JP2005283825A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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潔 松浦
Yusuke Nakamaki
裕介 中槇
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摂内 清瀬
Yoichi Fujikawa
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Abstract

【課題】照光手段に対して光源の位置合わせをすることにより、輝度ムラを抑制すること。
【解決手段】電気光学材料が配置されてなる電気光学パネルと、前記電気光学パネルに対して可視光を照射する照光手段と、前記電気光学パネル及び前記照光手段を保持するフレームと、前記照光手段に対して可視光を照射し、且つ、付勢部材によって前記フレームに圧接して形成されている光源と、前記付勢部材と前記光源との間に設けられ、弾力性を有する緩衝部材と、を具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関するものである。特に、この発明は、製造時の誤差による光源の位置ずれに起因する輝度ムラを抑制することのできる電気光学装置及び電子機器に関するものである。
携帯電話やその他の移動体通信機器などの携帯機器は、表示媒体として液晶表示装置などの電気光学装置が必要不可欠である。このような携帯機器では、液晶表示装置の表示部の視認性を向上させるために、液晶表示パネルは光が透過する構造とし、液晶表示パネルの表示部の反対側の面にバックライトユニットを設け、バックライトユニットで液晶表示パネル方向に可視光を照射している。このバックライトからの光が液晶表示パネルを透過し、この光を目視することにより、表示部の視認性が向上する。このバックライトは光源として主に複数のLEDを使用し、このLEDからの光を導光板で拡散して前記液晶表示パネルの方向に照射している。つまり、バックライトは、複数の点光源の光を面光源の光として液晶表示パネルの方向に照射している。このように、面光源の光を液晶表示パネルに透過させることによって、良好な視認性を得ている。
しかし、光源として、点光源となるLEDを複数使用しているため、このLEDが形成されている部分は輝度が高く、LEDが形成されていない部分付近は輝度が低くなり、LEDが形成されている部分とLEDが形成されていない部分とで輝度ムラが生じる虞があった。そこで、従来の電気光学装置では、この輝度ムラを低減させて液晶表示装置の表示特性を向上させているものがあった。例えば、特許文献1では、液晶表示パネルとLEDとの間に設けられる液晶表示装置用シートの、LED側の面のLEDの近傍には遮光層を設け、それ以外の部分には白色領域を形成している。このようにLEDの近傍に遮光層を設けることにより、LEDからの強い光は遮光層で吸収されるので導光板の方向に進む光が減少する。また、LEDの近傍以外の部分に白色領域を形成することにより、LEDから離れることによって光度の落ちた光は、多くの光が白色領域で反射して導光板の方向へ進む。これらにより、導光板内に入る光の均一化を図ることができ、輝度ムラを抑制することができる。
特開2002−98958号公報
しかしながら、輝度ムラは、上記の原因以外にも生じる場合がある。例えば、LEDは通常フレキシブル配線基板に実装され、このフレキシブル配線基板をバックライトの所定の位置に位置させることにより、LEDもバックライトの所定の位置、即ち、導光板の側方に位置する。しかし、導光板は、側方から入る光の位置によって前記液晶表示パネル方向への光の照射が大きく異なり、特に導光板に対するLEDの位置が、導光板の厚さ方向にずれた場合には、外部に照射される輝度が大きく異なってしまう。従来の液晶表示装置では、このようにLEDの位置によって輝度が異なることにより、輝度ムラが生じる虞があるが、液晶表示装置の上記の構造では、このLEDと導光板との位置のずれによる輝度ムラを抑制することが困難である。このため、液晶表示装置の表示特性を低下させる虞があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、照光手段に対して光源の位置合わせをすることにより、輝度ムラを抑制できる電気光学装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電気光学装置は、電気光学材料が配置されてなる電気光学パネルと、前記電気光学パネルに対して可視光を照射する照光手段と、前記電気光学パネル及び前記照光手段を保持するフレームと、前記照光手段に対して可視光を照射し、且つ、付勢部材によって前記フレームに圧接して形成されている光源と、前記付勢部材と前記光源との間に設けられ、弾力性を有する緩衝部材と、を具備することを特徴とする。これにより、光源を、照光手段が保持されるフレームに押し付けることができるので、光源と照光手段との相対的な位置合わせをすることができる。また、光源をフレームに押し付ける際に、光源と付勢部材との間に弾力性を有する緩衝部材を設けているので、電気光学装置の組立時の誤差を緩衝部材で吸収し、照光手段に対して確実に位置合わせをすることができる。このように、光源を照光手段に対して位置合わせをすることにより、光源は照光手段の所定の位置に確実に照射をすることができ、光源の位置のずれに起因する輝度ムラを抑制できる。これらの結果、照光手段に対して光源の位置合わせをすることにより、輝度ムラを抑制できる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記フレームが前記照光手段を保持する際に前記照光手段に接触する前記フレームの面は、前記光源が圧接している面と同一の面であることを特徴とする。これにより、照光手段と光源とが、フレームの同一面に接触することになるので、光源を照光手段に対して、より正確に位置合わせをすることができる。例えば、照光手段と光源との厚さが異なり、これにより、これらが接触するフレームの面に段差が形成されている場合には、この段差を形成する際に寸法の誤差が生じる可能性があり、その分、照光手段と光源との位置がずれる虞がある。