JP2005285452A - 電源装置および電源装置を構成する電源モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】電源モジュールの組み立て作業を容易にして作業能率を向上させた電源装置等を提供する。
【解決手段】電源装置は、一以上の単電池を直線状に接続した電池セルを略平行に複数本並べ、かつこれらの電池セルを直列または並列に接続してカセットホルダに内蔵した電源モジュールを一以上備える。電池セルの電極が配置されるカセットホルダ端面の形状を厚さよりも幅を広くし、複数の電源モジュールを厚さ方向に積層して隣接する電源モジュール同士を接続しており、各々の電源モジュールは、カセットホルダの幅方向に複数の電池セルを横並びに略平行に収納して、電池セルは一以上の単電池を長手方向に直線状に連結している。これによりカセットホルダをブロック化して電池セルを保護し、耐振動性等を向上させると共に、カセットホルダの連結により電池の本数を容易に増減でき、所望の電源出力に容易に対応可能とできる。
【選択図】図5
【解決手段】電源装置は、一以上の単電池を直線状に接続した電池セルを略平行に複数本並べ、かつこれらの電池セルを直列または並列に接続してカセットホルダに内蔵した電源モジュールを一以上備える。電池セルの電極が配置されるカセットホルダ端面の形状を厚さよりも幅を広くし、複数の電源モジュールを厚さ方向に積層して隣接する電源モジュール同士を接続しており、各々の電源モジュールは、カセットホルダの幅方向に複数の電池セルを横並びに略平行に収納して、電池セルは一以上の単電池を長手方向に直線状に連結している。これによりカセットホルダをブロック化して電池セルを保護し、耐振動性等を向上させると共に、カセットホルダの連結により電池の本数を容易に増減でき、所望の電源出力に容易に対応可能とできる。
【選択図】図5
Description
本発明は、主として大電流の放電に適している電源装置および電源装置を構成する電源モジュールに関し、特にハイブリッドカーや電気自動車等の自動車のように、大電流で駆動されるモーターに電力を供給して車両等の電動機器を駆動する電源装置に関する。
電源装置は、電池又は素電池を直列又は並列に接続した電源モジュールの個数を多くして出力電流を大きくでき、また、直列に接続する直列の個数で出力電圧を高くできる。特に、大出力が要求される用途、例えば自動車等の車両、自転車、工具等に使用される電源装置においては、複数の電池を直列に接続して出力を大きくする構造がとることができる。例えば、自動車走行用のモーターを駆動する電源に使用される大電流、大出力用の電源装置は、複数の電池を直列に連結した電源モジュールをさらに直列に接続して出力電圧を高くしている。駆動モーターの出力を大きくするためである。この種の用途に使用される電源装置は、接続する電源モジュールの個数で出力を調整している。大出力が要求される電源装置は、多数の電源モジュールを接続している。現在、ハイブリッドカーに搭載される電源装置は、6個のニッケル−水素電池を直列に接続して電源モジュールを構成している。この電源モジュールをホルダーケースに内蔵して、電源モジュールを直列に接続している。ホルダーケースに24個の電源モジュールを内蔵する電源装置は、144個のニッケル−水素電池を直列に接続して、定格出力電圧が約170Vとなる。さらに、大出力が要求される電源装置は、直列に接続する電源モジュールの数を多くして出力電圧を高くしている。ハイブリッドカー等の車両に搭載される電源装置は、車両の大きさやモーターの出力により、出力電圧を最適設計する必要がある。このため、電源装置は、用途により内蔵する電源モジュールの個数が変化する。
電源装置の出力は、使用する電池の数に依存する。従来の電源装置は、収納する電源モジュールの個数に合わせてホルダーケースを専用設計している。この電源装置は、ホルダーケースに全ての電源モジュールを収納して、電源モジュールをバスバーで直列に接続している。この構造は、ホルダーケースに収納する電源モジュールの個数を変更できない。このため、各々の用途にのみ使用できる専用設計されたホルダーケースを製作する必要があり、出力電圧を変更する電源装置の製造コストが高くなる欠点がある。
さらに、多数の電源モジュールを内蔵している電源装置は、メンテナンスに手間がかかる欠点もある。多数の電源モジュールを内蔵する電源装置は、全ての電源モジュールが同じようには劣化せず、特定の電源モジュールが劣化する。この状態になると、劣化した電源モジュールを探して交換する必要がある。全ての電源モジュールをひとつのホルダーケースに収納している電源装置は、劣化した電源モジュールを簡単には交換するのが難しい。
これに対して本出願人は、図25の分解斜視図に示すような電源モジュールを開発した(特許文献1)。この電源モジュールを、図26の垂直断面図に示すように複数台を上下に積層して連結することにより、モジュールの増減及び交換を容易としている。これによって電源出力を調整可能とし、また交換を容易にしている。
このような電源モジュールにおいては、各電池を保持するためにプラスチック製や金属製などのホルダに単電池1や電池セル2を収納する構成としている。一般には上ケース10a、下ケース10bに分割されたホルダ10Fに電池を収納後、上下ケース10a、10bをネジ止めや溶接などの方法で固定している。しかしながら、電池の使用数が大きいと、このようなホルダに電池を保持して固定する作業の負担も大きくなる。さらに、電源モジュールに含まれる電池セル2同士を直列に接続するためにバスバー24Bが使用されるが、このようなバスバー24Bの固定作業も、使用する電池数が増えるに従って作業量が大きくなる。
特開2004−031248号公報
本発明は、このような問題点を解決することを目的に開発されたもので、本発明の主な目的は、電源装置を構成する電源モジュールの組み立て作業を容易にして作業能率を向上させた電源装置および電源装置を構成する電源モジュールを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の電源装置は、一以上の単電池を直線状に接続した電池セルを略平行に複数本並べ、かつこれらの電池セルを直列または並列に接続してカセットホルダに内蔵した電源モジュールを一以上備え、電動機器を駆動するための電力を供給可能な電源装置であって、電池セルの電極が配置されるカセットホルダ端面の形状を厚さよりも幅を広くし、複数の電源モジュールを厚さ方向に積層して隣接する電源モジュール同士を接続しており、各々の電源モジュールは、カセットホルダの幅方向に複数の電池セルを横並びに略平行に収納して、電池セルは一以上の単電池を長手方向に直線状に連結したものである。この構成によって、カセットホルダをブロック化して電池セルを保護し、耐振動性等を向上させると共に、カセットホルダの連結により電池の本数を容易に増減でき、所望の電源出力に容易に対応可能とできる。このため、要求される電源出力を得るために必要な本数を収納可能な専用ホルダを個別に設計、用意することなく、同一タイプのカセットホルダで電池の総数を調整でき、低コストで異なる電源出力に柔軟に対応できる。
