JP2005284734A - マーキング入り商品の販売支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な形状・材質を有する商品にもマーキングを付して自動販売可能とすると共にマーキングの独自性を向上させて他人の商品との間違えを防止する。
【解決手段】端末機器21〜23から通信ネットワークNを介して注文を受け付けて顧客固有のマーキングMを付した商品を販売するためのサーバ11を備えた販売支援装置10であって、サーバ11は、各商品の品種毎に対応して利用可能なマーキング場所の種別を登録している場所データベース31を備え、顧客が端末機器21〜23からサーバ11にアクセスして商品の種類を選択した際に、その選択された商品に関するマーキング可能場所を場所データベース31を参照して端末機器21〜23に提示している。
【選択図】図1

Description

本発明は、マーキング入り商品の販売支援装置に関し、詳しくは、顧客固有のマーキングを付したゴルフクラブ等の商品を通信ネットワークを介して販売するためのものである。
従来、ゴルフボールに顧客固有のマーキング(ネームやロゴ等)を印刷し、自己のゴルフボールを他人のものと区別できるようにしたり、ネーム入りボールを贈答品として用たりする等していた。顧客固有のマーキングを商品に付加するためには、商品購入後に改めて販売店に申請したり、又は、顧客自ら印字メーカに依頼する必要があったので、マーキング入り商品が顧客の手元に届くまでに相当な時間が掛かり顧客の不満が多いと共に、メーカや販売店等にとっても手続等のコストが掛かる問題があった。
そこで、特開2002−73795号公報では、顧客が希望する任意のマークが印刷されたゴルフボールの注文を簡単に行うことを目的として、ネットワークに接続可能なユーザ側端末装置と、注文受付サーバと、受注データベースとを備えたシステムが提案されている。このシステムでは、注文依頼がされた場合に、マーク入力支援情報として文字列の例示、フォント、図案等を表示し、ユーザが図案自体を入力する場合には、印刷可能な図案の大きさ、色、データ形式、作成テンプレート等を表示し、ユーザが印刷するマークの選択・作成を行った後、ボール画像にマーク画像を合成したマーク付き合成画像をユーザ側に送信し、ユーザによる合成画像の確認後に注文を受け付けるようにしている。
また、特開2002−297965号公報では、インターネット等に接続可能なユーザ端末と販売サーバとを備え、複数の種類の商品やデザインを提示し、ユーザが商品、形状及びデザインを自由に選択して特注したデザインを総合的に結合したイメージ商品をユーザが確認した後に最終的に受注する方法が提案されている。
ところで、ゴルフ場等では同種のゴルフクラブを持つプレーヤと遭遇する場合があり、同じ組でプレーする際には他人のクラブと間違え易い問題があるが、ゴルフクラブは前記ゴルフボールに比べ非常に高価であるため、間違えや盗難を防止するためにも、ボールだけでなくゴルフクラブ等へもマーキングを入れることが望まれる。
しかしながら、前記各公報の提案はゴルフボールのようにマーキング箇所の形状や材質が均一である場合には有効であるが、ゴルフクラブ等のように形状が一様でなく且つヘッド、シャフト、グリップ等のように異なる材質が混在する商品の場合には、マーキング可能場所やマーキング手法などに様々な制限が発生し、前記各公報の技術をそのまま適用するのは非常に困難となる問題がある。
また、システムが提示するデザイン群から顧客がマーキングの種類を選択する場合には、印象の良いデザインを皆が選ぶ傾向になることが予想され、マーキング入り商品を購入したにも関わらず、他人と同じようなマーキングを有する商品が作製され、相変わらず他人のものとの取り間違えが発生するおそれもある。
特開2002−73795号公報 特開2002−297965号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、様々な形状・材質を有する商品にもマーキングを付加して自動販売できるようにすると共に、マーキングのオリジナル性を向上させて他人の商品との取り間違えを防止することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、通信ネットワークを介して顧客の端末機器に接続可能であり、顧客からの注文を受け付けて顧客固有のマーキングを付した商品を販売するためのサーバを備えた販売支援装置であって、
