JP2005283981A - 撮像装置及び撮像装置の撮影制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の撮影制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することのできる撮像装置及び撮像装置の撮影制御方法を提供することである。
【解決手段】撮影条件とズーム値とを対応付けて記憶手段に複数組記憶し、ユーザから所望する特定の撮影条件が選択された際に、この選択された撮影条件を読み出して撮像手段を制御するとともに、選択された撮影条件と対応付けて記憶されたズーム値を読み出して設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、被写体を撮影して画像を出力する撮像装置及び撮像装置の撮影制御方法に関する。
近年、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯端末機(以下、統括して「携帯端末」と称す)にカメラ等の撮像装置を備えたカメラ機能付き携帯端末が提案されている。このようなカメラ機能付き携帯端末は、いつでも簡易に撮像を行うことができる点が評価されて一般に広く普及している。それに伴って、多機能化が進んでおり、ズーミング機能や、人物撮影や風景撮影等様々な撮影状況に対し最適な撮影条件で撮影できるように予め露出値等が設定された複数の撮影モードを有するカメラ機能付き携帯端末が存在している。
上記のようなカメラ機能付き携帯端末で被写体の撮影を行う場合、通常の銀塩カメラやデジタルカメラと同様、ズーミング操作により撮影画面に対して被写体が占める割合を調整することが可能である。また、従来、被写体に応じてこの被写体が撮影画像を占める割合が最適になるよう調整を行う装置が提案されており、例えば、撮影画面に占める主被写体の縦横比が所定の比率よりも横長であるか否かを判別して、所定の比率よりも横長であると判別された場合にパノラマモードに切り換えて撮影を行う装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−94970号公報
しかしながら、ズーミング操作により撮影画面に対する被写体の占める割合を調整するような場合、撮影の度にユーザがズーム値の調整を行うことが必要であり、例えば、ユーザの好み等の理由により所定のズーム値に設定される傾向があるような場合であっても、ユーザは撮影の度にズーム値の調整を行う必要がある。携帯端末の釦操作等によりズーミング操作を行うことは非常に煩わしいものであるため、カメラ機能付き携帯端末の簡易性を損なう恐れがある。
また、特許文献1では、撮影画面に占める主被写体の縦横比に基づいて通常モードかパノラマモードかを自動で切り換えることは可能であるが、より詳細な調整を行うような場合は上記した課題と同様、撮影の度にユーザがズーム値の調整を行う必要があり、例えば、各モードに応じて、ユーザの好み等の理由により所定のズーム値に設定される傾向があるような場合であっても、ユーザは撮影の度にズーム値の調整を行う必要がある。
本発明の課題は、ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することのできる撮像装置及び撮像装置の撮影制御方法を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
撮像手段と、
撮影条件とズーム値とを対応付けて複数組記憶する記憶手段と、
前記複数組の撮影条件から所望の撮影条件を選択可能な選択手段と、
この選択手段によって所望の撮影条件が選択されると、前記記憶手段から選択された撮影条件を読み出して前記撮像手段を制御すると共に、この選択された撮影条件と対応付けて記憶されたズーム値を読み出して設定する撮影制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記撮影制御手段によって設定されたズーム値を変更する変更手段と、
この変更手段によって変更されたズーム値を前記読み出された撮影条件と対応付けて記憶する変更記憶手段と、
を更に備え、
前記撮影制御手段は、前記選択手段によって所望の撮影条件が選択されると、前記記憶手段又は前記変更記憶手段からズーム値を読み出して設定することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記撮影制御手段によって設定されたズーム値を変更する変更手段と、
この変更手段によって変更されたズーム値を複数記憶する変更記憶手段と、
この変更記憶手段に複数記憶されたズーム値の平均値を算出する平均値算出手段と、
この平均値算出手段によって算出された平均値を前記撮影条件と対応付けて記憶する平均値記憶手段と、
を更に備え、
前記撮影制御手段は、前記選択手段によって所望の撮影条件が選択されると、前記記憶手段又は前記平均値記憶手段からズーム値を読み出して設定することを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、
撮像装置の撮影制御方法であって、
撮影条件とズーム値とを対応付けて複数組記憶するメモリを備え、
前記複数組の撮影条件より所望の撮影条件を選択する選択ステップと、
この選択ステップにて所望の撮影条件が選択されると、前記メモリから選択された撮影条件を読み出すと共に、この選択された撮影条件と対応付けて記憶されているズーム値を読み出して設定する撮影制御ステップと、
