JP2005279476A - 有害物質の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 短時間で環境基準以下の濃度に容易に下げ、かつ二次汚染物質などの発生を抑制する。
【解決手段】 汚染物質4を洗浄する。前記洗浄により汚染物質から分離した有害物質を、水の比重を閾値として分離する。前記分離された有害物質をそれぞれ捕捉する。また、洗浄している前記汚染物質に清浄な空気を接触させて曝気することにより、水の比重より軽い前記有害物質を、汚染物質及び洗浄水から気液分離する。そして、気液分離した有害物質、洗浄水中に含まれる有害物質を濾過フィルタにより気相吸着或は液相吸着により捕捉する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ゴミ処理場などに集積された汚染土壌或は産業廃棄物に含まれる有害物質を除去する有害物質の処理方法に関する。
ゴミ処理場などに集積された汚染土壌或は産業廃棄物などには、毒物,劇物などの有害物質が含まれている。これらの汚染土壌或は産業廃棄物などは、高度経済成長期に多く発生しており、最近、健康への影響,次世代への影響などが叫ばれるようになっている。
そこで、土壌汚染をめぐる社会的状況の変化から、土壌汚染対策の機運が高まり、土壌汚染対策法案が2002年2月に閣議決定され、土壌汚染対策法が2003年2月15日から施行されている。
ゴミ処理場などに集積された汚染土壌或は産業廃棄物などに含まれる有害物質を除去する有害物質の処理方法が各種開発されている。
ところで、有害物質に含まれる揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds;VOC)は油脂類の溶解能力が高く、しかも、分解しにくく化学物資として安定して燃えにくい性質などの性質がある。そのため、1970年代には理想の洗浄剤として産業界に普及した。ところが、最近、揮発性有機化合物(VOC)は、吸入による頭痛やめまい、腎障害或は癌の発生などを引き起す可能性があることが指摘されている。また、揮発性有機化合物(VOC)は大気・水域,地下水汚濁の原因となるほか、住宅の室内空気汚染物質としても注目され、TVOC(総有害物質)という概念も提唱されている。例えば揮発性有機化合物の現状の分解技術としては、地下水揚水法,土壌ガス吸引法などがあり、短期間で環境基準以下の濃度に下げる試みが行われている。
また、揮発性有機化合物(VOC)としては、常温で揮発しやすい化合物であり、トリクロロエチレンやトラクロロエチレン,ホルムアルデヒト,トルエン,ベンゼン,キシレンなどのさまざまな物質が存在する。上述した土壌汚染対策法においても、上述した揮発性有機化合物が指定基準規制の対象となっている。
次に、揮発性化合物の濃度を指定基準濃度以下に下げるための方法について例を掲げて説明する。
環境浄化技術 2003.9 Vol.2. NO.9 第1頁〜第4頁 環境浄化技術 2003.9 Vol.2. NO.9 第25頁〜第26頁 環境浄化技術 2003.9 Vol.2. NO.9 第27頁〜第29頁 環境浄化技術 2003.9 Vol.2. NO.9 第30頁〜第32頁
先ず、嫌気バイオ法について説明する。この嫌気バイオ法は、地下水に栄養剤として有機物(食品添加物),窒素,燐等の栄養塩類を添加する方法である。この方法によれば、テトラクロロエチレン,トリクロロエチレンがエチレン,エタンまでに還元され、無害化される。
しかしながら、前記嫌気バイオ法は、特定の揮発性有機化合物の処理に有効であるが、すべての揮発性有機化合物の処理を対象としたものではない。
次に、原位置酸化分解法がある。この原位置酸化分解法は、汚染地下水を対象とするものであり、汚染地下水に過マンガン酸カルウムなどの酸化剤を注入し、酸化反応を利用する酸化分解技術である。この方法は、トリクロロエチレンを二酸化炭素と塩化物イオンとに分解し、二酸化マンガンを生成して安定化させる方法である。
しかしながら、この方法は、トリクロロエチレンの処理に有効であるが、すべての揮発性有機化合物の処理を対象としたものではない。