また本発明の他の電源装置は、複数の電池セルが接続された電源モジュールの正極及び負極の電極端子が、カセットホルダのいずれか一方の端面に共に配置されている。この構成によって、電源モジュールの出力をカセットホルダの片面から取り出せるので、配線作業などを能率よく行うことができ、組立やメンテナンスの作業性が改善される。
さらに本発明の他の電源装置は、カセットホルダ内で電池セルが略平行に偶数個配置され、かつ隣接する電池セル同士をその両端に固定しているバスバーで互いに直列に接続している。この構成によって、電池セル同士の端子をバスバーにより最短距離で連結すると共に、必ず電源モジュールの一方の端面に正負両端子が位置するので、配線作業などを能率よく行うことができ、組立やメンテナンスの作業性が改善される。
さらにまた本発明の他の電源装置は、電源モジュールを、カセットホルダ内で電池セルを垂直姿勢に保持しつつ、電池セルを略平行に並べた方向と直交する方向に、電源モジュール同士を水平方向に連結している。この構成によって、水平方向に電源モジュールを連結して増設でき、電源装置の高さを一定に保持したまま奥行きのみの変更によって電源出力を調整可能であるため、電源装置の設置スペースの確保が容易となる。
さらにまた本発明の他の電源装置は、電池セルを構成する単電池が円筒形である。角形電池などに比して専有面積が大きくなりがちな円筒形電池であっても、上記構成によって効率よく配置、増減できる。
さらにまた本発明の他の電源装置は、カセットホルダが、保持する電池セルの両面をカバーする一対のカバー片に分割されており、一対のカバー片は対向する一方の側面に折曲可能な折曲連結部を固定して互いに連結されると共に、折曲連結部を設けた側と反対の側面に連結フックを設けており、一対のカバー片を折曲連結部と連結フックとを嵌合して固定状態とし、電池セルがカセットホルダから脱離しないよう保持している。この構成によって、カセットホルダをヒンジ等の折曲連結部で開閉式とし、かつ嵌め込み方式により容易に電池セルを保持して固定できるので、組立やメンテナンスの作業性が向上する。
さらにまた本発明の他の電源装置は、カセットホルダの内面に、電池セルを嵌合できる嵌合突起を設けている。この構成によっても、嵌合突起で電池セルをカセットホルダ内に嵌合して、位置決めした状態で保持できるので、作業性が向上する。
さらにまた本発明の他の電源装置は、カセットホルダがプラスチック製で、プラスチック製のカセットホルダに電池セルを直列に接続するバスバーをインサートしている。このようにモジュールホルダーにバスバーを予めインサート成型することによって、バスバーの取付工程が簡略化できる。
さらにまた本発明の他の電源装置は、カセットホルダの端面に面して、電池セルを冷却する冷却空気を通過させる空気ダクトを設けている。このように電源モジュールの端面側に空気ダクトが面する構成とすることで、電源モジュール同士の隣接を可能とし、電源装置の占有スペースを小さくできる。
また本発明の電源装置を構成する電源モジュールは、電動機器を駆動するための電力を供給可能な電源装置を構成する電源モジュールであって、単電池を一以上、単電池の長手方向に沿って直列に接続するよう、異なる極性の電極が表出する単電池の端面同士を電気接続した電池セルと、電池セルを偶数個、単電池の長手方向と直交する方向に略平行に並べた状態で保持するプラスチック製のカセットホルダと、カセットホルダ内において、偶数個の電池セル同士を直列に接続するよう、略平行に並べられた隣接する電池セルの端面に異なる極性の電極を表出させ、かつ電極面を略平行面とした状態でこれらを電気的に接続するよう固定する導電性のバスバーとを備えており、カセットホルダは、カセットホルダ内部で電池セル同士を略平行に並べた方向と直交する方向に、他の電源モジュールのカセットホルダと連結するためのモジュール連結部材を備えており、かつカセットホルダは、保持する電池セルの両面をカバーする一対のカバー片に分割されており、一対のカバー片は対向する一方の側面に折曲可能な折曲連結部を固定して互いに連結されると共に、折曲連結部を設けた側と反対の側面に連結フックを設けており、一対のカバー片を折曲連結部と連結フックとを嵌合して固定状態とし、電池セルがカセットホルダから脱離しないよう保持している。この構成によって、カセットホルダをブロック化して電池セルを保護し、耐振動性等を向上させると共に、カセットホルダの連結により電池の本数を容易に増減でき、所望の電源出力に容易に対応可能とできる。このため、要求される電源出力を得るために必要な本数を収納可能な専用ホルダを個別に設計、用意することなく、同一タイプのカセットホルダで電池の総数を調整でき、低コストで異なる電源出力に柔軟に対応できる。さらにカセットホルダをヒンジ等の折曲連結部で開閉式とし、かつ嵌め込み方式により容易に電池セルを保持して固定できるので、組立やメンテナンスの作業性が向上する。
以上のように、本発明の電源装置および電源装置を構成する電源モジュールによれば、カセットホルダに電池セルを装着する工程を簡略化できる。特にカセットホルダを上下のカバー片に分割して、これらの連結して開閉式とすることで、カセットホルダの連結が容易となり、組立工数の低減に繋がりコストダウンにも寄与し得る。またカセットホルダ内部に電池セルを位置決めした状態で保持できる構造とすることで、位置決め作業を容易にできる。さらにカセットホルダの一端面に電極端子の正極、負極を共に位置させることによって片面だけで配線などの作業ができる。さらにまた電池同士を接続するバスバーをカセットホルダに予めインサート成形しておくことによって、バスバーの取付工程を簡略化できる。このように、電源モジュールの組み立て作業を簡素化して作業負担を低減し得る。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置および電源装置を構成する電源モジュールを例示するものであって、本発明は電源装置および電源装置を構成する電源モジュールを以下のものに特定しない。さらに、本明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、及び「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
