JP2005279706A - 金属管の端部縮径加工方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 縮径率が大きく、かつテーパ部のRが小さくても、座屈を生じさせることなしに所定の絞り径の縮径部を直管状に成形することができる金属管の端部縮径加工方法および装置の提供。
【解決手段】 ダイス1は、入口部11の内径が加工管(金属管)3の外径と略同径の大径直管でその内側が緩やかに縮径するテーパ部12に繋がり、その内側が揺やかに小径の直管部13に繋がる加工穴を有し、マンドレル2は、ダイス1の加工穴における小径の直管部13の内径より加工管3の肉厚の2倍強だけ小径の外径に形成された本体部21と、該本体部21より小径の軸部22とで構成され、ダイス1の加工穴内において軸方向相対移動可能な状態に設けられている。
【選択図】 図2
【解決手段】 ダイス1は、入口部11の内径が加工管(金属管)3の外径と略同径の大径直管でその内側が緩やかに縮径するテーパ部12に繋がり、その内側が揺やかに小径の直管部13に繋がる加工穴を有し、マンドレル2は、ダイス1の加工穴における小径の直管部13の内径より加工管3の肉厚の2倍強だけ小径の外径に形成された本体部21と、該本体部21より小径の軸部22とで構成され、ダイス1の加工穴内において軸方向相対移動可能な状態に設けられている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、金属管の端部を縮径してテーパ部と直管状の縮径部を形成する金属管の端部縮径加工方法および装置に関する。
従来、上述のように金属管の端部を縮径してテーパ部と直管状の縮径部を塑性加工する方法としては、一般に金型による口絞り工法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この加工方法は、図4に示すように、入口部の内径が加工管100の外径と略同径の大径直管101でその内側が緩やかに縮径するテーパ部102に繋がり、その内側が揺やかに小径の直管部103に繋がる加工穴104を有するダイスを用い、加工穴104内へ加工管100を押し込むことにより、テーパ部102に沿って加工管100の端部を縮径してテーパ部と直管状の縮径部を塑性加工するようにしている。
ところが、この従来の加工方法では、縮径率が大きく、ダイスのテーパ部102のRが小さいと、所定の絞り径の縮径部を直管状に成形することができなくなるという問題があった。
そこで、図4に示すような現象を回避するために、図5(イ)に示すように、小径の直管部103内にマンドレル106を装着した金型もある。
しかしながら、マンドレル106を用いる加工方法では、加工管100が小径の直管部103とマンドレル106との間の隙間に入り込むのに大きな抵抗がかかるため、図5(ロ)に示すように、加工管100がダイスの入口において座屈し易くなるという問題がある。
また、加工管100が小径の直管部103とマンドレル106との間の隙間に入り込む際の抵抗を小さくするために、図6に示すように、テーパ部102のRを大きくすると、テーパ部102の長さが長くなる分だけ小径の直管部103が短くなるため、加工管100の全長を伸ばさなければならなくなるという問題がある。
本発明の解決しようとする課題は、縮径率が大きく、かつテーパ部のRが小さくても、座屈を生じさせることなしに所定の絞り径の縮径部を直管状に成形することができる金属管の端部縮径加工方法を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の金属管の端部縮径加工方法は、入口部の内径が加工管の外径と略同径の大径直管でその内側が緩やかに縮径するテーパ部に繋がり、その内側が揺やかに小径の直管部に繋がる加工穴を有し、該加工穴内にはマンドレルが内装されたダイスの前記加工穴内へ金属管を挿入し、前記ダイスに対し前記金属管を相対的に押し込むことにより該金属管の端部を縮径してテーパ部と直管状の縮径部を形成する金属管の端部縮径加工方法において、前記マンドレルの本体部を前記テーパ部まで移動させた状態で前記ダイスの加工穴に対し前記金属管を相対的に押し込むことにより該金属管の端部を縮径してテーパ部と縮径部を形成した後、前記マンドレルを前記小径の直管部内へ引き込むことにより、前記縮径部を直管状に成形するようにしたことを特徴とする手段とした。
請求項2に記載の金属管の端部縮径加工装置は、入口部の内径が加工管の外径と略同径の大径直管でその内側が緩やかに縮径するテーパ部に繋がり、その内側が揺やかに小径の直管部に繋がる加工穴を有するダイスと、該ダイスにおける加工穴内に内装されたマンドレルとを備えた金属管の端部縮径加工装置において、前記マンドレルが前記ダイスの加工穴内において軸方向相対移動可能に設けられていることを特徴とする手段とした。
