JP2005282819A - 流体輸送用ホースの接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性を有するホース本体管の内面に耐透過性を有する樹脂層を積層形成した形態のホースを相手パイプに接続するに際し、良好なシール性を確保するとともに、ホースに対する相手パイプの嵌入作業性の良好な流体輸送用ホースの接続構造を提供する。
【解決手段】ゴムから成るホース本体管12の内面に、硬質の樹脂層14を流体透過のバリア層として積層形成して成る流体輸送用ホース10に対し、相手パイプ18を嵌入させてクランプ部材24によりクランプし接続を行うホース10の接続構造において、相手パイプ18の膨出部22を樹脂層14の先端36とクランプ箇所との間の位置に設けるとともに、相手パイプ18の嵌入側の先端と膨出部22との間の位置において樹脂層14の内面に耐透過性を有するOリング40を装着し、これを相手パイプ18の外面にて径方向外方に弾性圧縮させてシールを行うようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は自動車の燃料輸送用ホース等の接続構造として好適な流体輸送用ホースの接続構造に関する。
自動車の燃料輸送用ホースとして従来、振動吸収性,組付性等の良好な一般的なゴムホース、例えば耐ガソリン透過性の優れるNBR・PVC(アクリロニトリルブタジエンゴムとポリ塩化ビニルとのブレンド)等が用いられて来たが、近年自動車用燃料等の透過規制は地球環境保全の観点から厳しく、今後もその規制の一層の強化が予想される。
自動車の燃料輸送用ホースに耐燃料透過性を持たせるため、ゴム等の弾性体から成るホース本体管の内面に、燃料に対して耐透過性を有する硬質の樹脂層を燃料の透過バリア層として積層形成した形態のものが従来提案され、用いられている。
但し耐燃料透過性を有する樹脂層は材質的に硬い層であるため、これをホース本体管の軸端に到るまでその内面に積層形成すると、その内面に金属パイプ等剛性の相手パイプを直接嵌入させるようにすると、相手パイプと燃料輸送用ホース、詳しくはその内面の樹脂層との間のシール性が不十分となり、また相手パイプをホース軸端の開口からその内部に嵌入作業する際に大きな力を必要とし、作業性が悪化する問題を生ずる。
このようなことから、従来図5(A)に示すような接続構造が提案されている(下記特許文献1)。
同図において200は燃料輸送用ホース(以下単にホースとする)で、202はゴムから成るホース本体管、204はその内面に積層形成された耐燃料透過性を有する透過バリア層としての硬質の樹脂層である。
ここで樹脂層204はホース200軸端に到るまでホース本体管202の内面に積層形成されている。
この接続構造では、図5(B)に示す剛性の相手パイプ208と接続される端部212に、耐燃料透過性を有するシールゴム206を樹脂層204の内面に設け、相手パイプ208をかかるシールゴム206を介して樹脂層204に嵌入させ、互いを嵌め合せるようにしている。
この接続構造では、相手パイプ208を直接樹脂層204に対して嵌入させる場合に比べてシール性は良好であり、また嵌入作業する際の作業性は改善される。
しかしながらこの接続構造の場合、間にシールゴム206が介在するとは言っても、相手パイプ208を樹脂層204に嵌入させるものであるため、相手パイプ208を嵌入作業する際に大きな力を要し、依然としてホース接続の際の接続作業性が十分でないといった問題がある。
下記特許文献2には、この問題点を更に改善した接続構造が開示されている。
図5(B),(C)はその具体例を示している。
図5(B)に示しているようにこの接続構造では、相手パイプ208と接続される端部212については樹脂層204を形成しないで、ホース本体管202の内面を露出せしめ、そのホース本体管202の内面を直接相手パイプ208の外面に弾性接触させるようにしている。
また端部212においてはホース本体管202の内面に樹脂層204を積層形成せず、ホース本体管202の内面が直接露出していることから、その部分から内部の燃料がホース本体管202を外部に透過して行かないように、樹脂層204の先端205近傍の内面に環状の凹所214を形成して、そこに耐燃料透過性の弾性シール部材216を装着し、その弾性シール部材216の内面に、相手パイプ208を嵌合接触させるようにしている。