前記サーバは、各商品の品種毎に対応して利用可能なマーキング場所の種別を登録している場所データベースを備え、
顧客が端末機器から前記サーバにアクセスして商品の種類を選択した際に、前記サーバは前記選択された商品に関するマーキング可能場所を前記場所データベースを参照して前記端末機器に提示することを特徴とするマーキング入り商品の販売支援装置を提供している。
前記構成とすると、商品の形状や材質や強度等の要因からマーキング(ネームや図形やロゴや画像等)を付すことができない場所を除外し、利用可能なマーキング可能場所のみを顧客の端末機器に提示するようにしているので、顧客が商品のマーキングできない場所を選択して注文するのを確実に防止することができる。
前記サーバは、
各商品の品種毎の前記マーキング可能場所に対応してその材質を登録している材質データベースと、
前記材質の種類毎に対応して利用可能なマーキング手法の種別を登録している手法データベースとを備え、
前記端末機器から選択されたマーキング場所に関する利用可能なマーキング手法を前記材質データベースおよび前記手法データベースを参照して前記端末機器に提示する。
前記構成とすると、レーザ印刷、スタンプ印刷、熱転写印刷、シルク印刷、CNC加工、シール貼付等のように複数の種別用意されたマーキング手法のうち、選択されたマーキング場所において材質の理由から採用できないマーキング手法を除外し、顧客が不可能なマーキング手法を選択して注文するのを確実に防止することができる。
前記サーバは、
各商品の品種毎の前記マーキング可能場所に対応してマーキング可能寸法を登録している寸法データベースを備え、
前記端末機器から選択されたマーキング場所に関する利用可能なマーキング寸法を前記寸法データベースを参照して前記端末機器に提示する。
前記構成とすると、選択されたマーキング場所の面積や形状等の要因から採用できないマーキング寸法(サイズ)を除外し、利用可能なマーキング寸法のみを顧客の端末機器に提示するようにしているので、顧客がマーキング不可能なサイズを選択して注文するのを確実に防止することができる。
前記サーバは、商品、マーキング、マーキング場所、マーキング手法、マーキング寸法、マーキング色彩の各マーキング情報うち少なくとも1以上のマーキング情報を構成する複数の種別に関して過去に販売実績のある種別を累積登録する販売情報データベースを備えている。
前記構成とすると、商品、マーキング、マーキング場所、マーキング手法、マーキング寸法、マーキング色彩等に関して売れ筋の種別を把握したり、逆に不人気の種別を新しい種別と入れ替えたりする等して販売情報管理を容易に行うことができる。
前記サーバは、前記販売情報データベースを参照して前記マーキング情報に関する種別毎の販売実績数の大小を認識可能に前記端末機器へ提示する。
前記構成とすると、顧客はマーキング情報に関して販売実績の少ない種別を判別して、他人と同じようなマーキングにならないように容易に選択することができる。即ち、例えば人気のマーキング(ロゴ等)があった場合に、知らずにそれを注文すると、同じマーキングを有する他人に遭遇しやすく取り間違えなどが起こりうるが、顧客がマーキング種別毎の販売実績数の大小を把握することでそれが回避可能となる。
前記サーバは、前記マーキング情報を構成する複数の種別を前記端末機器へ提示する際に販売実績数の少ないものから昇順で、あるいは、販売実績数の多いものから降順で表示させることとしている。
即ち、マーキング情報から特定の種別を選択する際に昇順表示させると、他人と同じ種別が選ばれる確率を低減させて、前記商品の他人のものとの取り間違えの発生率を更に低減できる。また、降順表示させると、顧客はどの種別に人気があるか等を即座に知ることができる。
前記販売情報データベースは、前記マーキング情報を構成する複数の種別に関して顧客毎に対応させて過去に販売実績のある種別を累積登録しており、
前記サーバは、顧客毎の購入実績のある前記マーキング情報の種別を前記販売情報データベースを参照して前記端末機器に表示させる。
前記構成とすると、顧客がマーキング入り商品を購入するためにマーキング情報の各種別を選択する際に、過去に自己がマーキング商品を購入した時のマーキング情報を呼び出してそれを変更しながら再利用することができ、顧客の利便性の向上を図ることができる。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、マーキングできない場所を除外したり、各種マーキング手法のうちマーキング場所に採用できないマーキング手法を除外したり、選択されたマーキング場所に印刷等できない寸法を除外した状態で端末機器に情報提示することで、顧客が不可能な注文をするのを予め防止できる。
