JP2002280997A - デジタル信号受信装置 - Google Patents

デジタル信号受信装置

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JP2002280997A
JP2002280997A JP2001080432A JP2001080432A JP2002280997A JP 2002280997 A JP2002280997 A JP 2002280997A JP 2001080432 A JP2001080432 A JP 2001080432A JP 2001080432 A JP2001080432 A JP 2001080432A JP 2002280997 A JP2002280997 A JP 2002280997A
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signal
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symbol period
circuit
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Goji Tanaka
剛司 田中
Takeshi Matsuo
剛 松尾
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路の規模が削減されたデジタル信号受信装
置を提供する。 【解決手段】 デジタル信号受信装置内のOFDMシン
ボル期間検出回路300は、ピーク信号の強調に必要な
部分だけをシンボル期間遅延させるIIRフィルタ30
6を備える。メモリ制御回路320は、強調前のピーク
信号を使用して必要期間長遅延メモリ333を制御す
る。ピーク信号の強調に必要な部分だけを遅延させるI
IRフィルタを備えればよいので、必要期間長遅延メモ
リ333の容量を低減することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重(OFDM:Orthogonal Frequency DivisionMultipl
ex)伝送方式で送信されるデジタル信号を受信して復調
するためのデジタル信号受信装置の構成に関し、特に、
復調処理におけるシンボル期間検出の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体向けのデジタル音声放送
や、地上向けのデジタルテレビ放送において、直交周波
数分割多重(以下、OFDM)伝送方式が注目されてい
る。
【0003】このOFDM伝送方式は、伝送するデジタ
ルデータで互いに直交する多数の副搬送波(以下、サブ
キャリアという)を変調し、それらの変調波を多重して
伝送する方式である。この方式は、使用するサブキャリ
アの数が数百〜数千と多くなると、各々の変調波のシン
ボル期間が極めて長くなるため、マルチパス干渉の影響
を受けにくいという特徴を有している。
【0004】図9は、従来のOFDMシンボル期間検出
回路500を示すブロック図である。
【0005】入力端子501には、チューナによって受
信され、直交復調回路、A/D変換器を通った、同相検
波軸信号(I信号)と直交検波軸信号(Q信号)とが入
力される。
【0006】入力されたI、Q信号は2分配され、一方
は直接相関器503へ入力され、他方は有効シンボル期
間遅延メモリ502により遅延させてから相関器503
に入力される。
【0007】相関器503の出力は、ガード期間幅の平
均値を連続して出力する移動平均回路504に入力され
る。
【0008】移動平均回路504の出力は、絶対値加算
器505を通り、シンボル期間IIRフィルタ(infini
te impulse response filter:巡回型フィルタ)506
に入力される。IIRフィルタ506は、絶対値加算器
505の出力を1/α倍する係数回路531と、加算器
532と、加算器532の出力を伝送シンボル期間長だ
け遅延させるシンボル期間長遅延メモリ533とを含
む。加算器532は、係数回路531の出力とシンボル
期間長遅延メモリ533の出力とを加算して出力する。
【0009】IIRフィルタ506により最大ピークが