本発明の一実施の形態に係る電源装置を構成する電源モジュールの一例を、図1〜図4に示す。図1は電源モジュール100の斜視図、図2は平面図、図3は側面図、図4は正面図をそれぞれ示している。これらの図に示す電源モジュール100は、カセットホルダ10内に計8本の単電池1を保持している。単電池1は、一以上を長手方向に直線状に配置して電池セル2を構成する。単電池1同士の端面で正極、負極を電気接続状態に固定することで、これらの単電池1同士を直列に接続できる。また単電池1同士の接続部分にOリング3(後述)を設けて保護している。このようにして構成された電池セル2を平行に複数本並べ、互いに電気接続して電源モジュール100を構成する。図1の例では、単電池2本からなる電池セル2を4本横並びに配列しているが、単電池1や電池セル2の数は一個の電源モジュール100に要求される出力やサイズなどに応じて適宜設定される。例えば単電池や電池セルを一とすることも可能である。なお本実施の形態ではすべての単電池を直列に接続したが、並列接続や直列、並列接続の組み合わせも可能であることはいうまでもない。
(単電池1)
(単電池1)
単電池1は充電可能な二次電池、あるいは静電容量の大きなスーパーキャパシタを使用する。このような二次電池としては、ニッケル−水素電池やリチウムイオン電池、ニッケル−カドミウム電池等が使用できる。リチウムイオン電池は充電容量が大きいので、大電流を必要とする用途の場合でも容量不足を招かずに十分な使用時間を確保できる。またこれらの図においては、単電池1を円筒型電池としている。ただ、単電池には角型電池や薄型電池も使用できる。
(カセットホルダ10)
(カセットホルダ10)
カセットホルダ10は、内部で保持する電池セル2を振動や外力などから保護できるよう、十分な強度とする。例えばプラスチックやセラミック、金属等の成形材で構成され、絶縁性を備えるプラスチックが好適に使用できる。プラスチックを使用する場合は、グラスファイバ入りなどガラス繊維を混入させて強度を増すタイプが好ましい。一方金属製のカセットホルダを使用する場合は、電池セル2のショートなどを防止するための絶縁構造を設ける。金属製のカセットホルダは熱伝導性に優れ、放熱特性を改善できる。
(カセットホルダの嵌合構造)
(カセットホルダの嵌合構造)
カセットホルダ10は、一対のカバー片12に分割されており、上下のカバー片12A、12Bを連結することで電池セル2を両面から保持する。このようなカセットホルダ10の嵌合構造を図5及び図6に示す。図5は上カバー片12Aを開放して電池セル2をセットした状態の斜視図、図6はその正面図をそれぞれ示している。上カバー片12Aおよび下カバー片12Bは、単電池1を複数直線状に接続した電池セル2を収納できるよう、それぞれ同じ形状に形成されている。具体的には、カセットホルダ10は内面に、電池セル2を位置決めした状態で保持する位置決嵌着部14を形成している。位置決嵌着部14は電池セル2の側面を挟着して保持する。位置決嵌着部14は、保持する単電池1の形状に応じて、これを確実に保持できる大きさ及び形状に設計される。図の例では円筒形の電池の周囲を保持するように、これとほぼ同じ大きさの円弧状の嵌着溝としている。上カバー片12Aおよび下カバー片12Bで電池セル2を上下から保持するよう、嵌着溝は半円状としている。
さらに、隣接する円筒形の電池セル2同士の間には嵌合突起16を突出させる。嵌合突起16によって隣接する電池セル2を区画し、これらを絶縁すると共に確実に保持し、外部の衝撃から電池セル2を保護する。
なお位置決嵌着部14は必ずしも電池セル2の側面と完全に一致させる必要はなく、若干の隙間を設けて電池セル2を冷却する冷却経路を設けることが好ましい。本実施の形態では、位置決嵌着部14の一部を突出させて支持凸部18とし、支持凸部18で電池セル2の側面に部分的に押圧するように保持して、非接触の部分を冷却経路とすることでカセットホルダ10内の電池セル2を効果的に冷却できる。支持凸部18は、好ましくは電池セル2の円周上を4箇所でほぼ均等に保持する。
さらに、上下のカバー片12A、12Bに分割されたカセットホルダ10は、カバー片12の開放及び閉塞を容易に行うための折曲連結部20及び連結フック22を設けている。折曲連結部20は、ほぼ同じ形状に形成された上下のカバー片12A、12Bの一端辺においてこれらを連結し、ピボット状に開閉させる。折曲連結部20は、上下のカバー片12A、12Bをヒンジ等の可動片で予め回動可動に固定する構成や、上下のカバー片12A、12Bを一体成型して、折曲部分の肉厚を薄く構成して折曲可能とした構成などが利用できる。特にカセットホルダ10をプラスチックで一体成型する構成では、一の金型で上下のカバー片12A、12Bおよび折曲連結部20を成型できるので好ましい。
一方、連結フック22は折曲連結部20と反対側の端辺に設けられ、上下のカバー片12A、12Bを閉塞した状態で固定する。連結フック22は、好ましくはネジなどの別部材を使用することなく上下のカバー片12A、12Bを連結できる嵌合構造とする。例えば図5及び図6に示すように、一方のカバー片12にカギ状に先端に引掛片を設け、他方のカバー片12にはこの引掛片と対応する位置に引掛片が係止されるよう段差部を設ける。このような引掛片、段差部といった嵌合構造は、カバー片12に一体成型で構成することが好ましい。
このように、片開き式に上下のカバー片12A、12Bを予め連結しておくと共に、連結フック22で容易に固定できる構造のカセットホルダ10は、組み立て作業を容易に行える利点がある。特にツメによる嵌め込み構造であれば、従来のように上ケースと下ケースに分離された別部材のカセットホルダをネジ止めなどにより固定する構造に比較して、ネジ等の固定部材やネジ止め作業、特別な工具などが不要で、極めて容易に電池セルをカセットホルダに内蔵して固定でき、コスト及び作業性の面で好ましい。ただ、カセットホルダの固定は嵌合構造に限られず、熱溶着や超音波溶着、接着材、ネジの螺合などによる固定方法も採用できる。ネジを使用する方法であっても、上下のカバー片12A、12Bの片側は既に固定されているため、螺合作業が半分で済む利点が得られる。
(Oリング3)
(Oリング3)
電池セル2の表面には、所定の間隔で複数のOリング3を装着している。Oリング3は、好ましくは電池セル2の中間部分の複数部分に設けられる。Oリング3は、弾性変形できるゴム状弾性体で、断面図形状を円形とし、あるいは図示しないが断面形状を楕円形又は多角形としている。Oリング3は、図5および図6に示すように、電池セル2とカセットホルダ10の位置決嵌着部14との間に挟着されて、電池セル2を位置決嵌着部14に装着する。Oリング3は、その内径を電池セル2の外径よりもわずかに小さく、あるいは等しくして、電池セル2の表面に隙間なく密着される。Oリング3は緩衝作用がある。このため、電池セル2とカセットホルダ10との間に挟着されるOリング3は、自動車等の車両に固定されるカセットホルダ10の振動を吸収して、電池セル2の振動を少なくできる。また、電池セル2をカセットホルダ10に隙間なくしっかりと固定する。
