JP2005286525A - 制御装置及び制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 制御装置及び該制御装置により制御される複数の被制御装置を備えるシステムに対して、被制御装置の制御に必要な通信性能を維持しながらもコストを抑制する制御装置及び制御システムを提供する。
【解決手段】 夫々被制御装置を接続した複数の通信網1,2,…,Nを、制御装置10に接続し、制御装置10は、被制御装置を制御するコマンドを生成する制御部11と、夫々異なる通信網1,2,…,Nに接続して通信する複数の通信部12と、制御部11及び通信部12間のコマンドの受け渡しを中継する中継部13とを備え、制御部11にて生成したコマンドを渡す通信部12を、制御部11からコマンドを受け取る中継部13にて選択し、中継部13から選択した通信部12へコマンドを渡す。
【選択図】 図2
【解決手段】 夫々被制御装置を接続した複数の通信網1,2,…,Nを、制御装置10に接続し、制御装置10は、被制御装置を制御するコマンドを生成する制御部11と、夫々異なる通信網1,2,…,Nに接続して通信する複数の通信部12と、制御部11及び通信部12間のコマンドの受け渡しを中継する中継部13とを備え、制御部11にて生成したコマンドを渡す通信部12を、制御部11からコマンドを受け取る中継部13にて選択し、中継部13から選択した通信部12へコマンドを渡す。
【選択図】 図2
Description
本発明は、通信網を介して被制御装置を制御する制御装置、及び該制御装置を備える制御システムに関し、特に複数のサーボモータ及びセンサを実時間制御するための制御装置及び制御システムに関する。
従来、制御装置から各種センサ情報を用いて、各種アクチュエータ等の被制御装置を制御することによりメカニズムを制御するメカトロニクスシステムにおいて、各種センサ、アクチュエータ等の被制御装置の接続を容易にし、しかも制御装置と被制御装置との間の配線の簡略化、これによるシステム全体の信頼性の向上、及び処理の分散化を計ることを目的として、高速シリアルバスを用いたネットワークメカトロニクスシステムが提案されている(例えば特許文献1参照。)。このようなシステムでは、通信性能とコストとの両面から、そのシステムに最適と考えられる通信規格にて規定される通信網を選択し、選択した通信網により制御装置及び被制御装置を接続している。
特開2002−328703号公報
しかしながらメカトロニクスシステムは、更に高度化が進み、一つのシステムで用いる各種アクチュエータ及びセンサの種類の多様化及び数の増加が顕著であり、複雑化する一方となっている。しかし複雑化するシステムにおいても、全てのアクチュエータ、センサ等の被制御装置が全て同程度の通信性能を要求されている訳ではなく、簡単な動きを制御するものから、ミリ秒単位の精度で高性能な制御を要求されるものまで様々である。ところがシステム全体の通信性能を保証するためには、最も高性能な制御が必要な被制御装置に対応することが可能な通信規格にて規定される通信網により全ての被制御装置を接続しなければならない。従って高性能な制御を必要としない被制御装置であっても高性能で割高な通信網に接続する必要が生じ、全体としてのコストアップに繋がる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、制御装置に、被制御装置を制御するコマンドを生成する制御部と、夫々異なる通信網に接続して通信する複数の通信部と、制御部及び通信部間のコマンドの受け渡しを中継する中継部とを設け、中継部に通信部を選択する機能をもたせることにより、通信規格が異なる複数の通信網に夫々接続する被制御装置を、一台の制御装置にて制御することが可能となるので、システム全体の通信性能を保証しながらもコストの削減を実現することが可能な制御装置、及び該制御装置を備える制御システムの提供を目的とする。