次いで、鉄粉法がある。この方法は、汚染土壌に特殊鉄粉を添加,混合することにより、金属鉄がもつ還元力により脱塩素化して無害なエチレン,エタンに分解し、浄化する方法である。
この方法は、安全性が高いものであるが、使用済み鉄粉の処理が新たな問題として浮上する可能性がある。
また、焼却処理法やマルチバリア工法がある。しかしながら、焼却処理法は、低温処理によるダイオキシン類の発生が問題となり、また、マルチバリア工法は複合汚染の地下水対策技術であり、総合対策の点で問題がある。
最近、有力な方法としてホットソイル法が開発されている。この方法は、汚染された土壌を対象とするものであり、汚染された土壌に水と生石灰とを混合し、水和反応熱により、揮発性有機化合物を揮発分離するものである。ここに、水和反応とは、生石灰と水とが発熱反応し、約70〜90℃に温度上昇する現象をいう。また、ホットソイルの添加量は、対土壌比で20%が最適である。前記揮発分離した揮発性有機化合物を、活性炭などによる吸着処理により捕捉している。この場合、外部環境から隔離されたテント内で24時間静置して養生させている。
しかしながら、ホットソイル法は、水和反応を利用するものであるため、その反応により生じる発熱の処理を解決しなければならず、二次公害などを生じさせてしまうという問題がある。また、このホットソイル法は、水和反応を伴うために汚染土壌の対策に有効であるが、産業廃棄物のように反応熱を加えた場合に新たな問題が生じる場合に適用することが困難な場合もある。
本発明は、短時間で環境基準以下の濃度に容易に下げることが可能であり、かつ二次汚染物質などの発生を抑制することができる有害物質の処理方法を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明に係る有害物質の処理方法は、汚染土壌及び汚染産業廃棄物などの汚染物質を洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程を経て汚染物質から分離した有害物質を、水の比重を閾値として比重の軽重に基いて分離する分離工程と、前記分離工程にてそれぞれ分離された有害物質を捕捉する捕捉工程とを有することを特徴とするものである。ここに、有害物質には、VOCや土壌汚染対策法の指定規制対象の物質が含まれる。
本発明によれば、洗浄工程において、汚染物質を洗浄し、次に、前記洗浄工程を経て汚染物質から分離した有害物質を、水の比重を閾値として比重の軽重に基いて分離する。
次で、捕捉工程において、前記分離工程にてそれぞれ分離された有害物質を捕捉する。
したがって、本発明によれば、洗浄工程にて洗浄することにより、水の比重を閾値として比重の軽重に基いて有害物質を分類して汚染物質から除去することができる。更に、水の比重を閾値として有害物質を分類するため、分類された有害物質毎に適切に処理することができる。
しかも、水の比重を閾値として有害物質を捕捉するため、凡そ汚染土壌及び産業廃棄物に含まれる全ての有害物質を処理することができる。
また、本発明においては、有害物質が分離された清浄物質を再生用資材として回収する工程を含む構成とすることが可能である。
したがって、本発明によれば、有害物質が分離された洗浄土壌及び洗浄産業廃棄物を再生用資材として回収するため、これらの資材を有効利用することができる。しかも、回収した土壌及び産業廃棄物を再生利用しても、環境に影響を与えることがないものである。
また、本発明において、水の比重より軽い有害物質を分離するにあたっては、洗浄している汚染土壌及び汚染産業廃棄物に清浄な空気を接触させて曝気することにより、汚染土壌及び汚染産業廃棄物並びに洗浄水から気液分離することが可能である。
また、本発明において、水の比重より重い有害物質を分離するに当っては、汚染物質を洗浄している洗浄水に水の比重より重い有害物質を含ませて回収することが可能である。