Oリング3のある電池セル2は、簡単な構造でカセットホルダ10にしっかりと保持できる状態で装着される。それは、図5および図6に示すように、カセットホルダ10に位置決嵌着部14として設けている嵌着溝に入れて、しっかりと固定できるからである。従来のホルダーケースは、電源モジュールを固定するために、複雑な取り付け構造としている。この取り付け構造は、ホルダーケースの内面に、電源モジュールと直交する方向にリブを設けている。リブは、電源モジュールを嵌着するアーチ状の凹部を設けている。さらに、このアーチ状の凹部に沿って、弾性ゴムを固定する複雑な固定構造としている。これに対して、Oリング3のある電池セル2は、位置決嵌着部14を簡単な構造の溝状に成形して、Oリング3を介して電池セル2をしっかりと振動しないように保持して固定できる。
(バスバーのインサート成形)
(バスバーのインサート成形)
カセットホルダに内蔵される電池セル2は相互に電気接続する必要がある。従来は、カセットホルダに電池セルを固定した後、カセットホルダの端面で電池セルを直列に接続するためにバスバーをネジ止めや溶接などにより固定していた。この方法では組立工数が増えて手間がかかるという問題がある。そこで本実施の形態では、予めカセットホルダ内にバスバーを配置しておくことにより、後工程でバスバーを固定する手間を省いている。図7〜図9に、本発明の他の実施の形態として、バスバー24を予め備えたカセットホルダ10Bの例を示す。図7はバスバー24をインサート成形したカセットホルダ10Bの斜視図を、図8はこのカセットホルダ10Bの正面図を、図9は図8のIX−IX線における断面図および要部拡大図を、それぞれ示す。これらの図に示すカセットホルダ10Bは、プラスチックで成型する際にバスバー24をインサートしている。バスバー24は隣接する電池セル2の端面に表出する電極同士を、最短距離で電気接続する導電板である。好ましくは電池導電性に優れた金属板などを使用する。電池セル2をカセットホルダ10Bにセットした状態で、この電池セル2の電極がバスバー24に接触して隣接する電池セル2同士を電気接続するよう、バスバー24はカセットホルダ10Bの端面の内側に、予め位置決めして固定される。カセットホルダ10Bの端面には、バスバー24を外側から保護するための押さえ板26が一体成型される。押さえ板26はバスバー24よりも面積を小さくすることで、バスバー24をカセットホルダ10Bから表出させて、電源モジュールの電極として機能させる。このためカセットホルダ10Bの端面は、図7および図8に示すように各電池セル2の端面すなわち電極部分が面する部分を開口している。そして電気接続が必要な箇所に、押さえ板26を一体成型で構成し、開口面に突出させている。図9の要部拡大図に示すように、押さえ板26は電池セル2の間を跨って、バスバー24を外側から電池セル2の端子側に押圧する。特にプラスチック製のカセットホルダ10Bに一体成型された押さえ板26は、弾性的に変形してバスバー24を電極に押圧するため、この部分の電気接続を確実にして接触抵抗を低減できる。さらにこの状態から電池セル2の電極とバスバー24とを溶着することもできる。バスバー24を溶着して電気接続する場合は電気抵抗が小さくなるので、バスバー24を薄く成形できる。
電気接続は、カセットホルダ10Bに内蔵される電池セル2をすべて直列接続する場合は、図9のように端面で折り返すジグザグ状に隣接する電池セル2同士を連結する。なお、この際電池セル2の本数を偶数本とすることで、カセットホルダ10Bの一面に必ず正極及び負極が位置する。図9の例では矢印に示すように下側に電源モジュール200の正極及び負極が位置する。このように一方の側に正負極が共に位置することで、後の配線などの作業を同一の位置や姿勢で行うことができ、作業を容易にすることができる。
(電源モジュール同士の連結)
(電源モジュール同士の連結)
以上のようにして構成された電源モジュールを複数連結して、電源モジュールブロックを構成する。図10〜図15に、電源モジュール100で構成された電源モジュールブロック1000を示す。図10はベースフレーム28上に載置された電源モジュールブロック1000を示す斜視図、図11はその平面図、図12は、締結バンド44(後述)で電源モジュールブロック1000を固定した状態を示す斜視図、図13はその正面図、図14はその側面図、図15は締結バンド44を固定する部分の断面図を、それぞれ示している。これらの図に示す電源モジュールブロック1000は、カセットホルダ10Bをカートリッジ式に複数連結していくことで、電源出力に必要な本数の単電池1や電池セル2を使用した電源装置を構築する。
(モジュール連結部材32)
(モジュール連結部材32)
カセットホルダは同じ構造に形成され、一方の面と他方の面とが連結できるモジュール連結部材32を備えている。これによって、同一種類のカセットホルダを使用して、同じ姿勢で隣接する面同士を連結して図10のように電源装置を構成できる。このようなカセットホルダ同士を連結するモジュール連結部材32の一例を図16及び図17に示す。図16はモジュール連結部材32によるカセットホルダ10C同士の連結状態を示す斜視図であり、図17はその側面図をそれぞれ示している。これらの図に示すカセットホルダ10Cは、面積の広い面にモジュール連結部材32を設け、電池セル2が直立姿勢のまま連結後も、異なる電源モジュールの電池セル2同士が互いに平行状態を維持している。すなわち、電源モジュール内で電池セル2が平行に並ぶ方向と垂直に、電源モジュールを継ぎ足す構成としている。
(嵌着凸部33、嵌着凹部34)
(嵌着凸部33、嵌着凹部34)
図16及び図17の例では、電源モジュール300のカセットホルダ10Cの一面にモジュール連結部材32として嵌着凸部33と嵌着凹部34を設け、これらの嵌着によってカセットホルダ10C同士を連結する。図の例ではカセットホルダ10Cの一方の面(図16において前面、図17において左面)に嵌着凹部34を上部、嵌着凸部33を下部に設け、さらに反対側の面(図16において背面、図17において右面)には、上部には嵌着凸部33、下部には嵌着凹部34を、前面の嵌着凸部33、嵌着凹部34とそれぞれ対応する位置に設けている。図に示す嵌着凸部33は円筒状に形成された突起であり、これに対応して嵌着凹部34は円形の穴に形成され、嵌着凸部33を挿入して保持できる大きさに形成される。これら嵌着凸部33および嵌着凹部34は、好適にはカセットホルダ10Cと一体成型により形成される。カセットホルダ10Cをプラスチックなどの弾性部材で構成することにより、弾性変形して嵌着凸部33が嵌着凹部34に挿入されて嵌着される。この例では嵌着凹部34と嵌着凸部33をそれぞれ上下に分けて配置しているが、左右に分けて配置することもできる。あるいは、カセットホルダの前面に嵌着凸部を、背面に嵌着凹部を形成してもよい。さらに嵌着凸部33の形状は円形に限られず、正方形や長方形、三角形などの多角形状や十字状などとしてもよく、また先端に鍔やカギ条、フック等を設けて、嵌着凹部に挿入された状態で外れないように構成することもできる。またこの例では、嵌着凸部33、嵌着凹部34の配置を上下に対称な位置として、前後を反転させた状態でも連結可能としている。ただ、これらを上下非対称に配置して反転した状態では連結できないように構成することもできる。例えば電源モジュールの電極端子が上下いずれかの面に位置している場合に、カセットホルダの前後を反転させても連結可能とすると、電源モジュールの連結後に電極端子面が片面に揃わなくなるおそれがある。このような場合に前後を反転させるとカセットホルダ同士が連結できないように構成することで、このような逆向きの連結を阻止できる。
