JP2005283272A - 車載用装置および車載用ナビゲーション装置 - Google Patents

車載用装置および車載用ナビゲーション装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一台の車両を複数の運転者が交代で運転する場合、運転者毎に適切なタイミングで休憩案内と運転交代案内を行うことができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】運転者毎に休憩および運転交代までの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方を登録し、運転者の走行距離および走行時間の両方を評価して休憩案内および運転交代案内を実行する時期を判定することによって、各運転者に対して適切なタイミングで休憩案内および運転交代案内を行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、所定の間隔で運転者に対する休憩案内および運転交代案内を行う車載用装置および車載用ナビゲーション装置に関する。
車両等に搭載され、当該車両の現在位置をGPS等で検出し、その位置をディスプレイ上に道路地図と共に表示して、運転者が容易に目的地に到達できるように経路案内を行う車載用ナビゲーション装置が知られており、より円滑なドライブに寄与している。
これらの車載用ナビゲーション装置において、運転者が所定の間隔で休憩を取ることができるように、運転開始時からの走行距離や走行時間、現在位置等から適切な休憩時期や休憩施設を算出し、運転者に対して効果的に休憩を促すことができる技術が知られている。
例えば、特許文献1では、運転者に休憩を促すメッセージを表示すると共に、休憩施設情報記憶部に格納されている休憩施設情報を地図上に表示することにより、休憩する為の施設を運転者が容易に発見できる技術を開示している。
一方、特許文献2では、事前に表示された休憩を促すメッセージを、車両が所定の休憩施設へ近づいたときに再表示させることで、運転者の休憩し忘れを防止する技術を開示している。
特開平11−248469号公報 特許第2988284号公報
ところが、上述したような従来技術は何れも、目的地までの道程が長い場合等に一台の車両を複数の運転者が交代しながら運転をすることについて想定されていない。そのため従来技術では、運転者に対して休憩を促すことはできても、次の運転者への交代案内を通知することはできない。したがって、運転者は自分で走行距離や走行時間等を確認することによって、次の運転者へ交代する時期を判断する必要がある。しかしながら、実際には定期的に休憩をとっていても、自分で運転距離や運転時間を意識しながら運転を交代する時期を判断している利用者は少ないため、累積の運転時間が長時間に及び、疲労が蓄積することに起因する交通事故等が発生するおそれがある。
また、運転者個々の運転技術、年齢、性格、性別等の要因で、休憩および運転者交代までの適切な間隔は運転者毎に異なる。しかし、上述したような従来技術では運転者が交代することが想定されていないので、運転者毎に適切なタイミングで休憩案内および運転交代案内を行うことができない。
本発明はこのような問題を鑑みてなされており、複数の運転者に対して、運転者毎に適切なタイミングで休憩案内と運転交代案内を行うことができる車載用装置および車載用ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するためになされた本発明の車載用装置および車載用ナビゲーション装置は、休憩案内手段によって所定の間隔で運転者に休憩を促す旨のメッセージを報知することに加え、複数の運転者が交代で運転することを検知した場合に、交代案内手段によって所定の間隔で運転者に次の運転者への交代を促す旨のメッセージを報知する。
従来技術では、運転者に対して所定の間隔で休憩を促すことはできるが、一台の車両を複数人で交代して運転するような場合に、次の運転者に交代するタイミングを報知することはできないため、運転者は自分で交代の時期を判断して次の運転者へ交代する必要があった。しかし、請求項1に係る車載用装置は、所定の間隔で運転者に次の運転者に交代する時期を報知することができ、それによって、運転者は次の運転者に交代するタイミングを知ることができるので、運転者の交代を効果的に行うことができる。
一方、運転者の運転技術・年齢・性別等の要因で、運転者毎に休憩および運転交代までの適切な間隔は異なる。したがって、これらの間隔を一律に定めてしまうと、各運転者に効果的なタイミングで休憩および運転交代を促すことはできない。