を含むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、
前記撮影制御ステップにて設定されたズーム値を変更する変更ステップと、
この変更ステップにて変更されたズーム値を前記読み出された撮影条件と対応付けてメモリに記憶させる変更記憶ステップとを更に含み、
前記撮影制御ステップは、前記選択ステップにて所望の撮影条件が選択されると、予めメモリに記憶されていたズーム値又は前記変更記憶ステップにて記憶されたズーム値を読み出して設定することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、撮影条件とズーム値とを対応付けて記憶手段に複数組記憶し、ユーザから所望する特定の撮影条件が選択された際に、この選択された撮影条件を読み出して撮像手段を制御するとともに、選択された撮影条件と対応付けて記憶されたズーム値を読み出して設定するようにしたことにより、撮影条件毎に応じたズーム値を新たな撮影の際に撮像手段に設定することができる。したがって、撮影毎にユーザが最初から調整を行うような操作を軽減することが可能であり、ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することができる。
請求項2に記載の発明によれば、変更手段により変更されたズーム値を撮影条件と対応付けて変更記憶手段に記憶し、ユーザから所望する特定の撮影条件が選択された際に、記憶手段又は変更記憶手段からズーム値を読み出して設定するようにしたことにより、撮影条件毎に応じてユーザが変更したズーム値を新たな撮影の際に撮像手段に設定することができる。したがって、撮影毎にユーザが最初から調整を行うような操作を軽減することが可能であり、ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することができる。
請求項3に記載の発明によれば、変更記憶手段に、変更手段により変更されたズーム値を撮影条件と対応付けて記憶し、この変更記憶手段に記憶された複数のズーム値の平均値を平均値算出手段により算出し、この算出された値を撮影条件と対応付けて平均値記憶手段に記憶し、ユーザから所望する特定の撮影条件が選択された際に、記憶手段又は平均値記憶手段からからズーム値を読み出して設定するようにしたことにより、撮影条件毎に応じてユーザが変更したズーム値の平均値を新たな撮影の際に撮像手段に設定することが可能であるため、例えば、ユーザの好み等の理由によりズーム値が所定の範囲内に設定される傾向があるような場合であっても、その傾向に適応したズーム値を設定することができる。したがって、撮影毎にユーザが調整を行うような操作を軽減することが可能であるため、ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することができる。
請求項4に記載の発明によれば、撮影条件とズーム値とを対応付けてメモリに複数組記憶し、ユーザから所望する特定の撮影条件が選択された際に、この選択された撮影条件を読み出すとともに、選択された撮影条件と対応付けて記憶されたズーム値を読み出して設定するようにしたことにより、撮影条件毎に応じたズーム値を新たな撮影の際に撮像手段に設定することができる。したがって、撮影毎にユーザが最初から調整を行うような操作を軽減することが可能であり、ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することができる。
請求項5に記載の発明によれば、変更ステップにより変更されたズーム値を撮影条件と対応付けてメモリに記憶し、ユーザから所望する特定の撮影条件が選択された際に、予めメモリに記憶されていたズーム値又は変更ステップでメモリに記憶されたズーム値を読み出して設定するようにしたことにより、撮影条件毎に応じてユーザが変更したズーム値を新たな撮影の際に撮像手段に設定することができる。したがって、撮影毎にユーザが最初から調整を行うような操作を軽減することが可能であり、ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することができる。
以下、本発明の撮像装置を撮像機能付き携帯電話端末10に適用した例を、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
まず、携帯電話端末10について説明する。図1は、撮像機能が付与された携帯電話端末10の開状態における外観の正面図と背面図である。この携帯電話端末10は二つ折りタイプであり、図1(a)は蓋を開いた状態の正面を示し、図1(b)は蓋を開いた状態の背面を示している。
図1(a)において、携帯電話端末10は、受話音声を出力するスピーカ101、図形や画像等の各種情報を表示し、QVGA(Quarter VGA)相当の解像度を有するカラー液晶のメイン表示部102、通信サービス会社が採用する携帯用の無線プロトコルで使用する周波数帯に対応する通信用のアンテナ103、各種情報の入力や機能指示等を行う選択手段、変更手段としての入力部104〜113、送話音声を集音するマイク114を備えている。