強調された相関出力は、シンボルパルス生成回路508
に入力され、最大ピーク位置が検出され、シンボル期間
を算出される。シンボルパルス生成回路508は、この
ようして検出されたシンボル期間に対応して、シンボル
パルスを端子510に出力する。
【0010】なお、IIRフィルタ506は発散を防ぐ
ため、Mシンボル(M:自然数)ごとにリセットされ
る。
【0011】次に、シンボル期間検出動作について説明
する。図10は、OFDM変調信号を示す波形図であ
る。
【0012】OFDMにおいては、伝送データを数百〜
数千のサブキャリアに分散して変調することから、各サ
ブキャリアの変調シンボルレートは極めて低くなり、1
シンボル期間は極めて長くなる。
【0013】このため、上述のとおり、マルチパスの影
響を受けにくくなるが、さらに、有効シンボル期間の前
に、ガード期間と呼ばれる期間を設定することにより、
マルチパス干渉の影響を結果的に除去することができ
る。
【0014】ガード期間は、有効シンボル期間の後半の
部分を巡回的に複写して形成する。マルチパス干渉の遅
延時間がガード期間内であれば、復調時に有効シンボル
期間に信号のみを復調することで、遅延した隣接シンボ
ルによる符号間干渉を防ぐことができる。有効シンボル
期間とガード期間とを合せて、「伝送シンボル期間」ま
たは単に「シンボル期間」と呼ぶことにする。
【0015】図9において説明したとおり、供給された
I信号およびQ信号は、遅延メモリ502と相関器50
3に入力される。相関器503では、遅延メモリ502
により有効シンボル期間分遅延された信号と直接入力さ
れた信号の相関件数を計算し出力する。相関器503の
出力は、移動平均回路504でガード期間幅で移動平均
を取った後、絶対値加算器505により絶対値和が取ら
れる。
【0016】図11は、図9に示したシンボル期間検出
回路500の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【0017】図11(a)に示すように、OFDM信号
は各有効シンボル期間S1、S2、…の先頭に各々ガー
ド期間G1、G2、…が付加されている。
【0018】ガード期間G1、G2、…は、有効シンボ
ル期間S1、S2、…内の期間G1′、G2′、…を複
写したものである。
【0019】したがって、有効シンボル期間遅延させる
と、図11(b)に示すように、遅延信号の期間G1、
G2、…のタイミングと期間G1′、G2′、…のタイ
ミングとが一致する。
【0020】ここで、期間Gnと期間Gn′(n:自然
数)は複写関係にあるので、この期間における信号の相
関は高い。
【0021】他の期間においては、OFDM信号は図に
示すようにノイズ性信号であるので、相関値は低くな
る。
【0022】このため、図11(c)に示すように、相
関、移動平均、絶対値和からの出力は、期間G1、G
2、…の開始タイミングから漸次高くなり、シンボル期
間終了タイミングでピークとなる。以後、この信号をピ
ーク信号と呼ぶ。
【0023】シンボル期間検出は、前記ピーク信号をも
とに行なうことになる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図12は、ピーク信
号、およびピーク信号に対してIIRフィルタ506が
行なう信号処理を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【0025】上述したようなピーク信号は、図12
(a)に示すように、実際には、多少のノイズ成分を含
んでいる。そこで、シンボル期間IIRフィルタ506
を通すことにより、ノイズの低減、ピークの強調を行な
い、シンボル期間検出の精度を向上させる。IIRフィ
ルタ通過後のピーク信号を図12(b)に示す。
【0026】図12(c)に示すように、シンボルパル
スは、図12(b)中のピークP1のタイミングをリセ
ットパルスとするシンボル期間カウンタ等で生成され
る。
【0027】しかしながら、この回路のシンボル期間I
IRフィルタ506は、シンボル期間長シンボル期間遅
延メモリ533を必要とし、回路規模が大きくなるとい
う問題点があった。
【0028】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであって、その回路規模を抑制し
