JP2005280740A - 封筒及び封入物封入方法 - Google Patents
封筒及び封入物封入方法Info
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Abstract
【課題】透明窓を有する封筒を透明窓を含む全体を再生紙により作成すると共に、透明窓において封入物の一部を隠蔽することができる封筒を提供する。
【解決手段】封筒1は、1枚の連続した再生紙からなる封筒であって、当該再生紙が透明化されていない第1の不透明領域11と、当該再生紙に水溶性透明化剤を含浸することにより透明化された透明窓領域12と、当該再生紙が透明化されていない第2の不透明領域であって、透明窓領域12の内部の一部に第1の不透明領域11とは独立に設けられ、その封筒1に封入された封入物の一部を隠蔽する不透明の島領域13とを有する。不透明の島領域13の外枠形状は、封筒1に封入されるべき印刷物からなる封入物2に印刷された内容に関連する形状である。
【選択図】図1
【解決手段】封筒1は、1枚の連続した再生紙からなる封筒であって、当該再生紙が透明化されていない第1の不透明領域11と、当該再生紙に水溶性透明化剤を含浸することにより透明化された透明窓領域12と、当該再生紙が透明化されていない第2の不透明領域であって、透明窓領域12の内部の一部に第1の不透明領域11とは独立に設けられ、その封筒1に封入された封入物の一部を隠蔽する不透明の島領域13とを有する。不透明の島領域13の外枠形状は、封筒1に封入されるべき印刷物からなる封入物2に印刷された内容に関連する形状である。
【選択図】図1
Description
本発明は、封筒及び封入物封入方法に関し、特に、透明窓を有する封筒を透明窓を含む全体を再生紙により作成すると共に、透明窓において封入物の一部を隠蔽することができる封筒及び封入物封入方法に関する。
紙製の封筒を使用する場合、封筒の一部に透明窓を設け、内部に封入した封入物に印刷された内容が外部に見えるようにすることがある。この透明窓がセロファン紙等からなる場合、封筒をリサイクルしようとすると、透明窓の部分を人手で切り取らなければならず、リサイクルの支障となる。そこで、リサイクル可能な透明紙からなる封筒が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、封筒用の紙を透明化する環境への影響が少ない透明化剤が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−188990号公報
特開2000−328492号公報
いわゆるダイレクトメールを送付した場合、あまり良く内容を読んでもらえないまま、廃棄されてしまうことがある。これに対応すべく、ダイレクトメールには、当該ダイレクトメールを見てクイズに応募したり当該会社を利用したりすると、何らかの特典を与える情報(インセンティブを与える情報)を含むことがある。例えば「ハワイ(旅行)が当たる」のような懸賞等である。これは、ダイレクトメールを受信した者にこれを読むことについてのインセンティブを与え、少しでも内容を読んでもらおうとするものである。
そこで、本発明者は、インセンティブを与える情報を単に封入物のどこかに印刷するのではなく、当該印刷部分が前記環境への影響が少ない透明化剤により透明化したリサイクル可能な封筒の透明窓を通して外部から見えるように表示することを考えた。即ち、このようにすれば、封入物に応じて異なる内容を封筒に印刷する手間が省け、また、ダイレクトメールを読んでもらう確率を高くすることができ、少なくとも未開封のまま廃棄されてしまうことは防止できるのではないかと考えた。更に、単純にインセンティブを与える情報を全て表示するのではなく、その一部を隠蔽することにより、より関心を高めることができるのではないかと考えた。例えば前述の懸賞において「ハワイ」の部分を覆って「〇〇が当たる」のように表示する等である。そして、この場合において、インセンティブを与える情報の一部を覆うために当該封筒の透明化されない部分を用いることを考えた。即ち、このようにすれば、封筒に目隠しのための模様を印刷したり、目隠しのためにシールを貼ったりする手間が省けるのではないかと考えた。また、このような目隠しのための模様やシールはその大きさや形状が封入物に応じて異なると考えられるので、これらを別に用意する手間が省けるのではないかと考えた。