図1(b)において、カメラモード等において録音機能を動作させた際に集音するためのマイク115、蓋が閉じた状態でも簡単なメッセージをユーザに知らせるためのカラー液晶のサブ表示部116、着信或いは警告等を報知する報知用LED117、被写体を撮映する撮像手段としての撮像レンズ118、撮影時において被写体周辺を明るくするために点灯するLED119、着信音或いは警告音等を出力する報知用スピーカ120を有している。
また図1(a)において、入力部104〜113には、各モードにおいて特定の機能を動作させる場合や、カメラモードを動作させる場合に操作するカメラキー104、メールモードを動作させるためのメールキー105、各モードにおいて決定を指示する場合や、シャッター指示の際に操作する決定キー106、上下左右方向に指示選択可能であり各モードにおいて選択操作を行うための十字キー107、各モードにおいて特定の機能を動作させる場合やアドレス帳モードを動作させる場合に操作するアドレス帳キー108、インターネット接続を指示するためのWebキー109、各モードにおいて一つ前の状態を指示するためのクリアキー110、オフフックキー111、オンフック/電源ON/OFFキー112、文字入力及びダイアル入力を指示するためのテンキー113が配置されている。
各キーがユーザにより押圧操作されたときには、各キーに対応して割り当てられた動作モード、例えばカメラキー104には撮影モード、メールキー105にはメールモード、決定キー106及び十字キー107による操作により特定された動作モード、アドレス帳キー108にはアドレス帳検索モード、Webキー109にはWebモード、テンキー113には通話モードなどで、動作するようになっている。
図2は、図1に示した携帯電話端末10の機能的構成例を示したブロック図である。携帯電話端末10は、通信サービス会社が採用する無線信号形式及び変復調方式でアンテナ103を介して受信された無線信号について自携帯電話宛の無線信号を抽出し、且つ、制御部122より出力される各種デジタルデータを無線信号に変換してアンテナ103に出力する無線部121、携帯電話端末10の個別動作及び全体の動作を制御する撮影制御手段、平均値算出手段としての制御部122、破線で囲まれた周辺回路とのデータの入出力タイミングなどの転送制御及び管理を行うアドレス・データバス処理部123、各種データ(アドレス帳データや、メールデータ、圧縮符号化された静止画データや動画データ)を格納し、且つ、制御部122が動作する上で必要なデータを記憶する記憶手段、変更記憶手段、平均値記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)124、電気的に書き換え可能なFlash ROM(Read Only Memory)で構成され、カメラモードを含む各種モードで動作し画像圧縮伸張処理プログラムを含むアプリケーションソフトウエアを格納するプログラムROM125、デジタルデータ化されたメロディ音源情報を格納する音源IC127、画像ファイルに基づく画像、動作状況などの表示を行うメイン表示部102、サブ表示部116、報知用LED(Light Emitting Diode)117、及びLED119の各種報知/表示出力を制御する表示モジュール系ドライバ128、後述の撮像デバイスから出力されるアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するDSP(Digital Signal Processor)129、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)で構成され、画像を撮影し、この撮像したイメージを画像信号にして出力する撮像デバイス130からなる。
ここで、DSP129は、電子ズームを行うズーミング機能を有しており、撮像デバイス130から出力される画像信号をデジタル画像信号に変換するとともに、当該変換されたデジタル画像信号の画像範囲を電子的に拡大することで撮像焦点距離を変更するズーミング機能を有しており、ユーザから十字キー107及び決定キー106を介してズーム値を変更する旨の指示が入力された際には、この変更指示に基づいてズーム値の変更が行われる。
RAM124,プログラムROM125,音源IC126,表示モジュール系ドライバ128,DSP129は、データバス131に接続されて、これら各部及び撮像デバイス130のデータ入出力のタイミングは、アドレス・データバス処理部123により制御、管理されるようになっている。
また、制御部122には、無線部121より入力されたデータについて予め設定された端末認証方式に基づいてデータの入出力を許可し、音声データ、及びメールデータや静止画データ、動画データを含むパケットデータの生成、復元及びそのデータ種類の判別、及び入出力制御を行う通信データ処理部1221、携帯電話端末自身に設定された電話番号やメールアドレスを含む加入者や端末固有に設定された認証データを記憶し、通信プロトコル処理プログラムを記憶するシステムROM1222、音声通話や録音の際にマイク114、115から入力された音声をCELP系音声符号化方式に基づいて圧縮符号化し、一方では、音声通話処理や動画再生に伴い、通信データ処理部1221やアドレス・データバス処理部123より入力された圧縮音声データを復号化処理し、スピーカ101より出力させる処理を行うオーディオインターフェイス1223が含まれている。
次に、本実施の形態での撮影時の処理について図3及び図4を参照して説明する。