第1発明に係る制御装置は、通信網を介して接続する被制御装置の動作を制御する制御装置において、被制御装置を制御するコマンドを生成する制御部と、夫々異なる通信網に接続して通信する複数の通信部と、前記制御部及び通信部間のコマンドの受け渡しを中継する中継部とを備え、前記制御部は、生成したコマンドを中継部へ渡す手段を備え、該中継部は、前記制御部から受け付けたコマンドを渡す通信部を選択する手段と、選択した通信部へコマンドを渡す手段とを備え、前記通信部は、前記中継部から受け付けたコマンドを、接続している通信網を介して被制御装置へ送信する手段を備えることを特徴とする。
第2発明に係る制御装置は、通信規格が規定されている通信網を介して被制御装置の動作を制御する制御装置において、被制御装置を制御するコマンドを生成する制御部と、夫々異なる通信網に接続して通信する複数の通信部と、前記制御部及び通信部間のコマンドの受け渡しを中継する中継部とを備え、前記中継部は、コマンドを保持する中継コマンドレジスタと、各通信網に接続する夫々の通信部及び各被制御装置の接続関係を記録するテーブルとを備え、前記通信部は、コマンドを保持する通信コマンドレジスタを備え、前記制御部は、制御の対象となる被制御装置を指定した制御コマンドを生成する手段と、生成した制御コマンドを、前記中継部が備える中継コマンドレジスタに書き込む手段とを備え、前記中継部は、更に、中継コマンドレジスタに書き込まれた制御コマンドによる被制御装置の指定に対し、テーブルの記録内容に基づいて、対応する通信部を選択する手段と、選択した通信部が接続する通信網の通信規格に応じて制御コマンドの形式を変換した通信コマンドを生成する手段と、生成した通信コマンドを、選択された通信部が備える通信コマンドレジスタに書き込む手段とを備え、前記通信部は、更に、通信コマンドレジスタに書き込まれた通信コマンドを、指定された被制御装置へ、接続している通信網を介して送信する手段を備えることを特徴とする。
第3発明に係る制御装置は、第2発明において、前記中継部は、更に、データを保持する中継データレジスタを備え、前記通信部は、更に、データを保持する通信データレジスタと、前記被制御装置から通信網を介して送信されるデータを受け取る手段と、受け取ったデータを通信データレジスタに書き込む手段とを備え、前記中継部は、更に、前記被制御装置が備える通信データレジスタに書き込まれたデータを読み出す手段と、読み出したデータを中継データレジスタに書き込む手段とを備え、前記制御部は、更に、前記中継部が備える中継データレジスタに書き込まれたデータを読み出す手段を備えることを特徴とする。
第4発明に係る制御システムは、第1発明乃至第3発明のいずれかに記載の制御装置と、該制御装置と通信網を介して通信する被制御装置とを備えることを特徴とする。
第5発明に係る制御システムは、第4発明において、前記被制御装置は、サーボモータ及び/又はセンサを含む制御対象と、該制御対象を、前記制御装置から送信された通信コマンドに基づいて制御する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、複数の通信部に夫々異なる通信網を接続し、制御部にて生成したコマンドを渡す通信部を、制御部からコマンドを受け取る中継部にて選択し、更に選択した通信部が接続する通信網の通信規格に応じた形式にコマンドを変換した上で中継部から通信部へ渡すことにより、夫々の被制御装置に要求される通信性能に応じた複数の通信網を配設し、夫々の通信網に接続する被制御装置を、一台の制御装置にて制御することが可能となるので、各被制御装置に必要な通信性能を確保しながらも、各被制御装置に応じた適正な通信性能の通信網にて接続することができるためコストの削減を実現することが可能である。またコマンドの受け渡しは、コマンドレジスタへの書き込みにて行うことにより、受け渡しに必要なメモリを設ける必要が無く、また制御部、中継部及び通信部は夫々独立して夫々の処理を実行することになるので、例えば制御部は通信に関する処理が不要となるので、夫々の処理負荷を軽減し、高速な処理を実現することが可能である。
本発明に係る制御装置及び制御システムは、夫々被制御装置を接続した複数の通信網を制御装置に接続し、制御装置は、被制御装置を制御するコマンドを生成する制御部と、夫々異なる通信網に接続して通信する複数の通信部と、制御部及び通信部間のコマンドの受け渡しを中継する中継部とを備え、制御部にて生成したコマンドを渡す通信部を、制御部からコマンドを受け取る中継部にて選択し、更に選択した通信部が接続する通信網の通信規格に応じた形式にコマンドを変換した上で中継部から通信部へ渡す。