そこで、運転者毎に休憩または運転交代するまでの間隔を設定することが考えられる。具体的には、請求項2に記載のように、休憩するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方と、運転交代するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方とを、利用者からの入力によって、運転者毎に記憶手段に登録する。そして、休憩案内手段および交代案内手段は、記憶手段に登録された当該運転者の休憩および運転交代するまでの間隔に基づいて、休憩案内および運転交代案内を行う。なお、利用者は走行距離と走行時間の両方を入力しても良いし、走行距離または走行時間のどちらか一方のみを入力しても良い。このように、各運転者が自分の運転技術・年齢・性別等を考慮して休憩および運転交代するまでの間隔を入力することで、運転者毎に効果的なタイミングで休憩案内および運転交代案内を行うことができる。
ところで、走行中の道路が高速道路あるいは一般道か、混雑しているか否か等の種々の要因で、時間毎の走行距離は大きく異なる。このような場合に、休憩および運転交代までの間隔を走行距離または走行時間の何れか一方で一意的に判断すると、運転者に適切なタイミングで休憩または運転交代を促すことができない場合が考えられる。例えば、混雑した道路において、走行距離だけで休憩および運転交代のタイミングを判断する場合、長時間運転していても所定の走行距離になかなか近接せず、運転者が疲労しているにもかかわらず、運転者に休憩または運転交代の案内がなされないまま長時間運転を続行してしまう場合等があると考えられる。また、混雑していない高速道路等において、走行時間だけで休憩および運転交代のタイミングを判断する場合、長距離を運転しても所定の時間に近接せずに、運転者が疲労しているにもかかわらず休憩または運転交代の案内がなされないまま運転を継続してしまう場合等も考えられる。
そこで、走行距離および走行時間の両方を評価して休憩案内および運転交代案内を行うタイミングを決定することで、このような問題を解決することができる。具体的には請求項3に記載のように、運転者が運転する車両の走行距離および走行時間を測定し、それらを登録されている当該運転者の休憩および運転交代するまでの走行距離および走行時間と比較して、測定された走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方が登録されている休憩または運転交代までの走行距離または走行時間に近接したと判断された時点で、休憩案内または運転交代案内を行う。このようにして道路状況に因らず、各運転者に対して適切なタイミングで休憩案内および運転交代案内を行うことができる。ただし、利用者が休憩または運転交代までの間隔として、走行距離または走行時間のどちらか一方のみ入力した場合は、その一方のみで判断する。
ところで、休憩または運転交代を促すメッセージが表示されるだけでは、利用者は自分で休憩または運転交代のための施設を見つけて休憩または運転交代をしなければならない。しかし、車両が走行中に休憩または運転交代するための施設を探すことが困難な場合もあると考えられる。
そこで請求項1から3の何れかに記載の車載用装置は、車載用ナビゲーション装置等に搭載され、その車載用ナビゲーション装置によって休憩または運転交代のための施設を選定し、その施設までの経路案内を行うと良い。具体的には、請求項4に記載の車載用ナビゲーション装置のように、施設データの中から休憩または運転交代のための施設の選定を行い、選定された施設までの経路を算出し、算出された経路を休憩または運転交代を促す旨のメッセージの報知と対応付けて運転者に報知する。報知の方法としては、モニタ等の表示装置による画像やスピーカ等の音声出力装置による音声で休憩または運転交代を促す旨のメッセージの報知を行うと共に、休憩または運転交代のための施設までの経路を表示装置に表示する方法等が考えられる。このとき、既に表示装置に表示されている目的地までの経路とは異なる表示方法(例えば表示色を変える)で、新たに算出された休憩または運転交代のための施設までの経路を表示することによって、利用者が経路を容易に確認できるようにすると良い。このようにして、休憩または運転交代を促す旨のメッセージの報知を行うと共に、休憩または運転交代のための施設の選定、その施設までの経路案内を行うことで、運転者は休憩または運転交代のための施設に容易に到達することができ、円滑に休憩または運転交代を行うことができる。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[車載用ナビゲーション装置1の説明]
図1は実施例の車載用ナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。
本実施例の車載用ナビゲーション装置1は、図1に示すように、車両の現在位置を検出する位置検出器21と、利用者からの各種指示を入力するための操作スイッチ群22と、操作スイッチ群22と同様に各種指示を入力可能なリモートコントロール端末(以下、リモコンと称す。)23aと、リモコン23aからの信号を入力するリモコンセンサ23bと、車両情報受信機24と、地図データや休憩可能な施設の情報等を含む施設データおよび各種の情報を記録した外部記録媒体から地図データ等を入力する地図データ入力器25と、地図表示画面やTV画面等の各種表示を行うための表示装置26と、各種のガイド音声等を出力するための音声出力装置27と、各種のデータを記憶するための外部メモリ28と、通信装置30と、上述した位置検出器21,操作スイッチ群22,リモコン23a,車両情報受信機24,地図データ入力器25,外部メモリ28からの入力に応じて各種処理を実行し、位置検出器21,操作スイッチ群22,リモコンセンサ23b,車両情報受信機24,地図データ入力器25,表示装置26,音声出力装置27,外部メモリ28,通信装置30を制御する制御回路29とを備えている。