そこで、上記のようにフレームの同一の面に照光手段と光源とを接触させることにより、より正確に位置合わせをすることができる。この結果、照光手段に対して光源の位置合わせを、より正確にすることができるので、輝度ムラを、より確実に抑制できる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記付勢部材は、前記電気光学パネルが兼ねていることを特徴とする。これにより、電気光学パネルで緩衝部材を介して光源をフレームに圧接することができるので、新たに付勢部材を設ける必要が無くなる。この結果、照光手段に対して光源の位置合わせをできる電気光学装置を、容易に製造することができ、また、部品点数も減少するので、製造コストの低減を図ることができる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記光源は電気配線が施された配線基板に実装されており、前記フレームには配線基板移動規制部が形成されており、前記配線基板は、前記配線基板移動規制部によって、前記光源が前記照光手段から離れる方向へ移動することが規制されていることを特徴とする。これにより、照光手段に対して、光源を、当該光源からの照射方向における位置合わせをすることができる。光源と照光手段との距離によって、光源から照光手段に照射される光の強さは異なるが、このように光源が実装された配線基板の上記の方向の移動を、配線基板移動規制部によって規制しているので、光源から照光手段に照射される光の強さを一定にすることができる。このように、配線基板の移動の規制を介して光源と照射手段と位置合わせをし、光源から照光手段に照射される光の強さを一定にすることにより、光の強さの強弱に起因する照光手段の輝度ムラを低減することができる。この結果、照光手段に対して光源の位置合わせをすることにより輝度ムラを抑制できる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記配線基板には係合部が形成されており、前記フレームには突起部が形成されており、前記係合部と前記突起部とが係合することにより、前記配線基板は、前記光源の照射方向と前記照光手段の照射方向とに交差する方向へ移動することが規制されていることを特徴とする。これにより、照射手段に対して、光源を、当該光源の照射方向と照光手段の照射方向とに交差する方向における位置合わせをすることができる。配線基板に実装される光源全体の照光手段に対する位置が設定した位置と異なる位置に配置されると、例えば、ずれた方向の反対側の端部に光源からの光が照射されなくなるなど、照光手段に照射される光にムラが生じる虞がある。そこで、配線基板に形成した係合部とフレームに形成した突起部とを係合して、光源を照光手段に対して位置合わせすることにより、上記のずれを抑制することができる。これにより、配線基板に実装される光源を、照光手段に対して設定した位置に配置することができ、光源から照光手段に照射する光のムラを抑制することができる。この結果、照光手段に対して光源の位置合わせをすることにより輝度ムラを抑制できる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記突起部は、前記配線基板移動規制部が兼ねていることを特徴とする。これにより、前記配線基板位置規制部は、配線基板の、光源の照射方向において光源が照光手段から離れる方向の移動、及び、光源の照射方向と照光手段の照射方向とに交差する方向における移動の規制をすることができる。また、配線基板には光源が実装されているので、配線基板の移動を規制することにより、光源の同方向への移動を規制することができ、即ち、照光手段と光源との同方向における位置合わせをすることができる。このように、配線基板移動規制部が突起部を兼ねることにより、配線基板移動規制部が設けられている電気光学装置に新たに突起部を設ける必要が無くなる。この結果、照光手段と光源との位置合わせをすることができる電気光学装置を、容易に製造することができ、製造コストの低減を図ることができる、という効果を奏する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記フレームには光源移動規制部が形成されており、前記光源は、前記光源移動規制部によって前記照光手段から離れる方向への移動を規制されていることを特徴とする。これにより、上記と同様に、照光手段に対して、光源を、当該光源からの照射方向における位置合わせをすることができる。また、直接光源の移動を規制することにより、より確実に照光手段と光源とを位置合わせすることができる。この結果、照光手段に対して、より確実に光源の位置合わせをすることにより、輝度ムラを、より確実に抑制できる、という効果を奏する。
また、本発明にかかる電子機器は、上記の発明のいずれかに記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする。これにより、輝度ムラの無い電気光学装置を有する電子機器とすることができる。このように、電気光学装置の輝度ムラが無いので、表示部の輝度ムラの無い、高品質な電子機器を得ることができる。
以下に、本発明に係る電気光学装置及び電子機器の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。また、以下の説明では、電気光学装置の一例として液晶表示装置を例に挙げて説明するが、これらの実施例により本発明が限定されるものではなく、エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動表示装置、電子放出素子を用いた装置などの電気光学装置にも適用することが可能である。また、以下の説明では、液晶表示装置の表示部側を上面、反対側の面を下面として説明する。さらに、以下の説明では、光源の照射方向をY方向、照光手段の照射方向をZ方向、Y方向とZ方向との双方に直交する方向をX方向として説明する。