この構成により、夫々の被制御装置に要求される通信性能に応じた複数の通信網を配設し、夫々の通信網に接続する被制御装置を、一台の制御装置にて制御することが可能となる。このため各被制御装置に必要な通信性能を確保しながらも、過剰品質になることなく各被制御装置に応じた適正な通信性能の通信網にて接続することができるためコストの削減を実現することが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに本発明では、制御部から中継部へのコマンドの受け渡し、及び中継部から通信部へのコマンドを受け渡しを、コマンドレジスタへの書き込みにて行い、通信部から中継部へのデータの受け渡し、及び中継部から制御部へのデータの受け渡しを、データレジスタへの書き込みにて行うことにより、コマンド及びデータの受け渡しに必要なメモリを設ける必要が無く、また制御部、中継部及び通信部は夫々独立して夫々の処理を実行することになるので、例えば制御部は通信に関する処理が不要となるので、夫々の処理負荷を軽減し、高速な処理を実現することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の制御システムを概念的に示す説明図である。図1中10は、ホストノードとなる制御装置であり、制御装置10には、USB(Universal Serial Bus)2.0等の第1通信規格(プロトコル)にて規定される第1通信網1、CAN(Controller Area Network) 等の第2通信規格にて規定される第2通信網2、…、第N通信規格にて規定される第N通信網N等の複数の通信網が接続されている。第1通信規格であるUSB2.0にて規定される第1通信網1では、バス速度が480Mbpsの高速な通信が可能であり、第2通信規格であるCANにて規定される第2通信網2では、バス速度が1Mbpsであるが、低コストで実装も容易である。従って例えば1ms制御周期相当の高速な処理が要求されるサーボ系の制御には、第1通信網1を用い、フィードバック制御等を必要としない時間的制約のない制御用には、第2通信網2を用いる。なお各通信網1,2,…Nには、必要に応じてUSB−HUB等の接続装置30が用いられる。
第1通信網1、第2通信網2、…、第N通信網Nには、夫々一又は複数のターゲットノードである被制御装置20,20,…が接続されており、制御装置10は、第1通信網1、第2通信網2、…、第N通信網Nを介して被制御装置20,20,…を制御している。被制御装置20,20,…は、制御対象としてサーボモータ20a又はセンサ20bを備えており、制御装置10からの制御に基づいて、制御対象であるサーボモータ20a及びセンサ20bの制御を行う。例えば制御装置10から被制御装置20へコマンドを送信し、被制御装置20では、受信したコマンドに基づきサーボモータ20aの起動等の制御を行い、また被制御装置20から制御装置10へセンサ20bにより検出したサーボモータ20aの角度を送信する。なお図1では、一の被制御装置20が、一のサーボモータ20a又は一のセンサ20bを制御する形態を示しているが、一の被制御装置20が、複数のサーボモータ20a及び複数のセンサ20bを夫々制御する形態であっても良い。
図2は本発明の制御システムにて用いられる制御装置10の構成を示すブロック図である。制御装置10は、被制御装置20を制御するコマンドを生成する制御部11と、第1通信網1に接続する第1通信部121、第2通信網2に接続する第2通信部122、…、及び第N通信網Nに接続する第N通信部12N(以降、特に区分する必要がない場合、通信部12として示す)と、制御部11及び各通信部12間のコマンドの受け渡しを中継する中継部13とを備えている。