したがって、本発明によれば、水和反応熱の発生を防止することができ、発熱現象に伴う問題を生じさせることがない。さらに、汚染土壌及び汚染産業廃棄物に清浄空気を接触曝気する、或は洗浄水に水の比重より重い比重の有害物質を含ませるという簡単な構成により、有害物質を分離することができ、ランニングコストを大幅にダウンさせることができる。水の比重より軽い比重の揮発性有機化合物は、汚染土壌及び汚染産業廃棄物を洗浄することにより、分離することができるものである。さらに、洗浄中の汚染土壌及び汚染産業廃棄物に清浄な空気を接触させて曝気することにより、水の比重より軽い比重の揮発性有機化合物をより効率的に気液分離することができる。
この場合、水の比重より重い比重の有害物質を含む洗浄水を濾過フィルタに通すことにより、有害物質を濾過フィルタに捕捉することが可能である。したがって、本発明によれば、洗浄水に含まれる有害物質を容易に捕捉することができ、ランニングコストを大幅にダウンさせることができる。
この場合、水の比重より重い比重の前記有害物質を捕捉した前記濾過フィルタを焼却処分することにより、当該有害物質を無害化する。したがって、本発明によれば、有害物質を捕捉した濾過フィルタを焼却処分することにより、トラップした有害物質を簡単にかつ安全に処理することができる。
さらに本発明においては、洗浄水に含まれる有害物質、或は気液分離した有害物質を濾過フィルタに細孔構造及び化学構造により捕捉している。また濾過フィルタの浄化剤の細孔構造,化学構造,還元剤+酸化剤の組合せにより有害物質を捕捉するようにしてもよいものである。
したがって、本発明によれば、粒状活性炭塔を備えた排ガス処理装置を付設する必要がなく、ランニングコストを低減することができる。さらに本発明によれば、浄化剤として特殊な金属等の化学物を使用するとことがないため、使用済みの濾過フィルタを最終処分する際に有毒ガスを発生されることがなく、安全に濾過フィルタを処分することができる。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。
図1に示すように、本発明の有害物質の処理方法を実施するための処理システムは、掘削装置1と、密閉式散水システム装置2と、濾過フィルタとから構成されている。これらの濾過フィルタの詳細な構成は図2及び図6にそれぞれ図示している。
掘削装置1は、汚染土壌及び汚染産業廃棄物4を掘削し、これらの汚染土壌及び汚染産業廃棄物4をベルトコンベア5により密閉式散水システム装置2に搬送するようになっている。以下、汚染土壌及び汚染産業廃棄物4などのように処理対象となる物質を汚染物質という。
この場合、汚染物質が拡散するのを防止するため、化学連続壁処理を施すことが望ましいものである。この化学連続壁処理は図8及び図9に示すように、汚染物質4を物理的に連続壁6にて取り囲み、この連続壁6から外部に流出させない、或は化学的にトラップし、無害化する処理である。具体的に説明すると、例えば黒鉛(竹炭,木炭)などをボールミルにより超微細に粉砕することにより、吸着能力を高めた高浸透カーボンを形成する。或は、この高浸透カーボンに代えて、或はこの高カーボンに混合して、活性炭や化学的中和剤(例えば、生石灰)を用いる。この化学的中和剤としては、超微粒子化された鉄粉及び/又はカーボン粉,カルシウム系物質(生石灰とカルシウム,貝化石と炭酸カルシウムなど),シラス(火山噴出物)などからなる混合物又は混合溶液を用いことができる。
一方、汚染物質4が存在する領域の四方に連続した縦穴7を形成する。この縦穴7の下端部は図9に示すように、不透水層8に達する深さまで掘下げて穴あけする。その理由は、汚染物質4から分離した有害物質が下方に侵入して地下水に混入するのを不透水層8が阻止するから、有害物質は不透水層8に沿って横方向に拡大するのを化学連続壁6により阻止するためである。
前記高浸透カーボン或は活性炭や化学的中和剤を自然環境を損わない生分解性プラスチックに混合し、これらの混合物を前記縦穴4内に流し込み、養生して化学連続壁6を形成する。この化学連続壁6により汚染物質4の境界部分を清浄な土壌から隔離する。ここに、前記生分解性プラスチックとしては、ポリエチレン又はポリプロピレンに澱粉及び/又はポリビニルアルコールを混合した化合物を用いることができる。
この化学連続壁6は、汚染物質4が拡散するのを阻止すると共に、汚染物質4に接触して、化学連続壁6に含有する高カーボン,活性炭により有害物質を捕捉する、或は化学的中和剤により無害化する。