(ガイドレール構造)
(ガイドレール構造)
またカセットホルダのモジュール連結部材は、上記に限られず、ガイドレール構造やフック係止構造、あるいはネジや接着材による固定、断面コ字状の連結具を介する方法等が適宜利用できる。本発明の他の実施の形態に係るモジュール連結部材32Bとして、カセットホルダの連結にガイドレール構造を採用した例を図18および図19に示す。図18はガイドレール構造を備えるカセットホルダ10D同士を連結する状態の斜視図を、図19はこの平面図をそれぞれ示している。これらの図に示す電源モジュール400は、前面及び背面の他のカセットホルダ10Dを連結する面に、それぞれガイドレール35およびガイドレール35を挿通するガイド溝36を形成している。ガイドレール35は断面をアリ溝状に形成し、ガイド溝36はガイドレール35を挿通できる大きさに形成される。このモジュール連結部材32Bにおいても、上記と同様カセットホルダ10Dと一体成型により形成することが望ましく、またプラスチックなどの弾性部材で形成することが好ましい。ガイドレール構造を備えるカセットホルダ10D同士は、ガイドレール35とガイド溝36を設けた面を互いに対向させて、上下方向にスライドさせるようにしてガイド溝36にガイドレール35を挿入する。この構造ではカセットホルダ10Dの連結面において前後に外れることがないため、連結をより強固にできる利点がある。
(電源モジュールブロック1000)
(電源モジュールブロック1000)
以上のようにして、カセットホルダ同士をカードリッジ式に連結していくことで、複数の電源モジュールを連結した電源モジュールブロック1000が形成される。特に電源モジュールの連結数を加減することで、電源モジュールブロック1000に含まれる電池セル数(単電池数)を容易に変更できる利点が得られる。また電源モジュールブロック1000は、ベースフレーム28上に固定される。ベースフレーム28は電源モジュールブロック1000を載置する基台であり、十分な強度を備える金属又はプラスチック製とする。金属製のベースフレーム28は熱伝導性に優れ、放熱性がよい。一方プラスチック製のベースフレーム28は絶縁性が高く、電池のショートなどを阻止できる。
(ベースフレーム28)
(ベースフレーム28)
ベースフレーム28には、電源モジュールブロック1000を構成した状態で固定する他、各電源モジュールを各々ベースフレーム28上に固定しながら電源モジュール同士を連結する構造も採用できる。前者の場合は、電源モジュール毎にベースフレームへの固定構造を設けなくとも、端部に位置する電源モジュールや一定数毎の電源モジュールなど、特定の電源モジュールにベールフレームへの固定構造を設けて、他の電源モジュールにはこのような連結構造を省略しても、電源モジュール同士のモジュール連結部材によるブリッジによって保持することができるので、連結構造を部分的に省略して構成を簡素化できる。なお、電源モジュールの連結は、使用条件などに応じて十分な連結強度が得られる場合は、カセットホルダの連結構造またはベースフレームとの連結構造のいずれか一方とすることもでき、この場合はさらに連結構造を簡素化できる。
(フレーム連結部材38)
(フレーム連結部材38)
ベースフレーム28とカセットホルダとの連結構造の一例を図20〜図21に示す。図20はフレーム連結部材38を設けたカセットホルダ10Eを下方から見た斜視図を、図22はこのカセットホルダ10Eの平面図、正面図、側面図を含む三面図を、図21はこのカセットホルダ10Eをベースフレーム28に固定した状態の正面図を、それぞれ示している。これらの図に示す電源モジュール500のカセットホルダ10Eは、下面にフレーム連結部材38として断面三角形状に突出するカギ状の突起を突出させている。突起はカセットホルダ10Eで一体成型で形成することが望ましく、例えば弾性変形するプラスチックで突起付きカセットホルダ10Eを成形する。またベースフレーム28には、フレーム連結部材38と連結するためのホルダ連結部材40を備える。ホルダ連結部材40はカセットホルダ10Eの装着位置に形成され、これによって電源モジュール500を位置決めしてベースフレーム28上に固定できる。この例では、ホルダ連結部材40として突起を挿入して係止するためのスリットを設けている。スリットはカギ状の突起よりも若干小さい幅に設計される。
特に図21の例では、ベースフレーム28の端部及び中央部分を断面凸型の凸条42に突出させ、この凸条42同士の上に跨るようにカセットホルダ10Eを連結する。これによって、カセットホルダ10Eの底面とベースフレーム28の底面との間に空間が形成され、この空間を電源モジュール500内の電池セル2を冷却する冷却空気を流すための空気ダクト50とすることができる(後述)。図21の正面図では、ベースフレーム28上に2列の電源モジュール500を配置するように、中央部分の凸条42Aを左右の電源モジュール500共通の台座とし、左右の凸条42Bよりも大きく構成している。そして中央部分の凸条42Aに、突起を係止するためのスリットを形成している。これによって、カセットホルダ10Eをベースフレーム28上に直立状態で載置するよう、下面の突起をベースフレーム28のスリットに当接し、カギ状の突起が弾性変形してスリットに挿入されると共に、挿入後はカギ状突起の戻り止め作用によってスリットから抜けないように係止される。
フレーム連結部材38およびホルダ連結部材40はこの構成に限られず、凹凸形状やレール等他の嵌合構造やネジ止め、接着材等が適宜採用できる。またこの例ではフレーム連結部材38をカセットホルダ10Eの一方の側面にのみ設けているが、カセットホルダの両側、あるいは任意の位置に複数設けることもでき、この場合はベースフレーム28にも対応する位置にそれぞれホルダ連結部材40を設ける。カセットホルダの両側を固定することで、さらに強固な連結が維持できる。
