値比較回路、906 モード/ガードインターバル設定回路、908 端子、1000 デジタル放送受信装置、1002 音声出力部、1004 表示部。

Claims (8)

  1. 複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、
    直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて前記複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、
    前記同相軸信号および直交軸信号と遅延後の前記同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、
    前記相関検出手段の出力を受け、前記複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、
    前記移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、
    前記ピーク値検出手段の出力に応じて、前記遅延手段の遅延量と前記移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、前記受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、前記判定の結果に応じて前記設定を更新する判定手段とを備え、
    前記判定手段は、
    前記絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えるか否かを判定して、判定結果信号を出力する出力値レベル判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値が前記所定の閾値を超えたことを示す前記判定結果信号に応じて、前記設定を確定させ、前記絶対値加算手段の出力値が前記所定の閾値以下であることを示す前記判定結果信号に応じて、前記設定を初期化する設定手段とを含む、デジタル放送受信装置。
  2. 複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、
    直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて前記複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、
    前記同相軸信号および直交軸信号と遅延後の前記同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、
    前記相関検出手段の出力を受け、前記複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、
    前記移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、
    前記ピーク値検出手段の出力に応じて、前記遅延手段の遅延量と前記移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、前記受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、前記判定の結果に応じて前記設定を更新する判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値および前記設定に基づいて、前記受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段とを備え、
    前記シンボル同期手段は、シンボル同期が確立しているか否かを指示するシンボル同期検出信号を出力し、
    前記判定手段は、シンボル同期が確立したことを指示する前記シンボル同期検出信号に応じて、前記設定を確定させ、シンボル同期が確立していないことを指示する前記シンボル同期検出信号に応じて、前記設定を初期化する設定手段を含む、デジタル放送受信装置。
  3. 複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、
    直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて前記複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、
    前記同相軸信号および直交軸信号と遅延後の前記同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、
    前記相関検出手段の出力を受け、前記複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、
    前記移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、
    前記ピーク値検出手段の出力に応じて、前記遅延手段の遅延量と前記移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、前記受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、前記判定の結果に応じて前記設定を更新する判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値および前記設定に基づいて、前記受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段と、
    前記シンボル同期手段の出力に応じて、前記受信信号を時間領域から周波数領域に変換する変換手段と、
    前記変換手段から得られる変換後の前記受信信号に基づいて、前記受信信号のフレーム同期を確立するフレーム同期手段とを備え、
    前記フレーム同期手段は、フレーム同期が確立しているか否かを指示するフレーム同期検出信号を出力し、
    前記判定手段は、フレーム同期が確立したことを指示する前記フレーム同期検出信号に応じて、前記設定を確定させ、フレーム同期が確立していないことを指示する前記フレーム同期検出信号に応じて、前記設定を初期化する設定手段を含む、デジタル放送受信装置。
  4. 複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、
    直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて前記複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、
    前記同相軸信号および直交軸信号と遅延後の前記同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、
    前記相関検出手段の出力を受け、前記複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、
    前記移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、
    前記ピーク値検出手段の出力に応じて、前記遅延手段の遅延量と前記移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、前記受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、前記判定の結果に応じて前記設定を更新する判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値および前記設定に基づいて、前記受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段と、
    前記シンボル同期手段の出力に応じて、前記受信信号を時間領域から周波数領域に変換する変換手段と、
    前記変換手段から得られる変換後の前記受信信号に基づいて、前記受信信号のフレーム同期を確立するフレーム同期手段とを備え、
    前記シンボル同期手段は、シンボル同期が確立しているか否かを指示するシンボル同期検出信号を出力するシンボル同期検出手段を含み、
    前記フレーム同期手段は、フレーム同期が確立しているか否かを指示するフレーム同期検出信号を出力するフレーム同期検出手段を含み、
    前記判定手段は、
    前記絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えるか否かを判定して、判定結果信号を出力する出力値レベル判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値が前記所定の閾値を超えたことを示す前記判定結果信号、シンボル同期が確立したことを指示する前記シンボル同期検出信号およびフレーム同期が確立したことを指示する前記フレーム同期検出信号のいずれか1つが入力されたことに応じて、前記設定を確定させる設定手段とを含む、デジタル放送受信装置。
  5. 前記設定手段は、前記絶対値加算手段の出力値が前記所定の閾値以下であることを示す前記判定結果信号、シンボル同期が確立していないことを指示する前記シンボル同期検出信号およびフレーム同期が確立していないことを指示する前記フレーム同期検出信号とが入力されたことに応じて、前記設定を初期化する、請求項4に記載のデジタル放送受信装置。
  6. 複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、
    直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて前記複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、
    前記同相軸信号および直交軸信号と遅延後の前記同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、
    前記相関検出手段の出力を受け、前記複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、
    前記移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、
    前記ピーク値検出手段の出力に応じて、前記遅延手段の遅延量と前記移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、前記受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、前記判定の結果に応じて前記設定を更新する判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値および前記設定に基づいて、前記受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段とを備え、