位置検出器21は、GPS用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置等を検出するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ21bと、車両の走行した距離を検出するための距離センサ21cと、地磁気から進行方位を検出するための地磁気センサ21dとを備えている。そして、これら各センサ等21a〜21dは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては、上述したうちの一部のセンサで構成してもよく、またステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
操作スイッチ群22は、表示装置26と一体にセンサ、表示画面上に設置されるタッチパネル及び表示装置26の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。なおタッチパネルと表示装置26とは積層一体化されており、タッチパネルには、感圧方式,電磁誘導方式,静電容量方式,あるいはこれらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、その何れを用いてもよい。
車両情報受信機24は、車両に関する各種の外部情報を入力するためのものであり、例えば、車両の各種ECU(Electronic Control Unit)等から伝達される車両に関する情報を入力する。
地図データ入力器25は、道路データ、地形データ、施設データ、施設を示すマークデータ、案内用の画像や音声データ等を含む各種のデータを入力するための装置である。これらのデータの記録媒体としては、ハードディスク、DVD、CD−ROM、メモリ、メモリカード等を用いることができる。
表示装置26は、カラー表示装置であり、液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,CRT等があるが、そのいずれを用いてもよい。表示装置26の表示画面には、位置検出器21にて検出した車両の現在位置と地図データ入力器25より入力された地図データとから特定した現在地を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種施設のマーク等の付加データとを重ねて表示することができる。また、施設のガイド等も表示できる。そして、音声出力装置27は、地図データ入力器25より入力した施設のガイドや各種案内の音声や、通信装置30を介して取得した情報の読み上げ音声を出力することができる。
外部メモリ28は各種情報を記憶しており、例えば、ハードディスクや、メモリカード等の記憶媒体が用いられる。
また、通信装置30は、各種の外部装置・機器等からの情報を入力するためのものであり、例えば図示しないラジオアンテナを介して受信したFM放送信号や、道路近傍に配置されたVICS(道路交通情報システム)サービス用の固定局から受信した電波ビーコン信号及び光ビーコン信号等を入力する。また、例えば情報携帯端末(PDA)等を接続した場合には、その端末からの情報も入力可能となっている。
制御回路29は、CPU,ROM,RAM,I/Oおよびこれらの構成を接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM等に記憶されたプログラムに基づいて、位置検出器21からの各検出信号に基づき座標及び進行方向の組として車両の現在位置を算出し、地図データ入力器25を介して読み込んだ現在位置付近の地図や、操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作によって指示された範囲の地図等を表示装置26に表示する地図表示処理や、地図データ入力器25に格納された地点データに基づき、操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作に従って目的地となる施設を選択し、現在位置から目的地までの最適な経路を自動的に求める経路計算を行って経路案内を行う経路案内処理を行う。このように自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。また、制御回路29は後述するような、休憩案内および運転交代案内に関する各種処理を行う。
以上、車載用ナビゲーション装置1の構成について説明したが、本実施例における車載用ナビゲーション装置1の構成と特許請求の範囲に記載した用語との対応は次の通りである。本実施例における車載用ナビゲーション装置1の制御回路29が、特許請求の範囲における休憩案内手段、交代案内手段、登録手段、計測手段、比較判定手段、経路設定手段、経路案内手段に相当し、以下、表示装置26および音声出力装置27が報知手段に相当し、外部メモリ28および制御回路内29内のRAMが記憶手段に相当し、操作スイッチ群22およびリモコン23aが入力手段に相当する。