密閉式散水システム装置2は、密閉された空間を有しており、この密閉空間2a内に、通気性を有するコンベア9a,9bを横向きに設置している。このコンベア9a,9bは上下に複数段設置されている。そして、上段のコンベア9aにより汚染物質4を横方向に例えば左方向から右方向に横送りし、その送り端にて下段のコンベア9bに落下搬送するようになっている。下段のコンベア9bは、上段のコンベア9aから送られた汚染物質を横方向に例えば右方向から左方向に横送りする。これらの動作を繰り返して行い、上段のコンベア9aと下段のコンベア9bとの組合せにより、汚染物質4を横送りしながら密閉空間2a内を上方から下方に搬送する。これらのコンベア9a,9bは、汚染物質4を支持するコンベア面が洗浄水を通過させ、汚染物質4を支持するスノコ状の構造になっている。
本発明においては、汚染物質4に含まれる有害物質を水の比重を閾値として比重の軽重に基いて分離するようになっている。先ず、水の比重より重い比重の有害物質を分離する場合について説明する。水の比重より重い比重の有害物質は、汚染物質を洗浄水により洗浄したときに、微細な汚染物質と混在した状態で洗浄水に含まれる、及び/又は洗浄水中に溶解した状態で存在する。この性質を利用して水の比重より重い比重の有害物質を分離するために、上下のコンベア9a,9bにより汚染物質4を横送りする際に、揚水ポンプ10により清浄水(河川水)或は地下水を揚水し、コンベア9a,9bで横送りされている汚染物質4に散水ノズル10aから散水し、汚染物質4を洗浄するようになっている。水の比重より重い比重の有害物質は洗浄水により洗浄された際に、汚染物質と混在して洗浄水に含まれた状態、及び/又は洗浄水中に溶解した状態で密閉空間2aの底部に沈下する。したがって、汚染物質4を洗浄水により洗浄することにより、水の比重より重い比重の有害物質を分離することができる。
水の比重より重い比重の有害物質を次工程にて捕捉するために、汚染物質4を洗浄した洗浄水11を密閉空間2aの捕捉槽12に捕捉するようになっている。この捕捉槽12は密閉空間2aの底部に配置されている。そして、汚染物質4を洗浄した後の洗浄水を集積して捕捉槽12に捕捉している。
次に、水の比重より軽い比重の有害物質、特に揮発性有機化合物を気液分離する場合について説明する。水の比重より軽い比重の有害物質は揮発性を有するため、空気中に滞留する、或は気流により上昇する性質を備えている。この性質を利用して水の比重より軽い比重の有害物質を捕捉するために、ブロワー13により清浄な空気を密閉空間2a内に強制的に送込む。そして、その送込んだ空気をコンベア9a,9b上の汚染物質4に接触させて曝気することにより、洗浄されている汚染物質4に含まれている有害物質を気液分離するようになっている。この場合、ブロワー13による曝気を行わずに、コンベア9a,9bによる搬送及び散水による洗浄により気液分離が可能な場合には、このブロワー13による曝気を省略するようにしてもよいものである。
水の比重より軽い比重の有害物質を捕捉する場合について説明する。汚染物質4から気液分離した有害物質、特に揮発性有機化合物は密閉空間2a内を上昇し、密閉空間2a内の上部スペースに滞留する。そこで、密閉空間2aの上部に図2に示す濾過フィルタ14を設置している。そして、気液分離した有害物質、特に揮発性有機化合物を濾過フィルタ14により捕捉するようにしている。また、揮発性有機化合物を捕捉した後の清浄な空気は大気中に放出している。ここに、捕捉される揮発性有機化合物には、ジクロロメタン、ジクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ベンゼンなどが含まれる。
密閉空間2aの回収槽12の突出側には、一次フィルタ16(必要に応じて二次フィルタ17)が設置されている。汚染物質4を洗浄した後の洗浄水を一次フィルタ16に通して、この洗浄水中の例えば砂岩や粗粒砂などを含む微細な汚染物質を捕捉するようになっている。また、図7に示すように、一次フィルタ16を通過する微細な土壌を二次フィルタ17により捕捉して再生土壌として回収するようにしてもよいものである。