ここで弾性シール部材216は、相手パイプ208を嵌合させる前において環状の凹所214から径方向内方に突出しない状態、詳しくは端部212の内面から径方向内方に突出しない状態で凹所214内に収容されている(図5(C)参照)。
一方相手パイプ208の嵌入側の先端部には環状且つ径方向外方の膨出部210が形成されており、この膨出部210が、弾性シール部材216を径方向外方に弾性圧縮させるようにしてその内部に食い込んでいる。
尚ホース200の内面には、相手パイプ208の先端部に軸方向に当接してその嵌入量を規定する、図中下向き即ち径方向内方への突出部218が形成されている。
同図において220はクランプ部材であって、ホース本体管202の端部212はそのクランプ部材220により外面から縮径方向に締め付けられ、相手パイプ208に固定されている。即ちクランプされている。
ここではクランプ部材220は、帯状の締付部材222と締付機構224とを備えている。
このホースの接続構造では、ホース本体管202の端部212の内面に樹脂層204が形成されていないことから、相手パイプ208をホース200軸端の開口からその内部に嵌入させる際、図5(A)に示すホースの接続構造に比べてその嵌入作業を小さい力でより容易に行うことが可能である。
また端部212においては弾性を有するホース本体管202の内面が直接相手パイプ208の外面と接触する構造であるため、ホース200と相手パイプ208との嵌合部分のシール性を良好となすことができる。
尤も端部212においてはホース本体管202の内面に樹脂層204が形成されておらず、ホース本体管202が露出状態であるため、内部の燃料が同部分に達するとそこから燃料がホース本体管202を通じて外部に透過する恐れが生ずる。
そこでここでは、相手パイプ208の先端部とホース200との間に耐燃料透過性を有する弾性シール部材216を設け、内部の燃料が相手パイプ208の外面とホース200の内面とを通じて端部212に達するのを防止している。
これにより端部212を通じて内部の燃料が外部に透過するのを良好に防止できる。
しかしながらこのホースの接続構造にあっては、相手パイプ208をホース200軸端の開口からその内部に嵌入させる際、径方向外方の膨出部210が硬い樹脂層204の先端205を通過して図中左方に嵌入しなければならず、その際に大きな抵抗が働いてしまう。
従ってこの接続構造にあっても、相手パイプ208を嵌入させる際の嵌入作業性、ひいてはホース接続の際の接続作業性に尚改善の余地のあるものであった。
以上燃料輸送用ホースを例として説明したが、このような問題は輸送流体の透過を防止するために弾性を有するホース本体管の内面に耐透過性を有する樹脂層を積層形成したホースの接続構造において共通して生じる問題である。
特開平8−294979号公報 特開2002−54779号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、弾性を有するホース本体管の内面に耐透過性を有する樹脂層を積層形成した形態のホースを相手パイプに接続するに際し、良好なシール性を確保するとともに、ホースに対する相手パイプの嵌入作業性,ひいては接続作業性の良好な流体輸送用ホースの接続構造を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、ゴム等の弾性体から成るホース本体管の内面に、輸送流体に対して耐透過性を有するバリア層としての、該ホース本体管よりも硬質の樹脂層を剛性の相手パイプと接続される端部を除いて積層形成して成る流体輸送用ホースに対し、該相手パイプをホース軸端の開口より前記端部の内面に嵌入させて、該端部をクランプ部材により外面から縮径方向に締め付けてクランプし、前記相手パイプと該端部とを接続するようになした流体輸送用ホースの接続構造において、前記相手パイプには嵌入側の先端より軸方向に離隔した位置に環状且つ径方向外方の膨出部を形成して、該膨出部を前記樹脂層の先端と前記クランプ部材によるクランプ箇所との間の位置で前記ホース本体管の前記端部の内面に嵌合させるとともに、前記相手パイプの嵌入側の先端と該膨出部との間の軸方向位置において前記樹脂層の内面に形成したリング溝に前記輸送流体に対して耐透過性を有する弾性シールリングを該リング溝から径方向内方に突