通信部12は、実行すべき命令を保持する通信コマンドレジスタ12aと、データを保持する通信データレジスタ12bと、接続している通信網に応じた通信規格に対応するデータの処理を行うプロトコルデータ処理コントローラ12cと、通信規格に対応するデータ及び物理的な通信網上で送受信される電気信号を相互に変換するネットワークコントローラ12dとを備えている。なおプロトコルデータ処理コントローラ12c及びネットワークコントローラ12dは、夫々の通信規格に対応しているため、第1通信部121が備えるプロトコル処理コントローラ12c及びネットワークコントローラ12dは、第1通信規格であるUSB2.0に対応し、第2通信部122が備えるプロトコル処理コントローラ12c及びネットワークコントローラ12dは、第2通信規格であるCANに対応している。
中継部13は、実行すべき命令を保持する中継コマンドレジスタ13aと、データを保持する中継データレジスタ13bと、コマンドを受け渡す通信部12を選択するネットワークセレクタ13cとを備えており、ネットワークセレクタ13cは、各通信部12及び各被制御装置20,20,…の接続関係を記録するネットワークテーブル13c1と、選択した通信部12の通信規格に応じてコマンド及びデータの形式変換を行う変換手段13c2とを備えている。
図3は本発明の制御システムにて用いられる被制御装置20の構成を示すブロック図である。被制御装置20は、装置全体を制御する制御手段21、制御手段21による制御に必要な各種プログラム及びデータを記録する不揮発メモリ22、制御に必要なコマンド及びデータを一時的に記録するレジスタ23、並びに通信規格に基づいて接続している通信網、例えば第1通信網1へデータを送出し、第1通信網1からデータを受け取る通信手段24を備え、第1通信網1を介して受け取ったコマンドに基づく制御手段21の制御により、制御対象となるサーボモータ20a及びセンサ20bを制御する。例えば制御装置10からサーボモータ20aを30度回転させるという制御コマンドを受け取った場合、被制御装置20では、制御コマンドに基づく制御手段21の制御により、通電量、油圧、空気圧等の制御量を調整してサーボモータ20aの角度を制御し、また制御した角度をセンサ20bにて検出し、検出した角度を示すデータを制御装置10へ送信する。
次に本発明の制御装置10の各種処理について説明する。図4は本発明の制御装置10が備える制御部11の処理を示すフローチャートである。制御部11では、必要に応じて被制御装置20を制御すべく、制御の対象となる被制御装置20を指定した制御コマンドを生成し(S101)、生成した制御コマンドを、中継部13が備える中継コマンドレジスタ13aに書き込む(S102)。中継コマンドレジスタ13aに書き込まれる制御コマンドには、制御の対象となる被制御装置20を示す装置識別情報及びコマンドの内容の実体であるコマンドデータが含まれている。また制御コマンドには、被制御装置20に所定の動作をさせる制御コマンド及び被制御装置20にデータの送信を要求する制御コマンドという被制御装置20からの応答の要否を示す区分がある。
そして制御部11では、中継コマンドレジスタ13aに書き込んだ制御コマンドに対する応答の要否を判定し(S103)、中継コマンドレジスタ13aに書き込んだ制御コマンドが、被制御装置20からの応答を要しない制御コマンドであると判定した場合(S103:NO)、処理を終了する。
ステップS103において、中継コマンドレジスタ13aに書き込んだ制御コマンドが、被制御装置20からの応答を要する制御コマンドであると判定した場合(S103:YES)、制御部11では、中継コマンドレジスタ13aに書き込んだ制御コマンドに対する応答となるデータが、中継部13が備える中継データレジスタ13bに書き込まれているか否かを判定し(S104)、書き込まれていると判定したとき(S104:YES)、中継コマンドレジスタ13aに書き込んだ制御コマンドに対する応答となるデータを、中継データレジスタ13bから読み出し(S105)、処理を終了する。
ステップS104において、中継コマンドレジスタ13aに書き込んだ制御コマンドに対する応答となるデータが、中継データレジスタ13bに書き込まれていないと判定した場合(S104:NO)、制御部11では、他の処理を実行し(S106)、中継コマンドレジスタ13aに書き込んだ制御コマンドに対する応答となるデータが、中継データレジスタ13bに書き込まれたことを割込命令として検出したとき(S107:YES)、他の処理を中断してステップS104へ進み、以降の処理を実行する。なお割込命令を検出しない限り(S107:NO)、実行している他の処理は継続される。このようにして制御部11は、制御コマンドを生成し、生成したコマンドを中継部13へ渡す処理として中継コマンドレジスタ13aに制御コマンドを書き込み、また制御コマンドに対する応答となるデータを受け取る処理として中継データレジスタ13bに書き込まれたデータを読み出す。