図1は、本発明に係る液晶表示装置の実施例1を示す斜視図である。電気光学装置の一例である液晶表示装置1は、電気光学パネルとして後述する液晶表示パネル10と、照光手段として後述するバックライトユニット20を、ステンレス等の金属材料で形成されるフレームである金属フレーム35で保持している。この金属フレーム35は、上側の金属フレーム35と下側の金属フレーム35とが係合して一体に形成されることにより、前記液晶表示パネル10及びバックライトユニット20を保持している。また、液晶表示パネル10は表示部11を有しており、このように金属フレーム35によって保持されている状態の液晶表示パネル10は、表示部11を上方に向けて設けられている。
図2は、図1のA−A断面図であり、図1の液晶表示装置の要部の断面図である。前記液晶表示パネル10及び前記バックライトユニット20は、双方とも略板状の形状で形成されており、前記液晶表示装置1は、この液晶表示パネル10とバックライトユニット20とが重ねられて形成されている。その向きは、液晶表示パネル10は、上記のように表示部11を上方に向けられており、バックライトユニット20は、可視光を液晶表示パネル10に照射できる向きで形成されている。この液晶表示パネル10は、液晶(図示省略)や偏光板(図示省略)、透明電極(図示省略)などの電気光学材料が配置されて形成されており、バックライトユニット20は、プリズムシート21、拡散シート22、導光板23及び反射シート24が重ねられて形成されている。当該バックライトユニット20は、導光板23の側方から入射した光をプリズムシート21から外部に向けて照射する。このため、このバックライトユニット20は、このプリズムシート21側の面を前記液晶表示パネル10側に向けて形成している。上記金属フレーム35は、この液晶表示パネル10とバックライトユニット20とを一体に保持するため、液晶表示パネル10の上側とバックライトユニット20の下側、即ち、液晶表示パネル10の表示部11側とバックライトユニット20の反射シート24側とに形成されている。
図3は、メインFPC及びLED用FPCの側面図である。前記バックライトユニット20の導光板23に光を照射する光源として、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)30が設けられている。このLED30は、電気配線が施された可撓性の配線基板のうち、LED用FPC(Flexible Printed Circuits:フレキシブル配線基板)41にハンダ付けされることによって実装されており、このLED用FPC41によって制御される。また、前記液晶表示パネル10には可撓性の配線基板であるメインFPC40が実装されており、液晶表示パネル10は、このメインFPC40によって制御される。前記LED用FPC41は、このメインFPC40に接続されている。また、前記LED30は、LED用FPC41の一方の面に実装されており、このLED用FPC41の他方の面には、緩衝部材45が接着材によって固定されている。この緩衝部材45は、弾力性を有する材料(例えば、イノアック製ポロン)によって形成されている。この緩衝部材45が、LED用FPC41の、LED30が実装されている側の面の反対側の面に固定されている。LED用FPC41は、前記導光板23の、LED30と対向する側面のX方向の長さに近い長さで形成されており、LED30は、導光板23に沿って形成するようにLED用FPC41に複数実装されている。前記緩衝部材45は、LED用FPC41のLED30が実装される面の反対側の面において、LED30が実装されている部分に、LED30と同様に複数、或いは、一体となって形成されている。
このように、メインFPC40及びLED用FPC41が実装された液晶表示パネル10を、上記のように金属フレーム35でバックライトユニット20と一体に形成する際には、LED用FPC41に実装されているLED30を導光板23の側方に位置させる。その際に、LED30は発光部31を導光板23の方向に向けて配置される。また、LED用FPC41は、このLED30の上部に位置し、LED用FPC41の一部はバックライトユニット20の上部に位置してバックライトユニット20に接着される。さらに、このようにLED30及びLED用FPC41を位置させると同時に、LED30は、バックライトユニット20側の金属フレーム35の上面に位置させる。つまり、当該金属フレーム35は、液晶表示パネル10とバックライトユニット20を一体に保持する際に、バックライトユニット20の反射シート24側の面に接触しているが、この面はバックライトユニット20の部分のみでなく、LED30が設けられる方向にも大きく形成されている。前記LED30は、バックライトユニット20側の金属フレーム35の、このLED30が設けられる方向に大きく形成された部分に接触している。これにより、LED30が金属フレーム35に接触している面は、当該金属フレーム35がバックライトユニット20に接触している面と同一の面となっている。
LED用FPC41に実装されているLED30をこのように位置させた場合には、当該LED用FPC41の、LED30が実装されている側の面の反対側の面には前記緩衝部材45が固定されているので、緩衝部材45はLED用FPC41の上部に位置する。この緩衝部材45は、LED用FPC41の、LED30が実装されている部分の反対側の面に固定されているので、LED30を上記のように位置させた場合には、緩衝部材45はLED用FPC41を介してLED30の上部に位置する。
図4は、緩衝部材に付勢力が与えられた状態を示す図である。前記液晶表示パネル10は、このバックライトユニット20の上方に位置している。その際に、前記LED用FPC41の上部には前記緩衝部材45が形成されているので、液晶表示パネル10のうち、緩衝部材45が形成されている部分に位置する部分は、当該緩衝部材45に接触する。このように配置した液晶表示パネル10とバックライトユニット20とを上下の金属フレーム35で一体に保持することにより、液晶表示パネル10はバックライトユニット20方向に押し付けられる。液晶表示パネル10は緩衝部材45に接触しているため、このバックライトユニット20方向への力は、緩衝部材45に対してはLED30の方向への付勢力として働く。この緩衝部材45に対しての付勢力は、その下方に位置するLED30に対しても下方への付勢力として働き、この付勢力によりLED30は、当該LED30の下方に位置する金属フレーム35に圧接する。このように緩衝部材45に対して液晶表示パネル10から付勢力を加えられた場合には、LED用FPC41を介して緩衝部材45の下方に位置するLED30は、所定の強度を有する金属フレーム35に圧接し、下方には移動しないため、緩衝部材45は上下方向に潰れる方向に弾性変形をする。