つつ、OFDM伝送方式におけるシンボル期間検出を行
なうことが可能なデジタル信号受信装置を提供すること
である。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデジタル
信号受信装置は、伝送シンボル期間内に有効シンボル期
間と有効シンボル期間の一部に一致した波形のガード期
間とを有する直交周波数分割多重変調信号を受信するデ
ジタル信号受信装置であって、直交検波後の同相軸信号
および直交軸信号を受けて有効シンボル期間長に相当す
る期間の遅延を行なう第1の遅延手段と、同相軸信号お
よび直交軸信号と第1の遅延手段による遅延後の同相軸
信号および直交軸信号との相関を検出するための相関検
出手段と、相関検出手段の出力を受け、ガード期間長に
相当する期間の移動平均処理を行なう移動平均手段と、
移動平均手段の最大ピーク値を強調するための処理を行
なう巡回型フィルタ手段とを備え、巡回型フィルタ手段
は、移動平均手段の出力に対応する信号を一方入力に受
ける加算手段と、伝送シンボル期間分のデータ量よりも
小さな容量を有し、かつ加算手段の出力を受けて伝送シ
ンボル期間だけ遅延して加算手段の他方入力に与える第
2の遅延手段とを含み、移動平均手段の出力に基づい
て、第2の遅延手段へのデータの書込みおよび読出しを
制御する制御手段と、巡回型フィルタ手段の最大ピーク
位置を検出し、伝送シンボル期間を算出するシンボル期
間検出手段とをさらに備える。
【0030】請求項2記載のデジタル信号受信装置は、
請求項1記載のデジタル信号受信装置の構成に加えて、
制御手段は、移動平均手段の出力に基づいて、所定値以
上のピークが検出されることに応じて、パルス信号を出
力するピーク検出手段と、パルス信号を受けて、周期が
シンボル間隔に一致し、かつ伝送シンボル期間の境界に
対応したシンボルパルスを生成する粗シンボル検出手段
と、シンボルパルス前後の必要期間において、第2の遅
延手段を制御する信号を生成する制御信号生成手段とを
含む。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0032】図1は、本発明のデジタル信号受信装置1
000の全体構成を示す概略ブロック図である。特に限
定されないが、図1に示したデジタル信号受信装置10
00は、たとえば、地上波デジタル放送を受信するため
の受信装置として使用することが可能である。
【0033】図1を参照して、デジタル信号受信装置1
000において、アンテナ(図示せず)より受信された
RF信号は、チューナ100により選局され、OFDM
復調部102にそれぞれ与えられる。
【0034】OFDM復調部102からの復調信号は、
トランスポートストリームデコーダ(以下、TSデコー
ダと呼ぶ)104に与えられ、MPEGデコード部11
0に与えられる。すなわち、TSデコーダ104では、
選局されたチャネルからのベースバンド信号の抽出が行
なわれる。
【0035】MPEGデコード部110は、TSデコー
ダ104から与えられたデータストリームを受けて、ラ
ンダムアクセスメモリ(以下、RAMと呼ぶ)112を
データを一時蓄積するバッファとして用いることで、映
像信号および音声信号へと変換する。
【0036】デジタル信号受信装置1000は、さら
に、データバスBS1を介して、TSデコーダ104か
らの信号を受けて、格納するための内蔵蓄積デバイス1
48と、データバスBS1を介して、内蔵蓄積デバイス
148に蓄積されたデータに対して、所定の処理を行な
って出力するための演算処理部144と、演算処理部1
44の演算処理におけるプログラムを記録するためのR
OM140と、演算処理部144の動作のためのメモリ
領域を提供するRAM142と、データバスBS1と外
部との間でデータ入出力を行なうための高速デジタルイ
ンターフェイス146とを備える。特に限定されない
が、内蔵蓄積デバイス148およびROM140として
は、たとえば、電気的にデータの書込・読出が可能なフ
ラッシュメモリを用いることが可能である。
【0037】演算処理部144が外部から与えられた指
示に従って内蔵蓄積デバイス148中に蓄積されたデー
タに対して処理を行なった後のデータは、オンスクリー
ンディスプレイ(On Screen Display)処理部130か