出する状態で装着して、該弾性シールリングを前記相手パイプの外面にて径方向外方に弾性圧縮せしめ、該相手パイプと樹脂層との間をシールさせるようになしたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記流体輸送用ホースが自動車の燃料輸送用ホースであることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、相手パイプの環状の膨出部を嵌入側の先端より軸方向に離隔した位置に設けて、この膨出部を、輸送流体に対して耐透過性を有するバリア層としての樹脂層の先端とクランプ部材によるクランプ箇所との間に位置させて、これをホース本体管の端部内面に嵌合させる一方、相手パイプの嵌入側の先端と膨出部との間の位置において、樹脂層の内面に弾性シールリングを装着し、その弾性シールリングによって、流体輸送用ホースと相手パイプとの間をシールするようになしたものである。
かかる本発明によれば、ホースの接続を行うに際して相手パイプをホース軸端の開口からその内部に嵌入させる際、相手パイプに形成した膨出部を硬質の樹脂層の内部に嵌入させる必要が無いので、抵抗少なく容易に相手パイプをホース内に嵌入させることができる。
これによりホース接続の際の接続作業性を良好となすことができる。
またこの膨出部はクランプ部材による端部のクランプ箇所よりも奥側に位置しているため、ホースに対して抜け力が作用したとき、この膨出部の大きな抜け抵抗によって高い抜け力を与えることができる。即ちホースの抜けを防止することができる。
一方において相手パイプとホース内面との間のシールは、弾性シールリングによって良好に行うことができる。
この弾性シールリングはまた、輸送流体に対して耐透過性を有しているため、内部の輸送流体がこの弾性シールリングを透過して、樹脂層の形成されていないホース本体管の端部内面に達するのが防止され、従って輸送流体が樹脂層の形成されていないホース本体管の端部内面からホース本体管を通じて外部に透過するのも良好に防止される。
即ち本発明は、図5(B),(C)に示すホースの接続構造において、相手パイプに形成された膨出部の果たすシール機能(弾性シール部材216と協働してのシール機能)と抜け防止機能のうち、シール機能を弾性シールリング単独で受け持たせ、膨出部と弾性シールリングとでそれぞれ機能を分担させたものである。
そしてこれにより、ホース接続の際の良好な接続作業性と良好なシール性、更には輸送流体の耐透過性の何れも確保することが可能となる。
本発明において、上記膨出部はホース本体管の内面を径方向外方に弾性圧縮させる状態に上記端部の内面に食い込んだ状態となしておくことができる。
本発明はまた、自動車の燃料輸送用ホースに適用して特に好適なものである(請求項2)。
次に本発明を自動車の燃料輸送用ホースの接続構造に適用した場合の実施形態を以下に図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は燃料輸送用ホース(以下単にホースとする)で、12はその主体を成す弾性体から成るホース本体管、14はその内面に積層形成された、燃料に対して耐透過性を有するバリア層としての硬質の樹脂層である。
ここで樹脂層14は、ホース10の接続部となる端部16についてはホース本体管12の内面に積層形成されておらず、端部16についてはホース本体管12の内面が直接露出せしめられている。
18は接続相手となる金属製の相手パイプで、接続部分が軸方向にストレート形状をなす直管形状とされている。
その外径は端部16の内径と同等ないしこれより僅かに大きい径とされている。
この相手パイプ18は、嵌入側の先端が求心方向に湾曲した湾曲部20とされており、そしてこの先端から軸方向に離隔した位置に径方向外方に環状に膨出する膨出部22が形成されている。
端部16は、その外面からクランプ部材24により縮径方向に締め付けられ、内面を相手パイプ18の外面に弾性接触させる状態に、かかる相手パイプ18に対し固定されクランプされている。
ここでクランプ部材24は、帯状の締付部材26と締付機構28とを有している。
尚ホース10には外面に環状の突出部30,32が設けられており、端部16はこれら突出部30,32の間の位置において、クランプ部材24により縮径方向に締め付けられクランプされている。