以上のようにして電源モジュール同士を連結した電源モジュールブロック1000を、ベースフレーム28上に固定できる。電源モジュールブロック1000は、電源モジュール同士を電気接続するためにモジュール間バスバーを固定する。モジュール間バスバーは、カセットホルダの端面に備えるバスバー24と直交する方向に、隣接する電源モジュール同士を電気接続する。モジュール間バスバーの固定は、電気溶着やネジ式等の方法が採用できる。またモジュール間バスバーの固定によって、電源モジュール同士の機械的な連結も補強される。この例では、電源モジュール同士は、直列に接続される。直列に接続する場合は、一の電源モジュールの正極端子と、隣接する他の電源モジュールの負極端子とをモジュール間バスバーで接続する。図10に示すように電源モジュール100を連結した小ブロック1000aを2列に並べて電源モジュールブロック1000を構成する場合は、図23に示すように、各列の小ブロック1000aにおいて隣接する電源モジュール同士をモジュール間バスバーでジグザグに連結し、一方の端縁で折り返すように小ブロック1000a間を接続することで、電源モジュールブロック1000の正極端子及び負極端子を同じ側から取り出すことができる。同じ側から出力を取り出せる構造は、配線やメンテナンスなどの作業性を向上させる。
図10の例では、複数の電源モジュール100を連結した小ブロック1000aを複数並べて電源モジュールブロック1000を構成している。ここでは16個の電源モジュールを連結した小ブロック1000aを2つ、左右に並べた電源モジュールブロック1000として、電池セルは4×16×2=128本、単電池数は256本で単電池当たり?Vの電圧が得られる結果、電源装置の出力を???Vとしている。もちろん、小ブロック1000aの列数や小ブロック1000aを構成する電源モジュールの数などは、要求に応じて任意に設定できる。複数の小ブロックに分割する構成では、各小ブロック間にコンタクタを接続してもよい。小ブロック間にコンタクタを直列に介することにより、電源装置のメンテナンス時等にコンタクタをオフに切り換えて出力電圧を0Vとすることができ、作業の安全性を確保できる。あるいは一の電源モジュールに8本の電池セルを内蔵し、1列で連ねて電源モジュールブロックとすることもできる。このような構成により、電源モジュールの連結により電池セル数を増減でき、電源モジュールブロックを固定するベースフレーム28のみを変更するだけで様々な電源出力やサイズに対応できる。このため、電池セル数に応じた専用のケーシングを個別に設計することなく、様々な仕様に容易にかつ安価に対応可能な優れた電源装置が実現できる。
(締結バンド44)
(締結バンド44)
さらに電源モジュール同士の連結をさらに強固にするために、図12〜図15に示すように電源モジュールブロック1000に締結バンド44を締結する。図12は締結バンド44で電源モジュールブロック1000を締結した状態の斜視図を、図13はこの正面図、図14はこの側面図、さらに図15は締結バンド44のずれを防止するバンドガイド46を設けた部分を示す拡大断面図を、それぞれ示している。これらの図に示す締結バンド44は、金属製または樹脂製のバンドであり、好適にはチューブバンドが利用できる。また金属製のバンドはネジで締結力を調整可能なタイプが使用できる。この例では締結バンド44を2つ、上下に離間して電源モジュールブロック1000を締結している。もちろん、締結バンド44の位置及び数は適宜調整でき、1あるいは3以上とすることもできる。
さらに、締結バンド44で電源モジュールブロック1000を締結後に、ずれたり脱離したりしないよう、これを定位置に保持する保持機構を設ける。この例では、図15に示すように電源モジュールのカセットホルダ10に、締結バンド44を保持するバンドガイド46を設けている。バンドガイド46はカセットホルダ10の表面で締結バンド44を位置させる部分に形成された段差であり、締結バンド44の幅とほぼ同じか若干大きい大きさに形成される。バンドガイド46はカセットホルダ10の成型時に形成される。また、バンドガイド46の開口部分に締結バンド44を挿入し易いよう、開口部の端縁を面取りしたり斜面させてもよい。以上のようにして、電源モジュールブロック1000は締結バンド44によって確実に連結状態を維持される。
(空気ダクト50)
(空気ダクト50)
また電源装置は、ベースフレーム28上に固定された電源モジュールブロック1000に内蔵される電池セル2や単電池1を冷却するために、冷却空気を通過させる空気ダクト50を設ける。空気ダクト50は、電源モジュールブロック1000を構成する面の内、最も面積の広い部分に設ける。本実施の形態では、電池セル2が直立するように電源モジュールを縦置きにし、かつ電源モジュール内の電池セル2の並びと直交する方向に電源モジュールを連結して、直立姿勢の電池セル2が同一平面状に並ぶように配置されている。そして電源モジュールの電極面が、この平面、すなわち電源モジュールブロック1000を構成する面の内最も面積の広い面に面している。この面に空気ダクト50を配置し、この面に沿って冷却空気を流して電極面から各電源モジュールに供給する構成とすることで、スペース効率のよい電源モジュールブロック1000とすることができる。
従来、電源モジュールの配置は、電池セルを水平方向に保持して、電池セルの側面が空気ダクトに面するように冷却空気を流す構成が一般的であった。図27にこのような電源モジュールの縦置き構成の一例を示す。この図において電池セル2は紙面の方向に直列に連結されており、また電池セル2同士を水平方向に並べて電源モジュールを構成している。そして電源モジュールブロック1000同士の間に空気ダクト50を設けることで、電池セル2の側面が空気ダクト50に面するようになる。この状態で空気ダクト50に冷却空気を流すと、主に電池セル2の側面が冷却空気に曝され、電池セル2側面を通過する冷却空気によって冷却される。
これに対して本実施の形態では、図24に示すように電池セル2を縦置きとして、電池セル2の電極側端面が空気ダクト50に面するように構成している。そして電池セル2の端面から流入した冷却空気が電池セル2の長手方向に流れる際に電池セル2の側面が冷却される。図26及び図24は、一例としていずれも単電池20個を冷却する構成を示している。これらの構成を比較すると、図26の構成では電源モジュール同士の間に各々空気ダクト50を配置する必要があり、この例では計5つの空気ダクト50を必要とするのに対し、本実施の形態に係る図24の構成では、空気ダクト50を電源モジュールブロック1000の上面及び下面に設けるのみで済むため、空気ダクト50の占有スペースを大幅に低減できる。このことは、電源装置自体の小型化に繋がる。特に大電流用の電源装置では多数の電源モジュールを積層する必要があるため、図26の構成ではさらに空気ダクト50のスペースが増え、装置が大型化する。例えば車載用の電源装置においては、省スペース化が特に重要となる。さらに体積効率に優れた角形電池でなく円筒形の電池を使用する場合においては、省スペース化は尚更重要となる。そこで本実施の形態においては、図24の垂直断面図に示すように電池を縦置きにして、電池セル2の端面が空気ダクト50に面するように配置することで、電源モジュール間に設けていた空気ダクト50を省略することができ、この部分での電源装置の小型化に貢献する。