この実施例1にかかる電気光学装置は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。前記バックライトユニット20は、金属フレーム35によって液晶表示パネル10と一体に保持されており、このように金属フレーム35で保持される際に、バックライトユニット20の反射シート24側の面は金属フレーム35に接触している。また、前記LED30は、液晶表示パネル10からの付勢力によって、この金属フレーム35の、バックライトユニット20に接触している面と同一の面に圧接して形成されている。このように、LED30とバックライトユニット20とが同一の面に接触して形成されているので、バックライトユニット20に対するLED30の上下方向の位置関係は常に一定となり、LED30はバックライトユニット20に対して位置合わせされる。
図5は、LEDを固定するハンダが薄い状態を示す図である。LED30は、上記のようにLED用FPC41の所定の位置にハンダ32によって実装されるが、ハンダ32での固定時には、ハンダ32は流動性を有しているため、その厚さに誤差が生じる場合がある。例えば、ハンダ32の厚さが薄い場合には、ハンダ32とLED30とを合わせた全体の高さ、即ち、金属フレーム35の上面からLED用FPC41のLED30側の面までの高さRも低くなる。液晶表示装置1の組立て時の液晶表示パネル10と金属フレーム35との位置関係は一定なので、このようにLED用FPC41と金属フレーム35と間の高さが低くなった場合には、それに応じて液晶表示パネル10の下面からLED用FPC1の上面までの高さQが高くなる。この部分には上記のように前記緩衝部材45が弾性変形をしつつ形成されているが、この部分の高さQが高くなると、この緩衝部材45が弾性変形をする割合は小さくなる。
図6は、LEDを固定するハンダが厚い状態を示す図である。上記とは逆に、LED30をLED用FPC41に固定するハンダ32の厚さが厚い場合には、金属フレーム35の上面からLED用FPC41のLED30側の面までの高さRは高くなる。このようにLED用FPC41と金属フレーム35と間の高さが高くなった場合には、それに応じて液晶表示パネル10の下面からLED用FPC41の上面までの高さQが低くなる。この部分に形成される前記緩衝部材45は、高さQが低くなると弾性変形をする割合が大きくなり、上下方向に潰れる方向に大きく変形をする。
これらのように、緩衝部材45が弾性変形をすることにより、緩衝部材45がLED30の実装高さの誤差を吸収するので、LED30はバックライトユニット20に対して常に位置合わせをされた状態で、金属フレーム35の圧接している。このように、LED30はバックライトユニット20に対して位置合わせがされているので、このLED30の発光部31を発光させ、導光板23に向けて可視光を照射すると、導光板23には設定通りに光が入り込む。この光は、導光板23を通り、反射シート24、拡散シート22、プリズムシート21が作用して、プリズムシート21側の面から液晶表示パネル10の方向に照射する。この照射光は、LED30から導光板23に設定通りに光が入り込むことにより、設定通りの状態で液晶表示パネル10を照射する。液晶表示パネル10に向けて照射された光は、液晶表示パネル10を透過し、表示部11より外部に出る。外部から表示部11を見る際には、この表示部11からの光を視認することにより、表示部11の情報を視認することができる。
以上の液晶表示装置1は、LED30を、液晶表示パネル10とバックライトユニット20とを保持する金属フレーム35に圧接して形成させているので、バックライトユニット20との相対的な位置関係を一定にすることができる。また、LED30を金属フレーム35に圧接する際に、緩衝部材45を介してLED30に付勢力を与えているので、液晶表示装置1の組立時のLED30周辺の寸法誤差を、この緩衝部材45が弾性変形をすることにより吸収し、LED30を確実に金属フレーム35に圧接することができる。このように、LED30をバックライトユニット20に対して一定の位置に形成することにより、LED30からバックライトユニット20に対して設定通りの照射をすることができる。これにより、バックライトユニット20から液晶表示パネル10への照射も、ムラ無く、設定通りの光の状態で照射でき、表示部11の輝度ムラも抑制できる。これらの結果、バックライトユニット20に対してLED20の位置合わせをすることにより、輝度ムラを抑制することができる。
また、LED30を金属フレーム35に押し付けて形成しているので、LED30を安定して保持することができる。これにより、LED30のブレがなくなるので、バックライトユニット30に照射される光のブレを抑制でき、光がブレることに起因するバックライトユニット20から液晶表示パネル10への照射光のブレを抑制できる。このため、照射光のブレに起因する表示部11の輝度ムラを抑制することができる。この結果、LED30を安定して保持することにより、LED30のブレに起因する輝度ムラを抑制することができる。
また、金属フレーム35がバックライトユニット20を保持する際に、金属フレーム35がバックライトユニット20に接触している面と同一の面に、LED30を圧接している。これにより、金属フレーム35を加工し、金属フレーム35の面のうち、バックライトユニット20が接触している面と異なる面にLED30を圧接させる場合の、金属フレーム35の加工の誤差に起因するLED30とバックライトユニット20との位置のずれを抑制できる。この結果、バックライトユニット20に対するLED30の位置合わせを、より正確にすることができるので、輝度ムラを、より確実に抑制することができる。
また、液晶表示パネル10とバックライトユニット20とを金属フレーム35で一体に保持することにより、液晶表示パネル10が緩衝部材45に対して付勢力を与えているので、LED30を金属フレーム35に圧接する際に、別個にLED圧接用の部品を設ける必要がなくなる。この結果、バックライトユニット20に対してLED30の位置合わせをする液晶表示装置1を、容易に製造することができる。また、部品点数が減少するので、製造コストの低減を図ることができる。