また、商品やマーキングやマーキング場所・手法・寸法等の各種別に関して販売実績の大小を顧客に知らせることで、他人と同じようなマーキングの発生率を低減させることができる。さらに、過去に自己がマーキング入り商品を購入した時のマーキング情報を呼出可能とすることで、データ再利用による顧客の利便性を高めることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本実施形態のマーキング入りゴルフクラブ(商品)の販売支援装置10を示す。ゴルフクラブを購入する顧客が操作する端末機器であるパソコン21、22あるいは携帯電話23がインターネット等の通信ネットワークNを介して販売支援装置10となるサーバ11に接続可能となっている。また、サーバ11はゴルフクラブのメーカ内に設置されており、ゴルフクラブの販売店19および工場20に設置された情報処理機器が通信ネットワークNに接続されている。
サーバ11は、通信ネットワークNと接続する通信部12と、各種演算処理を行う演算制御部13と、後述するデータベース14と、素材ファイル16および販売支援プログラム17を保存している記憶部15とを備えている。
データベース14には、図2に示すように、商品データベース30、場所データベース31、材質データベース32、手法データベース33、寸法データベース34、販売情報データベース35、価格データベース36とを備えている。
なお、通信部12は通信ネットワークNがインターネットである場合には、WWWサーバとするなど適宜変更が可能である。また、データベース14や素材ファイル16は、サーバ11がアクセス可能な記憶装置に記憶させておくことも可能である。
商品データベース30は、図3に示すように、商品名、ブランド、種類、品番等を各商品種別毎に登録している。
場所データベース31は、図4に示すように、各ゴルフクラブの品番毎に対応して、マーキング(ネームや図形やロゴや画像等)Mを印刷等して付加することが可能なマーキング場所(ヘッドクラウン部やヘッドソール部やヘッドフェース部やヘッドキャビティ部やシャフト部やグリップ部等)の種別を登録している。即ち、形状や強度等の観点からマーキングMを付すことができないゴルフクラブ上の場所を予め除外している。
材質データベース32は、図5に示すように、ゴルフクラブの品種毎の各マーキング可能場所の材質を登録している。
手法データベース33は、図6に示すように、材質の種類毎に対応して、利用可能なマーキング手法(レーザ印刷、スタンプ印刷、熱転写印刷、シルク印刷、CNC加工、シール貼付、浮き文字等)の種別を登録している。
寸法データベース34は、図7に示すように、ゴルフクラブの品種毎の各マーキング可能場所に対応して、マーキングMを付すことが許容されるエリアサイズであるマーキング可能寸法を登録している。即ち、マーキング場所の面積や形状等の要因から採用できない寸法を予め除外している。
価格データベース36は、図8に示すように、基本料金に加える追加料金として、マーキング手法やマーキング場所やマーキング寸法やマーキング色彩の種別毎に対応して特別料金を登録している。
販売情報データベース35は、図9に示すように、過去に販売済のマーキング情報の履歴を顧客毎に関連付けて、ユーザ名(顧客名)、住所、メールアドレス、品番、購入日、マーキング、マーキング場所、マーキング手法、マーキング寸法、マーキング色彩等の種別を累積登録している。
なお、マーキングの場所によっては使用時にマーキングの耐久性が要求される場合があることからマーキング可能場所に対応してマーキング手法と優先度を示す優先情報を登録した優先マーキングデータベースを備えることも好ましい。
次に、販売支援装置10を利用したマーキング入りゴルフクラブの顧客への販売手順について説明する。
顧客が自宅等にあるパソコン21、22(あるいは携帯電話23)から通信ネットワークNを介してサーバ11にアクセスすると、図10に示す初期入力画面が表示される。顧客は、初めて利用する場合は、ユーザ名(氏名)、住所、メールアドレスをブランク40に入力して決定ボタン41をクリックする。一方、過去に利用してゴルフクラブを購入したことのある会員は会員用ボタン42をクリックして図示しない会員画面でパスワードを入力する。