請求項1記載の金属管の端部縮径加工方法では、上述のように、前記マンドレルの本体部をテーパ部まで移動させた状態でダイスの加工穴に対し金属管を相対的に押し込むことにより該金属管の端部を縮径してテーパ部と縮径部を形成させることにより、縮径率が大きく、かつテーパ部のRが小さくても、座屈を生じさせることなしにテーパ部および小径部を形成することができ、その後に、マンドレルを小径の直管部内へ引き込むことにより、所定の絞り径の縮径部を直管状に成形することができるようになるという効果が得られる。
請求項2に記載の金属管の端部縮径加工装置では、前記マンドレルがダイスの加工穴内において軸方向相対移動可能に設けられることにより、マンドレルの本体部をテーパ部まで移動させた状態でダイスの加工穴に対し金属管を相対的に押し込むことにより該金属管の端部を縮径してテーパ部と縮径部を形成した後、マンドレルを小径の直管部内へ引き込むことにより、縮径部を直管状に成形することができるようになる。
従って、縮径率が大きく、かつテーパ部のRが小さくても、座屈を生じさせることなしに所定の絞り径の縮径部を直管状に成形することができるようになるという効果が得られる。
従って、縮径率が大きく、かつテーパ部のRが小さくても、座屈を生じさせることなしに所定の絞り径の縮径部を直管状に成形することができるようになるという効果が得られる。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例の金属管の端部縮径加工方法および装置は、請求項1および2に記載の発明に対応する。
まず、この実施例の金属管の端部縮径加工方法および装置を図面に基づいて説明する。
まず、この実施例の金属管の端部縮径加工方法および装置を図面に基づいて説明する。
図1〜3はこの実施例の金属管の端部縮径加工方法および装置を示す断面図である。
この金属管の端部縮径加工装置は、ダイス1と、マンドレル2とを主な構成として備えている。
この金属管の端部縮径加工装置は、ダイス1と、マンドレル2とを主な構成として備えている。
さらに詳述すると、前記ダイス1は、入口部11の内径が加工管(金属管)3の外径と略同径の大径直管でその内側が緩やかに縮径するテーパ部12に繋がり、その内側が揺やかに小径の直管部13に繋がる加工穴を有している。
前記マンドレル2は、前記ダイス1の加工穴における小径の直管部13の内径より加工管3の肉厚の2倍強だけ小径の外径に形成された本体部21と、該本体部21より小径の軸部22とで構成されている。
そして、前記マンドレル2は、ダイス1の加工穴内において軸方向相対移動可能な状態に設けられている。
そして、前記マンドレル2は、ダイス1の加工穴内において軸方向相対移動可能な状態に設けられている。
次に、この実施例の加工装置を用いた金属管の端部縮径加工方法を図1に基づいて説明する。
この実施例の金属管の端部縮径加工装置は上述のように構成されるため、まず、図1(イ)、(ロ)に示すように、マンドレル2の本体部21をダイス1のテーパ部12まで移動させた状態でダイス1の加工穴に対し入口部11から加工管3を相対的に押し込むことにより、該加工管3の端部を縮径してテーパ部31と縮径部32を形成する。
この実施例の金属管の端部縮径加工装置は上述のように構成されるため、まず、図1(イ)、(ロ)に示すように、マンドレル2の本体部21をダイス1のテーパ部12まで移動させた状態でダイス1の加工穴に対し入口部11から加工管3を相対的に押し込むことにより、該加工管3の端部を縮径してテーパ部31と縮径部32を形成する。
次に、図2(ハ)、(ニ)に示すように、マンドレル2を小径の直管部13内へ引き込むことにより、縮径部32をその内側から小径の直管部13の内面に沿うように押圧し、これにより、該縮径部32を直管状に成形する。
次に、図3(ホ)、(ヘ)に示すように、マンドレル2の本体部21を縮径部32より引き抜くと共に、成形された加工管3をダイス1の加工穴から引き抜くことにより、テーパ部31と直管状の縮径部32を有する金属管の加工を完了する。
次に、図3(ト)に示すように、マンドレル2の本体部21をダイス1のテーパ部12まで移動させることにより、次の加工の準備を完了する。
以上詳細に説明してきたように、この実施例の金属管の端部縮径加工装置では、上述のように、マンドレル2の本体部21がダイス1の加工穴内において軸方向相対移動可能に設けられることにより、マンドレル2の本体部21をダイス1のテーパ部12まで移動させた状態でダイス1の加工穴に対し加工管3を相対的に押し込むことにより、該加工管3の端部を縮径してテーパ部31と縮径部32を形成した後、マンドレル2の本体部21を小径の直管部13内へ引き込むことにより、縮径部32を直管状に成形することができるようになる。