水の比重より重い比重の有害物質を捕捉する場合について説明する。水の比重より重い比重の有害物質は、その比重差により汚染土壌などと混在した状態などの態様で存在することになる。この状態に着目すると、洗浄水をフィルタリングすることにより、洗浄水を再生排水と有害物質とに分離することが可能である。そこで、水の比重より重い比重の有害物質を捕捉するために、図6に示す濾過フィルタ3を用いる。
次に、濾過フィルタ3及び濾過フィルタ14についてそれぞれ説明する。先ず濾過フィルタ14について説明する。この濾過フィルタ14は図2に示すように、濾過塔14aと、フィルタ部14bとを有している。濾過塔14aは、その上流に取入口14cを、その下流に排気口14dをそれぞれ備えており、密閉空間2a内の揮発性有毒物質を取入れて、浄化した空気を排気口14dから大気中に放出するようになっている。フィルタ部14bは、濾過塔14a内を上流と下流とに区画し、上流からの揮発性有毒物質を浄化するようになっている。
フィルタ部14bを図3および図4に基いて説明する。このフィルタ部14bは、濾過塔14a内を横切って上流の取入口14cと下流の排気口14dとを分離するのに必要な面積を有するシート14eを有している。このシート14eは、2枚の通気性シート14f,14gを袋状に縫合した構造になっている。2枚の通気性シート14f,14gの重ね合わせた外周縁部14hは熱シールなどにより熱を加えて一体に縫合され、シート14eの内部が袋状に形成されている。
シート14eは図3および図4に示すように、内部に複数の袋体14mを備えている。これらの袋体14mは、2枚の通気性シート材14f,14gに一定間隔で直線状の縫合部14nをマトリックス状に設けることにより、シート14eの内部をマトリックス状に区画して形成されている。そして、隣接する袋体14mの間は直線状の縫合部14nにより分離されている。区画形成された各袋体14m内には図4に示すように、浄化剤14pが充填されている。この場合、シート14eを形成する通気性シート材14f,14gとしては、不織布,織布などの通気性を有するシート材を用いている。
浄化剤14pを袋体14m内に充填するには次の作業工程を経て行われる。先ず浄化剤14pを通気性の袋に詰め、この袋を2枚の不織布14f、14gの間に通してシート14e内にマトリックス状に配置する。次に、直線状の縫合部14nをシート14eに形成することにより、包体14mの形成と袋体14m内への浄化剤14pの充填を行う。これにより、浄化剤14pを袋体14m内に充填する。なお、上述した浄化剤14pを袋体14m内に充填する作業は一例を示すものであり、これ以外の作業により浄化剤14pの充填作業を行うようにしてもよいものである。
浄化剤14pとしては、細孔構造及び/又は化学構造により有害物質を捕捉する浄化剤が用いられる。具体的には、細孔構造の浄化剤としては、木炭,竹炭,貝化石(珪藻土,アルミナ),ゼオライトなどの浄化剤を用いる。化学構造の浄化剤としては、シラス,二酸化チタニア,炭化チタン,苦土石灰,菱苦土鉱及び白雲母,ゼオライト,生石灰等のCaイオンを有する浄化剤,或は還元剤(鉄紛)+酸化剤などの浄化剤を用いる。なお、鉄粉(還元剤)+酸化剤の場合、酸化剤としては過マンガンカリウム(KMnO)が適している。
浄化剤14pの細孔構造は孔径によってマクロポアと、メソポアと、ミクロポアとに区別される。そして、分子が小さい有害物質(特に揮発性有機化合物)を表面積が小さいミクロポアに吸着し、分子が大きい有害物質(特に揮発性有機化合物)を表面積が大きいメソポアに吸着することにより、揮発性有機化合物を捕捉しているものと考えられる。そして、揮発性有機化合物は、揮発性有機化合物の分子と浄化剤14pの分子とがイオン結合し、吸着反応が行われて捕捉されると考えられる。なお、マクロポアは、揮発性有機化合物の分子がメソポアやミクロポアに入るための孔として作用しているものと思われる。この場合、浄化剤14pの粒子の直径が0.5mm〜5mmの範囲に設定することが望ましいものである。