本発明は、透明窓を有する封筒を透明窓を含む全体を再生紙により作成すると共に、透明窓において封入物の一部を隠蔽することができる封筒を提供することを目的とする。
また、本発明は、透明窓を有する封筒を透明窓を含む全体を再生紙により作成すると共に、透明窓において封入物の一部を隠蔽することができる封入物封入方法を提供することを目的とする。
本発明の封筒は、1枚の連続した再生紙からなる封筒であって、当該再生紙が透明化されていない第1の不透明領域と、当該再生紙に水溶性透明化剤を含浸することにより透明化された透明窓領域と、当該再生紙が透明化されていない第2の不透明領域であって、前記透明窓領域の内部の一部に前記第1の不透明領域とは独立に設けられ、当該封筒に封入された封入物の一部を隠蔽する不透明の島領域とを有する。
本発明の封入物封入方法は、封筒に封入物を封緘装置によって封入する封入物封入方法であって、1枚の連続した再生紙からなる封筒であって、当該再生紙が透明化されていない第1の不透明領域と、当該再生紙に水溶性透明化剤を含浸することにより透明化された透明窓領域と、当該再生紙が透明化されていない第2の不透明領域であって、前記透明窓領域の内部の一部に前記第1の不透明領域とは独立に設けられ、当該封筒に封入された封入物の一部を隠蔽する不透明の島領域とを有する封筒を用意し、印刷物からなりその一部に隠蔽すべき領域を有する封入物を用意し、前記封筒の内部へ前記封入物を前記封筒の内部において前記隠蔽すべき領域が前記封筒の前記島領域に対応する位置に配置されるように封入する。
本発明の封筒及び封入物封入方法によれば、1枚の連続した再生紙からなる封筒に設けた透明窓領域の内部の一部に、当該封筒の透明化されない部分である不透明の島領域を容易に形成することができる。そして、封入物に印刷したインセンティブを与える情報を、その一部を不透明な島領域で覆って隠蔽した状態で、透明窓領域を通して外部から見えるように表示することができる。即ち、環境への影響が少ない透明化剤により透明化したリサイクル可能な封筒の特性を利用して、インセンティブを与える情報の一部を、手軽に隠蔽することができる。これにより、インセンティブを与える情報を封筒に印刷する手間が省け、封入物に応じて異なるであろう封筒に目隠しのための模様を準備して印刷したり目隠しシールを準備して貼ったりする手間が省け、また、単純にインセンティブを与える情報を全て表示するより一層ダイレクトメールを読んでもらう確率を高くすることができ、少なくとも未開封のまま廃棄されてしまうことは防止することができる。
図1は封筒構成図であり、本発明の封筒の構成を示し、図1(A)は封筒の表面を示し、図1(B)は封筒の裏面を示し、図1(C)は封筒への封入物を示す。
封筒1は、1枚の連続した通常の再生紙からなり、従って、基本的には不透明である。封筒1は、図2を参照して後述するように、1枚の連続した再生紙を折り曲げ、接着することにより作成される。再生紙としては種々の再生紙を使用することができるが、例えば古紙配合率70%〜100%の紙を用いれば良い。
封筒1は、その表面に、図1(A)に示すように、第1の不透明領域11、透明窓領域12、不透明の島領域13を有する。第1の不透明領域11は、当該再生紙が透明化されていない不透明領域である。即ち、通常の紙(再生紙)の領域である。透明窓領域12は、当該再生紙に水溶性透明化剤を含浸することにより透明化された透明領域である。この透明窓領域12は、例えばセロファン紙の程度の透明度とされ、内部の封入物2(の印刷内容)が十分に見える程度に透明とされる(図4(B)参照)。即ち、郵便物の宛て名、郵便番号等を自動読取装置により読み取ることができる程度に透明であることが条件とされる。なお、図1(A)においては、封入物2の印刷内容を省略している。不透明の島領域13は、当該再生紙が透明化されていない第2の不透明領域であって、透明窓領域12の内部の一部に第1の不透明領域11とは独立に(即ち、島状に)設けられ、当該封筒に封入された封入物の一部を隠蔽する不透明の領域である。第1の不透明領域11は、糊代11Aを含む。糊代11Aは封筒1の裏側に折り曲げられ、封入物2を内部に封入した後に、封筒1の裏面の不透明領域14に糊付けされる。