以下、実施例の車載用ナビゲーション装置1が休憩案内および運転交代案内を行う際に、制御回路29が実行する各種処理について、フローチャートに基づき説明する。
[初期設定]
図2は休憩および運転交代するまでの間隔設定処理および目的地までの経路設定処理を示すフローチャートである。
操作スイッチ群22またはリモコン23a等の操作によって入力された、運転者が休憩するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方を、制御回路29が制御回路29内のRAMあるいは外部メモリ28に登録する(S10)。続いて、操作スイッチ群22またはリモコン23a等の操作によって入力された、運転者が次の運転者に交代するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方を、制御回路29が制御回路29内のRAMあるいは外部メモリ28に登録する(S20)。操作スイッチ群22またはリモコン23a等の操作によって全ての運転予定者の設定登録が終了したという指示が入力されるまで(S30:N)、制御回路29はS10およびS20の処理を繰り返す。なお、利用者はパラメータとして走行距離と走行時間の両方を入力しても良いし、走行距離または走行時間のどちらか一方のみを入力しても良い。また、休憩および運転交代までの間隔の設定と共に各運転者の名前などを登録できるようにすると良い。
操作スイッチ群22またはリモコン23a等の操作によって全ての運転予定者の設定登録が終了したという指示が入力される(S30:Y)と、制御回路29は表示装置26や音声出力装置27を用いて、登録された各運転者の設定内容や運転順序等についての確認を利用者に要求し、利用者からの操作スイッチ群22やリモコン23a等の操作によって設定内容の確認・修正処理を行う(S40)。続いて、S50の目的地設定処理、S60の経路設定処理、S70の経路案内開始処理については、上述のような一般的な車載用ナビゲーション装置の処理手法による。
なお、本機能を頻繁に利用する運転者における設定については、運転者の設定リスト等を外部メモリ28等に予め登録しておき、S10およびS20の運転者の設定登録の際に、利用者がその設定リストの中から運転者を選択して登録できるようにしても良い。
[所定時間毎の処理]
図3は休憩案内および運転交代案内を行うための所定時間毎の処理を示すフローチャートである。
制御回路29は運転者の運転開始と同時に、運転交代時期判定用の走行距離(d1)および走行時間(t1)と、休憩時期判定用の走行距離(d2)および走行時間(t2)の計測を開始する。
まず制御回路29は、現在のd1,t1およびd2,t2を取得し(S110)、取得したd1およびt1と、登録された当該運転者の運転交代までの走行距離および走行時間とを比較する(S120)。ここで、d1またはt1の少なくとも何れか一方が運転交代までの走行距離または走行時間に所定の範囲にまで近接したと制御回路29が判定した場合(S120:Y)、制御回路29は地図データ入力器25を介して読込んだ施設データの中から運転交代施設を選定し(S130)、位置検出器21からの情報に基づいて算出した現在位置から運転交代施設までの経路を算出する(S140)。制御回路29はこの算出した経路と、運転交代を促す旨のメッセージとを同時に表示装置26に表示して(S150)処理を終了する。
S120において、d1およびt1の何れも運転交代までの走行距離および走行時間に所定の範囲にまで近接していないと制御回路29が判定した場合(S120:N)、制御回路29はd2およびt2と、登録された当該運転者の休憩までの走行距離および走行時間とを比較する(S160)。S160において、休憩までの走行距離または走行時間にd2またはt2の少なくとも何れか一方が所定の範囲にまで近接したと制御回路29が判定した場合(S160:Y)、制御回路29は地図データ入力器25を介して読込んだ施設データの中から休憩施設を選定し(S170)、位置検出器21からの情報に基づいて算出した現在位置から休憩施設までの経路を算出する(S180)。制御回路29はこの算出した経路と、休憩を促す旨のメッセージとを同時に表示装置26に表示し(S190)、d2およびt2の計測をリセットして(S200)処理を終了する。
S160において、d2およびt2の何れも休憩までの走行距離および走行時間に所定の範囲にまで近接していないと制御回路29が判定した場合(S160:N)、そのまま処理を終了する。
なお、休憩施設および運転交代施設の選定および現在位置からの経路算出手法については公知の技術を用いることができるが、選定される施設については現在位置から近く、現在位置から目的地寄りの場所に位置し、さらに目的地までの経路から大きく離れないような場所にある施設が選定されると良い。また、選定される施設の候補としては、サービスエリア、パーキングエリア、道の駅、コンビニエンスストア、レストラン等が挙げられる。