また、LED30は、金属フレーム35に直接接触しているので、LED30の発光時に発生する熱を金属フレーム35に逃がすことができる。LED30の近傍には、メインFPC40及びLED用FPC41が配設されており、LED30の熱が高くなり過ぎた場合には、メインFPC40やLED用FPC41に形成されている電気部品の温度も高くなり過ぎる虞がある。このように、電気部品の温度が高くなり過ぎた場合には、電気部品が作動不良を起こし、これにより液晶表示パネル10やLED30が作動不良を起こす虞がある。そこで、フレームを熱伝導率の高い金属で形成し、この金属フレーム35にLED30を直接接触させることにより、LED30の放熱性が向上する。この結果、LED30の発光時に熱が高くなり過ぎることに起因する液晶表示パネル10やLED30の作動不良を抑制することができる。
また、液晶表示パネル10とバックライトユニット20とを保持するフレームは、金属材料からなる金属フレーム35を使用しているため、液晶表示装置1の薄型化を図ることができる。即ち、前記LED30は、バックライトユニット20が接触している面と同一の面に圧接しているため、この面は、所定の強度が必要である。このため、フレームを樹脂等の硬度の低い材料で形成した場合には、フレームの厚さを厚くしなければならない可能性があるが、このようにフレームを厚く形成すると、液晶表示装置1全体の厚さが厚くなってしまう。そこで、前記フレームとして、金属で形成された金属フレーム35を使用することにより、フレーム単体の厚さを薄くすることができ、これにより、液晶表示装置1全体の厚さを薄くすることができる。この結果、輝度ムラを抑制できる液晶表示装置1の薄型化を図ることができる。
なお、前記フレームは、金属材料以外の材料を用いてもよい。金属材料以外の材料を使用した場合でも、バックライトユニット20が接触し、且つ、LED30が圧接する面の強度が所定の強度を有して形成されていればよい。LED30を圧接させた際に変形しない程度の強度を有していれば、LED30とバックライトユニット20との位置合わせをすることができ、これにより、輝度ムラを抑制することができる。また、フレームを形成する材料として、樹脂等の軽量な材料を使用した場合には、フレームを軽量化することができ、これにより、液晶表示装置1全体の軽量化を図ることができる。また、緩衝部材45は、弾力性を有する材料であれば、どのようなものでもよい。例えば、ゴム材料など、付勢力を与えられた際に弾性変形をすることによって、LED30周りの寸法誤差を吸収できる材料であれば、緩衝部材45を形成する材料はどのようなものを用いても構わない。
実施例2に係る電気光学装置は、実施例1に係る電気光学装置と略同様の構成であるが、LEDの照射方向の移動も規制している点に特徴がある。他の構成は実施例1と同様なので、その説明を省略するとともに、同一の符号を付す。図7は、本発明に係る液晶表示装置の実施例2を示す一部断面図で、LED用FPCより下方を見た状態を示す図である。図8は、図7の要部斜視図である。実施例2の液晶表示装置50は、金属フレーム60に配線基板移動規制部と突起部とを兼ねるFPC移動規制部62が複数形成されている。その位置は、LED用FPC65に実装されたLED30が、前記バックライトユニット20の導光板23の側方に位置するようにLED用FPC65をバックライトユニット20に接着した際の、複数のLED30のそれぞれのLED30の間に形成されている。このFPC移動規制部62の形状は、移動規制面63を前記導光板23の方向に向けた板状の形状で形成されている。また、当該FPC移動規制部62が形成された金属フレーム60は、LED30が圧接する面であるLED圧接面61の、X方向における複数のLED圧接面61の間に形成されている。この複数のLED圧接面61の間は、FPC移動規制部62が形成されている部分が切り欠かれた形状で形成されており、FPC移動規制部62は、その切り欠かれた部分のバックライトユニット20の方向に位置している。また、FPC移動規制部62のX方向の幅と、LED圧接面61の間の距離は、ほぼ同じ寸法で形成されている。つまり、FPC移動規制部62は、LED圧接面61間の部分の板が上方に曲げられて起こされた形状で形成されている。
また、LED用FPC65には、FPC移動規制部62に対応した位置に係合部である切欠部66が形成されている。この切欠部66は、LED30の照射方向、即ち、Y方向におけるLED用FPC65のバックライトユニット20側の端部の反対側の端部から、FPC移動規制部62が形成されている部分まで形成されている。また、その幅は、FPC移動規制部62の幅とほぼ同一の幅で形成されている。さらに、この切欠部66のバックライトユニット20方向の端部は、当接部67として形成されており、FPC移動規制部62の前記移動規制面63と当接している。
図9は、図7のB−B断面図である。LED用FPC65に実装されたLED30は、LED用FPC65をバックライトユニット20に接着することにより、発光部31側が導光板23に当接している。また、このLED30は、実施例1のLED30と同様に液晶表示パネル(図示省略)から緩衝部材(図示省略)を介して下方、即ち、Z方向において金属フレーム60の方向に付勢力を与えられており、金属フレーム60のLED圧接面61に圧接して形成されている。
図10は、図7のC−C断面図である。FPC移動規制部62は、上記のように金属フレーム60のLED圧接面61間の部分の板が上方に曲げられた形状で形成されており、その高さは、バックライトユニット20の高さよりも高く形成されている。これにより、バックライトユニット20の上面に接着されるLED用FPC65と係合することができる。即ち、前記LED用FPC65には当接部67が形成された切欠部66が形成されているので、FPC移動規制部62がバックライトユニット20の高さよりも高く形成されることにより、切欠部66の当接部67とFPC移動規制部62の移動規制面63は当接している。