透明窓領域12の外枠形状(従って、第1の不透明領域11の内枠形状)は、この例では長方形であるが、これに限られることなく、封入物2に応じて種々の変形が可能である。同様に、不透明の島領域13の外枠形状(従って、透明窓領域12の内枠形状)は、この例では円形であるが、これに限られることなく、封入物2に応じて種々の変形が可能である。例えば、正方形、長方形、星型であっても良い。封入物2の隠蔽すべき領域に封入物2に印刷された内容に関連する文字情報が印刷される場合、不透明の島領域13の外枠形状は正方形や長方形とされることが多い。また、例えば、不透明の島領域13の外枠形状は、当該封筒1に封入されるべき(封入された)印刷物からなる封入物2に印刷された内容に関連する形状とされる。例えば、旅行のダイレクトメールであれば、例えば飛行機やハワイの写真の形状とされる。また、不透明の島領域13の外枠形状は、自動車やテニスラケット等の封入物2に印刷された商品の形状又は封入物2で宣伝する商品の形状であっても良い。
封筒1の裏面は、図1(B)に示すように、この例では、その全面が第3の不透明領域14からなる。即ち、第1の不透明領域11と同様に、通常の紙(再生紙)の領域である。第3の不透明領域14は、封筒1の底辺において第1の不透明領域11と連続であり、当該底辺で折り曲げられている。第3の不透明領域14は、封筒1の左右両辺において、図1に点線で示す領域15で第1の不透明領域11と接着(糊付け)されている。従って、領域15は接着領域である。
封入物2は、1枚又は複数枚の通常の再生紙からなり、不透明であり、通常は何らかの情報をその表面に印刷した印刷物である。再生紙としては種々の再生紙を使用することができるが、封筒1と同様に、例えば古紙配合率70%〜100%の紙を用いれば良い。封入物2への印刷用のインキとしても、封筒1と同様に、周知の大豆インキを用いる。
封入物2において、封筒1の表面に対応する面上には、図1(C)に示すように、表示する(すべき)情報と表示しない情報が印刷される。表示しない情報は、第1の不透明領域11に対応する領域に印刷されるものであり、例えば「応募方法・・・・」である。これはインセンティブを与える情報に関連する情報である。表示しない情報には、インセンティブを与える情報に全く関連しない情報も含まれる。例えば、封入物2で宣伝する商品の情報であっても良い。
表示する情報は、基本的には透明窓領域12に対応する領域に印刷されるものであり、インセンティブを与える情報と、インセンティブを与える情報以外の情報とからなる。インセンティブを与える情報は、例えば「100人にハワイが当たる!」である。インセンティブを与える情報以外の情報は、例えば「受取人住所、受取人氏名」及び「差出人住所、差出人氏名」である。インセンティブを与える情報は、隠蔽する(すべき)情報と隠蔽しない情報とからなる。隠蔽する情報は、不透明の島領域13に対応する領域に印刷されるものであり、例えば「ハワイ」である。隠蔽する情報「ハワイ」の印刷された領域が、隠蔽すべき領域である。隠蔽すべき領域は、不透明の島領域13と等しいかより小さくされる。隠蔽しない情報は、透明窓領域12に対応する領域に印刷されるものであり、例えば「100人に」「が当たる!」である。なお、図1(C)において、透明窓領域12及び不透明の島領域13を封入物2に重ねて点線で示す(図3、図4(A)、図5、図7において同じ)。
従って、以上のように、隠蔽すべき領域には、印刷物からなる封入物2に印刷された内容に関連する情報が印刷される。又は、隠蔽すべき領域には、インセンティブを与える情報のうち隠蔽すべき情報が印刷される。又は、隠蔽すべき領域には、顧客毎に異なる内容とされる個別インセンティブ情報であって当該顧客に対応する情報が印刷される。この場合、封入物2には、当該封筒1の配達先である顧客を特定する情報(受取人住所、受取人氏名)が印刷されている。個別インセンティブ情報は、インセンティブを与える情報のうち隠蔽すべき情報であって、顧客の属性に応じて定まる情報である。例えば、当該顧客の属性(この場合は当該会社にとっての当該顧客のランク)が「優良」であれば個別インセンティブ情報は「ハワイ」とされ、属性が「通常」であれば「日帰り旅行」とされる。隠蔽すべき領域に印刷されたこれらの情報は、本発明に従って、不透明の島領域13によって顧客に対して隠蔽される。
図2は封筒製作図であり、本発明の封筒の製作方法を示す。最初に、図2(A)に示すように、再生紙からなる平判原紙100の透明にしたい部分だけに透明化剤を塗布する。即ち、(6個の)透明窓領域12に相当する部分に透明化剤が塗布されるが、本発明に従って、各々の透明窓領域12の内部の一部分即ち(6個の)島領域13に相当する部分には透明化剤が塗布されない。透明化剤の塗布後、所定の時間だけ平判原紙100を乾燥させると、当該塗布した領域(透明窓領域12)のみが透明になる。これにより、本発明に従って、各々の透明窓領域12の内部の一部に不透明の島領域13が形成される。