図5は本発明の制御装置10が備える中継部13の処理を示すフローチャートである。中継部13は、中継コマンドレジスタ13aに、コマンドが保持されているか否かを判定し(S201)、コマンドが保持されていると判定した場合(S201:YES)、ここでは制御部11による制御コマンドの書き込みがあると判定した場合、制御部11により中継コマンドレジスタ13aに書き込まれた制御コマンドを割込命令として検出し(S202)、検出した制御コマンドを中継コマンドレジスタ13aから読み出し(S203)、読み出した制御コマンドに含まれている装置識別情報及びコマンドデータを解釈し(S204)、制御コマンドに含まれる装置識別情報にて示される被制御装置20の指定に対し、ネットワークテーブル13c1の記録内容に基づいて、対応する通信部12N及び第N通信網Nを選択する(S205)。
そして中継部13では、選択した第N通信部12Nが接続する第N通信網Nの通信規格に応じて制御コマンドの形式を変換した通信コマンドを生成し(S206)、生成した通信コマンドを、選択された第N通信部12Nが備える通信コマンドレジスタ12aに書き込み(S207)、処理を終了する。
ステップS201において、制御コマンドが保持されていないと判定した場合(S201:NO)、中継部13では、通信部12から受け取るべきデータの有無を判定する(S208)。ステップS208における受け取るべきデータの有無は、以前に通信部12へ渡した制御コマンドをステップS204にて解釈した時に、制御コマンドに含まれているコマンドデータが、被制御装置20にデータの送信を要求する内容であった否かにより判定する。即ち以前に被制御装置20へ送信しているコマンドがデータの送信を要求する内容であった場合で、送信したコマンドに対する応答となるデータを通信部12が受信しているとき、通信部12から受け取るべきデータが有ると判定する。
ステップS208において、通信部12から受け取るべきデータが有ると判定した場合(S208:YES)、中継部13では、通信部12が備える通信データレジスタ12bから、受け取るべきデータを読み出し(S209)、読み出したデータの形式を変換し(S210)、形式を変換したデータを中継データレジスタ13bに書き込み(S211)、処理を終了する。ステップS210におけるデータの形式の変換とは、制御部11が処理可能な、データの送信元の被制御装置20を示す装置識別情報を含む形式に変換することを示す。なおステップS211にて中継データレジスタ13bにデータを書き込んだ場合、書き込んだことを示す信号を制御部11へ送り、制御部11では、図4を用いて説明した処理のステップS105における処理により、中継データレジスタ13bに書き込まれたデータを読み出す。
ステップS208において、通信部12から受け取るべきデータが無いと判定した場合(S208:NO)、処理を終了する。このように中継部13は、制御部11から制御コマンドを受け取る処理として中継コマンドレジスタ13aに書き込まれた制御コマンドを読み出し、読み出した制御コマンドを渡すべき通信部12を選択し、読み出した制御コマンドを、選択した通信部12に応じた形式の通信コマンドに変換し、変換した通信コマンドを、選択した通信部12に渡す処理として、通信コマンドレジスタ12aに通信コマンドを書き込む。また中継部13は、データを受け取る処理として通信データレジスタ12bに書き込まれたデータを読み出し、読み出したデータを制御部11へ渡す処理として中継データレジスタ13bに書き込む。
