JP2005281704A - 帯電防止コーティング用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プラスチック基材に対する密着性、塗膜の耐水性、および導電性ならびに透明性が良好な塗膜を形成する帯電防止コーティング用組成物を提供する。
【解決手段】 ポリ(3,4−ジ置換チオフェン)とポリ陰イオンから成る導電性ポリマー、アミド基もしくは水酸基を持つ常温では液体の水溶性化合物、および自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体とを特定の割合で配合する。この組成物は、密着性がよく、透明性、導電性、耐溶剤性、および特に耐水性にも優れた塗膜を形成する。エポキシ基を有するアルコキシシランを特定量配合させることにより、得られる塗膜の耐水性と耐溶剤性がさらに向上する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、プラスチック基材への密着性、透明性、導電性、耐溶剤性および耐水性に優れた塗膜を形成する、水系で一液の帯電防止コーティング用組成物に関する。このような塗膜は、電子材料包装用のキャリアテープ、カバーテープ、およびトレイ、ならびにワープロ、コンピュータ、テレビなどの各種ディスプレイ、または偏光板などの光学部品の表面保護フィルムなどに用いられる。
プラスチックは軽くて成型しやすく、しかも腐蝕し難いなどの利点があるために各種産業分野において数多く使用されている。しかしながら、プラスチックは帯電しやすいために用途が制限されているのも事実である。そこで、帯電防止のために、界面活性剤、カーボンブラック、無機酸化物フィラー、金属粉、あるいはπ共役系の導電性ポリマーなどをプラスチックに練り込むか、これらの物質を用いてプラスチックの表面を加工するなどの方法が試みられている。
帯電防止のために用いられるπ共役系の導電性ポリマーとしては、ポリアセチレン、ポリ(パラフェニレン)、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどがある。これらは、そのほとんどが塗膜形成に使用する溶媒に溶解しにくいため、容易には均一な塗膜を形成できないのが実情である。そこで、これらのポリマーを化学修飾して溶解度を向上させる(特許文献1)、微粒子の分散液とする(特許文献2)などの方法で、均一な塗膜を形成する工夫がなされている。
また、ポリ(3,4−ジアルコキシチオフェン)とポリ陰イオンとから成る導電性ポリマーは、3,4−ジアルコキシチオフェンをポリ陰イオン存在下で、酸化重合することによって得られるものである(特許文献2)が、高い導電性、高い化学的安定性、および成膜した際の塗膜の高い透明性を有していることで注目されている。
しかしながら、このような導電性ポリマーを含むコーティング液をプラスチック基材に塗布する場合、基材に対する密着性、透明性、耐水性、耐溶剤性および導電性のすべての性能を同時に満足する塗膜を得ることは非常に困難である。
特に、 ポリ(3,4−ジアルコキシチオフェン)とポリ陰イオンとから成る導電性ポリマーを含むコーティング液は、その成分に親水性の高いポリ陰イオンを含むため、バインダー樹脂を添加して基材に塗布した場合、得られる塗膜の耐水性は非常に悪い。
そこで、塗膜の耐水性を向上させるために、バインダー樹脂をメラミン系、ポリカルボジイミド系、ポリオキサゾリジン系、ポリエポキシ系およびポリイソシアネート系の架橋剤で架橋する方法、バインダー樹脂としてUVまたはEB硬化樹脂を用いてUVまたはEB照射して成膜する方法などが試みられている。
しかしながら、ポリ(3,4−ジアルコキシチオフェン)とポリ陰イオンとから成る導電性ポリマーを含むコーティング液に架橋剤を添加した場合、コーティング液の貯蔵安定性が悪くなる、ポットライフが短くなるなどの問題点がある。また、成膜時の乾燥・硬化の温度および時間が十分でないと、塗膜の耐水性は向上しないという問題もある。
さらに、ポリ(3,4−ジアルコキシチオフェン)とポリ陰イオンとから成る導電性ポリマーを含むコーティング液にバインダー樹脂として、UV硬化性樹脂あるいはEB硬化性樹脂を添加した場合でも、架橋剤を添加したときと同様に、コーティング液の貯蔵安定性が悪くなる、ポットライフが短くなるなどの問題点がある。さらに、樹脂の硬化のためにUVまたはEB照射設備が必要となり、製造コストの増加につながり好ましくない。
特許文献3には、ポリ(3,4−ジアルコキシチオフェン)とポリ陰イオンとから成る導電性ポリマーを用いた帯電防止コーティング液組成物の上記問題点を改良するため、この組成物に架橋剤を含む自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体を含有させ、PET基材に対して密着性がよく、基材の延伸後も帯電防止に十分な表面抵抗率を示す帯電防止コーティング液組成物が得られることが記載されている。しかし、この自己乳化型ポリエステル樹脂のジカルボン酸成分のうち、水分散性を高めるための5−スルホイソフタル酸の含量は6〜10モル%と高く、塗膜に耐水性を付与することが期待できない。