透明化剤としては、例えば特許文献2に記載のものが知られている。これにより、環境への影響を少なくすることができる。また、透明化剤として、油性ワックスに変えて、水溶性ワックスを含む透明化剤を用いても良い。即ち、紙が液体を吸収すると半透明になると言う性質を利用するものであれば良い。
次に、図2(B)に示すように、透明窓領域12及び不透明の島領域13の形成された平判原紙100に、これを展開したままの状態で、所望の内容(例えば、「分別不要」等)を印刷装置により印刷する。この時、印刷用のインキとしては、石油系溶剤の代わりに大豆油を用いた周知の大豆インキを用いる。この例では1枚の平判原紙100から6個(実際には更に多数である)の封筒1を作成できるので、当該6カ所に同様の内容が印刷される。この印刷において、必要に応じて、透明窓領域12及び/又は島領域13にも印刷してもよい。透明窓領域12への印刷は、下地が透明であるので、印刷後も不透明にはならず有色透明となる。島領域13への印刷は第1の不透明領域11への印刷と同等である。
次に、図2(C)に示すように、1枚の平判原紙100を個々の封筒の形状に型抜き装置により型抜き(裁断)する。これにより、1枚の連続した再生紙からなる封筒1の原型が(6個)作成される。この時、裁断により切り捨てられる部分(ロス部分)は、平判原紙100全体の約10%であり、従来(約35%)に比べてロス部分を極めて少なくすることができる。
次に、図2(D)に示すように、封筒1の原型を製袋装置により製袋して、完成形の封筒1を得る。即ち、封筒1の原型の裏面(封筒1の内側となる面)の左右両端の一部に糊付けした後に、封筒1の原型を所定の位置で糊付けした裏面が向かい合うように折り曲げて(二つ折りにして)、当該糊付け部分を押圧して接着する。即ち、二つ折り製袋する。糊としては、PRTR制度基準内の接着剤を用いる。なお、糊代11Aを規定するように軽く折り曲げ線を入れて、糊代11Aに糊を付着させてもよい。
図3は封入物の説明図であり、図4は封入物の封入方法説明図であり、本発明の封筒1への封入物の封入方法の一例を示す。
最初に、図2のようにして作成した本発明の封筒1を用意する。次に、印刷物からなる封入物2を用意する。この封入物2は、図1(C)で説明したように、その一部に、インセンティブを与える情報「100人にハワイが当たる!」を含み、更にその中に隠蔽する情報「ハワイ」を含む。
この例では、図3に示すように、印刷物からなる封入物2は、2回(1回又は複数回でも良い)折り曲げられた(折り畳まれた)状態で、封筒1に封入される。隠蔽する情報「ハワイ」を含むページ(面)を、当該折り曲げにより、複数(この例では3個)の部分領域2A、2B及び2Cに分割する。封筒1の表面(第1の不透明領域11及び透明窓領域12)に対応する部分領域は、隠蔽する情報「ハワイ」を含む部分領域2Aである。
即ち、この例の封入物2の3つ折り形態は、いわゆる「巻き3つ折り」と呼ばれる形態であり、ページ(複数ページであって良い)をほぼ3等分するように、かつ、その上段の部分領域2Aが最も上面となるように折り曲げられる。従って、最初の折り曲げ時に折り曲げ#1により部分領域2Cの裏面が部分領域2Bの裏面と向かい合うように折り曲げ、次の折り曲げ時に折り曲げ#2により部分領域2Cが部分領域2Aの裏面と向かい合うように折り曲げる。即ち、部分領域2Cが内部に巻き込まれたようになる。なお、封入物2の折り曲げはこれ以外の折り曲げ形態によっても良い。
次に、図4に示すように、封入物2を封筒1に封緘装置により封入する。この時、最初に、図4(A)に示すように、その横方向(図中の矢印に直交する方向)において、封入物2の位置を封筒1に合わせ、次に、図4(B)に示すように、封筒1の内部においてインセンティブを与える情報の内の隠蔽する情報「ハワイ」(の印刷された「隠蔽する領域」)が封筒1の島領域13に対応する位置に配置されるように縦方向(図中の矢印方向)に封入する。具体的には、表示しない情報「応募方法・・・・」は、第1の不透明領域11に対応するようにされる。表示する情報は、基本的には透明窓領域12に対応するようにされる。即ち、インセンティブを与える情報の中でも、隠蔽しない情報「100人に」「が当たる!」は、透明窓領域12に対応するようにされる。インセンティブを与える情報以外の情報「受取人住所、受取人氏名」及び「差出人住所、差出人氏名」は、透明窓領域12に対応するようにされる。これに対して、インセンティブを与える情報であって隠蔽する情報「ハワイ」(即ち、隠蔽する領域)は、不透明の島領域13に対応するようにされる。
