JP2005284559A - ツールバー表示切替方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】いずれかのモードで頻繁に使用するアイコンを全て備えたツールバーを提供することにより効率的な操作手順を提供し、各々のモードでは使用しないアイコンを非表示にすることによりアイコン数を抑えると同時に、アイコンをあらかじめ定められた順序に整列して表示することにより、ユーザのカスタマイズ操作により追加されたアイコンをユーザによって自然な場所に表示する。
【選択図】 図8
Description
これらの電子ボードシステムにおいては電子ホワイトボード上でアプリケーションの起動、手書き入力、ジェスチャーの指定によるコマンドの切り替えなどの操作をタッチペンで行うことが可能であり、また接続されているコンピュータのキーボードとマウスを用いて、操作することもできる。
従って、電子ホワイトボードの前で操作する場合と、コンピュータの前で操作する場合にそれぞれの異なる入力機器を用いて制御することになる。
この場合、それぞれの操作においては、煩雑に使用されるアプリケーションや、コマンド、操作手順などをアイコン化して、表示画面の下や側面などにツールバーとして表示しておく方法が共通して用いられている。
以降、この明細書では電子ホワイト上で操作を行う場合を、ホワイトボードモード、パソコン上で操作する場合をパソコン操作モードと呼ぶ。
それぞれのモードにおいては、タッチペンと、キーボード及びマウスというように入力機器が異なるため、利用されるアプリケーションや、コマンドが異なる。そのために、モード毎にそれぞれのアプリケーションやコマンドを呼び出すためのツールバーが各々用意されることが一般的である。
このようなそれぞれのモード、プログラムに応じた複数のツールバーのどれを表示するかを切り替えることによって、機能の豊富さとツールバーの視認性を両立させる方法が知られている(例えば、特許文献1)。
また、使用頻度を基準としてアイコンの表示、非表示を切り替えることによってツールバーの視認性を向上させる方法が知られている(例えば、特許文献2)。
一方、一度に多数のアイコンを表示すると表示されているアイコンの中から目的のアイコンを探すために必要な時間が増大する。また、各々のアイコンを使用する頻度はユーザによって異なるため、アイコンの表示・非表示をカスタマイズする機能をユーザに提供するケースが多い。
この点、上記特許文献1では複数のアプリケーションプログラムを同時に実行する環境に対して、各アプリケーションに固有のツールバーを用意し、その時点でアクティブなアプリケーションに割り当てられたツールバーだけを表示することにより、アクティブなアプリケーションに必要なアイコンが表示されていることと、一度に表示されるアイコン数を抑えることを両立させている。しかしながら、各アプリケーション間で共通のカスタマイズを行うためには、全てのツールバーに対して同一のカスタマイズ操作を行わなければならず、煩わしいという問題がある。
また、特許文献2では全てのアイコンを表示するか、一部のアイコンだけを表示するのかをユーザが明示的に切り替える機能を持ち、全てのアイコンを表示している際にユーザが各アイコンを使用した頻度に応じて一部のアイコンを表示する設定に変更した際に各々のアイコンを表示するか否かを判定することにより、ユーザによる明示的なカスタマイズ操作なしに使用頻度の高いアイコンだけを表示することを可能にしている。しかしながら、この方式は全てのアイコンを表示するか一部のアイコンを表示するかをユーザが明示的に変更する必要があり、全てのアイコンを表示している間はツールバーの視認性が低下するという問題がある。また、頻度を基準にしているため、ある程度回数を重ねて使い込むまでアイコンの使用頻度判定処理の精度が上がらない、という問題もある。
以下、本発明を実施する場合の一形態を、図面を参照して具体的に説明する。
制御用コンピュータ4は通常のパソコンと同等の機能を有するもので、キーボード5、マウスを用いて操作を行う。この制御用コンピュータ4にはプロジェクター3と電子ホワイトボード1が接続され、それぞれが連動し、制御用コンピュータ4の表示画面がプロジェクター3を介して、電子ホワイトボード1に投影される。ホワイトボード1では投影された制御コンピュータ4の表示画面に対してタッチペン2を用いて操作を行うことができ、また、制御用コンピュータ4に接続されているキーボード5やマウスなどでも同じ操作が可能となる。
ツールバー表示切替機能201は制御用コンピュータ4に記憶され、その表示画面は電子ホワイトボード1と、制御用コンピュータに接続されたモニターに表示される。