そうすると、販売支援プログラム17より商品データベース30を参照して図11に示すような商品選択画面が表示される。この際、画像の欄には素材ファイル16から品番に対応する画像ファイルが呼び出されて表示される。また、選択率の欄には、各ゴルフクラブの種別毎の全販売数に対する販売数の比率である選択率を販売情報データベース35を統計処理して表示している。ここで、一画面上では商品の表示は3件までにして次の商品は次頁ボタン43をクリックして表示させることとしているが、その表示順序として販売実績数の多いもの、即ち、選択率の高いものから降順で表示させており、顧客はどの種別に人気があるかを直ぐに知ることができるようにしている。なお、この表示順序は、販売実績数の少ないもの、即ち、選択率の低いものから昇順で表示させるようにしても構わない。
また、ユーザの住所からユーザの住所に近い顧客の販売情報のみを販売情報データベース35より抽出し、演算制御部13により選択率を統計処理して表示するなど、特定地域の情報を表示することもできる。
さらに、販売傾向グラフボタン44をクリックすると、プログラム17が販売情報データベース35を参照して、各商品の選択率等の統計データがグラフ表示されるようにしており、顧客は売れ筋商品を視覚的に知ることができる。また、顧客購入実績ボタン45をクリックすると、プログラム17が販売情報データベース35を参照して、先に入力されたユーザ名をキーとして統計処理された同一顧客に関する過去のマーキング情報の販売実績(商品名、品番、購入日、マーキング、マーキング場所、マーキング手法、マーキング寸法、マーキング色彩)が別画面(図示せず)で累積表示される。
顧客は上述した各種情報を考慮して購入したいゴルフクラブを決定したら、品番にマウスを合わせてクリックすると、図12に示すマーキング場所選択画面が表示される。この際、マーキング場所としてヘッド、シャフト、グリップが挙げられているが、選択された商品の形状や材質等の要因からマーキングが不可能な場所はネガティブ表示としてクリックできないようにしている。そして、顧客が希望するマーキング場所、例えば「ヘッド」にマウスを合わせてクリックすると、図13に示すマーキング入力画面が表示される。
マーキング入力画面の画像表示エリア47には、選択されたゴルフクラブのヘッドの画像が映し出されると共に、形状等の理由によりマーキングが不可能な場所48をグレー表示している。なお、マーキング不可能領域として、フェースを溶接または圧入した境界等は強度面からマーキング不可とする。
画像表示エリア47の上方には、ヘッド各部が表示されたマーキング場所ボタン48〜51が設けられている。この際、マーキング不可能な場所であるバックサイドのボタン51はクリックできないようにネガティブ表示しており、アクティブなボタン48〜50のいずれかをクリックすることで該当する場所を画像表示エリア47に表示させる。なお、表示後の画像は上下左右ボタン60をクリックすることで回転表示可能としている。
各マーキング場所ボタン48〜50の選択率の欄48a〜50aには、各マーキング場所の種別毎の全販売実績数に対する販売数の比率である選択率を販売情報データベース35を参照統計して表示している。
なお、上記選択率を特定地域の販売情報に限定して表示したり、顧客の名前と相紛らわしいユーザ名の販売情報に限定して表示することも商品の取り違え防止の観点から好ましい。
画像表示エリア47の右側には、素材ファイル16からマーキング色彩を読み出して色見本帳52を表示させている。色見本帳52は、サンプル色52を表示すると共に、そのサンプル色に関して全販売実績数に対する販売数の比率である選択率を販売情報データベース35を参照統計して昇順表示している。即ち、過去にあまり選ばれていない色彩を上位に表示させて他人と同じようなマーキングが発生するのを防止している。また、マーキングを行う場所周辺のヘッド色と近似する色彩は色見本帳52に表示させないようにして、マーキングMの視認性が悪化するのを予め防止する工夫をしている。なお、ヘッド色と近似する色を色見本帳52に表示させてもよく、その場合は、当該色を顧客が選択した時に「warning」を表示して顧客に知らせるようにすればよい。
ヘッドの所要位置にはマーキング入力枠55が表示されており、マーキングMをテキスト文字とする場合にはその枠55内にテキスト入力し、フォント選択部56、サイズ選択部57および色見本帳52から希望するフォント、文字サイズおよび色彩を決定する。