これにより、封筒1の外観としては、図4(B)に示すように、封入物2に印刷された内容のうち、透明窓領域12に対応する部分の内容が外部からも見えるようにされ、かつ、隠蔽する情報が島領域13により覆われる。この結果、隠蔽する領域に印刷された内容(隠蔽する情報「ハワイ」)が、利用者の目から隠蔽される。従って、これにより何が当たるのか興味を抱いた利用者は、ダイレクトメールを廃棄することなく、隠蔽した情報「ハワイ」を見ようとして封筒1を開封して、その内容を読む。この後、糊代11Aを(当該紙面の裏側方向に)折り曲げて糊付けすることにより、封入物2を封入して、差し出し可能な状態の封筒1を作成する。
なお、図4に示すように、この例では不透明の島領域13には「クエスチョンマーク」が印刷される。この結果、受取人は「100人に「クエスチョンマーク」が当たる!」と言う文章を見ることになる。これにより、受取人に「クエスチョンマーク」の部分により、インセンティブを与える情報の中でも重要な情報が存在することを強調することができる。従って、不透明の島領域13に印刷される情報は、インセンティブを刺激する情報である。また、「クエスチョンマーク」の部分の印刷内容を種々に変更することにより、封入物2に印刷した内容はそのままにして、これとは独立に受取人が受け取った時点で読む文章を変更することができる。これにより、差出人は、封筒1を開封してもらう確率を高くするような種々の工夫をすることができる。
ここで、図5に示すように、透明窓領域12も第1の不透明領域11と同様の再生紙であることに相違なく、封筒1の透明窓領域12にも種々の情報を印刷することができる。従って、図5の例では、インセンティブを与える情報の内の隠蔽しない情報「100人に」「が当たる!」が透明窓領域12の上表面(外側表面)に印刷される。即ち、透明窓領域12において、不透明の島領域13の周囲に、当該隠蔽しない情報が印刷される。そして、封入物2の隠蔽する(すべき)領域にはインセンティブを与える情報のうち隠蔽する(すべき)情報「ハワイ」が印刷されて不透明の島領域13によって隠蔽され、封筒1の不透明の島領域13には「クエスチョンマーク」が印刷される。この場合、封入物2において、当該隠蔽しない情報「100人に」「が当たる!」の下部に相当する領域に、濃い色の画像を印刷しない限り、受取人による当該隠蔽しない情報の読み取りに支障はない。一方、封入物2の印刷内容を変更することなく、当該隠蔽しない情報を自由に変更することができる。これにより、インセンティブを与える情報の一部を、例えば「100人に」から「50人に」のように変更して、同一の封入物2を何回も使用してダイレクトメールを送付することができる。
図6は封入物の封入処理図であり、本発明の封筒1への封入物2の封入方法の全体の概略を示す。
平判原紙50を用意して、図2に示すように、封筒製造装置101により封筒1を製造する。これに先立って、例えば印刷データ作成装置102から、透明窓領域12の位置を示す窓領域データ113と不透明の島領域13の位置を示す島領域データ114が、封筒製造装置101に提供される。これにより、封筒1において、本発明に従って、透明窓領域12及び不透明の島領域13が形成される。即ち、図1(A)及び図1(B)に示すような封筒1が製造される。なお、封筒1は定型である必要はなく、自由にその形状を定めても良い。
一方、印刷データ作成装置102は、顧客マスタ(図示せず)に格納されている顧客毎のレコードから、当該顧客の氏名及び住所を取り出して顧客データ111を作成し、また、当該顧客の属性を取り出してこれがどのような属性かを判定して、当該判定結果に基づいて個別インセンティブデータ(情報)112を作成する。封入物印刷装置103は、顧客データ111及び個別インセンティブデータ112を含む印刷情報に基づいて、印刷用紙上に所定の情報を印刷することにより、図3に示すように、封入物2を作製する。この時、顧客データ111に基づいて、受取人住所、受取人氏名が印刷される。これらは、透明窓領域12に対応する領域内の所定の位置に印刷される。また、個別インセンティブデータ112に基づいて、インセンティブを与える情報のうち隠蔽すべき情報、特に、個別インセンティブ情報が印刷される。これらは、不透明の島領域13に対応する領域即ち隠蔽すべき領域(内の所定の位置)に印刷される。これにより、図3に示すような封入物2が作製される。