また従来、電源モジュールブロックを構成する電源モジュールは、面積の広い板状に構成されることが多かった。このような電源モジュールを複数積層して電源モジュールブロックを構成する場合は、電源装置の出力電力が多くなるに従い積層数が増えて、電源装置が高さ方向に厚くなる傾向にある。一般に電源装置などを配置する際、厚さが大きくなると配置スペースを確保するのが困難になる。そこで本実施の形態では電源モジュールをより高く積み上げるのでなく、厚さを維持したまま広さ方向に調節することで、電源装置を配置するスペースの確保を容易にしている。
さらに、断面積の広い面を積み上げていく増設方法では、高さ当たりに増す体積も多くなる。言い換えると、一の電源モジュールに含まれる電池セル数も多くなる。電池セル数に比例して電源出力も大きくなるため、一の電源モジュールで増加する電圧や電流量も大きくなる。
これに対して断面積の狭い面である奥行き方向に継ぎ足す方式とすると、継ぎ足される一個の電源モジュールの体積を小さくできる。言い換えると一の電源モジュールに含まれる電池セルの数が少なくなるため、電源モジュール当たりの電力量が小さくなる。このことは、一の電源モジュールの追加による体積分の増加および出力電力の増加分を小さくとることが可能であることを意味する。したがって、本実施の形態によれば、要求される出力に応じて、より微細に電源出力を調整可能とすることができるという利点も併せて得られる。
(組み立て工程)
(組み立て工程)
以上の構造の電源装置は、以下の工程で組み立てられる。
(1)予め電池セル2を必要数用意しておく。電池セル2は単電池1を所定数直列に接続した直線状に構成される。図1の例では円筒形の電池を2本直列に固定したロッド状とする。この電池セル2をカセットホルダ10の下カバー片12Bの位置決嵌着部14である嵌着溝にセットする。図の例では4本の電池セル2が嵌着溝にセットされ、これらの電池セル2は嵌合突起16によって区画され絶縁される。またカセットホルダ10Bには図7に示すようにバスバー24が予めインサート成形されており、電池セル2が嵌着溝にセットされた状態で電池セル2端面の電極がバスバー24と当接するよう位置決めされる。この状態で図5に示すように折曲連結部20で上カバー片12Aを回動させて上カバー片12Aと下カバー片12Bを連結フック22で連結し閉塞する。この状態で、バスバー24は必要に応じて電池セル2の電極と溶着あるいはネジ止めなどの方法で固定される。
(2)以上のようにして電源モジュールを構成した後、複数の電源モジュール同士を連結して電源モジュールブロック1000を構成する。各電源モジュールのカセットホルダ10表面にはカセットホルダ10同士の連結構造としてモジュール連結部材32が形成されており、これらでカセットホルダ10を順次連結する。図16に示す例ではモジュール連結部材32である嵌着凸部33を嵌着凹部34に挿入してカセットホルダ10Cを連結する。また図18の例では、モジュール連結部材32Bとしてガイド溝36にガイドレール35を挿入してカセットホルダ10D連結する。このようにして所定数の電源モジュールを連結し、図10のような電源モジュールブロック1000を構成する。
(3)電源モジュールブロック1000をベースフレーム28に固定する。各電源モジュールの底面すなわちベースフレーム28との接合面に設けられたフレーム連結部材38と、ベースフレーム28上の対応する位置に対応する形状に設けられたホルダ連結部材40によって、各々の電源モジュールはベースフレーム28に固定され、電源モジュールブロック1000の固定をさらに強固なものとする。
(4)さらに電源モジュールブロック1000の周囲を締結バンド44で締結する。締結バンド44は、図12に示すように各電源モジュールのカセットホルダ10表面をはわせて電源モジュールブロック1000全体を直接締結する。この際、図15に示すようにカセットホルダ10表面の所定の位置に締結バンド44を挿入する段差としてバンドガイド46を形成することで、締結バンド44のずれや脱落を防止できる。バンドガイド46はカセットホルダ10の表面に複数箇所に設けることが好ましく、図12の例では上下2箇所に形成している。
(1)予め電池セル2を必要数用意しておく。電池セル2は単電池1を所定数直列に接続した直線状に構成される。図1の例では円筒形の電池を2本直列に固定したロッド状とする。この電池セル2をカセットホルダ10の下カバー片12Bの位置決嵌着部14である嵌着溝にセットする。図の例では4本の電池セル2が嵌着溝にセットされ、これらの電池セル2は嵌合突起16によって区画され絶縁される。またカセットホルダ10Bには図7に示すようにバスバー24が予めインサート成形されており、電池セル2が嵌着溝にセットされた状態で電池セル2端面の電極がバスバー24と当接するよう位置決めされる。この状態で図5に示すように折曲連結部20で上カバー片12Aを回動させて上カバー片12Aと下カバー片12Bを連結フック22で連結し閉塞する。この状態で、バスバー24は必要に応じて電池セル2の電極と溶着あるいはネジ止めなどの方法で固定される。
(2)以上のようにして電源モジュールを構成した後、複数の電源モジュール同士を連結して電源モジュールブロック1000を構成する。各電源モジュールのカセットホルダ10表面にはカセットホルダ10同士の連結構造としてモジュール連結部材32が形成されており、これらでカセットホルダ10を順次連結する。図16に示す例ではモジュール連結部材32である嵌着凸部33を嵌着凹部34に挿入してカセットホルダ10Cを連結する。また図18の例では、モジュール連結部材32Bとしてガイド溝36にガイドレール35を挿入してカセットホルダ10D連結する。このようにして所定数の電源モジュールを連結し、図10のような電源モジュールブロック1000を構成する。
(3)電源モジュールブロック1000をベースフレーム28に固定する。各電源モジュールの底面すなわちベースフレーム28との接合面に設けられたフレーム連結部材38と、ベースフレーム28上の対応する位置に対応する形状に設けられたホルダ連結部材40によって、各々の電源モジュールはベースフレーム28に固定され、電源モジュールブロック1000の固定をさらに強固なものとする。
(4)さらに電源モジュールブロック1000の周囲を締結バンド44で締結する。締結バンド44は、図12に示すように各電源モジュールのカセットホルダ10表面をはわせて電源モジュールブロック1000全体を直接締結する。この際、図15に示すようにカセットホルダ10表面の所定の位置に締結バンド44を挿入する段差としてバンドガイド46を形成することで、締結バンド44のずれや脱落を防止できる。バンドガイド46はカセットホルダ10の表面に複数箇所に設けることが好ましく、図12の例では上下2箇所に形成している。