従って、縮径率が大きく、かつテーパ部31のRが小さくても、座屈を生じさせることなしに所定の絞り径の縮径部32を直管状に成形することができるようになるという効果が得られる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、固定されたダイス1に対し、加工管3およびマンドレル2を相対移動させるようにしたが、いずれを移動させるかは任意であり、例えば、ダイス1側を移動させるようにしてもよい。
例えば、実施例では、固定されたダイス1に対し、加工管3およびマンドレル2を相対移動させるようにしたが、いずれを移動させるかは任意であり、例えば、ダイス1側を移動させるようにしてもよい。
1 ダイス
11 入口部
12 テーパ部
13 小径の直管部
2 マンドレル
21 本体部
22 軸部
3 加工管(金属管)
31 テーパ部
32 縮径部
11 入口部
12 テーパ部
13 小径の直管部
2 マンドレル
21 本体部
22 軸部
3 加工管(金属管)
31 テーパ部
32 縮径部
Claims (2)
- 入口部の内径が加工管の外径と略同径の大径直管でその内側が緩やかに縮径するテーパ部に繋がり、その内側が揺やかに小径の直管部に繋がる加工穴を有し、該加工穴内にはマンドレルが内装されたダイスの前記加工穴内へ金属管を挿入し、前記ダイスに対し前記金属管を相対的に押し込むことにより該金属管の端部を縮径してテーパ部と直管状の縮径部を形成する金属管の端部縮径加工方法において、
前記マンドレルの本体部を前記テーパ部まで移動させた状態で前記ダイスの加工穴に対し前記金属管を相対的に押し込むことにより該金属管の端部を縮径してテーパ部と縮径部を形成した後、前記マンドレルを前記小径の直管部内へ引き込むことにより、前記縮径部を直管状に成形するようにしたことを特徴とする金属管の端部縮径加工方法。 - 入口部の内径が加工管の外径と略同径の大径直管でその内側が緩やかに縮径するテーパ部に繋がり、その内側が揺やかに小径の直管部に繋がる加工穴を有するダイスと、該ダイスにおける加工穴内に内装されたマンドレルとを備えた金属管の端部縮径加工装置において、
前記マンドレルが前記ダイスの加工穴内において軸方向相対移動可能に設けられていることを特徴とする金属管の端部縮径加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004096553A JP2005279706A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 金属管の端部縮径加工方法および装置 |
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JP2004096553A Withdrawn JP2005279706A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 金属管の端部縮径加工方法および装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007050337A1 (de) | 2007-10-18 | 2009-04-23 | Thyssenkrupp Steel Ag | Formgestauchter Hohlkörper |
CN113600638A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-11-05 | 宁波金田铜管有限公司 | 一种异径管件加工工艺 |
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2004
- 2004-03-29 JP JP2004096553A patent/JP2005279706A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102007050337B4 (de) * | 2007-10-18 | 2009-12-31 | Thyssenkrupp Steel Ag | Formgestauchter Hohlkörper |
US9283602B2 (en) | 2007-10-18 | 2016-03-15 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Process and apparatus for producing a hollow body, and hollow body |
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