この後、必要に応じて、封入物折曲げ装置104により封筒1に封入可能な形状に折り曲げた後、封入装置105により、封筒1に封入物2を封入する。この時、図4に示すように、封筒1の不透明の島領域13と封入物2の隠蔽すべき領域(図4において点線で示す)とを位置合わせしながら、封入する。即ち、当該2つの領域に関して、封入開始前に、図4の横方向(挿入方向と直交する方向)について位置合わせして封入を開始し、封筒1に封入物2を図4の矢印方向に挿入し、図4の縦方向(挿入方向)についての位置合わせができた時点で、挿入(のための移動)を停止する。この後、封筒1を封緘すれば、ダイレクトメールが完成する。
なお、封筒1への封入物2の封入方法は、図7に示すような形態で行っても良い。即ち、前述のように、封筒1及び封入物2を別々に用意する。この時、封筒1としては、図2(C)の状態までのものを用意する。また、例えば、封入物2としては、図7に示すように、切り取り線16で区切られた接着領域17を有するものを用意する。この状態で、図7に示すように、封筒1の接着領域15の一部に、封入物2の接着領域17を接着する。この工程は、例えば図2(D)に示す二つ折り製袋の工程で行う。即ち、封筒1の原型の裏面の左右両端の接着領域15に糊付けした後に、封筒1の原型の(不透明の島領域13の無い側の)接着領域15の一部に封入物2の接着領域17を接着し、封筒1の原型を糊付けした裏面が向かい合うように二つ折りにして接着する。この二つ折り時に、隠蔽すべき領域が不透明の島領域13により隠蔽されるように位置合わせすることにより、隠蔽すべき情報「ハワイ」を隠蔽することができる。
以上、本発明をその実施の形態により説明したが、本発明は、その主旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、印刷物からなる封入物2は、全く折り曲げない(折り畳まない)状態で、封筒1に封入するようにしてもよい。また、透明窓領域12は、封筒1の表面の第1の不透明領域11の全面に設けても(即ち、第1の不透明領域11を省略しても)良く、一部分に設けても良い。また、例えば、図1(A)において、封筒1の表面の第1の不透明領域11内に複数の透明窓領域12を分割して設けるようにしても良い。また、1個の透明窓領域12内に複数の島領域13を分割して設けるようにしても良い。また、これらを組み合わせて、封筒1の表面の第1の不透明領域11内に複数の透明窓領域12を設け、その各々の内部に複数の島領域13を分割して設けるようにしても良い。更に、図1(A)に示す封筒1の表面の第1の不透明領域11内に透明窓領域12及び島領域13を設けるのみでなく、これに加えて、図1(B)に示す封筒1の裏面の第3の不透明領域14内に透明窓領域12及び島領域13を設けるようにしても良い。この場合、封筒1の裏面の透明窓領域12に受取人及び/又は差出人等を表示するようにしても良く、この逆でも良い。
本発明によれば、封筒及び封入物封入方法において、封入物に印刷したインセンティブを与える情報を、その一部を当該封筒の透明化されない部分である不透明な島領域で覆って隠蔽した状態で、透明窓領域を通して外部から見えるように表示することができる。即ち、封筒の特性を利用して、インセンティブを与える情報の一部を手軽に隠蔽することができる。これにより、インセンティブを与える情報を封筒に印刷する手間や封筒に目隠しのための模様を印刷したり目隠しシールを貼ったりする手間が省け、また、単純にインセンティブを与える情報を全て表示するより一層ダイレクトメールを読んでもらう確率を高くして、未開封のまま廃棄されてしまうことを防止することができる。
1 封筒
2 封入物
11 第1の不透明領域
12 透明窓領域
13 不透明の島領域
14 第3の不透明領域
2 封入物
11 第1の不透明領域
12 透明窓領域
13 不透明の島領域
14 第3の不透明領域
Claims (9)
- 1枚の連続した再生紙からなる封筒であって、
当該再生紙が透明化されていない第1の不透明領域と、
当該再生紙に水溶性透明化剤を含浸することにより透明化された透明窓領域と、