ら合成器160.2に与えられる。
【0038】合成器160.2は、MPEGデコード部
110からの出力と、オンスクリーンディスプレイ処理
部130からの出力とを合成した後、映像出力端子16
4に与える。映像出力端子164からの出力は、表示部
1004に与えられる。
【0039】デジタル信号受信装置1000は、さら
に、内蔵蓄積デバイス148に蓄積されたデータに基づ
いて、演算処理部144が処理した結果のデータ等を受
けて、表示部において出力される映像に対する効果音な
どを生成して、合成器160.1に与えるための付加音
生成器120と、内蔵蓄積デバイス148に蓄積された
データ等に基づいて演算処理部144が処理したデータ
を受けて、音声信号を生成し、合成器160.1に与え
るPCMデコーダ122を備える。
【0040】合成器160.1は、MPEGデコード部
110からの出力と、付加音生成器120およびPCM
デコーダ122からの出力とを受けて、合成結果を音声
出力端子162に与える。音声出力端子162に与えら
れた音声信号は、音声出力部1002から音声信号とし
て出力される。
【0041】なお、デジタル信号受信装置1000は、
必要に応じて、外部との間でデータ授受を行なうための
モデム150や、ICカードからの情報を受取るための
ICカードインターフェイス152を備える構成として
もよい。
【0042】高速デジタルインターフェイス146を介
して、たとえば、ホームサーバ用のHDD装置などの外
部蓄積デバイス180や、外部入力機器であるリモコン
(あるいはキーボード等)182とがデータバスBS1
と接続されている。
【0043】また、デジタル信号受信装置1000は、
映像出力を受けてディスプレイに表示する表示部100
4や音声出力信号を受けて音声を出力するスピーカ等の
音声出力部1002と一体化された構成であっても良
い。
【0044】図2は、図1におけるOFDM復調部10
2の構成を示すブロック図である。図2を参照して、O
FDM復調部102は、チューナの出力をアナログ−デ
ジタル変換するA/D変換器200と、ベースバンド信
号を同相軸(I)信号と直交軸(Q)信号に分離するI
/Q分離部202と、送信キャリア周波数と受信キャリ
ア周波数のキャリア間隔の2分の1以下の誤差を補正す
るキャリア同期部204とを含む。
【0045】OFDM復調部102は、さらに、OFD
Mシンボル期間検出回路300と、OFDM信号のモー
ドおよびガードの自動判定を行なうモード/ガード自動
判定回路236と、判定されたモードに応じたポイント
数にて高速フーリエ変換を行なうFFT回路208と、
送信キャリア周波数と受信キャリア周波数のキャリア間
隔単位の誤差を補正するAFT回路210と、データフ
レーム構造を検出し、制御信号を発生するフレームデコ
ード回路212と、伝送路において受けた信号の歪みを
補正する等化回路214と、クロック同期再生回路23
8とを含む。
【0046】OFDM復調部102は、さらに、送信側
で施された周波数方向のインタリーブを解除する周波数
デインタリーブ回路216と、送信側で施された時間方
向のインタリーブを解除する時間デインタリーブ回路2
18と、送信側で変調方式に応じて配置されたデータを
復号するためのデマッピング回路220と、送信側で施
されたビット単位のインタリーブを解除するビットデイ
ンタリーブ回路222とを含む。
【0047】OFDM復調部102は、さらに、送信側
で畳込み符号化されたデータを復号するビタビ復号回路
224と、送信側で施されたバイト単位のインタリーブ
を解除するバイトデインタリーブ回路226と、トラン
スポートストリーム形式にそったデータにデータの再構
成を行なうTS再生回路228と、送信側でリードソロ
モン符号化されたデータを復号するRS復号回路230
とを含む。
【0048】RS復号回路230は、図1に示すTSデ
コーダ104に対してリードソロモン復号された結果を
出力する。
【0049】図3は、図2に示したOFDMシンボル期
間検出回路300の構成を説明するためのブロック図で
ある。
【0050】OFDMシンボル期間検出回路300は、
ガードインターバル相関回路232と、シンボル同期回
路234とを備える。
【0051】入力端子301には、チューナによって受