この状態で電源モジュール同士をモジュール間バスバーで電気接続する。各電源モジュールは一方の面に正極及び負極端子を表出させているため、一面から配線が行え作業性が向上する。ここでは、電源モジュールに含まれる電池セル2の本数を偶数本、例えば4本とすることにより、上側の端面から電極端子を表出させている。このように電極端子を上面に表出させた電源モジュール間にモジュール間バスバーを溶接、ネジ止めなどの方法で固定することにより、電源モジュール同士の機械的な連結も補強される。あるいは、締結バンドを締結する前、例えばベースフレーム上に電源モジュールブロックを固定した後、あるいはベースフレームに固定する前で電源モジュールブロックを構成した際にモジュール間バスバーの配線を行ってもよい。
本発明の電源装置および電源装置を構成する電源モジュールは、ハイブリッドカーや電気自動車等の車両用電源装置など、高出力、大電流の電源装置として好適に適用できる。
100〜500…電源モジュール
1000…電源モジュールブロック;1000a…小ブロック
1…単電池
2…電池セル
3…Oリング
10、10B〜10F…カセットホルダ;10a…上ケース;10b…下ケース
12…カバー片;12A…上カバー片;12B…下カバー片
14…位置決嵌着部
16…嵌合突起
18…支持凸部
20…折曲連結部
22…連結フック
24、24B…バスバー
26…押さえ板
28…ベースフレーム
32、32B…モジュール連結部材
33…嵌着凸部
34…嵌着凹部
35…ガイドレール
36…ガイド溝
38…フレーム連結部材
40…ホルダ連結部材
42、42A〜B…凸条
44…締結バンド
46…バンドガイド
50…空気ダクト
1000…電源モジュールブロック;1000a…小ブロック
1…単電池
2…電池セル
3…Oリング
10、10B〜10F…カセットホルダ;10a…上ケース;10b…下ケース
12…カバー片;12A…上カバー片;12B…下カバー片
14…位置決嵌着部
16…嵌合突起
18…支持凸部
20…折曲連結部
22…連結フック
24、24B…バスバー
26…押さえ板
28…ベースフレーム
32、32B…モジュール連結部材
33…嵌着凸部
34…嵌着凹部
35…ガイドレール
36…ガイド溝
38…フレーム連結部材
40…ホルダ連結部材
42、42A〜B…凸条
44…締結バンド
46…バンドガイド
50…空気ダクト
Claims (10)
- 一以上の単電池を直線状に接続した電池セルを略平行に複数本並べ、かつこれらの電池セルを直列または並列に接続してカセットホルダに内蔵した電源モジュールを一以上備え、電動機器を駆動するための電力を供給可能な電源装置であって、
前記電池セルの電極が配置される前記カセットホルダ端面の形状を厚さよりも幅を広くし、複数の電源モジュールを厚さ方向に積層して隣接する電源モジュール同士を接続しており、各々の電源モジュールは、前記カセットホルダの幅方向に複数の電池セルを横並びに略平行に収納して、前記電池セルは一以上の単電池を長手方向に直線状に連結したものであることを特徴とする電源装置。 - 請求項1に記載の電源装置であって、
複数の電池セルが接続された電源モジュールの正極及び負極の電極端子が、カセットホルダのいずれか一方の端面に共に配置されてなることを特徴とする電源装置。 - 請求項2に記載の電源装置であって、
前記カセットホルダ内で電池セルが略平行に偶数個配置され、かつ隣接する電池セル同士をその両端に固定しているバスバーで互いに直列に接続してなることを特徴とする電源装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の電源装置であって、
前記電源モジュールを、前記カセットホルダ内で電池セルを垂直姿勢に保持しつつ、電池セルを略平行に並べた方向と直交する方向に、電源モジュール同士を水平方向に連結していることを特徴とする電源装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の電源装置であって、
前記電池セルを構成する単電池が円筒形であることを特徴とする電源装置。 - 請求項1から5のいずれかに記載の電源装置であって、
前記カセットホルダが、保持する電池セルの両面をカバーする一対のカバー片に分割されており、一対のカバー片は対向する一方の側面に折曲可能な折曲連結部を固定して互いに連結されると共に、前記折曲連結部を設けた側と反対の側面に連結フックを設けており、一対のカバー片を前記折曲連結部と連結フックとを嵌合して固定状態とし、前記電池セルがカセットホルダから脱離しないよう保持してなることを特徴とする電源装置。 - 請求項6に記載の電源装置であって、
前記カセットホルダの内面に、前記電池セルを嵌合できる嵌合突起を設けていることを特徴とする電源装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載の電源装置であって、
前記カセットホルダがプラスチック製で、プラスチック製のカセットホルダに前記電池セルを直列に接続するバスバーをインサートしていることを特徴とする電源装置。 - 請求項1から8のいずれかに記載の電源装置であって、
前記カセットホルダの端面に面して、電池セルを冷却する冷却空気を通過させる空気ダクトを設けていることを特徴とする電源装置。 - 電動機器を駆動するための電力を供給可能な電源装置を構成する電源モジュールであって、
単電池を一以上、単電池の長手方向に沿って直列に接続するよう、異なる極性の電極が表出する単電池の端面同士を電気接続した電池セルと、
前記電池セルを偶数個、単電池の長手方向と直交する方向に略平行に並べた状態で保持するプラスチック製のカセットホルダと、
前記カセットホルダ内において、偶数個の電池セル同士を直列に接続するよう、略平行に並べられた隣接する電池セルの端面に異なる極性の電極を表出させ、かつ電極面を略平行面とした状態でこれらを電気的に接続するよう固定する導電性のバスバーと、
を備えており、前記カセットホルダは、カセットホルダ内部で前記電池セル同士を略平行に並べた方向と直交する方向に、他の電源モジュールのカセットホルダと連結するためのモジュール連結部材を備えており、
かつ前記カセットホルダは、保持する電池セルの両面をカバーする一対のカバー片に分割されており、一対のカバー片は対向する一方の側面に折曲可能な折曲連結部を固定して互いに連結されると共に、前記折曲連結部を設けた側と反対の側面に連結フックを設けており、一対のカバー片を前記折曲連結部と連結フックとを嵌合して固定状態とし、前記電池セルがカセットホルダから脱離しないよう保持してなることを特徴とする電源装置を構成する電源モジュール。
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