当該再生紙が透明化されていない第2の不透明領域であって、前記透明窓領域の内部の一部に前記第1の不透明領域とは独立に設けられ、当該封筒に封入された封入物の一部を隠蔽する不透明の島領域とを有する
ことを特徴とする封筒。 - 前記不透明の島領域の外枠形状は、当該封筒に封入されるべき印刷物からなる封入物に印刷された内容に関連する形状である
ことを特徴とする請求項1記載の封筒。 - 封筒に封入物を封緘装置によって封入する封入物封入方法であって、
1枚の連続した再生紙からなる封筒であって、当該再生紙が透明化されていない第1の不透明領域と、当該再生紙に水溶性透明化剤を含浸することにより透明化された透明窓領域と、当該再生紙が透明化されていない第2の不透明領域であって、前記透明窓領域の内部の一部に前記第1の不透明領域とは独立に設けられ、当該封筒に封入された封入物の一部を隠蔽する不透明の島領域とを有する封筒を用意し、
印刷物からなり、その一部に隠蔽すべき領域を有する封入物を用意し、
前記封筒の内部に、前記封入物を、前記封筒の内部において前記隠蔽すべき領域が前記封筒の前記島領域に対応する位置に配置されるように封入する
ことを特徴とする封入物封入方法。 - 前記不透明の島領域の外枠形状は、前記印刷物からなる封入物に印刷された内容に関連する形状である
ことを特徴とする請求項3記載の封入物封入方法。 - 前記不透明の島領域の外枠形状は、前記印刷物からなる封入物に印刷された商品の形状である
ことを特徴とする請求項3記載の封入物封入方法。 - 前記隠蔽すべき領域には、前記印刷物からなる封入物に印刷された内容に関連する情報が印刷されており、前記不透明の島領域によって隠蔽される
ことを特徴とする請求項3記載の封入物封入方法。 - 前記隠蔽すべき領域には、インセンティブを与える情報のうち隠蔽すべき情報が印刷されており、前記不透明の島領域によって隠蔽される
ことを特徴とする請求項3記載の封入物封入方法。 - 前記隠蔽すべき領域には、インセンティブを与える情報のうち隠蔽すべき情報が印刷されており、前記不透明の島領域によって隠蔽され、
前記透明窓領域の前記不透明の島領域の周囲には、前記インセンティブを与える情報のうち隠蔽しない情報が印刷される
ことを特徴とする請求項3記載の封入物封入方法。 - 前記印刷物からなる封入物には、当該封筒の配達先である顧客を特定する情報が印刷されており、
前記隠蔽すべき領域には、前記顧客毎に異なる内容とされる個別インセンティブ情報であって当該顧客に対応する情報が印刷されており、前記不透明の島領域によって隠蔽される
ことを特徴とする請求項3記載の封入物封入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004095014A JP2005280740A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 封筒及び封入物封入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004095014A JP2005280740A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 封筒及び封入物封入方法 |
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ID=35179556
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005280740A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012171671A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Riso Kagaku Corp | 封書作成装置 |
-
2004
- 2004-03-29 JP JP2004095014A patent/JP2005280740A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012171671A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Riso Kagaku Corp | 封書作成装置 |
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