ツールバー表示切替機能201は表示アイコン選択機能202、アイコンソート機能203、モード別対応アイコン記憶部211、登録アイコン記憶部212、アイコンソート順記憶部213から構成される。
モード別対応アイコン記憶部211、登録アイコン記憶部212はソフトウェアを構成するモードにおいてソフトウェアが提供するアイコンが有効かどうかを後述する図3のような形式で記憶する。
本発明の一実施の形態ではホワイトボードモード、パソコン操作モードの2つのモードと、マウス、赤ペン、青ペン、黒ペン、イレーサ、拡大、縮小、終了の8つのアイコンを有している。マウスアイコンはパソコン操作モードでのみ有効なアイコンであり、拡大、縮小の2つはホワイトボードでのみ有効なアイコンである。その他5つのアイコンは全てのモードにおいて共通して有効である。
各モードで頻繁に使用するアイコンをすべてまとめて登録アイコン記憶部212に記憶する。
なお、登録アイコン記憶部212では一度登録されたアイコンの登録履歴情報を保持記憶し、さらに何度使用されたか、その回数についても記憶することができる。
アイコンソート順記憶部213は、ユーザにとって自然なアイコンの並び順を図4のような形式で記憶する。本実施例のソフトウェアでは、赤ペンアイコン、青ペンアイコン、黒ペンアイコンはまとまった位置に表示され、拡大アイコンと縮小アイコンは隣接した位置に配置され、表示したときには類似機能のアイコンが連続して表示することになるので容易な使い勝手を得ることができる。
本発明の一実施の形態ではツールバーは操作モードが複数存在していても、1つの共有ツールバーのみで構成するためそれぞれの操作モードによる操作環境下では不要となるアイコンも存在することになる。
例えば、アイコン名302「マウス」にアイコンID301「01」が割り振られており、ホワイトボードモード303の場合では、マウスは対応されていないので「×」が対応付けられており、表示されたアイコンをクリックしても反応しないことになる。
また、アイコン名302「拡大」(アイコンID301「06」)、「縮小」(アイコンID301「07」)にはホワイトボードモード303ではその機能が割り振られているが、パソコン操作モード304ではその機能が割り振られていないので、このモードではこのアイコンが使用できないことになる。
ホワイトボードモードではタッチペンを利用することになるので、タッチペンのアイコン機能が有効となり、パソコン操作モードで利用するマウスやキーボード機能のアイコンは有効でなくなることを意味する。
1つのモードにおいてアイコンの機能が有効であるとは、そのモードでそのアイコンが呼び出すアプリケーションもしくはコマンドが動作できるかどうかを意味する。逆に無効なアイコンはそのモードにおいて呼び出されるアプリケーション、コマンドの動作が成されないことを意味する。
ホワイトボード画面401上にツールバーが表示されている。ツールバーは登録アイコン表示領域402、全アイコン表示ボタン403で構成される。
登録アイコン表示領域402はユーザが登録したアイコンを表示する領域である。ユーザは登録アイコン表示領域402に表示されたアイコンを操作することによりソフトウェアの機能を実行する。全アイコン表示ボタン403はソフトウェアに含まれる全てのアイコンを表示するためのボタンである。また、隠匿ツールバー404は不要なアイコンを隠匿した状態を示している。
本発明の一実施の形態ではツールバーはそれぞれ横表示されているが、これは縦表示であっても良い。配置する画面の背景位置によって自動的に表示方向を変化させてもかまわない。
図4とほぼ同様に、ホワイトボード画面501上に登録アイコン表示領域502と、全アイコン表示ボタン503とで構成されるツールバーが表示されているが、図4の登録アイコン表示領域402でアイコン「マウス」が利用できないことを示すグレーオフであることに対して、パソコン操作モードであるため、登録アイコン表示領域502ではアイコン「マウス」が利用可能状態になっている。したがって、隠匿ツールバー504において、隠匿されたアイコンは「拡大」「縮小」となる。
詳しい処理については図8を用いて説明する。
この図面ではホワイトボードモードにおいて、「太さ変更」を選択し、このアイコンをツールバーへ登録する手順を示している。
ユーザは「太さ変更」のアイコンを指定し、アイコンをドラッグアンドドロップでアイコン登録を行い、そのままツールバー上に指定する。隠匿されているアイコン位置を探し、その左右のどちらかに挿入する。
最初に、入力機器による入力イベントの発生を検知し(ステップ701)、入力されたイベントの種類を確認する。入力の種類としては、座標の取得、文字、数字、記号入力、インクデータ入力、画像入力があるものとする。