また、特許文献4には、ポリ(3,4−ジアルコキシチオフェン)とポリ陰イオンとから成る導電性ポリマーの層と、これに隣接する層との密着性を向上させる目的でエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物が用いられているが、塗膜の耐水性を付与することは期待できない。
このように、コーティング液が一液で、比較的低温で、短時間乾燥するだけで成膜でき、生じる塗膜は基材、特にプラスチック基材に対して密着性、透明性、導電性、耐溶剤性、および特に耐水性に優れた帯電防止コーティング用組成物が望まれている。
特開平7−292081号公報 特開平1−313521号公報 特開平6−295016号公報 特開平6−73271号公報 特公昭47−40837号公報
本発明は、上記課題を解決しようとするものであり、その目的とするところは、基材、特にプラスチック基材に対して密着性が良く、透明性、導電性、耐溶剤性、そして、特に耐水性に優れた塗膜を形成する、一液で水系の帯電防止コーティング用組成物を提供することにある。さらには、ロールコーティング、スプレーコーティング、およびディッピングなどの工業的なコーティングを可能にするために、レベリング性が良好で、比較的低温・短時間の乾燥条件で成膜可能な水系で一液の帯電防止コーティング用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するために種々検討した結果、基材、特にプラスチック基材に対して密着性が良く、透明性、導電性、耐溶剤性および特に耐水性に優れた塗膜を形成し得る、水系で一液の帯電防止コーティング用組成物を見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、(a)以下の式(I):
Figure 2005281704
(式中、RおよびRは相互に独立して水素またはC1−4のアルキル基を表すか、あるいは一緒になって任意に置換されてもよいC1−4のアルキレン基を表す)の反復構造単位からなる陽イオンの形態のポリチオフェンとポリ陰イオンとを含んで成る導電性ポリマーと、
(b)分子内にアミド結合あるいは水酸基を有する室温では液体の水溶性化合物と、
(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体と、
(d)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物と、を含有する水系の帯電防止コーティング用組成物であって、
該(b)水溶性化合物が、該(a)導電性ポリマー100質量部に対して、40から6000質量部の範囲で含有され、
該(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体が、芳香族ジカルボン酸とジオールとから形成され、該芳香族ジカルボン酸中、5−スルホイソフタル酸が4〜5モル%含有されており、該(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体が、該(a)導電性ポリマー100質量部に対して固形分として20から5000質量部の範囲で含有され、そして、
該(d)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物が該(a)導電性ポリマー100質量部に対して20〜300質量部の範囲で含有される、
水系の帯電防止コーティング用組成物に関する。
本発明により、プラスチック基材に対して密着性がよく、透明性、導電性、耐溶剤性、および特に耐水性にも優れた塗膜を形成する、水系で一液タイプの帯電防止コーティング用組成物が提供される。本発明のコーティング用組成物は、特定の反復構造単位からなる陽イオンの形態のポリチオフェンとポリ陰イオンを含んで成る(a)導電性ポリマーと、(b)分子内にアミド結合あるいは水酸基を有する室温では液体の水溶性化合物と、(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体とを特定の割合で配合することにより、密着性がよく、透明性、導電性、耐溶剤性、および特に耐水性にも優れた塗膜を形成する。(d)エポキシ基を有するアルコキシシランを配合させることにより、得られる塗膜の耐水性と耐溶剤性がさらに向上する。
本発明の組成物には,下記式(I):
Figure 2005281704
で示される反復構造単位からなる陽イオンの形態のポリチオフェン(以下、ポリ(3,4−ジ置換チオフェン)ということがある)とポリ陰イオンを含んで成る(a)導電性ポリマーが含まれる。すなわち、この導電性ポリマーは、ポリ(3,4−ジ置換チオフェン)とポリ陰イオンとの複合化合物である。
(a)の導電性ポリマーを構成するポリ(3,4−ジ置換チオフェン)のRおよびRは相互に独立して水素またはC1−4のアルキル基を表すか、あるいは一緒になって任意に置換されてもよいC1−4のアルキレン基である。好適には、アルキル置換されていてもよいメチレン基、C1−12のアルキル基もしくはフェニル基で置換されていてもよい1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基が挙げられる。RおよびRが一緒になって形成される、置換基を有してもよいC1−12のアルキレン基の代表例は、1,2−アルキレン基(例えば、1,2−シクロヘキシレンおよび2,3−ブチレンなど)である。この1,2−アルキレン基は、α−オレフィン類(例えば、エテン、プロペン、ヘキセン、オクテン、デセン、ドデセンおよびスチレン)を臭素化して得られる1,2−ジブロモアルカン類から誘導される。RおよびRが一緒になって形成されるC1−12のアルキレン基の好適な置換基は、メチレン、1,2−エチレンおよび1,3−プロピレン基であり、1,2−エチレン基が特に好適である。