この実施例2にかかる電気光学装置は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。LED用FPC65に実装されたLED30は、導光板23に当接しているため、導光板23の方向への移動は規制され、導光板23の方向には移動しない。また、LED用FPC65に形成された当接部67とFPC移動規制部62に形成された移動規制面63とが当接することにより、LED用FPC65の、Y方向におけるバックライトユニット20の反対方向への移動は規制される。このLED用FPC65にはLEDが実装されているため、LED用FPC65の移動がこの方向に規制されることにより、LED30の同方向への移動も規制されることになり、LED30は、導光板23から離れる方向には移動しない。
また、LED用FPC65に形成される前記切欠部66は、FPC移動規制部62と幅とほぼ同一の幅で形成されているので、LED用FPC65のX方向の移動は規制される。これにより、上記と同様に、LED用FPC65に実装されるLED30のX方向の移動も規制され、LED30はX方向には移動しない。また、LED30のZ方向の移動については、実施例1のLED30と同様にと当該LED30には金属フレーム60のLED圧接面61の方向に付勢力が与えられているので、Z方向の移動は規制されている。
以上の液晶表示装置50は、FPC移動規制部62とLED用FPC65の切欠部66とによるLED30の移動の規制と、LED30を導光板23に当接させることによるLED30の移動の規制により、バックライトユニット20に対するLED30のY方向の位置合わせをすることができる。Y方向はLED30の照射方向であるので、Y方向の位置合わせをすることにより、バックライトユニット20に対して照射されるLED30の光の強さを一定にすることができる。LED30からの光の強さが異なる場合には、バックライトユニット20から液晶表示パネル10に照射される光の強さも異なるので、表示部11に輝度ムラが生じる原因になるが、LED30からの光の強さを一定にすることにより、この輝度ムラを低減できる。この結果、バックライトユニット20に対してLED30の照射方向の位置合わせをすることにより、輝度ムラを抑制することができる。
また、FPC移動規制部62とLED用FPC65の切欠部66とで、LED用FPC65のX方向への移動を規制することにより、バックライトユニット20に対するLED30のX方向の位置合わせをすることができる。LED30がX方向にずれると、バックライトユニット20に照射されるLED30からの光のX方向の分布が設定と異なってしまい、複数のLED30を光源とする場合には、X方向におけるLED30の間隔がまばらになる可能性がある。LED30の間隔がまばらになると、バックライトユニット20に照射される光の間隔がまばらになるので、バックライトユニット20からの照射光によって視認される液晶表示パネル10の表示部11に輝度ムラが生じる原因になる。そこで、LED30とバックライトユニット20とのX方向の位置合わせをすることにより、X方向のLED30の配置を均等な位置に、或いは、設定した位置に配置できる。これにより、LED30からバックライトユニット20に対して設定した間隔で光を照射できるので、輝度ムラを低減できる。この結果、バックライトユニット20に対してLED30のX方向の位置合わせをすることにより、輝度ムラを抑制することができる。
また、実施例2の液晶表示装置50では、実施例1の液晶表示装置1と同様に、LED30に金属フレーム60の方向の付勢力を与えることにより、LED30とバックライトユニット20とのZ方向の位置合わせを行なっている。従って、LED30とバックライトユニット20とのX方向、Y方向、Z方向の3方向の位置合わせをすることができ、LED30とバックライトユニット20との位置関係は常に一定となる。この結果、LED30からバックライトユニット20に照射される光は常に一定となるので、輝度ムラを、より確実に抑制することができる。
また、前記FPC移動規制部62は、LED用FPC65のX方向の移動の規制をする突起部と、Y方向の移動を規制する配線基板移動規制部とを兼ねている。これにより、LED30とバックライトユニット20とのX方向及びY方向の双方の位置合わせをする際に、位置合わせをする部材を、X方向用とY方向用とをそれぞれ別個に形成する必要がなく、FPC移動規制部62のみで双方の位置合わせをすることができる。また、位置合わせをする部材が、X方向用とY方向用とに分かれていないので、双方の位置合わせをする際の組立てが容易になる。これらの結果、LED30とバックライトユニット20との位置合わせをすることができる液晶表示装置50を、容易に製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。
実施例3に係る電気光学装置は、実施例2に係る電気光学装置と略同様の構成であるが、LEDのバックライトユニットから離れる方向の移動を、LEDを直接規制している点に特徴がある。他の構成は実施例2と同様なので、その説明を省略するとともに、同一の符号を付す。図11は、本発明に係る液晶表示装置の実施例3を示す一部断面図で、LED用FPCより下方を見た状態を示す図である。図12は、図11の要部斜視図である。実施例3の液晶表示装置70は、金属フレーム80に光源移動規制部と突起部とを兼ねるLED移動規制部83が複数形成されている。その位置は、LED30が上記と同様にバックライトユニット20の導光板23の側方に配置された際の、Y方向におけるLED30のバックライトユニット20方向の面の反対側に形成されている。このLED移動規制部83の形状は、移動規制面84をLED30の方向に向けた板状の形状で形成されている。また、金属フレーム80の、前記LED30が圧接される面であるLED圧接面81のY方向の幅は、LED30のY方向の幅とほぼ同一の幅で形成されている。つまり、Y方向において導光板23のLED30側の端部から、金属フレーム80のLEDが配置される側の端部82までの距離は、LED30の照射方向におけるLED30の幅とほぼ同一の幅で形成されている。前記LED移動規制部83は、この金属フレーム80の端部82に形成されており、移動規制面84をLED30の方向に向けて、金属フレーム80の端部82から上部の方向に形成された板状の形状で形成されている。さらに、移動規制面84はLED30に当接している。このLED移動規制部83は、複数形成されるLED30の、各LED30に対する上記の位置に、上記の形状で形成されている。