このホース10にはまた、内面に径方向内方の突出部34が設けられている。
この突出部34は、相手パイプ18をホース10軸端の開口からその内部に嵌入させる際、相手パイプ18の先端の湾曲部20に当接してその嵌入量を規定する働きをなす。
相手パイプ18の上記膨出部22は、図1(B)に詳しく示しているようにホース10との接続状態の下で樹脂層14の先端36よりも図中右方、詳しくはその先端36とクランプ部材24によるクランプ箇所との間の位置に位置しており、ホース本体管12を径方向外方に弾性圧縮させる状態にホース本体管12の内面に食い込んでいる。
一方樹脂層14の先端36近傍には、図2(B)に詳しく示しているように径方向外方に凹陥する環状のリング溝38が形成されており、そこに図3に示す弾性を有するOリング(弾性シールリング)40が装着されている。
ここでOリング40は、図2(B)に示しているように相手パイプ18を嵌入する前の状態では、その内周側がリング溝38から径方向内方に突出している。
ここでリング溝38は端部16の内面と実質同じ内径を有する箇所に形成されており、従ってOリング40は、相手パイプ18の嵌入前の状態で端部16の内面よりも径方向内方に突出している。
而してこのOリング40は、相手パイプ18をホース10軸端の開口からその内部に軸方向に嵌入させたとき、相手パイプ18の外面によって径方向外方に圧縮変形させられ、その状態で相手パイプ18の外面とホース10の内面、詳しくは樹脂層14の内面との間を良好にシールする。
ここでOリング40は、燃料に対して耐透過性を有する材料で構成されている。
本実施形態において、ホース本体管12としては、例えばフッ素ゴム(FKM),アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR),アクリロニトリルブタジエンゴムとポリ塩化ビニルのブレンド材(NBR・PVC),水素添加アクリロニトリルブタジエンゴム(H−NBR),エピクロルヒドリンゴム(ECO)等を好適に用いることができる。
また燃料に対する耐透過性の樹脂層14としては、例えばフッ素樹脂,ポリビニリデンフルオライドやビニリデンフルオライドの共重合体樹脂(例えばビニリデンフルオライドとクロロトリフルオロエチレンの共重合体樹脂)或いはポリエステル樹脂(例えばポリブチレンナフタレート,ポリブチレンテレフタレート)等を好適に用いることができる。
一方燃料に対する耐透過性のOリング40としては、例えばFKM,NBR,NBR・PVC,H−NBR,ECO等を好適に用いることができる。
本実施形態にあっては、次のようにして相手パイプ18とホース10とを接続することができる。
即ち、図2(A)に示しているようにホース10に対して相手パイプ18をホース10軸端の開口からその内部に嵌入させる。
このとき、相手パイプ18の先端の湾曲部20がホース10の径方向内方の突出部34に当る位置までこれを内部に嵌入させる。
その際、相手パイプ18の膨出部22はホース本体管12の内面に積層形成された樹脂層14の先端36を通過することが無いので、その際に樹脂層14による大きな嵌入抵抗が働くことは無く、従って小さい力で相手パイプ18を容易にホース10内部に円滑に嵌入させることができる。
この相手パイプ18の嵌入に伴ってホース10の内面、詳しくは樹脂層14の内面のリング溝38に装着保持されていたOリング40が、相手パイプ18の外面によって径方向外方に弾性圧縮させられ、相手パイプ18の外面と樹脂層14の内面との間を良好にシールする。
その後、図1に示しているようにホース10における端部16を外面からクランプ部材24にて縮径方向に締め付け、端部16を相手パイプ18に固定しクランプする。
このとき膨出部22は、クランプ部材24によるクランプ箇所よりも図1中左方に位置している。換言すればこの膨出部22よりも図中右方位置において、クランプ部材24により端部16を縮径方向に締め付け、クランプする。
以上のような本実施形態のホースの接続構造によれば、ホース10の接続を行うに際して相手パイプ18をホース10軸端の開口からその内部に嵌入させる際、相手パイプ18に形成した膨出部22を硬質の樹脂層14の内部に嵌入させる必要が無いので抵抗少なく容易に相手パイプ18をホース10内に嵌入させることができる。
これによりホース接続の際の接続作業性を良好となすことができる。