(a)の導電性ポリマーを構成するポリ陰イオンとしては、ポリマー状カルボン酸類(例えば、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸など)、ポリマー状スルホン酸(例えば、ポリスチレンスルホン酸、ポリビニルスルホン酸など)などが挙げられる。これらのカルボン酸およびスルホン酸類はまた、ビニルカルボン酸およびビニルスルホン酸類と他の重合可能なモノマー類、例えば、アクリレート類およびスチレンなどとの共重合体であっても良い。ポリ陰イオンとしては、ポリスチレンスルホン酸が特に好適である。
これらのポリ陰イオンの数平均分子量Mnは、1,000から2,000,000の範囲が好ましく、より好ましくは2,000から500,000の範囲である。
本発明の組成物には、(b)分子内にアミド結合あるいは水酸基を有する室温では液体の水溶性化合物が用いられる。
分子内にアミド結合を有する、室温では液体の水溶性化合物(b1)としては、ピロリドン系化合物(例えば、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン)、アミド基含有化合物(例えば、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクトンなど)が挙げられる。
これらの中でも、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミドが好ましい。これらのアミド化合物は単独で用いてもよいし、2つ以上組合せて用いてもよい。
分子内に水酸基を有する、室温では液体の水溶性化合物(b2)としては、多価アルコールが好ましい例として挙げられる。例えば、グリセロール、1,3−ブタンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2以上を組合せて用いてもよい。
本発明においては、この(b)の水溶性化合物が、上記(a)の導電性ポリマー100質量部に対して、40から6000質量部の範囲で含有される。(b)の水溶性化合物が40質量部に満たない場合、表面抵抗率がほとんど低下しない。他方(b)の水溶性化合物が6000質量部を超えると、いったん低下した表面抵抗率が再び上昇するばかりでなく、ヘイズ値が急上昇し、塗膜の曇りが激しくなり、透明性が低下する。
なお、「導電性ポリマー100質量部に対して」とは、「導電性ポリマーの固形分100質量部に対して」という意味である。
本発明の組成物には、(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体が含有される。本発明に用いられる(c)自己乳化型ポリエステル樹脂は、ジカルボン酸とジオールとから形成されていることが好ましい。例えば、5−スルホイソフタル酸アルカリ塩、芳香族ジカルボン酸(例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸など)と、ジオール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−へキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノールなど)とを原料として、重縮合反応を行うことによって製造される。
自己乳化型ポリエステル樹脂を形成するジカルボン酸は、1種類のジカルボン酸で構成されてもよく、2種以上のジカルボン酸を混合して用いてもよく、3種以上組み合わせて用いてもよい。本発明ではテレフタル酸、イソフタル酸、および5−スルホイソフタル酸からなることが最も好ましく、ジカルボン酸成分中、5−スルホイソフタル酸が4〜5モル%含有されていることが特に好ましい。5−スルホイソフタル酸が4〜5モル%含有されたコーティング組成物は耐水性に優れる。5−スルホイソフタル酸が4モル%未満であれば樹脂の水分散性が悪くなり、5−スルホイソフタル酸が5モル%を超えると塗膜の耐水性が低下する。
なお、ジカルボン酸成分として脂肪族ジカルボン酸(例えば、アジピン酸、コハク酸、セバチン酸、ドデカン二酸など)を用いた場合、塗膜の耐水性は低下する傾向にある。
(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体は、例えば、特許文献5に記載された方法に従って製造され、使用に供される。市販品もまた、使用される。容易に入手できる好適材料としては、帝国化学産業(株)の商品名ガブセンES−210などがある。
(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体は、固形分として、(a)の導電性ポリマー100質量部に対して、20〜5000質量部の範囲の量で添加される。好ましくは50〜1500質量部の範囲である。(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体の添加量が20質量部より少ないと、表面抵抗率は低く保てるが、プラスチック基材への密着性が得られなくなる。他方、5000質量部を超えると、表面抵抗率は高くなる。