なお、S150およびS190において、休憩および運転交代を促すメッセージと休憩施設および運転交代施設までの経路は、同時に画面上に表示しても良いし、交互に点滅させて表示するなどしても良い。
また、休憩施設および運転交代施設までの経路を表示装置26に表示する際には、既に表示されている目的地までの経路とは異なる表示方法で表示すると良い。具体的には、表示色を変える、表示線種を変える(破線など)、経路を点滅表示するなど種々の方法が考えられる。
また休憩案内および運転交代案内を行う際には、表示装置26による案内の表示と共に、音声出力装置27を併用して音声による休憩および運転交代を促すメッセージの報知や、休憩施設および運転交代施設までの経路誘導案内を行っても良い。
[運転交代時の処理]
図4は運転交代時の処理を示すフローチャートである。
まず、制御回路29は図3に示すS150の運転交代案内が行われたかどうかを判定する(S310)。運転交代案内が行われていない場合(S310:N)はそのまま処理を終了し、運転交代案内が行われている場合(S310:Y)、制御回路29は車両情報受信機24を介して受信した情報等から車両が駐車状態にあるかどうかを判定する(S320)。車両が駐車状態にない場合(S320:N)はそのまま処理を終了し、車両が駐車状態にある場合(S320:Y)、制御回路29は車両の現在位置が運転交代施設であるかどうかを判定する(S330)。車両の現在位置が運転交代施設ではない場合(S330:N)はそのまま処理を終了し、車両の現在位置が運転交代施設である場合(S330:Y)、制御回路29は、運転者が交代したかどうかを確認するメッセージを表示装置26または音声出力装置27を用いて運転者に報知して(S340)、d1,t1およびd2,t2の計測を中断する(S350)。ここで、利用者による操作スイッチ群22またはリモコン23a等からの入力によって運転者が交代したことを制御回路29が確認した場合(S360:Y)、制御回路29はd1,t1およびd2,t2の計測をリセット(S370)した後、新しい運転者についてd1,t1およびd2,t2の計測を開始して(S380)処理を終了する。S360において、利用者による操作スイッチ群22またはリモコン23a等からの入力によって運転者が交代しないことを制御回路29が確認した場合(S360:N)、制御回路29は中断しているd1,t1およびd2,t2の計測を再開して(S390)処理を終了する。
なお、操作スイッチ群22またはリモコン23a等を介して、利用者が任意のタイミングで運転者が交代したことを制御回路29に入力できるようにし、操作スイッチ群22またはリモコン23a等を介して運転者が交代したことが入力された場合(S400)は、S340以降の処理を上述と同様に実行する。
また、S360において運転手が交代したかどうかを判定する手段として、上述のような利用者による操作スイッチ群22またはリモコン23a等からの入力以外に、図示していない車内カメラや体重センサなどによって運転者が交代したことを自動的に判定する手段なども考えられる。
[具体的な使用例]
図5は実施例の車載用ナビゲーション装置1の具体的な使用例を示す図であり、具体的な数値例を想定して、車載用ナビゲーション装置1における休憩案内および運転交代案内の処理の流れを示している。
図5に示す使用例において、出発地から目的地までの距離が300kmであると想定する。運転予定者は運転者Aと運転者Bの2名であり、最初に運転者Aが運転する。理解を容易にする為ここでは、休憩および運転交代までの間隔として、運転者A,B両者とも走行距離のみを入力した場合を想定する。図5(a)に示すように、運転者Aは休憩までの走行距離を70km、運転交代までの距離を200km、運転者Bは休憩までの走行距離を50km、運転交代までの距離を120kmと登録する。
図5(b)に示すように、運転者Aが車両の運転を開始してから、まず走行距離70km付近で運転者Aに対する休憩案内が実行され、さらに走行距離140km付近で再び運転者Aに対する休憩案内が実行される。そして、走行距離200km付近で運転者Aに対して、運転者Bへの運転交代案内が実行される。運転交代案内に従って運転者Bに運転を交代した後、運転者Bが運転する車両の走行距離が50km付近のとき、運転者Bに対する休憩案内が実行され、その後目的地に到着する。なお、図5における使用例においては理解を容易にする為に、利用者は休憩および運転交代までの間隔として走行距離のみをパラメータに設定しているが、本実施例における車載用ナビゲーション装置1は走行距離および走行時間の両方をパラメータに設定することができる。
[効果]
このように本実施例の車載用ナビゲーション装置1は、各運転者が自分の運転技術・年齢・性別等を考慮して休憩および運転交代までの間隔を入力することで、運転者毎に効果的なタイミングで休憩案内および運転交代案内を行うことが可能である。
また本実施例の車載用ナビゲーション装置1は、運転者の走行距離および走行時間の両方を評価することにより休憩案内および運転交代案内を実行する時期を判定するので、道路状況に因らず、各運転者に対して適切なタイミングで休憩案内および運転交代案内を行うことができる。