また、LED用FPC85には、実施例2のLED用FPC65に形成された切欠部66と同様に、LED移動規制部83に対応した位置に、係合部である切欠部86が形成されている。この切欠部86は、前記実施例2の切欠部66と同様な形状で形成されており、LED移動規制部83とほぼ同一の幅で形成されている。
図13は、図11のD−D断面図である。LED用FPC85に実装されたLED30は、実施例2のLED30と同様に、発光部31側の面が導光板23に当接しており、LED30が有する前記発光部31の反対側の面は、LED移動規制部83に当接している。また、このLED30は、液晶表示パネル(図示省略)から緩衝部材(図示省略)を介して下方に付勢力を与えられており、金属フレーム80のLED圧接面81に圧接して形成されている。また、LED移動規制部83は、実施例2のFPC移動規制部62と同様に、バックライトユニット20の高さよりも高く形成されている。これにより、バックライトユニット20の上面に接着されるLED用FPC85と係合することができる。
この実施例3にかかる電気光学装置は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。LED30は、発光部31側の面が導光板23に当接しており、発光部31と反対側の面がLED移動規制部83に当接している。これにより、LED30はY方向の両方向の移動が規制されているので、Y方向には移動しない。また、LED用FPC85に形成される切欠部86はLED移動規制部83に係合しており、切欠部86のX方向の幅はLED移動規制部83の同方向の幅とほぼ同一の幅で形成されているので、LED用FPC85はX方向の移動が規制されている。これにより、LED用FPC85に実装されるLED30のX方向の移動も規制され、X方向には移動しない。また、実施例2のLED30と同様に、LED30は金属フレーム80のLED圧接面81方向の付勢力を与えられているので、Z方向の移動は規制されている。
以上の液晶表示装置70は、LED30を、導光板23とLED移動規制部83とに当接することにより、LED30のY方向の移動を規制している。つまり、導光板23とLED移動規制部83とで、LED30をY方向の両端から挟むようにして形成している。このように、LED30に直接当接してY方向の移動を規制することにより、LED30の移動を、より確実に規制することができる。これにより、バックライトユニット20に対するLED30のY方向の位置合わせを、より確実に行うことができる。従って、バックライトユニット20に対してLED30から、より一定の強さで光を照射できるので、より確実に輝度ムラを低減できる。この結果、バックライトユニット20に対してLED30の照射方向の位置合わせを、より確実に行うことにより、より確実に輝度ムラを抑制することができる。
また、このLED30は、実施例2のLED30と同様にLED用FPC85がLED移動規制部83に係合することにより、LED移動規制部83を介してX方向の移動が規制されている。また、LED30にLED圧接面81方向の付勢力が与えられることにより、LED30のZ方向の移動が規制されている。これらにより、LED30のX方向、Y方向、Z方向の3方向の移動が規制されているので、バックライトユニット20に対するLED20の全ての方向の位置合わせを行なうことができる。この結果、LED30からバックライトユニット20に対して安定して光を照射することができるので、液晶表示パネルの表示部での輝度ムラを抑制することができる。
なお、実施例2の切欠部66及び実施例3の切欠部86は、共に可撓性のフレキシブル配線基板であるLED用FPC65、85に形成されているが、切欠部66、86は硬質の配線基板に形成してもよい。即ち、LED30を実装する配線基板は、硬質の配線基板を使用し、この硬質の配線基板に切欠部66、86を形成してもよい。可撓性のフレキシブル配線基板に切欠部66、86を設け、FPC移動規制部62やLED移動規制部83に当該切欠部66、86を係合させた場合には、フレキシブル配線基板に負荷がかかって当該フレキシブル配線基板が撓んだ場合、正確にX方向やY方向の位置合わせが行なわれない可能性がある。そこで、LED30を実装する配線基板として硬質基板を使用することにより、当該配線基板に負荷がかかった場合でも撓まないので、より正確にバックライトユニット20に対するLED30のX方向やY方向の位置合わせをすることができる。この結果、液晶表示パネルの表示部の輝度ムラを、より確実に抑制することができる。
また、実施例2のFPC移動規制部62と、実施例3のLED移動規制部83は、双方を共に1つの液晶表示装置に形成してもよい。1つの液晶表示装置で双方を設けることにより、LED30の移動をより確実に制することができ、LED30とバックライトユニット20との位置合わせを、より確実に行うことができる。この結果、液晶表示パネルの表示部の輝度ムラを、より確実に抑制することができる。
図14は、実施例2の変形例を示す図である。図15は、実施例3の変形例を示す図である。また、実施例2のFPC移動規制部62は板状の形状で形成されており、LED用FPC65に当接することにより、LED用FPC65の移動を規制しているが、FPC移動規制部62は、弾性力を有する形状で形成してもよい。同様に、実施例3のLED移動規制部83は板状の形状で形成されており、LED30に当接することにより、LED30の移動を規制しているが、LED移動規制部83は、弾性力を有する形状で形成してもよい。例えば、FPC移動規制部91は、LED用FPC65と当接する部分付近をバックライトユニット20方向に弾力性を有するように折り曲げ、LED用FPC65に対しては、この折り曲げた部分でバックライトユニット20方向に付勢力を与えてもよい(図14)。また、LED移動規制部92は、弾力性を有するようにバックライトユニット20方向に凸となって湾曲した形状で形成し、LED30に対して、この湾曲した部分でバックライトユニット20方向に付勢力を与えてもよい(図15)。これらのように、LED用FPC65に対して、或いは、LED30に対してバックライトユニット20方向に付勢力を与えることにより、導光板23に当接したLED30のY方向の移動は、より確実に規制される。この結果、LED30とバックライトユニット20との位置合わせを、より確実に行うことができ、液晶表示パネルの表示部の輝度ムラを、より確実に抑制することができる。