ユーザは、カメラキー104を押下して携帯電話端末10を撮影可能状態に移行させる。この際に、撮影条件としての複数の撮影モードから被写体に応じた特定の撮影形式が、十字キー107及び決定キー106及び必要に応じてクリアキー110の操作により選択される。
撮影モードとしては、人物撮影モード、風景撮影モード、夜景撮影モード、夕暮れ時の撮影を行うトワイライト撮影モード、クローズアップ撮影モード、マクロ撮影モード等が挙げられ、各々の撮影条件に応じた露出設定値、ホワイトバランス設定値等の各種設定値が予め設定されている。ユーザにより、特定の撮影モードが選択されると、その選択された撮影モードに応じた各種設定値が設定される。なお、撮影モードは、上記したものに限らず、例えば、ユーザが任意の撮影条件で撮影モードを作成できるようなこととしてもよい。
ここで、各撮影モードに対し、ユーザは、各撮影モードにおける撮影時でのズーム値を保存する機能を使用するか否かを十字キー107及び決定キー106の操作により選択することが可能である。図3は、各撮影モードに対してズーム値を保存する機能であるズームレジューム機能を設定する画面の一例である。ここで、ユーザは、各撮影モードに対し、ズームレジューム機能ON(使用する)或いはOFF(使用しない)を選択することが可能である。
ズームレジューム機能がONに設定された撮影モードでは、撮影時のズーム値がRAM124に記憶され、当該撮影モードでの次回撮影時にこの記憶されたズーム値に基づいたズーム値が設定されることとなる。このように、前記撮像制御手段による制御を行うか否かを撮影モードに基づいて選択可能にしたことにより、ユーザは、撮影モード毎にズームレジューム機能を行うか否かを選択することが可能である。なお、RAM124に記憶されるズーム値の数は問わないものとする。
図4は、図1、図2に示したような携帯電話端末10を用いて被写体を撮影する手順を示すフローチャートである。なお、図4に示すS1〜S12の各処理は、制御部122によって行われる。
撮影可能状態に移行後、ユーザにより特定の撮影モードが選択されると、その入力信号を受けて選択された撮影モードに設定される(ステップS1)。
次いで、選択された撮影モードがズームレジューム機能を有効にしているか否かが判定され、ズーミング機能が有効に設定されている場合には(ステップS2;ON)、選択された撮影モードに対応してRAM124に記憶された過去の撮影時のズーム値が読み出されて(ステップS3)、本撮影に用いるズーム値が算出された後(ステップS4)、この値が本撮影のズーム値として設定される(ステップS6)。
ここで、ステップS3では複数のズーム値が読み出されるものとし、この複数のズーム値の平均値がステップS4で算出され、その算出された値が本撮影のズーム値として設定される。なお、平均値を算出するために用いるズーム値の個数は特に問わず、例えば、過去5回における撮影時のズーム値から算出することとしてもよい。また、平均値の算出を行わず、本撮影の直前の撮影時におけるズーム値を用いることとしてもよい。
このように、過去に撮影されたズーム値の平均値を算出して、この算出された値に基づいて撮像手段のズーム値を制御するようにしたことにより、ユーザの好み等によりズーム値が所定の範囲内に設定される傾向があるような場合であっても、その傾向に適応したズーム値で撮像手段を制御することができる。したがって、撮影毎にユーザが調整を行うような操作を軽減することが可能であるため、ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することができる。
一方、ステップS2でズームレジューム機能が無効に設定されている場合には(ステップS2;OFF)、選択された撮影モードに予め設定されている初期ズーム値がRAM124から読み出されて(ステップS5)、この初期ズーム値がズーム値として設定される(ステップS6)。
次いで、ユーザから決定キー106を介してレリーズ操作があるか否かの判定を行い、ユーザからレリーズ操作があった場合には(ステップS7;YES)、撮像レンズ118を通じて撮像デバイス130にて取り込まれた撮影画像がDSP129で処理され、プログラムROM125に格納された所定のアプリケーションソフトウエアに従って、RAM124に撮影画像の記憶が行われた後(ステップS8)、この撮影の際のズーム値がRAM124に選択されている撮影モードと対応付けて記憶され(ステップS9)、ステップS2に再び戻る。
なお、ステップS7のレリーズ操作待機の際に、ユーザにより十字キー107及び決定キー106等を介してズーム値の変更指示があるような場合には(ステップS10;Yes)、この変更指示に基づいてズーム値の変更が行われる(ステップS6)。
また、ステップS7のレリーズ操作待機の際に、ユーザによりカメラキー104、十字キー107及び決定キー106等を介して撮影モード変更の指示があるような場合には(ステップS11;Yes)、この変更指示に基づいて撮影モードが再設定される(ステップS1)。
ステップS7のレリーズ操作待機の際に、ユーザによりカメラキー104、十字キー107及び決定キー106等を介して撮影終了の旨の指示があるような場合に(ステップS12;YES)、本処理は終了する。