信され直交復調回路、A/D変換器200を通った後
に、I/Q分離回路202により分離された同相検波軸
信号(I信号)と直交検波軸信号(Q信号)とが入力さ
れる。
【0052】ガードインターバル相関回路232は、2
分配されたI、Q信号のうちの一方が直接入力される相
関器303と、2分配されたI、Q信号のうちの他方が
入力される有効シンボル期間遅延メモリ302とを備え
る。有効シンボル期間遅延メモリ302は、入力された
信号を有効シンボル期間だけ遅延させてから相関器30
3に与える。
【0053】ガードインターバル相関回路232は、さ
らに、相関器303の出力を受けて、ガード期間幅の平
均値を連続して出力する移動平均回路304を備える。
移動平均回路304の出力は、キャリア同期回路204
に与えられる。
【0054】シンボル同期回路234は、移動平均回路
3の出力を受ける絶対値加算器305と、絶対値加算器
305の出力を受けるIIRフィルタ306と、IIR
フィルタ306の出力を受けてシンボルパルスを生成す
るシンボルパルス生成回路308と、絶対値加算器30
5の出力に基づいてIIRフィルタ306を制御するた
めのメモリ制御回路320とを備える。
【0055】IIRフィルタ306は、絶対値加算器3
05の出力を1/α倍する係数回路331と、加算器3
32と、必要期間長分だけの容量を有する必要期間長遅
延メモリ333とを含む。加算器332は、係数回路3
31の出力と必要期間長遅延メモリ333の出力とを加
算して出力する。
【0056】IIRフィルタ306により最大ピークが
強調された相関出力は、シンボルパルス生成回路308
に入力され、最大ピーク位置が検出され、シンボル期間
が算出される。シンボルパルス生成回路308は、この
ようして検出されたシンボル期間に対応して、シンボル
パルスを端子310に出力する。
【0057】上述したとおり、絶対値加算器305の出
力は、メモリ制御回路320にも入力される。メモリ制
御回路320では、絶対値加算器305の出力のピーク
位置を検出し、その位置をもとに、必要期間長遅延メモ
リ333への書込を必要部分(ピーク部分)のみに制限
し、かつ、有効シンボル期間遅延させた後に出力するよ
うにメモリ制御信号を発生する。
【0058】なお、従来例と同様にIIRフィルタ30
6は発散を防ぐために、Mシンボルごとにリセットされ
る。
【0059】次に、本発明における復調器のシンボル期
間検出動作について説明する。従来例と同様に、シンボ
ル期間検出は、相関器303、移動平均回路304、絶
対値加算器305によって得られるピーク信号に基づい
て行なわれる。
【0060】上述したように、ピーク信号は、図12
(a)に示すように、実際は多少のノイズを含んでい
る。そこで、従来は、シンボル期間長遅延メモリ533
を使用したシンボル期間IIRフィルタ506を通すこ
とにより、ノイズの低減、ピークの強調を行ない、シン
ボル期間検出の精度を向上させていた。この結果、図1
2(b)に示すとおりのピーク信号がIIRフィルタ5
06を通過後に得られていた。
【0061】しかしながら、この図12からわかるよう
に、ピーク強調に必要な部分はピーク部分を含む一部の
領域のみである。
【0062】そこで、上述した本発明の構成では、メモ
リ制御回路320により、多少ノイズを含んではいるも
のの概ねピーク位置が検出できる強調前のピーク信号の
ピーク位置に基づいて、概ねのピーク部分のみを切出し
て保持し、伝送シンボル期間分だけ遅延させるように、
IIRフィルタ306内の必要期間長遅延メモリ333
を制御する。
【0063】図4は、このようなメモリ制御回路320
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0064】図4(a)は強調前のピーク信号を示し、
図4(b)は、図4(a)に基づいてメモリ制御回路3
20が生成するメモリ制御信号である。このメモリ制御
信号に基づいて、必要期間長遅延メモリ333のライト
イネーブル信号およびリードイネーブル信号を制御する
ことにより、必要部分(ピーク部分)のみを書込あるい
は保持することが可能となる。これにより、シンボル期
間遅延後に読出を行なうことが可能となる。
【0065】図4(c)は、本発明のIIRフィルタ3