また、本発明の帯電防止コーティング組成物には、(d)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物が含有される。すなわち、(a)の導電性ポリマーと(b)の水溶性化合物と(c)の自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体との組成物に(d)のエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物が添加される。
(d)のエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物が含有されることにより、形成された塗膜の耐水性が向上する。従来、ガラス繊維などの接着剤として用いられているエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物がプラスチックとの接着における耐水性を向上させることが、初めて見い出された。
(d)のエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物としては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどが挙げられる。
(d)のエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物の添加量は、(a)の導電性ポリマー100質量部に対して、20〜300質量部の範囲が好ましい。さらに好ましくは、40〜100質量部の範囲である。添加量が20質量部より少ないと耐水性は不十分となり、また、300質量部を超えても塗膜の耐水性はかえって低下する。
本発明の帯電防止コーティング用組成物は、上記(a)の導電性ポリマー、(b)の水溶性化合物、(c)の自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体、および(d)のエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物を混合して得られる。
本発明の組成物により形成される塗膜は、その厚みによっても表面抵抗率を調整できる。特に、薄い塗膜を希望する時には固形分含量を少なくすればよく、そのためには、本発明の組成物を分散媒で希釈すれば良い。使用される分散媒としては、水、メタノール、エタノール、2−プロパノール、n−プロピルアルコール、イソブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、およびジオキサン、ならびにこれらの混合溶媒などが挙げられる。
また、本発明のコーティング用組成物には、基材に対する濡れ性を向上させる目的で、少量の界面活性剤を加えても良い。好ましい界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミドなど)、およびフッ素系界面活性剤(例えば、フルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルベンゼンスルホン酸、パープルオロアルキル4級アンモニウム、パーフルオロアルキルポリオキシエチレンエタノールなど)が挙げられる。
本発明の帯電防止コーティング用組成物をコーティングする基材としては、プラスチックのシート、フィルム、および不織布が挙げられる。プラスチックとしては、ポリエステル、ポリスチレン、ポリイミド、ポリアミド、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびこれらのブレンドならびに共重合体、およびフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂などが挙げられる。
適切なコーティング方法は、グラビアコーティング、ロールコーティング、バーコーティング、スプレーコーティング、およびディッビングなどである。
塗膜の乾燥および硬化の条件は、それぞれのコーティング法に適した条件が選択される。ロールコーティング法を用いる場合は、当業者が一般的に用いる、60〜120℃、5〜60秒で行われることが好ましい。
120℃を超えて乾燥および硬化しても、成膜した塗膜の表面抵抗率、密着性、および耐水性は、120℃以下で乾燥および硬化させたときとほとんど変らないので、120℃を超えて乾燥・硬化しても塗膜の性能面で有利にはならない。逆に120℃を超えて乾燥・硬化すると、成膜コストが高くなる、高温加熱による作業上の危険性が高くなるなどの問題がある。さらには、熱により変形する基材もある。
乾燥および硬化時間が、5秒に満たない場合は乾燥が不十分であり、60秒を超えて乾燥および硬化させても成膜した塗膜の表面抵抗率、密着性、および耐水性は、60秒以下で乾燥および硬化させたときとほとんど変らないので、60秒を超えて乾燥・硬化しても塗膜の性能面で有利にはならない。逆に60秒を超えて乾燥・硬化すると、成膜コストが高くなる。