マーキング入力枠55はマウス等により拡大縮小を可能とするが、寸法データベース34に登録されたマーキング可能寸法を超える枠55の拡大はできないように設定するか、あるいは、マーキング可能寸法を超える拡大時に「warning」を表示して顧客に知らせるようにしている。
また、フォント選択部56およびサイズ選択部57はプルダウン表示としており、各フォント種別および各サイズ種別毎において過去の選択率を販売情報データベース35を参照統計し、プルダウン時に種別名の横にそれぞれ選択率(図示せず)を表示するようにしている。
マーキングMとしてテキスト文字を入力せずに、ロゴ、図形、その他画像等を用いたい場合には、マーキング呼出ボタン58をクリックすることで、サンプル集が別画面(図示せず)で表示される。そのサンプル集では、過去の選択率を表示すると共に選択率の小さいマーキングから昇順で過去にあまり選ばれていないマーキングを上位に表示させて、他人と同じようなマーキングが発生するのを防止するとよい。また、サンプル集の中に、過去に自己がマーキング入り商品を購入した時のマーキングを呼び出してそれを変更しながら再利用できるようにしても好適である。
また、サンプル集にない顧客が用意した画像、例えば、デジタルカメラや携帯電話で撮影した画像やプリクラ等の画像をマーキングしたい場合には、新規読込ボタン59をクリックしてマーキング入力枠55に挿入可能としている。
以上の操作によりゴルフクラブの希望する位置に希望するマーキングMを設定したら、決定ボタン61をクリックすることで、図14に示すマーキング手法選択画面が表示される。
マーキング手法は、レーザ印刷、スタンプ印刷、熱転写印刷、シルク印刷、CNC加工、シール貼付、浮き文字(樹脂)の各種手法を過去に選ばれた実績である選択率の大きいものから一覧表示している。前記選択された商品のマーキング場所の形状や材質や強度等の要因から適用し得ないマーキング手法はクリックできないネガティブ表示として、顧客が不可能なマーキング手法を選択して注文するのを防止している。
顧客は、図14の一覧を見て他人とは違うオリジナリティのあるマーキングMを付すために選択率の低いマーキング手法を選ぶこともできるし、人気のあるマーキング手法を選ぶこともできる。なお、マーキング手法の表示順序は、選択率の低いマーキング手法から上位となるよう降順表示しても構わない。
また、マーキング手法の適否は、材質だけでなく形状を基に判断してもよく、例えばクラブヘッドのキャビティ部はレーザ印刷のみとしてもよい。さらに、マーキング手法の適否判断のために、ゴルフクラブ画像から画像処理により場所を認識してその形状・材質を判定し、それを基に妥当なマーキング手法を提示してもよい。また、マーキング画像の解像度によりマーキング手法の適否を判定してもよい。
更には、前記優先マーキングデータベースより表示順序を決定して表示したり、前記表示と同時に優先情報のみを表示することもできる。
顧客がマーキング手法選択画面において希望するマーキング手法の名前をクリックすると、マーキング後のイメージ合成画像が出力される最終的な確認画面を経て発注が完了する。この発注マーキング情報は、サーバ11の販売情報データベース35に蓄積保存されると共に、メーカ内のサーバ11から販売店19、ゴルフクラブ工場20に送信されて、工場20では即座にオリジナルのマーキング入りゴルフクラブの作製が開始されて、出来上がり次第、顧客の住所に発送される。
また、メーカ17では、発注マーキング情報を基に価格データベース36を参照して、マーキング基本料金に対する割増料金を計算し顧客に請求する。具体的には、図8に示すように、例えば、レーザ印刷を用いた場合には基本料金に100円割増し、シャフト部にマーキングした場合には300円割増し、単色ではなくグラデーションを用いた場合には500円を割増する。
なお、本実施形態ではゴルフクラブの購入と同時にマーキング依頼を行っているが、既に購入して手元にあるゴルフクラブにマーキングの注文を行いたい場合には、クラブ名を入力して上述同様にマーキング依頼を行い、ゴルフクラブを販売店19に持ち込むようにすればよい。また、上述したマーキング情報に関する各種別ごとの過去の選択率は、顧客の住む販売地域内に限定して統計処理を行ってもよく、そうすれば少なくとも顧客の行動範囲での同じマーキング入り商品を持つ他人との遭遇確率を低減させることができる。