図6は本発明の制御装置10が備える通信部12の処理を示すフローチャートである。ここでは第N通信部12Nの処理を示す。第N通信部12Nは、通信コマンドレジスタ12aに、コマンドが保持されているか否かを判定し(S301)、コマンドが保持されていると判定した場合(S301:YES)、ここでは中継部13による通信コマンドの書き込みがあると判定した場合、中継部13により通信コマンドレジスタ12aに書き込まれた通信コマンドを割込命令として検出し(S302)、検出した通信コマンドを通信コマンドレジスタ12aから読み出し(S303)、読み出した通信コマンドの内容を解釈し(S304)、プロトコルデータ処理コントローラ12cにより、第N通信網Nの通信規格に応じた形式に変換し(S305)、ネットワークコントローラ12dの処理により、第N通信網Nを介して、指定された被制御装置20へ通信コマンドを送信する(S306)。
ステップS301にてコマンドが保持されていないと判定した場合(S301:NO)、第N通信部12Nは、第N通信網Nに接続するネットワークコントローラ12dからの処理要求の有無を判定する(S307)。ネットワークコントローラ12dは、被制御装置20から第N通信網Nを介して送信されるデータを受け取った場合に処理要求を発生させる。即ち処理要求が有るということは被制御装置20からデータを受け取っているということを示す。
ステップS307において、処理要求が有ると判定した場合(S307:YES)、第N通信部12Nは、ネットワークコントローラ12dが受け取っているデータを取り出し、取り出したデータを通信レジスタ12bに書き込み(S308)、処理を終了する。ネットワークコントローラ12dが受け取っているデータは、第N通信網Nの通信規格に応じた形式のデータであり、通信レジスタ12bには、受け取ったデータの中で必要な情報のみを書き込む。なおステップS308にて通信レジスタ12bにデータを書き込んだ場合、書き込んだことを示す信号を中継部13へ送り、中継部13では、図5を用いて説明した処理のステップS209における処理により、通信データレジスタ12bに書き込まれたデータを読み出す。
ステップS307において、処理要求が無いと判定した場合(S307:NO)、処理を終了する。このように通信部12では、通信コマンドレジスタ12aに通信コマンドが書き込まれた場合、書き込まれた通信コマンドを被制御装置20へ送信し、送信した通信コマンドに対するデータを受け取った場合、受け取ったデータを通信データレジスタ12bに書き込む処理を行う。
図4乃至図6を用いて説明した様に本発明の制御装置10では、制御部11にてコマンドを生成し、生成したコマンドを中継部13へ渡し、中継部13ではコマンドを渡す通信部12を選択し、選択した通信部12へコマンドを渡し、通信部12ではコマンドを被制御装置20へ送信する。また送信したコマンドに対する応答として被制御装置20から送信されたデータを、送信元の被制御装置20に接続する通信部12にて受け取り、通信部12では中継部13へデータを渡し、中継部13では制御部11へデータを渡す。このような処理を行うことにより、制御部11では制御対象となる被制御装置20が、いずれの通信網1,2,…,Nに接続されているのか、またその通信規格はどのようなものかを認識することなく制御コマンドの生成及び発行並びにデータの受取処理を実行する。
前記実施の形態では、通信部及び中継部をLSIチップ等のハードウェアにて実現する構成を示したが、本発明はこれに限らず、ソフトウェアにて実現する形態であっても良く、例えばネットワークコントローラとして、制御の対象となる被制御装置に対応する通信規格に応じたクラスドライバ及びそのインターフェースプログラム(API)を用い、またプロトコルデータ処理コントローラとして、各通信規格に準じた通信ミドルウェアを用いる様にしても良い。
1 第1通信網
2 第2通信網
N 第N通信網
10 制御装置
11 制御部
12 通信部
13 中継部
20 被制御装置
20a サーボモータ
20b センサ
2 第2通信網
N 第N通信網
10 制御装置
11 制御部
12 通信部
13 中継部
20 被制御装置
20a サーボモータ
20b センサ
Claims (5)
- 通信網を介して接続する被制御装置の動作を制御する制御装置において、
被制御装置を制御するコマンドを生成する制御部と、
夫々異なる通信網に接続して通信する複数の通信部と、
前記制御部及び通信部間のコマンドの受け渡しを中継する中継部と
を備え、
前記制御部は、
生成したコマンドを中継部へ渡す手段を備え、