このようにして得られた塗膜は、上記(a)の導電性ポリマー、(b)の水溶性化合物、(c)の自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体を含む組成物により調製されるため、帯電防止性にすぐれ、耐水性、および塗膜と基材との密着性が改良される。さらに、(d)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物が含有されているので、この塗膜は、特に耐水性に優れる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこの実施例に限定されない。
1.使用材料
本実施例においては、以下の材料を使用した。
(a)導電性ポリマー
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)0.5質量%とポリスチレンスルホン酸(分子量Mn=150,000)0.8質量%を含んで成るポリマーの水分散体(BaytronP:バイエルAG製)を使用した。
(b)分子内にアミド結合を有する室温で液体の水溶性化合物
N−メチルピロリドン
(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体
表1に示す(c)−1〜(c)−6の組成の分散体を調製した。この自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体は、固形分含量25%となるように調製して用いた。
Figure 2005281704
(d)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを用いた。
その他:
界面活性剤として、プラスコートRY−2(互応化学:フッ素系界面活性剤)を用いた。
2.塗布、乾燥方法
ここに記載の参考例、比較参考例、実施例、あるいは比較例の組成物のプラスチック基材への塗布、並びに乾燥は以下のように行った。すなわち、プラスチック基材としてPETフィルム(ルミラーTタイプ:東レ)を用い、コーティング用組成物をワイヤーバーでコーティングし、90℃で1分間送風乾燥させて、塗膜を得た。なお、参考例1〜3、実施例1〜3、比較参考例1〜2、および比較例1〜3は、No.4のワイヤーバー(wet9.14μm)でコーティングし、参考例4、5および比較参考例3〜7は、No.5のワイヤーバー(Wet11.43μm)でコーティングした。
3.塗膜の評価
3.1 表面抵抗率は、JIS K6911に従い、三菱化学(株)製ハイレスターUP(MCP−HT450)を用いて測定した。
3.2 耐水性は、クレシアハンドタオル(ソフトタイプ)に水を染み込ませ、塗膜を手拭きで10往復拭いた後、塗膜の外観を観察することにより行なった。塗膜がほとんど取れてしまった場合は×、傷が目立つ場合は△、僅かに傷が観察された場合は○、完全に無傷であった場合は◎と判定した。
3.3 耐溶剤性は、水の代りにメタノールを用いて、耐水性と同様に試験した。
3.4 全光線透過率およびヘイズ値は、JIS K7150に従い、スガ試験機(株)製ヘイズコンピュータHGM−2Bを用いて測定した。
3.5 塗膜の基材への密着性は、JIS K5400の碁盤目剥離試験に従って行った。
なお、実施例においては、(a)の導電性ポリマーを(a)成分と、(b)の水溶性化合物を(b)成分と、(c)の自己乳化型ポリエステル水分散体を(c)成分と、(d)のエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物を(d)成分ということがある。
参考例1〜5、比較参考例1〜7、実施例1〜3、および比較例1〜3の組成物の組成を表2に示す。表2中(a)〜(d)成分の数字はgを表し、(a)成分の導電性ポリマーは固形分濃度で1.3質量%の濃度のものを用いた。
Figure 2005281704
(参考例1〜3および比較参考例1〜2)
表2に記載の、参考例1〜3および比較参考例1〜2のコーティング用組成物を、上記方法でプラスチック膜に塗布し、塗膜を評価した。結果を表3に示す。
Figure 2005281704
(b)成分が(a)成分100質量部に対して約44〜4400質量部である参考例1〜3はヘイズ値も低く、表面抵抗率も低下した。これに対して、比較参考例1は(b)成分を含まないので表面抵抗率が高い。比較参考例2は(b)成分が(a)成分100質量部に対して6000質量部を超えているため、ヘイズ値が高くなり、透明性が低下している。
(参考例4、5および比較参考例3〜7)
参考例4、5および比較参考例3〜5は、(c)成分の自己乳化型ポリエステル樹脂のジカルボン酸の効果を検討したものである。参考例4および比較参考例6、7は(c)成分の添加量を検討したものである。表2に記載の組成物のうち、参考例4、5および比較参考例3〜7のコーティング用組成物をプラスチック基材に塗布後、90℃で1分間乾燥した。結果を4に示す。
Figure 2005281704
参考例4および5は、(c)自己乳化型ポリエステル樹脂のジカルボン酸成分が、ともにテレフタル酸、イソフタル酸、および5−スルホイソフタル酸であり、そして、5−スルホイソフタル酸を5モル%含有しているので、成膜した塗膜は耐水性に優れる。参考例5は、(c)成分中のジオール成分がエチレングリコール単独であったためか、耐溶剤性に優れていた。