以上のように、撮影モードと対応付けて撮像時のズーム値の記憶をRAM124に行い、ユーザにより特定の撮影モードが選択された際には、この撮影モードに対応してRAM124に記憶されたズーム値を取得し、このズーム値に基づいてDSP129のズーム値の設定をするようにしたことにより、特定の撮影モードで新たな撮影を行う際のズーム値を、その撮影モードで過去に撮影を行った時のズーム値に基づいた値に設定することができる。したがって、撮影毎にユーザが最初から調整を行うような操作を軽減することが可能であり、ユーザに応じた撮影条件で簡易に撮影することができる。
なお、本実施の形態では、撮影時のズーム値を記憶し、この記憶されたズーム値に基づいて次回撮影時のズーム値を制御することとしたが、これに限らず、例えば、露出設定値やホワイトバランス設定値等を撮影毎に記憶し、この記憶された値に基づいて次回撮影時の設定値を制御するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、DSP129にて行われる電子ズームのズーム値を制御することとしたが、これに限らず、撮像レンズ118を動かすことで撮像焦点距離を変更する光学式ズーム手段を備えるような場合には、この光学式ズーム手段のズーム値を制御するようにしてもよい。
本実施の形態における記述は、本発明に係る撮像装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における携帯電話端末10の細部構成及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明の撮像装置として、携帯電話端末10を用いて説明したが、これに限らず、撮像装置を有したPDA、デジタルカメラ等であってもよい。
本発明の実施形態に使用される撮像機能が付与された携帯電話端末の開状態における外観の正面図(a)及び背面図(b)である。 前記携帯電話端末の機能的構成について示すブロック図である。 前記携帯電話端末のメイン表示部に表示される画面の一例を示す図である。 前記携帯電話端末装置を用いて被写体を撮影する際の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 携帯電話端末(撮像装置)
102 メイン表示部
103 アンテナ
106 決定キー(選択手段、変更手段)
107 十字キー(選択手段、変更手段)
118 撮像レンズ(撮像手段)
121 無線部
122 制御部(撮影制御手段、平均値算出手段)
124 RAM(記憶手段、変更記憶手段、平均値記憶手段)
125 プログラムROM
130 撮像デバイス
1221 通信データ処理部
1222 システムROM

Claims (5)

  1. 撮像手段と、
    撮影条件とズーム値とを対応付けて複数組記憶する記憶手段と、
    前記複数組の撮影条件から所望の撮影条件を選択可能な選択手段と、
    この選択手段によって所望の撮影条件が選択されると、前記記憶手段から選択された撮影条件を読み出して前記撮像手段を制御すると共に、この選択された撮影条件と対応付けて記憶されたズーム値を読み出して設定する撮影制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影制御手段によって設定されたズーム値を変更する変更手段と、
    この変更手段によって変更されたズーム値を前記読み出された撮影条件と対応付けて記憶する変更記憶手段と、
    を更に備え、
    前記撮影制御手段は、前記選択手段によって所望の撮影条件が選択されると、前記記憶手段又は前記変更記憶手段からズーム値を読み出して設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮影制御手段によって設定されたズーム値を変更する変更手段と、
    この変更手段によって変更されたズーム値を複数記憶する変更記憶手段と、
    この変更記憶手段に複数記憶されたズーム値の平均値を算出する平均値算出手段と、
    この平均値算出手段によって算出された平均値を前記撮影条件と対応付けて記憶する平均値記憶手段と、
    を更に備え、
    前記撮影制御手段は、前記選択手段によって所望の撮影条件が選択されると、前記記憶手段又は前記平均値記憶手段からズーム値を読み出して設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 撮像装置の撮影制御方法であって、
    撮影条件とズーム値とを対応付けて複数組記憶するメモリを備え、
    前記複数組の撮影条件より所望の撮影条件を選択する選択ステップと、
    この選択ステップにて所望の撮影条件が選択されると、前記メモリから選択された撮影条件を読み出すと共に、この選択された撮影条件と対応付けて記憶されているズーム値を読み出して設定する撮影制御ステップと、
    を含むことを特徴とする撮影制御方法。
  5. 前記撮影制御ステップにて設定されたズーム値を変更する変更ステップと、
    この変更ステップにて変更されたズーム値を前記読み出された撮影条件と対応付けてメモリに記憶させる変更記憶ステップとを更に含み、
    前記撮影制御ステップは、前記選択ステップにて所望の撮影条件が選択されると、予めメモリに記憶されていたズーム値又は前記変更記憶ステップにて記憶されたズーム値を読み出して設定することを特徴とする請求4に記載の撮影制御方法。
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