    前記シンボル同期手段は、シンボル同期が確立しているか否かを指示するシンボル同期検出信号を出力するシンボル同期検出手段を含み、
    前記判定手段は、
    前記絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えるか否かを判定して、判定結果信号を出力する出力値レベル判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値が前記所定の閾値を超えたことを示す前記判定結果信号およびシンボル同期が確立したことを指示する前記シンボル同期検出信号のいずれか1つが入力されたことに応じて、前記設定を確定させ、前記絶対値加算手段の出力値が前記所定の閾値以下であることを示す前記判定結果信号およびシンボル同期が確立していないことを指示する前記シンボル同期検出信号に応じて、前記設定を初期化する設定手段とを含む、デジタル放送受信装置。
  7. 複数の有効シンボル期間長と複数のガード期間長との組合せによって特定される複数の直交周波数多重分割伝送方式の受信信号を受信することができるデジタル放送受信装置であって、
    直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて前記複数の有効シンボル期間長のいずれかに相当する期間の遅延を行なう遅延手段と、
    前記同相軸信号および直交軸信号と遅延後の前記同相軸信号および直交軸信号との相関を検出する相関検出手段と、
    前記相関検出手段の出力を受け、前記複数のガード期間長のいずれかに相当する期間の移動平均処理を出力する移動平均手段と、
    前記移動平均手段の出力の絶対値和を出力する絶対値加算手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値の最大ピーク値を検出するピーク値検出手段と、
    前記ピーク値検出手段の出力に応じて、前記遅延手段の遅延量と前記移動平均手段の移動平均処理を行なう期間を指定するための設定が、前記受信信号の有効シンボル期間長およびガード期間長に一致するか否かを判定し、前記判定の結果に応じて前記設定を更新する判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値および前記設定に基づいて、前記受信信号のシンボル同期を確立するシンボル同期手段と、
    前記シンボル同期手段の出力に応じて、前記受信信号を時間領域から周波数領域に変換する変換手段と、
    前記変換手段から得られる変換後の前記受信信号に基づいて、前記受信信号のフレーム同期を確立するフレーム同期手段とを備え、
    前記フレーム同期手段は、フレーム同期が確立しているか否かを指示するフレーム同期検出信号を出力するフレーム同期検出手段を含み、
    前記判定手段は、
    前記絶対値加算手段の出力値が所定の閾値を超えるか否かを判定して、判定結果信号を出力する出力値レベル判定手段と、
    前記絶対値加算手段の出力値が前記所定の閾値を超えたことを示す前記判定結果信号およびフレーム同期が確立したことを指示する前記フレーム同期検出信号のいずれか1つが入力されたことに応じて、前記設定を確定させ、前記絶対値加算手段の出力値が前記所定の閾値以下であることを示す前記判定結果信号およびフレーム同期が確立していないことを指示する前記フレーム同期検出信号に応じて、前記設定を初期化する設定手段とを含む、デジタル放送受信装置。
  8. 前記出力値レベル判定手段は、少なくとも1つの前記所定の閾値を含む、請求項1および4〜7のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
JP2004096642A 2004-03-29 2004-03-29 デジタル放送受信装置 Expired - Lifetime JP4059861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096642A JP4059861B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 デジタル放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096642A JP4059861B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 デジタル放送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005286635A true JP2005286635A (ja) 2005-10-13
JP4059861B2 JP4059861B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=35184564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004096642A Expired - Lifetime JP4059861B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 デジタル放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4059861B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198266A (ja) * 2003-12-08 2005-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 復調装置
JP2012257339A (ja) * 2012-10-01 2012-12-27 Fujitsu Semiconductor Ltd Ofdm受信機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198266A (ja) * 2003-12-08 2005-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 復調装置
JP4546230B2 (ja) * 2003-12-08 2010-09-15 パナソニック株式会社 復調装置
JP2012257339A (ja) * 2012-10-01 2012-12-27 Fujitsu Semiconductor Ltd Ofdm受信機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4059861B2 (ja) 2008-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10999111B2 (en) Implicit signalling in OFDM preamble with embedded signature sequence, and cyclic prefix and postfix aided signature detection
EP1349337B1 (en) Multicarrier reception with interference detection
KR100351833B1 (ko) 디지털 tv 수신기
JP4245602B2 (ja) デジタル復調装置、デジタル受信装置、デジタル復調装置の制御方法、デジタル復調装置の制御プログラム、及び、この制御プログラムを記録した記録媒体
US7577216B2 (en) Guard interval and FFT mode detector in DVB-T receiver
US6731702B1 (en) Null symbol position detecting method, null symbol position detecting apparatus, and receiver
US6928111B2 (en) Method and apparatus for controlling equalizer using sync signal in digital vestigial sideband system
JP4173460B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP3930525B2 (ja) デジタル復調装置、その制御方法、その制御用プログラム、その制御用プログラムを記録した記録媒体及びデジタル受信装置
EP0788264A2 (en) OFDM transmitter and OFDM receiver
KR100278854B1 (ko) 엔.티.에스.씨 아티팩트를 추출하기 위해 디.티.브이 파일럿반송파를 억압하는 콤 필터를 이용한 엔.티.에스.씨 간섭 검출기를 구비하는 디지털 텔레비젼 수신기
JP3989173B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP2008131309A (ja) Ofdm復調装置及びofdm復調方法
JP4567088B2 (ja) Ofdm信号受信装置および受信方法
JP4059861B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP3335933B2 (ja) Ofdm復調装置
JPWO2009069420A1 (ja) 信号復調装置、信号復調方法、半導体集積回路および受信装置
JP2007142918A (ja) デジタル復調装置、その制御方法、デジタル復調装置用プログラム、デジタル復調装置用プログラムを記録した記録媒体及びデジタル受信装置
JP4293929B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP4338323B2 (ja) デジタル信号受信装置
JP4684308B2 (ja) 復調装置
JP2002280997A (ja) デジタル信号受信装置
JP4459878B2 (ja) ガードインターバルを含む信号を復調するチューナ、デジタル復調装置、チューナ制御方法、デジタル復調装置制御方法、チューナ制御用プログラム、デジタル復調装置制御用プログラム及びこれらのプログラムを記録した記録媒体
JP2008278364A (ja) デジタル放送受信装置
JP5278791B2 (ja) 受信装置及びチャネルスキャン方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4059861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250