また、化学構造の浄化剤14pは、その主成分CaO(実際の成分がCaCO)であり、このCaCOは水に反応しないものである。実験の結果、化学構造のCaCOの存在により、有害物質(特に揮発性有機化合物)は捕捉されていることが確められている。この場合、化学構造の浄化剤の粒子は、その直径が0.5mm〜5mmの範囲のものを用いている。この化学現象を解析する。発明者らは、この現象を解析するため、下記の推論を試みた。すなわち、CaCOは水に溶解するため、次式のように解離する。
CaCO → Ca++ + CO ――
有害物質(揮発性有機化合物)としてトリクロロエチレンを例にとって説明する。トリクロロエチレンを酸化すると、
2ClC=CHCl+6O+3HO → 4CO+HO+3Cl+H
になり、このCOがCaCOと反応して以下の捕捉状態となる。
CaCO+HCO → Ca(HCO
あるいはCaCO+CO+HO → Ca(HCO(重炭酸カルシウム)、つまり可溶になる。
上述したCaOがトリクロロエチレンを捕捉する原理は、次のように考えられる。すなわち、(1)Caイオンの存在により、トリクロロエチレンの溶媒をCa(HCOの生成物として抽出する。(2)この抽出したCa(HCOを微細粒子の表面にイオン結合による吸着反応によりトラップする。
この考え方からすると、Caイオンの存在により有害物質から抽出した水溶化合物、例えばCa(HCOをより有効に捕捉するには、細孔構造の微細粒子を併用することが望ましいものである。これらの2種類の微細粒子を併用することにより、化学構造の微細粒子のCaイオンにより有害物質から水溶化合物を抽出し、この抽出した水溶化合物を微細粒子の細孔構造に捕捉させることができる。
上述したように、細孔構造の微細粒子と化学構造の微細粒子とを併用する場合、細孔構造の微細粒子による捕捉率は化学構造の微細粒子よりも大きいことが実験の結果わかっている。そのため、細孔構造の微細粒子の割合を50〜70%、化学構造の微細粒子の割合を30〜70%の範囲に設定することが望ましいものである。細孔構造の微細粒子として木炭を用いた場合、シラス50%,貝化石20%,木炭10%,ゼオライト20%の割合に混合することが望ましい。なお、この混合率に限定されるものではない。要は、細孔構造の微細粒子の割合を50〜70%、化学構造の微細粒子の割合を30〜70%の範囲に設定し、細孔構造の微細粒子の機能と化学構造の微細粒子の機能とを最大限発揮させることが望ましいものである。
仕上ったシート14eは、通気性シート材14f、14gを用いた場合に、その縫合された外周縁部14h及び直線状の縫合部14nが非通気性となり、これ以外の袋体14mが通気性をもつこととなる。
フィルタ部14bのシート14eは図5(a)に示すように、濾過塔14a内を上流と下流とに区画するのに十分な面積の寸法に裁断される。或は、シート14eは図5(b)に示すように、その寸法がモジュール化され、そのモジュール化された寸法をもつ複数のシート14eを連結具14qにより連結して面状に組合せることにより、濾過塔14a内を上流と下流とに区画するのに十分な面積の寸法にもつシートして形成される。なお、濾過体14bは、濾過塔14a内に設置される通気性の棚部14rに支えられて、取入口14cと排気口14dとの間を分離区画する位置に設置される。さらに、フィルタ部14bを多段に渡って積層する場合には、上下に位置するフィルタ部14bの浄化剤14pを内包した袋体14mを横方向にずらせることにより、揮発した有害物質が通過しようとする濾過塔14aの流路を完全に浄化剤14pが塞ぐようにする。
次に濾過フィルタ3を図6に基いて説明する。この濾過フィルタ3は図6に示すように、トラップ槽3aとフィルタ部3bとを有している。フィルタ部3bの構成は図3及び図4に示した構成と同様である。このフィルタ部3bは図6に示すように、通気性を有する棚部3cに支えられてトラップ槽3a内に多段に渡って積層して設置される。この濾過膜体3bの積層枚数は適宜設定され、これらのフィルタ部3bは、フィルタ16(又はフィルタ17)を通した洗浄水18に含まれる水の比重より重い比重の有害物質を捕捉するようになっている。またトラップ槽3aは、その底部に排水口3dが設けられている。