06を使用した場合の強調ピーク信号である。この図4
(c)に示すとおり、従来に比べて、シンボル期間検出
精度を劣化させることなく、ピークP1を使用してシン
ボルパルスを発生させることが可能である。
【0066】以下、メモリ制御部320の構成および動
作についてさらに詳しく説明する。図5は、メモリ制御
部320のブロック図である。
【0067】メモリ制御回路320は、ピーク検出回路
322と、粗シンボル検出回路326と、制御信号生成
回路328とを備える。
【0068】図6は、絶対値加算回路305の出力、ピ
ーク検出回路322の出力パルス信号、粗シンボル検出
回路326の出力シンボルパルスおよび制御信号生成回
路328の出力の波形図を示す。
【0069】図5および図6を参照して、絶対値加算器
305の出力は、ピーク検出回路322に入力される。
ピーク検出回路322は、ある値以上のピーク位置が検
出されることに応じて、パルス信号を出力する。
【0070】粗シンボル検出回路326では、上記パル
ス信号を用いて、シンボル境界にほぼ一致し、周期はシ
ンボル間隔に一致したシンボルパルスを生成する。この
ために、粗シンボル検出回路326には、クロック信号
を生成するクロック回路(図示せず)と、クロック信号
の出力をカウントしてシンボル周期で活性となるシンボ
ルクロック信号を出力するカウンタ回路(図示せず)が
設けられているものとする。
【0071】制御信号生成回路328では、上記シンボ
ルパルスを用いて、シンボルパルス前後の必要期間にお
いて、メモリ書込、読出、およびIIRフィルタ306
の出力がオン状態となるようなメモリ制御信号、ライト
イネーブル信号およびリードイネーブル信号を生成す
る。
【0072】図7は、粗シンボル検出回路326の動作
を説明するためのタイミングチャートであり、図8は、
粗シンボル検出回路326の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0073】図7を参照して、ピーク検出回路322か
らの出力パルス信号は、図7(a)に示すように、実際
のシンボル境界の前後にパルスが複数本立ったパルス信
号のグループである。
【0074】粗シンボル検出回路326は、まず、最初
に現われたパルスの位置を仮の第0のパルスとして取得
し、図7(b)に示すように、その後の所定数の近傍パ
ルスは無視する。
【0075】この無視の後、再度、取得されたパルスを
本来の第0のパルスとして、図7(c)に示すようにそ
の位置を取得する。
【0076】以後は、この第0のパルス位置を基準とし
て、上述したシンボル周期で動作するカウンタ回路から
出力されるシンボルクロック信号に基づいて、このシン
ボルクロック信号で規定される基準時点の直後のパルス
を、粗シンボル検出回路326は第iパルスとして取得
する。
【0077】ここで、注目する第iパルス(i:0以上
の整数)(または基準となるシンボルクロックの活性
化)が含まれるパルス信号のグループにおいて、このパ
ルス信号グループの先頭からこの第iパルス(またはシ
ンボルクロックの活性化)までの期間のパルスを「前近
傍パルス」と呼び、第iパルス(またはシンボルクロッ
クの活性化)の後からパルス信号グループの最後までの
期間のパルスを「後近傍パルス」と呼ぶ。
【0078】図7(d)、図7(e)に示すように、第
0のパルスの後近傍パルスおよび第1のパルスの前近傍
パルスをそれぞれ無視した後、図7(f)に示すよう
に、第1のパルスの位置を取得する。
【0079】以後、同様にして、規定回数L(L:自然
数)まで、正常に第Lのパルス位置を取得できた場合
は、図7(g)に示すように、第0のパルス位置は、ほ
ぼシンボル境界に一致していると判断される。したがっ
て、その位置を基準に、シンボル間隔のパルスを生成す
ることになる。
【0080】続いて、図8のフローチャートを参照し
て、図7で説明したタイミングチャートの処理をさらに
詳しく説明する。
【0081】図8を参照して、粗シンボル検出回路32
6の動作が開始されると(ステップS100)、まずカ
ウント用変数のNの値が1にリセットされる(ステップ
S102)。
【0082】続いて、粗シンボル検出回路326は、図
7(a)で説明したとおり、ピーク検出回路322から
の最初のパルスに基づいて、仮の第0のパルス位置の取