実施例4では、実施例1〜3において説明した電気光学装置を備える電子機器の具体例について説明する。図16〜図18は、それぞれ、上述した本発明に係る電気光学装置を搭載した電子機器の例である。図16は、携帯電話の一例を示す斜視図である。この図16において100は携帯電話本体を示し、そのうち101はこの発明に係る電気光学装置からなる表示部である。図17は、腕時計型の電子機器の一例を示す斜視図である。この図17において110は時計機能を内蔵した時計本体を示し、111はこの発明に係る電気光学装置からなる表示部である。そして、図18は、ワードプロセッサ機やパーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置の一例を示す斜視図である。この図18において、120は携帯型情報処理装置を示し、122はキーボードなどの入力部、124は演算手段や記憶手段などが格納されている情報処理装置本体部、126はこの発明に係る電気光学装置からなる表示部である。
これらの電子機器に本発明にかかる電気光学装置を使用すれば、高品質な電子機器を実現することができる。なお、電子機器は、電気光学装置を搭載可能であれば、これらに限らない。従って、このような電気光学装置を備えた電子機器としては、図16に示される携帯電話、図17に示される腕時計型の電気機器、図18に示される携帯型情報処理装置の他に、例えば、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、デジタルビデオカメラ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などの電気光学装置を備える電子機器を挙げることができる。
以上のように、本発明に係る電気光学装置は、LEDとバックライトユニットとの位置合わせをする場合に有用であり、特に、バックライトユニットに対するLEDの位置がずれることに起因して生じる表示部の輝度ムラを抑制する場合に適している。
本発明に係る液晶表示装置の実施例1を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 メインFPC及びLED用FPCの側面図である。 緩衝部材に付勢力が与えられた状態を示す図である。 LEDを固定するハンダが薄い状態を示す図である。 LEDを固定するハンダが厚い状態を示す図である。 本発明に係る液晶表示装置の実施例2を示す一部断面図である。 図7の要部斜視図である。 図7のB−B断面図である。 図7のC−C断面図である。 本発明に係る液晶表示装置の実施例3を示す一部断面図である。 図11の要部斜視図である。 図11のD−D断面図である。 実施例2の変形例を示す図である。 実施例3の変形例を示す図である。 電子機器の一例を示す図である。 電子機器の一例を示す図である。 電子機器の一例を示す図である。
符号の説明
1 液晶表示装置、10 液晶表示パネル、11 表示部、20 バックライトユニット、21 プリズムシート、22 拡散シート、23 導光板、24 反射シート、30 LED、31 発光部、32 ハンダ、35 金属フレーム、40 メインFPC、41 LED用FPC、45 緩衝部材、50 液晶表示装置、60 金属フレーム、61 LED圧接面、62 FPC移動規制部、63 移動規制面、65 LED用FPC、66 切欠部、67 当接部、70 液晶表示装置、80 金属フレーム、81 LED圧接面、82 端部、83 LED移動規制部、84 移動規制面、85 LED用FPC、86 切欠部、91 FPC移動規制部、92 LED移動規制部

Claims (8)

  1. 電気光学材料が配置されてなる電気光学パネルと、
    前記電気光学パネルに対して可視光を照射する照光手段と、
    前記電気光学パネル及び前記照光手段を保持するフレームと、
    前記照光手段に対して可視光を照射し、且つ、付勢部材によって前記フレームに圧接して形成されている光源と、
    前記付勢部材と前記光源との間に設けられ、弾力性を有する緩衝部材と、
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記フレームが前記照光手段を保持する際に前記照光手段に接触する前記フレームの面は、前記光源が圧接している面と同一の面であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記付勢部材は、前記電気光学パネルが兼ねていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 前記光源は電気配線が施された配線基板に実装されており、
    前記フレームには配線基板移動規制部が形成されており、
    前記配線基板は、前記配線基板移動規制部によって、前記光源が前記照光手段から離れる方向へ移動することが規制されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気光学装置。
  5. 前記配線基板には係合部が形成されており、
    前記フレームには突起部が形成されており、
    前記係合部と前記突起部とが係合することにより、前記配線基板は、前記光源の照射方向と前記照光手段の照射方向とに交差する方向へ移動することが規制されていることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 前記突起部は、前記配線基板移動規制部が兼ねていることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 前記フレームには光源移動規制部が形成されており、
    前記光源は、前記光源移動規制部によって前記照光手段から離れる方向への移動を規制されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気光学装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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