フィルタ16を通した洗浄水をトラップ槽3aに送込むと、洗浄水がフィルタ部3bを通ってトラップ槽3aの排水口3dから排水される。洗浄水がフィルタ部3bを通る際に、洗浄水中の有害物質がフィルタ部3bの浄化剤14pと接触して捕捉される。そして、フィルタ部3bの浄化剤14pにより有害物質が除去された洗浄水は、フィルタ部3bを通ってトラップ槽3aの排水口3dから槽外に排水される。この排水された洗浄水は、有害物質が除去されたものであるから集水して、これを再生排水として放流する。ここに、トラップされる有害物質には、揮発性有機化合物のトリクロロエチレン,テトラクロロエチレン(いずれの比重も1.5〜1.6付近の成分を含む)などが含まれる。
フィルタ部3b,14bは、有害物質のトラップ量が増加して濾過能力が低下した時点で新しいものと交換する。その交換した古いフィルタ部3b,14bは焼却処分して、有害物質を無害化する。
次に、図1に示すシステムを使用して有害物質を処理する方法について説明する。本発明に係る有害物質の処理方法は基本的に汚染物質4を洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程を経て土壌及び産業廃棄物4から分離した有害物質を、水の比重を閾値として比重の軽重に基いて分離する分離工程と、前記分離工程にてそれぞれ分離された有害物質を捕捉する捕捉工程とを実行することを特徴とするものである。次に、各工程における処理内容を図1〜図3に基いて具体的に説明する。
(洗浄工程S1)
図1に示すように、VOCなどの有害物質で汚染された汚染土壌及び産業廃棄物を掘削する(図7参照)。ここで、VOCは、常温で揮発する化合物であるため、掘削するにあたっては十分に注意する必要がある。例えば、VOCを吸着するシート或はマットにて掘削する部分を隔離することが望ましいものである。この場合、汚染物質4が拡散するのを防止するために図4及び図5に示すように、汚染物質4を物理的に連続壁6にて取り囲み、この連続壁6から外部に流出させない、或は化学的に捕捉し、無害化する処理を行う(図7参照)。
掘削した汚染土壌及び産業廃棄物4をコンベア5により、密閉式散水システム装置2に搬送する。
密閉式散水システム装置2に搬入された汚染物質4を上段のコンベア9aにより横方向に例えば左方向から右方向に横送りし、その送り端にて下段のコンベア9bに落下搬送する。下段のコンベア9bに移送された汚染物質4を横方向に例えば右方向から左方向に横送りする。これらの動作を繰り返して行い、上段のコンベア9aと下段のコンベア9bとの組合せにより、汚染物質4を横送りしながら密閉空間2a内を上方から下方に搬送する。
上下のコンベア9a,9bにより汚染物質4を横送りする際に、揚水ポンプ10により清浄水(河川水)或は地下水を揚水し、コンベア9a,9bで横送りされている汚染物質4に散水ノズル10aから散水し、汚染物質4を洗浄する。また、前記有害物質が除去された洗浄土壌及び洗浄産業廃棄物4aを再生用資材として回収する(図1参照)。
(分離工程S2)
上述した洗浄工程S1にて行われる動作、すなわち、上下のコンベア9a,9bにより汚染物質4を横送りする際に、コンベア9a,9bで横送りされている汚染物質4に洗浄水の水圧を加えて洗浄する動作により、汚染物質4から洗い流される水の比重より重い比重の有害物質を含んだ洗浄水11を密閉空間2aの捕捉槽12に捕捉する。これにより、水の比重より重い比重の有害物質を汚染物質4から分離する。
上記動作に併せて、上下のコンベア9a,9bにより汚染物質4を横送りする際に、ブロワー13により清浄な空気を密閉空間2内に強制的に送込む。その送込んだ空気をコンベア9a,9b上の汚染物質4に接触させて曝気することにより、洗浄されている汚染物質4に含まれている有害物質を気液分離する。これにより、水の比重より軽い比重の有害物質を汚染物質4から分離する。
(捕捉工程S3)
汚染物質4から気液分離した有害物質、特に揮発性有機化合物は密閉空間2a内を上昇し、密閉空間2a内の上部スペースに滞留する。前記気液分離した有害物質、特に揮発性有機化合物を濾過フィルタ14のフィルタ部14bにより捕捉する(図2参照)。濾過フィルタ14により揮発性有機化合物をトラップした後の清浄な空気は大気中に放出する(図2参照)。