得を行なう(ステップS104)。
【0083】粗シンボル検出回路326は、仮の第0の
パルス位置を取得した後は、所定数の後近傍パルスは無
視し(ステップS106)、本来の第0パルスの位置を
取得する(ステップS108)。
【0084】このように取得された第0パルスを基準と
して、次のシンボルクロック信号の活性化時点の前後双
方にパルスが存在するかの判定を行なう(ステップS1
10)。
【0085】双方のパルスが存在していた場合は、シン
ボルクロックの基準点に対して前近傍パルスを無視し
(ステップS112)、シンボルクロックの基準点の直
後のパルスにより第N番目のパルス位置を取得する(ス
テップS114)。
【0086】続いて、第0のパルス位置と第Nのパルス
位置との間隔が、シンボル間隔×Nにほぼ一致している
かの判断を行なう(ステップS116)。このとき、両
者の差が数クロック以内であって、ほぼ一致していると
判断される場合は、続いて、変数Nの値が1だけインク
リメントされ(ステップS118)、変数Nの値が規定
数Lに達しているか否かの判定が行なわれる(ステップ
S120)。
【0087】変数Nが規定数Lに達していない場合は、
処理は再びステップS110に復帰する。
【0088】一方、変数Nが規定数Lに達している場合
には、第0のパルス位置を基準に、シンボルクロックに
応じてシンボルパルス期間のシンボルパルスが発生され
(ステップS122)、処理が終了する(ステップS1
40)。
【0089】一方で、ステップS110において、次の
シンボルクロック信号の活性化時点の前後双方にパルス
が存在しているといえない場合は、第Nのパルス位置を
取得する(ステップS130)。このとき、第Nのパル
ス位置の取得方法としては、特に限定されないが、次に
現れるパルス信号のグループに対して、ステップS10
4〜S108において、第0のパルス位置を取得したの
と同様にして行なうことができる。
【0090】続いて、第Nのパルス位置を第0のパルス
位置とする(ステップS132)。その後、変数Nの値
が再び1にリセットされる(ステップS134)。
【0091】さらに、ステップS116において第0の
パルス位置と、第Nのパルス位置の間隔がシンボル間隔
×Nにほぼ一致しているといえない場合も、ステップS
132に処理が移行する。
【0092】以上のような処理により、粗シンボル検出
回路326では、上記パルス信号を用いて、シンボル境
界にほぼ一致し、周期はシンボル間隔に一致したシンボ
ルパルスを生成することが可能となる。
【0093】このため、必要期間長遅延メモリ333
は、必要期間長分だけの容量を有すればよく、OFDM
方式の信号において、シンボル期間が長くなった場合で
も、回路規模を抑制して、OFDM伝送方式におけるシ
ンボル期間検出を行なうことが可能となる。
【0094】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
OFDM方式の信号を受信するためのデジタル信号受信
装置における復調回路の規模を大幅に削減することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデジタル信号受信装置1000の全
体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1におけるOFDM復調部102の構成を
示すブロック図である。
【図3】 図2に示したOFDMシンボル期間検出回路
300の構成を説明するためのブロック図である。
【図4】 メモリ制御回路320の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図5】 メモリ制御部320のブロック図である。
【図6】 絶対値加算回路305、ピーク検出回路32
2、粗シンボル検出回路326および制御信号生成回路
328の出力の波形図を示す。
【図7】 粗シンボル検出回路326の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図8】 粗シンボル検出回路326の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】 従来のOFDMシンボル期間検出回路500