さらに本実施例の車載用ナビゲーション装置1においては、休憩または運転交代を促す旨のメッセージの報知を行うと共に、休憩または運転交代のための施設の選定、その施設までの経路案内を行うことで、運転者は休憩または運転交代のための施設に容易に到達することができ、円滑に休憩または運転交代を行うことができる。
本発明の実施例としての車載用ナビゲーション装置1の全体構成を示すブロック図である。 実施例の車載用ナビゲーション装置1で実行される初期設定処理を示すフローチャートである。 実施例の車載用ナビゲーション装置1で実行される所定時間毎の処理を示すフローチャートである。 実施例の車載用ナビゲーション装置1で実行される運転者交代時の処理を示すフローチャートである。 実施例の車載用ナビゲーション装置1の具体的な使用例を示す図である。
符号の説明
1…車載用ナビゲーション装置、21…位置検出器、21a…GPS受信機、21b…ジャイロスコープ、21c…距離センサ、21d…地磁気センサ、22…操作スイッチ群、23a…リモコン、23b…リモコンセンサ、24…車両情報受信機、25…地図データ入力器、26…表示装置、27…音声出力装置、28…外部メモリ、29…制御回路、30…通信装置

Claims (4)

  1. 運転者にメッセージを報知する報知手段と、
    所定の間隔で運転者に休憩を促す旨のメッセージを前記報知手段によって報知する休憩案内手段と、
    複数の運転者が交代で運転することを検知した場合、所定の間隔で運転者に次の運転者への交代を促す旨のメッセージを前記報知手段によって報知する交代案内手段と
    を備えることを特徴とする車載用装置。
  2. 請求項1に記載の車載用装置において、
    情報を記憶しておく記憶手段と、
    休憩するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方と、運転交代するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方とを、運転者毎に利用者から入力される入力手段と、
    この入力手段に入力された休憩するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方と、運転交代するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方とを、運転者毎に前記記憶手段に登録する登録手段とを備え、
    前記記憶手段に記憶された、当該運転者の休憩するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方を所定の間隔として用いて、前記休憩案内手段は休憩を促す旨のメッセージを報知し、
    前記記憶手段に記憶された、当該運転者の運転交代するまでの走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方を所定の間隔として用いて、前記交代案内手段は運転交代を促す旨のメッセージを報知すること
    を特徴とする車載用装置。
  3. 請求項2に記載の車載用装置において、
    運転者が運転する車両の走行距離および走行時間を計測する計測手段と、
    この計測手段によって計測された走行距離および走行時間と、前記記憶手段に記憶された、当該運転者の休憩および運転交代までの走行距離および走行時間とを比較し、前記計測手段が計測した走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方が当該運転者の休憩または運転交代までの走行距離または走行時間に近接したかどうかを判定する比較判定手段とを備え、
    この比較判定手段によって、前記計測手段が計測した走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方が当該運転者の休憩までの走行距離または走行時間に近接したと判定された場合に、前記休憩案内手段は休憩を促すメッセージを報知し、
    この比較判定手段によって、前記計測手段が計測した走行距離または走行時間の少なくとも何れか一方が当該運転者の運転交代までの走行距離または走行時間に近接したと判定された場合に、前記交代案内手段は運転交代を促すメッセージを報知すること
    を特徴とする車載用装置。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の車載用装置を備え、
    施設データの中から休憩または運転手交代のための施設を選定し、選定された施設までの経路を算出する経路設定手段と、
    この経路設定手段によって算出された経路を休憩または交代を促す旨のメッセージと対応付けて前記報知手段によって報知する経路案内手段を備えること
    を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
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