密閉空間2aに設置した回収槽12に回収された、汚染物質4を洗浄した後の洗浄水を一次フィルタ16に通して、この洗浄水の中に含まれている砂岩や粗粒砂などを捕捉する(図7参照)。その捕捉後の洗浄水を濾過フィルタ部3のトラップ槽3a内に搬入する(図6参照)。
汚染物質を洗浄した洗浄水を濾過フィルタ3に送込むと、洗浄水がフィルタ部3bを通過しようとする。洗浄水がフィルタ部3bを通過する際に、洗浄水中の有害物質がフィルタ部3bの浄化剤(符号14pに対応する)と接触する。この場合、フィルタ部3bの浄化剤はポーラス構成になっているときに、そのポーラスの毛細構造により有害物質を気相吸着して捕捉する。また浄化剤がCaOを有する構成である場合、CaOと有害物資との化学反応により有害物質を液相吸着して捕捉する。フィルタ部3bを透過してトラップ槽3aの排水口3dから槽外に排水された洗浄水を集水して、これを再生排水として放流する。
以上説明したように本発明によれば、水の比重を閾値として、水の比重より軽い比重の有害物質を気液分離し、かつ、水の比重より重い比重の有害物質をそれぞれ濾過フィルタにて捕捉するため、公害等が問題となる凡その有害物質を確実に処理することができる。
さらに濾過フィルタは、浄化剤の細孔構造により有害物質を気相吸着する、又は浄化剤のCaイオンと有害物質との化学反応により液相吸着して、それぞれ有害物質を捕捉するものであるから、有害物質の捕捉に要するランニングコストを低減することができる。
本発明に係る有害物質の処理方法を実施するためのシステムを示す構成図である。 本発明において、汚染土壌から揮発した有害物質を捕捉するための限外フィルタを示す断面図である。 本発明に用いるフィルタ部を示す斜視図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 (a),(b)は、フィルタ部のシートを組合せる態様を示す平面図である。 本発明において、洗浄水に含まれる有害物質を捕捉するための限外フィルタを示す断面図である。 本発明に係る有害物質の処理方法を示すフローチャートである。 本発明に用いる化学連続壁の設置状態を示す平面図である。 本発明に用いる化学連続壁の設置状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 掘削装置
2 密閉式散水システム装置
3 濾過フィルタ
3b 濾過膜体
4 汚染物質(汚染土壌及び汚染産業廃棄物など)
10a 散水ノズル
13 ブロワー
14 濾過フィルタ
14a フィルタ部

Claims (7)

  1. 汚染土壌及び汚染産業廃棄物などの汚染物質を洗浄する洗浄工程と、
    前記洗浄工程を経て前記汚染物質から分離した有害物質を、水の比重を閾値として比重の軽重に基いて分離する分離工程と、
    前記分離工程にてそれぞれ分離された有害物質を捕捉する捕捉工程と、
    を有することを特徴とする有害物質の処理方法。
  2. 前記有害物質が除去された清浄物質を再生用資材として回収する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の有害物質の処理方法。
  3. 洗浄している前記汚染物質に清浄な空気を接触させて曝気することにより、水の比重より軽い前記有害物質を、汚染物質及び洗浄水から気液分離することを特徴とする請求項1に記載の有害物質の処理方法。
  4. 前記汚染物質を洗浄した洗浄水に含まれる水の比重より重い有害物質を濾過フィルタに捕捉することを特徴とする請求項1に記載の有害物質の処理方法。
  5. 汚染物質から気液分離した有害物質を濾過フィルタに捕捉することを特徴とする請求項3に記載の有害物質の処理方法。
  6. 前記濾過フィルタの浄化剤の細孔構造及び化学構造により有害物質を捕捉することを特徴とする請求項4又は5に記載の有害物質の処理方法。
  7. 前記濾過フィルタの浄化剤の細孔構造,化学構造,還元剤+酸化剤の組合せにより有害物質を捕捉することを特徴とする請求項4又は5に記載の有害物質の処理方法。
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