を示すブロック図である。
【図10】 OFDM変調信号を示す波形図である。
【図11】 図9に示したシンボル期間検出回路500
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】 ピーク信号、およびピーク信号に対してI
IRフィルタ506が行なう信号処理を説明するための
タイミングチャートである。
【符号の説明】
100 チューナ、102 OFDM復調部、104
TSデコーダ、110MPEGデコード部、120 付
加音生成器、122 PCMデコーダ、130 オンス
クリーンディスプレイ処理部、144 演算処理部、1
46 高速デジタルインターフェイス、148 内蔵蓄
積デバイス、150 モデム、152カードインターフ
ェイス、160 合成器、162 音声出力端子、16
4映像出力端子、180 外部蓄積デバイス、200
A/D変換器、202 I/Q分離部、204 キャリ
ア同期部、208 FFT回路、210 AFT回路、
212 フレームデコード回路、214 等化回路、2
16 周波数デインタリーブ回路、218 時間デイン
タリーブ回路、220 デマッピング回路、222 ビ
ットデインタリーブ回路、224 ビタビ復号回路、2
28 TS再生回路、230 RS復号回路、232
ガードインターバル相関検出部、234 シンボル同期
回路、236 モード・ガード設定/判定部、238
クロック同期・再生回路、300 OFDMシンボル期
間検出回路、301 入力端子、302 有効シンボル
期間遅延メモリ、303 相関器、304 移動平均回
路、305 絶対値加算回路、306 IIRフィル
タ、308 シンボルパルス生成回路、311 端子、
320 メモリ制御回路、333 必要期間長遅延メモ
リ、310 モード判定回路、311 ガード判定回
路、331 係数回路、332 加算器、1000 デ
ジタル放送受信装置、1002 音声出力部、1004
表示部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送シンボル期間内に有効シンボル期間
    と前記有効シンボル期間の一部に一致した波形のガード
    期間とを有する直交周波数分割多重変調信号を受信する
    デジタル信号受信装置であって、 直交検波後の同相軸信号および直交軸信号を受けて前記
    有効シンボル期間長に相当する期間の遅延を行なう第1
    の遅延手段と、 前記同相軸信号および直交軸信号と前記第1の遅延手段
    による遅延後の前記同相軸信号および直交軸信号との相
    関を検出するための相関検出手段と、 前記相関検出手段の出力を受け、前記ガード期間長に相
    当する期間の移動平均処理を行なう移動平均手段と、 前記移動平均手段の最大ピーク値を強調するための処理
    を行なう巡回型フィルタ手段とを備え、 前記巡回型フィルタ手段は、 前記移動平均手段の出力に対応する信号を一方入力に受
    ける加算手段と、 前記伝送シンボル期間分のデータ量よりも小さな容量を
    有し、かつ前記加算手段の出力を受けて前記伝送シンボ
    ル期間だけ遅延して前記加算手段の他方入力に与える第
    2の遅延手段とを含み、 前記移動平均手段の出力に基づいて、前記第2の遅延手
    段へのデータの書込みおよび読出しを制御する制御手段
    と、 前記巡回型フィルタ手段の最大ピーク位置を検出し、前
    記伝送シンボル期間を算出するシンボル期間検出手段と
    をさらに備える、デジタル信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記移動平均手段の出力に基づいて、前記所定値以上の
    ピークが検出されることに応じて、パルス信号を出力す
    るピーク検出手段と、 前記パルス信号を受けて、周期がシンボル間隔に一致
    し、かつ伝送シンボル期間の境界に対応したシンボルパ
    ルスを生成する粗シンボル検出手段と、 前記シンボルパルス前後の必要期間において、前記第2
    の遅延手段を制御する信号を生成する制御信号生成手段
    とを含む、請求項1記載のデジタル信号受信装置。
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