またこの膨出部22は、クランプ部材24による端部16のクランプ箇所よりも奥側に位置しているため、ホース10に対して抜け力が作用したとき、この膨出部22の大きな抜け抵抗によって高い抜け力を与えることができる。即ちホース10の抜け防止を図ることができる。
一方において相手パイプ18とホース10内面との間のシールはOリング40によって良好に行うことができる。
このOリング40はまた燃料に対して耐透過性を有しているため、内部の燃料がこのOリング40を透過して、樹脂層14の形成されていないホース本体管12の端部16内面に達するのが防止され、従って燃料が樹脂層14の形成されていないホース本体管12の端部16内面からホース本体管12を通じて外部に透過するのも良好に防止できる。
即ち本実施形態によれば、ホース接続の際の良好な接続作業性と良好なシール性、更には燃料の耐透過性及びホースの抜け防止の何れも実現することができる。
本実施形態では、上記Oリング40に代えて他の様々な形態の弾性シールリングを用いることが可能である。
図4はその具体例を示している。
このうち図4(A)は断面形状がD字形状の弾性シールリング42を用いた例で、また(B)の例は断面形状が四角形状の弾性シールリング44を用いた例を、更に(C)は断面形状が達磨形状をなす弾性シールリング46を用いた例を示している。
これら何れの場合においても弾性シールリング42,44,46はそれぞれリング溝48,50,52への装着状態且つ相手パイプ18を嵌入する前の状態で、内周側が各リング溝48,50,52即ち端部16の内面よりも所定寸法ΔH,ΔH,ΔHだけ径方向内方に突出している。
これらの実施形態では弾性シールリングが何れも単一材料にて構成されているが、外面に露出する表層部のみを燃料に対して耐透過性を有する材料で構成し、芯部をこれとは別の材料で構成するといったことも可能である。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明は燃料輸送用ホース以外の各種ホースの接続構造に適用することも可能であるなど、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である燃料輸送用ホースの接続構造を示す図である。 同実施形態のホースと相手パイプとの接続前の状態を示す図である。 同実施形態で用いられている弾性シールリングを示す図である。 図3とは異なる形状の弾性シールリングを示す図である。 従来の流体輸送用ホースの接続構造を示す図である。
符号の説明
10 燃料輸送用ホース(流体輸送用ホース)
12 ホース本体管
14 樹脂層
16 端部
18 相手パイプ
22 膨出部
24 クランプ部材
36 先端
38,48,50,52 リング溝
40 Oリング(弾性シールリング)
42,44,46 弾性シールリング

Claims (2)

  1. ゴム等の弾性体から成るホース本体管の内面に、輸送流体に対して耐透過性を有するバリア層としての、該ホース本体管よりも硬質の樹脂層を剛性の相手パイプと接続される端部を除いて積層形成して成る流体輸送用ホースに対し、該相手パイプをホース軸端の開口より前記端部の内面に嵌入させて、該端部をクランプ部材により外面から縮径方向に締め付けてクランプし、前記相手パイプと該端部とを接続するようになした流体輸送用ホースの接続構造において、
    前記相手パイプには嵌入側の先端より軸方向に離隔した位置に環状且つ径方向外方の膨出部を形成して、該膨出部を前記樹脂層の先端と前記クランプ部材によるクランプ箇所との間の位置で前記ホース本体管の前記端部の内面に嵌合させるとともに、前記相手パイプの嵌入側の先端と該膨出部との間の軸方向位置において前記樹脂層の内面に形成したリング溝に前記輸送流体に対して耐透過性を有する弾性シールリングを該リング溝から径方向内方に突出する状態で装着して、該弾性シールリングを前記相手パイプの外面にて径方向外方に弾性圧縮せしめ、該相手パイプと樹脂層との間をシールさせるようになしたことを特徴とする流体輸送用ホースの接続構造。
  2. 請求項1において、前記流体輸送用ホースが自動車の燃料輸送用ホースであることを特徴とする流体輸送用ホースの接続構造。
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