次にステップ701から入力されたデータを参照して、入力されたイベントが、どの入力機器によるものであるかの判定を行う(ステップ702)。
座標の取得、文字、記号入力、インクデータの入力の場合はマウス、キーボード、タッチペンのいずれかによる入力であり、画像データの入力の場合はDVDなどの機器(外部、内部接続を問わず)からの入力であると判定する。さらに、座標の取得、文字、記号入力、インクデータの入力の場合、いずれの入力機器からの判定であるかは、どの入力機器のドライバーを利用するかによって判定するか、また、発生した入力イベントの軌跡と、座標位置のログから判定してもよい。例えば、座標値の値が連続している場合は、相対的な座標位置の取得であることからマウスからのイベント入力であると判定し、不連続で絶対的な座標が指定されている場合は、タッチペンからの入力であると判定しても良い。
判定結果に基づき、入力機器を判定し(ステップ703)、入力機器がタッチペンである場合にはホワイトボードモードに切り替え(ステップ704)、そうではない場合にはパソコン操作モードに切り替える(ステップ705)。もちろん、ユーザによってそれぞれのモードを任意で指定し、切り替えてもかまわない。
まず、現在選択されている入力モードを確認する(ステップ801)。次に、ユーザによって指定されたアイコンが、ホワイトボードモードであるのか、PC動作モードのどちらで動作するのかを判定する(ステップ802)。次に現在選択されているモードでユーザが指定したアイコンが動作するかどうかを判定する(ステップ803)。
現在のモードで、指定されたアイコンが動作するならば、選択表示されているツールバー内に隠匿されているアイコン位置を探す(ステップ804)。
つまり、現在の動作モードで機能しないアイコンを探すことになる。パソコン操作モードの場合なら「拡大」「縮小」アイコンとなり、ホワイトボードモードの場合は「タッチペン」アイコンとなる。
次に、ユーザによって、登録すべく指定されたアイコンが過去に使われたかどうかを登録アイコン記憶部212の履歴情報ログを参照して、判定する(ステップ805)。
次にアイコン記憶部212の履歴情報ログから、指定されたアイコンの過去の履歴に登録された回数、またはそのアイコンの使用回数を算出し、予め設定してある閾値を越えている場合には左、超えてない場合には右にアイコンを挿入する(ステップ806)。
一方、ステップ803において、現在のモードで動作しないアイコンと判定された場合には、ツールバーにアイコンを挿入するとともに、不要アイコンとして機能停止状態とするか、隠匿する(ステップ807)。この場合、不要アイコンについては、ツールバーの右端に挿入する。
なお、ここでは使用頻度の高いアイコンを左から登録するように設定してあるが、もちろんその逆でもかまわない。
ツールバーが横表示ではなく縦表示になっている場合は使用頻度の高いアイコンを上から下への順番で配置させてもかまわない、もちろん、その逆であっても良い。
なお、アイコンの登録を削除する場合は、どのモードからでも削除は可能ではあるが、それぞれのツールバーに共通するアイコンのみが削除可能である。どちらかのモード一方で使用されているアイコンについては、それぞれのモードからでも削除はできない。
しかしながら、登録アイコン記憶部212に登録されているアイコンを全てツールバーに表示すると、その時点のモードでは無効なアイコンも表示することになり、不必要に表示アイコン数を増やしツールバーの視認性を低下させることになる。
そこで、本発明では図4の隠匿ツールバー404 図5隠匿ツールバー504のように表示アイコン選択機能202により、選択されたモードに応じた有効なアイコンだけを表示することにより表示アイコン数の増加を抑えている。
Claims (2)
- 異なる複数の入力機器を有するシステムの表示画面上で用いられるアイコンで構成されるツールバー表示切替方法において、
異なる入力機器を用いて操作する複数モードを切り替えるモード切替え処理により、現在選択されているモードを判定し、判定された前記モードを参照し、前記モードに対応するアイコンをツールバーから選択して表示することを特徴とするツールバー表示切替方法。 - ユーザによって選択されたアイコンをツールバーに登録する場合、
現在選択されているモードを参照し、前記モード上での選択されたアイコンの動作状況を判定することでツールバーでの表示の有無を決定することを特徴とする請求項1記載のツールバー表示切替方法。
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