該中継部は、
前記制御部から受け付けたコマンドを渡す通信部を選択する手段と、
選択した通信部へコマンドを渡す手段と
を備え、
前記通信部は、
前記中継部から受け付けたコマンドを、接続している通信網を介して被制御装置へ送信する手段を備える
ことを特徴とする制御装置。 - 通信規格が規定されている通信網を介して被制御装置の動作を制御する制御装置において、
被制御装置を制御するコマンドを生成する制御部と、
夫々異なる通信網に接続して通信する複数の通信部と、
前記制御部及び通信部間のコマンドの受け渡しを中継する中継部と
を備え、
前記中継部は、
コマンドを保持する中継コマンドレジスタと、
各通信網に接続する夫々の通信部及び各被制御装置の接続関係を記録するテーブルと
を備え、
前記通信部は、
コマンドを保持する通信コマンドレジスタを備え、
前記制御部は、
制御の対象となる被制御装置を指定した制御コマンドを生成する手段と、
生成した制御コマンドを、前記中継部が備える中継コマンドレジスタに書き込む手段と
を備え、
前記中継部は、更に、
中継コマンドレジスタに書き込まれた制御コマンドによる被制御装置の指定に対し、テーブルの記録内容に基づいて、対応する通信部を選択する手段と、
選択した通信部が接続する通信網の通信規格に応じて制御コマンドの形式を変換した通信コマンドを生成する手段と、
生成した通信コマンドを、選択された通信部が備える通信コマンドレジスタに書き込む手段と
を備え、
前記通信部は、更に、
通信コマンドレジスタに書き込まれた通信コマンドを、指定された被制御装置へ、接続している通信網を介して送信する手段を備える
ことを特徴とする制御装置。 - 前記中継部は、更に、
データを保持する中継データレジスタを備え、
前記通信部は、更に、
データを保持する通信データレジスタと、
前記被制御装置から通信網を介して送信されるデータを受け取る手段と、
受け取ったデータを通信データレジスタに書き込む手段と
を備え、
前記中継部は、更に、
前記被制御装置が備える通信データレジスタに書き込まれたデータを読み出す手段と、
読み出したデータを中継データレジスタに書き込む手段と
を備え、
前記制御部は、更に、
前記中継部が備える中継データレジスタに書き込まれたデータを読み出す手段を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の制御装置と、
該制御装置と通信網を介して通信する被制御装置と
を備えることを特徴とする制御システム。 - 前記被制御装置は、
サーボモータ及び/又はセンサを含む制御対象と、
該制御対象を、前記制御装置から送信された通信コマンドに基づいて制御する手段と
を備えることを特徴とする請求項4に記載の制御システム。
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---|---|---|---|---|
JP2014103628A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-05 | Mitsubishi Electric Corp | 集中管理装置、集中管理方法、及びプログラム |
CN106073896A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-11-09 | 重庆金山科技(集团)有限公司 | 一种用于手术机器人的电机控制网络及方法 |
JP2018037038A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 株式会社安川電機 | コントローラ、作業制御装置、多軸動作制御装置、及び駆動制御装置 |
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2004
- 2004-03-29 JP JP2004095110A patent/JP2005286525A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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