これに対して、比較参考例3および4は、(c)自己乳化型ポリエステル樹脂のジカルボン酸成分が、ともにテレフタル酸、イソフタル酸、および5−スルホイソフタル酸であるが、5−スルホイソフタル酸を6モル%を超えて含有しているので、成膜した塗膜の耐水性、耐溶剤性が劣っている。さらに、比較参考例5は、ジカルボン酸成分として5−スルホイソフタル酸を5%含んでいるが、ジカルボン酸成分として脂肪族ジカルボン酸であるアジピン酸を含有しているので、成膜した塗膜の耐水性、耐溶剤性が悪い。
なお、表1の(c)−6のポリエステル樹脂分散体は、水分散安定性が悪かったので、コーティング用組成物に供することができなかった。これは、ポリエステル樹脂のジカルボン酸成分中の5−スルホイソフタル酸成分が4モル%未満であったのが原因と考えられる。
また、参考例4のコーティング組成物は、(a)成分の100質量部に対して約970質量部の(c)成分を含んでいるので、得られた塗膜は、基材に対して密着性がよく、低い表面抵抗率と優れた耐水性を有していた。一方、比較参考例6のコーティング用組成物は、(a)成分の100質量部に対して約14質量部の(c)成分しか含んでいないので、得られた塗膜は低い表面抵抗率を有していたものの、基材に対する密着性が悪く、耐水性および耐溶剤性も悪かった。他方、比較参考例7のコーティング用組成物は、(a)成分の100質量部に対して約5060質量部もの(c)成分を含んでいるので、得られた塗膜は、基材に対する密着性が良く、耐水性にも優れていたものの、表面抵抗率が大幅に高くなった。これらの結果から、塗膜の基材に対する密着性、低い表面抵抗率、高い耐水性を付与する観点から、(c)成分は、(a)成分100質量部に対して20〜5000質量部の範囲で含有するのが望ましいことが示された。
(実施例1〜3、比較例1〜3)
この実施例1〜3および比較例1〜3は、(d)成分のエポキシ基を有するアルコキシシランの添加効果を検討したものである。比較例3は、(d)成分を添加して(c)成分を除いたコーティング用組成物の、成膜した塗膜の耐水性および耐溶剤性を検討したものである。表2に記載の組成物のうち、実施例1〜3および比較例1〜3のコーティング用組成物をプラスチック基材に塗布後、90℃で1分間乾燥した。結果を5に示す。
Figure 2005281704
表5の結果は、(d)成分を添加していくと塗膜の耐水性および耐溶剤性が向上するが、添加量が一定量を超えると塗膜の耐水性および耐溶剤性が低下することが示された。(d)成分は、(a)成分の100質量部に対して、約60質量部前後添加することが、耐水性および耐溶剤性を付与する点から好ましいことが示された。
また、比較例3の結果から、(d)成分を添加しても(c)成分を添加しなければ、成膜した塗膜の、基材に対する密着性は得られるものの、耐水性および耐溶剤性は得られないことが示された。
なお、塗膜の基材への密着性は、比較参考例6以外の参考例、比較参考例、実施例および比較例において100/100(碁盤目剥離試験)で良好であった。
本発明により、プラスチック基材に対して密着性がよく、透明性、導電性、耐溶剤性、および特に耐水性にも優れた塗膜を形成する、水系で一液タイプの帯電防止コーティング用組成物が提供される。このような塗膜は、電子材料包装用のキャリアテープ、カバーテープ、およびトレイ、ならびにワープロ、コンピュータ、テレビなどの各種ディスプレイ、または偏光板などの光学部品の表面保護フィルムなどに用いられる。

Claims (1)

  1. (a)以下の式(I):
    Figure 2005281704
    (式中、RおよびRは相互に独立して水素またはC1−4のアルキル基を表すか、あるいは一緒になって任意に置換されてもよいC1−4のアルキレン基を表す)の反復構造単位からなる陽イオンの形態のポリチオフェンとポリ陰イオンを含んで成る導電性ポリマーと、
    (b)分子内にアミド結合あるいは水酸基を有する室温では液体の水溶性化合物と、
    (c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体と、
    (d)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物と、を含有する水系の帯電防止コーティング用組成物であって、
    該(b)水溶性化合物が、該(a)導電性ポリマー100質量部に対して、40から6000質量部の範囲で含有され、
    該(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体が、芳香族ジカルボン酸とジオールとから形成され、該芳香族ジカルボン酸中、5−スルホイソフタル酸が4〜5モル%含有されており、該(c)自己乳化型ポリエステル樹脂水分散体が、該(a)導電性ポリマー100質量部に対して固形分として20から5000質量部の範囲で含有され、そして、
    該(d)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物が該(a)導電性ポリマー100質量部に対して20〜300質量部の範囲で含有される、
    水系の帯電防止コーティング用組成物。
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