本発明のマーキング入り商品の販売支援装置の接続形態を示すブロック図である。 データベースを示す図面である。 商品データベースのテーブルを示す図面である。 場所データベースのテーブルを示す図面である。 材質データベースのテーブルを示す図面である。 手法データベースのテーブルを示す図面である。 寸法データベースのテーブルを示す図面である。 価格データベースのテーブルを示す図面である。 販売情報データベースのテーブルを示す図面である。 初期入力画面を示す図面である。 商品の選択画面を示す図面である。 マーキング場所選択画面を示す図面である。 マーキング入力画面を示す図面である。 マーキング手法の選択画面を示す図面である。
符号の説明
10 販売支援装置
11 サーバ
12 通信部
13 演算制御部
14 データベース
15 記憶部
16 素材ファイル
17 プログラム
19 販売店
20 工場
21、22 パソコン(端末機器)
23 携帯電話(端末機器)
M マーキング

Claims (7)

  1. 通信ネットワークを介して顧客の端末機器に接続可能であり、顧客からの注文を受け付けて顧客固有のマーキングを付した商品を販売するためのサーバを備えた販売支援装置であって、
    前記サーバは、各商品の品種毎に対応して利用可能なマーキング場所の種別を登録している場所データベースを備え、
    顧客が端末機器から前記サーバにアクセスして商品の種類を選択した際に、前記サーバは前記選択された商品に関するマーキング可能場所を前記場所データベースを参照して前記端末機器に提示することを特徴とするマーキング入り商品の販売支援装置。
  2. 前記サーバは、
    各商品の品種毎の前記マーキング可能場所に対応してその材質を登録している材質データベースと、
    前記材質の種類毎に対応して利用可能なマーキング手法の種別を登録している手法データベースとを備え、
    前記端末機器から選択されたマーキング場所に関する利用可能なマーキング手法を前記材質データベースおよび前記手法データベースを参照して前記端末機器に提示する請求項1に記載のマーキング入り商品の販売支援装置。
  3. 前記サーバは、
    各商品の品種毎の前記マーキング可能場所に対応してマーキング可能寸法を登録している寸法データベースを備え、
    前記端末機器から選択されたマーキング場所に関する利用可能なマーキング寸法を前記寸法データベースを参照して前記端末機器に提示する請求項1または請求項2に記載のマーキング入り商品の販売支援装置。
  4. 前記サーバは、商品、マーキング、マーキング場所、マーキング手法、マーキング寸法、マーキング色彩の各マーキング情報うち少なくとも1以上のマーキング情報を構成する複数の種別に関して過去に販売実績のある種別を累積登録する販売情報データベースを備えている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のマーキング入り商品の販売支援装置。
  5. 前記サーバは、前記販売情報データベースを参照して前記マーキング情報に関する種別毎の販売実績数の大小を認識可能に前記端末機器へ提示する請求項4に記載のマーキング入り商品の販売支援装置。
  6. 前記サーバは、前記マーキング情報を構成する複数の種別を前記端末機器へ提示する際に販売実績数の少ないものから昇順で、あるいは、販売実績数の多いものから降順で表示させることとしている請求項5に記載のマーキング入り商品の販売支援装置。
  7. 前記販売情報データベースは、前記マーキング情報を構成する複数の種別に関して顧客毎に対応させて過去に販売実績のある種別を累積登録しており、
    前記サーバは、顧客毎の購入実績のある前記マーキング情報の種別を前記販売情報データベースを参照して前記端末機器に表示させる請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載のマーキング入り商品の販売支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013168055A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Bridgestone Corp 装飾タイヤ注文システム及び装飾タイヤ注文システムにおける画面表示方法
JP2017162321A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社プロフィールド 商品情報処理装置、商品情報処理方法およびプログラム

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